JP2007264116A - 赤外線センサ用カメラモジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】近赤外線を効率的に吸収除去し、設計コストや製造コストの低廉化を図ることができる赤外線センサ用カメラモジュールを提供すること。
【解決手段】カメラモジュール1は、光学系を構成するレンズ21、22と、レンズ21、22を支持するバレル2と、バレル2を支持するホルダ3と、ホルダ3を支持するベース4と、ベース4に固定されている基板5と、基板5に搭載された赤外線検出素子6とを有する。上記バレル2、ホルダ3、及びベース4は、この赤外線センサ用カメラモジュール1のハウジングを構成している。そして可視光を吸収除去する可視光カットフィルタ7と、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタ8aと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタ8bとを有している。
【選択図】 図1
【解決手段】カメラモジュール1は、光学系を構成するレンズ21、22と、レンズ21、22を支持するバレル2と、バレル2を支持するホルダ3と、ホルダ3を支持するベース4と、ベース4に固定されている基板5と、基板5に搭載された赤外線検出素子6とを有する。上記バレル2、ホルダ3、及びベース4は、この赤外線センサ用カメラモジュール1のハウジングを構成している。そして可視光を吸収除去する可視光カットフィルタ7と、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタ8aと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタ8bとを有している。
【選択図】 図1
Description
本発明は赤外線センサ用カメラモジュールに関し、特に特定の波長の赤外線を検出するために用いられる赤外線センサ用カメラモジュールに関する。
一般に赤外線センサ用カメラモジュールは可視光線よりも波長が長い赤外線のみを検出するために、赤外線センサ用カメラモジュールの対物レンズを覆うように可視光カットフィルタが装着されている。この可視光カットフィルタは樹脂製の板状部材であり、約700nm以下の波長の可視光線を吸収除去することができる。
上記のような赤外線センサ用カメラモジュールの可視光カットフィルタは当該フィルタによる吸収除去の対象となる光線の波長選択の自由度が少なく、また可視光線と赤外線の境界帯域である約700nmないし900nmの波長の近赤外線を十分に吸収除去することができない。このため、赤外線センサが当該約700nmないし900nmの波長の近赤外線を検出することにより誤作動する場合があるという問題点がある。
さらに、赤外線は近赤外線から遠赤外線まで様々な波長を有する赤外線が存在するが、上記のような可視光カットフィルタでは特定の波長範囲の赤外線のみを透過することができないという問題点がある。このような問題点を解決するために誘電体によるバンドパスフィルタを用いることが考えられる。このバンドパスフィルタはSiO2等の低屈折材料による皮膜とTiO2等の高屈折材料による皮膜とを交互に重ね合わせた多層膜により形成(成膜)することができる。しかし、このバンドパスフィルタは50層にも及ぶ多数の皮膜の特性をそれぞれ算出し、さらに一の皮膜の特性を他の皮膜の特性により補完するように設計していかなければならないため、バンドパス帯域を変更する場合には再設計が必要となる。従って、このようなバンドパスフィルタを用いると設計コストや製造コストの上昇を招くという問題点がある。
本発明は上記課題に鑑みなされたもので、近赤外線を効率的に吸収除去し、設計コストや製造コストの低廉化を図ることができる赤外線センサ用カメラモジュールを提供することを目的とする。
本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、赤外線センサ用カメラモジュールの光学系を構成するレンズと、赤外線センサ用カメラモジュールの本体を構成するハウジングと、前記ハウジングに固定されている基板に搭載されている赤外線検出素子とを有する赤外線センサ用カメラモジュールであって、前記赤外線センサ用カメラモジュールは、可視光カットフィルタと、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタとを有し、前記第1光学フィルタと前記第2光学フィルタは互いに離間して配設されていることを特徴とする。
さらに本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、前記第1光学フィルタと前記第2光学フィルタが透明基板の表裏面にそれぞれ形成されていることが好ましい。
さらに本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、前記可視光カットフィルタが前記レンズの外側に設けられ、前記第1光学フィルタと前記第2光学フィルタとを有する前記透明基板が前記レンズと前記赤外線検出素子との間に設けられていることが好ましい。
さらに本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、前記第1光学フィルタを第1透明基板の表面に形成し、前記第2光学フィルタを第2透明基板の表面に形成し、前記第1透明基板と前記第2透明基板が前記可視光カットフィルタの両面にそれぞれ接着されていることが好ましい。
