JP2007291937A - 車両用熱交換器の保護部材構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】 各チューブを確実に保護できると同時に車両斜め前方からコア部へ向かう攻撃物とコア部の衝突を防止できる車両用熱交換器の保護部材構造の提供。
【解決手段】 車両用熱交換器1のコア部2が交互に配置された複数のチューブ5とアウターフィン6で構成されると共に、このコア部2の前面に保護部材20が設けられた車両用熱交換器1の保護部材構造において、保護部材20が、コア部2の各チューブ5の前方側を覆った状態で該チューブ5の長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部2へ向かう攻撃物Xと該コア部2との衝突を防止する保護部21を備えることとした。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両用熱交換器1のコア部2が交互に配置された複数のチューブ5とアウターフィン6で構成されると共に、このコア部2の前面に保護部材20が設けられた車両用熱交換器1の保護部材構造において、保護部材20が、コア部2の各チューブ5の前方側を覆った状態で該チューブ5の長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部2へ向かう攻撃物Xと該コア部2との衝突を防止する保護部21を備えることとした。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用熱交換器の保護部材構造に関する。
従来、交互に配置された複数のチューブとフィンで構成されたコア部の前面に保護部材が設けられた車両用熱交換器の保護部材構造の技術が公知になっている(特許文献1参照)。
特開2000−52752号公報
しかしながら、従来の発明にあっては、保護部材が複数のルーバで構成されていたため、車両前方からルーバの傾斜角度に沿って斜め上方に向かう攻撃物がルーバの隙間を介してチューブに衝突する可能性が高いという問題点があった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、その目的とするところは、各チューブを確実に保護できると同時に車両斜め前方からコア部へ向かう攻撃物とコア部の衝突を防止できる車両用熱交換器の保護部材構造を提供することである。
本発明の請求項1記載の発明では、交互に配置された複数のチューブとフィンでコア部が構成されると共に、このコア部の前面に保護部材が設けられた車両用熱交換器の保護部材構造において、前記保護部材が、コア部の各チューブの前方側を覆った状態で該チューブの長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部へ向かう攻撃物と該コア部との衝突を防止する保護部を備えることを特徴とする。
本発明の請求項1記載の発明にあっては、交互に配置された複数のチューブとフィンでコア部が構成されると共に、このコア部の前面に保護部材が設けられた車両用熱交換器の保護部材構造において、前記保護部材が、コア部の各チューブの前方側を覆った状態で該チューブの長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部へ向かう攻撃物と該コア部との衝突を防止する保護部を備えるため、各チューブを確実に保護できると同時に車両斜め前方からコア部へ向かう攻撃物とコア部の衝突を防止できる。
以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
以下、実施例1を説明する。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称して説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用熱交換器の保護部材構造を示す全体正面図、図2は同右側面図(ルーバは省略)、図3は本実施例1の車両用熱交換器の正面図、図4は本実施例1のチューブを説明する図、図5は本実施例1のインナーフィンを説明する図、図6は本実施例1のエンボス部を説明する図である。
