JP2007280012A - 作業指示システムおよびその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の習熟度合に応じて、作業に関する指示情報の表示を動的に変更することができる作業指示システムおよび作業指示方法を提供する。
【解決手段】作業指示システム1は、ワークの検査結果を入力するための端末44と、前記検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新し、更新された実績値に応じて、端末4への作業に関する指示情報の表示を変更するサーバ2とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業指示システムおよびその方法に関し、特に、生産ラインにおいて指示情報を表示する作業指示システムおよびその方法に関する。
車両の組立ラインにおいて、配管配線を組み付ける通電・伝達艤装ゾーン、内装部品を組み付ける内装ゾーン、外装部品を組み付ける外装ゾーン、下回り部品を組み付ける下回り艤装ゾーンなどの組立ゾーン(機能ゾーン)を設けて、組立ゾーンの各々に付設したライン内検査部で、検査並びに補修を実施する技術が知られている(特許文献1)。この技術では、組立ゾーン内部で検査および補修を終えることができるため、不具合点を迅速に発見し、自ゾーン内での品質保証をすることができ、組立ライン生産効率の向上を図ることができる。
ライン内検査部では、複数の検査項目を含む「組立仕様書」がディスプレイ(タッチパネル)に表示されるとともに、検査結果がタッチパネルから入力される。また、補修時においても、組立検査履歴を表示させることができる。
特開2000−85649号公報
以上のように、従来の技術では、ライン内検査部での作業(以下、「ライン内検査作業」と称する)に従事している検査作業者に対して、「組立仕様書」などが一律に表示される。
しかしながら、検査作業者に対して、組立仕様書のみを示すのではなく、組立仕様書に代えて、あるいは組立仕様書と共に、検査対象車の仕様の検査項目に応じた指示情報を表示することができれば、複雑な車種・仕様の際の誤判断をさらに軽減することができる。
特に、各組立ゾーンにおいて組立作業に従事している組立作業者の習熟度が浅い場合には、不具合が発生するおそれが高くなるので、ライン内検査作業においても、多くの検査項目に対応するように指示情報の量を増やして表示し、あるいは重要検査項目である旨の表示を付して表示できれば、誤判断を軽減することができる。
同様に、ライン内検査作業に従事している検査作業者の習熟度が浅い場合にも、検査漏れを避けるために、多くの検査項目に対応して指示情報を表示し、あるいは重要検査項目である旨の表示を付して表示できれば、誤判断を軽減することができる。
以上のような作業者の習熟度に応じた指示情報の表示は、ライン内検査作業に関する指示情報を表示する場合に限られず、組立作業など他の作業に関する指示情報を表示する場合にも必要となる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、本発明は、作業者の習熟度合に応じて、作業に関する指示情報の表示を動的に変更することができる作業指示システムおよび作業指示方法を提供することを目的とする。
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
本発明の作業指示システムは、ワークの検査結果を入力するための検査結果入力手段と、前記検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新する更新手段と、更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更する表示変更手段と、を有することを特徴とする。
本発明の作業指示方法は、ワークの検査結果を入力する段階と、前記検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新する段階と、更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更する段階と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新し、更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更するので、作業者の習熟度合に応じて、指示情報の表示を動的に変更することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施の形態における作業指示システムの適用環境の一例を示す概念図である。
図1に示されるように、本実施形態の作業指示システム1は、生産ラインに適用されるものであり、好ましくは、複数種類の車種および仕様が混流して投入される混流ラインに適用される。ここで、生産ラインは、組立ゾーン、ライン内検査作業部、および補修部を含んでいる。組立ゾーンでは、車両の組立作業がなされるものであり、ライン内検査作業部の前工程に相当する。ライン内検査作業部では、組立ゾーンに付随して複数の検査項目を含むライン内検査作業および補修がなされる。補修部では、部品の交換を伴う場合などライン内検査作業部において補修が出来ない場合に、一度ライン外に車両を出して補修がなされる。なお、図1では、一組の組立ゾーンおよびライン内検査作業部が示されているが、生産ラインには、各種の組立ゾーンが設けられ、組立ゾーン毎にライン内検査作業部が設けることができる。
