JP2007263443A - 空気調和装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数ある室内機の暖房時のサブクール量を個別に制御することが困難で、個別の室内機の能力不足につながっていた。
【解決手段】この空気調和装置は、低段側圧縮機1aと、高段側圧縮機1bと、並列接続された複数の室内機とを有する冷媒回路を備え、第1の流量制御装置4A,4Bからの冷媒回路より分岐して高段側圧縮機1bの吸込側につながるインジェクション配管18と、インジェクション配管18に設けられた第2の流量制御装置6と、熱源機側熱交換器3までの冷媒回路に設けられた第3の流量制御装置13と、第3の流量制御装置13までの冷媒回路の冷媒圧力を検知する第1の圧力検知手段10と、第1の圧力検知手段10の検知値に基づいて第3の流量制御装置13の開度を制御する制御装置20とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、低段側圧縮機と高段側圧縮機の間に凝縮器で凝縮された冷媒の一部を流入させる空気調和装置に関するものである。
従来この種の空気調和装置は例えば下記の特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1に記載の空気調和装置を図9に示す。この空気調和装置は、第1圧縮室103および第2圧縮室104を有する圧縮機101、利用側熱交換器(凝縮器)110、流量制御装置111、気液分離機125、流量制御装置114、および、熱源機側熱交換器(蒸発器)115を順次環状に配管接続してなる冷媒回路を有している。また、第1圧縮室の吐出口105を第2圧縮室の吸入口107と圧縮機101内に通じる配管とに切り換え可能に接続する切り換え手段118と、圧縮機101の並列運転時に第1圧縮室103をバイパスさせて冷媒を流すバイパス回路122とを備えている。
特開平5−149634号公報
上記従来の空気調和装置においては、複数の室内機を個別に暖房時サブクール量を制御するシステムであって室外機と室内機の間に高低差がある場合や配管長が長い場合に、流量制御装置111と流量制御装置114の間の圧力が上がりすぎたとき、流量制御装置111前後の圧力差が小さくなり複数の室内機の暖房時サブクール量を個別にコントロールすることが困難で、個別室内機の暖房能力不足につながるおそれがある。また、逆に流量制御装置111と流量制御装置114の間の圧力が下がり過ぎると、弁124から圧縮機101へ戻る冷媒量が低下して暖房能力不足につながることもある。
また、複数の室内機が運転と停止を繰り返した場合は、圧縮機の起動と停止が頻繁となり、弁24を任意の時間閉状態にしないと、室内機で凝縮できなかったガス冷媒が圧縮機へ戻るため、圧縮機の吐出温度が上昇して運転が安定しないという不具合があった。
上記した課題を解決するために、この発明に係る空気調和装置は、低段側圧縮機と、上記低段側圧縮機からの冷媒を圧縮し吐出する高段側圧縮機と、並列接続された利用側熱交換器および第1の流量制御装置の複数セットと、熱源機側熱交換器とが順次環状に接続された冷媒回路を有するとともに、上記第1の流量制御装置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路より分岐して上記高段側圧縮機の吸込側につながるインジェクション配管と、上記インジェクション配管に設けられた第2の流量制御装置と、上記インジェクション配管の分岐位置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路に設けられた第3の流量制御装置と、上記インジェクション配管の分岐位置から上記第3の流量制御装置までの冷媒回路の冷媒圧力を検知する第1の圧力検知手段と、上記第1の圧力検知手段の検知値を当該第1の圧力検知手段の制御目標値に近づけるように上記第3の流量制御装置の開度を制御する流量制御装置制御手段とを備えた構成にしてある。
この発明の空気調和装置によれば、第1の流量制御装置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路と高段側圧縮機の吸込側とを第2の流量制御装置を有するインジェクション配管でつなぎ、インジェクション配管の分岐位置から熱源機側熱交換器までの冷媒回路に第3の流量制御装置を設け、インジェクション配管の分岐位置から第3の流量制御装置までの冷媒回路の冷媒圧力を第1の圧力検知手段で検知し、第1の圧力検知手段の検知値を第1の圧力検知手段の制御目標値に近づけるように第3の流量制御装置の開度を制御するようになっているので、利用側熱交換器での凝縮温度が低く暖房能力が高くない場合に、第3の流量制御装置の開度を絞ってインジェクション配管への冷媒流入量を多くすることにより、高段側圧縮機および低段側圧縮機に吸い込ませる冷媒の量を多くする制御が可能となって、より高い暖房能力を引き出すことができる。
実施の形態1.