図7は本実施例1の車両用熱交換器の内部を説明する側断面図(インナーフィンは省略)、図8は本実施例1の保護部材の正面図、図9は同背面図、図10は同右側面図、図11は図8のS11−S11線における断面図であり、保護部の断面形状を説明する図、図12は作用を説明する図である。
図1、2に示すように、本実施例1では車両用熱交換器1と、この車両用熱交換器1の前方側に配置された保護部材20が備えられている。
図3に示すように、車両用熱交換器1は、過給機付きエンジンにおいて、過給の効果を十分に引き出すために、圧縮した吸入空気を車両走行風またはファンの強制風で冷却する所謂空冷式インタークーラであって、コア部2と、吸入ポート3と、排出ポート4が備えられている。
なお、車両前後方向及び車幅方向を前後方向及び左右方向と称して説明する。
図1は本発明の実施例1の車両用熱交換器の保護部材構造を示す全体正面図、図2は同右側面図(ルーバは省略)、図3は本実施例1の車両用熱交換器の正面図、図4は本実施例1のチューブを説明する図、図5は本実施例1のインナーフィンを説明する図、図6は本実施例1のエンボス部を説明する図である。
図7は本実施例1の車両用熱交換器の内部を説明する側断面図(インナーフィンは省略)、図8は本実施例1の保護部材の正面図、図9は同背面図、図10は同右側面図、図11は図8のS11−S11線における断面図であり、保護部の断面形状を説明する図、図12は作用を説明する図である。
図1、2に示すように、本実施例1では車両用熱交換器1と、この車両用熱交換器1の前方側に配置された保護部材20が備えられている。
図3に示すように、車両用熱交換器1は、過給機付きエンジンにおいて、過給の効果を十分に引き出すために、圧縮した吸入空気を車両走行風またはファンの強制風で冷却する所謂空冷式インタークーラであって、コア部2と、吸入ポート3と、排出ポート4が備えられている。
コア部2は、交互に配置された複数のチューブ5とアウターフィン6で構成され、図4に示すように、各チューブ5は最中状に重ねられる皿状の一対のシェル7,8と、この一対のシェル7,8の間に介装されるインナーフィン9で構成されている。
両シェル7,8のうち、シェル7の長手方向両端部には上方に開口する環状突起部7aが形成され、シェル8の長手方向両端部には下方に突出する円筒状の環状突起部8aがそれぞれ形成されている。
両シェル7,8のうち、シェル7の長手方向両端部には上方に開口する環状突起部7aが形成され、シェル8の長手方向両端部には下方に突出する円筒状の環状突起部8aがそれぞれ形成されている。
インナーフィン9は、図5に示すような複数の柱部9aがチューブ5の長手方向と平行になるように配置された所謂オフセットフィンが採用される他、図4に示すようにシェル7,8の各環状突起部7a,8aと同軸上に開口部9bが形成されている。なお、インナーフィン9はオフセットフィンに限らず、波状のフィンでも良い。
また、図6に示すように、シェル7,8の環状突起部7a,8aに近接した位置には内側へ半円球状に窪んだエンボス部10が前後方向に離間して形成されると共に、これら両シェル7,8が重ねられた際にインナーフィン9が各エンボス部10により押圧された状態で位置決めされるようになっている。
さらに、図4に示すように、チューブ5におけるシェル7の環状突起部7aの外径W1は、シェル8の環状突起部8aの内径W2よりも小さく形成されており、これによって、図7に示すように、波状のアウターフィン6を介在させた状態で隣り合うチューブ5の環状突起部8aと環状突起部7aを嵌合させて複数積層することによりコア部2が形成されている。
また、図6に示すように、シェル7,8の環状突起部7a,8aに近接した位置には内側へ半円球状に窪んだエンボス部10が前後方向に離間して形成されると共に、これら両シェル7,8が重ねられた際にインナーフィン9が各エンボス部10により押圧された状態で位置決めされるようになっている。
さらに、図4に示すように、チューブ5におけるシェル7の環状突起部7aの外径W1は、シェル8の環状突起部8aの内径W2よりも小さく形成されており、これによって、図7に示すように、波状のアウターフィン6を介在させた状態で隣り合うチューブ5の環状突起部8aと環状突起部7aを嵌合させて複数積層することによりコア部2が形成されている。
また、コア部2の最外端のチューブ5aの両端部の環状突起部7aには、円筒状の吸入ポート3と排出ポート4が挿入された状態で設けられる一方、コア部2の最外端のチューブ5bの両端部の環状突起部8aは省略されて塞がれた状態となっている。
