JP2007298792A - 液体表示装置用偏光板貼り付け装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 実用的で取り扱いや管理が簡単で適確にLCDガラスパネル表面へ偏光板の接着剤面を貼り付けられるLCD用偏光板貼り付け装置を提供すること。
【解決手段】 このLCD用偏光板貼り付け装置の場合、可搬用脚付き台座による装置本体5上に載置されたLCDガラスパネル4表面に対し、偏光板貼り付け機構の貼り付けローラ31により偏光板1における接着剤の無い表面側を押圧回転(回転方向は時計回り)して偏光板1の接着剤面を密着させて貼り付ける際、偏光板1の貼り付けに先立ってセパレータ巻取り機構のセパレータ巻取りローラ6によりセパレータ2を巻き取って接着剤面をむき出し状態にし、偏光板1の接着剤面におけるLCDガラスパネル4表面への貼り付けを貼り付けローラ31によりセパレータ2の巻取りに追従して行う。補強ローラ32は、貼り付けローラ31に接触して反転(回転方向は反時計回り)し、偏光板1の撓みを抑制する。
【選択図】 図1
【解決手段】 このLCD用偏光板貼り付け装置の場合、可搬用脚付き台座による装置本体5上に載置されたLCDガラスパネル4表面に対し、偏光板貼り付け機構の貼り付けローラ31により偏光板1における接着剤の無い表面側を押圧回転(回転方向は時計回り)して偏光板1の接着剤面を密着させて貼り付ける際、偏光板1の貼り付けに先立ってセパレータ巻取り機構のセパレータ巻取りローラ6によりセパレータ2を巻き取って接着剤面をむき出し状態にし、偏光板1の接着剤面におけるLCDガラスパネル4表面への貼り付けを貼り付けローラ31によりセパレータ2の巻取りに追従して行う。補強ローラ32は、貼り付けローラ31に接触して反転(回転方向は反時計回り)し、偏光板1の撓みを抑制する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主として接着剤の塗布により偏光板に貼り合わされたセパレータを剥がして接着剤面をむき出しにした状態で液体表示装置(以下、LCDとする)ガラスパネル面に対して貼り付ける際に適用されると共に、偏光板からセパレータを剥がす機能と偏光板を貼り付ける機能とを同時に合わせ持ったLCD用偏光板貼り付け装置に関する。
近年、デジタル家電の新規市場ではLCDTVが登場し、今後大きな需要が見込まれている。これに伴い、LCDTVに用いられるLCDガラスパネルのサイズを拡大させるための競争において覇権が争われているが、その反面、高価なLCDガラスパネルの修理技術が遅れていることにより、先行した大型LCDガラスパネルの偏光板に対する修理を自動化する装置を開発し、効率良く傷付いた表示画面を交換するための修理技術が求められている。
こうした修理技術では、大型LCDガラスパネル用偏光板の接着剤面(糊面)に貼り付けてあるセパレータの巻取りを自動化するための装置を具現化することが技術上において重要視されている。
具体的に言えば、周知の修理技術の場合、先ず図7に示されるようなセパレータ2が接着剤により貼り付けられている偏光板1について、図8に示されるように偏光板1の一端側からセパレータ2を人手により剥がして取り除き、偏光板1に塗布された接着剤をむき出しにした状態としておく。
図9は、上述したセパレータ2を完全に剥がした後の偏光板1をLCDガラスパネル4に貼り付けるためのLCD用偏光板貼り付け装置(開発・製品化済みであるが、文献公知に係る発明でないもの)の基本構成を示した側面図である。
このLCD用偏光板貼り付け装置は、可搬用脚付き台座による装置本体5上の所定位置にLCDガラスパネル4を載置し、貼り付けローラ3により偏光板1における接着剤の無い表面側を押圧回転(回転方向は時計回り)することにより、LCDガラスパネル4表面に対して接着剤がむき出しにされた偏光板1の接着剤面を密着させて貼り付けを行うようになっている。因みに、偏光板1はLCDガラスパネル4に入射する光の1波長を選択するためのもので、LCDガラスパネル4にとっては不可欠なものである。
