JP2007256908A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】MVA方式の液晶表示装置において、表示のざらつきを抑制しつつ透過率やコントラストなどの表示品位を向上させることを課題とする。
【解決手段】誘電体の突起物201を対向基板102の対向電極173上に断続的に設けると共に突起物201a、201bの分断部分に対向してアレイ基板101の画素電極131を一部除去したスリット202を設けたことで、電圧が印加された画素電極131及び対向電極173から電界が発生した液晶層104において、突起物201により垂直に配向された負の誘電率異方性を有する液晶分子の傾斜方向を制御すると共にスリット202により突起物201の分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。また、誘電体の突起物201の分断部分では、液晶層104を通過する光量が増加すると共に液晶分子がより垂直に配向され光漏れが少なくなる。
【選択図】図11

Description

本発明は、液晶表示装置に関し、特に垂直に配向された負の誘電率異方性を有する液晶を使用した液晶表示装置に関する。
近年、液晶層を挟んで対向配置されたアレイ基板及び対向基板を備えた液晶表示装置において、両基板上に形成される配向膜により垂直配向処理を行うことで負の誘電率異方性を有する液晶分子を基板に対して垂直に配向させ、液晶層の複屈折率を略ゼロにすることにより十分な黒表示を実現すると共により高いコントラストを得ることが可能なVertical Alignment方式の液晶表示装置が提案されている。中でも基板上の液晶層側に配置した構造物により、画素内部における液晶分子の傾斜方向を複数の領域に分割するMulti-domain Vertical Alignment方式(以下、MVA方式と称する)の液晶表示装置は、コントラスト等の表示品位が良好であると共に広い視野角特性を有する。
最近では、MVA方式の液晶表示装置において、構造物として液晶層側に突出して配置された突起物により液晶分子の傾斜方向を好適に制御し、電極配線近傍における電界ベクトルの影響を最小限に抑えることによって、残存やしみ状のむら等の表示不良を抑える技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
その他、液晶表示装置において、対称性の良い形状の画素電極の対称中心に柱状スペーサを配置して、対向電極を画素電極の形状よりも広く且つ画素電極を覆うようにすることで、液晶層において上下に斜め電界を対称性よく発生させ、画素内の液晶の配向分割を可能とする技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2005−202034号公報 特開2002−287158号公報
しかしながら、上記のようなMVA方式の液晶表示装置では、基板上に配置した突起物が表示品位に影響する場合がある。例えば、突起物を少なくした場合には、突起物が存在しない領域では液晶分子の傾斜方向がばらついてしまうため、表示のざらつきが生じるという問題がある。
一方で、表示のざらつきを防ぐために突起物を多くした場合には、液晶層を通過する光量が低下するために透過率が低下すると共に、垂直に配向された液晶分子の垂直性が低下するために光漏れが生じコントラストが低下するという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、MVA方式の液晶表示装置において、液晶分子の傾斜方向のばらつきに起因した表示のざらつきを抑制しつつ透過率やコントラストなどの表示品位を向上させることを課題とする。
本発明に係る液晶表示装置は、間隙を置いて対向配置された第1基板及び第2基板と、第1基板上の前記第2基板側に配置された第1電極と、第1電極に対向して第2基板上の第1基板側に配置された第2電極と、間隙に保持され第1及び第2基板に対して負の誘電率異方性を有する液晶分子からなる液晶層と、第2電極に断続的に設けられ液晶層の液晶分子の傾斜方向を制御する第1の構造物と、断続的に設けられた第1の構造物の分断部分に対向して第1電極に設けられた第2の構造物と、を備えることを特徴とする。
本発明にあっては、第1の構造物を第2基板上の第2電極に断続的に設けると共に第1の構造物の分断部分に対向して第1基板上の第1電極に第2の構造物を設けたことで、電圧が印加された第1電極及び第2電極から電界が発生した液晶層において、第1の構造物により負の誘電率異方性を有する液晶分子の傾斜方向を制御すると共に第2の構造物により第1の構造物の分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。更に、第1の構造物の分断部分では、液晶層を通過する光量が増加すると共に液晶分子がより垂直に配向され光漏れが少なくなる。
また、上記液晶表示装置における第1電極は、第1又は第2基板のうちの少なくとも一方に設けられた段差により液晶層の厚さが薄い領域に対応して配置された反射電極と、液晶層の厚さが厚い領域に対応して配置された透過電極とを備え、第2の構造物は、反射電極及び透過電極の境界に沿って設けられることを特徴とする。
また、上記液晶表示装置における第1電極は、第1又は第2基板のうちの少なくとも一方に設けられた段差により液晶層の厚さが薄い領域に対応して配置された反射電極と、液晶層の厚さが厚い領域に対応して配置された透過電極とを備え、第2の構造物は、反射電極及び透過電極の境界をまたいで設けられることを特徴とする。
本発明にあっては、第2の構造物を、第1又は第2基板のうちの少なくとも一方に設けられた段差により液晶層の厚さが薄い領域に対応して配置された反射電極及び液晶層の厚さが厚い領域に対応して配置された透過電極の境界に沿って設けることで、電圧印加時に電界が発生した液晶層において反射電極及び透過電極の境界近傍に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。
また、上記液晶表示装置における第1基板及び第2基板は、それぞれアレイ基板及び対向基板であり、第1電極は、アレイ基板上に交差して配線された複数の走査線及び複数の信号線の各交差部に配置された画素電極であり、第2電極は、対向基板上に配置された対向電極であって、第1の構造物は、対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向の少なくとも一方向に断続的に設けられると共に、第2の構造物は、画素電極において、第1の構造物間の分断部分に対向して設けられることを特徴とする。
本発明にあっては、第1の構造物を、対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向の少なくとも一方向に断続的に設けるようにしたことで、第1及び第2の構造物を画素電極の面積に応じて信号線方向や走査線方向に対して調整して配置することができ、例えば、大きな画素電極を有する大型の液晶表示装置においても適用可能となる。
更に、上記液晶表示装置における第1の構造物は、対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向に複数設けられ、第2の構造物は、画素電極において、走査線方向の第1の構造物間の分断部分に対向して設けられると共に信号線方向で一体的に形成されたものであることを特徴とする。
