JP2007258599A - 半導体素子及び半導体素子の製造方法 - Google Patents

半導体素子及び半導体素子の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ZnO系半導体よりも熱膨張係数の小さな基板を備える半導体素子であって、クラックが生じず、結晶性の良い半導体素子及び半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体発光素子は、基板10と、基板10上に形成された、酸化亜鉛系材料からなる中間層30と、中間層30上に形成された、酸化亜鉛系材料からなる半導体層20とを備える。半導体層20の熱膨張係数は、基板10の熱膨張係数より大きい。又、中間層30の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長は、半導体層20の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長よりも長い。
【選択図】図3

Description

本発明は、基板と、基板よりも大きい熱膨張係数を有する半導体層とを備える半導体素子及び半導体素子の製造方法に関する。
酸化亜鉛(ZnO)系半導体は、可視光に対して透明であり、バンドギャップが3eVよりも大きいこと等から、透明センサや短波長発光素子、薄膜トランジスタ等のデバイスへの応用が注目されている。このようなデバイスは、ZnO系半導体と異なる基板上に形成された場合、物性の違いに起因した種々の課題が発生している。特に、基板とZnO系半導体の熱膨張係数の違いによって派生する膜割れ(以下において、「クラック」という。)は、素子そのものに大きな影響を与えることから、解決が望まれている。
この課題を解決する方法として、例えば、ガラス基板やサファイア基板等のZnO系半導体よりも熱膨張係数の大きな基板上に、スパッタ法を用いて、不活性ガスであるアルゴン(Ar)と酸素(O2)の混合比で決定される酸素流量比を増減させることによって、結晶性の高いZnO系半導体層を形成する手法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
又、例えば、酸化亜鉛系半導体よりも熱膨張係数の小さな石英基板を用いて、この上に酸化亜鉛系半導体層を形成する手法が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。この手法では、クラックを抑制することを目的として中間層を設けており、この中間層の特徴としては、元素として、Zn、O、Siを含む非晶質材料を用いることとしている。
特開2003−273134号公報 特開2004−137135号公報
しかしながら、上記特許文献1では、ZnO系半導体よりも熱膨張係数の小さな基板、例えば、石英基板やシリコン(Si)基板等の材料についての効果が不明である。これら材料はデバイス形成上、重要かつ汎用的な基板材料である。
又、上記特許文献2では、Znを含む非晶質層上に結晶ZnOを形成することから、Znが核となって種々の面方位を有するZnOが成長し、結果として、基板表面に垂直にc軸が並んだ結晶性の良いZnO系半導体が形成され難いという課題があった。
そこで、本発明は、上記の課題に鑑み、ZnO系半導体よりも熱膨張係数の小さな基板を備える半導体素子であって、クラックが生じず、結晶性の良い半導体素子及び半導体素子の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴は、基板と、基板上に形成された、酸化亜鉛系材料からなる中間層と、中間層上に形成された、酸化亜鉛系材料からなる半導体層とを備える半導体素子であって、半導体層の熱膨張係数は、基板の熱膨張係数より大きく、中間層の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長は、半導体層の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長よりも長い半導体素子であることを要旨とする。
第1の特徴に係る半導体素子によると、クラックが生じず、結晶性の良い酸化亜鉛系半導体を形成することができる。
又、第1の特徴に係る半導体素子において、中間層と半導体層とは、同一の組成であってもよい。
この半導体素子によると、中間層と半導体層の界面において、更に結晶性の良い酸化亜鉛系半導体素子を形成することができる。
