JP2008197493A - 液晶表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】光学特性の劣化および表示画面品位の低下を抑制する液晶表示装置を提供する。
【解決手段】アレイ基板101と、アレイ基板101上に設けられた複数の信号線Xと、複数の信号線Xに直交する複数の走査線Yと、信号線Xと走査線Yとの交差部に設けられ信号線Xと走査線Yに接続されているスイッチング素子140と、アレイ基板101上にマトリクス状に配置された画素電極131及び補助容量電極151と、スイッチング素子140と画素電極131及び補助容量電極151のそれぞれに接続するためのコンタクトホール134と、アレイ基板101に対向配置されている対向基板102と、対向基板102上に形成されている対向電極173と、アレイ基板101と対向基板102との間に挟持され負の誘電率異方性液晶からなる液晶層106と、を備え、対向電極173は、コンタクトホール134に対向する位置に配置された電極欠落部210を有している液晶表示装置。
【選択図】 図14
【解決手段】アレイ基板101と、アレイ基板101上に設けられた複数の信号線Xと、複数の信号線Xに直交する複数の走査線Yと、信号線Xと走査線Yとの交差部に設けられ信号線Xと走査線Yに接続されているスイッチング素子140と、アレイ基板101上にマトリクス状に配置された画素電極131及び補助容量電極151と、スイッチング素子140と画素電極131及び補助容量電極151のそれぞれに接続するためのコンタクトホール134と、アレイ基板101に対向配置されている対向基板102と、対向基板102上に形成されている対向電極173と、アレイ基板101と対向基板102との間に挟持され負の誘電率異方性液晶からなる液晶層106と、を備え、対向電極173は、コンタクトホール134に対向する位置に配置された電極欠落部210を有している液晶表示装置。
【選択図】 図14
Description
本発明は液晶表示装置に関し、特に、垂直配向モードの液晶表示装置に関する。
液晶表示装置は、薄型、軽量、低消費電力である等の様々な特徴を有しており、OA機器、情報端末、時計、およびテレビ等の様々な用途に応用されている。特に、薄膜トランジスタ(以下、TFTという)を有する液晶表示装置は、その高い応答性から、テレビやコンピュータなどのように多量の情報を表示するモニタとして用いられている。
この表示速度の高速化に関しては、従来の表示モードの代わりに、ネマティック液晶を用いたOCBモード、VAN(Vertical Aligned Nematic)モード、HANモード、およびπ配列モードや、スメクチック液晶を用いた界面安定型強誘電性液晶モードおよび反強誘電性液晶モードを採用することが検討されている。
これら表示モードのうち、VANモードでは、従来のTN(Twisted Nematic)モードよりも速い応答速度を得ることができ、しかも、垂直配向のため静電気破壊などの不良を発生させるラビング処理が不要である。なかでも、マルチドメイン型VANモードは、視野角の補償設計が比較的容易なことから特に注目を集めている(例えば、特許文献1参照)。
また、液晶表示装置の表示方法には、外光を利用した反射型液晶表示装置とバックライトを利用した透過型液晶表示装置がある。また、これら反射型液晶表示装置と透過型液晶表示装置との両方の構造を取り入れた半透過型液晶表示装置がある。
この半透過型液晶表示は、透過表示領域と反射表示領域において、液晶層を通る光に位相差が生じるが、この位相差を無くす手段として様々な提案がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第2565639号
特開2006−78742号公報
しかし、上述の液晶表示装置において、画素電極の短辺の幅が約50μm以下の液晶表示装置では、透過表示領域に配置された突起物による開口率ロスや、突起物による絶縁層分で光漏れが生じる場合があった。
また、配向を制御する為の対向基板上に設けられる対向電極の欠落パターンは、この領域近傍には対向電極が無いため、その他の領域よりも電界が低下する。このため、電圧印加時でも欠落パターン領域内の透過率は、領域外よりも低くなる。
さらに、電極欠落部の中心部近傍は、電圧を印加した際に、液晶分子の配向的に特異点となる為に光学的に暗状態となる。すなわち、電極欠落部の中心部近傍では、透過率が低下し、明るさロスを生じる場合があった。
一方、画素電極に設けられるコンタクトホールが配置される部分では、くぼみにより所望とする液晶層厚と異なる。このため、コンタクトホールが配置された部分とそれ以外の部分とでは、光に位相差が生じるため、コンタクトホールが配置された部分では正しい光学特性が得られない。
また、コンタクトホールが配置される部分は、くぼみの影響により液晶分子の配向状態が不安定になる場合があった。この結果、画像を表示させた際に残像やざらつきなどの画面品位低下を生じる場合があった。
