JP2007275814A - 浄水器用カートリッジおよび浄水器 - Google Patents

浄水器用カートリッジおよび浄水器 Download PDF

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Abstract

【課題】 原水やろ材の逆流を防止する逆止弁が容易にはカートリッジから脱落せず、簡単な構造で逆止弁を原水流入口に固定することのできる浄水器用カートリッジを提供する。さらに、そのカートリッジを備えた浄水器を提供する。
【解決手段】 ろ材をハウジング内に収納した浄水器用カートリッジであって、ハウジングが、原水流入口と逆止弁の抜け止め部を備えた第1ハウジングと第1ハウジングと水密的に連結された第2ハウジングと、第1ハウジングの原水流入口に連接された原水流入継手とから構成され、かつ、原水流入継手内の原水流入口側に逆止弁が配設されたものである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水道水などの原水に含まれる残留塩素や臭い、濁り、有害物質等を除去する浄水器用のカートリッジに関する。より詳しくは、原水の逆流防止機能部を有する浄水器用カートリッジおよびそのカートリッジを備えた浄水器に関するものである。
浄水器用カートリッジでは、水道水などの原水に含まれる残留塩素を各種のろ材によって分解・除去し、カルキ臭を取り除いた浄水を製造している。そのろ過機構は、活性炭により残留塩素を除去し、その後中空糸膜等の微細孔を有したろ過膜を用いたフィルターで濁り成分を除去するものが多く用いられている。ここで、何らかの原因でろ過部が閉塞するなどした場合、カートリッジ内に流入した原水及び内部に滞留した汚染水やろ材などの充填物が逆流する可能性がある。
そこで、浄水器の原水流入側に内部の液体やろ材などの充填物を逆流させないための逆止弁を設置したものが提案されている。例えば、特許文献1の様に、カートリッジキャップの流入口内部に、ろ過対象流体の流入方向に向かって逆止弁を挿入して組み込むという設置方法が知られている。しかし、このように単に流入口内に逆止弁を挿入させて設置するだけでは、カートリッジの着脱時等に逆止弁が脱落し易く、何らかの工夫をすることが望まれていた。
また、特許文献2では、カートリッジケースを塞ぐキャップの内側に逆止弁とストッパを組み込み、このキャップをカートリッジケースに嵌め込むことによって逆止弁が原水流入側に位置決め固定されるという設置方法が提案されている。しかし、このカートリッジでは、キャップの内側に逆止弁を組み込むために、逆止弁の組込部をキャップ内側に設けるのでキャップの構造が複雑になっている。しかも、逆止弁を押さえ込むストッパも組み込んでいるので部品点数が増えていて、部材を製作する上でのコストアップ要因となっている。また逆止弁の部分が何らかの原因で閉塞した場合は、キャップ全体を取り外して逆止弁組込部の不具合を調べなければならない、という問題がある。
国際公開WO99/41203号公報 特開2001−300266号公報
本発明は、上記した従来技術の課題を解決し、原水や充填物の逆流を防止する逆止弁がカートリッジから脱落し難く、かつ、簡単な装置構造でもって逆止弁を原水流入口に固定することのできる浄水器用カートリッジを提供すること、およびそのカートリッジを備えた浄水器を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するための本発明は次の(1)〜(5)を特徴とするものである。
(1)ろ材をハウジング内に収納した浄水器用カートリッジであって、ハウジングが、原水流入口と逆止弁抜け止め部を備えた第1ハウジングと、第1ハウジングと水密的に連結された第2ハウジングと、第1ハウジングの原水流入口に連設された原水流入継手とから構成され、かつ、原水流入継手内の第1ハウジング側に逆止弁が配設された浄水器用カートリッジ。