本発明の第2の特徴は、基板と、基板よりも大きい熱膨張係数を有する半導体層とを備える半導体素子の製造方法であって、混合ガスの中で酸素ガスの占める割合を酸素流量比とし、基板上に、少なくとも亜鉛を含むターゲットを用い、第1の酸素流量比で混合ガスを導入することにより、酸化亜鉛系材料からなる中間層を形成する工程と、中間層上に、少なくとも亜鉛を含むターゲットを用い、第1の酸素流量比よりも大きい第2の酸素流量比で混合ガスを導入することにより、酸化亜鉛系材料からなる半導体層を形成する工程とを含む半導体素子の製造方法であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴に係る半導体素子の製造方法によると、クラックが生じず、結晶性の良い酸化亜鉛系半導体を形成することができる。
又、本発明の第2の特徴に係る半導体素子の製造方法において、第1の酸素流量比は、20%以下であり、第2の酸素流量比は、30%以上であることが好ましい。
本発明によるとZnO系半導体よりも熱膨張係数の小さな基板を備える半導体素子であって、クラックが生じず、結晶性の良い半導体素子及び半導体素子の製造方法を提供することができる。
次に、図面を用いて、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法等は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(半導体発光素子)
まず、本実施形態において前提となる、ZnOの結晶構造について説明する。
ZnOは、図1に示す単位胞を、縦方向、横方向に繰り返して組み合わさることにより、六方晶系のZnO膜を形成する。この単位胞において、底面の六角形の中心から各点までの距離をa軸長、単位形状の高さをc軸長という。又、図2に示すように、ZnOは、基準面(図2では立体の底面)に対してc軸長分だけ進んだ面が(0001)面に相当し、c/2軸長分だけ進んだ面(図2では立体を半分に横切る面)が(0002)面に相当する。
本実施形態に係る半導体発光素子は、図3(c)に示すように、石英基板10と、石英基板10上に形成された、ZnOからなる中間層30と、中間層30上に形成された、ZnOからなる半導体層20とを備える。ここで、半導体層20の熱膨張係数は、石英基板10の熱膨張係数より大きい。又、中間層30の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長は、半導体層20の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長よりも長い。又、中間層30と半導体層20とは、同一の組成である。
(半導体発光素子の製造方法)
次に、本実施形態に係る半導体発光素子の製造方法について、図3を用いて説明する。
まず、図3(a)に示すように、RFマグネトロンスパッタ法を用い、600℃で、石英基板10上に、Znを含むターゲットを用い、第1の酸素流量比(例えば、20%以下の酸素流量比)で混合ガスを導入することにより、膜厚0.2μmを有し、ZnOからなる中間層30を形成する。
尚、ここで、酸素流量比とは、スパッタガスとなる混合ガスの中で酸素ガスの占める割合をいい、具体的には、以下の式で算出される。
酸素流量比=((O2流量)/((O2流量)+(Ar流量)))×100
次に、図3(b)に示すように、RFマグネトロンスパッタ法を用い、600℃で、中間層30上に、Znを含むターゲットを用い、第1の酸素流量比よりも大きい第2の酸素流量比(例えば、30%以上の酸素流量比)で混合ガスを導入することにより、膜厚0.5μmを有し、ZnOからなる半導体層20を形成する。
そして、図3(c)に示すように、基板10を冷却する。
(酸素流量比とc軸長の関係)
ここで、酸素流量比とc軸長の関係を説明する。
図4に、得られた(0002)面のX線回折で求めた角度を用いてブラッグの反射の公式から面間隔を導出することによって得られたZnO半導体のc軸長を示す。ZnO半導体のc軸長は、(0002)面間隔の間隔幅の2倍となる。このことから、(0002)面間隔の2倍をc軸長であるとして図を作成した。図4に単結晶のZnOのc軸長(0.5207nm、応用物理、第72巻、第6号、pp705)も示している。この図から、酸素流量比が約30%以上である場合、結晶はc軸方向に圧縮されていること、又、酸素流量比が約20%以下である場合は、結晶はc軸方向に伸張されていることが判る。
