JP2007284088A

JP2007284088A - 強化段ボール製梱包箱

Info

Publication number: JP2007284088A
Application number: JP2006111958A
Authority: JP
Inventors: Noriyuki Kumazaki; 憲幸熊崎
Original assignee: Mabuchi KK
Current assignee: Mabuchi KK
Priority date: 2006-04-14
Filing date: 2006-04-14
Publication date: 2007-11-01

Abstract

【課題】木箱に比べて軽量化でき、防虫加工を省いて大幅なコストダウンを図り、また、フォーク・リフト荷役の機能を備え、積圧強度を高めて積重ね荷重を大きくできて大型化でき、重量物の梱包を可能にし、そして、荷くずれせずに重量物の多段積重ね輸送を可能にする。
【解決手段】４辺に側壁を有し、箱底を二枚のボード（１３）をのり付けで二重にし、底壁の裏面に多数の架台ブロック（２９）を接着した強化段ボール製トレー（１１）に、４辺に側壁を有し、キャップを二枚のボード（３１）で二重にした強化段ボール製キャップ（１２）を被せ可能に組み立てられる強化段ボール製梱包箱。
【選択図】図１

Description

この発明は、各種製品や部品を輸送する際に用いる強化段ボール製梱包箱に関し、具体的には、液晶装置製造機械を構成する部品、例えば、フォークの爪を輸送する際に用いる強化段ボール製梱包箱に関する。

従来、液晶装置製造機械の部品、例えば、フォークの爪を輸送する際、その爪は重量が２７ないし２８ｋｇｆあるので、木箱で梱包されるのが一般であった。
その木箱は重量が重く、防虫加工が必要でコストが高くついた。
また、通常の段ボール箱はフォーク・リフト荷役の機能がなく、パレットをバンド掛けしてフォーク・リフトによる荷役を可能にするのが一般である。
そのような段ボール箱およびパレットにバンド掛けした一体構造では、輸送の途中でその段ボールとそのパレットとの間にずれを生じて荷くずれし易く、加えて、積重ね荷重に対する強度が低く、重量物の段積み輸送が困難であった。

この発明の課題は、木箱に比べて軽量化でき、防虫加工を省いて大幅なコストダウンを図り、また、フォーク・リフト荷役の機能を備え、積圧強度を高めて積重ね荷重を大きくできて大型化でき、重量物の梱包を可能にし、そして、荷くずれせずに重量物の多段積重ね輸送を可能にするところの強化段ボール製梱包箱の提供にある。

この発明は、前後の端縁に前後の端壁を対応的に折り曲げ可能に連続させるトレー・ボトム・ボード、下端縁にのり代を折り曲げ可能に連続させ、そして、そのトレー・ボトム・ボードの側縁にその下端を合わせ、そのトレー・ボトム・ボードの裏面にそののり代を接着させてそのトレー・ボトム・ボードに結合される左右の側壁、その左右の側壁のそののり代の間でそのトレー・ボトム・ボードのその裏面に接着される補強トレー・ボトム・ボード、および前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でトレー裏面に接合される多数の架台ブロックで組み立てられる強化段ボール製トレーと、キャップ・トップ・ボードの前後の端縁に前後の端壁を、そのキャップ・トップ・ボードの左右の側縁に左右の側壁をそれぞれ対応的に折り曲げ可能に連続させ、そして、その前後の端壁およびその左右の側壁を折り曲げ、コーナーで互いに隣り合うその端壁およびその側壁を接合させてそのトレーに被せ可能に組み立てられる強化段ボール製キャップとを含む。

この発明では、箱底が強化段ボールで、箱がわおよび箱つきが強化段ボールでそれぞれ二重構造を採り、そして、多数の強化段ボール製架台ブロックが前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でその箱底に接合されるので、木箱に比べて軽量化ができ、防虫加工が省かれて大幅なコストダウンが図られ、また、フォーク・リフト荷役機能が付与され、積圧強度が高められて積重ね荷重が大きくできて大型化が可能になり、重量物の梱包ができ、そして、荷くずれせずに重量物の多段積重ね輸送が可能になる。

その強化段ボール製トレーが、前後の端縁に前後の端壁を対応的に折り曲げ可能に連続させるトレー・ボトム・ボード、下端縁にのり代を折り曲げ可能に連続させ、そして、そのトレー・ボトム・ボードの側縁にその下端を合わせ、そのトレー・ボトム・ボードの裏面にそののり代を接着させてそのトレー・ボトム・ボードに結合される左右の側壁、その左右の側壁のそののり代の間でそのトレー・ボトム・ボードのその裏面に接着される補強トレー・ボトム・ボード、および前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でトレー裏面に接合される多数の架台ブロックで組み立てられ、そして、その強化段ボール製キャップが、キャップ・トップ・ボードの前後の端縁に前後の端壁を、そのキャップ・トップ・ボードの左右の側縁に左右の側壁をそれぞれ対応的に折り曲げ可能に連続させ、そして、その前後の端壁およびその左右の側壁を折り曲げ、コーナーで互いに隣り合うその端壁およびその側壁を接合させてそのトレーに被せ可能に組み立てられる。