(2)原水流入継手内の所定位置に逆止弁を配設するための逆止弁位置決め部が設けられている上記(1)に記載の浄水器用カートリッジ。
(3)第1ハウジングと原水流入継手の固定がネジ嵌合固定式である上記(1)または(2)に記載の浄水器用カートリッジ。
(4)原水流入継手に、ワンタッチジョイントと締結するプラグが形成されている上記(1)〜(3)のいずれかに記載の浄水器用カートリッジ。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかに記載の浄水器用カートリッジを備えた浄水器。
本発明の浄水器用カートリッジを備えた浄水器では、原水の逆流やろ材などの浄水器内充填物の漏出を防止するための逆止弁が、カートリッジの着脱時や通水時等に脱落し難い。しかも、本発明の浄水器用カートリッジでは、簡単な装置構造でもって逆止弁を原水の流入部分に固定することができる。
即ち、本発明の浄水器用カートリッジでは、逆止弁を配置した原水流入継手を、逆止弁抜け止め部を備えた第1ハウジングの原水流入口に固定することで、逆止弁が脱落し難くなる。また、原水流入継手は第1ハウジングと別部材としているため、第1ハウジングを、逆止弁設置のための特殊な構造にする必要がない上に、逆止弁の抜け止め部を第1ハウジングに備えているため、逆止弁を固定するためのストッパ部材を取り付ける必要がない。さらに、逆止弁の部分に何らかの異常があった場合、原水流入継手部分のみを取り外して逆止弁の不具合を調べることができる。この結果、本発明によると、簡単な構造で逆止弁を原水の流入部分に配設することができる。
以下に本発明の実施の形態を、家庭のキッチンのシンクの下に置くアンダーシンク型浄水器で用いられる浄水器用カートリッジを例に取り、図を用いて説明する。なお、本発明は以下の実施の態様に限定されるものではなく、上記本発明の目的を達成できるものであれば良い。
図示した実施態様において、本発明の浄水器用カートリッジ1は、図1の縦断面図に示すように、略円柱形をしており、ハウジング2と、吸着剤部3と、中空糸膜モジュール部4と、その下流側に配された抗菌性金属イオンを含む材料が充填された抗菌部5などから構成されている。この浄水器用カートリッジは、図3(設置斜視図)に示すように、通常、原水側ホース6及び浄水側ホース7が、それぞれ原水流入継手9、浄水供給口10に接続されて設置され、浄水側ホースの先に浄水吐出用の水栓部8が接続され、浄水器用バルブ30で水栓部が開閉される。
ここで、浄水器用カートリッジ1には、原水側ホース6が接続される原水流入継手9と、浄水側ホース7が接続される浄水供給口10とが設けられている。なお、原水流入継手9には原水や吸着剤部3の充填物の逆流を防止するために、逆止弁25が設置される。逆止弁25の装置構造は公知技術を適宜用いれば良く、カートリッジ内部に水が流入する時には水路が開き、逆方向に流出しようとする時には水路が閉じて逆流させない機能を果たすものであれば良い。例えば、球状の弁体とバネを組み合わせた構造の物、通水方向によって開いたり閉じたりする傘状の弾性体を配した物、係合するカム溝に沿ってスライドするスライド弁とバネを組み合わせた物、自重あるいは水のヘッド圧によって開閉されるボール状の弁体など、その形状および材質は適宜選定すればよい。図1及び図2に示す逆止弁25は、半球状の傘部から棒状部が延びる形状の部材と、その棒状部に外挿させた螺旋状バネとからなる構造の物であり、原水が流入する時には水圧が傘部にかかってバネが圧縮され、傘部の周囲に隙間ができ水路が開く。しかし、傘部に水圧がかからないときにはバネの力により傘部が周囲に押し付けられて隙間がなく、水路が閉じることになる。