以下、この発明に係る実施形態1を説明する。
図1はこの発明の実施形態1に係る空気調和装置の冷媒回路を中心とする全体構成の一例を示すものである。
図1において、この空気調和装置は、低段側圧縮機1aと、低段側圧縮機1aからの冷媒を更に圧縮して吐出する高段側圧縮機1bと、冷媒回路の冷媒流路を暖房用と冷房用に切り換える四方弁2と、並列接続された、利用側熱交換器5Aおよび第1の流量制御装置4Aのセット並びに利用側熱交換器5Bおよび第1の流量制御装置4Bのセットと、気液分離器14と、第3の流量制御装置13と、熱源機側熱交換器3とがこれらの順で環状に配管接続された冷媒回路を有している。
第1の流量制御装置4A,4Bから熱源機側熱交換器3までの冷媒回路に配置された気液分離器14からは、インジェクション配管18が分岐し低段側圧縮機1a吐出側と高段側圧縮機1b吸込側とを接続する接続配管22につながっている。インジェクション配管18の管端開口18aは気液分離装置14内の液冷媒吸上げ位置に配置されている。インジェクション配管18には第2の流量制御装置6と逆止弁12が設けられている。逆止弁12は冷媒を接続配管22へ向かう方向にのみ流通を許容する向きでインジェクション配管18に配置されている。第2の流量制御装置6と逆止弁12の間のインジェクション配管18には、インジェクション配管18の熱交換部7Bを通る冷媒を、気液分離器14から熱源機側熱交換器3までの冷媒回路の熱交換部7Aを通る冷媒と熱交換させる例えば二重管式のインジェクション用熱交換器7が設けられている。インジェクション用熱交換器7の熱交換部7Bと逆止弁12の間のインジェクション配管18は、電磁弁11を有する接続配管19を介して低段側圧縮機1a吸込側の冷媒回路と接続されている。インジェクション用熱交換器7から第3の流量制御装置13までの冷媒回路には、その位置の冷媒圧力を検知する第1の圧力検知手段10が設けられている。
また、高段側圧縮機1bの吐出側には、高圧冷媒圧力を検知する第2の圧力検知手段8と、高圧冷媒温度を検知する第1の温度検知手段15が設けられている。そして、第1の流量制御装置4A,4Bにはそれぞれの開度を検知する絞り開度検知手段21A,21Bが配備されている。利用側熱交換器5A、5Bと第1の流量制御装置4A,4Bの間の冷媒回路には第2の温度検知手段16A,16Bがそれぞれ設けられている。室外機の外部には室外温度を検知する第3の温度検知手段17が配備されている。そして、制御装置20は本実施形態に係る制御を行なう装置である。
尚、この空気調和装置において、圧縮機1a,1b、四方弁2、熱源機側熱交換器3、気液分離器14、制御装置20などは熱源機に配備されている。また、第1の流量制御装置4Aおよび利用側熱交換器5Aのセットは一方の室内機に配備され、第1の流量制御装置4Bおよび利用側熱交換器5Bのセットは他方の室内機に配備されている。
上記した制御装置20は、図2に示すように、汎用のCPU23、メモリM、データバス24などを備えている。CPU23は、いずれも後で詳述する、流量制御装置制御手段25、第1の圧力目標値設定手段26、第2の圧力目標値設定手段27、第3の圧力目標値設定手段28、サブクール量検知手段29、流量制御装置閉止手段30の各機能を備えている。尚、前記の各機能を有する制御装置20は、熱源機でなく、いずれかの室内機に設けても構わない。
次に、図1に示した冷媒回路の冷媒の流れを図3で説明する。本発明において「冷房のみの運転」は直接関係ないが、参考までに冷房運転を説明しておく。低段側圧縮機1aから吐出され更に高段側圧縮機1bで圧縮されて吐出された高温高圧のガス冷媒は、四方弁2を経由後に熱源機側熱交換器3で室外空気と熱交換して凝縮液化し、全開になっている第3の流量制御装置13を経由してインジェクション用熱交換器7の熱交換部7Aで更に冷却される。熱交換部7Aで冷却された冷媒は気液分離器14で気液に分離した後にその一部が第1の流量制御装置4A,4Bで減圧され、利用側熱交換器5A,5Bで室内空気と熱交換して蒸発ガス化し、四方弁2を経由した後、低段側圧縮機1aの吸入側に戻る。一方、気液分離器14で分離された冷媒の一部は、第2の流量制御装置6で減圧され、インジェクション用熱交換器7の熱交換部7Bで熱交換部7Aの冷媒と熱交換して蒸発し、開状態にある電磁弁11を経由して低段側圧縮機1aの吸入側へ流入する。尚、電磁弁11が開いている場合は、圧力状態に起因して冷媒は逆止弁12は通らない。
一方で、本実施形態に係る「暖房運転」では、図3のように、高段側圧縮機1bを吐出した冷媒は、四方弁2を経由後、利用側熱交換器5A,5Bで室内空気と熱交換して凝縮液化し、第1の流量制御装置4A,4Bで減圧されて気液二相状態となる。気液二相状態の冷媒は、気液分離器14で分離後その一部が気相の割合が多くなった状態でインジェクション用熱交換器7の熱交換部7Aでインジェクション用熱交換器の冷却側7Bに冷却され、第3の流量制御装置13で減圧された後に熱源機側熱交換器3で室外空気と熱交換して蒸発ガス化し、四方弁2を経由後に低段側圧縮機1aの吸入側に戻る。一方、気液分離器14で分離されて液相の多くなった冷媒の一部は、インジェクション配管18の第2の流量制御装置6で減圧され、インジェクション用熱交換器7の熱交換部7Bで熱交換部7Aの冷媒と熱交換して蒸発し、閉状態である電磁弁11は通らずに逆止弁12を経て高段側圧縮機1bの吸込側へ流入する。尚、第2の流量制御装置6を閉じておく運転を実施することもできる。この場合は、電磁弁11を開状態にして逆止弁12を自励振動させないようにしておく。また、第3の流量制御装置13の開度を制御することで第1の圧力検知手段10の検知値を制御できる。また、第2の流量制御装置6を制御することで高段側圧縮機1bの吐出側のスーパーヒート量を制御することができる。尚、高段側圧縮機1b吐出側のスーパーヒート量は第1の温度検知手段15の検知値から第2の圧力検知手段8の検知値より換算して得た飽和温度を引いた値である。また、第1の流量制御装置4A,4Bをそれぞれ制御することで、利用側熱交換器5A,5B出口部のサブクール量をそれぞれ制御することができる。尚、利用側熱交換器5A,5B出口部のサブクール量は第2の圧力検知手段8の検知値から換算して得た飽和温度から第2の温度検知手段16A,16Bの検知値をそれぞれ引いた値である。
次に、本実施形態による「暖房時制御方法」の一例について図4により説明する。
図4において、まず、暖房運転開始または霜取終了を行なう(ステップ1)。この時、制御装置20は、第1の流量制御装置4A,4Bを任意の開度とし、第2の流量制御装置6を全閉にし、第3の流量制御装置13を全開にしておく。このように、暖房運転開始または霜取り運転から暖房運転への復帰に先立って、制御装置20の流量制御装置閉止手段30が第2の流量制御装置6を全閉にしておくことで、短時間で圧縮機1a,1bの起動、停止を繰り返した場合でも、第2の流量制御装置6から高段側圧縮機1bの吸入側へ流入する高温ガス冷媒流入による高段側圧縮機1bの吐出冷媒温度の上昇を防止できる。因みに、圧縮機起動時は利用側熱交換器5A,5Bでガス冷媒が十分凝縮できず、第2の流量制御装置6にも高温ガスが流入する。また、第3の流量制御装置13は全開にしておくことで、圧縮機起動後の低圧低下による圧縮機容量増加不足を防止することができる。
