JP2007259646A - ケーブル敷設装置 - Google Patents

ケーブル敷設装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007259646A
JP2007259646A JP2006083254A JP2006083254A JP2007259646A JP 2007259646 A JP2007259646 A JP 2007259646A JP 2006083254 A JP2006083254 A JP 2006083254A JP 2006083254 A JP2006083254 A JP 2006083254A JP 2007259646 A JP2007259646 A JP 2007259646A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
power cable
roller
carriage
support guide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006083254A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuyoshi Fujie
敦佳 藤江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Chuden Plant Co Ltd
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Chuden Plant Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc, Chuden Plant Co Ltd filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006083254A priority Critical patent/JP2007259646A/ja
Publication of JP2007259646A publication Critical patent/JP2007259646A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

【課題】ケーブルの敷設のための労力軽減と作業時間を短縮することができ、しかも多くの設置スペースを必要としないケーブル敷設装置を提供する。
【解決手段】走行可能な台車2と、前記台車2に設けられケーブルドラム50からの電力ケーブル51の一部を保持する固定手段11と、前記台車2に折畳み可能に収納され該台車2によって前記ケーブルドラム50から引き出される電力ケーブル51を支持するケーブル支持ガイド16と、を備えたケーブル敷設装置1。ケーブルドラム50から台車2によって引き出される電力ケーブル51は、ケーブル支持ガイド16に支持されるので、電力ケーブル51が地面等と接触することはなく、敷設時における電力ケーブルの損傷が防止される。ケーブル支持ガイド16は、台車2に折畳み可能に収納されているので、ケーブル支持ガイド16を収納する台車2はコンパクトとなり、多くの設置スペースを確保することも不要となる。
【選択図】図1

Description

この発明は、電力ケーブルや通信ケーブル等を敷設するのに使用されるケーブル敷設装置に関し、特に労力軽減と作業時間短縮が可能なケーブル敷設装置に関する。
設備工事や災害復旧等の際には、例えば変電所構内において電力ケーブルの敷設が行われる。電力ケーブルの敷設作業においては、作業効率を高めるため、予め地面に電力ケーブルを受け止めるガイドローラーを配置し、このガイドローラーを利用して人力で電力ケーブルを敷設している。また、電力ケーブルの敷設作業における労力を軽減するため、敷設方向に長く延びるベルトの駆動力を利用して電力ケーブルを敷設する装置が知られている(例えば特許文献1参照。)。
特開平11−89035号公報
しかし、電力ケーブルの敷設作業では、電力ケーブルが長尺で重量物であることから、多くの労力と時間を要するという問題があった。また、電力ケーブルの敷設作業では、ケーブル損傷防止の観点から慎重な取扱いが要求される。さらに、ガイドローラーを使用する場合は、ガイドローラーを配置するための場所を予め確保する必要があり、狭い場所での敷設作業では問題があった。特にケーブルを複数並列に敷設する場合は、各ガイドローラーの配置場所や作業スペースを確保する必要があった。
また、上記特許文献1のように、長いベルトを用いた装置の場合は、装置が電力ケーブルの敷設方向に長く延びることになり、装置の配置に多くのスペースを確保する必要がある。また、この装置は長尺となるので、例えば変電所構内への搬入および搬出にも多くの時間を要し、運搬も不便である。
