JP2007256468A - 電気光学装置、及び電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレームに収容された、回路基板が接続する表示パネルの浮きを防止した、電気光学装置、及び電子機器を提供する。
【解決手段】可撓性を有する回路基板10が設けられた表示パネル100と、前記表示パネル100を収容するフレーム300と、を備えた電気光学装置1である。表示パネル100は接着部材20を介して前記フレーム300側に固定され、回路基板10は前記表示パネル100に接続されるとともに、当該表示パネル100の背面側に曲げて固定され、フレーム300には、表示パネル100の照明装置200が固定された側の面と反対側の面における、回路基板10が設けられた側の端部の領域に対向して配置された、表示パネル100の浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材30が設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気光学装置、及び電子機器に関する。
現在、携帯電話機、携帯情報端末機等といった各種の電子機器において、各種の情報を視覚的に表示するための表示部として電気光学装置が用いられている。
このような電気光学装置の一例として、表示パネルの一例である液晶パネルとバックライト(照明装置)と、前記液晶パネル及び前記バックライトを収容するためのフレームとを備えた液晶表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
液晶パネルは、一対の基板と、基板外周部に沿って一対の基板間に形成されたシール材と、これら一対の基板及びシール材により囲まれた領域に配置された液晶とを有して構成されるものである。また、上記バックライトは、一般に透光性の樹脂によって形成された導光板と、光を発生する光源とを有する。このような光源としては、例えばLED(Light Emitting Diode)や冷陰極管等を用いることができ、該光源から発せられた光は前記導光板の内部に導入され、導光板の内部を進行した後、導光板の光出射面から面状の光となって液晶表示装置の液晶層へ出射されて表示が行われるようになっている。
そして、上記液晶パネルには、可撓性を備えた、例えばFPC(Flexible Printed Circuit)から構成される回路基板が接続される。この回路基板には、例えば液晶パネルを駆動するために必要となる駆動回路及び入力用端子が形成されていて、この入力用端子に外部電源や種々の外部機器が接続されることにより、回路基板を介して液晶パネルに駆動信号や電力を供給できるようになっている。
また、上記回路基板は、一般に液晶表示装置の小型化や設計自由度を高めるといった理由から、液晶パネル(表示パネル)から直線的に引き出されるというよりも曲げられた状態で使用されている。また、液晶パネルは、前記バックライトに遮光性を備えた接着テープによって貼着されることで上記フレームに収容されている。また、近年では液晶パネルの遮光領域が縮小しており、遮光領域として利用される上記接着テープの表面積も小さくなっている。
特開2003−66418号公報
しかしながら、上述したように回路基板は一般に曲げられた状態で使用されるため、回路基板に曲げ応力が生じた状態となってしまう。そのため、上述した接着テープの接着力では液晶パネルとバックライトとを貼り合わせておくことができず、液晶パネルがバックライトから剥がれフレーム内から浮き上がるおそれがある。このようにフレーム内から液晶パネルが浮き上がると、バックライトと液晶パネルとの位置関係が変化することでバックライトの光を有効に利用できなくなってしまい、液晶表示装置の表示品質が低下してしまう。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、フレームに収容された、回路基板が接続する表示パネルの浮きを防止した、電気光学装置、及び電子機器を提供することを目的とする。
本発明の電気光学装置は、可撓性を有する回路基板が設けられた表示パネルと、前記表示パネルを収容するフレームと、を備えた電気光学装置において、前記表示パネルは接着部材を介して前記フレーム側に固定され、前記回路基板は前記表示パネルに接続されるとともに、当該表示パネルの背面側に曲げて固定され、前記フレームには、前記表示パネルの前記照明装置が固定された側の面と反対側の面における、前記回路基板が設けられた側の端部の領域に対向して配置された、前記表示パネルの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材が設けられていることを特徴とする。
