JP2007287612A - コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】諸事情に配慮しつつ支持部を太くできるようにして、嵌合信頼性を高める。
【解決手段】雌ハウジング10は、相手側のフード部71に内嵌可能とされ、端子金具を収容するタワー部12と、タワー部12の外周面に対向して配される覆い壁13と、覆い壁13とタワー部12との対向空間90に位置して、支持部22を中心として撓み変形可能とされ、タワー部12とフード部71とが正規嵌合したときに、フード部71の外周面に設けられたロック受け部72に弾性係止するロックアーム11とを備える。支持部22は覆い壁13の天井内面に連結されている。したがって、支持部22を任意方向に肉盛りして太さ調整することが可能となる。
【選択図】図2
【解決手段】雌ハウジング10は、相手側のフード部71に内嵌可能とされ、端子金具を収容するタワー部12と、タワー部12の外周面に対向して配される覆い壁13と、覆い壁13とタワー部12との対向空間90に位置して、支持部22を中心として撓み変形可能とされ、タワー部12とフード部71とが正規嵌合したときに、フード部71の外周面に設けられたロック受け部72に弾性係止するロックアーム11とを備える。支持部22は覆い壁13の天井内面に連結されている。したがって、支持部22を任意方向に肉盛りして太さ調整することが可能となる。
【選択図】図2
Description
本発明は、ロックアームを備えたコネクタに関する。
ロックアーム付きのコネクタとして、以下の特許文献1に記載のものが知られている。このものは、図8に示すように、雌端子金具1を挿入可能なキャビティ2を有するタワー部3と、その周りを取り囲む外筒部4とを備えた雌コネクタであって、タワー部3の上面略中央部には支持部5が連結され、この支持部5によってロックアーム6が撓み変形可能に支持されている。ロックアーム6は、前後方向に延出する形態をなし、支持部5を中心として上下方向にシーソ状に撓み変形可能とされている。一方、相手側の雄コネクタは略筒状のフード部7を備え、フード部7内には雌端子金具1と対応して雄タブ8が突出して配され、フード部7の上面略中央部にはロック受け部9が突設されている。フード部7がタワー部3に外嵌されてタワー部3と外筒部4との隙間に進入すると、ロックアーム6の先端部がロック受け部9に乗り上がって撓み変形され、さらにフード部7が正規深さで嵌合すると、ロックアーム6が弾性復帰してロック受け部9を係止し、もって両コネクタが抜け止め状態で保持される。この正規嵌合状態では、フード部7の先端と支持部5の前面とは相互に当接または近接する位置関係にある。
特開2005−183342公報
ところで、両コネクタが未だ正規嵌合状態に至らず半嵌合状態であるときに、作業者が正規嵌合状態に至ったと勘違いして作業を終えてしまうことがある。こうしたポカを避けるため、ロックアーム6がロック受け部9を係止するのに伴って大きな打撃音(ロック音)が発生するようにし、これにより正規嵌合状態に至ったことを聴覚的に検知しようとする方策がとられることがある。これによれば、支持部5を太くして、ロックアーム6の係止方向への復帰力を大きくすることが求められる。また、支持部5を太くすることは係止状態にある両コネクタの偶発的な離脱を防止する上でも重要である。
上記において支持部5を太くしようとした場合に、支持部5の後端面に肉盛りを施すとなると、支持部5の後端からロックアーム6の後端までの距離が短くなる。しかし、ロックアーム6の後端部には両コネクタの係止状態を解除するに際し下方へ押圧操作される操作部6Aが形成されているため、この操作部6Aから支持部5までの距離が短くなると、ロックアーム6の撓み性が悪くなって係止解除時に大きな操作力が必要とされるという事情がある。
また、支持部5の前端面に肉盛りを施そうとしても、支持部5の前端面にはフード部7の先端が当接または近接するため、構造的制約により肉盛りを施すことはできないという事情がある。これに対して、タワー部3に対する支持部5の連結位置を全体的に後方へずらし、その上で支持部5の前端面に肉盛りを施せば、フード部7との干渉を回避しつつ支持部5を太くすることは可能であるが、これでは支持部5の後端位置が後退してコネクタの大型化を余儀なくされ、得策とは言えない。
本発明は、上記した諸事情に配慮しつつ支持部を太くできるようにして、嵌合信頼性を高めることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、相手コネクタのフード部に内嵌可能とされ、端子金具を収容するタワー部と、前記タワー部の外周面に対向して配される覆い壁と、前記覆い壁と前記タワー部との対向空間に位置して、支持部を中心として揺動変位可能とされ、前記タワー部と前記フード部とが正規嵌合したときに、前記フード部の外周面に設けられたロック受け部に係止するロックアームとを備え、前記支持部は、前記覆い壁の内面に連結されている構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記タワー部と前記フード部とが正規嵌合したときに、その嵌合方向と直交する方向において前記支持部は前記フード部と重複する位置にあるところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記覆い壁は、前記ロックアームを全長に亘って包囲する形態をなしているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記覆い壁は、前記ロックアームを全長に亘って包囲する形態をなしているところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