また、上記液晶表示装置における第1の構造物は、対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向に複数設けられ、第2の構造物は、画素電極において、信号線方向の第1の構造物間の分断部分に対向して設けられると共に走査線方向で一体的に形成されたものであることを特徴とする。
上記液晶表示装置における第1の構造物は、対向電極上においてアレイ基板側に突出して設けられた誘電体の突起物であり、第2の構造物は、画素電極が一部除去されて設けられたスリットであることを特徴とする。
本発明にあっては、対向電極上においてアレイ基板側に突出して設けられた突起物により液晶分子の傾斜方向を制御すると共に、画素電極が一部除去されて設けられたスリットにより、突起物の分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。
上記液晶表示装置における第1の構造物は、対向電極が一部除去されて設けられたスリットであり、第2の構造物は、画素電極が一部除去されて設けられたスリットであることを特徴とする。
本発明にあっては、対向電極が一部除去されて設けられたスリットにより液晶分子の傾斜方向を制御すると共に、画素電極が一部除去されて設けられたスリットにより、胎教電極のスリットの分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。
上記液晶表示装置における第1の構造物は、対向電極上において前記アレイ基板側に突出して設けられた突起物であり、第2の構造物は、突起物の分断部分に対向して画素電極上において前記対向基板側に突出して設けられた突起物であることを特徴とする。
本発明にあっては、第2電極上に断続的に設けられた突起物により液晶分子の傾斜方向を制御すると共に、突起物の分断部分に対向して第1電極上に設けられた突起物により第2電極上における突起物の分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。
上記液晶表示装置における対向電極上の突起物は、一方向に伸びて設けられると共に、画素電極のスリットは、突起物が伸びた方向に対して垂直方向に伸びて設けられることが望ましい。
上記液晶表示装置における対向電極のスリットは、一方向に伸びて設けると共に、画素電極のスリットは、対向電極のスリットが伸びた方向に対して垂直方向に伸びて設けられることが望ましい。
本発明の液晶表示装置によれば、液晶分子の傾斜方向のばらつきに起因した表示のざらつきを抑制しつつ透過率やコントラストなどの表示品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態に係る液晶表示装置の斜視図である。同図に示すように、液晶表示装置1は、第1基板としてのアレイ基板101と、アレイ基板101に対向して配置された第2基板としての対向基板102と、両基板の間隙に保持される液晶層104と、を備える。液晶層104は負の誘電率異方性を有する液晶分子から構成され、液晶分子は両基板に対して垂直に配向されている。アレイ基板101と対向基板102とは外縁シール部材103で貼り合わせられており、外縁シール部材103で規定される領域内には表示領域110が設けられている。更に、表示領域110の外周に沿って周辺領域120が設けられている。また、液晶表示装置1は、アレイ基板101の背面に配置された図示しないバックライトからの照明光を光源として画像表示を行う透過型の液晶表示装置とする。
次に、液晶表示装置1のアレイ基板101上に配置された回路について図2を用いて説明する。同図に示すように、アレイ基板101上の中央に位置する表示領域110の周囲の周辺領域120には走査線駆動回路121と、信号線駆動回路122と、対向電極駆動回路123とが配置される。
走査線駆動回路121は、平行に配線されたm本の走査線Y1〜Ymを駆動する。信号線駆動回路122は、平行に配線されたn本の信号線X1〜Xnを駆動する。表示領域110には、m本の走査線Y1〜Ym及びn本の信号線X1〜Xnの各交差部にスイッチング素子として薄膜トランジスタ140(以下、画素TFTと称する)と、第1電極としての画素電極131と、補助容量電極151及び補助容量線152で構成された補助容量150とが配置される。
具体的には、画素TFT140のドレイン端子が信号線Xに接続され、ソース端子が補助容量電極151及び画素電極131に並列に接続され、ゲート端子が走査線Yに接続される。液晶層104を挟んだ対向基板102上においては、全ての画素電極131に対向するように第2電極としての対向電極173が配置される。ここで補助容量電極151は画素電極131と同電位に設定される。対向電極駆動回路123は、各補助容量線152及び対向電極173に接続され、各補助容量線152及び対向電極173に所定の電位を供給する。
次に、アレイ基板101の詳細について断面図を用いて説明する。図3は、図2で示した表示領域110における走査線Yと信号線Xの交差箇所近傍におけるアレイ基板101の断面図である。同図に示すように、アレイ基板101においては、背面に偏光板PL1が設けられたガラス基板などの透明な絶縁性基板111上にアンダーコート層112が形成されており、アンダーコート層112上にはポリシリコン膜により形成された半導体層141が画素TFT140を構成する。ここで半導体層141は、チャネル領域141Cと、その両側にそれぞれ不純物をドープすることで形成されたドレイン領域141Dと、ソース領域141Sとを備えている。
更に、半導体層141及び補助容量電極151の上には、ゲート絶縁膜142が形成される。このゲート絶縁膜142上には、ゲート電極143に一体化した走査線Yと、補助容量線152とが形成される。補助容量線152は、走査線Yと同一の材料で形成され、走査線Yに対して略平行に形成される。ここでは補助容量線152の一部が補助容量電極151に対向して形成され補助容量150を構成している。
ゲート絶縁膜142、ゲート電極143、走査線Y及び補助容量線152の上には、層間絶縁膜113が形成される。この層間絶縁膜113上には、ドレイン電極144に一体化した信号線Xと、ソース電極145と、コンタクト電極153が形成される。信号線Xは、走査線Y及び補助容量線152に対して略直交するように形成される。ここで信号線X、走査線Y及び補助容量線152には遮光性を有する低抵抗材料が適しており、ここでは例えば、走査線Y及び補助容量線152にはモリブデン−タングステンを使用し、信号線Xにはアルミニウムを使用する。
また、ドレイン電極144およびソース電極145は、ゲート絶縁膜142及び層間絶縁膜113を貫通するコンタクトホール114Aおよび114Bをそれぞれ介して画素TFT140を構成する半導体層141のドレイン領域141Dおよびソース領域141Sにそれぞれ接続される。また、コンタクト電極153は、ゲート絶縁膜142及び層間絶縁膜113を貫通するコンタクトホール154を介して補助容量電極151に接続される。
コンタクト電極153が同一材料で形成された信号線Xに接続されているので、画素TFT140のソース電極145、画素電極131及び補助容量電極151は常に同電位になる。