浄水器用カートリッジ1の外形を構成するハウジング2について説明する。ハウジング2は、上部側に原水流入口26と逆止弁抜け止め部27、及び浄水供給口10を有する第1ハウジング12と、該第1ハウジングの下に、Oリング13などのシール部材を介して水密的に嵌合される第2ハウジング11と、原水流入口26に固定可能な原水流入継手9から構成される。この第2ハウジング11の下部は、平面上にカートリッジを据え置くことができるような構造となっている。第1ハウジングにおける逆止弁抜け止め部27は、原水流入口26に、逆止弁を配設した原水流入継手9を連設したときに、逆止弁が抜け落ちないようにするための部分であり、例えば、逆止弁の外径よりも小さな内径をもつ小内径部もしくは突起部のような構造等が採用される。
原水流入継手9の内側には逆止弁25が配設され、この原水流入継手9を、第1ハウジングの原水流入口26に連設固定することで、原水の逆流やハウジング内に収納されたろ材の漏出を防止することができる。さらに第1ハウジング12は逆止弁抜け止め部27を有しているため、通水によって逆止弁25がハウジング内に脱落することもない。しかも、第1ハウジング12と第2ハウジング11は水密的に連結固定されていて取り外し困難であっても、逆止弁に何らかの異常が生じた時に、原水流入継手9のみを第1ハウジング12から取り外して調査すればよいため、カートリッジを全部分解する必要はなく、逆止弁の不具合に対する対応が容易である。
原水流入継手9には、逆止弁を所定位置に取り付けるための逆止弁位置決め部28が設けられていることが好ましい。該逆止弁位置決め部28は、図2に示すように原水流入継手9内に逆止弁25を嵌め込んだ時に、逆止弁を嵌め込み可能な深さを規制するための小内径部もしくは突起部のような形状の部分であり、逆止弁を嵌め込んだ際に、逆止弁の外端と原水流入継手の外端とが略同一面となるように設けることが好ましい。このような逆止弁位置決め部28を有していることで、特別な工具や治具などを必要とすることなく、逆止弁25を原水流入継手9内にはめ込むことができ、さらに第1ハウジング12の原水流入部に連設させることで、逆止弁の位置決めをすることができる。
第1ハウジング12と原水流入継手9の固定は、ネジ嵌合固定式、バヨネット固定式、超音波やスピンウェルドによる溶着式など、適宜公知の方法を用いればよいが、耐圧性と水密性を満たしつつ、組立と取り外しの容易さを兼ね備えている点から、ネジ嵌合固定式がもっとも好ましい。さらに原水流入継手9の原水流入側流路部分の外断面形状を六角形にすれば、市販の六角レンチを使用して原水流入継手9を第1ハウジング12にネジ嵌合固定することができ、組立時に特別な治具を必要とすることもない。
原水流入継手9に、ワンタッチジョイントと締結するプラグが形成されていると、原水側ホース6との接続および取り外しを簡単に実施することができるので、カートリッジを容易に交換することができる。もちろん、このワンタッチジョイントと締結するプラグは浄水供給口10にも形成されていると同様に浄水側ホース7との接続および取り外しを簡単に実施できる。
次に、吸着剤部3について説明する。吸着剤部3は、カートリッジ内における1次側(最上流側)に位置し、水道管から吐出される原水中に含まれる重金属や有機物を吸着し、且つ残留塩素を分解除去する機能をもつ吸着剤が充填されている。ここで有機物は、カビ臭の原因物質である2−MIB(メチルイソボルネオール)やトリハロメタンなどの原水中に含まれる有害な有機物を指し、重金属は水道用鉛配管から溶出する鉛などの重金属を指し、また、残留塩素は殺菌用に水道水に含まれる遊離残留塩素や結合残留塩素などを指す。
吸着剤が充填された内部を水が通過できるように、吸着剤が充填された部分の上流側及び下流側にはそれぞれフィルターが配置されている(1次フィルター23、2次フィルター24)。