さらに、電極欠落パターンの中心部とコンタクトホールが配置される部分とがずれて配置されると、それぞれの光学ロスが合計され、液晶表示装置の光学特性が劣化する場合があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、光学特性の劣化および表示画面品位の低下を抑制する液晶表示装置を提供することを目的とする。
本発明の態様による液晶表示装置は、アレイ基板と、このアレイ基板上に設けられた複数の信号線と、これら複数の信号線に直交する複数の走査線と、前記信号線と走査線の交差部に設けられ前記信号線と走査線に接続されているスイッチング素子と、前記アレイ基板上にマトリクス状に配置された画素電極及び補助容量電極と、前記スイッチング素子と前記画素電極及び補助容量電極のそれぞれに接続するためのコンタクトホールと、前記アレイ基板にギャップを形成するように対向配置されている対向基板と、前記対向基板上に形成されている対向電極と、前記アレイ基板と前記対向基板との間に挟持され負の誘電率異方性液晶からなる液晶層と、を備え、前記対向電極は、前記コンタクトホールに対向する位置に配置された電極欠落部を有していることを特徴としている。
この発明によれば、光学特性の劣化および表示画面品位の低下を抑制する液晶表示装置を提供することができる。
以下、本発明に係る液晶表示装置の第1実施形態について図面を参照して説明する。本実施形態に係る液晶表示装置1は、図1に示すように、アレイ基板101と、このアレイ基板101にギャップを形成するように対向配置された対向基板102と、これらの基板間に挟持された液晶層106とを有する液晶表示パネル100を備える。
液晶表示パネル100は、マトリクス状に配置された複数の表示画素PXからなる表示領域110と、表示領域110を囲む周辺領域120とを有している。図1に示すように、表示領域110は、外縁シール部材103によって囲まれた領域内に形成され、その外周に沿って周辺領域120が配置されている。
表示領域110には、図2に示すように、複数の信号線X1〜Xnと複数の走査線Y1〜Ymが交差するように配置されている。図1に示す周辺領域120において、アレイ基板101は、走査線Y1〜Ymを駆動する走査線駆動回路121と、信号線X1〜Xnを駆動する信号線駆動回路122とを備えている。
表示領域110において、アレイ基板101は、各表示画素PXに配置され、マトリクス状に配置されたm×n個の画素電極131を備える。一方、対向基板102は、液晶104を挟んで全ての画素電極131に対向する対向電極173を備える。
ここで、液晶層106の液晶104は、負の誘電率異方性を有している。この液晶104は、画素電極131と対向電極173との間に電圧を印加していない状態、あるいは、しきい値未満の電圧を印加した状態では、アレイ基板101もしくは対向基板102に対し概略垂直に配列する。
一方、画素電極131と対向電極173との間にしきい値以上の電圧を印加した状態では、液晶104は、アレイ基板101もしくは対向基板102に対し傾斜あるいは概略平行に配列する。このとき、液晶104は、その傾斜する方位が、電気力線105の向きに概略規定される性質を持つ。
また、アレイ基板101は、m×n個の画素電極131に対応して走査線Yおよび信号線Xの交差箇所近傍に、スイッチング素子140として配置されたm×n個の薄膜トランジスタ(TFT)を備える。
スイッチング素子140のソース電極145(図4に示す)は、対応する信号線Xに接続されている(あるいは一体となっている)。スイッチング素子140のゲート電極143(図4に示す)は、対応する走査線Yに接続されている(あるいは一体となっている)。スイッチング素子140のドレイン電極144(図4に示す)は、画素電極に接続されている(あるいは一体となっている)。
また、アレイ基板101は、各画素電極131と同電位となる補助容量電極151を備えている。さらに、アレイ基板101は、各補助容量電極151と対向して配置され、補助容量電極151との間で補助容量を形成する補助容量線152と、各補助容量線152および対向電極173に接続された対向電極駆動回路123を備えている。
対向電極駆動回路123は、各補助容量線152および対向電極173を所定の電位に制御する。補助容量は、各補助容量電極151とそれに接続された補助容量線152によって構成される。
図3は、周辺領域120と表示領域110の境界近傍における液晶表示パネル100の断面図である。また、図4は、図2に示す走査線Yと信号線Xとの交差箇所近傍におけるアレイ基板101の断面図である。以下に、図3および図4に示す各構成部を説明する。
図3および図4に示すように、アレイ基板101は、ガラス基板などの透明な絶縁性基板111を有し、その背面側に取り付けられた偏光板PL1を有している。表示領域110においては、絶縁性基板111上に、アンダーコート層112が配置されている。このアンダーコート層112上には、スイッチング素子140が配置されている。
このスイッチング素子140は、アンダーコート層112上にポリシリコン膜によって形成された半導体層141を有している。半導体層141は、チャネル領域141Cならびに、その両側にそれぞれ不純物をドープすることによって形成されたドレイン領域141D及びソース領域141Sから構成されている。また、アンダーコート層112上には、不純物ドープされたポリシリコン膜からなる補助容量電極151が配置されている。