次に、圧縮機運転開始または霜取終了後から10分経過したかを判断する(ステップ2)。この条件を満たした場合、第2の流量制御装置6を所定の開度まで開き、第3の流量制御装置13を所定の開度まで絞る(ステップ3)。その後、第1の圧力検知手段10の制御目標値および高段側圧縮機1aの吐出スーパーヒート量の制御目標値をそれぞれ設定する(ステップ4)。尚、制御初期は任意の目標値を設定しておく。その後、制御装置20の流量制御装置制御手段25は、ステップ4で設定された第1の圧力検知手段10の制御目標値に従って第3の流量制御装置13の開度を制御するとともに、高段側圧縮機1aの吐出スーパーヒート量目標値に従って第2の流量制御装置6を制御する(ステップ5)。前回のステップ4の目標値設定から1分経過後(ステップ5)に、第1の圧力検知手段10の制御目標値および吐出スーパーヒート量目標値をそれぞれ再設定する。尚、本実施形態では第1の圧力検知手段10の制御目標値および高段側圧縮機1aの吐出スーパーヒート量の制御目標値の設定を同時に実施するようにしたが、これらの設定を別々のタイミングで実施してもよい。
ステップ4における第1の圧力検知手段10の目標値は、例えば第2の圧力検知手段8の検知値から第1の圧力検知手段10の検知値を引いた差が2MPa未満の場合は、第1の圧力検知手段10の目標値を1.4MPaとし、第2の圧力検知手段8の検知値から第1の圧力検知手段10の検知値を引いた差が2MPa以上4MPa未満の場合は第1の圧力検知手段10の目標値を1.7MPaとし、第2の圧力検知手段8の検知値から第1の圧力検知手段10の検知値を引いた差が4MPa以上の場合は第1の圧力検知手段10の目標値を2.0MPaとする。これにより、第1の流量制御装置4A,4Bの前後差圧が小さいと判断した場合は第1の圧力検知手段10の目標値を低く、第1の流量制御装置4A,4Bの前後差圧が大きいと判断した場合は第1の圧力検知手段10の目標値を高くすることで、すべての第1の流量制御装置4A,4Bが制御可能な範囲で、第2の流量制御装置6を通過する冷媒量をできるだけ増やすようにすることができる。尚、第1の圧力検知手段10の目標値は予め第1の流量制御装置4A,4Bが制御可能な範囲となる任意の値に設定しておいても構わない。
ステップ4における高段側圧縮機1bの圧縮機吐出スーパーヒート量の目標値は、例えば低段側圧縮機1aと高段側圧縮機1bの容量変化を示すインバータ電源周波数(圧縮機周波数)を変えることにより変更する。例えば、前記の圧縮機周波数が70Hz以上の場合は圧縮機吐出スーパーヒート量の目標値を10とし、圧縮機周波数が40Hz以上70Hz未満の場合は圧縮機吐出スーパーヒート量の目標値を30とし、圧縮機周波数が40Hz未満の場合は圧縮機吐出スーパーヒート量の目標値を50とするのである。尚、本実施形態では低段側圧縮機1aと高段側圧縮機1bの圧縮機周波数は同一制御としているが、別の実施形態として別々の圧縮機周波数で低段側圧縮機1aと高段側圧縮機1bを運転しても良い。
以上のように、この実施形態1に係る空気調和装置は、第1の圧力検知手段10の検知値を第1の圧力検知手段10の制御目標値に近づけるように、制御装置20の流量制御装置制御手段25が第3の流量制御装置13の開度を制御するようになっているので、利用側熱交換器3での凝縮温度が低く暖房能力が高くない場合に、第3の流量制御装置13の開度を絞ってインジェクション配管18への冷媒流入量を多くすることができる。これにより、高段側圧縮機1bおよび低段側圧縮機1aに吸い込ませる冷媒の量を多くする制御が可能となり、より高い暖房能力を引き出すことができる。すなわち、第1の圧力検知手段10の検知値を上げすぎたことにより、第1の流量制御装置10前後の圧力差が小さくなって複数の第1の流量制御装置4A,4Bが個別に制御できなくなるといった不具合を防ぐことができる。また逆に、第1の圧力検知手段10の検知値を下げすぎることによるシステム全体の暖房能力低下も防止できる。
また、この空気調和装置は、制御装置20の流量制御装置閉止手段30が低段側圧縮機1aおよび高段側圧縮機1bの起動または霜取り運転から暖房運転への復帰に先立って第2の流量制御装置6を予め閉めておくようにしているため、十分な暖房性能を発揮できる運転状態にまで到達できないといった不具合を防ぐことができる。
そして、この空気調和装置は、第1の流量制御装置4A,4Bと第3の流量制御装置13の間の冷媒回路に気液分離器14を設け、気液分離器14で分離した液冷媒をインジェクション用配管18から高段側圧縮機1bの吸込側に流すようになっているので、多量の冷媒を高段側圧縮機1bの吸込側へ流入させることができ、圧縮機から吐出される冷媒量を多くすることができる。
更に、この空気調和装置は、第2の流量制御装置6からのインジェクション配管18に、このインジェクション配管18を通る冷媒と、気液分離器14から第3の流量制御装置13の間の冷媒回路を通る冷媒と熱交換させるインジェクション用熱交換器7を設けているので、効率の良い暖房運転を行なうことができる。
尚、本実施形態では、第1の圧力検知手段10の制御目標値の設定は流量制御装置制御手段25によって第2の圧力検知手段8の検知値と第1の圧力検知手段10の検知値との差に基づいて変更するようにしたが、別の実施形態として、複数の室内機の第1の流量制御装置4A,4Bの開度を絞り開度検知手段21A,21Bでそれぞれ検知し、制御装置20の第1の圧力目標値設定手段26が、検知した開度の中から最大開度を選択し、選択した最大開度により第1の流量制御装置4A,4Bの制御限界を判定することで、第1の圧力検知手段10の制御目標値をメモリMに設定変更するようにしても良い。
このように、検知した第1の流量制御装置4A,4Bの開度の中から選択した最大の開度検知値に基づいて第1の圧力検知手段10の検知値の制御目標値を設定変更するようにすると、第1の流量制御装置4A,4Bが制御できている否かを確認しながら第1の圧力検知手段10の検知値を制御することができる。これにより、すべての第1の流量制御装置4A,4Bが制御可能な範囲で可能な限り第2の流量制御装置6の流量を増やして暖房能力を増加させることができる。
また、別の実施形態として、複数の室内機の第1の流量制御装置4A,4Bのサブクール量を制御装置20のサブクール量検知手段29がそれぞれ検知し、制御装置20の第2の圧力目標値設定手段27が、検知したサブクール量の最大検知値により第1の流量制御装置4A,4Bの制御限界を判定することで、第1の圧力検知手段10の制御目標値をメモリMに設定変更するようにしても構わない。
このように、検知した第1の流量制御装置4A,4Bによるサブクール量の中から選択した最大の開度検知値に基づいて第1の圧力検知手段10の検知値の制御目標値を設定変更するようにすると、第1の流量制御装置4A,4Bが制御できている否かを確認しながら第1の圧力検知手段10の検知値を制御することができる。これにより、すべての第1の流量制御装置4A,4Bが制御可能な範囲で可能な限り第2の流量制御装置6の流量を増やして暖房能力を増加させる制御を、より迅速に行なうことが可能となる。
また、別の実施形態として、第2の圧力検知手段8による検知値と第1の圧力検知手段10による検知値との差に基づいて、第3の圧力目標値設定手段28が第1の圧力検知手段10の制御目標値をメモリMに設定変更するようにすることも可能である。
このように、第1の圧力検知手段10の検知値と第2の圧力検知手段8の検知値との差によって第1の圧力検知手段10の制御目標値を変更するようにすると、予め第1の流量制御装置4A,4Bを制御可能な範囲に制御でき、暖房能力の低下を防止することができる。
実施の形態2.