可撓性を有する回路基板は、表示パネルの背面側に曲げられた際に曲げ応力が生じるため、該表示パネルの前記回路基板が固定された側にフレームから浮き上がらせようとする力が生じる。
そこで、本発明の電気光学装置によれば、上述したような曲げ応力によって表示パネルがフレームから浮き上がろうとした場合に、回路基板が設けられた面の端部の領域に対向して配置された浮き上がり防止部材により、前記表示パネルの浮き上がりを防止できる。したがって、照明装置と表示パネルとの位置関係を保持することで表示特性を安定させることができ、信頼性の高いものとなる。
また、上記電気光学装置においては、前記表示パネルは矩形であり、前記浮き上がり防止部材は前記回路基板が接続された辺の両側の角部に形成されるのが好ましい。
このようにすれば、前記浮き上がり防止部材によって前記表示パネルの両方の角部が押さえつけられるので、フレーム内から表示パネルが浮き上がるのを確実に防止できる。
また、上記電気光学装置においては、前記浮き上がり防止部材における前記表示パネルと対向する面の位置は、前記フレームに収容された前記表示パネルの上面の位置と一致するのが好ましい。
このようにすれば、浮き上がり防止部材が表示パネルに当接した状態となるので、フレーム内に表示パネルが確実に収容されたものとなる。
また、上記電気光学装置においては、前記浮き上がり防止部材と前記表示パネルとの角部との間には、所定の間隙が生じているのが好ましい。
このようにすれば、表示パネルの収容時に前記浮き上がり防止部材が前記表示パネルに強く当接することがなく、前記表示パネルに過度な応力を加えることがない。
また、上記電気光学装置においては、前記浮き上がり防止部材は前記フレームと一体に形成されているのが好ましい。
このようにすれば、表示パネルを押さえつけている浮き上がり防止部材に応力が加わる場合でも、一体形成されたフレーム全体に応力を分散させることができる。
また、上記電気光学装置においては、前記表示パネルは前記回路基板を複数備え、当該複数の回路基板が前記表示パネルの複数の辺に接続されており、前記浮き上がり防止部材は前記回路基板が設けられた複数の辺のそれぞれの両側の角部に形成されるのが好ましい。
このようにすれば、回路基板が接続された複数の辺側において表示パネルを浮き上がらせる力が働くものの、前記回路基板が設けられた複数の辺のそれぞれの両側の角部が浮き上がり防止部材によって押さえつけられるので、フレーム内に表示パネルを確実に保持することができる。
また、前記電気光学装置は、光源と、前記表示パネルの背面側に配置され前記光源から出射された光を前記表示パネルに導く導光板とを有する照明装置をさらに備え、前記導光板は前記フレームに固定され、前記表示パネルは、前記表示パネルの表示領域の外側の領域に形成された前記接着部材を介して前記導光板に貼り合わされていてもよい。
このようにすれば、上述したような曲げ応力が回路基板に加わることで、接着部材によって導光板に貼りあわされた表示パネルが浮き上がろうとした場合でも、前記浮き上がり防止部材が前記表示パネルの両方の角部を押さえつけるので、フレーム内に表示パネルを確実に収容できる。
本発明の電子機器は、上記の電気光学装置を備えたことを特徴とする。
本発明の電子機器によれば、上述したようにフレーム内に表示パネルが確実に収容された電気光学装置を備えたことにより信頼性の高いものとなる。
以下、本発明による電気光学装置の一実施形態としてパッシブ型透過型液晶表示装置について説明する。なお、以下、図面を参照しながら説明するが、各図において各部材を図面上で認識可能な程度の大きさとするため、各部材毎に縮尺を異ならせてある。
図1は、本実施形態における液晶表示装置の分解斜視図である。図1に示すように、液晶表示装置1は、可撓性を有する回路基板10が設けられた液晶パネル(表示パネル)100と、該液晶パネル100に貼り合わされたバックライト(照明装置)200と、前記液晶パネル100及び前記バックライト200を収容するフレーム300とを備えたものである。
図1に示すように、前記フレーム300は略枠状、具体的に本実施形態では矩形の中央部がくりぬかれた額縁状からなるものである。前記フレーム300には、導光板210の複数の突出部210eそれぞれに対応した凹部300aが設けられていて、該凹部300aに導光板210の突出部210eがはめ込まれることにより導光板210がフレーム300に固定されるようになっている。
上記導光板210は、導光板210に対応して配置された液晶パネルに対し、後述するLED12から出射された光を液晶パネル100の面内に均一に照射することができ、アクリル樹脂やポリカーボネートなどから形成されたものである。