アンダーコート層112、半導体層141および補助容量電極151の上には、ゲート絶縁膜142が形成される。このゲート絶縁膜142上には、ゲート電極143と、それと一体の走査線Yと、補助容量線152が形成される。補助容量線152の一部は補助容量電極151に対向している。補助容量線152は、走査線Yと同一の材料によって形成され、走査線Yに対して略平行に延びている。
ゲート絶縁膜142、ゲート電極143、走査線Yおよび補助容量線152の上には、層間絶縁膜113が配置されている。この層間絶縁膜113上には、ドレイン電極144と、信号線Xと、ソース電極145と、コンタクト電極153が配置されている。
信号線Xは、走査線Yおよび補助容量線152に対して略直交するように配置されている。また、信号線X、走査線Y、及び補助容量線152は、遮光性を有する低抵抗材料によって形成される。
例えば、走査線Y及び補助容量線152は、モリブデンータングステンによって形成され、信号線Xは、多くの場合、アルミニウムによって形成されたドレイン電極144およびソース電極145は、ゲート絶縁膜142及び層間絶縁膜113を貫通するコンタクトホール114Aおよび114Bをそれぞれ介して、ドレイン領域141Dおよびソース領域141Sにそれぞれ接続されている。
また、コンタクト電極153は、ゲート絶縁膜142及び層間絶縁膜113を貫通するコンタクトホール154を介して、補助容量電極151に接続される。コンタクト電極153は、ドレイン電極144およびソース電極145と同一材料によって形成されている。
表示領域110では、層間絶縁膜113、ドレイン電極144、ソース電極145、走査線Y、信号線Xおよびコンタクト電極153の上に、透明樹脂層115がさらに配置されている。周辺領域120では、遮光層116がさらに配置されている。
この透明樹脂層115上には、ITO(Indium Tin Oxide)等の光透過性導電部材によって画素電極131が配置されている。画素電極131は、透明樹脂層115を貫通するコンタクトホール117を介して、スイッチング素子140のソース電極145に接続されている。また、透明樹脂層115上には、例えば、高さ2.0μmの柱状スペーサー118が配置されている。
透明樹脂層115および画素電極131の上には、柱状スペーサー118も覆うように、配向膜119が配置される。配向膜119は、液晶層106の液晶104を、アレイ基板101の基板面に対して略垂直な方向に配向させるものである。
一方、対向基板102は、ガラス基板などの透明な絶縁性基板171を有し、その前面側には、偏光板PL2が取り付けられている。表示領域110において、対向基板102は、絶縁性基板171上に、赤のカラーフィルタ層172R、緑のカラーフィルタ層172G、青のカラーフィルタ層172Bが配置されている。これらのカラーフィルタ層上には、全ての画素電極131に対向するように対向電極173が配置されている。
対向電極173は、ITO等の光透過性導電部材によって形成されている。対向電極173上には、液晶層106の液晶104を対向基板102の基板面に対して略垂直な方向に配向させる配向膜174が配置されている。アレイ基板101と対向基板102とは、外縁シール部材103で貼り合わせられている。
なお、ここでは、画素電極131上には配向膜119を、対向電極173上には配向膜174を、それぞれ直接形成している。また、液晶分子を配向させる手段として絶縁膜による突起等を形成してもよい。この絶縁膜は、例えば、SiO2、SiNx、Al2O3などの無機系薄膜、ポリイミド、フォトレジスト樹脂、高分子液晶など有機系薄膜などである。
なお、絶縁膜が無機系薄膜の場合には、蒸着法、スパッタ法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、あるいは溶液塗布法などによって形成すればよい。また、絶縁膜が有機系薄膜の場合には、有機物質の溶液またはその前駆体溶液を用いて、スピンナー塗布法、スクリーン印刷塗布法、ロール塗布法などで塗布し、所定の硬化条件(加熱、光照射など)で硬化させ形成する方法、あるいは蒸着法、スパッタ法、CVD法、LB(Langumuir-Blodgett)法などで形成すればよい。
また、本実施形態に係る液晶表示装置1は、液晶表示パネル100の背面側に配置された面光源装置(図示せず)を有している。面光源装置は、例えば、光源として冷陰極管と、この冷陰極管から出射された光を液晶表示パネル100側に誘導する導光体と、各種の光学シートと、を有している。
以下に、本実施形態に係る液晶表示装置1の実施例および比較例について説明する。なお、これら実施例は、本発明の理解を容易にする目的で掲載されるものであり、本発明を限定するものではない。また本発明はその要旨の範囲内で種々変更して用いることができる。
最初に、本実施形態に係る液晶表示装置1の第1実施例について説明する。本実施例では、液晶表示装置1は、表示画素PXが配置されたピッチは約300ppiである液晶表示パネル100を有している。表示画素PXのサイズは、長辺が約90μmであって短辺が約30μmである。