尚、ZnO材料のc軸長としては、0.5207nmが最も安定であり、この値を持つ材料で電気特性等の物性が評価されている。
又、ブラッグの反射の公式について、図5を用いて説明する。ブラッグの反射の公式は、光の回折現象と同様に考えられている。つまり、物質は原子(○)から成り立っているが、特有の周期性も併せて持っている(図5の実線)。この周期性に着目すると、2つの入射した光が反射して強めあう条件は、式(1)に示すように、各光の光路差が波長(λ)の整数倍(n:通常はn=1)となる場合である。
2・d・sin(θ)=λ …式(1)
ここで、dは周期性を示す距離(通常:面間隔)である。物質の周期性は0.1nm程度であるので、用いる光もこれと同程度の波長となり、光の分類としてはX線となる。
一方、図1及び図2に示したように、ZnO薄膜は、六方晶系の結晶構造を単位胞としており、この構造を周期的に持っている。ブラッグの反射の式で用いる周期性を満たす条件は、六方晶系に対応したミラー指数(hkil)で示され、(hkil)を指定することで、光の反射面を指定することになる。ミラー指数は結晶系においてブラッグの反射条件を満たす面の種類を表す指数である。この指数を指定した場合の面間隔dの導出式を式(2)に示す。ここで、a、cは、六方晶結晶の軸の長さを示す。
(1/d)2=(4/3)・(h2+hk+k2)/a2+(l/c)2
…式(2)
特に、(000l)面の場合、式(2)は簡単となり、式(3)のようになる。
(1/d)2=(l/c)2 …式(3)
式(1)及び式(3)から、(000l)面の面間隔は、c軸長を用いて式(4)で与えられる。逆に、c軸長は、式(4)を式(5)に変形し、回折角度(θ)と波長(λ)を用いて求めることができる。
2・d・sin(θ)=2・(l/c)・sin(θ)=λ …式(4)
c=2・(l/λ)・sin(θ) …式(5)
ZnO薄膜の場合、(0002)面がX線回折で得られるため、式(5)を用いてc軸長を導出することができる。尚、通常のX線回折で得られる角度は2θで表されるため、得られた角度の半分がθに対応する。
(作用及び効果)
従来の半導体素子では、図6(a)に示すように、高温で、熱膨張係数が小さい基板10上に、熱膨張係数が大きいZnO層20を形成している。このため、図6(b)に示すように、冷却過程において、熱膨張係数の差によって、縮小量の差が発生し、ZnO層20に横方向の引っ張り応力が発生していた。そして、基板を取り出す室温状態では、横方向の引っ張り応力に耐えきれず、図6(c)に示すように、ZnO層20にクラックが発生していた。
本実施形態に係る半導体素子では、図7(a)に示すように、高温で、熱膨張係数が小さい基板10上に、ZnO中間層30を形成し、ZnO中間層30上に、熱膨張係数が大きいZnO層20を形成している。この場合、図7(b)に示すように、冷却過程において、熱膨張係数の差によって、縮小量の差が発生し、ZnO層20に横方向の引っ張り応力が発生するが、中間層30が応力を緩和する。そして、基板を取り出す室温状態でも、図7(c)に示すように、ZnO層20にクラックは発生しない。
このような中間層30を形成する場合、半導体層と同一材料で、同一装置で形成することができれば、経済的に大きなメリットがあるため、本発明では、比較的条件が変更しやすい酸素流量比に着目している。
図4に、酸素流量比とZnO薄膜のc軸長との関係を示し、又、同図に、各酸素流量比におけるZnO薄膜の結晶状態を模式図で示す。
基板面と接着する方向に単位胞が伸びると、基板と垂直方向の単位胞の長さが縮むことが開示されている(「4族半導体歪みヘテロ構造を用いた超高速移動素子の形状と歪み分布・移動度に関する研究」、The Murata Science Foundation, http://www.murata.co.jp/zaidan/annual/pdf/k01/2004/a21117.pdf:52頁、「1.はじめに」の5〜7行目参照)。ZnO薄膜の場合は、基板と接着する方向がa軸方向であり、これと垂直な方向がc軸方向に相当する。
酸素流量比が低い場合、ZnO薄膜はc軸に伸びた形で形成されており、このことは、a軸が縮んでいることを示す。つまり、酸素流量比が低い場合、基板に接している面のa軸は圧縮されていることになる。反対に、酸素流量比が高い場合、ZnO薄膜はc軸に縮んた形で形成されているため、a軸が伸びていることを示す。つまり、酸素流量比が高い場合は、基板に接している面のa軸は伸張されていることになる。