更に、層間絶縁膜113、ドレイン電極144,ソース電極145,走査線Y、信号線Xおよびコンタクト電極153の上には、透明樹脂層115が形成される。この透明樹脂層115の上には、酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide、以下ITOと称する)などの光透過性導電部材によって画素電極131が形成される。画素電極131は、透過型の液晶表示装置1における透過電極として機能する。このようにして、画素電極131が、第1電極としてアレイ基板上の対向基板側に配置される。
更に、画素電極131は、透明樹脂層115を貫通するコンタクトホール117を介して、画素TFT140のソース電極145に接続される。透明樹脂層115及び画素TFT140の上には、配向膜119が形成される。
次に、図4の断面図を用いて更に具体的に説明する。図4は、表示領域110と周辺領域120の境界近傍における液晶表示装置の断面図である。同図に示すように、表示領域110では、アレイ基板101の絶縁性基板111上に形成された透明樹脂層115の上に、柱状スペーサ118が形成される。ここで柱状スペーサの高さは例えば2.0μmとする。更に、柱状スペーサ118までも覆うように透明樹脂層115及び画素電極131の上に配向膜119が形成される。配向膜119は、液晶層104を構成する液晶分子をアレイ基板101に対してほぼ垂直に配向させる。ここで周辺領域120では、光漏れを防止するためにアレイ基板101の絶縁性基板111上には遮光膜116を形成する。
一方で、アレイ基板101に外縁シール部材103で貼り合わせられた対向基板102は、背面に偏光板PL2が設けられたガラス基板などの透明な絶縁性基板171を備えている。表示領域110では、絶縁性基板171上の液晶層104側に赤色のカラーフィルタ層172R、緑色のカラーフィルタ層172G、青色のカラーフィルタ層172Bが形成され、更にその上には、全ての画素電極131に対向するように対向電極173が形成される。このようにして対向電極173が、第2電極として第1電極である画素電極131に対向して対向基板102上のアレイ基板側に配置される。
ここで対向電極173には、光透過性の高い導電性材料としてITOを使用する。更に、対向電極173上には配向膜174が形成される。配向膜174は、液晶層104を構成する液晶分子を対向基板102に対してほぼ垂直に配向させる。
このような構成により、液晶表示装置1において画像を表示する際には、走査線駆動回路121により走査線Y1〜Ymを順次駆動して各画素TFT140をオンすると共に、信号線駆動回路122により信号線X1〜Xnを駆動して、各画素TFT140の画素電極131及び補助容量電極151に映像信号が供給される。このとき液晶層104を挟んで画素電極131に対向した対向電極173及び各補助容量線152には対向電極駆動回路123から所定の電位が供給されるので、画素電極131及び補助容量150では映像信号に相当する電圧が保持される。このようにして画素TFT140に映像信号が書き込まれる。
更に、各画素TFT140の画素電極131と対向電極173との間で映像信号の値に応じた電位差により液晶層104中に電界が発生し、発生した電界により負の誘電率異方性を有する液晶分子が配向する。液晶分子は、電極間に電圧を印加していない状態又は閾値未満の電圧を印加した状態では基板に対して概略垂直に配向しており、閾値以上の電圧を印加した状態では基板に対して傾斜する又は概略平行に配向する。ここで液晶分子の傾斜する方位は発生する電界によって概略規定される。そして、アレイ基板101の背面に位置するバックライトからの照射光が、液晶層104を通過すると共に各色のカラーフィルタ172を透過する。これにより、表示領域110において画像が表示される。
本実施の形態では、間隙を置いて対向配置された第1基板としてのアレイ基板101及び第2基板としての対向基板102と、アレイ基板101上の対向基板側に配置された第1電極としての画素電極131と、画素電極131と対向して対向基板102上のアレイ基板側に配置された第2電極としての対向電極173と、間隙に保持され両基板に対して垂直に配向された負の誘電率異方性を有する液晶分子からなる液晶層104とを備えた液晶表示装置1において、液晶分子の傾斜方向を制御する第1の構造物を対向電極173に断続的に設けると共に、第2の構造物を断続的に設けられた第1の構造物の分断部分に対向して画素電極131に設ける。
以下、図を用いて具体的に説明する。図5は、液晶表示装置に設けられた第1の構造物と第2の構造物とを説明するためにアレイ基板上を概略的に示した平面図である。図6は図5のA−A部の断面図、図7は、図5のB−B部の断面図、図8は、図5のC−C部の断面図をそれぞれ概略的に示している。図6〜図8の断面図では、第1基板としてのアレイ基板101、第1電極としての画素電極131、第2基板としての対向基板102、第2電極としての対向電極173をそれぞれ概略的に示し、それ以外の構成部材については省略した。
図5に示すように、アレイ基板上に交差して配線された走査線Yと信号線Xとの交差部に画素TFT140と、画素電極131とが配置されている。対向基板102には、第1の構造物として点線で示した突起物201a、201bが対向電極173上に断続的に設けられている。ここで突起物201a、201bは、対向電極173において画素電極131に対応する領域に信号線方向に断続的に設けられる。突起物201a、201bは、高さ1μm、幅6umのサイズでアレイ基板側に突出しており、画素電極131の中心付近で分断されている。この分断は画素電極131毎に繰り返される。また、突起物201a、201bは、信号線Xと平行な信号線方向に伸びて設けられる。ここで突起物201a、201bには誘電体を使用し、液晶中に発生した電界がこの突起物を避けるように誘電率の値を定めている。このように誘電体の突起物201a、201bを断続的に設けることで、分断部分では、液晶層104を通過する光量を増加させることができる。これにより、光の透過率が向上する。
一方で、画素電極131において、断続的に設けられた突起物201aと201bとの間の分断部分に対向して、第2の構造物として画素電極131が一部除去されてスリット202が設けられている。スリット202は、突起物201a、201bが伸びた信号線方向に対して垂直な走査線方向に伸びて設けられている。ここでは走査線方向の長さが10μm、信号線方向の幅が4μmとする。
次に、このような構成の液晶表示装置1において画像表示を行う場合の液晶分子の配向状態の変化について引き続いて図を用いて説明する。図6〜8の断面図では、電圧を印加していない状態において、アレイ基板101上の画素電極131、対向基板102上の対向電極173それぞれの表面付近における液晶分子の状態を概略的に示している。