上記のような液晶表示パネル100において、図5および図6に示すような画素構造となるように、前記実施形態に示したプロセスでアレイ基板101および対向基板102を形成した。
すなわち、画素電極131は、透過電極と表面が凹凸状の反射電極220とを有している。従って、本実施例に係る液晶表示装置1は、半透過型の液晶表示装置である。対向基板102には、アレイ基板101の反射電極220に対向するように樹脂絶縁層200が配置され、樹脂絶縁層200上に対向電極173が配置されている。
対向電極173は、反射電極220に対向する位置に電極欠落部210を有している。すなわち、対向電極173の電極欠落部210は、樹脂絶縁層200上に配置されている。電極欠落部210は、液晶層106に電圧が印加された際に、液晶層106の液晶104の倒れる向きを規制する。つまり、液晶層106に電圧が印加されると、図6に示すように、液晶層106の液晶104が電極欠落部210側に倒れる。
ここで、本実施例では、アレイ基板101の反射電極220の幅aを約30μm、対向基板102に配置した樹脂絶縁層200の幅bを約40μmとしている。また、電極欠落部210は、その短辺幅cが約10μmとなるように配置されている。
従って、図5および図6に示すように、樹脂絶縁層200は、反射電極220を覆うように配置されている。すなわち、樹脂絶縁層200は、反射電極220と対向している。電極欠落部210は、樹脂絶縁層200上において反射電極220と対向するように配置されている。
アレイ基板101と対向基板102上には垂直性を示す配向膜(図示せず)を約100nm厚さで塗布し、通常のプロセスで液晶表示パネル100を組み合わせた。続いて、誘電率異方性が負の液晶104を液晶表示パネルに充填し、液晶表示装置1に組み立てた。
上記の液晶表示装置1の評価結果を図13に示す。図13に示すように、上記の液晶表示装置1の場合、透過表示、反射表示とも表示に問題は見られなかった。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置1の第1比較例について説明する。本実施例では、液晶表示装置1は、表示画素PXが配置されたピッチは約300ppiである液晶表示パネル100を有している。表示画素PXのサイズは、長辺が約90μmであって短辺が約30μmである。
上記のような液晶表示パネル100において、図7および図8に示すような画素構造となるように、上述の一実施形態に示したプロセスでアレイ基板101及び対向基板102を形成した。なお、本比較例において表示画素PXの配置されたピッチとは、画素電極131の短辺の長さである。
すなわち、画素電極131は、上述の第1実施例に係る液晶表示装置と同様に、透過電極と表面が凹凸状の反射電極220とを有している。従って、本比較例に係る液晶表示装置1は、半透過型の液晶表示装置である。対向基板102は、反射電極220と対向するように配置された樹脂絶縁層200を有している。
樹脂絶縁層200上には対向電極173が配置され、さらに対向電極173上には、反射電極220と対向するように突起211が配置されている。この突起211は、液晶104に電圧が印加された際に、液晶層106の液晶104の倒れる向きを規制する。つまり、液晶層106に電圧が印加されると、図8に示すように、液晶104が突起211側に倒れる。
本比較例に係る液晶表示装置1では、反射電極220の幅aを約30μm、対向基板102に配置した樹脂絶縁層200の幅bを約40μmとした。また、突起211の幅cは約10μmとした。
従って、図7および図8に示すように、樹脂絶縁層200は、反射電極220を覆うように配置される。すなわち、樹脂絶縁層200は、反射電極220に対向している。突起211は、樹脂絶縁層200上において反射電極220と対向するように配置されている。
アレイ基板101と対向基板102上には垂直性を示す配向膜(図示せず)を約100nm厚さで塗布し、通常のプロセスで液晶表示パネル100を組み合わせた。続いて、誘電率異方性が負の液晶104を液晶表示パネル100に充填し、液晶表示装置1に組み立てた。
上記の液晶表示装置の評価結果を図13に示す。図13に示すように、上記の液晶表示装置では、透過表示および反射表示とも表示に問題は見られなかった。しかし、反射コントラストが第1実施例に係る液晶表示装置1よりも低かった。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置1の第2実施例について説明する。本実施例では、液晶表示装置1は、表示画素PXが配置されたピッチは約300ppiである液晶表示パネル100を有している。表示画素PXのサイズは、長辺が約90μmであって短辺が約30μmである。
上記のような液晶表示パネル100において、図9および図10に示すような画素構造となるように、上述の実施形態に示したプロセスでアレイ基板101及び対向基板102を形成した。本実施例に係る液晶表示装置1では、第1実施例に係る液晶表示装置1と異なり、対向基板102が樹脂絶縁層200を有していない。