更に、前記導光板210上に、拡散板222、2枚のプリズムシート221及び220、額縁状の接着シート20が配置され、接着シート20により、拡散板222、2枚のプリズムシート221及び220は、導光板210に固定配置される。また、フレーム300の裏側に導光板210とフレーム300とを覆うように反射板223が貼り付けられる。この反射板223は、導光板210から出た光を液晶パネル100側へ反射させるためのものである。拡散板222は、表示画面内の光の輝度をより均一化させるためのものである。2枚のプリズムシート220及び221は、出射光の配向角を調整し、正面の輝度を向上させるためのものである。
すなわち、上記バックライト200は、液晶パネル100の第2基板2側に光出射面となる第1面211aを向けるほぼ矩形の導光板210と、液晶表示装置として組み立てた時に導光板210の第1凹部210bに収容される回路基板10に形成されたLED12からなる光源と、液晶パネル100と導光板210との間に導光板210から液晶パネル100に向かって順に配置された矩形状のシート状光学部品としての拡散板222と2枚のプリズムシート220及び221と、導光板210の光出射面となる第1面211aと対向する第2面211bと隣り合って配置された矩形状のシート状光学部品としての反射板223とを有して構成されたものとなっている。このような構成のもとに、前記バックライト200はフレーム300内に収容されたものとなっている。
また、液晶パネル100は接着部材を介してフレーム300側に固定されている。具体的には、前記液晶パネル100は、前記導光板210に接着シート(接着部材)20を介して貼り合わされたものとなっている。この接着シート20は、両面が接着可能なシートであり、導光板210の突出部210eを除く、第1面211aの外縁部に沿った額縁形状を有している。また、接着シート20は遮光性を有しており、上記バックライト200からの光もれを防止している。このように液晶パネル100は、バックライト200(導光板210)に貼りあわされることで、フレーム300に収容されたものとなっている。
図2は、組立後の液晶表示装置1の概略斜視図を示すものである。図2(a)は組立後の液晶表示装置1の斜視図を示し、図2(b)は組立後の液晶表示装置1の平面図を示している。図2(a),(b)に示すように、液晶パネル100の背面側に設けられた回路基板10は、液晶表示装置1を構成する際に曲げられた状態で使用される。そのため、フレーム300には、曲げられた回路基板10の他端部10bが導光板210の第2面側211bに位置しやすいように、フレーム300の一辺に図1に示したような回路基板用凹部300bが形成されている。
上記回路基板10は液晶パネル100の外周辺を跨ぎ、パネルの外側まで引き出されていて、その一部に接続された外部機器により、外部からの制御信号や電源等を供給することで液晶パネル100が駆動されるようになっている。この回路基板10は、例えば、ポリイミドやポリエステル等からなるフィルムを基材とする、曲げ性(可撓性)に優れた例えばFPCからなるものである。
図3は上記回路基板10の概略斜視図を示すである。図3に示すように、回路基板10は第1面10c及び第2面10dを有し、回路基板10の端部10aの第1面10cには、張出し部2a上に配置された第1端子6a及び第2端子からなる端子部とACF(導電性接着剤)等により導電接続される配線14が形成されている。更に、回路基板10の他端部10bの第1面10cには、配線14と電気的に接続される回路素子としての複数の半導体装置11(本実施形態においては5つ)が配置され、これら半導体装置11の配置方向に沿って複数の光源部としてのLED12(本実施形態においては4つ)が配置されている。半導体装置11は第1透明電極4a及び第2透明電極4bに対して駆動信号を供給するものである。更に、回路基板10の第1面10c上には、外部から半導体装置11に対して制御信号や電源などを供給するための配線(図示せず)が形成されている。
このように、回路基板10として曲げ性に優れたFPCを用いることで、図2に示したように回路基板10を曲げることができ、したがって液晶パネル100に設けられた回路基板10に形成された端子(図示せず)の引き出し方向の自由度を向上させている。なお、本実施形態では、回路基板10上に形成されたLED12を導光板210の所定位置に配置するため回路基板10を曲げている。
(フレームの構成)
再び図2に戻り、本実施形態に係る液晶表示装置1のフレーム300の構成について説明する。