この結果から、酸素流量比が小さい条件であらかじめa軸を圧縮したZnO薄膜を中間層として形成し、この上に酸素流量比を多くしたZnO薄膜を形成することで、ZnO薄膜にかかる引張り応力を低減し、クラックの発生を抑制できる。
従って、本実施形態に係る半導体素子及び半導体素子の製造方法によると、クラックが生じず、結晶性の良い酸化亜鉛系半導体を形成することができる。
又、中間層30と半導体層20とは、同一の組成であるため、中間層と半導体層の界面において、更に結晶性の良い酸化亜鉛系半導体素子を形成することができ、経済的にも大きなメリットがある。
又、本実施形態に係る半導体素子の製造方法において、中間層30を形成する場合、酸素流量比は、20%以下であることが好ましく、半導体層20を形成する場合、酸素流量比は、30%以上であることが好ましい。
(その他の実施形態)
本発明は上記の実施形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記の実施の形態では、半導体層20の主要な構成材料としてZnOを用いたが、これに限らず、他のZnO系材料、例えばZnMgOやZnCdO、ZnOS、ZnOSeなどであってもよい。この場合にも同様の効果があると考えられる。又、半導体層20の構成を単層構造としたが、これに限らず、2層以上であってもよい。
又、本実施形態においては、半導体発光素子の各構成層、あるいは薄膜を、スパッタ法を用いて形成したが、これに限らず、他の製法、例えばMBE法、MOCVD法、レーザーアブレーション法等の堆積手法を用いてもよい。
又、本実施形態においては、半導体発光素子の基板として石英基板(熱膨張係数:0.55ppm/K(応用物理データブック、pp359、丸善株式会社、平成6年9月30日発行))を用いたが、これに限らず、半導体層(例えば、ZnO層の熱膨張係数は、4ppm/K(”Puls-laser deposited ZnO for device applications” S.L.King et al, Applied Surface Science 96-98(1996), pp811-818)よりも熱膨張係数が小さい他の基板、例えば、Si(熱膨張係数:2.6ppm/K)、ダイアモンド(熱膨張係数:1.0ppm/K(理科年表平成2年、丸善株式会社))、BN(熱膨張係数:2.6ppm/K(アドバンスト・エレクトロニクスI-21 III族窒化物半導体、pp37、培風館、1999年12月8日発行))、GaN(熱膨張係数:3.17ppm/K(アドバンスト・エレクトロニクスI-21 III族窒化物半導体、pp37、培風館、1999年12月8日発行))、InN(熱膨張係数:3.15ppm/K(アドバンスト・エレクトロニクスI-21 III族窒化物半導体、pp37、培風館、1999年12月8日発行))、SiC(熱膨張係数:2.83ppm/K(K:Landolt-Bo rnstein Group III Crystal and Solid State Physics Volume 17 Semiconductores))等の半導体基板、更には、ニッケル鋼(64Fe,36Ni)(熱膨張係数:0.13ppm/K(理科年表平成2年、丸善株式会社))上に酸化シリコン等を薄膜で形成し、絶縁層とした基板等を用いてもよい。
更に、本実施形態では、半導体素子として発光素子の場合を採り上げたが、これに限らず他の半導体素子、例えば、薄膜トランジスタ、光電変換素子、センサなどであってもよい。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
以下、本発明に係る半導体発光素子について、実施例を挙げて具体的に説明するが、本発明は、下記の実施例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において、適宜変更して実施することができるものである。
(膜厚と形成時間測定)
まず、ZnO系半導体としてZnO半導体を選択し、基板としてZnO半導体よりも熱膨張係数の小さな石英基板を用いてクラックの発生する原因について検討を行った。
半導体素子の作製方法としては、RFマグネトロンスパッタ法を用いた。スパッタの条件は、純度99.99%以上の亜鉛(Zn)をターゲットとし、スパッタガスとしては、純度99.99%以上のアルゴン(Ar)と純度99.99%以上の酸素(O2)を用い、これらを適宜調節し、酸素流量比を調節した。