上述したLCD用偏光板貼り付け装置の場合、貼り付けローラを用いて偏光板を貼り付ける機能のみを有するものであり、偏光板のセパレータをLCDガラスパネル表面に貼り付ける前に予め人手により剥がして取り除き、偏光板に塗布された接着剤をむき出し状態にしておく作業を要すること、換言すれば、手作業による偏光板に対するセパレータの剥がし工程と貼り付けローラを用いたLCDガラスパネル表面に対する偏光板の接着剤面の貼り付け工程とが別段階として行われることにより、LCDガラスパネル表面への偏光板の接着剤面の貼り付けに至るまでに偏光板のむき出された接着剤面に微小な塵埃が付着し易く、こうしたときにはLCD表示画面上に黒い点の表示として視認されてしまう不具合になるため、修理技術に係る作業環境に細心の注意を要し、塵埃に対する十分な対策管理が必要となってしまい、結果として実用上で取り扱い難く、管理上においても細心の注意を要する煩雑さを解消し難いという問題がある。
本発明は、このような問題点を解決すべくなされたもので、その技術的課題は、実用的で取り扱いや管理が簡単で適確にLCDガラスパネル表面へ偏光板の接着剤面を貼り付けられるLCD用偏光板貼り付け装置を提供することにある。
本発明によれば、接着剤の塗布により偏光板に貼り合わされたセパレータを剥がして該接着剤面をむき出しにした状態でLCDガラスパネル面に対して貼り付ける際に適用されるLCD用偏光板貼り付け装置において、偏光板の貼り付けに際して自動的に回転駆動して該偏光板における接着剤面をLCDガラスパネル面に対して押圧しながら貼り付ける貼り付けローラを含む偏光板貼り付け機構と、偏光板の貼り付けに先立ってセパレータを巻き取って接着剤面をむき出し状態とするセパレータ巻取りローラを含むセパレータ巻取り機構とを備えたLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
又、本発明によれば、上記LCD用偏光板貼り付け装置において、セパレータ巻取り機構は、セパレータ巻取りローラの回転を補正するために電圧制御されるヒステリシスクラッチを備えたLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
更に、本発明によれば、上記何れかのLCD用偏光板貼り付け装置において、セパレータ巻取りローラは、貼り付けローラの軸受け部の移動量に同期して回転駆動されるLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
加えて、本発明によれば、上記何れか一つのLCD用偏光板貼り付け装置において、貼り付けローラに用いられるゴムの硬度(JIS K 6253)は、40度から50度の範囲であるLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
一方、本発明によれば、上記何れか一つのLCD用偏光板貼り付け装置において、セパレータ巻取りローラと貼り付けローラとは、伝達手段の介在により同期駆動されるLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
他方、本発明によれば、上記何れか一つのLCD用偏光板貼り付け装置において、セパレータ巻取り機構は、セパレータ巻取りローラに連動して移動すると共に、セパレータの引き剥がし張力を一定にさせるためのセパレータ補助支柱を備えたLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
又、本発明によれば、上記何れか一つのLCD用偏光板貼り付け装置において、偏光板貼り付け機構は、貼り付けローラの移動距離を制御するモータと、貼り付けローラの移動距離を定位置で停止させるカウンタ機能を持つ制御ボックスとを備えたLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
更に、本発明によれば、上記何れか一つのLCD用偏光板貼り付け装置において、偏光板貼り付け機構は、貼り付けローラに接触して反転すると共に、偏光板の撓みを抑制するための補強ローラを備えたLCD用偏光板貼り付け装置が得られる。
本発明のLCD用偏光板貼り付け装置の場合、偏光板の貼り付けに先立ってセパレータを巻き取って接着剤面をむき出し状態とするセパレータ巻取りローラを含むセパレータ巻取り機構を備えると共に、偏光板の接着剤面におけるLCDガラスパネル表面への貼り付けを偏光板貼り付け機構の貼り付けローラによりセパレータの巻取りに追従して行うため、従来装置を用いた場合のように偏光板をLCDガラスパネル表面に貼り付ける前に予め人手によりセパレータを剥がして取り除いて接着剤をむき出し状態にしておく必要がなく、LCDガラスパネル表面への偏光板の接着剤面の貼り付けに至るまでの所用時間が短くなると共に、その間に偏光板のむき出された接着剤面に微小な塵埃が付着し難くなり、結果として実用的で偏光板の取り扱いや管理が簡単となり、しかも適確にLCDガラスパネル表面へ偏光板の接着剤面を貼り付けられるようになる。