なお、全体の組立が完了した後に、最終的な検査がなされる最終検査部(完成車両検査部)が設けられており、最終的な検査によって不具合がない状態で車両が出荷されることとなる。また、各ライン内検査作業部などで発見された不具合を分析する分析室が設けられていてもよい。
以上のような適用環境の下、作業指示システム1は、データベースを管理するとともに各種の演算および制御を担当するサーバ2と、LANなどのネットワーク3を介してサーバ2に接続されている各種端末4、5、6、および7とを有している。各種端末4、5、6、7は、それぞれ上述のライン内検査部、組立ゾーン、補修部、および最終検査部に設けられる。
ここで、ライン内検査部に設けられた端末(以下、「ライン内検査端末」と称する)4は、ライン内検査作業に関する指示情報を表示するものである。一方、組立ゾーンに設けられた端末(以下、「組立ゾーン内端末」と称する)5は、組立作業に関する指示情報を表示するものである。なお、図1に示される例では、ライン内検査端末4は、無線端末44を有している。
本実施形態の作業指示システム1は、無線端末44などによって入力されたライン内検査結果の入力にともなって、車両の組立作業に従事する作業者(以下、「組立作業者」と称する)別の習熟度合を示す実績値(以下、「第1実績値」と称する)を更新し、ライン内検査作業に従事する作業者(以下、「ライン内検査作業者」と称する)別の習熟度合を示す実績値(以下「第2実績値」と称する)を更新する。そして、更新された第1実績値および第2実績値に応じて、ライン内検査端末4に表示される指示情報の表示が変更される。
図2は、図1に示される作業指示システムの概略構成を示すブロック図である。
ライン内検査端末4は、図2に示されるように、検査指示表示部41、スピーカー42、および操作部43を備える。なお、ライン内検査端末4は、通信するためのインタフェース(不図示)および各部の制御を行うCPU(不図示)などが含むが、説明の簡便のために詳しい説明を省略する。
検査指示表示部41は、ディスプレイであり、ライン内検査作業に関する指示情報を表示する検査指示表示手段として機能する。指示情報は、画像データを含む場合もあり、その場合は、検査指示表示部41が画像データも表示する。スピーカー42は、指示情報に関連する音声データを出力する。
操作部43は、たとえば、ライン内検査作業者を識別するための識別情報(以下、「第2識別情報」と称する)であるライン内検査作業者IDを入力するための第2識別情報入力手段として機能する。なお、本実施形態と異なり、無線端末44など他の装置から第2識別情報を入力してもよいことはもちろんである。
ライン内検査端末4は、上述した無線端末44および/または音声入力部45を含んでいてもよく、これらは、ライン内検査結果を入力するための検査結果入力手段として機能する。なお、本実施形態では、無線端末44に、タッチパネル式のディスプレイなどを採用することによって、上述した指示情報を表示させることもできる。この場合、無線端末44は、検査指示表示手段および検査結果入力手段を兼ねる。なお、作業性の見地からは無線端末44および音声入力部45を検査結果入力手段として用いることが望ましいが、上記の操作部43を検査結果入力手段として用いることもできる。
図3に、無線端末44に指示情報を表示した例を示す。指示情報は、図3の下図に示されるように検査項目(チェック作業項目)に対応している。図3の上図に示したように、指示情報には、仕様判断軽減化の見地から複雑な仕様項目を図示するための画像データが含まれていてもよく、音声データを出力させるアイコンを含んでいてもよい。
また、無線端末44には、検査項目について検査結果を入力できるボタン441、442、443が設けられている。図3に示される例では、ボタン441が押圧されると、検査結果として、現在表示中の検査項目について不具合がない旨(OK)が入力され、ボタン442が押圧されると、不具合がある旨(NG)が入力され、ボタン443が押圧されると、「不具合があったがライン内検査作業部で補修済み(不具合修正完了)」である旨が入力される。なお、一つの検査項目について検査結果が入力されると、次の検査項目について表示されるように構成することができる。
一方、組立ゾーン内端末5は、生産作業指示表示部51、スピーカー52、および操作部53を備えており、ライン内検査端末4と略同様の構成を有する。ここで、生産作業指示表示部51は、ディスプレイであり、組立作業などの生産作業に関する指示情報を表示する生産作業指示表示手段として機能する。また、操作部53は、たとえば、組立作業者を識別するための識別情報(以下、「第1識別情報」と称する)である組立作業者IDを入力するための第1識別情報入力手段として機能する。
なお、本実施形態の作業指示システムは、第1実績値(組立作業者の実績値)および第2実績値(ライン内検査作業者の実績値)に応じて、ライン内検査端末4および/または組立ゾーン内端末5に表示される各指示情報の表示が変更される。この点については、後述する。
端末6および端末7は、それぞれ補修部および最終検査部において用いられる端末であり、好ましくは無線端末である。ライン内検査端末4において入力された検査結果に基づいて、補修部での補修が必要な項目が抜き出されて表示される。
