JP2007283750A - バンディング補正情報生成装置、バンディング補正情報生成方法、およびバンディング補正情報生成プログラム、印刷装置、印刷方法、および印刷プログラム、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

バンディング補正情報生成装置、バンディング補正情報生成方法、およびバンディング補正情報生成プログラム、印刷装置、印刷方法、および印刷プログラム、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】バンディングを補正するための正確な補正情報を得るのに好適なバンディング補正情報生成装置、バンディング補正情報生成方法、バンディング補正情報生成プログラム、印刷装置、および記録媒体を提供する。
【解決手段】印刷装置1を、バンディングに係る濃度情報を抽出する濃度情報抽出手段20と、前記濃度情報抽出手段20で抽出した濃度情報の変化の勾配を算出する濃度勾配算出手段30と、前記濃度勾配算出手段30で算出された濃度変化の勾配を補正する濃度勾配補正手段40と、前記濃度勾配補正手段40で補正された濃度変化の勾配を有する濃度情報から、バンディングをより正確に補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成手段50と、当該生成したバンディング補正情報を用いて印刷用画像データに対してバンディング補正処理を実行するバンディング補正情報記憶手段80と、を含んだ構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、印刷画像等に生じるバンディングの補正処理に係り、特に、本来得られるべきバンディングを補正することができるバンディング補正情報を生成するためのバンディング補正情報生成装置、バンディング補正情報生成方法、およびバンディング補正情報生成プログラム、印刷装置、印刷方法、および印刷プログラム、ならびに前記プログラムを記録した記録媒体に関する。
従来、バンディングを補正するための装置として、特許文献1のような装置が提案されている。
この装置は、あらゆる階調において濃度むら・濃度スジのない画像を安定して出力することが可能な画像形成装置であり、複数の記録素子を配列した記録ヘッドの配列方向とは異なる方向に記録媒体と相対的に移動させることで画像形成を行う画像形成装置において、記録ヘッドの各記録素子の記録特性を、複数の濃度領域毎に選択的に指示する第1の補正手段と、第1の補正手段によって指示された記録特性に基づいて濃度信号を補正する第2の補正手段と、各記録素子に対応する濃度信号が属する濃度領域に応じて、第1の補正手段が指示する記録特性を選択する選択手段を具備した装置である。
しかしながら、この装置においては、補正情報を作るためのパッチ画像(例えば、各階調のベタ画像など)を走査した場合の端の部分が使用できなくなるという、スキャナなどの測定系に起因する問題があり、補正情報を作るためにスキャンした結果が、図13に示すように、傾斜する場合がある。
図13(a)は、一次の濃度勾配を示すためのもので、左上から右下にかけて急激なスロープを形成している。このスロープは、根本的には、測定機器や、測定機器の周辺に起因して発生するものであり、例えば、外部からの光の入射がその原因の1つである。また、図13(b)は、二次の濃度勾配を示すためのもので、左上から急激に下降して、再度上昇するカーブを描くが、このカーブは、カメラのようなレンズで撮影された画像は、基本的にはレンズの周辺部が暗くなるという特性に起因して発生する。すなわち、レンズのどの部分を通った光を使うかにもよるが、レンズの周辺部を通った光の特性(例えば光量等)が異なることに起因すると思われる。
特開平5−220977号公報
上記測定系が要因で発生する問題に対して、特許文献1に記載されているような「端を捨てる」方法では、対応できないという問題がある。この問題は、本来は、測定系の根本的な問題を改善すべきであるが、コストなどの問題でできそうにない状況や、たとえ、手間をかけて測定系の根本的な問題を解決したとしても、完全に解消されることはなく、少なからず上記のような状況が残るのが現状である。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであって、濃度勾配を補正して、本来得られるべき、バンディングを補正するための正確な補正情報を得ることができるバンディング補正情報生成装置、バンディング補正情報生成方法、バンディング補正情報生成プログラム、印刷装置、および記録媒体を提供することを目的としている。
〔形態1〕 上記課題を解決するために、形態1に記載のバンディング補正情報生成装置は、
バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得手段と、
前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出手段と、
前記濃度情報抽出手段で抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出手段と、
前記濃度勾配算出手段で算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正手段と、
前記濃度勾配補正手段で補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成手段と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、補正情報生成用画像データ取得手段によって、バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得することが可能であり、濃度情報抽出手段によって、前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出することが可能であり、濃度勾配算出手段によって、前記濃度情報抽出手段で抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出することが可能であり、濃度勾配補正手段によって、前記濃度勾配算出手段で算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正することが可能であり、バンディング補正情報生成手段によって、前記濃度勾配補正手段で補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成することが可能である。
従って、本来ならば存在しない、測定系の誤差により発生する濃度勾配を補正する(取り除く)ことで、より正確にバンディングを補正することができるバンディング補正情報を作成することができるという効果が得られる。
なお、上記「濃度情報」とは、例えば、測定系の測定濃度から生成した画像データやデジタルカメラで撮像した画像データなどに基づき抽出される情報であって、画像に発生しているバンディングの強弱等が濃度変化として表される情報である。例えば、濃度の表現に輝度値を用いた場合は、画像のラインごとの平均輝度値などとなる。一般的に、バンディングは(色味の変化ではなく)明るさの変化のムラに対して知覚されるものとされているので、濃度の表現には、輝度値に限らず、同じ明るさを示す尺度であれば、濃度値(OD値)、明度値(LabのL値)などを用いても良い。以下、バンディング補正情報生成方法に関する形態、バンディング補正情報生成プログラムに関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態、印刷プログラムに関する形態、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などにおいて同じである。
また、上記「バンディング」とは、例えば、印刷装置において、ドット形成位置が理想の形成位置からずれているノズルによる、いわゆる「飛行曲がり現象」が原因で、印刷結果に「白スジ」と共に「濃いスジ」が同時に発生する印刷不良、ノズルのインク不吐出、ノズルのインク吐出量が通常より多い又は少ないなどのインクの吐出不良が原因で、印刷結果に「白スジ」や「濃いスジ」が発生する印刷不良などが該当する。
また、上記「飛行曲がり現象」とは、単なる一部のノズルの不吐出現象とは異なり、インクは吐出するものの、その一部のノズルの吐出方向が傾くなどしてドットが理想位置よりずれて形成されてしまう現象をいう。以下、バンディング補正情報生成方法に関する形態、バンディング補正情報生成プログラムに関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態、印刷プログラムに関する形態、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などにおいて同じである。