以下、この発明に係る実施形態2について説明する。
図5はこの発明の実施形態2に係る空気調和装置の冷媒回路を中心とする全体構成の一例を示すものである。また、図6、図7、図8は図5の空気調和装置における冷暖房運転時の動作状態を示したもので、図6は冷房のみまたは暖房のみの運転動作状態図、図7は冷暖房同時運転での暖房主体運転(暖房運転容量が冷房運転容量より大きい場合)を示す運転動作状態図、図8は冷暖房同時運転での冷房主体運転(冷房運転容量が暖房運転容量より大きい場合)を示す運転動作状態図である。尚、この実施形態では、熱源機1台に対し室内機3台を接続した場合について説明するが、2台または4台以上の室内機を接続した場合も同様である。
図5において、Aは熱源機である。B,C,Dは後述するように互いに並列接続された室内機であってそれぞれ同じ構成となっている。Eは後で詳述する、第1の分岐部70、第4の流量制御装置73、第2の分岐部71、第1の気液分離装置72、第1の熱交換部79、第5の流量制御装置75を内蔵した中継機である。
そして、1aは容量可変な低段側圧縮機、1bは低段側圧縮機1aからの冷媒を更に圧縮して吐出する容量可変な高段側圧縮機、2はこの空気調和装置の冷媒回路の冷媒流通方向を切り換える四方弁、3は熱源機側熱交換器、64はアキュムレータ、80は熱源機側熱交換器3に室外空気を送風する送風量可変の熱源機側送風機、27は冷媒流通方向を制限する切換弁、8は高段側圧縮機1bの吐出側に設けられた第2の圧力検知手段であり、これらによって熱源機Aは構成される。5は3台の室内機B,C,Dに設けられた利用側熱交換器、66は熱源機Aの四方弁2と中継機Eを接続する太径の第1の接続配管、66b,66c,66dはそれぞれ室内機B,C,Dの利用側熱交換器5と中継機Eとを接続するもので第1の接続配管66に対応する室内機側の第1の接続配管、67は熱源機Aの熱源機側熱交換器3と中継機Eとを接続し第1の接続配管66よりも細径の第2の接続配管、67b,67c,67dはそれぞれ室内機B,C,Dの利用側熱交換器5と中継機Eとを第1の接続配管66を介して接続するもので第2の接続配管67に対応する室内機側の第2の接続配管、68は室内機側の第1の接続配管66b,66c,66dを第1の接続配管66側または第2の接続配管67側に切換可能に接続する三方切換弁、4は各利用側熱交換器5の近傍に接続され利用側熱交換器5の出口側の冷房時はスーパーヒート量により暖房時はサブクール量により制御される第1の流量制御装置であって室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dと接続される。70は室内機側の第1の接続配管66b,66c,66dを第1の接続配管66側または第2の接続配管67側に切換可能に接続する三方切換弁68,68,68よりなる第1の分岐部、71は室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dと第2の接続配管67よりなる第2の分岐部、72は第2の接続配管67の途中に設けられた第1の気液分離装置であり、その気相部は各三方切換弁68の第1弁8aに接続され、その液相部は第2の分岐部71に接続されている。
また、73は第1の気液分離装置72と第2の分岐部71との間に配備された電気式膨張弁などの開閉自在な第4の流量制御装置、74は第2の分岐部71と第1の接続配管66とを結ぶ第1のバイパス配管、75は第1のバイパス配管74の途中に設けられた電気式膨張弁などの第5の流量制御装置、76は第1のバイパス配管74の途中に設けられた第5の流量制御装置75の下流側に設けられ、第2の接続配管67の第4の流量制御装置73より下流の部分との間でそれぞれ熱交換を行う第2の熱交換部、79は第1のバイパス配管74の途中に設けられた第2の熱交換部76の下流に設けられ、第2の接続配管67の第4の流量制御装置73より上流の部分との間でそれぞれ熱交換を行う第1の熱交換部、50c,50c,50dはそれぞれ第2の分岐部71の室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dの途中に設けられた第7の逆止弁であり、第2の接続配管67から室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dへのみ冷媒冷媒流通を許容する。51は第2の分岐部71の室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dの途中に設けられた第7の逆止弁50c,50c,50dの下流部と第2の接続配管67の途中に設けられた第4の流量制御装置73の下流側かつ第2の熱交換部76の上流側の配管部とを接続する第2のバイパス配管であり、第2のバイパス配管51中の室内機側第2の接続配管67b,67c,67dに接続する配管と第2のバイパス配管51中の第2の接続配管67に接続する配管とが途中で合流する。52c,52c,52dは、第2のバイパス配管51の途中の室内機側第2の接続配管67b,67c,67dに接続する配管が第2のバイパス配管51中の第2の接続配管67に接続する配管と合流する部分より上流部に設けられた第8の逆止弁であり、室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dから第2の接続配管67へのみ冷媒流通を許容する。