図4に端末6への表示例が示されている。具体的には、端末6に設けられたバーコード読み取り機能などを用いて、各車両に一意的に付されている車両識別(シリアル番号、シャーシ番号とも呼ばれる)を認識することによって、該当する検査結果が呼び出され、その中から補修部での補修が必要な項目を示す補修必要項目情報が抽出されて表示される。このとき、端末6には、補修(リペア)が完了した旨を入力するためのボタン61や、追記するための文字入力画面を表示するためのボタン62などが設けられていてもよい。図4に示される例では、ボタン61が押圧されると、補修完了の旨が入力され、補修未了の状態から補修完了の状態へと表示が変化する。
最終検査部の端末7においても、端末7に設けられたバーコード読み取り機能などを用いて、車両識別を認識することによってこのような検査結果履歴や補修履歴をオンラインで確認することができる。したがって、補修未了の状態がないかを最終的に確認することも容易となる。また、端末7は、ライン内検査作業部での検査漏れの情報をネットワーク3を通じてサーバ2に送信することができる。
次に、各端末4〜7へ表示させる各種の情報の送信、各端末4〜7で入力された各種の情報の受信、および入力された情報のデータベースへの登録、管理、制御などを行うサーバ2について説明する。
サーバ2は、パーソナルコンピュータやエンジニアリングワークステーションなどのコンピュータである。サーバ2は、図2に示されるとおり、たとえば、ROM21、RAM22、操作部23、表示部24、インタフェース25、記憶装置26、およびプロセッサ27などを含んでいる。ここで、ROM21は、各種パラメータやデータを格納するものである。RAM22は、データを一時記憶するとともに、プロセッサ27の作業領域となるメモリ領域を提供するものである。操作部23は、キーボードやマウスなどのポインティングデバイスであり、記憶装置26内の各種データベース261を設定したり、データベース261に各種の初期値を入力したり、与えていた値を変更するために用いられる。表示部24は、データベース261の内容などを表示するためのディスプレイである。
インタフェース25は、ネットワーク3を介して各端末4〜7との間で通信したり、より上位の生産管理装置8から出力された作業開始信号や生産指示信号を受信したりするために用いられる。特に、インタフェース25は、後続する工程(たとえば、最終検査部の端末7)から、上記の検査漏れの情報を受信する受信手段として用いられる。
記憶装置26は、サーバ2の内部または外部に設けられたハードディスクドライブや光磁気ディスクドライブなどの記録媒体である。記憶装置26には、プロセッサ27によって実行されるコンピュータプログラムがインストールされているとともに、記憶媒体の論理ディスク上にはデータベース261が構築されている。記憶装置26は、以下のように、第1記憶部(第1記憶手段)、第2記憶部(第2記憶手段)、指示情報記憶部(指示情報記憶手段)、および閾値記憶部(閾値記憶手段)などの各記憶部として機能し、各記憶部は、たとえば、データベース261として統合化されている。
ここで、第1記憶部は、組立作業者別の習熟度合を示す上記の第1実績値を記憶するものであり、第2記憶部は、ライン内検査作業者別の習熟度合を示す上記の第2実績値を記憶するものである。
図5は、組立作業者ID(第1識別情報)、検査項目、および第1実績値の関係の一例を示す概念図である。図5では、組立作業者を識別するための組立作業者IDと関係付けられて第1実績値P1が格納されている。特に、図5に示される例では、検査項目毎に第1実績値P1が記憶されている。すなわち、図5中の第1実績値P1は、検査項目毎に組立作業者別の習熟度合を示している。なお、各検査項目は、一意的に定まる検査項目ID(検査項目識別)により規定されている。
同様に、図6は、ライン内検査作業者ID(第2識別情報)、検査項目、および第2実績値の関係の一例を示す概念図である。図6では、ライン内検査作業者を識別するためのライン内検査作業者IDと関係付けられて第2実績値P2が格納されている。特に、図6に示される例では、検査項目毎に第2実績値P2が記憶されている。すなわち、図6中の第2実績値P2は、検査項目毎にライン内作業者別の習熟度合を示している。
また、指示情報記憶部は、車種および仕様によって定まる複数の検査項目にそれぞれ対応した複数の指示情報を記憶するものである。図7は、車種および仕様と、複数の検査項目との関係を示す概念図であり、図8は、各検査項目と指示情報との関係を示す概念図である。
図7に示されるように、たとえば、車種および仕様と、必要な複数の検査項目IDとが関係付けられている。また、図8に示されるとおり、各検査項目IDと、対応する指示情報とが関係付けられている。また、必要に応じて指示情報に含まれる画像データや音声データも、各検査項目に関連付けられていてもよい。
閾値記憶部は、検査項目別の閾値を記憶するものである。閾値は、図7および図8によって車種および仕様ごとに定まる複数の指示情報のうちから、検査指示表示部に表示する指示情報を選択するために用いられるものである。
図9および図10は、検査項目と閾値Sとの関係を示す概念図である。より具体的には、図9は、検査項目、検査レベル、および補正係数の関係の一例を示す概念図であり、図10は、補正レベルと補正レベル素点との換算テーブルの一例を示す概念図である。本実施形態では、閾値Sは、検査レベル(検査レベル素点Tに対応)に検査係数Kを乗算することによって得られるものであり、より具体的には、検査レベル素点T×補正係数Kの式で与えられる。