また、上記「白スジ」とは、「飛行曲がり現象」によって隣接ドット間の距離が所定の距離よりも広くなる現象が連続的に発生して印刷媒体の下地の色がスジ状に目立ってしまう部分(領域)をいい、また、上記「濃いスジ」とは、同じく「飛行曲がり現象」によって隣接ドット間の距離が所定の距離よりも短くなる現象が連続的に発生して印刷媒体の下地の色が見えなくなったり、あるいはドット間の距離が短くなることによって相対的に濃く見えたり、さらにはずれて形成されたドットの一部が正常なドットと重なり合ってその重なり合った部分が濃いスジ状に目立ってしまう部分(領域)をいうものとする。また、白スジはインク量が少ないノズルが原因で発生する場合があり、一方、濃いスジはインク量が多いノズルが原因で発生する場合がある。以下、バンディング補正情報生成方法に関する形態、バンディング補正情報生成プログラムに関する形態、印刷装置に関する形態、印刷方法に関する形態、印刷プログラムに関する形態、前記プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体に関する形態、発明を実施するための最良の形態の欄などにおいて同じである。
〔形態2〕 更に、形態2のバンディング補正情報生成装置は、形態1に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする。
この構成によれば、濃度変化の勾配を、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれかの変化から求めることができるので、本来ならば存在しない、測定系の誤差により発生する濃度勾配を適切に補正する(取り除く)ことで、より適正なバンディング補正情報を生成することができる。
〔形態3〕 更に、形態3のバンディング補正情報生成装置は、形態1又は2に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする。
この構成によれば、バンディングの発生方向及びその直行方向に発生する勾配を的確に捉えることが可能となるので、画像の濃度変化の勾配(濃度勾配)から、無視すべき勾配分を適切に取り除くことが可能となる。特に、バンディングの発生方向及びその直行方向の濃度情報を両方とも用いることで、勾配を2次元的(平面的)に捉えることできるので、より適切に不要な勾配分を取り除くことが可能となる。従って、より適正なバンディング情報を生成することができる。
〔形態4〕 更に、形態4のバンディング補正情報生成装置は、形態3に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする。
この構成によれば、画像の輝度値の変化、濃度値の変化、及び明度値の変化のいずれか1つを用いて画像の濃度変化を表すことが可能となるので、これらの濃度変化から、本来存在しない、測定系の誤差により発生する濃度変化の勾配(濃度勾配)を適切に判別することが可能である。従って、適正な濃度勾配の補正を行うことができるので、より適正なバンディング補正情報を生成することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 更に、形態5のバンディング補正情報生成装置は、形態1乃至4のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度勾配算出手段は、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出する手段であることを特徴とする。
この構成によれば、濃度情報に対して最小二乗法により求めた回帰直線の傾きを用いて勾配を算出するので、濃度勾配を簡易に除去することができるという効果が得られる。
〔形態6〕 更に、形態6のバンディング補正情報生成装置は、形態1乃至4のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度勾配算出手段は、多項式近似により前記勾配を算出する手段であることを特徴とする。
この構成によれば、濃度情報に対して多項式近似により勾配を算出するので、濃度勾配を様々な方法で除去でき、適正なバンディング補正情報を作成することができる。
〔形態7〕 更に、形態7のバンディング補正情報生成装置は、形態1乃至6のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度勾配補正手段は、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出手段で算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正する手段であることを特徴とする。
通常、測定機器等による影響がなければ、パッチ画像(各階調のベタ画像)の濃度変化(例えば、各画像ラインの平均輝度値の変化)は、巨視的に見ると、濃度の軸と直行する軸(画像の各画像ラインの位置を示す軸)方向に対して平行又は略平行となる特性を示す。つまり、パッチ画像は均一濃度の画像であるので、バンディングによる細かいブレはあっても、巨視的に見たときの濃度変化は、フラット又は略フラットになる。しかし、測定機器等による影響を受けることで、巨視的に見たパッチ画像の濃度変化は、濃度の軸と直行する軸方向に対して勾配を有するようになる。
本形態の構成によれば、前記濃度勾配算出手段で算出した濃度変化の勾配を、当該画像の濃度変化から取り除くようにしたので、画像本来の純粋な濃度成分とは異なる不要な濃度成分のみを除去することができる。これにより、より適正にバンディング補正情報を作成することができるという効果が得られる。
〔形態8〕 更に、形態8のバンディング補正情報生成装置は、形態7に記載のバンディング補正情報生成装置において、
前記濃度勾配補正手段は、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正する手段であることを特徴とする。
ここで、濃度変化の勾配としては、例えば、バンディングの発生方向の画像ラインの輝度平均値の変化に対する勾配と、バンディングの発生方向と直行する方向の画像ラインの輝度平均値の変化に対する勾配とが考えられる。つまり、測定機器による影響は、大まかに、これら2種類の勾配として現われる。
本形態の構成によれば、前記濃度勾配算出手段で算出した前記画像の濃度変化に対する、前記バンディングの発生方向の勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の勾配の少なくとも一方を、画像の濃度変化から取り除くことができるので、より適切に不要な濃度成分を取り除くことができる。これにより、より適正にバンディング補正情報を作成することができるという効果が得られる。
〔形態9〕 一方、上記課題を解決するために、形態9のバンディング補正情報生成方法は、
バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップと、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、上記形態1のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態10〕 更に、形態10のバンディング補正情報生成方法は、形態9に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態2のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態11〕 更に、形態11のバンディング補正情報生成方法は、形態9又は11に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする。
この構成によれば、上記形態3のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態12〕 更に、形態12のバンディング補正情報生成方法は、形態11に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態4のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態13〕 更に、形態13のバンディング補正情報生成方法は、形態9乃至12のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度勾配算出ステップは、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態5のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態14〕 更に、形態14のバンディング補正情報生成方法は、形態9乃至12のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度勾配算出ステップは、多項式近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態6のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態15〕 更に、形態15のバンディング補正情報生成方法は、形態9乃至14のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出ステップで算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態7のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態16〕 更に、形態16のバンディング補正情報生成方法は、形態15に記載のバンディング補正情報生成方法において、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態8のバンディング補正情報生成装置と同様の効果が得られる。