また、32は熱源機側熱交換器3と第2の接続配管67との間に設けられた第3の逆止弁であり、熱源機側熱交換器3から第2の接続配管67へのみ冷媒流通を許容する。33は四方弁2と第1の接続配管66との間に設けられた第4の逆止弁であり、第1の接続配管66から四方弁2へのみ冷媒流通を許容する。34は四方弁2と第2の接続配管67との間に設けられた第5の逆止弁であり、四方弁2から第2の接続配管67へのみ冷媒流通を許容する。35は熱源機側熱交換器3と第1の接続配管66との間に設けられた第6の逆止弁であり、第1の接続配管66から熱源機側熱交換器3へのみ冷媒流通を許容する。第3,第4,第5,第6の逆止弁32,33,34,35で流路切換え装置40が構成される。この流路切り替え装置40は、熱源機側熱交換器3が凝縮器となる運転時には凝縮器の冷媒出口側から第2の接続配管67側にのみ冷媒を流通させるとともに第1の接続配管66から四方弁2側にのみ冷媒を流通させ、かつ、熱源機側熱交換器3が蒸発器となる運転時には第1の接続配管66から蒸発器の冷媒流入側にのみ冷媒を流通させるとともに四方弁2から第2の接続配管67側にのみ冷媒を流通させるようになっている。また、85は第1の分岐部70と第4の流量制御装置73との間に設けられた第3の圧力検知手段、86は第4の流量制御装置73と第1の流量制御装置4との間に設けられた第4の圧力検知手段である。15,16は各利用側熱交換器5の両端に設けられた第1,第2の温度検知手段であり、第1の流量制御装置4側に接続されるものが第2の温度検知手段16、他端に接続されるものが第1の温度検知手段15である。
また、熱源機側熱交換器3は、互いに並列に接続された、第1の熱源機側熱交換器41、および第1の熱源機側熱交換器41と同じ伝熱面積を有する第2の熱源機側熱交換器42、熱源機側バイパス路43、第1の熱源機側熱交換器41の四方弁2と接続する側の一端に設けられた第1の電磁開閉弁44、第1の熱源機側熱交換器41の他端に設けられた第2の電磁開閉弁45、第2の熱源機側熱交換器42の四方弁2と接続する側の一端に設けられた第3の電磁開閉弁46、第2の熱源機側熱交換器42の他端に設けられた第4の電磁開閉弁47、並びに、熱源機側バイパス路43の途中に設けられた第5の電磁開閉弁48によって構成されている。また、8は四方弁2と高段側圧縮機1bの吐出部とを接続する配管途中に設けられた第2の圧力検知手段である。80は熱源機側熱交換器3の熱交換容量を制御する熱源機側送風機である。また、第1の接続配管66には気液分離器14とインジェクション用熱交換器7の高圧側が配備されている。気液分離器14と高段側圧縮機1bおよび低段側圧縮機1aの間の配管22とは、第2の流量制御装置6およびインジェクション用熱交換器7の低圧側を有するインジェクション配管18で接続されている。また、第6の逆止弁35を含む配管40aには第3の流量制御装置13および第1の圧力検知手段10が配備されている。また、熱源機Aは、第1の圧力検知手段10の検知値をその第1の圧力検知手段10の制御目標値に近づけるように第3の流量制御装置13の開度を制御する流量制御装置制御手段25の機能を有する制御装置20を備えている。
このように構成された実施形態2の空気調和装置の動作について説明する。まず、図6を用いて「冷房運転のみ」の場合について説明する。
すなわち、同図に実線矢印で示すように、低段側圧縮機1aから吐出され更に高段側圧縮機1bで圧縮されて吐出された高温高圧の冷媒ガスは四方弁2を通り、熱源機側熱交換器3で送風量可変の熱源機側送風機80によって送風される室外空気と熱交換して凝縮液化された後、第3の逆止弁32、第2の接続配管67、第1の気液分離装置72、第4の流量制御装置73の順に通り、更に第2の分岐部71、室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dを通り、各室内機B,C,Dに流入する。そして、各室内機B,C,Dに流入した冷媒は、各利用側熱交換器5出口のスーパーヒート量により制御される各第1の流量制御装置4により低圧まで減圧されて各利用側熱交換器5で、室内空気と熱交換して蒸発しガス化され室内を冷房する。そして、このガス状態となった冷媒は、室内機側の第1の接続配管66b,66c,66d、三方切換弁68,68,68、第1の分岐部70、第1の接続配管66、熱源機Aの気液分離器14、第4の逆止弁33、四方弁2、アキュムレータ64を経て低段側圧縮機1aに吸入される冷媒循環サイクルを構成し、冷房運転を行う。
この時、三方切換弁68の第1口8aは閉路に、第2口8bおよび第3口8cは閉路にされている。この場合、第1の接続配管66が低圧であり、第2の接続配管67が高圧であるため、必然的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33を流通する。尚、第3の流量制御装置13は全閉にはしないようにしておく。また、このサイクルの時、第4の流量制御装置73を通過した冷媒の一部が第1のバイパス配管74へ入り第5の流量制御装置75で低圧まで減圧されて第2の熱交換部76で第4の流量制御装置73の下流部の流路が別れる前の冷媒との間で熱交換し、更に第1の熱交換部79で第4の流量制御装置73に流入する冷媒との間で熱交換を行い蒸発した冷媒は、第1の接続配管66から熱源機Aの第4の逆止弁33へ入り、四方弁2、アキュムレータ64を経て低段側圧縮機1aに吸入される。一方、第1,2の熱交換部79,76で熱交換し、冷却されてサブクールを充分につけられた第2の分岐部71の冷媒は、第7の逆止弁50b,50c,50dを通って、冷房しようとしている室内機B,C,Dへ流入する。ここで、各利用側熱交換器5での蒸発温度および熱源機側熱交換器3での凝縮温度が予め定められた目標温度になるように、容量可変な圧縮機1a,1bの容量および熱源機側送風機80の送風量を制御することにより、各室内機B,C,Dでは目標とする冷房能力を得ることができる。尚、第2の流量制御装置6は全閉にしてインジェクション配管18へ冷媒が流れないようにしておく。