さらに本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、前記可視光カットフィルタが可視光カット樹脂であり、前記第1光学フィルタを第1透明基板の表面に形成し、前記第2光学フィルタを第2透明基板に形成し、前記第1透明基板と前記第2透明基板とが前記可視光カットフィルタである可視光カット樹脂により接着されていることが好ましい。
請求項1記載の本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、可視光カットフィルタと、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタとを有し、第1光学フィルタと第2フィルタは互いに離間して配設されていることを特徴とする。第1光学フィルタと第2光学フィルタをそれぞれ独立させてバンドパスフィルタを構成することにより、当該バンドパスフィルタの設計が非常に容易となる。即ち、第1光学フィルタと第2光学フィルタは互いに離間して配設されているため、干渉を排除するための補完設計を行う必要がないからである。さらに、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタとを独立して設計することができるため、例えば、他の第1光学フィルタや他の第2光学フィルタと適宜組み合せることにより、バンドパスフィルタ全体を再設計することなくバンドパス帯域の広狭やバンドパス帯域のシフトを容易に実現することができる。従って、バンドパスフィルタの設計や製造が容易となり赤外線センサ用カメラモジュールの設計及び製造コストの低廉化を図ることができる。
請求項2記載の本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、第1光学フィルタと第2光学フィルタが透明基板の表裏面にそれぞれ形成されている。このため第1光学フィルタと第2光学フィルタをそれぞれ独立させてバンドパスフィルタを構成した場合においても、バンドパスフィルタは一枚の光学フィルタ部材としてのスペースしか要せず、赤外線センサ用カメラモジュールの大型化を防止することができる。
請求項3記載の本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、可視光カットフィルタがレンズの外側に設けられ、第1光学フィルタと第2光学フィルタを有する透明基板はレンズと赤外線検出素子との間に設けられている。比較的安価な可視光カットフィルタをレンズの外側に配置し、比較的高価な透明基板をハウジング内部に収容することができるため、赤外線センサ用カメラモジュールの全体のスペースを有効に活用することができ赤外線センサ用カメラモジュールの小型化を達成することができる。
請求項4記載の本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、第1光学フィルタを第1透明基板の表面に形成し、第2光学フィルタを第2透明基板の表面に形成し、この第1透明基板と第2透明基板とが可視光カットフィルタの両面にそれぞれ接着されている。この場合、可視光カットフィルタと第1光学フィルタと第2光学フィルタとを一枚の光学フィルタ部材として構成することができ、赤外線センサ用カメラモジュールの小型化を達成することができる。
請求項5記載の本発明に係る赤外線センサ用カメラモジュールは、第1光学フィルタを第1透明基板の表面に形成し、第2光学フィルタを第2透明基板に形成し、この第1透明基板と前記第2透明基板とが可視光カット樹脂により接着されている。従って、可視光カットフィルタと第1光学フィルタと第2光学フィルタとを一枚の光学フィルタ部材として構成することができる。このため赤外線センサ用カメラモジュールの小型化を達成することができる。
以下、添付図面である図1ないし図5を参照しつつ本発明に係る実施形態の赤外線センサ用カメラモジュール1について詳細に説明する。
図1は本実施形態の赤外線センサ用カメラモジュール1の断面図である。このカメラモジュール1は、カメラモジュール1の光学系を構成するレンズ21、22と、レンズ21、22を支持するバレル2と、バレル2を支持するホルダ3と、ホルダ3を支持するベース4と、ベース4に固定されている基板5と、基板5に搭載された赤外線検出素子6とを有する。上記バレル2、ホルダ3、及びベース4は、この赤外線センサ用カメラモジュール1の本体であるハウジングを構成している。そして可視光を吸収除去する可視光カットフィルタ7と、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタ8aと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタ8bとを有している。
バレル2は射出成型された合成樹脂製の円筒状部材であり、レンズ21、22を収容している。
レンズ21、22はカメラモジュール1の光学系を構成するレンズであり、バレル2の円筒状内部空間内の周壁面等に密接して配設されている。なお、本実施形態においてレンズ群は2枚構成となっているが、他の構成のレンズ群を収容することも可能である。
ホルダ3はバレル2を支持する円筒状の部材であり、バレル2の外周面とホルダ3の内周面とは接着されている。
ホルダ3は円筒状の部材であり、その底面はベース4の上面に接着されている。
ベース4は四角形形状の枠体状部材であり、その中央部において後述するバンドパスフィルタ8が支持されている。
ベース4は四角形形状の枠体状部材であり、その中央部において後述するバンドパスフィルタ8が支持されている。
ベース4の底面には基板5の上面が接着されており、この基板5の上面にはCMOSセンサである赤外線検出素子6が実装されている。
レンズ21の外側には可視光カットフィルタ7が配設されている。この可視光カットフィルタは樹脂製の板状部材であり、図2に示すように約700nm以下の波長の可視光線を吸収除去することができる。