タワー部がフード部に内嵌されて正規嵌合状態になると、ロックアームが支持部を中心として揺動変位されてロック受け部に係止する。この場合に、支持部が覆い壁の内面に連結されているため、支持部を任意方向に増肉しても、その増肉部分がフード部の先端と干渉するのを回避できる。支持部を任意方向に肉盛りして太さ調整することが可能となるので、支持部を太くすることにより、ロックアームの係止方向への復帰力を大きく設定でき、嵌合信頼性を高めることができる。
タワー部がフード部に内嵌されて正規嵌合状態になると、ロックアームが支持部を中心として揺動変位されてロック受け部に係止する。この場合に、支持部が覆い壁の内面に連結されているため、支持部を任意方向に増肉しても、その増肉部分がフード部の先端と干渉するのを回避できる。支持部を任意方向に肉盛りして太さ調整することが可能となるので、支持部を太くすることにより、ロックアームの係止方向への復帰力を大きく設定でき、嵌合信頼性を高めることができる。
<請求項2の発明>
タワー部とフード部とが正規嵌合したときに、その嵌合方向と直交する方向において支持部はフード部と重複する位置にあってフード部の進入側に増肉されることが許される。従来のように支持部とフード部とが嵌合方向に並んで配されるよりも、嵌合方向におけるコネクタの小型化を図れる。
<請求項3の発明>
覆い壁がロックアームを全長に亘って包囲する形態をなしているから、覆い壁に対する支持部の連結位置をこの覆い壁の形成範囲で任意に設定することが可能となり、設計上の自由度が高められる。
タワー部とフード部とが正規嵌合したときに、その嵌合方向と直交する方向において支持部はフード部と重複する位置にあってフード部の進入側に増肉されることが許される。従来のように支持部とフード部とが嵌合方向に並んで配されるよりも、嵌合方向におけるコネクタの小型化を図れる。
<請求項3の発明>
覆い壁がロックアームを全長に亘って包囲する形態をなしているから、覆い壁に対する支持部の連結位置をこの覆い壁の形成範囲で任意に設定することが可能となり、設計上の自由度が高められる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態は防水コネクタFを例示するものであり、雌端子金具30、雌ハウジング10、シール部材40を備え、雌ハウジング10は相手コネクタMの雄ハウジング70と嵌合可能とされる。なお、以下では両ハウジング10,70の嵌合面側を前方として説明する。
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態は防水コネクタFを例示するものであり、雌端子金具30、雌ハウジング10、シール部材40を備え、雌ハウジング10は相手コネクタMの雄ハウジング70と嵌合可能とされる。なお、以下では両ハウジング10,70の嵌合面側を前方として説明する。
雄ハウジング70は、合成樹脂製であって、図3に示すように、略筒状のフード部71を備え、フード部71の奥壁から雄タブ80が同フード部71内に突出して配されている。雄タブ80は上下二段で幅方向に複数本並んで配されている。フード部71の上面における幅方向の略中央部には、ロック受け部72が上方へ突出して形成されている。ロック受け部72の前面は後方へ向かうにつれ昇り勾配となるテーパ状をなす案内面72Aとされ、ロック受け部72の後面は略垂直に切り立つ被係止面72Bとされる。ロック受け部72には雌ハウジング10に設けられたロックアーム11(後述する)が係止可能とされている。
雌ハウジング10は、上記したフード部71に内嵌される(フード部71が外嵌される)タワー部12と、タワー部12の周囲を取り囲む略筒状の覆い壁13とを備えている。タワー部12には、雌端子金具30を後方から挿入可能なキャビティ14が雄タブ80と対応する位置に設けられている。雌端子金具30は、金属板材を曲げ加工等することで形成され、雄タブ80を挿入可能な箱形状の本体部31と、電線Wの端末に圧着されるバレル状の圧着部32とを、それぞれ前後に連ねた構成である。雌端子金具30に接続された電線Wにはゴム栓35が嵌着され、このゴム栓35がキャビティ14の内周面に密着することで、キャビティ14内がシールされる。
タワー部12においてキャビティ14の内壁下面には、前方へ片持ち状に突出するランス15が撓み変形可能に設けられている。ランス15はキャビティ14内に正規挿入された雌端子金具30を弾性係止してこの雌端子金具30を抜け止め状態で保持する。