〔形態17〕 一方、上記課題を解決するために、形態17のバンディング補正情報生成プログラムは、
バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップとを有する処理をコンピュータに実行させるために使用するプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態1のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態18〕 更に、形態18のバンディング補正情報生成プログラムは、形態17に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態2のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態19〕 更に、形態19のバンディング補正情報生成プログラムは、形態17又は18に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態3のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態20〕 更に、形態20のバンディング補正情報生成プログラムは、形態19に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態4のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態21〕 更に、形態21のバンディング補正情報生成プログラムは、形態17乃至20のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度勾配算出ステップは、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態5のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態22〕 更に、形態22のバンディング補正情報生成プログラムは、形態17乃至20のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度勾配算出ステップは、多項式近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態6のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態23〕 更に、形態23のバンディング補正情報生成プログラムは、形態17乃至22のいずれか1に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出ステップで算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態7のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態24〕 更に、形態24のバンディング補正情報生成プログラムは、形態23に記載のバンディング補正情報生成プログラムにおいて、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態8のバンディング補正情報生成装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態25〕 また、上記課題を解決するために、形態25の記録媒体は、
形態17乃至24のいずれか1のバンディング補正情報生成プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これにより、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して前記形態17乃至24のいずれか1のバンディング補正情報生成プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
〔形態26〕 一方、上記課題を解決するために、形態26の印刷装置は、
バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得手段と、
前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出手段と、
前記濃度情報抽出手段で抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出手段と、
前記濃度勾配算出手段で算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正手段と、
前記濃度勾配補正手段で補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成手段と、
印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得する印刷用画像データ取得手段と、
前記バンディング補正情報生成手段で生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行するバンディング補正手段と、
前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、補正情報生成用画像データ取得手段によって、バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得することが可能であり、濃度情報抽出手段によって、前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出することが可能であり、濃度勾配算出手段によって、前記濃度情報抽出手段で抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出することが可能であり、濃度勾配補正手段によって、前記濃度勾配算出手段で算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正することが可能であり、バンディング補正情報生成手段によって、前記濃度勾配補正手段で補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成することが可能である。
また、印刷用画像データ取得手段によって、印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得することが可能であり、バンディング補正手段によって、前記バンディング補正情報生成手段で生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行することが可能であり、印刷手段によって、前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷することが可能である。
従って、上記形態1のバンディング補正情報生成装置と同様に、本来ならば存在しない、測定系の誤差により発生する濃度勾配を補正する(取り除く)ことで、より正確にバンディングを補正することができるバンディング補正情報を作成することができるという効果が得られる。更に、このバンディング補正情報を用いて補正した印刷用画像データに基づき印刷を行うことができるので、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態27〕 更に、形態27の印刷装置は、形態26に記載の印刷装置において、
前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態2のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態28〕 更に、形態28の印刷装置は、形態26又は27に記載の印刷装置において、
前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする。
