JP2007282716A - ポスト型ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 針板の位置調節を容易とする
【解決手段】 ポスト型ミシン1において、針板51を支持する針板受け53と、該針板受け53を支持する送り台52との間に、偏心コロ55により左右方向に移動自在に嵌合する案内部材54を設けた。また、針板受け53と対向する案内部材54の端部には、針板受け53を上下方向にのみ移動可能に案内する側部54cを設け、偏心コロ57により針板受け53は上下方向に移動調節可能となっている。これにより、針板51の位置を上下方向及び左右方向に対して移動調節することが可能となった。
【選択図】図3

Description

本発明は、ポスト型ミシンに関し、特に、針板の取り付け位置を調節可能とするポスト型ミシンに関する。
従来から、針板の取り付け位置を調節可能に構成されたミシンが知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に開示されるミシンは、布送り方向に対して垂直となる左右方向に沿う第一溝部を上部に有するシリンダブラケットと、下面に前記第一溝部と係合する第一凸部を有し、シリンダブラケットに対して左右方向に移動可能に取り付けられた針板台と、この針板台に対して前記布送り方向に沿って移動自在とする第二溝部を下面に有すると共に、上面には前記布送り方向に沿う第二凸部を有する針板支持台と、下面に前記第二凸部と係合する第三溝部を有し、ねじにより前記針板支持台の上面に着脱自在に固定装備される針板とを備えている。針板台及び針板支持台の水平面におけるほぼ同じ位置には、両者をシリンダブラケットに対して同時に締結固定する調節ねじの径よりも大きなねじ穴(いわゆるバカ穴)がそれぞれ形成されている。そして、調節ねじを緩めた状態で、シリンダブラケットに対して針板台が左右方向に移動調節され、さらに、この針板台に対して針板支持台が布送り方向に移動調節されることで、布送り方向及び左右方向(つまり、前後左右方向)に対する針板の位置を調節する構成が採られている。
また、例えば、鞄や靴などの立体縫製を行ういわゆるポスト型ミシンにおいては、ミシンベッドから立設された送り台と、この送り台の側面の上部に、上下方向に対して移動調節自在に取り付けられると共に針板を支持する針板受けとが設けられており、針板の高さすなわち上下方向における位置調節のみ可能としたミシンも知られている。
実用新案登録第2598313号公報
しかしながら、上記立体縫製を行うポスト型ミシンの針板にあっては、左右方向の調節ができず、針落ち位置に適するように針板を取り付けるためには各構成部分の寸法精度に依存することとなり、針板位置の調節が極めて困難であるという問題があった。
本発明は、針板の位置調節を容易とすることをその目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、ミシンベッド上に立設され内部に水平釜を配置してなる有頭筒状の立設部と、該立設部の上面に向かって針落ちを行う縫い針に対向して配置された針板とを有するポスト型ミシンにおいて、前記立設部において前記針板を支持する針板受けと、前記立設部において前記針板受けを支持する送り台と、前記送り台の側面において布送り方向と直交する左右方向に沿って形成された第一ガイド部と、前記第一ガイド部に沿って前記針板受けを移動調節させる第一調節部材と、前記送り台の側面と対向する前記針板受けの一側に前記布送り方向と直交する上下方向に沿って形成された係合部と、一端が前記第一ガイド部に前記左右方向に沿って移動自在に嵌合されると共に、他端に前記針板受けを前記上下方向に案内可能となって前記係合部と係合する第二ガイド部を具備する案内部材と、前記第二ガイド部に沿って前記針板受けを上下方向に移動調節させる第二調節部材とを備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のポスト型ミシンにおいて、前記第一ガイド部は、前記左右方向に沿って形成された凹部であり、前記第二ガイド部は、前記上下方向に沿って形成された凸部であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のポスト型ミシンにおいて、前記第一調節部材は、回転により前記案内部材を前記左右方向に移動調節可能とする偏心コロであり、前記第二調節部材は、回転により前記針板受けを前記上下方向に移動調節可能とする偏心コロであることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、針板を支持する針板受けは、第一調節部材により、送り台の側面に形成された第一ガイド部に沿って左右方向に移動調節される。