タワー部12の外周面における長さ方向(両ハウジング10,70の嵌合方向)の略中央部には、径方向に張り出す連結部16が設けられており、この連結部16を介してタワー部12と覆い壁13とが相互に連結されている。連結部16は、タワー部12の周方向に複数分断して配され、タワー部12の上面では左右両側を除いて非連結とされる。タワー部12の外周面のうち、連結部16の直前方位置には、シール部材40が嵌着されている。タワー部12に対し前方からフード部71が外嵌されると、フード部71の内周面とタワー部12の外周面との間にシール部材40が弾縮されて両面に密着し、これにより両ハウジング10,70間をシールできるようになっている。
タワー部12の外周面における長さ方向(両ハウジング10,70の嵌合方向)の略中央部には、径方向に張り出す連結部16が設けられており、この連結部16を介してタワー部12と覆い壁13とが相互に連結されている。連結部16は、タワー部12の周方向に複数分断して配され、タワー部12の上面では左右両側を除いて非連結とされる。タワー部12の外周面のうち、連結部16の直前方位置には、シール部材40が嵌着されている。タワー部12に対し前方からフード部71が外嵌されると、フード部71の内周面とタワー部12の外周面との間にシール部材40が弾縮されて両面に密着し、これにより両ハウジング10,70間をシールできるようになっている。
覆い壁13は、図1に示すように、連結部16よりも前方にあってタワー部12を全長に亘って取り囲むように相手側のフード部71より一回り大きな略筒状に形成されている。覆い壁13の内面とタワー部12の外周面との間は、相手側のフード部71を挿入可能な対向空間90とされる。対向空間90のうち、覆い壁13の上壁の内面とタワー部12の上面との間に形成される部分は、前後方向に貫通するとともに上下方向(嵌合方向と交差する方向)に大きく間隔があけられ、ここにロックアーム11が配されている。覆い壁13の上壁の全長はタワー部12の全長を超えており、上方から見ると覆い壁13の上壁によってタワー部12が完全に覆い隠されるようになっている。
そして、覆い壁13の上壁のうち、前端から後方にかけてその全長の略三分の二の領域には、両側面に向けて下り勾配の斜面を含んで断面略台形状をなす第一覆い部13Aが形成され、覆い壁13の上壁のうち、第一覆い部13Aより後方には、略門型の断面略矩形状をなす第二覆い部13Bが形成されている。第二覆い部13Bはテーパ部13Cを介して第一覆い部13Aに連なり、第一覆い部13Aよりも大きく拡径されている。ロックアーム11を解除操作する際には、第二覆い部13B側にて大きく開口された対向空間90から指を差し入れ可能となっている。
ロックアーム11は、上記した対向空間90において前後方向に延出して形成され、その前端部に、タワー部12に対向するロック部17が形成されている。ロック部17の後面は、既述したロック受け部72の被係止面72Bに係止可能な係止面17Aとされ、垂直軸より僅かに前方へ傾く逆テーパ状をなしている。ロック部17の後面より後方にはロックアーム11の後端面に開口する溝部18が延出して形成され、溝部18を挟んだ両側には左右一対の対向壁19が配されている。溝部18の溝幅は、ロック受け部72の幅寸法と概ね同じであり、全長に亘って同幅となっている。また、ロックアーム11の後端部には、ここ以外の部分より幅広の形態をなす係止解除のための操作部21が形成されている。操作部21の上面には指掛部21Aが突設されており、この指掛部21Aは、後述する支持部22の型抜き空間を挟んで幅方向に三つ横並びで配されている。
さて、ロックアーム11と覆い壁13の内面との間にはロックアーム11を揺動変位可能に支持するための支持部22が介設されている。支持部22は、上下方向に延出する形態をなし、その上端は覆い壁13の天井内面の長さ方向略中央部より少し後方(第一覆い部13Aの後端部)に連結され、その下端はロックアーム11の上面の長さ方向略中央部に連結され、タワー部12とは非連結とされている。支持部22は、幅方向については薄板状であるが前後方向において長く延出されて従前よりも太くなっており、ロックアーム11の上面の両側部で、かつ両対向壁19とは背中合わせとなる部分に、左右一対となって形成されている。この支持部22は、タワー部12とフード部71の嵌合方向と直交する方向(高さ方向)において、タワー部12側の連結部16より前方領域、つまり嵌合領域と重複する位置に設定される。支持部22の投影範囲には連結部16と周方向に連続する段差部23が位置する。支持部22が覆い壁13の内面に連結されることにより、ロックアーム11とタワー部12との間には前後方向に貫通する対向空間90が保有される。そして、ロックアーム11は、この支持部22を中心として上下方向にシーソ状に揺動変位可能(弾性変位可能)とされている。