又、基板の形成温度は600℃、スパッタ圧力は0.4Pa、投入電力は120Wと固定し、時間を制御することで形成されるZnO半導体の膜厚を制御した。尚、ZnO半導体の熱膨張係数は、4ppm/K(”Puls-laser deposited ZnO for device applications, S.L.King et al, Applied Surface Science 96-98 (1996), pp811-818)であり、石英基板は0.55ppm/K(応用物理データブック、pp359、丸善株式会社、平成6年9月30日発行)である。
図8に酸素流量比100%の条件で作製したZnO系薄膜の膜形成時間と膜厚の関係を示す。ターゲットとしてZnを用いていることから、酸素を十分に供給することで良好なZnO半導体薄膜を形成することを目的とした。膜形成時間に比例して膜厚は増加するが、膜厚が約500nmを超えるとクラックが発生することが、光学顕微鏡を用いた検査で判った。通常、材質的に異なる基板上に半導体を形成する場合、数μmほどの初期半導体層を形成することが一般に行われている。これは、膜厚が厚くなるほど形成する半導体表面の結晶性が向上し、単結晶に近づく特性を利用したものである。しかし、ZnO半導体では約500nmを超えるとクラックが発生し、この初期半導体を形成することが不可能であることが判った。
(X線回折測定)
上記の原因を明らかにするために、膜厚を約200nmと設定してZnO半導体膜を形成し、X線回折法によって結晶状態を評価した。クラックが形成される原因としては、熱膨張係数の差によって、ZnO系半導体膜に大きな力が加わって結晶格子に歪が観察されることが予想されたためである。
図9に酸素流量比約7%と100%のX線回折図を示す。用いたX線は銅(Cu)のKα線(波長:0.1541838nm:カリティ新版X線回折要論、アグネ承風社、1999年3月10日第14刷発行)であり、測定方法としては2θ法を用いた。角度に対する試料からの回折強度は計数管を用いてカウントし、コンピュータ上で角度に対する強度のグラフとして表示した。又、測定角度の補正を行うために、Siの粉末を同時に測定し、Siの格子定数:0.5431nm(岩波 理化学事典 第4版、岩波書店)から導出される(111)面の2θ角度を28.4654度とした(図9ではSiのピークを除外している)。両方の酸素流量比に対してZnO系半導体の結晶構造である六方晶系のウルツ鉱型で指数付けでき、c軸側の面である(0002)面と(0004)面の回折が得られたことが判った。このことは、基板に垂直にc軸に配向した結晶が得られていることを意味する(c軸と直角をなすa軸は基板表面に平行となっている)。
(クラックの発生原因)
一方、図4から、酸素流量比が約20〜30%よりも大きい場合、結晶はc軸方向に圧縮されていること、また、この流量比よりも小さい場合は、結晶はc軸方向に伸張されていることが判った。また更に、同図にはクラックの入ったZnO半導体薄膜のc軸長の値も示す。クラックが入ることで酸素流量比が最も高い100%であるにもかかわらず、c軸長が単結晶の値に極めて近いことがわかった。この結果については、この信頼性を評価することを目的として、透過型電子顕微鏡(TEM)を用いて酸素流量比67%の試料について断面方向からの評価を行った。この結果はX線回折の結果と重なるものであった。「表面分析技術選書 透過電子顕微鏡(pp133、丸善株式会社、平成11年3月30日発行)」によると、本手法を用いることで0.1%以下の精度で格子定数を決定できることであるから、今回の結果は妥当なものと判断した。
又、上述したように、「4族半導体歪みヘテロ構造を用いた超高速移動素子の形状と歪み分布・移動度に関する研究」によると、基板と水平方向に結晶体が引き伸ばされると、応力のつりあいの条件から基板と垂直な方向の単位胞が収縮した結晶構造になることが報告されている。このことは、ZnO半導体においては、基板表面と並行に接しているa軸が伸びることによって、これと垂直なc軸が縮むことに相当している。つまり、酸素流量比が大きい場合は、a軸が伸び、c軸が縮んだ状態であり、これとは逆に、酸素流量比が小さい場合はa軸が縮んで、c軸が伸張しているものと考えられる。図4の結果から、酸素流量比100%で作製したZnO系半導体膜を約500nm以上形成するとクラックが発生した原因は、c軸が縮み、a軸が伸びた状態でZnOを形成し、冷却の過程で熱膨張係数差のために圧縮性の歪がZnO半導体に蓄積し、限界を超えたためにクラックが発生したと考えた。