図6、8の断面図に示すように、対向基板102側の矩形で示した液晶分子は、対向電極173及び突起物201a、201bの表面に対して垂直に配向されている。同図に示すように突起物の表面付近に存在する液晶分子の配向は対向基板に対して垂直になりにくくなるが、ここでは突起物201a、201bを断続的に設けることで突起物201a、201bが存在しない分断部分の液晶分子をより垂直に配向することができ、電圧を印加していない状態において光漏れが少なくなるので、良好な黒表示が可能になりコントラストが向上する。一方で、図7、8の断面図に示すように、アレイ基板101側の液晶分子は、画素電極131及びスリット202の表面に対して垂直に配向されている。
次に、このような構成の液晶表示装置1において画像を表示する際に、画素電極131及び対向電極173に電圧が印加された場合の液晶分子の配向状態について引き続いて図9〜12を用いて説明する。図9〜11の断面図は、図6〜8の液晶分子の電圧を印加していない状態から電圧を印加した場合のアレイ基板101上の画素電極131、対向基板102上の対向電極173それぞれの表面付近における液晶分子の状態を概略的に示している。同図に示すように、画素電極131と対向電極173との間で印加された映像信号の値に応じて電位差が生じ、液晶層104中に発生した電界により液晶分子が配向する。ここでは発生した電界の分布を電気力線で示している。
図9、11の断面図に示すように対向電極173付近で発生した電界は、突起物201a、201bを避けるように分布する。これにより、電圧を印加していない状態において対向基板102側で対向電極173及び突起物201a、201bの表面に対して垂直に配向されていた液晶分子は、突起物201a、201bの内側に向かって傾斜する。
一方で、図10、11の断面図に示すように、画素電極131付近で発生した電界は、スリット202を避けるように分布する。これにより、電圧を印加していない状態においてアレイ基板101側で画素電極131及びスリット202の表面に対して垂直に配向されていた液晶分子は、スリット202の外側に向かって傾斜する。
図12は、液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の傾斜方向の向きを説明するための平面図である。図中の矢印は液晶分子の傾斜方向を示している。同図に示すように、断続的に設けられた突起物201a、201bにより、液晶分子の傾斜方向が突起物201a、201bの内側方向に制御される。一方で、断続的に設けられた突起物201a、201bの分断部分に対向して設けられたスリット202により、突起物201a、201bの分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向がスリット202の外側方向に制御される。これにより、液晶表示装置1において各画素における液晶分子の傾斜方向のばらつきが抑制されるので、表示のざらつきを抑制することができる。
したがって、本実施の形態によれば、液晶表示装置1において突起物201a、201bを対向基板102上の対向電極173上に断続的に設けると共に突起物201a、201bの分断部分に対向してアレイ基板101上の画素電極131を一部除去してスリット202を設けたことで、電圧が印加された画素電極131及び対向電極173から電界が発生した液晶層104において、突起物201a、201bにより垂直に配向された負の誘電率異方性を有する液晶分子の傾斜方向を制御すると共にスリット202により突起物201a、201bの分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。更に、突起物201a、201bの分断部分では、液晶層104を通過する光量が増加すると共に液晶分子がより垂直に配向され光漏れが少なくなるので、良好な黒表示が可能になる。よって、液晶分子の傾斜方向のばらつきに起因した表示のざらつきを抑制しつつ透過率やコントラストなどの表示品位を向上させることができる。
また、突起物201a、201bは、一方向に伸びて断続的に設けると共に、スリット202は、突起物201a、201bが伸びた方向に対して垂直方向に伸びて設けることが望ましい。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る液晶表示装置の構成は、第1の実施の形態で説明したものと基本的な構成は同様である。以下では、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
第1の実施の形態と異なる点は、図13の平面図に示すように、第1の構造物として対向基板102上の対向電極173に突起物201a、201bではなく、対向電極173を一部除去したスリット203a、203bを断続的に設ける点である。アレイ基板101には断続的に設けられたスリット203a、203bの分断部分に対向して、第2の構造物として画素電極131を一部除去したスリット202を設ける。
スリット203a、203bは、対向電極173において画素電極131に対応する領域に信号線方向に断続的に設けられる。ここでは信号線Xと平行な信号線方向に伸びて断続的に設けられ、この分断は画素電極131毎に繰り返される。スリット203a、203bの幅は、4μmとする。
スリット202は、画素電極131において、スリット203aと203bとの間の分断部分に対向して設けられ、スリット203a、203bが伸びた信号線方向に対して垂直方向に伸びて設けられている。ここでは第1の実施の形態と同様に、走査線Y方向の長さが10μm、信号線X方向の幅が4μmとする。
図14〜16の断面図は、図13の液晶表示装置1において画像を表示する際に、画素電極131及び対向電極173に電圧が印加された場合の液晶分子の配向状態を説明するための図である。同図に示すように、画素電極131と対向電極173との間で映像信号の値に応じた電位差が生じ、液晶層104中に発生した電界により液晶分子が配向する。ここでも発生した電界の分布を電気力線で示している。
図14、16の断面図に示すように対向電極173付近で発生した電界は、対向電極173のスリット203a、203bを避けるように分布する。これにより、電圧を印加していない状態において対向基板102側で対向電極173及びスリット203a、203bの表面に対して垂直に配向されていた液晶分子は、対向電極173のスリット203a、203bの内側に向かって傾斜する。
一方で、図15、16の断面図に示すように、画素電極131付近で発生した電界は、スリット202を避けるように分布する。これにより、電圧を印加していない状態においてアレイ基板101側で画素電極131及びスリット202の表面に対して垂直に配向されていた液晶分子は、画素電極131のスリット202の外側に向かって傾斜する。このように液晶表示装置1において各画素における液晶分子の傾斜方向のばらつきが抑制されるので、表示のざらつきを抑制することができる。
したがって、第2の実施の形態によれば、断続的に設けられた対向電極173のスリット203a、203bにより、液晶分子の傾斜方向がスリット203a、203bの内側方向に制御されると共に、断続的に設けられたスリット203a、203bの分断部分に対向して設けられたスリット202により、スリット203a、203bの分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向がスリット202の外側方向に制御される。更に、第2の実施の形態では、対向電極173上には誘電体の突起物が存在しないので、第1の実施の形態と比べて、液晶層104を通過する光量がより増加すると共に垂直に配向された液晶分子による光漏れもより少なくなる。よって、液晶分子の傾斜方向のばらつきに起因した表示のざらつきを抑制しつつ透過率やコントラストなどの表示品位を向上させることができる。