一方、第1実施例に係る液晶表示装置1と同様に、画素電極131は、透過電極と表面が凹凸状の反射電極220とを有している。従って、本実施例に係る液晶表示装置1は、半透過型の液晶表示装置である。対向電極173は、反射電極220と対向するように電極欠落部210を有している。
ここで、本実施例では、アレイ基板101の反射電極の幅aは約30μmとした。また、対向基板102には、液晶104の倒れる向きを規制する電極欠落部210を対向基板102に配置し、電極欠落部210の短辺幅cは約10μmとした。
アレイ基板101と対向基板102上には垂直性を示す配向膜(図示せず)を100nm厚さで塗布し、通常のプロセスでセルを組み合わせた。続いて、誘電率異方性が負の液晶104をセルに充填し、モジュールに組み立てた。
本実施例に係る液晶表示装置1についての評価結果を図13に示す。図13に示すように、本実施例に係る液晶表示装置1では、反射表示の際に若干反射率が低かったが、特に表示に問題は見られなかった。
次に、本実施形態に係る液晶表示装置1の第3実施例について説明する。本実施例では、液晶表示装置1は、表示画素PXが配置されたピッチは約300ppiである液晶表示パネル100を有している。表示画素PXのサイズは、長辺が約90μmであって短辺が約30μmである。
上記のような液晶表示パネル100において、図11および図12に示すような画素構造となるように、上述の一実施形態に示したプロセスでアレイ基板101及び対向基板102を形成した。
すなわち、図11および図12に示すように、本実施例に係る液晶表示装置1の画素電極131は透過電極のみを有し、反射電極220を有していない。従って、本実施例に係る液晶表示装置1は、透過型の液晶表示装置である。
対向電極173は、画素電極131の透過電極に対向する1つの電極欠落部210を有している。ここで、電極欠落部210の短辺方向の幅cは約10μmとした。
本実施例に係る液晶表示装置の評価結果を図13に示す。図13に示すように、本実施例に係る液晶表示装置では反射表示は出来ないものの、透過表示には全く問題は見られなかった。
上述した本実施形態の実施例および比較例では、電極欠落部210の形状は、その幅cが約10μmであって長さが約20μmの略矩形状としたが、幅が約5μmであって、長さ約5μm以上の電極欠落部とすればその形状は問わない。
但し、反射電極229の幅aと対向基板102の樹脂絶縁層200の幅bの大小関係については、対向基板102の樹脂絶縁層200の幅bは反射電極229の幅aより大きくしなければならない。
すなわち、反射電極220の幅aより、対向基板102の樹脂絶縁層200の幅bを小さくして、反射表示領域10において液晶層106の厚さが透過表示領域20と同じ部分が形成されている場合、反射表示の際の色や階調が最適なところからずれ、表示品位が低下することがあった。
これに対し、上記の結果より、反射電極220の幅aより、対向基板102の樹脂絶縁層200の幅bを大きくし、反射表示領域10における液晶層106の厚さが透過表示領域20における液晶層106の厚さより小さい場合は、反射表示の際にも色異常や階調異常が発生せず、透過表示の際にも良好な表示状態が得られる。
また、垂直配向型液晶表示装置では、透過率が低いほど視角特性が良くなるように視角補償板を使用している場合がある。この場合には、透過表示領域20に反射表示領域10と同じ液晶層厚の部分が形成されることにより、透過率の低い部分を混在させることになりコントラスト視角が広くなり、視角特性が改善される。
さらに、上述の実施例以外の場合であっても、反射表示領域10に樹脂絶縁層200を形成せず、反射電極220より太い幅の電極欠落部210を形成した場合には、反射表示領域10の液晶層厚は最適条件より大きいが、電極欠落部分210では電圧が対向電極173に電極欠落部210が無い部分より低くなる。従って、液晶層106の位相変化としては最適な値をとることが出来た。
従って、この場合には、液晶表示装置の製造プロセスにおいて、樹脂絶縁層200を形成するプロセスを削除でき、かつ、透過表示と反射表示との際の表示品位も向上させることができる。
すなわち、上述の第1実施形態に係る液晶表示装置によれば、反射表示領域10における色異常や階調異常の発生を防止するとともに、光学特性の劣化および表示画面品位の低下を抑制する液晶表示装置を提供することができる。
また、上記の第1実施形態に係る液晶表示装置のように、反射表示領域10が表示画素PXの長辺の中央部において表示画素PXの短辺と略平行に配置されている事によって、液晶104に含まれる液晶分子の配向状態を反射表示領域の上下で略対称とすることができる。
さらに、上記の第1実施形態に係る液晶表示装置のように、画素電極131の短辺の幅が50μm以下にすることによって、液晶104に電圧を印加した際に、表示画素PXの端縁近傍に生じる電気力線も電極欠落部210の影響により傾く。
従って、反射表示領域10を表示画素PXの長辺の中央部において表示画素PXの短辺と略平行に配置し、かつ、画素電極131の短辺の幅を約50μm以下とすることによって、表示画素PX全体において液晶分子の倒れる方向を規制することができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る液晶表示装置について図面を参照して以下に説明する。なお、以下の説明において、前述の第1実施形態に係る液晶表示装置1と同様の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