また、ロックアーム11と覆い壁13の内面との間には上記した支持部22とは別位置に補助支持部24が介設されている。ロックアーム11は、支持部22に加えてこの補助支持部24によって覆い壁13に支持されている。詳しくは補助支持部24は、覆い壁13の内面のうち、第一覆い部13Aの両側内面に対し長さ方向に沿って広い範囲で接続され、かつその接続位置からいったん内向きに張り出したあと後方へ真直ぐ延出されその延出端がロックアーム11の操作部21の前面両端部に接続された形態である。この補助支持部24によってロックアーム11が自然状態に弾性復帰する動作の円滑性が担保されている。
次に、本実施形態の作用効果を説明する。
両ハウジング10,70の組み付けに際して、まず、雌ハウジング10を雄ハウジング70のフード部71に正対させる。この状態では、雌ハウジング10のロックアーム11が雄ハウジング70のロック受け部72に対面して配される。続いて、雌ハウジング10のタワー部12をフード部71に宛がってその内部に押し込む。すると、図3に示すように、タワー部12がフード部71内に差し込まれ、やがて、ロックアーム11の先端がロック受け部72の案内面72Aに当接して乗り上げられるに伴って、ロック部17が上方へ弾性変位し支持部22を支点としてロックアーム11全体がシーソ状に傾倒姿勢をとる。
両ハウジング10,70の組み付けに際して、まず、雌ハウジング10を雄ハウジング70のフード部71に正対させる。この状態では、雌ハウジング10のロックアーム11が雄ハウジング70のロック受け部72に対面して配される。続いて、雌ハウジング10のタワー部12をフード部71に宛がってその内部に押し込む。すると、図3に示すように、タワー部12がフード部71内に差し込まれ、やがて、ロックアーム11の先端がロック受け部72の案内面72Aに当接して乗り上げられるに伴って、ロック部17が上方へ弾性変位し支持部22を支点としてロックアーム11全体がシーソ状に傾倒姿勢をとる。
その後、ロック部17がロック受け部72を通過して同ロック受け部72の後方に至ると、ロックアーム11が弾性復帰する。これにより、ロック部17の係止面17Aとロック受け部72の被係止面72Bとが相互に対面して密接可能となり、両ハウジング10,70が離脱規制された状態で保持される。この係止状態では、雄タブ80が雌端子金具30に導通接続されるとともに、シール部材40を介して両ハウジング10,70が液密状となる。また、この係止状態では、支持部22の前端部は高さ方向においてフード部71の先端部と重複する位置関係にある。
一方、両ハウジング10,70の係止状態を解除するには、覆い壁13における第二覆い部13Bとタワー部12との対向空間90内に後方から指または治具を差し入れてロックアーム11の操作部21に宛がい、その状態から図示下方を押圧操作してやればよい。押圧操作が行われると、ロックアーム11の前端部がシーソ状に持ち上げられて、ロックアーム11の係止面17Aがロック受け部72の被係止面72Bから離間し両者の係止状態が解除される。このように後方から覆い壁13とタワー部12との対向空間90内に指等を差し入れてからでないとロックアーム11の係止状態を解除できず、上方から指等を進入させると覆い壁13に干渉するようになっているから、ロックアーム11の係止状態が偶発的に解除されるのが防止される。
本実施形態によれば、支持部22が覆い壁13の内面に連結されているため、支持部22を任意方向に増肉しても、その増肉部分がフード部71の先端と干渉するのを回避できる。こうして支持部22を太くすることにより、ロックアーム11の係止方向への復帰力を大きく設定でき、嵌合信頼性を高めることができる。
また、タワー部12とフード部71とが正規嵌合したときに、その嵌合方向(前後方向)と直交する方向(高さ方向)において支持部22はフード部71と重複する位置にあり、支持部22の前端部が前方(フード部71の進入側)に増肉されている。このように、支持部22全体として配置を変動させることなく支持部22の前端を前方へ増肉することにより、雌ハウジング10を大型することなく、フード部71との干渉を回避できる。しかも、支持部22から操作部21までの距離を縮めなくて済むから、ロックアーム11の円滑な撓み性を確保でき、ロックアーム11の係止状態を解除するに際して操作力を低減できる。
さらに、覆い壁13がロックアーム11を全長に亘って包囲する形態をなしているから、覆い壁13に対する支持部22の連結位置をこの覆い壁13の形成範囲で任意に設定することが可能となり、設計上の自由度が高められる。また、覆い壁13によりロックアーム11が外部異物から確実に保護される。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では支持部はロックアームの上面と覆い壁の天井内面とに連結されていたが、本発明によれば、支持部はロックアームの両側面と覆い壁の両側内面とに連結されていてもよい。要は、支持部はその一端がタワー部の外周面ではなく覆い壁の内面に連結されていればよい。
(2)上記実施形態では、覆い壁はタワー部を全周に亘って包囲する形態であったが、本発明によれば、覆い壁はタワー部を周方向に断続的に包囲する形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、覆い壁はロックアームを全長に亘って包囲する形態であったが、本発明によれば、覆い壁はロックアームの後端部、中間部、前端部のいずれかのみを包囲する形態であってもよい。