ベース4の内部中央にはバンドパスフィルタ8が配設されている。そして、このバンドパスフィルタ8はレンズ22と赤外線検出素子6との間に設けられている。バンドパスフィルタ8は、第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bと透明基板であるガラス基板8cとから構成されている。第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタは、SiO2等の低屈折材料による皮膜とTiO2やTa2O5等の高屈折材料による皮膜とを交互に重ね合わせた多層膜であり、ガラス基板8cの表裏面にそれぞれ形成されている。本実施形態において、第1光学フィルタ8aは26層の多層膜から構成され、また第2光学フィルタ8bは20層の多層膜から構成されている。なお、ガラス基板8cは光学ガラスであり、透明樹脂板に代えることも可能である。
第1光学フィルタ8aは、図3に示すように、約700nm以上900nm以下の波長の赤外光線を吸収除去することができる。また、第2光学フィルタ8bは、図4に示すように、約1000nm以上の波長の赤外光線を吸収除去することができる。
以下、本実施形態の作用効果を説明する。
赤外線センサ用カメラモジュール1への入射光は、最初に可視光カットフィルタ7によって約700nm以下の波長の可視光線が吸収除去される。可視光カットフィルタ7の透過光線はレンズ21とレンズ22を順に通過した後、ガラス基板8cの表面に形成されている第1光学フィルタ8aに入射する。第1光学フィルタ8aはこの入射光から約700nm以上900nm以下の波長の赤外光線を吸収除去する。このため第1光学フィルタ8aの透過光は約900nm以上の波長の赤外光線となる。この第1光学フィルタ8aの透過光は、ガラス基板8cを通過した後、ガラス基板8cの裏面に形成されている第2光学フィルタ8bに入射する。第2光学フィルタ8bは入射光から約1000nm以上の波長の赤外光線を吸収除去する。このため第2光学フィルタ8bの透過光は、図5に示すように、約900nm以上約1000nm以下の波長の赤外光線になる。最後に第2光学フィルタ8bの透過光は赤外線検出素子6に入射する。
赤外線センサ用カメラモジュール1への入射光は、最初に可視光カットフィルタ7によって約700nm以下の波長の可視光線が吸収除去される。可視光カットフィルタ7の透過光線はレンズ21とレンズ22を順に通過した後、ガラス基板8cの表面に形成されている第1光学フィルタ8aに入射する。第1光学フィルタ8aはこの入射光から約700nm以上900nm以下の波長の赤外光線を吸収除去する。このため第1光学フィルタ8aの透過光は約900nm以上の波長の赤外光線となる。この第1光学フィルタ8aの透過光は、ガラス基板8cを通過した後、ガラス基板8cの裏面に形成されている第2光学フィルタ8bに入射する。第2光学フィルタ8bは入射光から約1000nm以上の波長の赤外光線を吸収除去する。このため第2光学フィルタ8bの透過光は、図5に示すように、約900nm以上約1000nm以下の波長の赤外光線になる。最後に第2光学フィルタ8bの透過光は赤外線検出素子6に入射する。
本実施形態のカメラモジュール1は、可視光カットフィルタ7と、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタ8aと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタ8bとを有し、第1光学フィルタと第2フィルタは互いに離間して配設されている。第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bをそれぞれ独立させてバンドパスフィルタ8を構成することにより、当該バンドパスフィルタ8の設計が非常に容易となる。即ち、第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bはガラス基板8cの表裏面に形成されており、互いに離間して配設されているため干渉を排除するための補完設計を行う必要がないからである。本実施形態における第1光学フィルタ8aは26層の多層膜から構成され、第2光学フィルタ8bは20層の多層膜から構成されているが、同様の性能を有する単一多層膜の光学フィルタを設計すると50層を超える多層膜が必要となり、またその設計は非常に複雑であり困難を極める。
さらに、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタ8aと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタ8bとを独立して設計することができるため、例えば、以下に説明するような他の第1光学フィルタ8dや他の第2光学フィルタ8eと適宜組み合せることにより、バンドパスフィルタ8全体を再設計することなくバンドパス帯域の広狭やシフトを容易に実現することができる。
他の第1光学フィルタ8dを約700nm以上850nm以下の波長の赤外光線を吸収除去するように設計し、また他の第2光学フィルタ8eを約950nm以上の波長の赤外光線を吸収除去するように設計しておくと、第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8eを組み合せた場合、バンドパス帯域は約900nm以上約950nm以下の波長の赤外光線となる。また第1光学フィルタ8dと第2光学フィルタ8bを組み合せた場合、バンドパス帯域は約850nm以上約1000nm以下の波長の赤外光線となる。また第1光学フィルタ8dと第2光学フィルタ8eを組み合せた場合、バンドパス帯域は約850nm以上約950nm以下の波長の赤外光線となる。このよう近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタを数種類設計しておけば、第1光学フィルタと第2光学フィルタを適宜組み合せることにより容易にバンドパス帯域を設定することができる。バンドパスフィルタを単一の多層膜により設計する場合には、バンドパス帯域を変更するたびに、最初からバンドパスフィルタを再設計する必要がある。従って、本実施形態における赤外線センサ用カメラモジュール1のバンドパスフィルタ8の設計や製造が容易となり赤外線センサ用カメラモジュール1の設計及び製造コストの低廉化を図ることができる。