この構成によれば、上記形態3のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態29〕 更に、形態29の印刷装置は、形態28に記載の印刷装置において、
前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態4のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態30〕 更に、形態30の印刷装置は、形態26乃至29のいずれか1に記載の印刷装置において、
前記濃度勾配算出手段は、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出する手段であることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態5のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態31〕 更に、形態31の印刷装置は、形態26乃至29のいずれか1に記載の印刷装置において、
前記濃度勾配算出手段は、多項式近似により前記勾配を算出する手段であることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態6のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態32〕 更に、形態32の印刷装置は、形態26乃至31のいずれか1に記載の印刷装置において、
前記濃度勾配補正手段は、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出手段で算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正する手段であることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態7のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態33〕 更に、形態33の印刷装置は、形態32に記載の印刷装置において、
前記濃度勾配補正手段は、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正する手段であることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態8のバンディング補正情報生成装置と同様の作用及び効果が得られると共に、より効果的にバンディングが補正された印刷画像を得ることができるという効果が得られる。
〔形態34〕 一方、上記課題を解決するために、形態34の印刷方法は、
バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップと、
印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得する印刷用画像データ取得ステップと、
前記バンディング補正情報生成ステップで生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行するバンディング補正ステップと、
前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷する印刷ステップと、を含むことを特徴とする。
この構成によれば、上記形態26の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態35〕 更に、形態35の印刷方法は、形態34に記載の印刷方法において、
前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態27の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態36〕 更に、形態36の印刷方法は、形態34又は35に記載の印刷方法において、
前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする。
この構成によれば、上記形態28の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態37〕 更に、形態37の印刷方法は、形態36に記載の印刷方法において、
前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする。
この構成によれば、上記形態29の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態38〕 更に、形態38の印刷方法は、形態34乃至37のいずれか1に記載の印刷方法において、
前記濃度勾配算出ステップは、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態30の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態39〕 更に、形態39の印刷方法は、形態34乃至37のいずれか1に記載の印刷方法において、
前記濃度勾配算出ステップは、多項式近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態31の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態40〕 更に、形態40の印刷方法は、形態34乃至39のいずれか1に記載の印刷方法において、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出ステップで算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態32の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態41〕 更に、形態41の印刷方法は、形態40に記載の印刷方法において、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
この構成によれば、上記形態33の印刷装置と同様の効果が得られる。
〔形態42〕 一方、上記課題を解決するために、形態42の印刷プログラムは、
バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップと、
印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得する印刷用画像データ取得ステップと、
前記バンディング補正情報生成ステップで生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行するバンディング補正ステップと、
前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷する印刷ステップとを有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態26の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態43〕 更に、形態43の印刷プログラムは、形態42の印刷プログラムにおいて、
前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態27の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態44〕 更に、形態44の印刷プログラムは、形態42又は43に記載の印刷プログラムにおいて、
前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態28の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態45〕 更に、形態45の印刷プログラムは、形態44に記載の印刷プログラムにおいて、
前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態29の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態46〕 更に、形態46の印刷プログラムは、形態42乃至45のいずれか1に記載の印刷プログラムにおいて、
前記濃度勾配算出ステップは、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態30の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態47〕 更に、形態47の印刷プログラムは、形態42乃至45のいずれか1に記載の印刷プログラムにおいて、