図9に示されるとおり、検査項目IDと、検査レベルおよび補正係数(作業レベル係数)Kとが相互に関係付けられている。検査レベルは、検査項目毎の重要度を示すものであり、利用者によって事前に定められるレベルである。図9に示される例では、検査レベルは、検査レベル1〜検査レベル4の4段階であり、検査レベル1が最も重要度が低く、検査レベル4が最も重要度が高い。検査レベル1〜4は、たとえば、図10に示されるような換算テーブルによって検査レベル素点Tと関連付けられている。図10に示される例では、検査レベル1、2、3、4が、それぞれ検査レベル素点T1000、3000、5000、10000に対応している。したがって、図10に示される例では、重要度が高いほど、検査レベル素点も高く設定されている。一方、補正係数Kは、検査項目に対応する不具合の発生頻度に応じて変動する係数である。この点については後述する。
次に、図2に示されるプロセッサ27について説明する。プロセッサ27は、たとえばCPUであり、種々の演算および制御を行うものである。
プロセッサ27は、ライン内検査端末4からの検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新する更新部(更新手段)、および更新された実績値に応じて作業に関する指示情報の表示を変更する表示変更部(表示変更手段)として機能する。
特に、本実施形態のプロセッサ27は、更新部としての機能として、ライン内検査端末4からの検査結果(すなわち、ある検査項目についての不具合の有無に関する情報)に応じて上記の第1実績値P1(図5)を更新する第1更新手段、および検査結果の入力実績数(検査結果については問わない)に応じて上記の第2実績値P2(図6)を更新する第2更新手段を含む。
また、プロセッサ27は、表示変更部の機能に関連して、第1識別情報および第2識別情報と、更新された第1実績値P1(図5)および第2実績値P2(図6)に応じて、ライン内検査端末4に表示される指示情報を変更する検査指示表示変更手段を含む。また、プロセッサ27は、表示変更部の機能に関連して、第1識別情報および更新された第1実績値P1(図5)に応じて、組立ゾーン内端末5に表示される指示情報を変更する生産作業指示表示変更手段を含んでいてもよい。
また、プロセッサ27は、検査項目別に設定された閾値S(特に、図9に示される補正係数K)を前記検査結果に応じて更新する閾値更新部(閾値更新手段)としても機能する。
以上のように構成される本実施形態の作業指示システムは、以下のように処理を行う。
図11Aおよび図11Bは、本実施形態の作業指示システム1の処理内容の一例を示すフローチャートである。図11Aおよび図11Bに示されるフローチャートのアルゴリズムは、記憶装置26などにコンピュータプログラムとして記憶されており、プロセッサ27によって実行される。なお、図11Aおよび図11Bでは、本実施形態の作業指示システム1によって、ワークの検査作業に関する指示情報を表示する場合を例にとって説明している。
まず、組立作業者ID、すなわち第1識別情報が入力されるのを待って(ステップS101:YES)、組立作業者IDが登録(ログイン)される(ステップS102)。この結果、組立作業者(たとえば、作業者A)が特定される。また、図5に示される組立作業者IDと、検査項目ごとの第1実績値(組立作業ポイント)P1との関係が読み出される。なお、組立作業者IDが新規登録された場合には、検査項目ごとの第1実績値P1が存在しないので、検査項目の検査レベル1〜4に応じて、各第1実績値P1の初期値が自動的に設定されるように構成することができる。たとえば、検査レベル3の検査項目であれば、第1実績値P1の初期値が10000ポイントとなるように設定できる。
同様に、ライン内検査作業者ID、すなわち第2識別情報が入力されるのを待って(ステップS103:YES)、ライン内検査作業者IDが登録(ログイン)される(ステップS104)。この結果、ライン内検査作業者(たとえば、作業者B)が特定される。また、図6に示されるライン内検査作業者IDと、検査項目ごとの第2実績値(検査作業ポイント)P2との関係が読み出される。なお、ライン内検査作業者IDが新規登録された場合には、検査項目ごとの第2実績値P2が存在しないので、検査項目の検査レベル1〜4に応じて、各第2実績値P2の初期値が自動的に設定されるように構成することができる。
次いで、生産管理装置8から作業開始信号が受信されるのを待って(ステップS105:YES)、実際の生産ラインにおけるライン内検査処理が開始される。
まず、生産管理装置8から生産指示信号が受信されるのを待って(ステップS106:YES)、車種および仕様が確定し、対応するすべての指示情報が取り出される(ステップS107)。
図12は、生産管理装置8から出力される生産指示信号の一例を示す概念図である。図12に示されるように、生産指示信号は、現在の作業対象となっている車両について、車両識別(シリアル番号)、車種、および仕様についての情報を含んでいる。
したがって、インタフェース25を介して生産処理信号を受信する毎に、車種および仕様を確定することができる。車種および仕様が確定すると、図7に示したように当該車種および仕様の場合に必要な複数の検査項目IDが特定される。このように、本実施形態の作業指示システムは、複数種類の車種および仕様が混流して投入される混流ラインに対応している。