かかる吸着剤としては、活性炭や、ゼオライトなどの金属ケイ酸塩、ヒドロキシアパタイトなどのリン酸カルシウム、酸化チタン、イオン交換樹脂を含むイオン交換体、キレート樹脂などのいずれかまたはそれらの組合せが使用される。残留塩素の除去性能が高いことから活性炭が好ましく用いられるが、中でも抗菌能を有する活性炭として、銀添着活性炭を含むことがより好ましい。ここで用いる銀添着活性炭の形状は、球状、粉末状、繊維状、顆粒状、破砕状等のいずれでも良いが、中でも繊維状または粒状が通水抵抗が少なく、単位面積あたりの表面積が大きいため好ましい。銀添着活性炭の充填量は、浄水器用カートリッジ1の1次フィルター23と2次フィルター24の間に充填できる量であればよい。
銀添着活性炭の製造方法としては、例えば、硝酸銀溶液中に活性炭を入れ、硝酸銀を吸着させながら活性炭表面近傍で還元処理を行い、金属銀、酸化銀、塩化銀を析出させ、その後、還元処理後の活性炭を洗浄し、硝酸イオンを取り除き脱水・乾燥を行う方法が挙げられる。
次に、中空糸膜モジュール部4について説明する。中空糸膜モジュール部4は、主に、中空糸膜束15と、該中空糸膜束の端部を固定する樹脂固定部16と、中空糸束の周囲に通水部分を確保するための中空糸ケース17などから構成される。中空糸ケース17の内部には、複数本の中空糸膜を束ねてU字状に折り曲げた中空糸膜束15(図1では模式的に表示)が収納されており、中空糸膜束15の両端部は、中空糸ケース17の上部にて、各中空糸間および中空糸と中空糸ケース17との間に充填された硬化性樹脂(封止剤)により封止固定(ポッテイング)されている(樹脂固定部16)。
ここで用いる中空糸膜の孔径は、10μm以下であることが好ましく、さらに好ましくは2μm以下である。さらに微少な固体を除去する場合には、孔径0.2μm以下のものを用いると好ましい。孔径の測定方法は公知の方法によるが、例えば電子顕微鏡で各セクション(内径、外径など)を観察することにより算出する。その素材は、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリエチレン、ポリスルホン、ポリビニルアルコール、ポリフェニレンスルホンなどから選ばれる少なくとも1種を含んでいると好ましく、さらに好ましくはポリスルホンやポリフッ化ビニリデンが良い。各中空糸膜は、ポッテイング部が一部切断除去されているので、末端が浄水供給口10に向かって開口している。中空糸膜モジュール4の中空糸ケース17は、Oリング14などのシール部材を介してボディ12の中に嵌挿、立設されている。
次に抗菌部5について説明する。抗菌部5は、図1や図2(抗菌部の拡大縦断面図)に示すように、略環状筒形(外形は略円筒形)の抗菌ユニット20の中央に通過水路18が設けられている。この抗菌部5は、図1に示すように中空糸膜モジュール4の下流側の近接した位置に配置され、即ち、中空糸膜端面が開口している部分の真上に位置し、浄水器用カートリッジ1に着脱自在に装着されている。
略環状筒形の抗菌ユニット20内には、銀や銅など抗菌性金属イオンを溶出する銀および/または銅化合物を母材に添着させた抗菌イオン溶出部材19が充填されていて、その上流側(図1の下側)で中空糸膜端面開口部分に近い部分の隔壁は、抗菌性金属イオンを含む材料を通さずかつ水を通すフィルター材(抗菌ユニット用フィルター21)から構成されている。
中空糸膜端面(切断面)のポッテイング剤としては一般に、細菌が繁殖し易い硬化性樹脂が使用されるので、この部分(樹脂固定部16)近傍での細菌の増殖を抑制するために、抗菌部5を、中空糸膜端面の真上(下流側)の近接する位置に設けることが好ましい。
抗菌部を通過せずに浄水を通過させるための通過水路を配する位置は、抗菌部に内接若しくは隣接させる位置であればどの部分でも良いが、中空糸膜の端面部からの流路が阻害されないように、略環状筒形の抗菌部の中央に位置するのが好ましい。