前記濃度勾配算出ステップは、多項式近似により前記勾配を算出することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態31の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態48〕 更に、形態48の印刷プログラムは、形態42乃至47のいずれか1に記載の印刷プログラムにおいて、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出ステップで算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態32の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態49〕 更に、形態49の印刷プログラムは、形態48に記載の印刷プログラムにおいて、
前記濃度勾配補正ステップは、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正することを特徴とする。
このような構成であれば、コンピュータによってプログラムが読み取られ、読み取られたプログラムに従ってコンピュータが処理を実行すると、上記形態33の印刷装置と同等の作用および効果が得られる。
〔形態50〕 また、上記課題を解決するために、形態50の記録媒体は、
形態42乃至49のいずれか1の印刷プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。
これにより、CD−ROMやDVD−ROM、FD、半導体チップなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して前記形態42乃至49のいずれか1の印刷プログラムをユーザなどの需用者に対して容易かつ確実に提供することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る印刷装置について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る印刷装置のうちバンディング補正情報生成装置の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、この印刷装置1のバンディング補正情報生成装置2は、補正情報生成用画像データ取得手段10と、濃度情報抽出手段20と、濃度勾配算出手段30と、濃度勾配補正手段40と、バンディング補正情報生成手段50と、バンディング補正情報記憶手段60とを備える。
補正情報生成用画像データ取得手段10は、補正情報を生成するためのパッチ画像のデータである補正情報生成用画像データを装置外部又は装置内部から取得する。
濃度情報抽出手段20は、画像の品質を低下させる要因の一種であるバンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するために、補正情報生成用画像データに基づき、パッチ画像の濃度情報を抽出する。
濃度勾配算出手段30は、濃度情報抽出手段20で抽出された濃度情報に基づき、パッチ画像の濃度変化の勾配を算出する。
濃度勾配補正手段40は、濃度勾配算出手段30で算出された、パッチ画像の濃度変化の勾配を補正する。
バンディング補正情報生成手段50は、濃度勾配補正手段40により、濃度変化の勾配が補正された濃度情報に基づき、バンディング補正情報を生成する。
バンディング補正情報記憶手段60は、バンディング補正情報生成手段50より生成されたバンディング補正情報を記憶する。
図2は、本発明の実施形態に係る印刷装置1の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、この印刷装置1は、バンディング補正情報生成装置2と、印刷用画像データ取得手段70と、バンディング補正手段80と、印刷手段90とを備える。
印刷用画像データ取得手段70は、印刷用の画像データである印刷用画像データを、装置外部又は装置内部から取得する。
バンディング補正手段80は、図1で説明したバンディング補正情報記憶手段60に記憶されているバンディング補正情報に基づいて、印刷用画像データ取得手段70で取得した印刷用画像データに対してバンディング補正処理を実行する。
印刷手段90は、バンディング補正手段80で補正された印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体(例えば、印刷用紙など)に画像を印刷する。
以下、各部の詳細な機能を図面を参照して説明する。
[補正情報生成用画像データ取得手段10]
図3〜図6は、本発明の印刷装置1の補正情報生成用画像データ取得手段10で取得する補正情報生成用画像データの画像の一例を示す図である。
図3および図4は、補正情報生成用画像データ取得手段10により取得した補正情報生成用画像データの実画像を示す図である。
これらの画像は、本発明のバンディング補正情報を生成するための画像の例を示したものである。印刷画像は印刷用紙上においてインクドットによって表現される二次元画像であり、印刷手段90の備える、インクを吐出するノズルと、印刷用紙とを互いに相対移動させることにより形成することができる。印刷手段90においては、各色のインクカートリッジを収容するキャリッジの下面に備えられた印刷ヘッドにインクが吐出可能なノズルが形成され、同キャリッジを一定方向に往復移動させることにより、同方向にシフトした複数のインクドットを形成することが可能となっている。印刷ヘッドと印刷用紙と間には所定距離のクリアランスが形成されており、同クリアランスを吐出されたインク粒が飛翔し、着弾した位置にインクドットが形成される。なお、上記のキャリッジの動作を主走査といい、その移動方向を主走査方向というものとする。
更に、印刷手段90には印刷用紙を移動させる紙送り機構が備えられており、キャリッジが所定回数主走査を行う毎に、印刷用紙を一定方向に送り出すことが可能となっている。なお、上記の印刷用紙の動作を副走査といい、その移動方向を副走査方向というものとする。主走査方向と副走査方向は一般に直交する関係となっており、これらを組み合わせることにより印刷用紙上における任意の位置にインクドットを形成することができる。従って、印刷用紙上に二次元画像を再現することが可能となっている。また、印刷ヘッドが主走査を行う間は、紙送り機構は副走査を行わない。
かかる構成によれば、印刷用紙上の主走査方向には同一のノズルにより形成されたインクドットが並ぶこととなる。従って、ブラック(K)インクのインク粒の飛翔方向にずれを生じさせる不良ノズルがある場合、Kインクのみのドットにより印刷画像を形成すると、ずれた位置に形成されたインクドットが連続し、主走査方向に沿う筋状のノイズ(バンディング)が形成されることとなる。
また、上記構成の印刷装置1におけるバンディングは画像の副走査方向(ここでは画像の縦方向とする)に現れる。
例えば、図3に示す例は、縦方向のスジの多少または濃淡にほとんど差がないので、巨視的に見た場合の濃度変化がフラットな(例えば、濃度変化が勾配を有さない)状態の取得画像の実サンプルである。また、図4に示す例は、縦方向のスジの多少または濃淡をみると、下側が明るくなっているので、巨視的に見た場合の濃度変化がフラットではない(濃度変化が勾配を有する)状態の取得画像の実サンプルである。
図5および図6は、取得画像の模式図である。図5に示す例は、巨視的に見た場合に濃度変化が勾配を有さない状態の取得画像の模式図であり、図3に対応する模式図である。図6に示す例は、巨視的に見た場合に濃度変化が勾配を有する状態の取得画像の模式図であり、図4に対応する模式図である。図5および図6の模式図は、画像の特徴をより鮮明にした画像であり、極端な例で示すと、図6の取得画像の模式図は、縦方向に段差が生じ、下側が明るくなっていることが分かる。
また、印刷画像の画質を低下させる要因には、バンディング(筋状のノイズ)と粒状ノイズとがあり、バンディングを適正に補正するためには、バンディングの状態が解る濃度情報を抽出する必要がある。例えば、ずれた位置に形成されたインクドットが主走査方向に並ぶことにより、主走査方向に連続する余白領域が形成されバンディングとなる。なお、実際の印刷においては単一のインクのみを使用して印刷を行うことは希であり、バンディングが厳密な意味で主走査方向に連続することは少ない。しかし、ずれたインクドットが周期的に形成されるため、全体として印刷画像を眺めたときに筋状のバンディングが感じられてしまう。このようなバンディングは印刷画像の画質を低下させる要因となる。従って、印刷画像からバンディングを低減又は除去するためには、バンディングの要因となるノズルの調整を行ったり、印刷対象の画像データを補正したりする必要がある。但し、ノズルが原因の誤差は、製造段階で発生する製造誤差が原因であることが多く、取り除くのが極めて困難である。