上述したように液晶表示装置1が組み立てられた際、液晶パネル100から直線的に延びる回路基板10を曲げることで、導光板210に形成された第1凹部210b内にLED12を配置しバックライト200の光源部を構成している(図1参照)。このようにして曲げられた回路基板10には曲げ応力が生じている。そして、曲げ応力が生じている回路基板10が接続されている領域に応力が生じている。
ところで、上述したように液晶パネル100は導光板210に額縁状の接着シート20によって貼りあわされている。なお、前記接着シート20は液晶パネル100の遮光領域を兼ねている。なお、一般に遮光領域の面積は非常に小さく、前記接着シート200の表面積も小さくなっている。そのため、前記接着シート20の接着力では、上述したような液晶パネル100に生じている応力に耐えることが難しい。
したがって、フレーム300内に収容されている液晶パネル100には、上記応力により前記導光板210から剥離させ、フレーム300から浮き上がるような力が加わった状態となる。
このような応力に起因する液晶パネル100の浮きは、回路基板10が固定されている側、すなわち本実施形態では第1基板3の張出し部2a側で起こる。そこで、本実施形態に係るフレーム300は、図2(a),(b)に示したように、前記液晶パネル100の前記導光板210に貼りあわされた面と反対側の面における、前記回路基板10が設けられた側の端部の領域に対向して配置された、液晶パネル100の浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材30を備えている。具体的に本実施形態では、前記浮き上がり防止部材30は、前記回路基板10が設けられた側の端部としての、前記回路基板10が接続された辺の両側の角部、すなわち前記張り出し部2aの両側の角部を覆う位置に設けられたものとなっている。
前記浮き上がり防止部材30は、図2(b)に示したように前記張り出し部2aの上面側(バックライト200と反対側)の面を平面視した状態で庇状に覆うようにして延出した、台形の板状部材から構成されるものである。なお、前記浮き上がり防止部材30の形状は上記形状に限定されることはなく、前記張り出し部2aの両側の角部を覆うことのできる形状であれば種々の形状を採用することができる。また、前記浮き上がり防止部材30は前記フレーム300に一体形成することで、前記浮き上がり防止部材30に応力が加わる場合でも、フレーム300全体に応力を分散させるようにしてもよい。あるいは、別の部材から構成することで前記フレーム300に取り付けるようにしてもよい。
また、前記フレーム300に液晶パネル100を収容する際には、液晶パネル100を傾けた状態で前記張り出し部2a側を前記浮き上がり防止部材30の下部に配置した後、パネル全体をフレーム300に押し込むようにして接着シート20を介して前記導光板210上に貼り付ける。なお、前記浮き上がり防止部材30と前記液晶パネル100の張り出し部2aの角部との間には所定の間隙が生じている。ここで、所定の間隙とは、液晶パネル100がフレーム300内で多少動いたとしても、導光板210から剥離することがなく、バックライト200と液晶パネル100との位置関係に影響を及ぼさない程度の隙間を意味している。これにより、液晶パネル100をフレーム300内に収容した際に、前記浮き上がり防止部材30がパネルに接触しないので、前記液晶パネル100の角部に負荷を与えることがない。また、このような間隙が生じていることで、フレーム300内に液晶パネル100を配置しやすくなっている。この間隙は、液晶パネル100が導光板210から剥離しない程度、液晶パネル100が動けるスペースとなっており、液晶パネル100の厚み方向の寸法公差を考慮した設計が可能となる。なお、前記浮き上がり防止部材30における前記液晶パネル100と対向する面の位置を、前記フレーム300に収容された前記液晶パネル100の上面の位置と一致させるようにしてもよい。これにより、浮き上がり防止部材30が液晶パネル100に当接した状態となるので、フレーム300内に液晶パネル100を確実に収容するようにしてもよい。
上記構成のフレーム300を備えることで、上記回路基板30の曲げ応力によって浮き上がろうとする、前記フレーム300内に収容された液晶パネル100の張り出し部2a側が前記浮き上がり防止部材30によって押さえ込まれるので、前記液晶パネル100が前記接着シート20から剥離することがない。したがって、液晶パネル100がフレーム300内から浮き上がることがない。このように、フレーム300内からの液晶パネル100の浮き上がりを防止し、バックライト200と液晶パネル100との位置関係を保持することができるので、バックライト200の光を有効に利用でき、液晶表示装置の表示品質及び信頼性が高いものとなる。また、回路基板10を曲げた状態で使用できるため、回路基板10の引き出し方向の自由度が高くなる。