この抗菌部5に向けて浄水を通水すると、その大部分ないし殆どは通過水路18を通って浄水供給口10へと流れる。抗菌部5の下流側にはエア抜き孔22があるので、抗菌部5内の金属イオン溶出部材19間を通過して浄水が流れることも一応可能ではあるが、通過水路に比し通過抵抗が著しく大きいので、抗菌部5内は実質的に通水されない。この結果、通水時に金属イオン溶出部材19と接触する水量が大幅に少なくなるために抗菌イオン溶出部材19からの抗菌イオンの溶出寿命を長くすることができる。ここで、通水時に金属イオン溶出部材19と接触する水量が大幅に少なくなるとは、浄水全体の通水量に対して、抗菌イオン溶出部材内部の通水量が1/5以下、より好ましくは1/10以下、更に好ましくは1/20以下であることである。通水量を前記の通りに制御するには、浄水の通水量に応じて通過水路の断面積を設定すればよい。
抗菌部5の上流側では、抗菌性金属イオンを含む材料が充填された部分と通水路との間を仕切るために、抗菌性金属イオンを含む材料を通さずかつ水を通すフィルター材、例えば、熱可塑性繊維からなるフィルター材が配置され(抗菌ユニット用フィルター21)、また、抗菌部5の上部(下流側)には抗菌部内の空気を排出するためのエア抜き孔22が設けられ、該エア抜き孔に、充填された材料の流出防止用のフィルター材が備えられている。
抗菌金属イオン溶出部材19は、銀、銅、亜鉛など抗菌性を有する金属単体および/または金属化合物を、母材に添着させたものであり、そのまま使用したり、バインダーを用いて成形体として使用しても良い。前記金属単体および/または金属化合物は抗菌効果を発揮し、且つ許容基準の範囲内(例えば、銀は米国環境保護局EPAの飲料水基準0.1mg/L(=100ppb)以下)で溶出する化合物を母材に添着させる方法が好ましい。カートリッジ全体としての銀イオン溶出量が0.005〜0.1mg/Lの範囲、さらには0.005〜0.08mg/Lの範囲内であることが最も好ましい。銀イオン濃度を0.005mg/L以上に制御することで一般細菌数を効果的に減少させることができる。金属化合物の形態としては、ハロゲン化塩、硝酸塩、硫酸塩、リン酸塩、硫化塩、酸化塩のいずれかを含む化合物であると、前記溶出量を実現できる。
抗菌性を有する金属イオンとは、銀イオン、銅イオン、亜鉛イオンがあげられる。これらの金属イオンはそれぞれ単独でも、混合しても抗菌性を有しているが、比較的低濃度でも抗菌性を有している銀イオンが最も好ましく用いられる。
母材としては、活性炭やゼオライトなどの多孔性の担体が用いられるが、活性炭が好ましく、中でも粒状活性炭が、水処理用途に広く使用実績があり、安価に入手できる点でさらに好ましい。母材の大きさは、抗菌イオン溶出部材を十分に添着出来る表面積あるいは体積を持ち、通水抵抗の少ない大きさを選択すればよい。例えば、粒状活性炭の場合、20〜150メッシュ程度が好ましい。ここで言うメッシュとは、日本工業規格(JIS)Z8801(1987)で規定された試験用ふるいでふるい分けた大きさを指している。20メッシュは約0.85mm、150メッシュは約0.1mmに相当する。
抗菌イオン溶出部材としては、例えば、本発明の浄水器に組込んで、水道水を4L/分、温度20℃で通水した際、浄水供給口10から吐出する浄水中の抗菌イオン濃度が、通水6L後で0.005〜0.095mg/L、且つ通水5,000L後で0.002〜0.08mg/Lの範囲の性能をもつものが好ましい。さらに、15,000L通水後停止し、15〜70時間経過後の浄水器用カートリッジ内の滞留水中の抗菌イオン濃度が0.005〜0.08mg/Lの範囲の性能をもつものが好ましく、長期間に渡って必要最小限の抗菌イオンを浄水中に溶出することが可能となる。
金属単体および/または金属化合物の添着量は、上記溶出量の範囲を満足できれば良い。溶出量は水温、通水速度等によって変化するが、おおむね母材に対する金属単体および/または金属化合物の添着量が0.1〜5重量%、好ましくは0.3〜3重量%であると、0.002〜0.1mg/L程度の抗菌イオン溶出量が得られる。
前記添着量範囲内の銀添着活性炭を充填する場合、充填量は5〜20g、好ましくは8〜15gが良い。