一方、印刷画像は複数のインクドットで形成されているため、適正にインクドットを配置させてもインクドットの粒状ノイズが発生する。例えば、複数のインクドットが重なって形成される部位では明度が低くなるし、インクドットにより被覆されない部位は明度が高くなるように、明暗の起伏として粒状ノイズを把握することができる。ただし、粒状ノイズはバンディングと異なり印刷画像全体に均一に分布され、方向性も有していない。
以上説明したように、印刷画像にはそれぞれ性質の異なる、粒状ノイズとバンディングとが混在しているが、本発明では、バンディングに着目する。そして、バンディングを補正するのに適正な補正情報を生成し、この補正情報を用いて画像データを補正することで、印刷画像からバンディングを低減又は除去するようにした。
[濃度情報抽出手段20]
図7および図8は、濃度情報抽出手段20でバンディングを濃度情報の変化として抽出したグラフである。
図7は、実際の画像、すなわち、図3,図4で前述した画像から、機種Aおよび機種Bの2種類について濃度情報抽出手段20によって濃度情報の抽出を行った結果をグラフに示したものである。
図7は、横軸をX軸、縦軸をY軸とし、X軸に0、89、178、267.・・・2581と画像のライン番号をとり、Y軸に120〜160の範囲の輝度値をとり、図3および図4の画像の縦方向にライン毎の平均輝度値を求め、この平均輝度値の変化を信号列として用いたグラフである。線Aが機種Aすなわち図3の画像について、線Bが機種Bすなわち図4の画像についての結果を示している。
この結果、機種Aについては横方向の濃度勾配は少なく、ライン番号0〜ライン番号2581の間にそれほどの差異が見られなかったが、機種Bについては横方向の濃度勾配が、ライン番号0〜2581の間に輝度値155〜135と、横方向の濃度勾配が激しいことが分かる。このように、実際の画像は、前述した図2または図3に示すような画像であるが、画像の縦方向にラインごとの平均輝度を求めた結果、横方向の濃度勾配が発生する。このことから、機種Bに、本来ならば存在すべきではない、大きな濃度勾配を発生させる要因があることが、視覚的にも分かる。
上記図7の線Bに示すような一次の濃度勾配は、例えば、バンディング補正情報を生成するためのパッチ画像データを生成する際に、スキャナを用いた場合などに発生する可能性がある。スキャナは、例えば、印刷画像に光を照射しながら、ラインセンサによって当該印刷画像を走査し、その反射光を光電変換して濃度情報を得るものである。そして、製造上の不備などによって、スキャナに異常がある場合に、このスキャナで生成されるパッチ画像の濃度情報には、例えば、図13(a)に示す、1次の濃度勾配が発生する。
このことから、機種Bが有するスキャナに何らかの不備があるために、図7の線Bに示すような濃度勾配が発生したと予測することができる。
バンディングの補正は、一般に、各画像ラインの平均輝度値の符号を反転させて、当該各画像ラインの各画素の値に加算することで行われる。従って、本来ならば存在すべきではない濃度勾配(以下、不適濃度勾配と称す)がある濃度情報に基づいて、前記の補正方法でバンディングを補正してしまうと、不適濃度勾配によって変化している分の輝度値まで各画素の値に加算されてしまうため、バンディング補正をすることで、かえって印刷画質が悪化する恐れがある。
なお、ここでは物理量として輝度値を用いたが、一般的に、バンディングは(色味の変化ではなく)明るさの変化のムラに対して知覚されるものとされており、同じ明るさを示す尺度であれば、濃度値(OD値)、明度値(LabのL値)などを用いても良い。
現実的に、図7に示す信号列から、バンディング補正情報の生成に使いたい周期の波は、数ライン単位で輝度が上下している高周期の波である。機種Bにおいても高周期の波は信号として抽出されているが、現状では、不適濃度勾配による影響が大きく、バンディング補正情報を生成するための適正な濃度情報を得ることができない。しかし、画像の濃度変化に現われる、不適濃度勾配だけを取り除き、高周期の波だけを残すことができれば、純粋なバンディング成分だけが残ることになるので、バンディングを補正するのに適正な信号(濃度情報)を得ることができる。
図8は、図7と同様にして、横軸に画像のライン番号、縦軸に輝度値をとり、縦方向ライン毎の平均輝度値の変化、すなわち、縦方向の濃度勾配を示している。図8に示すように、濃度勾配は、縦方向にも発生する。
また、この例においても、濃度情報抽出手段20によって、2種類の機種、機種Aおよび機種Bについて、実際の画像で横方向にライン毎の平均輝度値を求めたグラフである。
[濃度勾配算出手段30]
濃度勾配算出手段30による濃度勾配の算出には、それぞれの信号列に対して最小二乗法により求めた回帰直線の傾きを用いる。最小二乗法は公知の手法なので、ここでは説明を省略する。
図7および図8を参照して、それぞれの信号について、濃度勾配を算出すると以下のようになる。
機種Aの横方向の濃度勾配=−0.0007
機種Bの横方向の濃度勾配=−0.0076
機種Aの縦方向の濃度勾配=−0.0060
機種Bの縦方向の濃度勾配=−0.0283
以上の結果、横方向の濃度勾配については、|−0.0007|<|−0.0076|、縦方向の濃度勾配については、|−0.0060|<|−0.0283|となり、全体的に機種Aよりも機種Bの濃度勾配の状況が悪いという結果になった。また、X軸の範囲が異なるため、濃度勾配は、数値的には、縦方向の方が機種A/B共に1桁悪い状況であるが、絶対値としての繋ぎ合わせによる濃度の落差としては、縦方向の方が比較的良好であると言える。
[濃度勾配補正手段40]
図9は、濃度勾配補正処理の一例を示すフローチャートである。
このフローチャートを参照して、濃度勾配補正処理の方法について説明する。
まず、ステップS101において開始後、ステップS102において、濃度勾配補正手段40は、濃度勾配算出手段30にて算出された画像の濃度変化の勾配を、X軸方向の傾きおよびY軸方向の傾きとして取得する。次に、ステップS103において、濃度勾配補正手段40は、画像の濃度変化における、当該画像の中心画素を含む画素に対応する座標(以下、中心座標と称す)を求める。次に、ステップS104において、濃度勾配補正手段40は、画像の濃度変化における、注目画素に対応するX座標、Y座標を求める。次に、ステップS105において、濃度勾配補正手段40は、注目画素に対応する座標と中心座標との距離に基づいて、注目画素に対応する座標の中心座標に対する傾きが0になるような注目画素の補正量を算出する。次に、ステップS106において、濃度勾配補正手段40は、ステップS105で算出した補正量を用いて注目画素の輝度値を補正する。次に、ステップS107において、濃度勾配補正手段40は、全ての注目画素について補正したか否かを判断し、全ての画素について補正を行っていない場合には、ステップS104に戻り、次の注目画素について同様の処理を行う。一方、全ての注目画素について補正処理が終了すると、ステップS108において、濃度勾配補正処理を終了する。
図10は、濃度勾配補正の概念を示すグラフである。この図は、図9のフローチャートにおいて、画像の濃度変化における、中心座標を基点にして、図7および図8で求めた濃度勾配を有する直線を仮定し、その直線を水平に戻すような補正処理を行うが、その際の概念を示した図である。
図10のAが中心座標(濃度勾配直線上の点)、Bが傾きを0にするための移動方向を示している。具体的に、X軸方向の傾きを補正する場合は、中心座標におけるY座標と、注目画素に対応する座標におけるY座標との距離が0となるような(注目画素のY座標が、図9中のB方向にX軸上まで移動するような)注目画素の補正量を決定し、当該決定した補正量を用いて注目画素の画素値(ここでは輝度値)を補正する。
なお、本実施形態における注目画素は、輝度平均値の算出に用いた各画像ラインを構成する画素となる。例えば、1ラインの画素数が512個であれば、この512個の画素が全て注目画素に該当する。また、補正処理は、画像の全画像ライン(全注目画素)に対して行う。
また、図11および図12は、補正後のラインごとの輝度変化を示す図であり、図11は、図7に示した縦方向ライン毎の平均輝度値(横方向の濃度勾配)についての補正後の縦方向ライン毎の平均輝度値の輝度変化を示し、図12は、図8に示した横方向ライン毎の平均輝度値(縦方向の濃度勾配)についての補正後の横方向ライン毎の平均輝度の輝度変化を示すグラフである。
図11および図12に示すように、補正後のライン毎の輝度変化からは、不適濃度勾配だけが除去できていることがわかる。また、数値的にも、補正後の濃度勾配は以下のようになり、不適濃度勾配だけが除去されていることが分かる。
まず、図11に示す縦方向ライン毎の平均輝度の補正後の変化、すなわち横方向の濃度勾配の図を参照すると、機種Aの横方向の濃度勾配=0.0000、機種Bの横方向の濃度勾配=0.0000、となった。また、図12に示す横方向ライン毎の平均輝度の補正後の変化、すなわち縦方向の濃度勾配の図を参照すると、機種Aの縦方向の濃度勾配=-0.0002、機種Bの縦方向の濃度勾配=0.0000となり、機種Aの縦方向の濃度勾配のみが−の値となった。
[バンディング補正情報生成手段50]