なお、上記実施形態では、バックライト200を備えた液晶装置1について説明したが、本発明は、少なくとも可撓性を有した回路基板が設けられた液晶パネルをフレーム内に収容し、前記回路基板に生じた曲げ応力によってフレーム内から液晶パネルを浮き上がらせる力が働く構造であれば、バックライトを備えていないものについても適用することができるのはもちろんである。
(フレームの変形例)
ここで、上記フレームの変形例について図4を参照して説明する。具体的には、回路基板10が2つ接続された液晶パネル100を収容する際に用いられるフレーム300´について説明する。このフレーム300´は、回路基板10が設けられている側の辺の両側の角部を覆う浮き上がり防止部材30´が形成されている。
具体的には、図4に示すように、この液晶パネル100に接続される回路基板10は、パネルの2つの外周辺をそれぞれ跨ぐようにして設けられている。したがって、液晶パネル100の回路基板10が設けられた側の辺の両側の角部は、前記外周辺における短辺と長辺とが交わる部分において角部を共通としている。よって、フレーム300´には、液晶パネル100における3箇所の角部を覆う位置に浮き上がり防止部材30´が形成される。
上述したような液晶パネル100は、回路基板10が引き出される2箇所において、液晶パネル100を浮き上がらせる応力が加わった状態となるが、上記フレーム300´に収容することで前記浮き上がり防止部材30´がパネルを押さえ込むことでフレーム300´からの浮きを確実に防止することができる。
図5は、組立後の液晶表示装置1における側断面構造を示す図である。図5に示すように、液晶パネル100は、第1基板3と、第1基板3から張出した張出し部2aを有する第2基板2と、これら第1基板3及び第2基板2を貼り合わせるための基板周縁部に設けられたシール材7と、第1基板3及び第2基板2とシール材7とにより形成された空間内に配置された電気光学物質としての液晶層9と、一対の基板を挟むように設けられた第1偏光板8a及び第2偏光板8bとを有している。
第1基板3の第2基板2と対向する面上には、複数のITO(IndiumTin Oxide)膜からなるストライプ状の第1透明電極4aが設けられ、この第1透明電極4aを覆うようにポリイミドなどからなる配向膜(図示せず)が形成されている。一方、第2基板2の第1基板3と対向する面上には、第1透明電極4aと交差するように複数のITO膜からなるストライプ状の第2透明電極4bが設けられ、この第2透明電極4bを覆うようにポリイミドなどからなる配向膜(図示せず)が形成されている。
第1基板3、第2基板2はそれぞれ矩形状を有し、第2基板2は、第1基板3から張出した張出し部2aを有している。張出し部2aの第1基板3と対向する面上には、図2に示すように、第2透明電極4bが延在してなる第1配線5と、この第1配線5と電気的に接続する第1端子6aと、第1透明電極4aとシール材7に混入された導電材を介して電気的に接続された第2配線(図示せず)と、この第2配線と電気的に接続する第2端子(図示せず)とが形成されている。
液晶表示装置1は、対向する第1透明電極4a及び第2透明電極4bと、これらに挟持される液晶層9とにより画素が形成される。そして、各画素に印加する電圧を選択的に変化させることによって液晶層9の光学特性を変化させ、バックライトから照射される光は各画素のこの液晶層9を透過することによって変調される。このように光を変調させることによって画像などを表示することができ、液晶パネル100における表示領域はシール材7により囲まれた領域に略等しくなっている。
(導光板)
次に、上記バックライト200を構成する導光板の構成について説明する。図6は導光板210の構造を示す図であり、図6(a)は第1面を上にした場合の斜視図、図6(b)は第2面を上にした場合の斜視図、図6(c)は図6(a)の線A−A’における断面図、図6(d)は図6(a)の線B−B’における断面図である。
図6に示すように、導光板210は、液晶パネル100の表示領域に対して光を出射する導光領域210dと、液晶表示装置1として組み立てたときに張出し部2aを支持する第1支持部210aが配置される支持領域210gと、支持領域210gと導光領域210dとの間の領域に配置されたLED12を収容する4つの第1凹部210bが設けられたLED領域210fとを有する。