そこでこの発明は、ケーブルの敷設作業における労力軽減と作業時間の短縮ができ、しかも多くの設置スペースを必要としないケーブル敷設装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、走行可能な台車と、前記台車に設けられケーブルドラムからのケーブルの一部を保持する固定手段と、前記台車に折畳み可能に収納され該台車によって前記ケーブルドラムから引き出されるケーブルを支持するケーブル支持ガイドと、を備えたことを特徴とするケーブル敷設装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のケーブル敷設装置において、前記ケーブル支持ガイドは、多数の門型フレームが前記ケーブルの敷設方向に折畳み可能に連結されて構成されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のケーブル敷設装置において、前記ケーブル支持ガイドは、前記ケーブルと接触可能なローラーを有していることを特徴としている。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のケーブル敷設装置において、前記ケーブル支持ガイドのローラーは、V字状に配置されていることを特徴としている。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか1項に記載のケーブル敷設装置において、前記台車は原動機によって走行することを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、ケーブルドラムからのケーブルの一部は、台車の固定手段によって保持されているので、台車が走行を開始すると、ケーブルは台車の走行方向に引っ張られ、ケーブルドラムのケーブルは台車の走行方向に引き出される。ケーブルは長尺で重量物ではあるが、台車によって牽引されることから、敷設時の労力が軽減される。また、ケーブルドラムからのケーブルは、ケーブル支持ガイドに支持されるので、ケーブルが地面等と接触することはなく、敷設時におけるケーブルの損傷が防止される。ここで、ケーブル支持ガイドは、ケーブルの敷設終了後には折畳んだ状態で台車に収納することができるので、台車のコンパクト化が図れると共に、ケーブルを複数並列に敷設する場合でも、ケーブル支持ガイドを常時配置しておく必要がない。したがって、ケーブルを複数並列に敷設する場合でも敷設幅を小とすることができ、多くの設置スペースや作業スペースを確保する必要がなくなる。さらに、ケーブルドラムからのケーブルは台車に追従するので、台車の走行方向を操作することにより、ケーブルを所望の方向に敷設することが可能となる。
請求項2に記載の発明によれば、ケーブル支持ガイドは多数の門型フレームがケーブルの敷設方向に折畳み可能に連結されて構成されているので、長いケーブルの敷設に対応できる長いケーブル支持ガイドを収納する必要がある場合でも、ケーブル支持ガイドの収納スペースを小とすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、前記ケーブル支持ガイドは、前記ケーブルと接触可能なローラーを有しているので、ケーブルとローラーとが接触した場合は、ローラーが回転することになる。これにより、ケーブルとローラーとの接触時の摩擦抵抗が小さくなり、摩擦によるケーブルの損傷を確実に防止することができる。また、ケーブルとケーブル支持ガイドとの摩擦抵抗の低減により、小さい力でケーブルを引き出すことが可能となり、台車の牽引力も小さくて済む。
請求項4に記載の発明によれば、前記ケーブル支持ガイドのローラーは、V字状に配置されているので、ケーブルドラムからのケーブルとローラーとは、ほぼ直交する状態で接触することになる。そのため、ケーブルからの摩擦力によってローラーが良好に回転し、摩擦抵抗の低減によってケーブルの牽引力をさらに小とすることができる。また、ケーブルがV字状の谷底に案内されるので、ケーブルの位置合わせが容易となる。
請求項5に記載の発明によれば、前記台車は原動機によって走行するので、敷設されるケーブルが長くケーブル重量が大になる場合であっても、ケーブルを容易にケーブルドラムから引き出すことができる。
つぎに、この発明の実施の形態について、図面を用いて詳しく説明する。
(実施の形態1)