バンディング補正情報生成手段50は、濃度勾配補正手段40で補正された画像から各ラインごとの平均輝度値を求め、この平均輝度値を用いて各ラインの濃度濃淡を表したバンディング補正情報を生成するものである。バンディング補正情報は、何らかの入力値に対しての濃淡情報であるので、どのラインがどの程度濃いか、あるいは薄いかなどを計算して簡単に生成できる。
[バンディング補正情報記憶手段60]
バンディング補正情報記憶手段60は、バンディング補正情報生成手段50で生成されたバンディング補正情報を、必要に応じて用いることができるように所定の場所に格納して記憶するものである。
[印刷用画像データ取得手段70]
印刷指示に応じて、外部装置又は内部装置から、印刷指示に対応した印刷対象の画像データを取得する。
[バンディング補正手段80]
バンディング補正手段80は、印刷用画像データ取得手段70にて印刷用画像データを取得後、前述したバンディング補正情報記憶手段60に記憶されているバンディング補正情報に基づいて、取得した印刷用画像データに対してバンディングを補正処理を実行する。
ここで、バンディング補正処理は、バンディング補正情報から、各階調値に対する各画像ラインの濃度の濃淡が解るので、例えば、印刷用画像データのある画像ラインの平均階調値に対して濃度が不足している場合は、不足分の濃度を増やす補正をし、一方、濃度が過剰である場合は、過剰分の濃度を減らす補正を行う。具体的には、画素値が輝度値であれば、濃度が不足している場合に、不足分の濃度に対応する輝度値を減算し、一方、濃度が過剰である場合に、過剰分の濃度に対応する輝度値を加算する。
[印刷手段90]
印刷手段90は、バンディング補正手段80においてバンディング補正処理が施された印刷用画像データに基づき、画像を印刷用紙等の媒体に印刷する。
以上、本発明に係る印刷装置1は、パッチ画像の濃度変化から、本来ならば存在しないはずの濃度勾配を除去することが可能であり、これにより、純粋なバンディング成分のみを含むバンディング補正情報を生成することが可能である。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、この実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱することなく、種々の変更が可能である。
例えば、前述した実施形態では、最小二乗法によって、図13(a)に示すような、一次の濃度勾配を除去したが、除去したい濃度勾配は常に一次であるとは限らない。例えば、測定系が顕微鏡やカメラなどのようにレンズを有する場合は、レンズの特性が中央部と周辺部とで異なるために、図13(b)に示すように、二次のカーブ(濃度勾配)が発生する。このような、二次の濃度勾配は、本来ならば存在すべきではないので、除去の対象となる。
また、二次の濃度勾配を除去するには、2次の多項式近似を用いれば良い。その他、指数関数、対数関数など近似式の求め方がわかっていて、それが除去対象として想定の範囲内の濃度勾配であるならば、同様に、その濃度勾配を除去することで、同様の効果が得られる。
以下、図14〜図20に基づき、パッチ画像の濃度変化に二次の不適濃度勾配が発生する場合のバンディング補正に与える影響について、具体的に説明する。
ここで、図14は、レンズの特性のみによって発生する濃度変化の一例を示す図である。また、図15は、レンズの特性による濃度変化とパッチ画像の濃度変化とを合わせた濃度変化の一例を示す図である。また、図16は、図15の濃度変化を有する濃度情報から生成されたバンディング補正情報を示す図である。また、図17は、図16のバンディング補正情報を用いてバンディングを補正した結果の濃度変化を示す図である。また、図18は、パッチ画像の純粋な濃度変化の一例を示す図である。また、図19は、図18の濃度変化を有する濃度情報から生成したバンディング補正情報を示す図である。また、図20は、図19のバンディング補正情報を用いてバンディングを補正した結果の濃度変化を示す図である。
一般に、顕微鏡などのレンズを組み合わせて2次元的に画像を捉えるエリアセンサを用いてパッチ画像の濃度情報を取得した場合に、取得した濃度情報のパッチ画像は、その周辺が暗くなることが知られている。このレンズによる影響は、図14に示すように、目標濃度との差を縦軸に取り、ノズル番号(画像のライン番号に対応)を横軸に取ると、画像の両端では濃度差が0になり、中央にいくほど濃度差が大きくなっている。
このような特性を有するレンズを通して得られたパッチ画像の濃度情報(各画像ラインの平均輝度値)は、図15に示すように、目標濃度との差を縦軸に取り、ノズル番号(画像のライン番号に対応)を横軸に取ると、巨視的に見た濃度変化に対して、二次の大きな不適濃度勾配を生じさせる。
一方、上記した不適濃度勾配がある状態で、バンディング補正情報を生成すると、その補正量は、図16に示すように、濃度補正量を縦軸に取り、ノズル番号(画像のライン番号に対応)を横軸に取ると、図15の濃度変化を、丁度上下反転させたものとなる。つまり、二次の濃度勾配がそのまま反映されたバンディング補正情報となる。
そして、二次の不適濃度勾配の反映されたバンディング補正情報で補正を行うと、レンズの特成分の補正量が各画素の値に余分に加算されることになるため、補正結果の濃度変化は、図17に示すように、目標濃度との差を縦軸に取り、ノズル番号(画像のライン番号に対応)を横軸に取ると、丁度、図14に示すレンズの特性による濃度変化を上下反転させたものとなる。
つまり、パッチ画像を印刷するときに用いたオリジナルの画像データには、レンズの特性による影響は全く含まれていないため、レンズの特性による濃度変化を反転させた補正量分の濃度変化がダイレクトに混入されることになる。
従って、上記した本発明の手法を用いて、図14に示す濃度変化から、レンズの特性による二次の濃度勾配を取り除く。この場合は、二次の多項式を用いてレンズの特性分を表す二次の曲線を近似し、その勾配が0となるように補正を行う。この補正により、図18に示すような、純粋なバンディング成分のみの濃度情報が得られる。図18において、縦軸は目標濃度との差であり、横軸はノズル番号(画像のライン番号に対応)である。
そして、図18に示す、純粋なバンディング成分を上下反転させてバンディング補正情報を生成することにより、その補正量の変化は、図19に示すようになる。図19において、縦軸は濃度補正量であり、横軸はノズル番号(画像のライン番号に対応)である。図19に示す濃度補正量を用いて、オリジナルの画像データのバンディングを補正することで、その補正結果は、図20に示すように、全画像ラインにおける濃度差が0となり、フラットな特性を示す。図20において、縦軸は目標濃度との差であり、横軸はノズル番号(画像のライン番号に対応)である。
また、濃度勾配補正に関して、上述した実施形態では、最小二乗法を用いて一次の濃度勾配を除去したが、これに限定されず、種々の方法を用いて濃度勾配を除去することができる。
本発明の実施形態に係る印刷装置のバンディング情報作成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る印刷装置本体の構成を示すブロック図である。 境界条件良好の場合の入力画像を示す実サンプルである。 境界条件不良の場合の入力画像を示す実サンプルである。 境界条件良好の場合の入力画像を示す模式図である。 境界条件不良入力画像を示す模式図である。 縦方向ラインごとの平均輝度の変動を示すグラフである。 横方向ラインごとの平均輝度の変動を示すグラフである。 濃度勾配補正処理の一例を示すフローチャートである。 濃度勾配補正の概念図である。 横方向ラインごとの平均輝度の補正後の変動を示す図である。 横方向ラインごとの平均輝度の補正後の変動を示す図である。 従来例の問題点を指摘する図であり、補正情報を作るためにスキャンした結果を示す概略図であり、(a)は急激なスロープを形成している場合、(b)は、急激に下降して再度上昇している場合を示す。 レンズの特性のみによって発生する濃度変化の一例を示す図である。 レンズの特性による濃度変化とパッチ画像の濃度変化とを合わせた濃度変化の一例を示す図である。 図15の濃度変化を有する濃度情報から生成されたバンディング補正情報を示す図である。 図16のバンディング補正情報を用いてバンディングを補正した結果の濃度変化を示す図である。 パッチ画像の純粋な濃度変化の一例を示す図である。 図18の濃度変化を有する濃度情報から生成したバンディング補正情報を示す図である。 図19のバンディング補正情報を用いてバンディングを補正した結果の濃度変化を示す図である。
符号の説明
1…印刷装置、2…バンディング補正情報生成装置、10…補正情報生成用画像データ取得手段、20…濃度情報抽出手段、30…濃度勾配算出手段、40…濃度勾配補正手段、50…バンディング補正情報生成手段、60…バンディング補正情報記憶手段、70…印刷用画像データ取得手段、80…バンディング補正手段、80…印刷手段