換言すれば、偏光板をLCDガラスパネルに貼り付ける際のセパレータの剥がしが自動化されることにより、事前にセパレータを剥がすことがなく業務の効率化が図られ、付着する塵埃も防ぐことが可能となる他、液晶TV(LCDTV)に代表される大型LCDガラスパネルを対象として偏光板を貼り付けるときに1人による作業が可能となって業務を効率化できることにより、特に大型LCDガラスパネルの修理技術分野で多大な便宜が図られるようになる。
本発明の最良の形態に係るLCD用偏光板貼り付け装置は、接着剤の塗布により偏光板に貼り合わされたセパレータを剥がして接着剤面をむき出しにした状態でLCDガラスパネル面に対して貼り付ける際に適用されるものにおいて、偏光板の貼り付けに際して自動的に回転駆動して偏光板における接着剤面をLCDガラスパネル面に対して押圧しながら貼り付ける貼り付けローラを含む偏光板貼り付け機構と、偏光板の貼り付けに先立ってセパレータを巻き取って接着剤面をむき出し状態とするセパレータ巻取りローラを含むセパレータ巻取り機構とを備えたものである。
但し、このLCD用偏光板貼り付け装置の場合、セパレータ巻取り機構は、セパレータ巻取りローラの回転を補正するために電圧制御されるヒステリシスクラッチを備えること、或いはそのセパレータ巻取りローラは、貼り付けローラの軸受け部の移動量に同期して回転駆動されること、更に貼り付けローラに用いられるゴムの硬度(JIS K 6253)は、40度から50度の範囲であることがそれぞれ好ましい。又、セパレータ巻取りローラと貼り付けローラとは、伝達手段の介在により同期駆動されることが好ましい。更に、セパレータ巻取り機構については、セパレータ巻取りローラに連動して移動すると共に、セパレータの引き剥がし張力を一定にさせるためのセパレータ補助支柱を備えたことが好ましい。加えて、偏光板貼り付け機構については、貼り付けローラの移動距離を制御するモータと、貼り付けローラの移動距離を定位置で停止させるカウンタ機能を持つ制御ボックスとを備えたこと、更に貼り付けローラに接触して反転すると共に、偏光板の撓みを抑制するための補強ローラを備えたことがそれぞれ好ましい。
以下は、本発明のLCD用偏光板貼り付け装置について、幾つかの具体的な実施例を挙げ、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るLCD用偏光板貼り付け装置の概略構成を示した側面図である。
この偏光板貼り付け装置は、図9に示した周知装置と比べ、可搬用脚付き台座による装置本体5上の所定位置にLCDガラスパネル4を載置し、貼り付けローラ31により偏光板1における接着剤の無い表面側を押圧回転(回転方向は時計回り)することにより、LCDガラスパネル4表面に対して接着剤がむき出しにされた偏光板1の接着剤面を密着させて貼り付けを行う基本構成自体は同様に持たされているが、ここでは偏光板1の貼り付けに際して自動的に回転駆動して偏光板1における接着剤面をLCDガラスパネル4面に対して押圧しながら貼り付ける貼り付けローラ31を含む偏光板貼り付け機構を備える他、特に偏光板1の貼り付けに先立ってセパレータ2を巻き取って接着剤面をむき出し状態とするセパレータ巻取りローラ6を含むセパレータ巻取り機構を備えた点を特色としている。
このうち、偏光板貼り付け機構は、貼り付けローラ31に接触して反転すると共に、偏光板1の撓みを抑制するための補強ローラ32を備える他、貼り付けローラ31及び補強ローラ32を共通して取り付けるための取り付け板33と、取り付け板33内の貼り付けローラ31及び補強ローラ32をLCDガラスパネル4表面側に対して適度に加圧するための押し付けシリンダ34とを備えている。又、装置本体5上に載置されたLCDガラスパネル4については、偏光板1との間で位置合せするための縁端41が定められる。更に、偏光板1については、LCDガラスパネル4表面上に対して接着剤を保護するためのセパレータ2を下向きになるように配置する。偏光板1における偏光層は、例えば約0.2mm厚さのクラレ社が開発したポリビニルアルコール(PVA)フィルム及び一般的なトリアセテート(TAC)フィルム層である場合を例示でき、更に偏光層は、表面を傷や打痕に対して保護するための表面保護フィルムと、接着剤の乾燥を保護するためのセパレータ2とで挟まれた構成とし、両素材の何れについても主として約0.1mm厚さのポリエステルフィルムを使用する場合を例示できる。