図1ないし図5は、本発明の実施の形態1を示している。符号1は、例えば変電所構内で用いられるケーブル敷設装置を示している。このケーブル敷設装置1は、走行可能な台車2を備えている。台車2の荷台3は、長方形の板状部材から構成されている。荷台3の上面は、ケーブルドラム50に向かって下りとなる緩やかな傾斜面に形成されている。荷台3の長手方向(台車1の走行方向)の一端には、門型に形成された牽引部4が設けられ、この牽引部4は、荷台3を引っ張るための水平棒4aを有している。荷台3の下面側には、一対のブラケット5が取付けられ、各ブラケットに5には、車軸6が挿通されている。ブラケット5から外方に突出した車軸6の各端部には、走行体8がそれぞれ取り付けられている。各走行体8は、複数のローラー9を有している。走行体8は円弧状(三日月状)に形成され、その円弧部分は台車2の走行路面55側に位置し、その弦部分は、上方に位置している。走行体8は、車軸6を中心に荷台3に対して上下方向に揺動可能となっている。走行体8の外周部には、ローラー9を介して、環状でゴム製のベルト10が取り付けられ、このベルト10は、各ローラー9によって回動(転動)可能に保持されている。これにより、ベルト10は、台車1の走行方向に転動可能となっている。
荷台3の上面には、円筒形の固定手段(ヘッドカバー)11が取付けられ、この固定手段11は、上下方向に分離可能な一対のクランプ12を有している。クランプ12は、ケーブルドラム50からの電力ケーブル51の一部を保持する機能を有している。電力ケーブル51は、各クランプ12が密着した状態では保持され、各クランプ12が上下方向に分離した状態では開放される。電力ケーブル51の端部には端子部52が取付けられており、この端子部52が固定手段11から突出した状態で電力ケーブル51はクランプ51に保持される。牽引部4の固定手段11側には、電力ケーブル51の端子部52を固定する固定金具13が取付けられている。
荷台3の上面には、一対の保持部材14が取付けられている。この保持部材14は、台車2の走行方向に対して直角方向に所定の間隔を持って配置されている。保持部材14の断面形状は、L字状となっており、各保持部材14の間には、ケーブル支持ガイド16が設けられている。ケーブル支持ガイド16は、多数の門型フレーム17が電力ケーブル51の敷設方向に折畳み可能に連結されたものから構成されている。
図4および図5は、門型フレーム17の詳細を示している。門型フレーム17は、一対の柱18と梁19とを有している。各柱18は上下方向に延びており、各柱18の頂部は、水平方向に延びる梁19を介して連結されている。各柱18の間には、水平方向に延び軸心まわりに回転自在な水平ローラー20が設けられている。この水平ローラー20は、門型フレーム17の上下方向のほぼ中央に位置し、水平ローラー20の一端部は、支点部20aを介して一方の柱18に連結されている。水平ローラー20の他端部は、係合部20bに形成されており、他方の柱18に対して取外し可能に連結されている。そして、柱18と係合部20bとの連結を外すことで、水平ローラー20は支点部20aを中心として上下方向(矢印方向)に揺動可能となっている。各柱18における水平ローラー20よりも上の部分には、垂直ローラー21が取付けられている。各垂直ローラー21は、対向するように設けられており、軸心まわりに回転自在となっている。各水平ローラー20および垂直ローラー21は、ケーブルドラム50から引き出される電力ケーブル51と接触可能となっており、電力ケーブル51との接触時には回転することにより、電力ケーブル51との摩擦を小にする機能を有する。各門型フレーム17は、ヒンジ(蝶番)23を介して連結されている。つまり、多数の門型フレーム17は、ヒンジ23を介して屏風のように直列に連結され、電力ケーブル51の敷設方向に折畳むことができる。
荷台3の上面に設けられた各保持部材14は、門型フレーム17の幅寸法よりも若干広い間隔をおいて配置されている。これにより、多数の門型フレーム17は、電力ケーブル51の敷設方向に移動可能に、かつ電力ケーブル51の敷設方向に対して直角方向にずれることなく保持されている。全ての門型フレーム17が台車2に収納された状態では、電力ケーブル51は固定手段11のみによって保持され、ケーブル支持ガイド16の水平ローラー20による電力ケーブル51の支持は不可となる。ケーブル支持ガイド16におけるケーブルドラム側末端の門型フレーム17は、台車2の走行路面55に着地可能となっている。ケーブル支持ガイド16は、傾斜面からなる荷台3の上面に載せられているので、台車2が走行する際に、末端の門型フレーム17を予め走行路面55に着地させることにより、各門型フレーム17は逐次台車2から引き降ろされるようになっている。
ところで、ケーブル支持ガイド16の各部材は、絶縁材料から構成することが望ましい。これは、敷設した電力ケーブル51に大電流が流れることにより門型フレーム17に渦電流が発生し、門型フレーム17が加熱することを防止するためである。