次いで、一つの検査項目に対応する一つの指示情報が選択されるとともに、その検査項目に対応する閾値Sが算出される(ステップS108)。たとえば、検査項目IDとして、検査項目ID1が選択されると、図8に示したように当該検査項目ID1に関連付けられている指示情報1(画像データ1、音声データ1を含んでいてもよい)が選択される。また、選択された検査項目ID1が選択されると、たとえば、図9および図10に基づいて、該当する検査レベル、および補正係数Kが特定される。そして、検査レベルから検査レベル素点Tが求められ、この検査レベル素点Tと補正係数Kとを乗算することによって閾値Sが算出される。
さらに、第1実績値P1および第2実績値P2が読み出される(ステップS109)。たとえば、ステップS101で入力された組立作業者ID(第1識別情報)と、ステップS108で選択された検査項目IDとをキーとして、図5に示されるデータ構造内を検索することによって、選択された検査項目における(組立作業者IDで特定される)組立作業者Aの習熟度合を示す第1実績値P1が特定される。同様に、ステップS103で入力されたライン内検査作業者ID(第2識別情報)と、ステップS108で選択された検査項目IDとをキーとして、図6に示されるデータ構造内を検索することによって、選択された検査項目における(ライン内検査作業者IDで特定される)ライン内検査作業者Bの習熟度合を示す第2実績値P2が特定される。
次いで、閾値S、第1実績値P1、および第2実績値P2を比較する(ステップS110)。本実施形態では、閾値S>a第1実績値P1+b第2実績値P2(ただし、a、bは、正の定数)の条件を満たすか否かが判断され、この条件を満たす場合には(ステップS110:YES)、ステップS108で選択された検査項目に対応する指示情報をライン内検査端末4に送信して、表示させる(ステップS111)。一方、この条件を満たさない場合には(ステップS110:NO)、ステップS108で選択された検査項目に対応する指示情報をライン内検査端末4に送信しない。
すなわち、ステップS110およびステップS111の処理では、組立作業者の習熟度合を示す第1実績値P1とライン内検査作業者の習熟度を示す第2実績値P2とに応じて、複数の指示情報のうちからライン内検査端末4に表示させる指示情報が選択される。すなわち、プロセッサ27は、閾値Sと前記第1実績値とを比較した結果に基づいて、複数の指示情報のうちからライン内検査端末4に表示させる指示情報を選択する選択手段として機能する。このようなプロセッサ27の処理は、換言すれば、図13に示すように、編成した標準作業書を基にして、組立作業者など作業編成の変化に応じた検査項目を各ライン内検査作業者に向けて自動編成して画面表示する処理といえる。
次いで、ライン内検査端末4で入力された検査結果が受信されるまで待機する(ステップS112)。そして、検査結果が入力される度に(ステップS112:YES)、ライン内検査作業者Bの習熟度合を示す第2実績値P2に所定ポイント(たとえば、1ポイント)を加算する(ステップS113)。ステップS112およびステップS113の処理によれば、検査結果の入力実績数に応じて第2実績値P2が更新されることになる。
さらに、入力された検査結果として、現在の対象の検査項目について不具合の有無が判断される(図11BのステップS114)。不具合がなかった場合には(ステップS114:YES)、組立作業者Aの習熟度合を示す第1実績値P1に所定ポイント(たとえば、1ポイント)を加算し(ステップS115)、さらに、検査項目毎の不具合の発生頻度を示す補正係数Kを所定分低くすることで閾値Sを低める(ステップS116)。一方、不具合があった場合には(ステップS114:NO)、組立作業者Aの習熟度合を示す第1実績値P1から所定ポイント(たとえば、1000ポイント)を減算し(ステップS117)、さらに、検査項目毎の不具合の発生頻度を示す補正係数Kを所定分高くすることで閾値Sを高める(ステップS118)。なお、不具合があったがライン内検査作業部で補修済み(不具合修正完了)の場合も、不具合があった場合として算入される。
さらに、後続工程(具体的には、最終検査部の端末7)から検査漏れ情報を受信したか否かが判断される(ステップS119)。検査漏れ情報を受信する度に(ステップS119)、不具合を検査で看過したライン内検査作業者の習熟度を示す第2実績値P2から所定ポイント(たとえば、1000ポイント)を減算し(ステップS120)、さらに、不具合を発生させた組立作業者の習熟度を示す第1実績値P1から所定ポイント(たとえば、1000ポイント)を減算する(ステップS121)。また、この場合、ステップS118の処理と同様に検査項目別の閾値Sを高めるように構成することもできる。
なお、ステップS113およびステップS115において第1実績値P1および第2実績値P2へ所定ポイントを加算する際の増加幅よりも、ステップS116、ステップS120、およびステップS121において第1実績値P1および第2実績値P2から所定ポイントを減算する際の減算幅を大きく設定することが、品質保証の見地から望ましい。たとえば、上述のように、増加分を1ポイントとし、減少分を1000ポイントとすることができる。