セパレータ巻取り機構におけるセパレータ巻取りローラ6は、自動駆動される貼り付けローラ31による偏光板1の接着剤面のLCDガラスパネル4表面上に対する貼り付けに先立ち、セパレータ2を剥がしながら剥がされる部分に露呈される偏光板1の接着剤面をLCDガラスパネル4の表面上へ貼り付けられるように貼り付けローラ31へと受け渡す。因みに、セパレータ巻取りローラ6と貼り付けローラ31とは、歯車,ベルト等の伝達手段の介在により同期駆動されるようになっている。
即ち、このLCD用偏光板貼り付け装置を使用する場合、先ず装置本体5上で偏光板1の端辺をLCDガラスパネル4の縁端41に位置合わせし、次に偏光板1のセパレータ2の先端を別途接着テープによりセパレータ巻き取りローラ6に固定した後、貼り付けローラ31を偏光板1上の縁端41に接触させながら自動的に回転駆動させ、偏光板1の接着剤面とLCDガラスパネル4面とを貼り付けローラ31に対する押し付けローラ34のエアーシリンダ押し圧力により貼り付ける。
このLCD用偏光板貼り付け装置では、LCDガラスパネル4としてTV用に代表される40インチ〜50インチのサイズの大型LCDを対象としており、貼り付けローラ31の押し付け時に撓みを抑止するために同径の補強ローラ32を貼り付けローラ31上部に配置させている。補強ローラ32は、貼り付けローラ31に接触されるもので、貼り付けローラ31の回転により反対方向へ摩擦回転する。これらの貼り付けローラ31及び補強ローラ32は、共通の取り付け板33により各々ベアリング軸受け部で取り付けられ、上述した押し付けローラ34のエアーシリンダによる押し圧力が取り付け板33の上部を押圧する構成となっている。これにより、貼り付けローラ31の軸径を太くしたとしても、1本の回転駆動系にした場合に発生する軸方向の撓みが無くなり、気泡及びムラのない平坦な貼り付けが可能となる。
図2は、このLCD用偏光板貼り付け装置に備えられるセパレータ巻取り機構の細部を示した上面図である。
ここでのセパレータ巻取り機構は、貼り付けローラ31の軸受け部の移動量に同期して回転駆動される円形のセパレータ巻き取りローラ6と、セパレータ巻き取りローラ6を支える軸受け部11と、セパレータ巻取りローラ6の回転を補正するために電圧制御されるヒステリシスクラッチ7とを備える他、モータ9、モータ9に結合される変速ギヤヘッド10、及びヒステリシスクラッチ7への専用とする直流(DC)電源8を備えて構成されている。
このように、軸受け部11で支えられたセパレータ巻取りローラ6をヒステリシスクラッチ7に連動させ、貼り付けローラ31の回転駆動に同期した回転を与える構造とする。ヒステリシスクラッチ7への制御は、装置外部の電圧コントロール機能として働くDC電源8によりセパレータ2の接着力に対応してトルク伝達及び回転数レベルを変化させることができる。ヒステリシスクラッチ7は、トルク伝達を非接触で行い、正確な精度を必要とする張力制御や速度制御に優れたヒステリシス特性を持つもので、励磁電流に追随したトルクを正確に発生させることができ、且つ機械的な接触部分がない伝達・遮断機構となっている。又、駆動源となるモータ9から所望の回転を得るための変速ギヤヘッド10を介してヒステリシスクラッチ7に必要な回転数が伝達され、これによってセパレータ巻取りローラ6でセパレータ2を巻き取る速さと貼り付けローラ3が前進する速度とのバランスを適度に保つことが可能となる。
因みに、ここでの貼り付けローラ31は、直径Φが40mmの金属製芯棒にゴムライニングされたものとし、ゴム硬度(JIS K 6253)はLCDガラスパネル4面への押し圧力を試行して45度のものを採用(40度〜50度の間であれば良い)した。又、セパレータ巻き取りローラ6は、試行の結果として直径Φが20mmの円形断面金属棒とした。
図3は、このLCD用偏光板貼り付け装置に備えられる偏光板貼り付け機構及びセパレータ巻取り機構の基本動作を説明するために示した要部の拡大模式図である。
ここでは、偏光板1の接着剤面をLCDガラスパネル4の表面上に貼り付けるとき、偏光板貼り付け機構における貼り付けローラ31が反時計回り(左回り)に回転駆動[補強ローラ32の方は時計回り(右回り)に回転駆動]して偏光板1の接着剤面とは反対の面を押圧しながらLCDガラスパネル4の表面上に接着剤面を貼り付ける際、それに先立ってセパレータ巻取り機構におけるセパレータ巻取りローラ6が時計回り(右回り)に回転駆動してセパレータ2を巻取りした様子を示している。