従って、コア部2の一方側には、各チューブ5の一端側に連通し、且つ、吸入ポート3に連通する入口通路R1が形成され、コア部2の他方側には、各チューブ5の他端側に連通し、且つ、排出ポート4に連通する出口通路R2が形成されている。
その他、本実施例1のアウターフィン6には波の頂部と谷部との間に複数のルーバ6a(図12参照)が形成されているが、この限りでない。
また、本実施例1の車両用熱交換器1を構成する全ての構成部材はアルミ製であり、各構成部材が接合する接合部のうち、少なくとも一方側にはろう材から成るクラッド層(ブレージングシート)が設けられ、これらは予め仮組みされた状態で図外の加熱炉に搬送されて熱処理されることにより各接合部が一体的にろう付け固定されている。
なお、車両用熱交換器1の詳細な部位の形状、形成数、形成位置等については適宜設計変更可能である。
なお、車両用熱交換器1の詳細な部位の形状、形成数、形成位置等については適宜設計変更可能である。
図8〜10に示すように、保護部材20は車両用熱交換器1のコア部2の長手方向の長さと同じ長さを有する複数の保護部21と、各保護部21の両端部同士を上下方向に結合する結合部22,23を備えて樹脂で一体的に形成されている。
図2に示すように、各保護部21は車両用熱交換器1のコア部2の各チューブ5にそれぞれ対応した位置に設けられる他、図11に示すように、車両前方側に先細りした頂点21a部分を有する三角形断面形状に形成され、これによって隣接する保護部21同士における後端部21b同士間の開口幅W3が前端部21a同士間の開口幅W4よりも小さくなっている。
また、各保護部21の前後方向の寸法H、後面21dの上下方向の寸法W、頂点21aの角度αは適宜設定できるが、少なくとも上記寸法Wは車両用熱交換器2のチューブ5の上下方向の寸法以上の長さとなっている。
また、各保護部21の前後方向の寸法H、後面21dの上下方向の寸法W、頂点21aの角度αは適宜設定できるが、少なくとも上記寸法Wは車両用熱交換器2のチューブ5の上下方向の寸法以上の長さとなっている。
さらに、図9、10に示すように、結合部22,23の後面には後方へ円柱状に突出した固定部24が複数(本実施例では3カ所)形成されると共に、各固定部24の先端には上下方向に突出した円柱状のピン24a,24bが形成されている。
そして、各固定部24のピン24a,24bが車両用熱交換器2のそれぞれ対応するシェル7,8のエンボス部10に嵌合されることにより、車両用熱交換器1のコア部2の前方側に保護部材20が固定されている(図2参照)。
従って、各エンボス部10の内側でインナーフィン9を押圧して位置決めできると同時に、各エンボス部10の外側に固定部24のそれぞれ対応するピン24a,24bを嵌合させて固定できるようになっている。
また、この際、保護部材20の各保護部21がそれぞれ対応するチューブ5を覆う他、隣接する保護部21の後端部21b同士間にそれぞれ対応するアウターフィン6が配置されることとなる。
従って、各エンボス部10の内側でインナーフィン9を押圧して位置決めできると同時に、各エンボス部10の外側に固定部24のそれぞれ対応するピン24a,24bを嵌合させて固定できるようになっている。
また、この際、保護部材20の各保護部21がそれぞれ対応するチューブ5を覆う他、隣接する保護部21の後端部21b同士間にそれぞれ対応するアウターフィン6が配置されることとなる。
なお、本実施例1では車両用熱交換器1の各チューブ5と保護部材20との間には僅かな隙間W5(図12に参照)が形成されているが、これら両者は当接させても良い。
次に、作用を説明する。
このように構成されたインタークーラは、図7に示すように、図外の過給機で圧縮された160℃前後の吸入空気(波線矢印で図示)が、吸入ポート3から入口通路R1に流入し、各チューブ5内を流通して出口通路R2に流入する間に、アウターフィン6を介して車両走行風または図外のファンによる強制風と熱交換して40℃前後まで冷却された後、排出ポート4から排出されてエンジンへ流入する。