銀添着活性炭の好ましい態様の一例として、ヤシ殻を原料とした粒状活性炭を母材とし、その表面または内部に銀化合物を1重量%添着させた粒度24〜42メッシュの銀添着活性炭が挙げられる。
次に、以上のように構成された浄水器用カートリッジ1の作用について、浄水器用カートリッジ1をアンダーシンク浄水器に装着した状態を示した図3や、カートリッジの縦断面図を示した図1を参照しながら説明する。
水栓部8に設けられた浄水器用バルブ30を開くと、原水(水道水)が原水側ホース6を通り原水流入継手9から逆止弁25を経由して浄水器用カートリッジ1の内部に流入する。原水はまず浄水器用カートリッジ1の軸方向(図の下向き)に流れ、1次フィルター23、吸着剤部3、2次フィルター24を順に経由して流れ、次いで内側へと流れて中空糸膜モジュール4へと至る。中空糸膜モジュール4内で中空糸膜を通過して浄化された水(浄水)は、中空糸膜の上端部から樹脂固定部16の上の浄水通路を経て、抗菌部5の中央の通水路18を経由して浄水供給口10へと流れる。水の流れを白抜き矢印で図示した。
このカートリッジ内を通過する間において、原水中に含まれる消毒用の残留塩素や有機物などは吸着剤部3で取り除かれる。次いで中空糸膜モジュール4で鉄サビや細菌などが除去される。その後、抗菌部5の中央の通水路18を流れて(この際、抗菌イオン溶出部材19の間は実質的に通水されない)浄水として浄水供給口10から浄水側ホース7を通って、水栓部8の吐出口から吐出される。
次に、図1に示した浄水器用カートリッジの組み立て方について説明する。
まず、原水流入継手9内の所定位置に逆止弁25をはめ込む(図2)。
そして、原水流入継手9を、逆止弁嵌め込み部分が内側(図2での下側)となるように、第1ハウジング12の原水流入口26近傍の嵌合部分にネジ嵌合固定する。このネジ嵌合作業で逆止弁25の位置決めおよび固定ができればよいので、第1ハウジング12の逆止弁抜け止め部27および、逆止弁位置決め部28を含む原水流入継手9や逆止弁25の構造は、手作業で簡単に組込んで調整できる程度のラフな寸法・形状でもよい。
続いて第1ハウジング12に抗菌ユニット20や中空糸膜モジュール、1次フィルター23、2次フィルター24、吸着剤などを組み込み、最後に第2ハウジング11を連結して固定する。なお、第1ハウジング12と第2ハウジング11の固定方法としては、従来技術と同様に、ネジ嵌合固定式等、適宜公知技術を用いればよい。
別の組立方法として、第1ハウジング12に抗菌ユニット20や中空糸膜モジュール、1次フィルター23、2次フィルター24、吸着剤などを組み込み、第2ハウジング11を締結固定した後に、逆止弁25をはめ込んだ原水流入継手9を第1ハウジングに取り付けて固定しても良い。
いずれの組立方法をとった場合においても、組立方法は単純でありながら、組立後に逆止弁25を含む原水流入継手9に異常があった場合(例えば、逆止弁25をはめ込み忘れたなど)、原水流入継手9の部分のみを第1ハウジングから外すことで不具合を調べることができ、浄水器カートリッジ全体を分解する必要はない。
1次フィルター23、2次フィルター24、および抗菌ユニット用フィルター21は、吸着剤3や抗菌イオン溶出部材19が外部に漏れ出さないように固定し、かつ水を通過させる役目をもつ。いずれも、その設置部分の断面形状(図の場合では円盤状形状)を有し、メッシュ状の熱可塑性繊維と枠状の熱可塑性樹脂を一体成型したものを用いればよい。その熱可塑性繊維としては安全性や安価な点でPET(ポリエチレンテレフタレート)繊維が好んで用いられる。
本発明は以下のように変形実施することができる。
(1)図3に示す実施態様の浄水器では、水栓部8の吐出口から浄水のみが吐出する構造の物について記載したが、単一の吐出口から、水道水などの原水と浄水を選択して通水する構造の物や、給湯器などに接続して、原水と浄水だけでなくお湯を選択して通水する構造の物としても良い。