図4は、この実施例1に係るLCD用偏光板貼り付け装置に備えられる偏光板貼り付け機構及びセパレータ巻取り機構の動作機能を説明するために示したフローチャートである。
ここでは、偏光板貼り付け機構とセパレータ巻取り機構とにおける動作機能上の系統図を示しているが、具体的には、偏光板貼り付け機構の場合、DCモータ,定速回転を得るためのギヤヘッドで構成され、セパレータ巻取り機構の場合、基本的にはDCモータ9,ギヤヘッド(変速ギヤヘッド10),及びヒステリシスクラッチ7で構成される他、ヒステリシスクラッチ7の回転を制御するための外部に設置されるDC電源8が加わる。
特にセパレータ巻取り機構では、偏光板1におけるセパレータ2の大きさにより剥がし張力が異なるため、貼り付けローラ31の回転に合わせてセパレータ巻き取りローラ6の回転を変化させる必要があるため、DC電源8を人手により制御(電圧調整)しながらヒステリシスクラッチ7の励磁を変化させることにより、セパレータ巻き取りローラ6の回転を貼り付けローラ31の回転に同期させる構成とする。
図5は、本発明の実施例2に係るLCD用偏光板貼り付け装置に備えられる偏光板貼り付け機構及びセパレータ巻取り機構の基本動作を説明するために示した要部の拡大模式図である。
この実施例2に係るLCD用偏光板貼り付け装置は、先の実施例1に係る装置と比べ、セパレータ巻取り機構として、セパレータ巻取りローラ6と偏光板1との間にセパレータ補助支柱となる円形金属棒12が配置されており、この円形金属棒12がセパレータ巻取りローラ31に連動して移動すると共に、セパレータ2の引き剥がし張力を一定とするように働かせる点が相違している。
具体的に言えば、偏光板1の接着剤面をLCDガラスパネル4の表面上に貼り付けるとき、偏光板貼り付け機構における貼り付けローラ31が反時計回り(左回り)に回転駆動[補強ローラ32の方は時計回り(右回り)に回転駆動]して偏光板1の接着剤面とは反対の面を押圧しながらLCDガラスパネル4の表面上に接着剤面を貼り付け、それに先立ってセパレータ巻取り機構におけるセパレータ巻取りローラ6が時計回り(右回り)に回転駆動してセパレータ2を巻取りする際、金属棒12により偏光板1とセパレータ2との剥がし距離は一定となり、偏光板1への剥がし張力が一定になることにより、貼り付けローラ31による偏光板1の接着剤面への貼り付けがムラ無く行われる様子を示している。又、セパレータ巻取りローラ6の回転でセパレータ2が剥がされる際の張力により偏光板1がセパレータ巻取りローラ6側に倒れ込まないという動作上の改善も可能になる。因みに、セパレータ2は短辺の長さに応じて巻き剥がし張力が変化するため、DC電源8の窓にはセパレータ2の短辺長さに対応した巻き取りトルクについてトルク表示することが好ましい。
図6は、この実施例2に係るLCD用偏光板貼り付け装置の概略構成を示した側面図である。
実施例2に係るLCD用偏光板貼り付け装置は、先の実施例1に係る装置と比べ、偏光板貼り付け機構として、貼り付けローラ31の移動距離を制御するモータ13と、貼り付けローラ31の移動距離を定位置で停止させるカウンタ機能を持つ制御ボックス15とを備える他、貼り付けローラ31の移動にはモータ13からのトルク伝達にギヤヘッドを介して送りネジ14に接続して行い、制御ボックス15のICカウンタ機能に従ってLCDガラスパネル4の長辺サイズに対応した移動距離を送りネジ14の回転数により制御する機能を構築した点においても相違している。尚、ここでのモータ13からのトルク伝達には、ベルトとギヤヘッドとを用いて構成しても同じ作用効果(機能)が得られる。
本発明のLCD用偏光板貼り付け装置は、液晶TV(LCDTV)に代表される大型LCDガラスパネルの修理技術分野で偏光板に不注意に傷を付けてしまったとき等の偏光板の貼り替え修理に好適である他、タッチパネルの貼り付けにも適用可能である。
1 偏光板
2 セパレータ
3,31 貼り付けローラ
4 LCDガラスパネル
5 装置本体
6 セパレータ巻取りローラ
7 ヒステリシスクラッチ
8 直流(DC)電源
9,13 モータ
10 変速ギヤヘッド
11 軸受け部
12 金属棒
14 送りネジ
15 制御ボックス
32 補強ローラ
2 セパレータ
3,31 貼り付けローラ
4 LCDガラスパネル