つぎに、この実施の態様1における作用について説明する。屋外変電所構内での電力ケーブル51の敷設作業の際には、ケーブル敷設装置1が作業者によって牽引され作業場所に搬入される。ケーブル敷設装置1は、電力ケーブル51を有するケーブルドラム50の近傍に停止される。ケーブルドラム50に巻き付けられている電力ケーブル51は、作業者によって電力ケーブル敷設装置1の台車2側に引き出される。その後、電力ケーブル51は、端部が突出するまで固定手段11に挿入される。電力ケーブル51の端部が固定手段11から突出した状態では、電力ケーブル51の一部がクランプ12によって保持されると共に、端子部52が固定金具13に固定される。電力ケーブル51の保持が完了すると、ケーブル支持ガイド16のうち、末端側の門型フレーム17が作業者によって荷台3から引きずり下ろされ、末端の門型フレーム17は台車2の走行路面55に着地する。
つぎに、電力ケーブル51の敷設方向に向けて台車2の牽引が開始される。電力ケーブル51の一部は固定手段11に保持されているので、台車2が走行を開始すると、電力ケーブル51は台車2の走行方向に引っ張られる。台車2は、作業者によって牽引されるが、台車2の走行部8のベルト10は複数のローラー9で保持されているので、牽引時のローラー9とベルト10の摩擦抵抗が小さく、台車2を比較的小さな力で牽引することができる。走行路面55に段差等の障害物がある場合は、障害物はベルト10の下に入り込む状態となるので、容易に障害物を乗り越えることができる。また、ベルト10を保持する走行体8は、荷台3に対して揺動可能となっているので、障害物を乗り越える際に走行体8が大きく傾く場合でも、荷台3はほぼ水平に保たれる。
台車2の牽引開始当初から末端の門型フレーム17は既に走行路面55に着地しているので、台車2を牽引し続けると台車2上の門型フレーム17が走行路面55側に引っ張られ、各門型フレーム17は逐次走行路面55に引き降ろされる。そのため、ケーブルドラム50からの電力ケーブル51は、走行路面55に引き降ろされた各門型フレーム17に支持される。これにより、電力ケーブル51は走行路面55との接触が回避され、電力ケーブル51の損傷が防止される。また、門型フレーム17には、水平ローラー20および垂直ローラー21が設けられているので、電力ケーブル51と水平ローラー20、垂直ローラー21との接触時には、水平ローラー20、垂直ローラー21が回転することになり、電力ケーブル51と各ローラー20、21との摩擦による電力ケーブル表面の損傷が確実に防止される。さらに、電力ケーブル51と水平ローラー20および垂直ローラー21との摩擦が低減されることにより、ケーブルドラム50から電力ケーブル51を引き出すための台車2の牽引力が小さくて済み、敷設作業における労力が軽減される。
電力ケーブル51が所定の長さまで引き出されると、電力ケーブル51を支持している各門型フレーム17の水平ローラー20の係合部20bによるロックが解除される。これにより、水平ローラー20と柱18との連結が解除され、水平ローラー20は支点部20aを中心として下方に移動し、電力ケーブル51は水平ローラー20から走行路面55に降下する。電力ケーブル51が完全に走行路面55に着地すると、再び水平ローラー20の係合部20bが作業者によって柱18に連結される。その後、各門型フレーム17は逐次折畳まれ、台車2の荷台3に収納される。ここで、ケーブル支持ガイド16は、多数の門型フレーム17が電力ケーブル51の敷設方向に折畳み可能に連結されて構成されているので、長い電力ケーブル51の敷設に対応できる長いケーブル支持ガイド16を収納する必要がある場合でも、ケーブル支持ガイド16の収納スペースを小とすることができ、台車2のコンパクト化が図れる。また、電力ケーブル51の敷設終了後には、ケーブル支持ガイド16は折畳んだ状態で台車2に収納されるので、電力ケーブル51を複数並列に敷設する場合でも、ケーブル支持ガイド16を常時配置しておく必要がない。そのため、電力ケーブル51を複数並列に敷設する場合の敷設幅を小とすることができ、多くの配置スペースや作業スペースを確保する必要がなくなる。さらに、ケーブルドラム50から引き出される電力ケーブル51は台車2に追従するので、台車2の走行方向を作業者によって変えることにより、電力ケーブル51を所望の方向に敷設することが可能となる。
各門型フレーム17の台車2への収納が完了すると、固定手段11のクランプ12による電力ケーブル51の保持が解除され、固定金具13による端子52の固定も解除される。この状態で台車2を少し前方に牽引することにより、電力ケーブル51の端部は固定手段11から外れる。電力ケーブル51は、その後、ケーブルドラム50側の一部が切断され、配線作業が行われる。1つのケーブルドラム50を使用して何本もの電力ケーブル51を並列に敷設する場合は、上記の作業が繰り返される。
(実施の形態2)