そのトレーには、そのトレー・ボトム・ボードが長さ方向に半割りされて用いられてもかまわない。そのキャップには、強化段ボール製補強ボードがそのキャップ・トップ・ボードの前後方向の中間位置においてその左右の側縁の間に伸びてそのキャップ・トップ・ボードの裏面に接合される。そして、そのキャップ・トップ・ボードは長さ方向に半割りされて用いられ、また、その補強ボードは、特に、それの左右端縁に左右のフラップを対応的に折り曲げ可能に連続させ、そして、その左右のフラップをそのキャップ・トップ・ボードの左右の側壁に対応的に接合されるのが望ましい。

以下、この発明の強化段ボール製梱包箱の特定された具体例について、図面を参照して説明する。図１ないし図１２は、液晶装置製造機械のフォーク爪（図示せず）を輸送する際に活用されたところのこの発明の強化段ボール製梱包箱の具体例１０を示している。この強化段ボール製梱包箱１０は、強化段ボールを用いて製作され、そして、強化段ボール製トレー１１および強化段ボール製キャップ１２で構成される。
その強化段ボール製梱包箱１０は、箱底が強化段ボールの二枚重ね構造を採り、そして、箱がわおよび箱つまが強化段ボールの二重壁構造を採って積圧強度を高め、積重ね荷重を大きくし、大型化を可能にし、重量物を梱包可能にし、そして、荷くずれせずに重量物の多段積重ね輸送を可能にしている。また、この強化段ボール製梱包箱１０は、多数の強化段ボール製架台ブロックが前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でその箱底に接合され、そして、フォーク・リフトによる荷役作業を可能にしている。

さらに詳述するに、この強化段ボール製梱包箱１０では、そのトレー１１が、前後の端縁１４，１５に前後の端壁１６，１７を対応的に折り曲げ可能に連続させる強化段ボール製トレー・ボトム・ボード１３、下端縁２４，２５にのり代２６，２７を折り曲げ可能に連続させ、そして、そのトレー・ボトム・ボード１３の左右の側縁１８，１９に下端２２，２３を合わせ、そのトレー・ボトム・ボード１３の裏面にそののり代２６，２７を接着させてそのトレー・ボトム・ボード１３に結合される左右の強化段ボール製側壁２０，２１、その左右の側壁２０，２１のそののり代２６，２７の間でそのトレー・ボトム・ボード１３のその裏面に接着される強化段ボール製補強トレー・ボトム・ボード２８、および前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でトレー裏面に接着される多数の強化段ボール製架台ブロック２９，２９，…２９で構成され、そして、この強化段ボール製トレー１１は、図９に示されたように最初に、その左右の側壁２０，２１がそのトレー・ボトム・ボード１３のその側縁１８，１９にその下端２２，２３を合わせてそののり代２６，２７でそのトレー・ボトム・ボード１３の裏面に接着され、次に、その補強トレー・ボトム・ボード２８がその接着されたのり代２６，２７の間でそのトレー・ボトム・ボード１３のその裏面に接着され、そこでそのトレー裏面がそののり代２６，２７および補強トレー・ボトム・ボード２８で形成されるので、その多数の架台ブロック２９，２９…２９が前後方向においても左右方向においてもフォーク差込み可能な間隔でそのトレー裏面に接着され、そしてそれからその端壁１６，１７および側壁２０，２１が上側に折り曲げられて起され、その互いに隣り合う端壁１６，１７および側壁２０，２１が接着テープ３０でコーナーにおいて接合されて組み立てられる。