(4)上記実施形態では、ロックアームはその長さ方向の略中央部に支持部を接続させてシーソ状をなしていたが、本発明によれば、ロックアームは覆い壁の内面に連結された支持部の突端に接続されたあと前方または後方へ延出される片持ち状をなしていてもよい。
(5)上記実施形態では防水コネクタを例示したが、本発明は、非防水タイプのコネクタに適用することも可能である。
(6)上記実施形態では、ロックアームは雌ハウジング側に設けられていたが、本発明によれば、ロックアームは雄ハウジング側に設けられていても構わない。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では支持部はロックアームの上面と覆い壁の天井内面とに連結されていたが、本発明によれば、支持部はロックアームの両側面と覆い壁の両側内面とに連結されていてもよい。要は、支持部はその一端がタワー部の外周面ではなく覆い壁の内面に連結されていればよい。
(2)上記実施形態では、覆い壁はタワー部を全周に亘って包囲する形態であったが、本発明によれば、覆い壁はタワー部を周方向に断続的に包囲する形態であってもよい。
(3)上記実施形態では、覆い壁はロックアームを全長に亘って包囲する形態であったが、本発明によれば、覆い壁はロックアームの後端部、中間部、前端部のいずれかのみを包囲する形態であってもよい。
(4)上記実施形態では、ロックアームはその長さ方向の略中央部に支持部を接続させてシーソ状をなしていたが、本発明によれば、ロックアームは覆い壁の内面に連結された支持部の突端に接続されたあと前方または後方へ延出される片持ち状をなしていてもよい。
(5)上記実施形態では防水コネクタを例示したが、本発明は、非防水タイプのコネクタに適用することも可能である。
(6)上記実施形態では、ロックアームは雌ハウジング側に設けられていたが、本発明によれば、ロックアームは雄ハウジング側に設けられていても構わない。
10…雌ハウジング
11…ロックアーム
12…タワー部
13…覆い壁
17…ロック部
21…操作部
22…支持部
30…雌端子金具
70…雄ハウジング
71…フード部
72…ロック受け部
90…対向空間
11…ロックアーム
12…タワー部
13…覆い壁
17…ロック部
21…操作部
22…支持部
30…雌端子金具
70…雄ハウジング
71…フード部
72…ロック受け部
90…対向空間
Claims (3)
- 相手コネクタのフード部に内嵌可能とされ、端子金具を収容するタワー部と、
前記タワー部の外周面に対向して配される覆い壁と、
前記覆い壁と前記タワー部との対向空間に位置して、支持部を中心として揺動変位可能とされ、前記タワー部と前記フード部とが正規嵌合したときに、前記フード部の外周面に設けられたロック受け部に係止するロックアームとを備え、
前記支持部は、前記覆い壁の内面に連結されていることを特徴とするコネクタ。 - 前記タワー部と前記フード部とが正規嵌合したときに、その嵌合方向と直交する方向において前記支持部は前記フード部と重複する位置にあることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
- 前記覆い壁は、前記ロックアームを全長に亘って包囲する形態をなしていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006116522A JP2007287612A (ja) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006116522A Pending JP2007287612A (ja) | 2006-04-20 | 2006-04-20 | コネクタ |
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JP (1) | JP2007287612A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013243008A (ja) * | 2012-05-18 | 2013-12-05 | Sumitomo Wiring Syst Ltd | コネクタ |
WO2015076378A1 (ja) * | 2013-11-25 | 2015-05-28 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ |
WO2023223828A1 (ja) * | 2022-05-20 | 2023-11-23 | 住友電装株式会社 | コネクタ |
-
2006
- 2006-04-20 JP JP2006116522A patent/JP2007287612A/ja active Pending
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