次に、上記各実施の形態の効果に関する理解を容易にするために、第1及び第2の比較例としての液晶表示装置について図17,18を用いて詳細に説明する。図17は、第1の比較例(比較例1)としての液晶表示装置において設けられた構造物の配置を概略的に示した平面図及び断面図である。同図に示すように、第1の比較例では、構造物として誘電体の突起物204が対向基板102の対向電極173上に設けられている。誘電体の突起物204は、ここでは信号線Xと平行な方向に途切れることなく伸びている。突起物204は、高さ1μm、幅6umのサイズでアレイ基板側に突出している。
図18は、第2の比較例(比較例2)としての液晶表示装置において設けられた構造物の配置を概略的に示した平面図及び断面図である。同図に示すように、対向基板102には、構造物として誘電体の突起物201a、201bが対向電極173上に断続的に設けられており、画素電極131の中心付近で分断されている。また、突起物201a、201bは、信号線Xと平行な方向に伸びて断続的に設けられており、この分断は画素電極131毎に繰り返される。また、突起物201a、201bは、高さ1μm、幅6umのサイズでアレイ基板側に突出している。尚、比較例2では第1の実施の形態とは異なり、断続的に設けられた突起物201a、201bの分断部分に対向して、画素電極131にスリット202は設けられていない。
図19は、比較例1及び比較例2と上記第1の実施の形態(実施例1)及び上記第2の実施の形態(実施例2)とそれぞれにおいて画像を表示した際のざらつき感の有無について比較した結果を示している。同図の結果から、比較例2のように、突起を201aと201bとに分断させるだけでは、分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向が統一されないために、結果として表示にざらつき感が生じることになる。一方で、実施例1のように、突起を201aと201bとに分断し、この分断部分に対向してアレイ基板101上の画素電極131にスリット202を設けることにより、分断部分に存在する液晶分子の傾斜方向が統一され、結果として、表示のざらつき感を無くすことができることを示している。
図20は、比較例1及び比較例2と上記実施例1及び実施例2とそれぞれにおいて画像を表示した際の透過率比と正面コントラスト比について比較した結果を示している。ここでは、比較例1の透過率、正面コントラストの値を1.00として規格化して示している。同図の結果から、比較例1と比べると実施例1、実施例2及び比較例2は、透過率比及びコントラスト比が向上している。これは、誘電体の突起物が分断して設けられた実施例1及び比較例2では、比較例1と比べると画素電極に対して誘電体の突起物が占める割合が小さくなるので、透過光を遮るものが無くなり透過率が向上する。また実施例2では誘電体の突起物が存在しないので、実施例2は実施例1よりも透過率が高くなっている。
一方、正面コントラストは、一般に液晶分子が基板に対して垂直の状態で光を遮蔽することによって向上するが、基板上に誘電体の突起物がある場合には、突起物付近では液晶分子が斜め方向に配向するために完全に光が遮蔽されず、正面コントラストが低下する。このことから誘電体の突起物の面積が大きい比較例1に比べて、突起物を分断した実施例1及び比較例2では正面コントラストが向上している。また、実施例2においては誘電体の突起物が存在しないので、実施例1よりも正面コントラストが高くなっている。
尚、上記の各実施の形態においては、第1の構造物として対向電極上に誘電体の突起物を断続的に設けると共に第2の構造物として誘電体の突起物の分断部分に対向して画素電極を一部除去してスリットを設ける構成や、第1の構造物として対向電極を一部除去してスリットを断続的に設けると共に第2の構造物としてスリットの分断部分に対向して画素電極を一部除去してスリットを設ける構成としたがこれに限られるものではない。
例えば、第1の構造物として対向電極上に誘電体の突起物を断続的に設けると共に、第2の構造物として突起物の分断部分に対向して画素電極上に誘電体の突起物を設けるようにしてもよいし、第1の構造物として対向電極を一部除去したスリットを断続的に設けると共に、第2の構造物として対向電極のスリットの分断部分に対向して画素電極上に誘電体の突起物を設けるようにしてもよい。このような構成においても、上記各実施の形態とほぼ同様な効果を奏することができる。
[第3の実施の形態]
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る液晶表示装置は、マルチギャップ型の半透過液晶表示装置である。基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるが、以下では、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
第1の実施の形態と異なる点は、図21の平面図に示すように、画素電極が、対向基板に設けられた段差300により液晶層の厚さが薄い反射領域に対応して配置された反射電極2と、液晶層の厚さが厚い透過領域に対応して配置された透過電極3とから構成される点である。また、第2の構造物としてのスリット202aを、反射電極2及び透過電極3の境界に沿って設ける点である。
ここで第2の構造物としてのスリット202aは、対向基板の対向電極173上に断続的に設けられた突起物201a、201bの分断部分に対向して、透過電極3を一部除去して設けている。スリット202bも、同様にして、対向電極173上に断続的に設けられた突起物201b、201cの分断部分に対向して透過電極3を一部除去して設けている。突起物201a〜201cは、高さ1μm、幅6μmとし、透過電極3のスリット202a、202bは、長さ10μm、幅4μmとする。ここでも突起物201a〜201cには誘電体を使用し、液晶中に発生した電界がこの突起物を避けるように誘電率の値を定めている。また、反射電極2には、アルミニウム(以下、Alと称する)を使用し、透過電極3には、第1の実施の形態で使用した光透過性の導電部材であるITOを使用する。
図22は、図21のA−A部の断面図である。同図に示すように、アレイ基板及び対向基板を貼りあわせると共に、対向基板に段差300を設けてマルチギャップ構造としている。ここではセルギャップを3.8μmとし、段差300の膜厚を2μmとしている。反射電極2であるAlは、表面が凹凸の有機絶縁膜304上に形成し、入射した光を散乱しやすくしている。アレイ基板側及び対向基板側の液晶層104に接する面には図示しない厚さ70nmの配向膜がそれぞれ形成されている。配向膜により、電圧を印加していない状態では、液晶層104において透過領域に存在する液晶分子LC1、反射領域と透過領域の境界近傍に存在する液晶分子LC2は、それぞれプレチルト角で傾斜して垂直に配向されている。
