JP2007255480A - ビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造 - Google Patents

ビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】パーキングブレーキケーブル等の反力によるキャリパの姿勢への影響を抑制する。
【解決手段】ビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造は、ディスクブレーキキャリパ10に内蔵されたPKBユニット54に接続されるPKBケーブル56を案内するPKBケーブル配管62の末端が固定されるブラケット60と、ディスクブレーキキャリパ10を車体に支持するマウンティング12とを備える。ここで、ブラケット60は、マウンティング12に固定されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、パーキングブレーキ機構が内蔵されたビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造に関する。
従来から、液圧式作動機構と機械式作動機構とを組み合わせたパーキングブレーキ付きのディスクブレーキが知られている(例えば、特許文献1参照)。液圧式作動機構においては、ブレーキペダルの踏み操作により液圧マスタシリンダに発生した液圧で摩擦パッドがディスクロータに押圧されて制動力が発生する。機械式作動機構においては、ハンドブレーキレバーの操作によりパーキングケーブルが牽引されると摩擦パッドがディスクロータに押圧されて制動力が発生する。パーキングケーブルは、ディスクブレーキのキャリパに固定されたケーブルアームに保持されている。
実開平3−38431号公報
上述のディスクブレーキにおいては、キャリパに固定されたケーブルアームがパーキングブレーキ作動中のパーキングブレーキケーブルの反力を受けることになる。パーキングブレーキが解除された場合に理想的にはパーキングケーブルの反力は零となるものと考えられるが、実際にはいくつかの理由により反力が残ることがある。例えば、他の部材の配置に制約されてパーキングブレーキケーブルの配線経路を蛇行させた場合には、パーキングブレーキケーブルやケーブルを収容する配管等の曲げ反力がキャリパに作用することとなる。また、パーキングブレーキケーブルとケーブル配管との間の摺動抵抗によりパーキングブレーキ解除時にケーブル反力が残ってしまう場合もある。このような反力がキャリパの姿勢を傾斜させ、ブレーキパッドとディスクロータとの位置関係を設計上の位置関係から変化させる可能性がある。ブレーキパッドとディスクロータとの位置関係の変化は、ブレーキ鳴きを引き起こす1つの要因となり得る。
そこで、本発明は、パーキングブレーキケーブル等の反力によるキャリパの姿勢への影響を抑制することができるビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造は、ディスクブレーキキャリパに内蔵されたパーキングブレーキ機構に接続されるパーキングブレーキケーブルを案内するパーキングブレーキケーブル配管の末端が固定されるブラケットと、ディスクブレーキキャリパを車体に支持する支持部材とを備えるビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造であって、ブラケットは、支持部材に固定されている。
この態様によれば、パーキングブレーキケーブル配管の末端が固定されるブラケットは、ディスクブレーキキャリパを車体に支持する例えばマウンティング等の支持部材に固定されている。このため、ケーブルやケーブル配管からの反力をキャリパではなく車体に支持される支持部材によって受けることができる。よって、反力がキャリパの姿勢に与える影響を抑えることができる。その結果、ブレーキパッドとディスクロータとの位置関係が設計上の位置関係から変化するのを抑制することができるので、ブレーキ鳴きを発生しにくくすることができる。
本発明によれば、パーキングブレーキケーブル等の反力によるキャリパの姿勢への影響を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る浮動型のディスクブレーキキャリパ10(以下適宜キャリパ10という)の側面図である。本実施形態のキャリパ10は、図1に示すように大別してディスクロータに押圧され制動力を発生するブレーキパッド14と、ブレーキパッド14を駆動するシリンダ部16とで構成されている。キャリパ10は、支持部材としてのマウンティング12を介して図示しない車体側に固定されている。
図2は、本実施形態に係るディスクブレーキキャリパ10の要部を模式的に示す図である。車輪と共に回転するディスクロータ18は図2に示すように、一対のブレーキパッド14の間に存在する。ディスクロータ18の側面18a、18bは摩擦摺動面を構成し、一対のブレーキパッド14がディスクロータ18を挟んで対向配置される。このブレーキパッド14は、ディスクロータ18の側面18a、18bと直接接触する摩擦摺動面を有する摩擦材20a、20bと、この摩擦材20a、20bの裏側、すなわちディスクロータ18と接触しない側を支持するパッド裏金22a、22bによって構成されている。なお、以下、左右の摩擦材を区別しない場合、摩擦材20と記する。また、左右のパッド裏金を区別しない場合、パッド裏金22と記する。