5 装置本体
6 セパレータ巻取りローラ
7 ヒステリシスクラッチ
8 直流(DC)電源
9,13 モータ
10 変速ギヤヘッド
11 軸受け部
12 金属棒
14 送りネジ
15 制御ボックス
32 補強ローラ
Claims (8)
- 接着剤の塗布により偏光板に貼り合わされたセパレータを剥がして該接着剤面をむき出しにした状態で液体表示装置ガラスパネル面に対して貼り付ける際に適用される液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記偏光板の貼り付けに際して自動的に回転駆動して該偏光板における前記接着剤面を前記液体表示装置ガラスパネル面に対して押圧しながら貼り付ける貼り付けローラを含む偏光板貼り付け機構と、前記偏光板の貼り付けに先立って前記セパレータを巻き取って前記接着剤面をむき出し状態とするセパレータ巻取りローラを含むセパレータ巻取り機構とを備えたことを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記セパレータ巻取り機構は、前記セパレータ巻取りローラの回転を補正するために電圧制御されるヒステリシスクラッチを備えたことを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1又は2記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記セパレータ巻取りローラは、前記貼り付けローラの軸受け部の移動量に同期して回転駆動されることを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1〜3の何れか一つに記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記貼り付けローラに用いられるゴムの硬度(JIS K 6253)は、40度から50度の範囲であることを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1〜4の何れか一つに記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記セパレータ巻取りローラと前記貼り付けローラとは、伝達手段の介在により同期駆動されることを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1〜5の何れか一つに記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記セパレータ巻取り機構は、前記セパレータ巻取りローラに連動して移動すると共に、前記セパレータの引き剥がし張力を一定にさせるためのセパレータ補助支柱を備えたことを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1〜6の何れか一つに記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記偏光板貼り付け機構は、前記貼り付けローラの移動距離を制御するモータと、前記貼り付けローラの移動距離を定位置で停止させるカウンタ機能を持つ制御ボックスとを備えたことを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
- 請求項1〜7の何れか一つに記載の液体表示装置用偏光板貼り付け装置において、前記偏光板貼り付け機構は、前記貼り付けローラに接触して反転すると共に、前記偏光板の撓みを抑制するための補強ローラを備えたことを特徴とする液体表示装置用偏光板貼り付け装置。
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JP2005309371A (ja) * | 2004-03-26 | 2005-11-04 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光学フイルム貼着装置及び方法 |
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- 2006-05-01 JP JP2006127264A patent/JP2007298792A/ja active Pending
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