図6および図7は、本発明の実施の形態2を示している。本実施形態は、特に門型フレームの変形例を示す。門型フレーム17’の上下方向のほぼ中央には、二つの柱18を連結する水平方向に延びる梁19’が設けられている。各柱18の間には、一対の傾斜ローラー24が設けられている。一対の傾斜ローラー24は、V字状に配置されている。梁19’の各端部近傍には、各柱18に沿って上方に延びる支柱25が設けられている。一方の傾斜ローラー24は、一方の支柱25の頂部から梁19’の中央部まで延びている。他方の傾斜ローラー24は、他方の支柱25の頂部から梁19’の中央部まで延びている。梁19’の一端部は、支点部26を介して一方の柱18と連結されている。梁19’の他端部は、係合部27に形成されており、他方の柱18に対して取り外し可能に連結されている。そして、係合部27と柱18との連結を外すことにより、梁19’、各傾斜ローラー24、各支柱25は、支点部26を中心として上下方向(矢印方向)に揺動可能となっている。電力ケーブル51を走行路面55側に降下させる際に、梁19’の係合部27と柱18との連結が解除される。
本実施形態においては、傾斜ローラー24をV字状に配置したので、電力ケーブル51と傾斜ローラー24は常に直交した状態で接触することになる。このため、電力ケーブル51の引き出し方向(移動方向)と傾斜ローラー24の回転方向とが一致し、電力ケーブル51からの摩擦力によって傾斜ローラー24が良好に回転して、電力ケーブル51の引き出しが容易となる。また、傾斜ローラー24をV字状にすることにより、電力ケーブル51がほぼ梁19’の中央部に位置するようになり、電力ケーブル51の位置決めが容易となる。
(実施の形態3)
図8は、本発明の実施の形態3を示している。図8に示すように、各ベルト10は原動機としてのモータ31によって駆動される。このモータ31は、走行体8の両端部に配置されたローラー9’内に収納され、ローラー9’には、モータ31のトルクを増大させるための減速機が内蔵されている。そして、モータ31によってローラー9’が回転(回動)することで、ベルト10が転動(回動)するようになっている。さらに、各モータ31は、コントローラー32を介して蓄電池33に接続され、コントローラー32の操作により、各ベルト10を独立して駆動させることができるようになっている。この台車2’は、両ベルト10を同じ方向に転動させることにより直進し、一方のベルト10のみを転動させることにより旋廻するものである。本実施形態では、ベルト10をモータ31によって駆動させるようにしたので、台車2’を人力で牽引する必要がなく、荷台3に載せたケーブル支持ガイド16および電力ケーブル51が重い場合であっても、運搬に要する労力は著しく軽減される。
以上、この発明の実施の形態1、2、3を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、実施の態様1、2では、水平ローラー20、垂直ローラー21、傾斜ローラー24を軸方向に延びる長いローラーから構成したが、いずれの方向にも回転自在な球状部材を多数採用した構成にすれば、あらゆる方向からの摩擦を低減することが可能となり、台車の牽引労力を軽減することができる。また、各実施形態では、電力ケーブルの敷設の場合を説明したが、電力ケーブル以外のケーブル、例えば通信ケーブル等の敷設にも使用できることは勿論である。
本発明の実施の形態1に係わるケーブル敷設装置の正面図である。 図1のケーブル敷設装置の平面図である。 図2のA−A断面図である。 図1の装置におけるケーブル支持ガイドの正面図である。 図4のケーブル支持ガイドの平面図である。 本発明の実施の形態2に係わるケーブル敷設装置におけるケーブル支持ガイドの正面図である。 図6のケーブル支持ガイドの平面図である。 本発明の実施の形態3に係わるケーブル敷設装置の正面図である。
符号の説明
1 ケーブル敷設装置
2 台車
3 荷台
8 走行体
10 ベルト
11 固定手段(ヘッドカバー)
12 クランプ
13 固定金具
14 保持部材
16 ケーブル支持ガイド
17 門型フレーム
20 水平ローラー
21 垂直ローラー
23 ヒンジ(蝶番)
24 傾斜ローラー
31 モータ(原動機)
50 ケーブルドラム
51 電力ケーブル
55 走行路面

Claims (5)

  1. 走行可能な台車と、前記台車に設けられケーブルドラムからのケーブルの一部を保持する固定手段と、前記台車に折畳み可能に収納され該台車によって前記ケーブルドラムから引き出されるケーブルを支持するケーブル支持ガイドと、を備えたことを特徴とするケーブル敷設装置。
  2. 前記ケーブル支持ガイドは、多数の門型フレームが前記ケーブルの敷設方向に折畳み可能に連結されて構成されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル敷設装置。
  3. 前記ケーブル支持ガイドは、前記ケーブルと接触可能なローラーを有していることを特徴とする請求項1または2に記載のケーブル敷設装置。
  4. 前記ケーブル支持ガイドのローラーは、V字状に配置されていることを特徴とする請求項3に記載のケーブル敷設装置。