キャリパ10は、矢印L、矢印R方向に変位可能に例えば公知のスライドピン機構等によりマウンティング12に支持されている。キャリパ10のシリンダ部16には、図2に示すように、有底の穴24が穿設されており、この穴24には、ピストン26が摺動可能に嵌挿されている。穴24の底は液圧配管28によりマスターシリンダ(不図示)に接続されている。運転者がブレーキペダルを操作するとマスターシリンダからのブレーキフルードが液圧配管28を介して穴24に流入し、ピストン26を矢印Lまたは矢印R方向に駆動するようになっている。
ブレーキフルードが穴24に流入すると、ピストン26が図2に示す非動作状態から矢印R方向、すなわちピストン26の押圧方向に摺動し、パッド裏金22aを介して摩擦材20aをディスクロータ18の側面18aに押圧する。摩擦材20aがディスクロータ18に押圧されると、ピストン26は摺動を停止する。ピストン26が摺動を停止した後も、ブレーキフルードが穴24に流入すれば穴24内の液圧がさらに上昇する。その結果、停止したピストン26が逆に穴24の内面を矢印L方向に押圧し、シリンダ部16を構成するシリンダハウジング16aを矢印L方向に押圧する。つまり、液圧の上昇に伴って、シリンダハウジング16aが矢印L方向に変位する。
シリンダハウジング16aのシリンダが形成されていない側には爪部30が形成されており、シリンダハウジング16aの矢印L方向への変位に伴って、爪部30がパッド裏金22bを介して摩擦材20bをディスクロータ18の側面18bに押圧する。この結果、ディスクロータ18を一対の摩擦材20a,20bが押圧挟持する状態となり、ディスクロータ18を効率的に制動させることが可能となる。
ところで、本実施形態のキャリパ10は、パーキングブレーキ(以下適宜PKBという)として動作する機能を有している。シリンダハウジング16aの内部には、シリンダ部16の背面側にパーキングブレーキ機構としてのPKBユニット54が内蔵されている。PKBユニット54は、ピストン26の背面側に延在するプッシュロッド58と、ピストン26の押圧方向に平行な駆動回転軸A周りの回転運動をプッシュロッド58の矢印Lまたは矢印R方向の直線往復運動に変換する公知のカム機構とを備える。シリンダハウジング16aの外部へと突出するPKB駆動レバー70を駆動することにより、カム機構に駆動回転軸A周りの回転運動が入力される。PKB駆動レバー70にはPKBケーブル56の一端が接続されており、PKBケーブル56の他端は図示されないハンドブレーキレバーに接続される。
PKBケーブル56は、ハンドブレーキレバーからPKBユニット54の近傍までPKBケーブル配管62により保持されて案内されている。PKBケーブル配管62のPKBユニット54側の末端はブラケット60にボルト等により固定されている。ブラケット60は、マウンティング12に固定された部材である。
ディスクブレーキをPKBとして利用する場合には、まず、運転者がハンドブレーキレバーを操作することによりPKBケーブル56に引張力が作用する。この引張力によりPKB駆動レバー70は駆動回転軸A周りに回転する。PKB駆動レバー70の回転によりPKBユニット54内のカムが回転しプッシュロッド58が前進する。このプッシュロッド58の前進により、ピストン26は矢印R方向に移動し、ブレーキパッド14の摩擦材20aをディスクロータ18に押圧させる。そして、シリンダ部16は、ピストン26がブレーキフルードにより駆動したときと同様に矢印L方向にスライドして、ブレーキパッド14の摩擦材20bがディスクロータ18に押圧される。その結果、ディスクロータ18をブレーキパッド14で挟持して、ディスクロータ18の静止状態を維持する静止力を発生する。このようなPKB一体型のキャリパは、ビルトインディスクブレーキとも呼ばれる。
本実施形態によれば、PKBケーブル配管62の末端が固定されるブラケット60は、キャリパ10を車体側に支持するマウンティング12に固定されている。このため、PKB解除時のPKBケーブル56やPKBケーブル配管62からの反力をキャリパ10ではなく車体側で受けることができる。よって、反力がキャリパ10の姿勢に与える影響を抑えることができる。その結果、ブレーキパッド14とディスクロータ18との位置関係が設計上の位置関係から変動するのを抑制することができるので、ブレーキ鳴きを発生しにくくすることができる。
なお、本実施形態においてはブラケット60をマウンティング12に取り付けているが、これに代えて例えばサスアームなどの車体側の他の部位にブラケット60を取り付けてもよい。
本実施形態に係る浮動型のディスクブレーキキャリパの側面図である。 本実施形態に係るディスクブレーキキャリパの要部を模式的に示す図である。
符号の説明
10 ブレーキキャリパ、 12 マウンティング、 54 PKBユニット、 56 PKBケーブル、 60 ブラケット、 62 PKBケーブル配管。

Claims (1)

  1. ディスクブレーキキャリパに内蔵されたパーキングブレーキ機構に接続されるパーキングブレーキケーブルを案内するパーキングブレーキケーブル配管の末端が固定されるブラケットと、前記ディスクブレーキキャリパを車体に支持する支持部材とを備えるビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造であって、
    前記ブラケットは、前記支持部材に固定されていることを特徴とするビルトイン型のディスクブレーキキャリパ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009264478A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Hitachi Ltd ディスクブレーキ

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