以上のステップS113〜ステップS121の処理によれば、不具合なく組立作業を進めることによって自動的に第1実績値P1が増加し、検査漏れなくライン内検査作業を進めることによって自動的に第2実績値P2が増加する。この場合、ステップS110におけるS>aP1+bP2の右辺が高くなり、S>aP1+bP2の条件に該当しづらくなるので、表示される指示情報の数が減少する。一方、組立作業における不具合が発生することによって自動的に第1実績値P1が減少し、検査漏れが発生することによって自動的に第2実績値P2が減少する。この場合、ステップS110におけるS>aP1+bP2の右辺が低くなり、S>aP1+bP2の条件に該当しやすくなるので、表示される指示情報の数が増加する。
また、対象となる検査項目についての不具合の発生頻度が低くなるにつれて自動的に閾値Sの値が低下する。したがって、この場合、ステップS110におけるS>aP1+bP2の左辺が低くなり、S>aP1+bP2の条件に該当しづらくなるので、対象となる検査項目についての指示情報が表示されにくくなる。一方、対象となる検査項目についての不具合の発生頻度が高くなるにつれて自動的に閾値Sの値が上昇する。したがって、この場合、ステップS110におけるS>aP1+bP2の左辺が高くなり、S>aP1+bP2の条件に該当しやすくなるので、対象となる検査項目についての指示情報が表示されやすくなる。
以上のようにステップS121までの処理が進むと、続いて、最終の検査項目か否かが判断される(ステップS122)。最終の検査項目でない場合には(ステップS122:NO)、図11AのステップS108に戻り、別の検査項目に対応する一つの指示情報が選択されて、以下ステップS108〜ステップS122の処理が繰り返される。
一方、最終の検査項目であった場合には(ステップS122:YES)、車両識別を含む要求信号の受信などに応じて、車両毎に「不具合あり(NG)」の項目を抽出して、補修必要項目情報を生成し、当該情報を補修部の端末6へ送信したり、検査結果履歴や補修履歴を最終検査部の端末7に送信したりする(ステップS123)。
たとえば、車両識別、車種、仕様、組立作業者ID、検査作業者ID、および検査結果などは、たとえば、図14のように関連付けられてデータベース261に登録されている。したがって、このようなデータベース261を利用することによって、車両毎に「不具合あり(NG)」の項目を抽出してなる補修必要項目情報を補修部の端末6へ送信することができる。
次いで、作業が終了したか否かが判断されて(ステップS124)、作業が終了していない場合には(ステップS124:NO)、ステップS106に戻り、再び生産指示信号から車種および仕様を確定し、ステップS106〜ステップS124の処理を繰り返す。一方、作業が終了した場合には(ステップS124:YES)、組立作業者IDおよびライン内検査作業者IDの登録が解除されて(ステップS125)、処理が終了する。この結果、次の機会に異なる組立作業者や検査作業者がログインできる状態に戻る。
最後に、図15を用いて実際の具体例について説明する。図15では、ID603D2で特定される検査項目「パンパー取付けガタ」(検査レベル4)、ID603D3で特定される検査項目「ミラー汚れ」(検査レベル2)、およびID603D4で特定される検査項目「ミラー仕様確認」(検査レベル3)についての処理が示されている。
ライン内検査作業者である作業者Bに対しては、重要な検査項目として、ID603D2「パンパー取付けガタ」、およびID603D4「ミラー仕様確認」の2つの検査項目についての検査指示情報が表示されている。
作業者Aは、すべての検査項目についてライン内検査を実行し、ID603D2「バンパー取付けガタ」に関して不具合なし(OK)の旨、ID603D4「ミラー仕様確認」に関して不具合あり(NG)の旨を入力する。この結果、不具合がなかったID603D2「バンパー取付けガタ」については、作業者A氏の作業項目ID603D2に関する第1実績値32000に1ポイントが加算される。一方、不具合があったID603D4「ミラー仕様確認」については、作業者A氏の作業項目ID603D4に関する第1実績値26400から1000ポイントが減算される。
また、最終検査作業者である作業者Cは、ID603D3「ミラー汚れ」について検査漏れを検出し、完全に不具合がなくなった状態で車両を出荷する。この場合、検査漏れ情報が最終検査場の端末7から送信されることによって、作業者A氏の作業項目ID603D3に関する第1実績値20050から1000ポイントが減算される。なお、この場合には、ライン内検査作業者である作業者Bの第2実績値(不図示)からも1000ポイントが減算されることとなる。
このような作業者A氏の作業項目ID603D3に関する第1実績値P1、および作業者B氏の作業項目ID603D3に関する第2実績値P2の減少によって、作業項目ID603D3についても、条件「閾値S>a第1実績値P1+b第2実績値P2(ただし、a、bは、正の定数)」を満たすようになれば、次からは、ID603D3「ミラー汚れ」についても指示情報が表示されることとなる。
以上のように、本実施形態の作業指示システムによれば、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新し、更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更することができるので、作業者の習熟度に合せて指示情報の表示を動的に変更することができる。