(中間層の形成)
この原因の考察から、c軸が縮み、a軸が伸びた状態を緩和する中間層として、c軸が伸びa軸が縮んだZnO半導体の中間層を、石英基板と目的とするZnO半導体の間に形成する実験を行った。
実験の条件は上記と同一であり、石英基板上に酸素流量比7%の条件で、膜厚10、50、100、200nmの中間層を形成し、この後、酸素流量比を100%に上昇させて、ZnO系半導体層の膜厚が約500nmとなるように時間設定を行った。膜厚については、濃度1%の塩酸を用いてエッチングを行い、全膜厚が中間層とZnO系半導体層との合計となっていることを確認した。
表1に結果を示す。
Figure 2007258599
中間層の膜厚が50nmよりも薄い場合、全面に網目状のクラックが高密度に発生することがわかった。このときの網目の大きさは、約100μm角程度であり、中間層が無い場合とほぼ等しかった。このことは中間層が熱膨張係数差を緩和するには不十分な膜厚であることを示している。一方、この膜厚よりも厚い中間層を用いた場合、クラックは観察されない。この結果から、中間層の膜厚の下限はおよそ50nmであり、この膜厚よりも厚ければクラックが発生しないことを見出した。
更に、中間層の膜厚を100nmに設定し、酸素流量比を20%、40%、60%として、膜厚約500nmのZnO半導体を形成し、同様のクラックの調査を行ったが、クラックの発生は観察されなかった。尚、これらの薄膜についてc軸長を、X線回折法を用いて評価したところ、単結晶ZnO半導体の0.5702nmとほぼ等しい0.5700−0.5704nmの値を得た。このことは、中間層を挿入することで、この層上に作製したZnO系半導体に及ぼす歪の影響が大きく抑制されたことを示している。
このような中間層とZnO半導体の関係は、酸素流量比が約13%の場合も確認されたが、同じ効果を得るには、中間層の膜厚の下限値を酸素流量比が7%の場合よりも大きくして、約100nmとしなければならなかった。
ZnO半導体の代表としてZnO半導体を用いたが、バンドギャップを制御することを目的として、この半導体にマグネシウム(Mg)を導入したZnO半導体についても上記と同様の検討を行った。このようなバンドギャップの制御は、発光素子等で一般的に行われており、輝度の向上に重要な技術である。
これらZnO半導体系半導体の熱膨張係数は現在のところ不明であるが、ZnO半導体が4ppm/Kであるのに対して、MgOが4.7ppm/K
(http://www.mmc.co.jp/alloy/products/teiboutyou/hikaku.html)であることから、ZnO半導体の熱膨張係数よりも大きくなる可能性が高い。実際、上記ZnO半導体において、クラックの発生する条件を用いて、スパッタ法によって石英基板上にZnMgOを形成したところ、多数のクラックが発生した。このため、ZnO半導体と同様の条件を用いて、クラックの抑制実験を行ったところ、クラック発生を抑制できることがわかった。用いた条件で変更した点は、スパッタのターゲットであり、ZnターゲットからZnとMgのブロックターゲット(スパッタ面積比でZn:Mg=9:1)に変更した。このことから、ZnO半導体でもZnO半導体と同様の効果が得られた。
(実施例1)
実施例1として、図3に示すように、基板としてZnO半導体よりも熱膨張係数の小さい石英基板を用いた場合のZnO半導体を作製した。
まず、図3(a)に示すように、この基板10をRFマグネトロンスパッタ装置にセットし、真空度1×10-2Pa以下に真空排気し、基板温度約600℃まで加熱する。スパッタ条件は、ターゲットが99.99%のZnであり、スパッタガスとしては、純度99.999%以上のアルゴン(Ar)と純度99.999%以上の酸素(O2)を用い、これらを酸素流量比の定義に従って計算した約7%の条件で膜厚200nmの中間層30を作製した。
引き続き、図3(b)に示すように、酸素流量比を調節し、30%の条件、60%の条件、100%の条件として膜厚500nmのZnO半導体20を形成した。そして、図3(c)に示すように、基板の冷却を行った。
表2にクラックの評価結果を示す。
Figure 2007258599
表2の結果より、すべての条件でクラックは観察されないことがわかった。
なお、n型電気特性を発現する、例えば、AlやGa等の13族の元素や、p型電気特性を発現する窒素やP等の15族の添加元素を同時にスパッタすることによって、ZnO半導体に導入することもできる。