Claims (15)

  1. バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得手段と、
    前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出手段と、
    前記濃度情報抽出手段で抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出手段と、
    前記濃度勾配算出手段で算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正手段と、
    前記濃度勾配補正手段で補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成手段と、を備えたことを特徴とするバンディング補正情報生成装置。
  2. 前記濃度情報は、輝度値、濃度値(OD値)及び明度値(L値)のいずれか1つを用いたものであることを特徴とする請求項1に記載のバンディング補正情報生成装置。
  3. 前記濃度情報は、前記画像におけるバンディングの発生方向及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の少なくとも一方の濃度の統計値を含むことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のバンディング補正情報生成装置。
  4. 前記濃度の統計値は、前記画像のライン毎の、輝度平均値、濃度平均値及び明度平均値のいずれか1つであることを特徴とする請求項3に記載のバンディング補正情報生成装置。
  5. 前記濃度勾配算出手段は、最小二乗法を用いた線形近似により前記勾配を算出する手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のバンディング補正情報生成装置。
  6. 前記濃度勾配算出手段は、多項式近似により前記勾配を算出する手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のバンディング補正情報生成装置。
  7. 前記濃度勾配補正手段は、前記画像の濃度変化から、前記濃度勾配算出手段で算出した前記勾配が取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正する手段であることを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のバンディング補正情報生成装置。
  8. 前記濃度勾配補正手段は、前記画像の前記バンディングの発生方向の濃度変化に対する勾配及び当該バンディングの発生方向と直行する方向の濃度変化に対する勾配の少なくとも一方が、前記画像の濃度変化から取り除かれるように、前記補正情報生成用画像データを補正する手段であることを特徴とする請求項7に記載のバンディング補正情報生成装置。
  9. バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
    前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
    前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
    前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
    前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップと、を含むことを特徴とするバンディング補正情報生成方法。
  10. バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
    前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
    前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
    前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
    前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップとを有する処理をコンピュータに実行させるために使用するプログラムを含むことを特徴とするバンディング補正情報生成プログラム。
  11. 請求項10に記載のバンディング補正情報生成プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  12. バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得手段と、
    前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出手段と、
    前記濃度情報抽出手段で抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出手段と、
    前記濃度勾配算出手段で算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正手段と、
    前記濃度勾配補正手段で補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成手段と、
    印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得する印刷用画像データ取得手段と、
    前記バンディング補正情報生成手段で生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行するバンディング補正手段と、
    前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷する印刷手段と、を備えることを特徴とする印刷装置。
  13. バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
    前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
    前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
    前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
    前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップと、
    印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得する印刷用画像データ取得ステップと、
    前記バンディング補正情報生成ステップで生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行するバンディング補正ステップと、
    前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷する印刷ステップと、を含むことを特徴とする印刷方法。
  14. バンディング補正情報の生成用の画像の画像データである補正情報生成用画像データを取得する補正情報生成用画像データ取得ステップと、
    前記補正情報生成用画像データに基づき、前記画像の濃度情報を抽出する濃度情報抽出ステップと、
    前記濃度情報抽出ステップで抽出した濃度情報に基づき、前記画像の濃度変化の勾配を算出する濃度勾配算出ステップと、
    前記濃度勾配算出ステップで算出された前記濃度変化の勾配に基づき、前記補正情報生成用画像データを補正する濃度勾配補正ステップと、
    前記濃度勾配補正ステップで補正された前記補正情報生成用画像データに基づき、バンディングを補正するためのバンディング補正情報を生成するバンディング補正情報生成ステップと、
    印刷対象の画像の画像データである印刷用画像データを取得する印刷用画像データ取得ステップと、
    前記バンディング補正情報生成ステップで生成したバンディング補正情報を用いて、前記印刷用画像データに対してバンディングを補正する処理を実行するバンディング補正ステップと、
    前記印刷用画像データに基づき、印刷に用いる媒体に前記印刷対象の画像を印刷する印刷ステップとを有する処理をコンピュータに実行させるのに使用するプログラムを含むことを特徴とする印刷プログラム。
  15. 請求項14に記載の印刷プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
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