このように構成されたインタークーラは、図7に示すように、図外の過給機で圧縮された160℃前後の吸入空気(波線矢印で図示)が、吸入ポート3から入口通路R1に流入し、各チューブ5内を流通して出口通路R2に流入する間に、アウターフィン6を介して車両走行風または図外のファンによる強制風と熱交換して40℃前後まで冷却された後、排出ポート4から排出されてエンジンへ流入する。
この際、図12に示すように、上記車両走行風または図外のファンによる強制風Zは、各保護部21の頂点21aから上下方向に分かれて各傾斜部21dに沿ってそれぞれ対応するアウターフィン6へスムーズに進入する。
従って、各保護部21は上記風Zをアウターフィン6へスムーズに導く導風機能を果たすことができる。
また、前方からコア部2へ飛んできた飛び石等の攻撃物を保護部21で保護でき、チューブ5の破損・亀裂を防止できる。
この際、斜め前方から所定の角度α1で攻撃物Xがコア部2へ向かって飛んできた場合にも保護部5でコア部2、特にコア部2のチューブ5を確実に保護できる。
また、上記攻撃物Xが角度α1よりも小さい角度、つまり、水平方向に近い角度でコア部2へ飛んできた場合は、各保護部21同士間を通過しようとするが、前述したように、隣接する保護部21同士における後端部21b同士間の開口幅W3が前端21c同士間の開口幅W4よりも小さくなっているため、開口幅W3よりも大きな攻撃物が保護部21同士間を通過する虞がなく、コア部2の損傷を最小限に留めることができる。
また、例え開口幅W3よりも小さい攻撃物であっても該攻撃物はアウターフィン6に衝突するため、チューブ5が破損する虞がない。
この際、斜め前方から所定の角度α1で攻撃物Xがコア部2へ向かって飛んできた場合にも保護部5でコア部2、特にコア部2のチューブ5を確実に保護できる。
また、上記攻撃物Xが角度α1よりも小さい角度、つまり、水平方向に近い角度でコア部2へ飛んできた場合は、各保護部21同士間を通過しようとするが、前述したように、隣接する保護部21同士における後端部21b同士間の開口幅W3が前端21c同士間の開口幅W4よりも小さくなっているため、開口幅W3よりも大きな攻撃物が保護部21同士間を通過する虞がなく、コア部2の損傷を最小限に留めることができる。
また、例え開口幅W3よりも小さい攻撃物であっても該攻撃物はアウターフィン6に衝突するため、チューブ5が破損する虞がない。
次に、効果を説明する。
以上、説明したように、本実施例1の車両用熱交換器の保護部材構造にあっては、交互に配置された複数のチューブ5とアウターフィン6でコア部2が構成されると共に、このコア部2の前面に保護部材20が設けられた車両用熱交換器1の保護部材構造において、保護部材20が、コア部2の各チューブ5の前方側を覆った状態で該チューブ5の長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部2へ向かう攻撃物Xと該コア部2との衝突を防止する保護部21を備えるため、各チューブ5を確実に保護できると同時に車両斜め前方からコア部2へ向かう攻撃物Xとコア部2の衝突を防止できる。
以上、説明したように、本実施例1の車両用熱交換器の保護部材構造にあっては、交互に配置された複数のチューブ5とアウターフィン6でコア部2が構成されると共に、このコア部2の前面に保護部材20が設けられた車両用熱交換器1の保護部材構造において、保護部材20が、コア部2の各チューブ5の前方側を覆った状態で該チューブ5の長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部2へ向かう攻撃物Xと該コア部2との衝突を防止する保護部21を備えるため、各チューブ5を確実に保護できると同時に車両斜め前方からコア部2へ向かう攻撃物Xとコア部2の衝突を防止できる。
また、隣接する保護部21同士における後端部21b同士間の開口幅W3が前端部21a同士間の開口幅W4よりも小さくなるように各保護部21の断面形状を形成したため、導風効果を得ることができると共に、開口幅W3よりも大きな攻撃物の保護部21同士間への通過を防止できる。
また、各保護部21の断面形状を車両前方側に先細りした略三角形断面形状に形成したため、上記風Zを効率よく導風するのに適した形状の保護部21となる。
また、車両用熱交換器1の各チューブ5の内部にインナーフィン9を介装すると共に、このインナーフィン9を各チューブ5に設けられたエンボス部10によって位置決めし、保護部材20にエンボス部10と嵌合する固定部24を設けて該保護部材20と車両用熱交換器1を固定したため、エンボス部10をインナーフィン9の位置決めと、保護部材20の固定の両方に兼用できる。