図6に示したように、導光板210の第1支持部210aは、導光領域210dが延在した形状となっており、導光板210の一辺212aに沿って配置され、第1面211aを上にした時に、導光領域210dからやや突き出した凸部状となるように形成されている。更に、図6に示すように、第1支持部210aは、第2面211b側に第2凹部210cを有している。図6(d)において、第2凹部210cの深さbは約1.2mm、幅eは約3.4mmとなっている。また、第2凹部210cが設けられた第1支持部210aの側部の厚みdは約1.0mm、液晶表示装置として組み立てた時に張出し部2aを支持する部分の厚みcは約0.3mmとなっている。本実施形態においては、第1支持部210aの導光領域210dを基準としたときの高さは、第2偏光板8b、プリズムシート220、プリズムシート221及び拡散板222を重ねた時の厚みにほぼ相当する。
導光板210の導光領域210dはほぼ液晶パネルの表示領域に対応している。導光板210の一辺212aに直交する二辺212b及び212cには、導光領域210d部分から突出する突出部210eが、各辺5つづつ設けられている。これら各突出部210eは、フレーム300に設けられた対応する凹部300aに挿入され、固定される。突出部210eはほぼ等間隔に配置されている。図6(d)において、導光領域210dにおける導光板の厚さaは約1mmである。
導光板210のLED領域210fは、液晶表示装置1として組み立てた時に、第2面211b側に第1接着層21を介して導光板210と回路基板10とを接着固定して回路基板10を支持する5つの第2支持部210hと、隣り合う第2支持部210h間に配置されたLED12が収容される4つの第1凹部210bとを有する。第1凹部210bは、導光板210の第2面211b側に位置する。本実施形態においては、LED12の高さ、すなわち導光板210の厚さ方向に沿ったLEDの寸法が約1mmと、導光領域210dにおける導光板210の厚さとほぼ同じため、第1凹部210bは導光板210を貫通する孔状となっている。このようにLEDを収容する第1凹部を導光板に設けることにより、導光板から突出した状態でLEDを設ける必要がなく、液晶表示装置1の小型化を図ることができる。
また、支持領域と導光領域との間の領域に、第1凹部210bは設けられるので、導光板に支持領域があるにも関わらずLEDからの光は支持領域を通過することなく導光領域に照射することができる。したがって、従来のものとほぼ同じ照度の光源を使用することができる。本実施形態においては、図7に示すように、第1接着層21(図上、斜線で埋められた部分)は、導光板210のLED領域210fの第2面211b側に位置する5つの第2支持部210hに対応して形成されている。なお、前記第1接着層21としては両面テープが用いられる。
本実施形態においては、5箇所に設けられた第1接着層21によって、導光板210と回路基板10とが接着される。例えば、第1凹部210bを複数設けず、導光板210の一辺212aに沿った細長い凹部を1つ設け、この凹部に4つのLEDが配置されるように構成することも可能であるが、凹部を複数設けることにより、第2支持部210hを3つ以上設けることができ、導光板210と回路基板10との接着箇所及び接着面積を大きくすることができ、液晶表示装置1に衝撃が加わっても、回路基板10が導光板210から剥がれにくい。特に、液晶表示装置を駆動した場合、LEDから発せられる熱により第1接着層自体の接着強度が落ちやすい場合においては、導光板と回路基板との接着箇所を増やし、接着面積を大きくすることが有効である。
(電気光学装置のその他の実施形態)
以上の実施形態では、電気光学装置の1つである液晶表示装置に対して本発明を適用したが、本発明は、液晶表示装置以外の電気光学装置として、例えば、EL(エレクトロルミネッセンス)表示装置やプラズマディスプレイ装置等にも適用することができる。また、EL表示装置としては、有機EL或いは無機ELを採用することができる。
この場合には、例えばEL表示装置が、EL素子を備えたELパネル(表示パネル)と、当該ELパネルに接続されるFPCからなる回路基板とを有し、該回路基板を収容し、上記突起が形成されたフレームとを備えた構成が採用される。このような構成により、曲げ応力の働く回路基板に起因するフレームからELパネルの浮き上がりを防止できる。
また、上述した液晶表示装置は、パッシブ型のものに限定されることはなく、TFTやTFDといったスイッチング素子を用いたアクティブマトリクス型液晶装置にも適用できる。
(電子機器)
次に、本発明の電子機器について説明する。本発明の電子機器は、前述した本発明の電気光学装置を備えてなるものである。