(2)図1や図3に示す実施態様では、浄水器用カートリッジ1は縦置きに設置しているが、横置きとして壁に設置するなどの方法で設置するものでもよい。また、充填されているろ材が寿命に達した際に、寿命に達した部分のみ交換できる部分カートリッジ式のものでもよい。
(3)図1に示す実施態様では、原水流入継手および原水流入口と浄水供給口がともにハウジングの上部に構成されているが、これらの設置位置は任意に設定することができ、すべて下部、原水流入継手および原水流入口は下部で浄水供給口は上部、あるいはその逆、さらにハウジングの側面部であってもよく、ろ材等の設置構造及び外面のデザインに伴って適宜選択すればよい。
(4)図3に示す実施態様では、浄水器用バルブ30によって流路の切換、遮蔽をおこない、浄水カートリッジ1に常時水道水圧がかからないタイプ(いわゆるII形浄水器)について記載したが、水道水圧が常時付加するI形浄水器であってもよい。いずれの場合においても、浄水などが逆流しないように、適宜逆止弁などを流路内に設置することが好ましい。
(5)図1や図3に示す実施態様には特に記載していないが、浄水側の流路の通水状態を検出し、通水量や通水時間を積算・記憶したり、カートリッジの使用開始時期を記憶して、それらのデータを元にカートリッジ寿命を表示または警告する機能を有していても良い。このような機能を有していることによって、使用者の使い勝手が良くより安心な浄水を使用することができる。
本発明の浄水器用カートリッジの一実施形態を示す縦断面図である。 図1に示す浄水器用カートリッジにおける原水流入継手の部分を示す拡大縦断面図である。 図1に示す浄水器用カートリッジを設置した浄水器の一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1 浄水器用カートリッジ
2 ハウジング
3 吸着剤部
4 中空糸膜モジュール部
5 抗菌部
6 原水側ホース
7 浄水側ホース
8 水栓部
9 原水流入継手
10 浄水供給口
11 第2ハウジング
12 第1ハウジング
13 Oリング
14 Oリング
15 中空糸膜束
16 樹脂固定部
17 中空糸ケース
18 通過水路
19 抗菌イオン溶出部材
20 抗菌ユニット
21 抗菌ユニット用フィルター
22 エア抜き孔
23 1次フィルター
24 2次フィルター
25 逆止弁
26 原水流入口
27 逆止弁抜け止め部
28 逆止弁位置決め部
29 Oリング
30 浄水器用バルブ

Claims (5)

  1. ろ材をハウジング内に収納した浄水器用カートリッジであって、ハウジングが、原水流入口と逆止弁抜け止め部を備えた第1ハウジングと、第1ハウジングと水密的に連結された第2ハウジングと、第1ハウジングの原水流入口に連設された原水流入継手とから構成され、かつ、原水流入継手内の第1ハウジング側に逆止弁が配設されたことを特徴とする浄水器用カートリッジ。
  2. 原水流入継手内の所定位置に逆止弁を配設するための逆止弁位置決め部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の浄水器用カートリッジ。
  3. 第1ハウジングと原水流入継手の固定がネジ嵌合固定式であることを特徴とする請求項1または2に記載の浄水器用カートリッジ。
  4. 原水流入継手に、ワンタッチジョイントと締結するプラグが形成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の浄水器用カートリッジ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の浄水器用カートリッジを備えたことを特徴とする浄水器。
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