図23は、図22で示した電圧を印加していない状態から電圧を印加した場合の液晶分子の状態を示している。同図に示すように、透過電極3及び反射電極2と対向電極173との間で印加された映像信号の電圧に応じた電位差が生じ、液晶層104中に発生した電界により液晶分子LC1、LC2が配向する。ここでは発生した電界の分布を電気力線(図中の点線)で示している。
対向電極173表面から発生した電界は、スリット202aを避けるように分布する。これにより、透過領域に存在する液晶分子LC1は右側に傾斜する。一方で、反射領域と透過領域の境界近傍に存在する液晶分子LC2は左側に傾斜する。このように電圧を印加していない状態においてプレチルト角で傾斜して垂直に配向されていた液晶層104中の液晶分子は、プレチルト角と同一方向に傾斜する。よって、液晶分子が有するプレチルト方向と電圧印加時のチルト方向が同一になり、液晶の動作が速くなるので、残像感の無い良好な表示を得ることができる。
したがって、第3の実施の形態によれば、第2の構造物としてのスリット202aを、対向基板の対向電極173上に断続的に設けられた誘電体の突起物201a、201bの分断部分に対向して、反射電極2及び透過電極3の境界に沿って設けることで、電圧印加時に電界が発生した液晶層104において反射電極2及び透過電極3の境界近傍に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。これにより、第1の実施の形態の効果に加えて、液晶分子が有するプレチルト方向と電圧印加時のチルト方向が同一になり、液晶の動作が速くなるので、残像感の無い良好な表示を得ることができる。
また、第2の構造物としてのスリット202aを、反射電極2及び透過電極3の境界をまたいで設けるようにしてもよい。このような構成においても、上記各実施の形態とほぼ同様な効果を奏することができる。
[比較例]
ここで第3の実施の形態の理解を容易にするために、比較例として第2の構造物としてのスリット202aを、反射電極2及び透過電極3の境界に沿って設けない場合の半透過型液晶表示装置について図24〜26を用いて説明する。
図24の平面図に示すように、比較例では、基本的な構成は図21の構成と同様であり、異なる点は、スリット202aが存在しない点である。スリット202bは、対向電極173上に断続的に設けられた誘電体の突起物201b、201cの分断部分に対向して透過電極3を一部除去して設けている。
図25は、図24のA−A部の断面図を示している。同図に示すように、ここでも電圧を印加していない状態では、液晶層104において透過領域に存在する液晶分子LC1、反射領域と透過領域の境界近傍に存在する液晶分子LC2は、それぞれプレチルト角で傾斜して垂直に配向されている。
図26は、図25で示した電圧を印加していない状態から電圧を印加した場合の液晶分子の状態を示している。同図に示すように、透過電極3及び反射電極2と対向電極173との間で印加された映像信号の電圧に応じた電位差が生じ、液晶層104中に発生した電界により液晶分子LC1,LC2が配向する。ここでも発生した電界の分布を電気力線(図中の点線)で示している。対向基板の対向電極173表面から発生した電界により、透過領域に存在する液晶分子LC1は、プレチルト角と同一方向(図中では右側)に傾斜するので動作が速い。一方で、反射領域と透過領域の境界近傍に存在する液晶分子LC2は、プレチルト角と逆方向(図中では右側)に傾斜するため、動作が遅くなる。
このような構成において、黒表示、灰色表示、黒と白のチェッカーパターン表示、白色表示と順に切り換えて表示した場合、チェッカーパターンが数秒間残像として残るという不具合が観察された。
このように、比較例では、段差300を有する対向基板の対向電極173表面から発生した電界により、反射領域と透過領域の境界近傍に存在する液晶分子が有するプレチルト方向と電圧印加時のチルト方向が逆方向になり、液晶の動作が非常に遅くなるために表示の際に残像不良が発生してしまう。
そこで、上記のように第3の実施の形態では、スリット202aを、対向基板の対向電極173上に断続的に設けられた誘電体の突起物201a、201bの分断部分に対向して、反射電極2及び透過電極3の境界に沿って設けることで、電圧印加時に電界が発生した液晶層104において反射電極2及び透過電極3の境界近傍に存在する液晶分子の傾斜方向を制御することができる。これにより、液晶分子が有するプレチルト方向と電圧印加時のチルト方向が同一になり、液晶の動作が速くなるので、残像感の無い良好な表示を得ることができる。
尚、第3の実施の形態のマルチギャップ型の半透過液晶表示装置においては、反射電極2及び透過電極3の境界に、第2の構造物として透過電極3を一部除去したスリット202aを設けたが、これに限られるものではなく、誘電体の突起物を設けてもよい。このような場合においても本実施の形態と同様な効果を奏することができる。
また、第3の実施の形態の半透過液晶表示装置においては、段差を対向基板に設けることで、液晶層の厚さが異なるマルチギャップ構造としたが、これに限られるものではなく、段差をアレイ基板に設ける又はアレイ基板及び対向基板の両方に設けるような構造にしてもよい。このような場合においても本実施の形態と同様な効果を奏することができる。
次に、第3の実施の形態において反射領域と透過領域との境界に設けたスリットの構成について図27、28を用いて説明する。図27は、半透過型の液晶表示装置のアレイ基板の断面図を概略的に示している。同図に示すように、アレイ基板においてポリシリコン膜302と、酸化膜301と、補助容量線(CS線)305と、パシベーション膜303とが順に積層された絶縁性基板111上に有機絶縁膜304が形成される。更にその上に形成された反射電極2であるAlが、コンタクトホールを介してCS線に接続されている。反射電極2の上に、透過電極3としてITOが形成されている。ここでは反射電極2、透過電極3の順で積層した場合について示しており、この場合には透過電極3が反射電極2の段差を乗り越える構造になる。
図28は、アレイ基板上を概略的に示した平面図である。反射電極2の中央はCS線305と接続するためのコンタクト部306が設けられている。同図に示すように反射領域と透過領域との境界において、透過電極3のスリット202aを反射電極2から離して設ける。ここではスリット202aを、境界となる反射電極2の端から1μm離して配置している。このように反射電極2による段差部から透過電極3のスリット202aを離して設けることで、段差部で透過電極3が断線するのを防止できるので、点欠陥に起因した歩留まりが向上する。
また、第3の実施の形態において、反射電極と透過電極との境界に設けるスリットは、反射電極から離して設けることで、反射電極2による段差部で透過電極3が断線するのを防止するようにしたが、これに限られるものでない。第1の応用例としては、図29に示すように、反射電極2を、スリット202aの両端を避けるように切り欠いた構成にする。これにより、スリット202aの両端で透過電極3が細くなった部分を、切り欠かかれた反射電極2による段差部から離すことができ、段差部で透過電極3が断線するのを防止できる。第2の応用例としては、図30に示すように、スリット202a付近の反射電極2の形状を左右非対称で、スリット202aの左右でスリットからの距離が異なるような構成にする。ここでは反射電極の左端を切り欠いた場合を示している。これにより、スリット202aの左端で透過電極3が細くなった部分を、反射電極2による段差部から離すことができ、反射電極の面積を維持しつつ段差部で透過電極3が断線するのを防止できる。その他の例としては、反射電極の端部が順テーパーとなるように形成することで、段差部の角度を滑らかにして透過電極3が断線するのを防止するようにしてもよい。