次に、同じく図6を用いて「暖房運転のみ」の場合について説明する。すなわち、同図に点線矢印で示すように、低段側圧縮機1aから吐出され更に高段側圧縮機1bで圧縮されて吐出された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁2を通り、第5の逆止弁34、第2の接続配管67、第1の気液分離装置72を通り、第1の分岐部70、三方切換弁68、室内機側の第1の接続配管66b,66c,66dの順に通り、各室内機B,C,Dに流入し、室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。そして、この状態となった冷媒は、各利用側熱交換器5出口のサブクール量により制御される各第1の流量制御装置4を通り、室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dから第2の分岐部71に流入し、第8の逆止弁52b,52c,52dを通った後で合流し、更に第2の接続配管67途中の第4の流量制御装置73と第2の熱交換部76の間に入り、第5の流量制御装置75を通る。ここで、冷媒は、第1の流量制御装置4または第5の流量制御装置75で更に中間圧の気液二相まで減圧される。そして、中間圧まで減圧された冷媒は第1の接続配管66から熱源機Aの気液分離器14を経て配管40aの第3の流量制御装置13で減圧されて低圧冷媒となり、第6の逆止弁35から熱源機側熱交換器3に流入し、ここで送風量可変の熱源機側送風機80によって送風される室外空気と熱交換して蒸発しガス状態となる。ガス状態になった冷媒は、四方弁2、アキュムレータ64を経て低段側圧縮機1aに吸入される冷媒循環サイクルを構成し、暖房運転を行う。
この時、三方切換弁68は、第2口8bが閉路に、第1口8aおよび第3口8cが開路にされている。また、冷媒はこの時、第1の接続配管66が低圧、第2の接続配管67が高圧であるため、必然的に第5の逆止弁34、第6の逆止弁35へ流通する。また、第7の逆止弁50b,50c,50dは室内機側の第2の接続配管67b,67c,67dが第2の接続配管67よりも高圧であるために、閉の状態となる。ここで、各利用側熱交換器5における凝縮温度および熱源機側熱交換器3における蒸発温度が予め定められた目標温度となるように、容量可変な圧縮機1a,1bの容量および熱源機側送風機80の送風量を制御することにより、各室内機で目標とする暖房能力を得ることができる。また、気液分離器14で分離された液冷媒の一部は第2の流量制御装置6で減圧され、インジェクション用熱交換器7で熱交換した後に低段側圧縮機1aと高段側圧縮機1bの間の配管22に流入する。尚、第1の圧力検知手段10の検知値の制御方法は、実施の形態1で示した第1の圧力検知手段10の場合と同様である。
続いて、冷暖房同時運転における「暖房主体」の場合について図7を用いて説明する。すなわち、同図に点線矢印で示すように、低段側圧縮機1aから吐出され更に高段側圧縮機1bで圧縮されて吐出された高温高圧の冷媒ガスは、四方弁2、第5の逆止弁34、第2の接続配管67を通って中継機Eへ送られ、第1の気液分離装置72を通り、第1の分岐部70、三方切換弁68、室内機側の第1の接続配管66b,66cの順に通り、暖房しようとする各室内機B,Cに流入し、利用側熱交換器5で室内空気と熱交換して凝縮液化され室内を暖房する。そして、この凝縮液化した冷媒は、各利用側熱交換器B,C出口のサブクール量により制御される各第1の流量制御装置4を通り、少し減圧されて第2の分岐部71に流入し、第8の逆止弁52b,52cを含む第2のバイパス配管51を通って第2の接続配管67に合流し、第2の熱交換部76で冷却される。そして、この第2の熱交換部76で冷却された冷媒の一部は、第7の逆止弁50d、室内機側の第2の接続配管67dを通り、冷房しようとする室内機Dに入り、利用側熱交換器5出口のスーパーヒート量により制御される第1の流量制御装置4で減圧された後に、利用側熱交換器5で熱交換して蒸発しガス状態となって室内を冷房し、三方切換弁68を介して第1の接続配管66に流入する。
一方、前記第2の熱交換部76で冷却された冷媒の残りは第3の圧力検知手段85の検知圧力と第4の圧力検知手段86の検知圧力との圧力差が所定範囲となるように制御される第5の流量制御装置75を通ったのち、第2の熱交換部76で暖房室内機B,Cから出てきた冷媒と熱交換して蒸発し、冷房室内機Dを通った冷媒と合流して第1の接続配管66から熱源機Aの気液分離器14を経て配管40aの第3の流量制御装置13で低圧まで減圧された後に第6の逆止弁35、熱源機側熱交換器3に流入し、ここで送風量可変の熱源機側送風機80によって送風される室外空気と熱交換して蒸発しガス状態となる。この際、冷房室内機Dの蒸発温度および暖房室内機B,Cの凝縮温度が予め定められた目標温度となるように容量可変な圧縮機1a,1bの容量および熱源機側送風機80の送風量を調節し、かつ、熱源機側熱交換器3における第1,第2の熱源機側熱交換器41,42の両端の第1,第2,第3,第4の電磁弁44,45,46,47を開閉して伝熱面積を調整し、かつ、熱源機側バイパス路43の電磁開閉弁48を開閉して第1,第2の熱源機側熱交換器41,42を流通する冷媒流量を調整することにより、熱源機側熱交換器3で任意量の熱交換量が得られるとともに、各室内機B,C,Dでは目標とする暖房能力または冷房能力を得ることができる。その後、冷媒は、四方弁2、アキュムレータ64を経て低段側圧縮機1aに吸入される冷媒循環サイクルを構成し、暖房主体運転を行う。
この時、室内機B,Cに接続された各三方切換弁68の第2口8bは閉路に、第1口8aおよび第3口8cは開路にされており、室内機Dに対し三方切換弁68の第1口8aは閉路に、第2口8bおよび第3口8cは開路にされている。また、冷媒は、第1の接続配管66が低圧、第2の接続配管67が高圧であるため、必然的に第5の逆止弁34、第6の逆止弁35へ流通する。このとき、第4の流量制御装置73は閉じている。また、室内機側の第2の接続配管67b,67cは第2の接続配管67よりも圧力が高いため、第7の逆止弁50b,50cは閉となる。また室内機側の第2の接続配管67dは第2の接続配管67よりも圧力が低いため、第8の逆止弁52cは閉となる。これら第1,第8の逆止弁50,52の存在によって、暖房室内機B,Cを通った冷媒が第2の熱交換部76を通らずにサブクールが充分につかない状態で冷房室内機Dへ流れ込むことを防止している。また、気液分離器14で分離された液冷媒の一部は第2の流量制御装置6で減圧され、インジェクション用熱交換器7で熱交換後に低段側圧縮機1aと高段側圧縮機1bの間の配管22に流入する。尚、第1の圧力検知手段10の検知値の制御方法は、実施の形態1で示した第1の圧力検知手段10の制御方法と同様である。