表3にAlをドープした条件で作製した試料のクラックを示す。
Figure 2007258599
試料の形成方法としては、ZnO半導体の形成条件と同一であるが、Znのターゲット上に純度99.99%のAl板(1mm厚)をスパッタされる面の面積比で約20:1として配置した。中間層が無い場合は、クラックが入って電気特定を得ることができなかったが、中間層を導入することで、電気特性を得ることができた。
(実施例2)
実施例2として、図3に示すように、基板としてZnMgO半導体よりも熱膨張係数の小さい石英基板を用いた場合のZnMgO半導体を作製した。
まず、図3(a)に示すように、この基板10をRFマグネトロンスパッタ装置にセットし、真空度1×10-2Pa以下に真空排気し、基板温度約550℃まで加熱する。スパッタ条件は、純度99.99%以上の亜鉛(Zn)ブロックと、純度99.99%以上のマグネシウム(Mg)ブロックとをスパッタ面積比で9:1となるように設定したターゲットを用いた。スパッタガスとしては、純度99.999%以上のアルゴン(Ar)と純度99.999%以上の酸素(O2)を用い、これらを酸素流量比の定義に従って計算した約10%の条件で、膜厚200nmの中間層30を作製した。
引き続き、図3(b)に示すように、酸素流量比を調節し、30%の条件、60%の条件として膜厚500nmのZnMgO半導体20を形成した。そして、図3(c)に示すように、基板の冷却を行った。
表4にクラックの評価結果を示す。
Figure 2007258599
表4の結果より、これらの条件でクラックは観察されないことがわかった。
なお、n型電気特性を発現する、例えば、AlやGa等の13族の元素や、p型電気特性を発現する窒素やP等の15族の添加元素を同時にスパッタすることによって、ZnO半導体に導入することもできる。
表5にAlをドープした条件で作製した試料のクラックを示す。
Figure 2007258599
試料の形成方法としては、ZnO半導体の形成条件と同一であるが、ZnとMgのターゲット上に純度99.99%のAl板(1mm厚)をスパッタされる面の面積比で約20:1として配置した。中間層が無い場合は、クラックが入って電気特定を得ることができなかったが、中間層を導入することで、電気特性を得ることができた。なお、抵抗率がZnO半導体よりも上昇しているのは、バンドギャップが広がったために室温でのキャリア濃度が低下したためと考えられる。
(実施例3)
実施例3として、図10〜12に示すように、スパッタ法と分子線エピタキシー(MBE)法を組み合わせた発光ダイオード(LED)を作製した。
まず、図10(a)に示すように、実施例1と同様に、基板101上に中間層102を形成し、中間層102上に半導体層103を形成した。そして、有機洗浄と0.1%塩酸洗浄を行い、直ちに分子線エピタキシー装置に搬入した。この洗浄は、スパッタ装置から取り出し、MBE装置に搬入するまでに付着した不純物を排除することを目的としている。
MBE装置内で、基板温度600℃、真空度1×10-5Paの条件で30分間の乾燥を行うことで、基板表面に付着している水分の除去を行い、ZnO半導体の成長を行った。成長条件は、蒸発源にZnを配し、これを500℃近傍まで加熱することでZn蒸気を発生させ、この蒸気に気体プラズマ装置から活性酸素を供給することで、ZnとOとを反応させ、基板上でZnOを堆積させる手法で行った。この成長の際に、他の蒸発源や気体プラズマ装置から、例えば、AlやGa等のZnO系半導体をn型の電気特性に変える13族の添加元素や、窒素やP等のZnO系半導体をp型の電気特性に変える15族の添加元素を導入することで電気特定を制御できる。今回は、Alを添加することで、図10(b)に示すように、n型ZnO系半導体104を形成した。
このn型ZnO系半導体形成の際に、基板のZnO系半導体が基板に垂直にc軸が配向していること、c軸長がZnO半導体と同等であることの2点が重要である。なぜなら、c軸に配向していなければこの上に成長するZnO半導体のc軸が種種の方向に成長し、結晶性が低くなり、次に成長する発光層の結晶性も同様の理由から低下することによって、結果として基も重要な発光特性が低下するためである。又、c軸長が単結晶ZnO系半導体と等しいことは、c軸と垂直な平面方向のa軸長が単結晶ZnO系半導体と等しく、この上に成長するn型半導体に歪が加わらないことによって、単結晶ZnO系半導体と同様の結晶性を有するn型ZnO半導体が成長し、次に成長する発光層の結晶性も同様の理由から単結晶の状態に近くなり、結果として最も重要な発光特性が向上するためである。n型ZnO半導体104は、約500nm形成した。