特に、組立作業者を識別する組立作業者ID(第1識別情報)を入力して作業を開始し、検査結果の入力にともなって第1実績値を更新するので、別段の解析作業をすることなく、組立作業者ID別の第1実績値を逐次かつリアルタイムに更新することができる。
このように、検査結果に応じて第1実績値を更新し、更新された第1実績値に応じて、ライン内検査端末4に表示される指示情報を変更するので、検査作業者からみて生産ラインの前工程側に配置されている作業者の習熟度合に応じて指示情報を自動的に変化させることができる。したがって、生産ラインに配置されている作業者の編成別に、予め複数通りの指示情報を準備することなく、組立工程に習熟度合の浅い作業者が入った場合でも、迅速に対処することができる。
さらに、検査項目別に設定された閾値を検査結果に応じて更新するので、不具合の発生頻度(作業者が誰であるのかを問わない)についても考慮して、指示情報の表示を変更することができる。
さらに、組立作業者ID別の第1実績値P1を記憶および更新するのみならず、検査作業者ID別の第2実績値P2についても記憶および更新し、更新された第1実績値および更新された第2実績値の双方を考慮して、指示情報の表示を変更するので、組立作業者の習熟度合が低さをライン内検査作業者の習熟度合の高さが補完する場合、およびライン内検査作業者の習熟度合の低さを組立作業者の習熟度合の高さが補完する場合を考慮することができ、より実際の作業編成の習熟度に適合した表示が可能となる。
本実施形態には、種々の変形例が存在する。たとえば、以上の説明では、第1実績値P1および第2実績値P2の双方を用いて、閾値S>a第1実績値P1+b第2実績値P2(ただし、a、bは、正の定数)の条件を満たすか否かによって、指示情報の表示を変更する場合を説明した。しかしながら、第1実績値P1のみを用いて、表示する指示情報の表示を変更することもできる。具体的には、閾値Sと第1実績値P1とを比較した結果に基づいて、複数の指示情報のうちからライン内検査端末4に表示させる指示情報を選択することができる。この場合、たとえば、ステップS110の処理に代えて、閾値Sと第1実績値を「閾値S>第1実績値P1」の条件を満たすか否かが判断される。
同様に、第2実績値P2のみを用いて、表示する指示情報の表示を変更することもできる。具体的には、閾値Sと第2実績値P2とを比較した結果に基づいて、複数の指示情報のうちからライン内検査端末4に表示させる指示情報を選択することができる。この場合、たとえば、ステップS110の処理に代えて、閾値Sと第2実績値を「閾値S>第2実績値P1」の条件を満たすか否かが判断される。
また、上記の説明では、第1実績値P1および/または第2実績値P2と閾値Sとを用いて、ワークの検査作業に関する指示情報の標示を変更する場合を説明したが、第1実績値P1と閾値Sとを比較することによって、組立作業に関する指示情報の表示を変更することもできる。
さらに、上記の説明では、複数の指示情報のうちから検査指示表示手段に表示させる指示情報を選択することで指示情報の表示を変更する場合を説明したが、第1実績値P1および/または第2実績値P2に基づいて指示情報の表示を変更するものであれば、本発明は、この場合に制限されない。たとえば、車種および仕様によって定まる複数の指示情報についてすべて表示するとともに、条件(たとえば、「閾値S>a第1実績値P1+b第2実績値P2」)を満たした検査項目に対応する指示情報については、重要検査項目である旨の表示が出るようにしてもよく、上記の条件を満たす検査項目に対応する指示情報については、表示の色や書体を変更して表示されるようにしてもよい。
上記の例では、車両の組立ラインにおける組立作業とライン内検査作業に対して本発明の作業指示システムを適用した場合を説明したが、この場合に限られず、すべての生産作業および/または検査作業に応用が可能である。
以上の説明では、図11Aおよび図11Bに示された作業指示方法として表現される各ステップについて、サーバ2のプロセッサ27が実行する場合を説明したが、この場合に限られず、専用の論理ICなどを用いて実行することもできる。また、上記の説明では、説明の単純化の観点からサーバ−クライアント型のシステム構成を例にとって説明したが、検査結果の入力にともなって作業者別の習熟度合を示す実績値を更新し、更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更するものである限りにおいて、分散型データベースなど他のシステム構成を用いることもできる。
以上のように本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、以上の実施形態に限定されるべきものではなく、特許請求の範囲に表現された思想および範囲を逸脱することなく、種々の変形、追加、および省略が当業者によって可能である。