また、針板受けは、第二調節部材により、第一ガイド部に沿って左右方向に移動自在に設けられた案内部材に形成された第二ガイド部に沿って上下方向に移動調節される。すなわち、針板は、布送り方向を除く上下及び左右方向に対して移動調節可能となる。これにより、上下方向或いは左右方向における針板位置の調節を容易に行うことができるため、例えば、上下方向或いは左右方向における針板の取り付け位置を部品の寸法精度に依存していた従来のミシンに比べて、上下左右における針板の位置を容易に調節することが可能となる。
請求項2記載の発明によれば、左右方向に沿って形成された凹部である第一ガイド部と、上下方向に沿って形成された凸部である第二ガイド部とにより、請求項1記載の発明と同様の効果を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、回転により案内部材を左右方向に移動調節可能とする偏心コロである第一調節部材と、回転により針板受けを上下方向に移動調節可能とする偏心コロである第二調節部材とにより、請求項2又は請求項3記載の発明と同様の効果を得ることができる。
以下、図1乃至図4を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について詳しく説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されているが、発明の範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。また、本実施形態においては、各図中に示したXYZ軸を基準にしてミシン1の各部の方向を定めるものとする。ミシン1を水平面に設置した状態において、Z軸方向は鉛直方向となる上下方向を示し、Y軸方向はミシンアーム部11の長手方向と一致する左右方向を示し、X軸方向は水平且つY軸方向に直交する前後方向を示す。
本実施形態では、例えば、靴や鞄における立体部分等の縫製を行ういわゆるポスト型ミシンを例に以下の説明を行う。ポスト型ミシンは、ミシンベッド上に立設され、上面に針板を有すると共に内側上部に釜や送り歯を内包する有頭筒状の立設部を有し、針板が通常のミシンベッド(いわゆる平ベッド)と同じ高さでは縫製が困難である被縫製物の立体部分の縫製に適したミシンである。
(全体構成)
図1は本実施形態たるポスト型ミシン1(以下、単にミシン1という)の外観構造を示す概略斜視図であり、図2は図1中に示すA部の拡大図であって本実施形態における針板周辺の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態におけるミシン1は、ミシンテーブル2の上面に配置されたミシンフレーム10と、ミシンフレーム10内に設けられ、縫い針21を上下に駆動する針駆動機構20と、この針駆動機構20と協働して縫い目を形成する釜機構30と、被縫製物を布送り方向に沿って搬送する送り機構40と、針板51の位置を調節する針板調節機構50とを備えている。
以下、各部を詳しく説明する。
(ミシンフレーム)
図1に示すように、ミシンフレーム10は、当該ミシンフレーム10の上部をなしミシンテーブル2の長手方向(Y軸方向)に沿って延在されるミシンアーム部11と、ミシンフレーム10の下部をなしミシンテーブル2と対向するミシンベッド部12と、ミシンアーム部11とミシンベッド部12とを連結し、ミシンアーム部11及びミシンベッド部12の長手方向と直交する上下方向(Z軸方向)に立設される縦胴部13とから構成されており、その外形が正面視にて略コ字状に成形されている。
また、一端に縦胴部13が立設されたミシンベッド部12の他端側には、該ミシンベッド部12の上方に向かって突設された有頭筒状の立設部14が設けられている。
立設部14には、後述する釜機構30及び送り機構40が内蔵されており、該立設部14の上部には後述する針板調節機構50が搭載されている。
(針駆動機構)