[第4の実施の形態]
次に、第4の実施の形態について説明する。本実施の形態に係る液晶表示装置は、基本的な構成は第1の実施の形態と同様であるが、以下では、第1の実施の形態と異なる点を中心に説明する。
第1の実施の形態と異なる点は、図31の平面図に示すように、第1の構造物としての誘電体の突起物201a〜201dを、対向電極173において画素電極131に対応する領域に信号線方向だけでなく、走査線方向にも断続的に設けると共に、第2の構造物としてのスリット202a〜202dを、画素電極131において、突起物201a〜201d間の分断部分に対向して設ける点である。ここではスリット202aを突起物201aと201bとの間の分断部分に、スリット202bを突起物201c及び201dの間の分断部分に、スリット202cを突起物201a及び201cの間の分断部分に、スリット202dを突起物201b及び201dの間の分断部分にそれぞれ設ける。尚、ここで画素電極131は、走査線方向の画素ピッチは120マイクロメートル、信号線方向の画素ピッチは360マイクロメートルとし、第1の実施の形態と比べて大きなサイズの電極を使用するものとする。
このように突起物201a〜201dを、信号線方向だけでなく走査線方向にも拡張して配置することで、面積の大きな画素電極を有する大型の液晶表示装置においても適用可能となる。
したがって、本実施の形態によれば、上記実施の形態の効果に加えて、第1の構造物を、対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向とに断続的に設けるようにしたことで、第1及び第2の構造物を画素電極の面積に応じて信号線方向や走査線方向に対して拡張して配置することができるので、例えば、大型の画素電極を有する液晶表示装置においても適用することが可能になり、第1の実施の形態と同様な効果を奏することができる。
また、図32の平面図に示すように、第2の構造物としてのスリット202cを、走査線方向の突起物201a及び201cの間の分断部分に対向して設けると共に、突起物201b及び201dの間の分断部分に対向して設けて信号線方向で一体的に形成することで、図31の構成と比較して製造が容易となる。
更に、図33の平面図に示すように、走査線方向の突起物201a及び201cの間の分断部分と、突起物201b及び201dの間の分断部分とのそれぞれに対向して信号線方向で一体的に形成した設けスリット202を、信号線方向の突起物201a及び201bの間の分断部分と、突起物201c及び201dの間の分断部分とのそれぞれに対向するように走査線方向で一体的に形成することで、より製造が容易となる。
また、上記各実施の形態においては、対向電極173上において、画素電極131に対応する領域に断続的に設ける第1の構造物の形状は、信号線方向に伸びた長方形としたが、これに限られるものではない。例えば、第1の実施の形態において図5の平面図で示した第1の構造物としての突起物201aと201bの形状を、図34の平面図に示すように、突起物201aと201bが互いに異なる面積の矩形、図35の平面図に示すように突起物201a、201bの形状が六角形、図36の平面図に示すように突起物201a、201bの形状が楕円形としても、第1の構造物の分断部分に対向して第2の構造物を設けることで、上記各実施の形態と同様な効果を奏することができる。
第1の実施の形態に係る液晶表示装置の斜視図である。 上記液晶表示装置のアレイ基板上に配置された回路を示す図である。 上記液晶表示装置の表示領域に配線された走査線と信号線との交差部近傍におけるアレイ基板の断面図である。 上記液晶表示装置において表示領域と周辺領域との境界近傍における断面図である。 上記液晶表示装置に設けられた第1及び第2の構造物の配置を概略的に示した平面図である。 上記平面図におけるA−A部の断面図である。 上記平面図におけるB−B部の断面図である。 上記平面図におけるC−C部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したA−A部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したB−B部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したC−C部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の傾斜方向を示した平面図である。 第2の実施の形態に係る液晶表示装置に設けられた第1及び第2の構造物の配置を概略的に示した平面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したA−A部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したB−B部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したC−C部の断面図である。 第1の比較例としての液晶表示装置において設けられた構造物の配置を概略的に示した図である。 第2の比較例としての液晶表示装置において設けられた構造物の配置を概略的に示した図である。 画像表示のざらつきについて第1及び第2の実施の形態と第1及び第2の比較例とを比較した結果を示す図である。 透過率比と正面コントラスト比について第1及び第2の実施の形態と第1及び第2の比較例とを比較した結果を示す図である。 第3の実施の形態に係る半透過型の液晶表示装置に設けられた第1及び第2の構造物の配置を概略的に示した平面図である。 上記液晶表示装置におけるA−A部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したA−A部の断面図である。 比較例としての半透過型の液晶表示装置に設けられた第1及び第2の構造物の配置を概略的に示した平面図である。 上記液晶表示装置におけるA−A部の断面図である。 上記液晶表示装置において画像表示時の液晶分子の配向状態を示したA−A部の断面図である。 上記液晶表示装置のアレイ基板の断面図である。 上記アレイ基板上において反射領域と透過領域との境界に設ける第2の構造物の配置を概略的に示した平面図である。 上記アレイ基板上において反射領域と透過領域との境界に設ける第2の構造物の配置の第1の応用例を概略的に示した平面図である。 上記アレイ基板上において反射領域と透過領域との境界に設ける第2の構造物の配置の第2の応用例を概略的に示した平面図である。 第4の実施の形態に係る液晶表示装置に設けられた第1及び第2の構造物の配置を概略的に示した平面図である。 上記液晶表示装置において第2の構造物のレイアウトを変形させた場合の第1の変形例を示した平面図である。 上記液晶表示装置において第2の構造物のレイアウトを変形させた場合の第2の変形例を示した平面図である。 第1の実施の形態に係る液晶表示装置において第1の構造物の形状を変形させた場合の第1の変形例を示した平面図である。 上記液晶表示装置において第1の構造物の形状を変形させた場合の第2の変形例を示した平面図である。 上記液晶表示装置において第1の構造物の形状を変形させた場合の第3の変形例を示した平面図である。