本実施形態に係る液晶表示装置1は、前述の第1実施形態に係ると同様に、アレイ基板101とアレイ基板101とギャップを形成するように対向配置された対向基板102と、アレイ基板101と対向基板102との間に挟持された液晶層106とを有する液晶表示パネル100を備えている。
液晶表示パネル100は、マトリクス状に配置された複数の表示画素PXからなる表示領域110を備えている。アレイ基板101は、表示画素PX毎に配置された画素電極131を有している。
画素電極131は、少なくとも透過表示領域20に配置された透過電極と、反射表示領域10に配置された反射電極220とを有しいている。反射電極220は、その表面が凹凸状になっている。すなわち、本実施形態に係る液晶表示装置1は、半透過型の液晶表示装置である。
アレイ基板101上の画素電極131と補助容量電極151は、絶縁層を介して異なる層に対向して配置されている。画素電極131と補助容量電極151は、コンタクトホール134を介してコンタクト電極153によって電気的に接続されている。更に、画素電極131と補助容量電極151は、スイッチング素子140を介して信号線Xと接続されている。
上述の第1実施形態と同様に、アレイ基板101には、各補助容量電極151と対向して配置され補助容量電極151との間で補助容量を形成する補助容量線152と、各補助容量線152および対向電極173に接続された対向電極駆動回路123を備えている。この対向電極駆動回路123は、各補助容量線152および対向電極173を所定の電位に制御する。そして、補助容量は、各補助容量電極151とそれに接続された補助容量線152によって構成される。
尚、コンタクト電極153を介さずに、画素電極131と補助容量電極151は直接接続されても良い。また、以下の図面においては、本実施形態の説明の便宜上、スイッチング素子140、補助容量線152、コンタクト電極153及び信号線Xを省略している。
本実施形態に係る液晶表示装置1では、コンタクトホール134は、表示画素PXの反射表示領域10に配置されている。
対向基板102は、アレイ基板101の複数の画素電極131に対向する対向電極173を有している。第1実施形態に係る液晶表示装置1と同様に、対向電極173はITOをスパッタにより成膜される。
また、対向電極173の電極欠落部210のパターンはPEPにより形成した。なお、図示しないが、アレイ基板101、対向基板102の液晶層106側には、ポリイミドを主成分とした垂直配向膜が設けられている。
本実施形態に係る液晶表示装置1では、対向電極173の電極欠落部210と、アレイ基板101のコンタクトホール134とを同じ位置に配置した。すなわち、コンタクトホール134は電極欠落部210と対向するように配置されている。
また、本実施形態に係る液晶表示装置1では、前述の第1実施形態に係る液晶表示装置と同様に、液晶層106は負の誘電率異方性を有する材料であるネマティック液晶材料を含んでいる。
また、本実施形態に係る液晶表示装置1は、液晶表示パネル100の背面側に配置された面光源装置を有している。面光源装置は、例えば、光源として冷陰極管Lと、この冷陰極管Lから出射された光を液晶表示パネル100側に誘導する導光体40と、各種の光学シート(図示せず)と、を有している。
本実施形態に係る液晶表示装置1の第1実施例について以下に図面を参照して説明する。本実施形態に係る液晶表示装置1は、表示画素PXが配置されたピッチは約166ppiであって、表示画素数が縦320×横240である液晶表示パネル100を有している。表示画素PXのサイズは、長辺が150μmであって短辺が50μmである。
図14および図15に示すように、アレイ基板101は、画素電極131ごとに電極欠落部133を有している。すなわち、画素電極131は、電極欠落部133によって、複数の領域に分割されている。
対向電極173は、表示画素PXの反射表示領域10に配置された樹脂絶縁層200を有している。本実施例に係る液晶表示装置1では樹脂絶縁層200は対向電極173の下層に配置されている。
対向電極173は、電極欠落部210を有している。本実施例に係る液晶表示装置では、図14に示すように、電極欠落部210は、各表示画素PXにおいて、透過表示領域20に2つ、反射表示領域10に1つ配置されている。
対向電極173の電極欠落部210は、液晶層106の液晶104の配向を制御するためのものである。すなわち、図15に示すように、液晶層106に電圧を印加しない状態では液晶104は、その長軸がアレイ基板101および対向基板102に略直行するように配列しているが、液晶層106に電圧を印加した状態では、液晶104はその長軸が画素電極131と対向電極173との間に生じる電気力線に略直交するように配列する。従って、液晶層106に電圧を印加すると、液晶104は電極欠落部210側に倒れるように配向する。