また、そのキャップ１２は、前後の端縁３４，３５に前後の端壁３６，３７を、左右の側縁３８，３９に左右の側壁４０，４１をそれぞれ対応的に折り曲げ可能に連続させる強化段ボール製キャップ・トップ・ボード３１、およびそのキャップ・トップ・ボード３１の前後方向の中間位置においてその左右の側縁３８，３９の間に伸ばしてそのキャップ・トップ・ボード３１の裏面に接着される強化段ボール製補強ボード４２で構成され、そして、その強化段ボール製キャップ１２では、その強化段ボール製キャップ・トップ・ボード３１が、前後方向に半割りされたところの半割りボード３２，３３に加工されて用いられている。
この強化段ボール製キャップ１２は、図１２に示されたようにその半割りボード３２，３３が互いに突き合わせて並べられ、その突合わせ箇所で表面に接着テープ４３を貼り付けて一体的に接合され、次に、その強化段ボール製補強ボード４２が、その強化段ボール製キャップ・トップ・ボード３１の前後方向の中間箇所においてそのキャップ・トップ・ボード３１の裏面、すなわち、その半割りボード３２，３３の突合わせ箇所においてその左右の側縁３８，３９の間に伸びてその半割りボード３２，３３の裏面に接着され、そしてそれからその端壁３６，３７および側壁４０，４１が下側に折り曲げられて下向きにされ、その互いに隣り合う端壁３６，３７および側壁４０，４１が接着テープ４４でコーナーにおいて接合されて組み立てられる。

そのように、その強化段ボール製梱包箱１０は上述された工程でその強化段ボール製トレー１１および強化段ボール製キャップ１２が組み立てられるので、多数の液晶装置製造機械に用いられる多数のフォーク爪がそのトレー１１内に並べて入れられ、そのキャップ１２がそのトレイ１１に被せられて箱詰めされ、そして、それに梱包バンド（図示せず）を巻き付け、締め付けて梱包される。
そして、その梱包された強化段ボール製梱包箱１０はフォーク・リフト（図示せず）でトラックの荷台（図示せず）の前側部分および後側部分のそれぞれに６段積みされて輸送先工場に運搬される。

この強化段ボール製梱包箱１０では、木箱に比べて軽量化され、防虫加工が省かれて大幅なコストダウンが図られ、また、箱底が強化段ボールの二重底構造を採り、そして、箱がわおよび箱つまが強化段ボールの二重壁構造を採ることによって積圧強度が高められて積重ね荷重が大きくできて大型化が可能になり、重量物の梱包ができ、そして、荷くずれせずに重量物の多段積重ね輸送が可能になり、さらに、多数の強化段ボール製架台ブロック２９，２９，…２９が前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でその箱底に接合されることによってフォーク・リフト荷役機能が付与されて荷役作業が簡単になり、そして、その荷役作業時間が短縮される。

その強化段ボール製梱包箱１０のその強化段ボール製トレー１１では、その強化段ボール製トレー・ボトム・ボード１３は、図１３に示されたように前後方向に半割りされた半割りボード５１，５２を突き合わせて用いる別の強化段ボール製トレー・ボトム・ボード５０に加工されてかまわない。
また、その強化段ボール製梱包箱１０のその強化段ボール製キャップ１２では、その強化段ボール製キャップ・トップ・ボード３１は、図１４に示されたように前側ボード６５、後側ボード６６、および中間ボード６７を接着テープ７５，７５で一体的に接合させて用いる別の強化段ボール製キャップ・トップ・ボード６０に加工されてかまわない。
その別の強化段ボール製キャップ・トップ・ボード６０では、その前側ボード６５は、前の端壁６１、および左右の側壁６３，６４の左右の前側部分側壁６８，６９を、その後側ボード６６は、後の端壁６２、およびその左右の側壁６３，６４の左右の後側部分側壁７０，７１を、そして、その中間ボード６７は、その左右の側壁６３，６４の左右の中間部分側壁７２，７３をそれぞれ備える。勿論、図１５に示されたようにその別の強化段ボール製キャップ・トップ・ボード６０にも別の強化段ボール製補強ボード７４が前述された強化段ボール製補強ボード４２のように用いられる。

先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質（ｎａｔｕｒｅ）および本質（ｓｕｂｓｔａｎｃｅ）に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し（ｂｅｃｏｍｍｅｎｓｕｒａｔｅｗｉｔｈ）、そして、その発明の成立に必須である。