符号の説明
1…液晶表示装置
2…反射電極
3…透過電極
101…アレイ基板(第1基板)
102…対向基板(第2基板)
103…外縁シール部材
104…液晶層
110…表示領域
111…絶縁性基板(アレイ基板側)
112…アンダーコート層
113…層間絶縁膜
114A、114B…コンタクトホール
115…透明樹脂層
116…遮光膜
117…コンタクトホール
118…柱状スペーサ
119…配向膜(アレイ基板側)
120…周辺領域
121…走査線駆動回路
122…信号線駆動回路
123…対向電極駆動回路
131…画素電極
140…薄膜トランジスタ(画素TFT)
141…半導体層
141C…チャネル領域
141D…ドレイン領域
141S…ソース領域
142…ゲート絶縁膜
143…ゲート電極(走査線Y)
144…ドレイン電極(信号線X)
145…ソース電極
150…補助容量
151…補助容量電極
152…補助容量線
153…コンタクト電極
154…コンタクトホール
171…絶縁性基板(対向基板側)
172R…赤色のカラーフィルタ層
172G…緑色のカラーフィルタ層
172B…青色のカラーフィルタ層
173…対向電極(第2電極)
174…配向膜(対向基板側)
201、201a、201b、201c…誘電体の突起物(第1の構造物)
202…画素電極のスリット(第2の構造物)
203a、203b…対向電極のスリット(第1の構造物)
204…誘電体の突起物(構造物)
300…段差
301…酸化膜
302…ポリシリコン膜
303…パシベーション膜
304…有機絶縁膜
305…補助容量線(CS線)
306…コンタクト部
Y1〜Ym…走査線
X1〜Xn…信号線
PL1…偏光板(アレイ基板側)
PL2…偏光板(対向基板側)
LC1…透過領域に存在する液晶分子
LC2…反射領域と透過領域の境界近傍に存在する液晶分子

Claims (11)

  1. 間隙を置いて対向配置された第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板上の前記第2基板側に配置された第1電極と、
    前記第1電極に対向して前記第2基板上の前記第1基板側に配置された第2電極と、
    前記間隙に保持され前記第1及び第2基板に対して負の誘電率異方性を有する液晶分子からなる液晶層と、
    前記第2電極に断続的に設けられ前記液晶層の液晶分子の傾斜方向を制御する第1の構造物と、
    断続的に設けられた前記第1の構造物の分断部分に対向して前記第1電極に設けられた第2の構造物と、
    を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記第1電極は、前記第1又は第2基板のうちの少なくとも一方に設けられた段差により前記液晶層の厚さが薄い領域に対応して配置された反射電極と、前記液晶層の厚さが厚い領域に対応して配置された透過電極とを備え、
    前記第2の構造物は、前記反射電極及び前記透過電極の境界に沿って設けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記第1電極は、前記第1又は前記第2基板のうちの少なくとも一方に設けられた段差により前記液晶層の厚さが薄い領域に対応して配置された反射電極と、前記液晶層の厚さが厚い領域に対応して配置された透過電極とを備え、
    前記第2の構造物は、前記反射電極及び前記透過電極の境界をまたいで設けられることを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  4. 前記第1基板及び第2基板は、それぞれアレイ基板及び対向基板であり、
    前記第1電極は、前記アレイ基板上に交差して配線された複数の走査線及び複数の信号線の各交差部に配置された画素電極であり、
    前記第2電極は、前記対向基板上に配置された対向電極であって、
    前記第1の構造物は、前記対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向の少なくとも一方向に断続的に設けられると共に、
    前記第2の構造物は、前記画素電極において、前記第1の構造物間の分断部分に対向して設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の液晶表示装置。
  5. 前記第1の構造物は、前記対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向に複数設けられ、
    前記第2の構造物は、前記画素電極において、走査線方向の第1の構造物間の分断部分に対向して設けられると共に信号線方向で一体的に形成されたものであることを特徴とする請求項4に記載の液晶表示装置。
  6. 前記第1の構造物は、前記対向電極において画素電極に対応する領域に走査線方向と信号線方向に複数設けられ、
    前記第2の構造物は、前記画素電極において、信号線方向の第1の構造物間の分断部分に対向して設けられると共に走査線方向で一体的に形成されたものであることを特徴とする請求項4又は5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記第1の構造物は、前記対向電極上において前記アレイ基板側に突出して設けられた誘電体の突起物であり、
    前記第2の構造物は、前記画素電極が一部除去されて設けられたスリットであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  8. 前記第1の構造物は、前記対向電極が一部除去されて設けられたスリットであり、
    前記第2の構造物は、前記画素電極が一部除去されて設けられたスリットであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  9. 前記第1の構造物は、前記対向電極上において前記アレイ基板側に突出して設けられた誘電体の突起物であり、
    前記第2の構造物は、前記画素電極上において前記対向基板側に突出して設けられた誘電体の突起物であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の液晶表示装置。
  10. 前記対向電極上の突起物は、一方向に伸びて設けられると共に、
    前記画素電極のスリットは、前記突起物が伸びた方向に対して垂直方向に伸びて設けられることを特徴とする請求項7に記載の液晶表示装置。
  11. 前記対向電極のスリットは、一方向に伸びて設けられると共に、
    前記画素電極のスリットは、前記対向電極のスリットが伸びた方向に対して垂直方向に伸びて設けられることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置。
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