この添加元素の蒸発源に設置しているシャッタを閉じることで、添加元素の供給を停止し、図10(c)に示すように、無添加のZnO半導体層105を約50nm形成し、発光層を形成した。更に、図11(a)に示すように、この発光層上に気体プラズマ装置を用いて、窒素を活性化しながらp型ZnO半導体層106を約1000nm形成した。
次に、発光ダイオード基板を装置から取り出し、フォトリソグラフ法とエッチング法、更には蒸着法を用いてn型ZnO半導体、p型ZnO半導体へのコンタクト電極を形成した。
まず、図11(b)に示すように、p型ZnO層106上の一部にフォトレスト107を形成し、図11(c)に示すように、n型ZnO半導体104に電極を形成するために、この半導体が400nm残る条件でエッチングを行った。
次に、図12(a)に示すように、フォトレジスト107を除去し、図12(b)に示すように、メタルマスクを用いて金属電極用のAl108を膜厚200nmで、n型ZnO半導体104上に蒸着した。
更に、図12(c)に示すように、別のメタルマスクを用いてp型ZnO半導体上にAu109を膜厚1000nm蒸着し、最後に、AlとAuとの密着性を高めることを目的に、不活性雰囲気を用いて、150℃15分の熱処理を行った。
同様のLEDについて、中間層の無い条件で作製しようとしたが、ZnO半導体基板の形成時点でクラックが発生し、作製することができなかった。
ZnOの結晶構造を示す図である(その1)。 ZnOの結晶構造を示す図である(その2)。 本実施形態、実施例1、及び実施例2に係る半導体発光素子の製造方法を示す断面図である。 本実施形態に係る酸素流量比とc軸長の関係を示す図である。 ブラックの反射式を説明するための図である。 本実施形態に係る半導体発光素子の作用及び効果を説明するための図である(その1)。 本実施形態に係る半導体発光素子の作用及び効果を説明するための図である(その2)。 実施例に係るZnO系薄膜の膜厚と形成時間の関係を示す図である。 実施例に係るZnO系薄膜のX線回折図である。 実施例3に係る半導体発光素子の製造方法を示す断面図である(その1)。 実施例3に係る半導体発光素子の製造方法を示す断面図である(その2)。 実施例3に係る半導体発光素子の製造方法を示す断面図である(その3)。
符号の説明
10…基板
20…半導体層
30…中間層
101…基板
102…中間層
103…半導体層
104…n型半導体層
105…i型半導体層
106…p型半導体層
107…フォトレジスト
108…Al電極
109…Au電極

Claims (4)

  1. 基板と、該基板上に形成された、酸化亜鉛系材料からなる中間層と、該中間層上に形成された、酸化亜鉛系材料からなる半導体層とを備える半導体素子であって、
    前記半導体層の熱膨張係数は、前記基板の熱膨張係数より大きく、
    前記中間層の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長は、前記半導体層の酸化亜鉛結晶構造におけるc軸長よりも長いことを特徴とする半導体素子。
  2. 前記中間層と前記半導体層とは、同一の組成であることを特徴とする請求項1に記載の半導体素子。
  3. 基板と、前記基板よりも大きい熱膨張係数を有する半導体層とを備える半導体素子の製造方法であって、
    混合ガスの中で酸素ガスの占める割合を酸素流量比とし、
    前記基板上に、少なくとも亜鉛を含むターゲットを用い、第1の酸素流量比で混合ガスを導入することにより、酸化亜鉛系材料からなる中間層を形成する工程と、
    前記中間層上に、少なくとも亜鉛を含むターゲットを用い、前記第1の酸素流量比よりも大きい第2の酸素流量比で混合ガスを導入することにより、酸化亜鉛系材料からなる前記半導体層を形成する工程と
    を含むことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  4. 前記第1の酸素流量比は、20%以下であり、
    前記第2の酸素流量比は、30%以上であることを特徴とする請求項3に記載の半導体素子の製造方法。
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