次に、冷暖房同時運転における「冷房主体」運転の場合について図8を用いて説明する。すなわち、同図に実線矢印で示すように、低段側圧縮機1aから吐出され更に高段側圧縮機1bで圧縮されて吐出された冷媒ガスは、四方弁2を経て熱源機側熱交換器3に流入し、ここで送風量可変の熱源機側送風機80によって送風される室外空気と熱交換して気液二相の高温高圧状態となる。ここで、利用側熱交換器5での蒸発温度および凝縮温度が予め定められた目標温度となるように容量可変な圧縮機1a,1bの容量および熱源機側送風機80の送風量を調節し、かつ、熱源機側熱交換器3における第1,第2の熱源機側熱交換器41,42の両端の第1,第2,第3,第4の電磁開閉弁44,45,46,47を開閉して伝熱面積を調整し、かつ、熱源機側バイパス路43の電磁開閉弁48を開閉して第1,第2の熱源機側熱交換器41,42を流通する冷媒流量を調整することにより熱源機側熱交換器3で任意量の熱交換量が得られろとともに、各室内機B,C,Dでは目標とする暖房能力または冷房能力を得ることができる。その後、気液二相で高温高圧状態の冷媒は第3の逆止弁32、第2の接続配管67を経て、中継機Eの第1の気液分離装置72へ送られる。ここで、気液二相の冷媒がガス冷媒と液冷媒とに分離され、分離されたガス冷媒は第1の分岐部70、三方切換弁68、室内機側の第1の接続配管66dの順に通り、暖房しようとする室内機Dに流入し、利用側熱交換器5で室内空気と熱交換して凝縮液化し、室内を暖房する。
その後、利用側熱交換器5出口のサブクール量により制御された第1の流量制御装置4を通り、少し減圧されて第2の分岐部71に流入し、第8の逆止弁52dを含む第2のバイパス配管51を通って、第2の接続配管67の第4の流量制御装置73の下流部に流入する。一方、第1の気液分離装置72で分離された液冷媒は第3の圧力検知手段85の検知圧力と第4の圧力検知手段86の検知圧力とによって制御される第4の流量制御装置73を通って暖房室内機Dからの冷媒と合流し、第2の熱交換部76で冷却される。そして、第2の熱交換部76で冷却された冷媒の一部は、第7の逆止弁50b,50c、室内機側の第2の接続配管67b,67cを通り、冷房しようとする室内機B,Cに流入し、各利用側熱交換器5出口のスーパーヒート量により制御される各第1の流量制御装置4で減圧された後に、各利用側熱交換器5で熱交換して蒸発しガス状態となって室内を冷房し、各三方切換弁68を介して第1の接続配管66に流入する。
一方、第2の熱交換部76で冷却された冷媒の残りは第3の圧力検知手段85の検知圧力と第4の圧力検知手段86の検知圧力との圧力差が所定範囲となるように制御される第5の流量制御装置75を通って第2の熱交換部76および第1の熱交換部79で熱交換して蒸発した後、冷房室内機B,Dからの冷媒と接続配管66で合流し熱源機Aの気液分離器14を経て第6の逆止弁35から熱源機側熱交換器3に流入し、ここで送風量可変の熱源機側送風機80によって送風される空気と熱交換して蒸発しガス状態となる。このような冷媒循環サイクルを構成し、冷房主体運転を行う。
この際、室内機B,Cに接続された三方切換弁68の第1口8aは閉路に、第2口8bおよび第3口8cは開路にされており、室内機Dの第2口8bは閉路に、第1口8aおよび第3口8cは開路にされている。また、冷媒は、第1の接続配管66が低圧、第2の接続配管67が高圧であるため、必然的に第3の逆止弁32、第4の逆止弁33へ流入する。また、室内機側の第2の接続配管67b,67cは第2の接続配管67よりも圧力が低いため、第8の逆止弁52b,52cは閉となる。室内機側の第2の接続配管7dは第2の接続配管67よりも圧力が高いため、第7の逆止弁50cは閉となる。この第1,第8の逆止弁50,52の存在によって、暖房室内機B,Cを通った冷媒が第2の熱交換部76を通らずにサブクールが充分につかない状態で冷房室内機Dへ流れ込むことを防止している。尚、第2の流量制御装置6は全閉にしてインジェクション配管18へ冷媒が流れないようにしておく。
この実施形態2に係る空気調和装置は複数の切換弁や逆止弁により複数の室内機において冷房と暖房を同時に混在運転可能なものでありながら、制御装置20の流量制御装置制御手段25が、第1の圧力検知手段10の検知値をその第1の圧力検知手段10の制御目標値に近づけるように第3の流量制御装置13の開度を制御する。従って、実施形態1と同様の優れた効果を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る運転状態の冷媒の流れ図である。 本発明の実施の形態1の制御の処理手順を示すフローチャートの図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の冷媒回路図である。 本発明の実施の形態2に係る冷房または暖房のみの運転状態を示す冷媒の流れ図である。 本発明の実施の形態2に係る暖房主体の運転状態を示す冷媒の流れ図である。 本発明の実施の形態2に係る冷房主体の運転状態を示す冷媒の流れ図である。 従来の空気調和装置の冷媒回路図である。
符号の説明
1a 低段側圧縮機、1b 高段側圧縮機、2 四方弁、3 熱源機側熱交換器、4,4A,4B 第1の流量制御装置、5,5A,5B 利用側熱交換器、6 第2の流量制御装置、7 インジェクション用熱交換器、8 第2の圧力検知手段、9 第3の圧力検知手段、10 第1の圧力検知手段、11 電磁弁、12 逆止弁、13 第3の流量制御装置、14 気液分離器、15 第1の温度検知手段、16A,16B 第2の温度検知手段、17 第3の温度検知手段、18 インジェクション配管、18a 管端開口、20 制御装置、21A,21B 絞り開度検知手段、25 流量制御装置制御手段、26 第1の圧力目標値設定手段、27 第2の圧力目標値設定手段、28 第3の圧力目標値設定手段、29 サブクール量検知手段、30 流量制御装置閉止手段、40 流路切換え装置、64 アキュムレータ、66 第1の接続配管、67 第2の接続配管、70 第1の分岐部、71 第2の分岐部、73 第4の流量制御装置、74 第1のバイパス配管、75 第5の流量制御装置。

Claims (8)