上記のように、対向電極173に電極欠落部210を設ける事によって、画素電極131と対向電極173との間に生じる電気力線の方向を調整し、液晶104の配向を制御することが可能となる。
本実施例に係る液晶表示装置では、反射表示領域10に配置された電極欠落部210は、コンタクトホール134と重なるように配置されている。すなわち、図14に示すように、コンタクトホール134は、電極欠落部210の中央部と対向するように配置されている。
ここで、本実施例における電極欠落部210の中央部とは、略楕円状の電極欠落部210の長軸と短軸との交差する部分である。なお、本実施例に係る液晶表示装置では、反射電極220の画素電極131の長辺方向の幅aは100μm、樹脂絶縁層200の幅bは50μm、電極欠落部210の幅cは10μmである。また、本実施例に係る液晶表示装置1では、電極欠落部210の短辺方向の幅は約10μmであって、コンタクトホール134の短辺方向の幅は約8μmである。
上記の液晶表示装置についての評価結果を図22に示す。図22に示すように、本実施例に係る液晶表示装置1では、反射表示をした際の反射率およびコントラスト比とも良好であり、反射表示領域10での液晶配向状態も安定していた。
次に本実施形態の第2実施例に係る液晶表示装置について図面を参照して以下に説明する。図16および図17に示すように、本実施例に係る液晶表示装置では、表示画素PXの長辺方向における中央部分に表示画素PXを横断するように反射表示領域10が配置され、その両側に透過表示領域20が配置されている。すなわち、本実施例に係る液晶表示装置1では、反射表示領域10は、画素電極131の短辺と略平行に延びている。
本実施例に係る液晶表示装置1では、上述の第1実施例に係る液晶表示装置と同様に、アレイ基板101において、画素電極131と補助容量電極151とはコンタクトホール134を介して電気的に接続されている。
対向電極173は、電極欠落部210を有している。本実施例に係る液晶表示装置では、電極欠落部210は、各表示画素PXにおいて反射表示領域10の1箇所配置されている。この電極欠落部210は、液晶層106に電圧が印加された際に、液晶104が傾く方向を規制する。
すなわち、図17に示すように、液晶層106に電圧を印加しない状態では液晶104は、その長軸がアレイ基板101および対向基板102に略直行するように配列しているが、液晶層106に電圧を印加した状態では、液晶104はその長軸が画素電極131と対向電極173との間に生じる電気力線に略直交するように配列する。従って、液晶層106に電圧を印加すると、液晶104は電極欠落部210側に倒れるように配向する。
電極欠落部210は、コンタクトホール134と重なるように配置されている。すなわち、本実施例に係る液晶表示装置では、コンタクトホール134は、その中心部が電極欠落部210の中央部に配置され、電極欠落部210と対向している。
ここで、本実施例において電極欠落部210の中央部とは、電極欠落部210の長辺から等しい距離であって、かつ、短辺から等しい距離の部分である。なお、本実施例に係る液晶表示装置では、コンタクトホール134の短辺方向の幅は約8μmである。また、本実施例に係る液晶表示装置では、反射電極220の画素電極131の長辺方向の幅aは50μmであって、電極欠落部210の幅cは10μmである。
上記の液晶表示装置についての評価結果を図22に示す。図22に示すように、本実施例に係る液晶表示装置によれば、反射表示をした際の反射率およびコントラスト比とも良好であり、反射表示領域10での液晶配向状態も安定していた。
次に本実施形態に係る液晶表示装置の第1比較例について図面を参照して以下に説明する。図18および図19に示すように、本比較例に係る液晶表示装置は、コンタクトホール134の配置位置以外は第1実施例に係る液晶表示装置と同様である。
すなわち、本比較例に係る液晶表示装置では、コンタクトホール134の中心位置が、電極欠落部210の中心位置からずれて配置されている。従って、コンタクトホール134が電極欠落部210と重なっていない部分があり、コンタクトホール134が電極欠落部210と重なっている部分が小さくなっている。
上記のような液晶表示装置の評価結果を図22に示す。図22に示すように、本比較例に係る液晶表示装置では、反射表示をした際の反射率およびコントラスト比は良好であったが、反射表示領域10での液晶配向状態がやや不安定であった。
また、図19に示すように、対向電極173の電極欠落部210では、電極欠落部210の端縁から電極欠落部210の中央部に向かって、透過率が低くなっている。従って、電極欠落部210とコンタクトホール134とが重ならない部分が大きくなると、液晶表示パネル100の表示領域110のうち、透過率が低い部分が大きくなる。
次に本実施形態に係る液晶表示装置の第2比較例について図面を参照して以下に説明する。図20および図21に示すように、本比較例に係る液晶表示装置は、コンタクトホール134の配置位置以外は第2実施例に係る液晶表示装置と同様である。
すなわち、本比較例に係る液晶表示装置では、電極欠落部210の幅に対してコンタクトホール134の幅が大きくなっている。従って、コンタクトホール134が電極欠落部210と重なっていない部分があり、コンタクトホール134が電極欠落部210と重なっている部分が小さくなっている。