本発明の一実施の形態における作業指示システムの適用環境の一例を示す概念図である。 図1に示される作業指示システムの概略構成を示すブロック図である。 ワークの検査作業に関する指示情報の表示例を示す図である。 補修部の端末での表示例を示す図である。 組立作業者ID、検査項目、および第1実績値の関係の一例を示す概念図である。 ライン内検査作業者ID(第2識別情報)、検査項目、および第2実績値の関係の一例を示す概念図である。 車種および仕様と、複数の検査項目との関係を示す概念図である。 各検査項目と指示情報との関係を示す概念図である。 検査項目、検査レベル、および補正係数の関係の一例を示す概念図である。 補正レベルと補正レベル素点との換算テーブルの一例を示す概念図である。 図1に示される作業指示システムの処理内容の一例を示すフローチャートである。 図11Aに後続するフローチャートである。 図2に示される生産管理装置から出力される生産指示信号の一例を示す概念図である。 複数の指示情報のうちから、表示させる指示情報を選択する概念を説明する図である。 データベース内での検査結果の登録例の一例を示す図である。 図1の作業指示システムを適用した実際の具体例について説明する概念図である。
符号の説明
1 作業指示システム、
2 サーバ、
3 ネットワーク、
4 ライン内検査端末、
5 組立ゾーン内端末、
6 補修部で用いられる端末、
7 最終検査部で用いられる端末、
8 生産管理装置。

Claims (11)

  1. ワークの検査結果を入力するための検査結果入力手段と、
    前記検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新する更新手段と、
    更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更する表示変更手段と、を有することを特徴とする作業指示システム。
  2. 前記ワークの検査作業に関する指示情報を表示する検査指示表示手段と、
    生産ラインにおいて前記検査作業の前工程であるワークの生産作業に従事する生産作業者を識別する第1識別情報を入力する第1識別情報入力手段と、
    前記生産作業者別の習熟度合を示す第1実績値を記憶する第1記憶手段と、
    前記検査結果に応じて前記第1実績値を更新する第1更新手段と、
    更新された第1実績値に応じて、前記検査指示表示手段に表示される前記指示情報を変更する検査指示表示変更手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の作業指示システム。
  3. 前記第1更新手段は、前記検査結果が入力される度に、当該検査結果として入力される不具合有無に関する情報にしたがって前記第1実績値を増減することを特徴とする請求項2に記載の作業指示システム。
  4. 複数の検査項目に対応した複数の指示情報を記憶する指示情報記憶手段と、
    前記検査項目別に設定された閾値を記憶する閾値記憶手段と、を有し、
    前記検査指示表示変更手段は、前記検査項目別に設定された閾値と前記第1実績値とを比較した結果に基づいて、前記複数の指示情報のうちから前記検査指示表示手段に表示させる指示情報を選択する選択手段を有することを特徴とする請求項2に記載の作業指示システム。
  5. さらに、前記検査項目別に設定された閾値を前記検査結果に応じて更新する閾値更新手段を有することを特徴とする請求項4に記載の作業指示システム。
  6. さらに、前記生産作業に関する指示情報を表示する生産作業指示表示手段と、
    前記第1実績値に応じて、前記生産作業指示表示手段に表示される前記指示情報を変更する生産作業指示表示変更手段と、を有することを特徴とする請求項2に記載の作業指示システム。
  7. さらに、前記検査作業に従事する検査作業者を識別する第2識別情報を入力する第2識別情報入力手段と、
    前記検査作業者別の習熟度合を示す第2実績値を記憶する第2記憶手段と、
    前記検査結果の入力実績に応じて前記第2実績値を更新する第2更新手段と、を有し、
    前記検査指示表示変更手段は、更新された第1実績値および更新された第2実績値に応じて、前記検査指示表示手段に表示される前記指示情報を変更することを特徴とする請求項2に記載の作業指示システム。
  8. さらに、後続する工程から検査漏れの情報を受信する受信手段を有し、
    前記第2更新手段は、前記検査結果が入力される度に前記第2実績値を増加し、前記検査漏れの情報が受信される度に前記第2実績値を減少することを特徴とする請求項7に記載の作業指示システム。
  9. 前記ワークの検査作業に関する指示情報を表示する検査指示表示手段と、
    生産ラインにおいて前記検査作業に従事する検査作業者を識別する第2識別情報を入力する第2識別情報入力手段と、
    前記検査作業者別の習熟度合を示す第2実績値を記憶する第2記憶手段と、
    前記検査作業の入力実績に応じて前記第2実績値を更新する第2更新手段と、
    更新された第2実績値に応じて、前記検査指示表示手段に表示される前記指示情報を変更する検査指示表示変更手段と、を有することを特徴とする請求項1に記載の作業指示システム。
  10. 前記ワークの検査は、車両の生産ラインにおける検査であり、当該検査に含まれる複数の検査項目は、車種および仕様毎に設定されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の作業指示システム。
  11. ワークの検査結果を入力する段階と、
    前記検査結果の入力にともなって、作業者別の習熟度合を示す実績値を更新する段階と、
    更新された実績値に応じて、作業に関する指示情報の表示を変更する段階と、を有することを特徴とする作業指示方法。
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