針駆動機構20は、ミシンアーム部11内において左右方向(Y軸方向)に沿って回転自在に延在された図示しない上軸(主軸)と、該上軸の先端に固定された回転錘(図示略)と、上端が該回転錘の偏心部に回転自在に連結されたクランクロッド(図示略)と、クランクロッドの下端に回動自在に連結された針棒22と、針棒22の下端に支持された縫い針21とを備えている。そして、図示しないミシンモータの駆動により、該ミシンモータと連結された上軸が回転すると、その回転が回転錘及びクランクロッドを介して上下動に変換されて針棒22に伝達され、針棒22と縫い針21とが往復上下動を行う。なお、本実施形態における針駆動機構20には、二本の縫い針21,21が装備されている。
(釜機構)
釜機構30は、ミシンベッド部12から上方に向かって突設された立設部14に設けられている。この釜機構30は、後述する針板調節機構50の送り台52をY軸方向に挟んで両側に立設された二つの釜軸台31,31と、該釜軸台31,31の内部においてZ軸方向(上下方向)に沿ってそれぞれ回転自在に支持された釜軸(図示略)と、これら釜軸に軸支されることで水平面内において回転自在に設けられた水平釜32,32とを備えている。そして、ミシンベッド部12内においてY軸方向に沿って回転自在に延在された下軸が上軸と共に回転駆動されると、図示しない釜軸ギヤを介して釜軸が回転されて水平釜32,32(外釜)が回転する。これにより、該水平釜32,32と上記縫い針21,21との協働により縫い目が形成される。
(送り機構)
送り機構40は、長円運動を行う送り歯41を備えており、この送り歯41により被縫製物が水平方向に搬送されるようになっている。また、送り歯41は、図示しない送り量調節機構により被縫製物の送り量を調節することができ、所望の縫い目長さを得ることができるようになっている。
(針板調節機構)
ここで、本実施形態における針板調節機構50について、図2乃至図4を参照して詳しく説明する。
図2及び図3に示すように、本実施形態における針板調節機構50は、ミシンベッド12上に突設された立設部14に設けられている。
かかる針板調節機構50は、針板51と、該針板51を支持する針板受け53(61)と、ミシンベッド部12上に突設され前記針板受け53を支持する送り台52と、針板51を左右又は上下方向の少なくとも一方に移動可能とする案内部材54と、回転により案内部材55を左右方向に移動調節可能とする第一調節部材としての偏心コロ55と、回転により針板受け53(61)を上下方向に移動可能とする第二調節部材としての偏心コロ57(57)とを備えている。
針板51は、立設部14の上面に具備されている。この針板51は、立設部14の上面に対して針落ちを行う上述した針駆動機構20の縫い針21,21に対向して配置されている。すなわち、本実施形態における針板51には、X軸方向に沿って平行に形成され二本の縫い針21,21が針落ちを行う二つの長尺な針穴が設けられている。
また、針板51の下面における左右両端には、上記釜軸と共に回転する外釜に内嵌され該外釜とともに水平釜32を構成する内釜が回転しないように保持するいわゆる回転止めとしての凹部が形成されている。この凹部には、内釜に設けられた凸部が遊嵌され、図示しないオープナーの動作に応じて当該凹部内で前記内釜の凸部が前後に移動するようになっている。そして、所定のタイミングで該凸部と凹部の隙間を上糸が通過するようになっている。つまりこの凹部は、前後方向において所定の位置に配置されている。このため、本実施形態における針板51は、前後方向(X軸方向)には移動しないようになっている。
かかる針板51は、布送り方向すなわち前後方向の前後両端において、それぞれ皿ねじ60,60によって後述する針板受け53,61の上面に着脱自在且つその取り付け位置が再現自在に固定されている。
送り台52は、ミシンベッド12の一端側(左端側)から、針駆動機構20が配置されるミシンアーム部11の先端に向けて上方に突設されている。かかる送り台52は、上記二つの釜軸台31,31の間に配置されており、各釜軸台31,31と共に上述した立設部14を構成している。
この送り台52の上部において、布送り方向の上流側となる作業者側(前方側)の側面には、右側の端部が開放され、正面視にて略正方形状に形成された第一ガイド部としての第1溝部52aが形成されている。この第1溝部52aは、左右方向(Y軸方向)に沿って形成された溝部すなわち凹部であり、当該第1溝部52a内には、平面視にて略コ字状に形成された後述する案内部材54が、該第1溝部52aに沿って左右方向に移動自在に嵌合されている。