上述から理解されるように、この発明の強化段ボール製梱包箱は、前後の端縁に前後の端壁を対応的に折り曲げ可能に連続させるトレー・ボトム・ボード、下端縁にのり代を折り曲げ可能に連続させ、そして、そのトレー・ボトム・ボードの側縁にその下端を合わせ、そのトレー・ボトム・ボードの裏面にそののり代を接着させてそのトレー・ボトム・ボードに結合される左右の側壁、その左右の側壁のそののり代の間でそのトレー・ボトム・ボードのその裏面に接着される補強トレー・ボトム・ボード、および前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でトレー裏面に接合される多数の架台ブロックで組み立てられる強化段ボール製トレーと、キャップ・トップ・ボードの前後の端縁に前後の端壁を、そのキャップ・トップ・ボードの左右の側縁に左右の側壁をそれぞれ対応的に折り曲げ可能に連続させ、そして、その前後の端壁およびその左右の側壁を折り曲げ、コーナーで互いに隣り合うその端壁およびその側壁を接合させてそのトレーに被せ可能に組み立てられる強化段ボール製キャップとを含むので、この発明の強化段ボール製梱包箱では、木箱に比べて軽量化され、防虫加工が省かれて大幅なコストダウンが図られ、また、箱底が強化段ボールの二重底構造を採り、そして、箱がわおよび箱つまが強化段ボールの二重壁構造を採ることによって積圧強度が高められて積重ね荷重が大きくできて大型化が可能になり、重量物の梱包ができ、そして、荷くずれせずに重量物の多段積重ね輸送が可能になり、さらに、多数の強化段ボール製架台ブロックが前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でその箱底に接合されることによってフォーク・リフト荷役機能が付与されて荷役作業が簡単になり、そして、その荷役作業時間が短縮され、その結果、自動車、鉄道車両、船舶、および航空機などによる輸送の梱包手段に非常に有用で実用的である。

液晶装置製造機械のフォーク爪を輸送する際に活用されたところのこの発明の強化段ボール製梱包箱の具体例を示した斜視図である。その梱包箱の強化段ボール製トレーを示した展開平面図である。そのトレーを示した展開側面図である。そのトレーを示した展開端面図である。そのトレーの強化段ボール製トレー・ボトム・ボードを示した展開平面図である。そのトレーの強化段ボール製側壁を示した展開平面図である。そのトレーの強化段ボール製補強トレー・ボトム・ボードを示した平面図である。そのトレーの強化段ボール製架台ブロックを示した斜視図である。そのトレーの組立作業を説明した斜視図である。その梱包箱に用いる強化段ボール製キャップの強化段ボール製キャップ・トップ・ボードを示した展開平面図である。そのキャップの強化段ボール製補強ボードを示した平面図である。そのキャップの組立作業を説明した斜視図である。そのトレーに用いる別の強化段ボール製トレー・ボトム・ボードを示した展開平面図である。そのキャップに用いる別の強化段ボール製キャップ・トップ・ボードを示した展開平面図である。その別の強化段ボール製キャップ・トップ・ボードに用いる別の強化段ボール製補強ボードを示した平面図である。

符号の説明

１１強化段ボール製トレー
１２強化段ボール製キャップ
１３強化段ボール製トリム・ボトム・ボード
１４前の端縁
１５後の端縁
１６前の端壁
１７後の端壁
１８左の側縁
１９右の側縁
２０左の強化段ボール製側壁
２１右の強化段ボール製側壁
２２下端
２３下端
２４下端縁
２５下端縁
２６のり代
２７のり代
２８強化段ボール製補強トレー・ボトム・ボード
２９架台
３０接着テープ
３１強化段ボール製キャップ・トップ・ボード
３２半割りボード
３３半割りボード
３４前の端縁
３５後の端縁
３６前の端壁
３７後の端壁
３８左の側縁
３９右の側縁
４０左の側壁
４１右の側壁
４２強化段ボール製補強ボード
４３接着テープ
４４接着テープ
５０別の強化段ボール製トレー・ボトム・ボード
６０別の強化段ボール製トレー・ボトム・ボード
７４別の強化段ボール製補強ボード

Claims

前後の端縁に前後の端壁を対応的に折り曲げ可能に連続させるトレー・ボトム・ボード、下端縁にのり代を折り曲げ可能に連続させ、そして、そのトレー・ボトム・ボードの側縁にその下端を合わせ、そのトレー・ボトム・ボードの裏面にそののり代を接着させてそのトレー・ボトム・ボードに結合される左右の側壁、その左右の側壁のそののり代の間でそのトレー・ボトム・ボードのその裏面に接着される補強トレー・ボトム・ボード、および前後方向にも左右方向にもフォーク差込み可能な間隔でトレー裏面に接合される多数の架台ブロックで組み立てられる強化段ボール製トレーと、キャップ・トップ・ボードの前後の端縁に前後の端壁を、そのキャップ・トップ・ボードの左右の側縁に左右の側壁をそれぞれ対応的に折り曲げ可能に連続させ、そして、その前後の端壁およびその左右の側壁を折り曲げ、コーナーで互いに隣り合うその端壁およびその側壁を接合させてそのトレーに被せ可能に組み立てられる強化段ボール製キャップとを含む強化段ボール製梱包箱。
そのキャップが、そのキャップ・トップ・ボードの前後方向の中間箇所においてそのキャップ・トップ・ボードの裏面に強化段ボール製補強ボードをその左右の側縁の間に伸ばして接合する請求項１に記載の強化段ボール製梱包箱。