  1. 低段側圧縮機と、上記低段側圧縮機からの冷媒を圧縮し吐出する高段側圧縮機と、並列接続された利用側熱交換器および第1の流量制御装置の複数セットと、熱源機側熱交換器とが順次環状に接続された冷媒回路を有するとともに、上記第1の流量制御装置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路より分岐して上記高段側圧縮機の吸込側につながるインジェクション配管と、上記インジェクション配管に設けられた第2の流量制御装置と、上記インジェクション配管の分岐位置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路に設けられた第3の流量制御装置と、上記インジェクション配管の分岐位置から上記第3の流量制御装置までの冷媒回路の冷媒圧力を検知する第1の圧力検知手段と、上記第1の圧力検知手段の検知値を当該第1の圧力検知手段の制御目標値に近づけるように上記第3の流量制御装置の開度を制御する流量制御装置制御手段とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
  2. 複数の第1の流量制御装置の開度をそれぞれ検知する絞り開度検知手段と、上記検知された複数の開度の中の最大値に基づいて第1の圧力検知手段の制御目標値を設定変更する第1の圧力目標値設定手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  3. 複数の第1の流量制御装置によるサブクール量をそれぞれ検知するサブクール量検知手段と、上記検知された複数のサブクール量の中の最大値に基づいて第1の圧力検知手段の制御目標値を設定変更する第2の圧力目標値設定手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  4. 高段側圧縮機の吐出側の冷媒圧力を検知する第2の圧力検知手段と、上記第2の圧力検知手段による検知値と第1の圧力検知手段による検知値との差に基づいて上記第1の圧力検知手段の制御目標値を設定変更する第3の圧力目標値設定手段とを備えていることを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置。
  5. 低段側圧縮機と、上記低段側圧縮機からの冷媒を圧縮し吐出する高段側圧縮機と、並列接続された利用側熱交換器および第1の流量制御装置の複数セットと、熱源機側熱交換器とが順次環状に接続された冷媒回路を有するとともに、上記第1の流量制御装置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路より分岐して上記高段側圧縮機の吸込側につながるインジェクション配管と、上記インジェクション配管に設けられた第2の流量制御装置と、上記低段側圧縮機および上記高段側圧縮機の起動または霜取り運転から暖房運転への復帰に先立って、予め第2の流量制御装置を閉めておく流量制御装置閉止手段とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
  6. 低段側圧縮機と、上記低段側圧縮機からの冷媒を圧縮し吐出する高段側圧縮機と、並列接続された室内側熱交換器および第1の流量制御装置の複数セットと、熱源機側熱交換器とが順次環状に接続された冷媒回路を有するとともに、上記第1の流量制御装置から上記熱源機側熱交換器までの冷媒回路より分岐して上記高段側圧縮機の吸込側につながるインジェクション配管と、上記インジェクション配管に設けられた第2の流量制御装置と、上記冷媒回路における上記インジェクション配管の分岐位置に設けられた気液分離装置とを備えて成り、上記インジェクション配管の管端開口を上記気液分離装置内の液冷媒吸上げ位置に配置して、上記気液分離装置で分離した液冷媒を上記インジェクション配管および第2の流量制御装置を通して上記高段側圧縮機の吸込側に流入させるように構成したことを特徴とする空気調和装置。
  7. 第2の流量制御装置から高段側圧縮機の吸込側までのインジェクション配管に、上記インジェクション配管を通る冷媒を、上記インジェクション配管の分岐位置から熱源機側熱交換器までの冷媒回路を通る冷媒と熱交換させるインジェクション用熱交換器を設けたことを特徴とする請求項6に記載の空気調和装置。
  8. 低段側圧縮機、上記低段側圧縮機からの冷媒を圧縮し吐出する高段側圧縮機、四方弁、熱源機側熱交換器、アキュムレータ等よりなる熱源機と、室内側熱交換器および第1の流量制御装置等からなっていて並列接続される複数の室内機とを、第1の接続配管および第2の接続配管を介して接続し、上記複数の室内機の上記利用側熱交換器の少なくともひとつを上記第1の接続配管または上記第2の接続配管に切り換え可能に接続する第1の分岐部と、上記複数の室内機の上記利用側熱交換器の残りを上記第1の流量制御装置を介して上記第2の接続配管に接続する第2の分岐部との間を、第4の流量制御装置を有する配管で接続し、上記第2の分岐部と上記第1の接続配管との間を、第5の流量制御装置を有するバイパス配管で接続し、上記熱源機側熱交換器が凝縮器となる運転時には上記凝縮器の冷媒出口側から上記第2の接続配管側にのみ冷媒を流通させるとともに上記第1の接続配管から上記四方弁側にのみ冷媒を流通させ、かつ、上記熱源機側熱交換器が蒸発器となる運転時には上記第1の接続配管から上記蒸発器の冷媒流入側にのみ冷媒を流通させるとともに上記四方弁から第2の接続配管側にのみ冷媒を流通させる流路切換え装置を有する空気調和装置において、上記第1の接続配管より分岐して上記高段側圧縮機の吸込側につながるインジェクション配管と、上記インジェクション配管に設けられた第2の流量制御装置と、上記インジェクション配管の分岐位置から上記熱源機側熱交換器に向かう流路切り替え装置の配管に設けられた第3の流量制御装置と、上記インジェクション配管の分岐位置から上記第3の流量制御装置までの冷媒回路の冷媒圧力を検知する第1の圧力検知手段と、上記第1の圧力検知手段の検知値を当該第1の圧力検知手段の制御目標値に近づけるように上記第3の流量制御装置の開度を制御する流量制御装置制御手段とを備えていることを特徴とする空気調和装置。
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