案内部材54には、前記第1溝部52aに係合される第1凸部としての側部54aと、後述する偏心コロ55と係合する第2溝部54bと、針板受け53と係合する第二ガイド部としての側部54cとが設けられている。側部54cは、上下方向に沿って形成された凸部であり、案内部材54が上記第1溝部52aに嵌合された状態において送り台52の側面から突設され、送り台52の作業者側の側面と対向する後述する針板受け53の一側において上下方向に沿って形成された係合部としての第3溝部53aと係合することが可能となっている。つまり、側部54cは、その一端が第1溝部52aに左右方向に移動自在に嵌合されると共に、他端に針板受け53を上下方向に案内可能となって第3溝部53aと係合する側部54cを具備する本実施形態における案内部材として機能する。
第2溝部54bには、外径が該第2溝部54bの左右方向(Y軸方向)の幅と同じ大きさに形成された第一調節部材としての偏心コロ55が嵌合されている。
偏心コロ55は、その内周と外周55aの中心がそれぞれ偏心しており、外周55aが第2凸部として第2溝部54bに内嵌されている。これら偏心コロ55及び案内部材54は、段ねじ56により、共に送り台52の第1溝部52a内に固定されている。
つまり、上記送り台52に形成された第1溝部52a、案内部材54、第二溝部54b及び偏心コロ55は、針板51を布送り方向(X軸方向)と直交する左右方向(Y軸方向)に沿って移動調節可能とする左右調節手段として機能する。
側部54cは、第3凸部として、針板受け53に形成された後述する第3溝部53aに嵌合されている。
針板受け53は、図4(a)乃至図4(c)に示すように、正面視にて略T字状に形成された板材であって、送り台52における作業者側の側面上部に取り付けられている(図3参照)。この針板受け53における送り台52と対向する側面には、上記案内部材54の側部54cと係合する係合部としての第3溝部53aが形成されている。
かかる針板受け53には、止めねじ58により第二調節部材としての偏心コロ57が固定されている。偏心コロ57の外周57aは、針板受け53を送り台52に取り付ける際に送り台52の上面部に当接され、該針板受け53の下方への移動を規制するようになっている。
また、偏心コロ57は、その内周の中心と外周57aの中心とが偏心しており、回転により針板受け53を上下に移動調節することができるようになっている。
つまり、上記針板受け53、第3溝部53a、側部54c及び偏心コロ57は、針板51を布送り方向(X軸方向)と直交する上下方向(Z軸方向)に移動調節可能とする上下調節手段として機能する。
また、送り台52における上記針板受け53と反対側の側面には、該送り台52を挟んで針板受け53と対象に形成された針板受け61が設けられている。
(実施形態の動作説明)
次に、上記構成を備えるミシン1の動作説明を行う。
針板51の左右方向における位置を調節する際には、針板受け53(61)を取り外した状態で、止めねじ56を緩め、偏心コロ55を回転させて案内部材54を左右方向に移動させる。
このとき、偏心コロ55は、その内周の軸心を中心に回転されるため、当該軸心から外周55aまでの水平方向(左右方向)の距離が変化することとなる。その結果、偏心コロ55の外周55aに当接された第2溝部54bには左右方向に向かう押圧力が付与される。案内部材54は、第1溝部52a内に嵌合されているため上下に移動することはなく、左右方向にのみ移動調節されることとなる。また、本実施形態における偏心コロ55の端部には溝(凹部)が形成されており、該偏心コロ55の回転量が目視にて容易に認識できるようになっている。これにより、左右方向における案内部材54の移動量が容易に認識可能となる。
そして、案内部材54の位置が決定したところで、止めねじ56を締結し、針板受け53を取り付ける。このとき、案内部材54が針板受け53の溝部53aと係合するように取り付けることで、針板受け53は左右方向の移動が規制され、上下方向のみ移動可能となる。
次に、針板51の上下方向の位置を調節する際には、止めねじ59を緩めて針板受け53(61)を取り外し、止めねじ58を緩め、偏心コロ57を回転させて任意の位置で止めねじ58により固定する。
偏心コロ57は、内周の軸心を中心に回転されるため、該軸心から外周57aまでの垂直方向における距離が変化することとなる。偏心コロ57aには、上述した偏心コロ55と同様、その端部に溝(凹部)が形成されており、該偏心コロ57の回転量が目視にて容易に認識することができるようになっている。これにより、針板受け53の上面部53bから偏心コロ57の下端までの距離が容易に認識可能となる。