さらに、第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bがガラス基板8cの表裏面にそれぞれ形成されている。このため第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bをそれぞれ独立させてバンドパスフィルタ8を構成した場合においても、バンドパスフィルタ8は一枚のガラス基板8cのスペースしか要せず、赤外線センサ用カメラモジュール1の大型化を防止することができる。
さらに、可視光カットフィルタ7がレンズ21の外側に設けられ、第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bを有するガラス基板8cはレンズ22と赤外線検出素子6との間に設けられている。比較的安価な可視光カットフィルタ7をレンズの外側に配置し、比較的高価なガラス基板8cをハウジング内部に収容することができるため、赤外線センサ用カメラモジュール1の全体のスペースを有効に活用することができ赤外線センサ用カメラモジュール1の小型化を達成することができる。
さらに、赤外線センサ用カメラモジュール1の入射光は、可視光カットフィルタ7と第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bをどのような順序で透過してもよい。このため、例えば、第1光学フィルタを第1ガラス基板の表面に形成し、第2光学フィルタを第2ガラス基板に形成し、この第1ガラス基板と第2ガラス基板とを可視光カットフィルタ7の両面にそれぞれ接着することも可能である。この場合、可視光カットフィルタ7と第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bとを一枚の光学フィルタ部材として構成することができ、赤外線センサ用カメラモジュールの小型化を達成することができる。
また、本実施形態において可視光カットフィルタ7は樹脂製の板状部材であるが、この可視光カットフィルタを可視光カット樹脂に置き換えることも可能である。この場合、第1光学フィルタを第1ガラス基板の表面に形成し、第2光学フィルタを第2ガラス基板に形成し、この第1ガラス基板と前記第2ガラス基板とを可視光カット樹脂により接着することにより、可視光カットフィルタ7と第1光学フィルタ8aと第2光学フィルタ8bとを一枚の光学フィルタ部材として構成することができる。このように構成することによっても赤外線センサ用カメラモジュールの小型化を達成することができる。
1 カメラモジュール
2 バレル
21 22 レンズ
3 ホルダ
4 ベース
5 基板
6 赤外線検出素子
7 可視光カットフィルタ
8 バンドパスフィルタ
8a、8e 第1光学フィルタ
8b、8d 第2光学フィルタ
8c ガラス基板
2 バレル
21 22 レンズ
3 ホルダ
4 ベース
5 基板
6 赤外線検出素子
7 可視光カットフィルタ
8 バンドパスフィルタ
8a、8e 第1光学フィルタ
8b、8d 第2光学フィルタ
8c ガラス基板
Claims (5)
- 赤外線センサ用カメラモジュールの光学系を構成するレンズと、
赤外線センサ用カメラモジュールの本体を構成するハウジングと、
前記ハウジングに固定されている基板に搭載されている赤外線検出素子とを有する赤外線センサ用カメラモジュールであって、
前記赤外線センサ用カメラモジュールは、可視光カットフィルタと、近赤外線帯域からバンドパス帯域よりも短波長の帯域に渡る赤外線を吸収除去する第1光学フィルタと、バンドパス帯域よりも長波長の赤外線を吸収除去する第2光学フィルタとを有し、
前記第1光学フィルタと前記第2光学フィルタは互いに離間して配設されていることを特徴とする赤外線センサ用カメラモジュール。 - 前記第1光学フィルタと前記第2光学フィルタは透明基板の表裏面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載の赤外線センサ用カメラモジュール。
- 前記可視光カットフィルタは前記レンズの外側に設けられ、前記第1光学フィルタと前記第2光学フィルタとを有する前記透明基板は前記レンズと前記赤外線検出素子との間に設けられていることを特徴とする請求項2記載の赤外線センサ用カメラモジュール。
- 前記第1光学フィルタを第1透明基板の表面に形成し、前記第2光学フィルタを第2透明基板の表面に形成し、前記第1透明基板と前記第2透明基板を前記可視光カットフィルタの両面にそれぞれ接着したことを特徴とする請求項1記載の赤外線センサ用カメラモジュール。
- 前記可視光カットフィルタは可視光カット樹脂であり、前記第1光学フィルタを第1透明基板の表面に形成し、前記第2光学フィルタを第2透明基板に形成し、前記第1透明基板と前記第2透明基板とを前記可視光カットフィルタである可視光カット樹脂により接着したことを特徴とする請求項1記載の赤外線センサ用カメラモジュール。
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