以下、電子機器の一実施形態として、上述した液晶表示装置1を備えた携帯電話90を例に挙げて説明する。
図8は、携帯電話90の構成を示す斜視図である。図8に示すように、この携帯電話90は、複数の操作ボタン91の他、受話口92、送話口93とともに、前記液晶表示装置1を表示部94として備えたものである。
本実施形態の携帯電話90によれば、上述したようにフレーム300内にパネル100が確実に収容された液晶表示装置1を表示部として備えているので、信頼性の高いものとなる。
なお、前記の電子機器としては、携帯電話以外にも、例えば電子ノート、パーソナルコンピュータ、電子ブック、ビューファインダ型、モニタ直視型のビデオテープレコーダ、カーナビゲーション装置、ページャ、電子手帳、電卓、ワードプロセッサ、ワークステーション、テレビ電話、POS端末等などを挙げることができる。
液晶表示装置の分解斜視図である。 (a),(b)は組立後の液晶表示装置の概略構成を示す図である。 回路基板の概略斜視図である。 フレームの変形例を示す図である。 組立後の液晶表示装置の側断面構造を示す図である。 バックライトを構成する導光板の構造を示す図である。 導光板と第1接着層との位置関係を説明するための図である。 電子機器の一実施形態としての携帯電話を示す図である。
符号の説明
1…液晶表示装置(電気光学装置)、10…回路基板、20…接着シート(接着部材)、30…浮き上がり防止部材、90…携帯電話(電子機器)、100…液晶パネル(表示パネル)、200…バックライト、300…フレーム

Claims (8)

  1. 可撓性を有する回路基板が設けられた表示パネルと、前記表示パネルを収容するフレームと、を備えた電気光学装置において、
    前記表示パネルは接着部材を介して前記フレーム側に固定され、
    前記回路基板は前記表示パネルに接続されるとともに、当該表示パネルの背面側に曲げて固定され、
    前記フレームには、前記表示パネルの前記回路基板が固定された側の面と反対側の面における、前記回路基板が設けられた側の端部の領域に対向して配置された、前記表示パネルの浮き上がりを防止する浮き上がり防止部材が設けられていることを特徴とする電気光学装置。
  2. 前記表示パネルは矩形であり、前記浮き上がり防止部材は前記回路基板が接続された辺の両側の角部に形成されることを特徴とする請求項1に記載の電気光学装置。
  3. 前記浮き上がり防止部材における前記表示パネルと対向する面の位置は、前記フレームに収容された前記表示パネルの上面の位置と一致することを特徴とする請求項1または2に記載の電気光学装置。
  4. 前記浮き上がり防止部材と前記表示パネルとの角部との間には、所定の間隙が生じていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電気光学装置。
  5. 前記浮き上がり防止部材は前記フレームと一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  6. 前記表示パネルは前記回路基板を複数備え、当該複数の回路基板が前記表示パネルの複数の辺に接続されており、前記浮き上がり防止部材は前記回路基板が設けられた複数の辺のそれぞれの両側の角部に形成されることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一項に記載の電気光学装置。
  7. 前記電気光学装置は、光源と、前記表示パネルの背面側に配置され前記光源から出射された光を前記表示パネルに導く導光板とを有する照明装置をさらに備え、
    前記導光板は前記フレームに固定され、
    前記表示パネルは、前記表示パネルの表示領域の外側の領域に形成された前記接着部材を介して前記導光板に貼り合わされることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の電気光学装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の電気光学装置を備えたことを特徴とする電子機器。
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JP2010210938A (ja) * 2009-03-10 2010-09-24 Toshiba Mobile Display Co Ltd 液晶表示装置
JP2012114952A (ja) * 2012-02-29 2012-06-14 Toshiba Corp テレビジョン受像機、及び電子機器

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