上記のような液晶表示装置の評価結果を図22に示す。図22に示すように、本比較例に係る液晶表示装置では、反射表示をした際の反射率およびコントラスト比が劣化し、反射表示領域10での液晶配向状態がやや不安定であった。
すなわち、上記の第1実施例および第2実施例に係る液晶表示装置のように、コンタクトホール134を反射表示部に配置するとともに、対向電極173の電極欠落部210と重なるようにコンタクトホール134が配置されている事によって、従来の技術とくらべて出射される光のロスを低減できる。これは、高精細になるほど効果が大きくなる。また、配向が不安定になるコンタクトホール部が光学的に暗部となることにより生じる残像やざらつきなどの画面品位低下を防止することができる。
すなわち、本発明に係る液晶表示層装置によれば、反射表示領域10における色異常や階調異常の発生を防止するとともに、光学特性の劣化および表示画面品位の低下を抑制する液晶表示装置を提供することができる。
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。例えば、上記の実施形態に係る液晶表示装置では、表示画素の短辺と略平行な方向におけるピッチが約50μmであったが、これに限らず、画素電極131の短辺の幅が50μm以下であれば、液晶104に電圧を印加した際に、表示画素PXの端縁近傍に生じる電気力線も電極欠落部210の影響により傾くので、画素電極131の短辺の幅が50μm以下の液晶表示装置に適応すると効果的である。
また、上記の第2実施形態に係る液晶表示装置1の第1および第2実施例の場合では、コンタクトホール134は、電極欠落部210の中央部に配置されているが、これに限らず、コンタクトホール134が、電極欠落部210と対向し、且つ、この電極欠落部210の内側に配置されていればよい。その場合にも、液晶表示装置の表示品位の劣化を抑制することができる。
また、上記の第2実施形態に係る液晶表示装置1の第1および第2実施例の場合では、コンタクトホール134が電極欠落部210と対向している。しかし、設計の制約により、例えば第2比較例の場合のように、電極欠落部210が配置された領域が小さく、コンタクトホール134の全体が電極欠落部210と対向する配置とすることが出来ない場合もある。
その場合には、コンタクトホール134の電極欠落部210と対向する部分の面積をできるだけ大きくすることによって、液晶表示装置の表示品位の劣化を抑制することができる。
また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
PX…表示画素、1…液晶表示装置、100…液晶表示パネル、101…アレイ基板、102…対向基板、104…液晶、106…液晶層、131…画素電極、134…コンタクトホール、151…補助容量電極、173…対向電極、210…電極欠落部
Claims (7)
- アレイ基板と、
このアレイ基板上に設けられた複数の信号線と、これら複数の信号線に直交する複数の走査線と、
前記信号線と走査線との交差部に設けられ前記信号線と走査線に接続されているスイッチング素子と、
前記アレイ基板上にマトリクス状に配置された画素電極及び補助容量電極と、
前記スイッチング素子と前記画素電極及び補助容量電極のそれぞれに接続するためのコンタクトホールと、
前記アレイ基板にギャップを形成するように対向配置されている対向基板と、
前記対向基板上に形成されている対向電極と、
前記アレイ基板と前記対向基板との間に挟持され負の誘電率異方性液晶からなる液晶層と、を備え、前記対向電極は、前記コンタクトホールに対向する位置に配置された電極欠落部を有している液晶表示装置。 - 前記スイッチング素子と前記画素電極とを接続する前記コンタクトホールおよび前記スイッチング素子と前記補助容量電極とを接続する前記コンタクトホールは、同一のコンタクトホールであり、前記対向電極は、このコンタクトホールに対向する位置に配置された前記電極欠落部を有することを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置。
- 前記画素電極は、透過電極と反射電極とからなり、
前記電極欠落部は、前記反射電極に対向している請求項1または2記載の液晶表示装置。 - 前記アレイ基板と前記対向基板とのいずれか一方は、前記液晶層の厚さを異ならせる絶縁層を有し、
前記反射電極は、前記絶縁層が配置された領域と重なって配置されている請求項3記載の液晶表示装置。 - 前記画素電極は略矩形状であって、前記画素電極の短辺の幅は50μm以下である請求項1または2記載の液晶表示装置。
- 前記画素電極は略矩形状であって、
前記電極欠落部および前記補助容量電極は、前記画素電極の長辺の中央部に配置され前記画素電極の短辺方向と略平行に延びている請求項1または2記載の液晶表示装置。 - 前記電極欠落部の長手方向が前記画素電極の短辺方向に対して略平行である請求項1または2記載の液晶表示装置。
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