以下、実施例2を説明する。
本実施例2において実施例1と同一形状の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
本実施例2において実施例1と同一形状の構成部材については同じ符号を付してその説明は省略し、相違点のみ詳述する。
図13は本実施例2の保護部の断面形状を説明する図である。
図13に示すように、本実施例2の車両用熱交換器の保護部材構造では、各保護部30が前方側に円弧形状を有する略半円形断面形状に形成されている点が実施例と異なる。
従って、実施例1と同様の効果を得ることができる他、保護部30に必要な材料を削減して軽量化できる上、前方側に尖った部位がないため、攻撃物が保護部30に刺さって付着する虞がないという利点を有する。
以上、本実施例を説明してきたが、本発明は上述の実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
例えば、車両用熱交換器はインタークーラに限らず、ラジエータ、コンデンサ、ラジエータとコンデンサが一体的に固設された一体型熱交換器、オイルクーラ等の一般的な全ての車両用熱交換器に適用可能である。
また、保護部の断面形状は略三角形断面形状や略半円形状に限らず、適宜設定できる。
例えば、車両用熱交換器はインタークーラに限らず、ラジエータ、コンデンサ、ラジエータとコンデンサが一体的に固設された一体型熱交換器、オイルクーラ等の一般的な全ての車両用熱交換器に適用可能である。
また、保護部の断面形状は略三角形断面形状や略半円形状に限らず、適宜設定できる。
R1 入口通路
R2 出口通路
1 車両用熱交換器
2 コア部
3 吸入ポート
4 排出ポート
5、5a、5b チューブ
6 アウターフィン
6a ルーバ
7、8 シェル
7a、8a 環状突起部
9 インナーフィン
9a 柱部
9b 開口部
10 ボス部
20 保護部材
21、30 保護部
21a 頂点
21b 後端部
21c 前端部
21d 後面
22、23 結合部
24 固定部
24a、24b ピン
R2 出口通路
1 車両用熱交換器
2 コア部
3 吸入ポート
4 排出ポート
5、5a、5b チューブ
6 アウターフィン
6a ルーバ
7、8 シェル
7a、8a 環状突起部
9 インナーフィン
9a 柱部
9b 開口部
10 ボス部
20 保護部材
21、30 保護部
21a 頂点
21b 後端部
21c 前端部
21d 後面
22、23 結合部
24 固定部
24a、24b ピン
Claims (5)
- 交互に配置された複数のチューブとフィンでコア部が構成されると共に、このコア部の前面に保護部材が設けられた車両用熱交換器の保護部材構造において、
前記保護部材が、コア部の各チューブの前方側を覆った状態で該チューブの長手方向に延在し、且つ、車両斜め前方からコア部へ向かう攻撃物と該コア部との衝突を防止する保護部を備えることを特徴とする車両用熱交換器の保護部材構造。 - 請求項1記載の車両用熱交換器の保護部材構造において、
前記隣接する保護部同士における後端部同士間の開口幅が前端部同士間の開口幅よりも小さくなるように各保護部の断面形状を形成したことを特徴とする車両用熱交換器の保護部材構造。 - 請求項1または2記載の車両用熱交換器の保護部材構造において、
前記各保護部の断面形状を車両前方側に先細りした略三角形断面形状に形成したことを特徴とする車両用熱交換器の保護部材構造。 - 請求項1または2記載の車両用熱交換器の保護部材構造において、
前記各保護部の断面形状を車両前方側に円弧形状を有する略半円形断面形状に形成したことを特徴とする車両用熱交換器の保護部材構造。 - 請求項1〜4のいずれかに記載の車両用熱交換器の保護部材構造において、
前記車両用熱交換器の各チューブの内部にインナーフィンを介装すると共に、このインナーフィンを各チューブに設けられたエンボス部によって位置決めし、
前記保護部材に前記エンボス部と嵌合する固定部を設けて該保護部材と車両用熱交換器を固定したことを特徴とする車両用熱交換器の保護部材構造。
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