針板51は、針板受け53の上面部53bに取り付けられるため、針板受け53の上下位置を変化させることにより、針板51の上下位置が決定されることとなる。
また、偏心コロ57の外周57aと送り台52の上面部52bとを接触させ、針板受け53の下方への移動を規制させるために針板受け53の上面部53bから偏心コロ57の下端までの距離を変化させることで、針板51の上下方向における位置を調節することができる。
そして、針板受け53の上下方向の位置決めが行われた後に、止めねじ59により該針板受け53を送り台52に固定する。また、上述した動作と同様の操作を反作業者側でも行い、針板51を取り付ける針板受け53及び61の左右方向及び上下方向の取り付け位置が決定される。
(実施形態の効果)
以上のように、本実施形態たるミシン1によれば、ミシン1に針板51を組み付けた状態において、該針板51の位置を、上下方向及び左右方向に調節することができる。これにより、針板位置の調節を部品精度に依存していた従来のミシンに比べ、針板51の位置調節を容易に行うことができる。また、偏心コロ55,57の凹部(刻点)を目印とすることで、針板51の上下方向及び左右方向における調節量を容易に認識することができる。
(その他)
なお、本実施形態では、二本の縫い針21,21と、二つの水平釜32,32とを有するポスト型ミシン1を例に説明したが、一本の縫い針と一つの水平釜とで縫製を行うポスト型ミシンに適用することも可能である。
また、針板51の上下方向及び左右方向における移動量は、偏心コロ55及び57の偏心量を適宜設定することで所望の移動量とすることができる。また、偏心コロ55及び57は、互いが同じ(共通の)偏心コロであってもよい。
本実施形態たるミシンの外観構造を示す概略斜視図である。 図1中に示すA部の拡大図であって、本実施形態における針板周辺の構成を示す斜視図である。 本実施形態における針板調節機構の構成を示す分解斜視図である。 本実施形態における針板受けを示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は背面図、(c)は正面図である。
符号の説明
1 ミシン
2 ミシンテーブル
10 ミシンフレーム
11 ミシンアーム部
12 ミシンベッド部
13 縦胴部
14 立設部
20 針駆動機構
21 縫い針
22 針棒
30 釜機構
31 釜軸台
32 水平釜
40 布送り機構
41 送り歯
50 針板調節機構
51 針板
52 送り台
52a 第1溝部(第一ガイド部、凹部)
53 針板受け
53a 第3溝部(係合部)
54 案内部材(案内部材)
54a 側部(第二ガイド部)
55 偏心コロ(第一調節部材)
56 段ねじ
57 偏心コロ(第二調節部材)
58 止めねじ
60 皿ねじ

Claims (3)

  1. ミシンベッド上に立設され内部に水平釜を配置してなる有頭筒状の立設部と、該立設部の上面に向かって針落ちを行う縫い針に対向して配置された針板とを有するポスト型ミシンにおいて、
    前記立設部において前記針板を支持する針板受けと、
    前記立設部において前記針板受けを支持する送り台と、
    前記送り台の側面において布送り方向と直交する左右方向に沿って形成された第一ガイド部と、
    前記第一ガイド部に沿って前記針板受けを移動調節させる第一調節部材と、
    前記送り台の側面と対向する前記針板受けの一側に前記布送り方向と直交する上下方向に沿って形成された係合部と、
    一端が前記第一ガイド部に前記左右方向に沿って移動自在に嵌合されると共に、他端に前記針板受けを前記上下方向に案内可能となって前記係合部と係合する第二ガイド部を具備する案内部材と、
    前記第二ガイド部に沿って前記針板受けを上下方向に移動調節させる第二調節部材とを備えることを特徴とするポスト型ミシン。
  2. 前記第一ガイド部は、前記左右方向に沿って形成された凹部であり、
    前記第二ガイド部は、前記上下方向に沿って形成された凸部であることを特徴とする請求項1記載のポスト型ミシン。
  3. 前記第一調節部材は、回転により前記案内部材を前記左右方向に移動調節可能とする偏心コロであり、
    前記第二調節部材は、回転により前記針板受けを前記上下方向に移動調節可能とする偏心コロであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のポスト型ミシン。
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