  5. 前記台車は原動機によって走行することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のケーブル敷設装置。
JP2006083254A 2006-03-24 2006-03-24 ケーブル敷設装置 Pending JP2007259646A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083254A JP2007259646A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 ケーブル敷設装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006083254A JP2007259646A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 ケーブル敷設装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007259646A true JP2007259646A (ja) 2007-10-04

Family

ID=38633284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006083254A Pending JP2007259646A (ja) 2006-03-24 2006-03-24 ケーブル敷設装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007259646A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063499A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Olympia:Kk 遊技機
CN107265184A (zh) * 2017-07-28 2017-10-20 王宇宙 一种电力电缆管道铺设装置
CN109573720A (zh) * 2018-11-29 2019-04-05 包头钢铁(集团)有限责任公司 一种自行式电缆拖移车

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010063499A (ja) * 2008-09-08 2010-03-25 Olympia:Kk 遊技機
CN107265184A (zh) * 2017-07-28 2017-10-20 王宇宙 一种电力电缆管道铺设装置
CN109573720A (zh) * 2018-11-29 2019-04-05 包头钢铁(集团)有限责任公司 一种自行式电缆拖移车

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5545498B2 (ja) 物品保管設備及び物品保管設備におけるメンテナンス方法
US20140070045A1 (en) Cable dispensing apparatus
CN101962112B (zh) 带升降机构的轨道行进台车
KR101117490B1 (ko) 다회선 케이블 선출장치
JP4699508B2 (ja) タイヤ式門型クレーン及びタイヤ式門型クレーンシステム
JP2014230298A (ja) 充電ケーブル収納機器と駐車空間とパレット
WO2022062512A1 (zh) 一种多联体储缆***
CN112542808A (zh) 一种电力工程建设用线缆敷设装置
JP2011111805A (ja) 充電機能付き駐車装置
JP2007259646A (ja) ケーブル敷設装置
JP2000135594A (ja) 鉄骨柱の自動溶接装置
KR101617039B1 (ko) 케이블 드럼 포설장치
KR101867684B1 (ko) 슬리브 교환에 사용되는 지그 및 이를 사용하는 슬리브 교환 장치
JP6282211B2 (ja) パネル施工機及びパネル施工方法
JP4260729B2 (ja) 機械式駐輪場
CN106697080A (zh) 一种电力试验现场用履带运输车
JP4072109B2 (ja) トンネル工事設備のコンベア支持装置
JP2013035657A (ja) 移動装置
JP2012218941A (ja) 制御盤起立装置
JP2009269729A (ja) スタッカークレーン
JP3335943B2 (ja) タイヤマウント式クレーンの給電ケーブルガイド移動装置
JP2002195791A (ja) 管束引き抜き方法
JP2550478Y2 (ja) ケーブル作業車のケーブルガイド装置
JP7330620B2 (ja) 運搬装置
JP5710365B2 (ja) コンクリート運搬設備