JP2007255377A - 燃料供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】サクションフィルタの高性能化を図るとともに、車両の傾斜時等に生じるエア吸込みを防止する燃料供給装置を提供する。
【解決手段】燃料タンク1内の燃料を燃料タンク外に供給する燃料供給装置10において、燃料タンク1に収容されるサブタンク70と、サブタンク70内に収容され、サブタンク70内の燃料を吸入および吐出する燃料ポンプ36と、サブタンク70の底部71に設けられ、燃料ポンプ36が吸入する燃料中の異物を除去するサクションフィルタ60とを備え、サブタンク70は、底部71の側壁を外周側へ突出させている突出部75を有し、突出部75の内部にサクションフィルタ60の少なくとも一部64を収容している。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料供給装置に関し、例えば燃料タンク内の燃料を燃料タンク外へ供給する燃料供給装置に適用して好適なものである。
従来、燃料供給装置は燃料タンク内に燃料ポンプが収容されており、例えば燃料タンクを搭載する車両が走行時に旋回や登坂等により燃料タンク内の燃料が偏った場合においても、燃料ポンプが安定して燃料の吸込み、吐出を行なえるように、サブタンクを搭載するものが知られている(特許文献1、2参照)。この種の燃料ポンプは、燃料吸入側に袋状のサクションフィルタを設け、燃料吐出側にフィルタエレメントからなる高圧フィルタが設けられており、サブタンク内から吸入する燃料に含まれる比較的大きな異物をサクションフィルタで捕集し、燃料ポンプから吐出される燃料に含まれる比較的小さな異物を高圧フィルタで捕集している。
特許文献1の開示する技術では、円筒状のサブタンク内に燃料ポンプを略垂直方向に配置し、燃料ポンプの下部側に取付られたサクションフィルタをサブタンクの底部に配置している。
特許文献2の開示する技術では、浅底の箱型状のサブタンク内に燃料ポンプをサブタンクの底部と略平行に配置し、サクションフィルタを燃料ポンプと底部の間に配置している。
特開2001−132568号公報 特開平11−264353号公報
出願人は、サクションフィルタの高性能化、例えば高圧フィルタが捕捉する細かい異物を捕集する濾過能力アップを検討している。しかしながら、このようなものを、従来技術に適用すると、濾過寿命を確保するため、サクションフィルタを円筒状もしくは箱状のサブタンクの底面積より大きくする必要がある。
これに対してサブタンク内に収めるために、サクションフィルタ960をサブタンク970の側壁972に沿って屈曲させ、その先端部964を上方に持ち上げるように配置することが考えられる(図7参照)。しかしながら、この方法では、サクションフィルタ970の先端部964がサブタンク970の上部側に配置されることになるため、車両傾斜時等においてサクションフィルタ上部に溜まったエアを燃料ポンプが吸込んでしまうおそれがある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、サクションフィルタの高性能化を図るとともに、車両の傾斜時等に生じるエア吸込みを防止する燃料供給装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために以下の技術的手段を備える。
即ち、本発明の請求項1乃至5に記載の発明では、燃料タンク内の燃料を燃料タンク外に供給する燃料供給装置において、燃料タンクに収容されるサブタンクと、サブタンク内に収容され、サブタンク内の燃料を吸入および吐出する燃料ポンプと、サブタンクの底部に設けられ、燃料ポンプが吸入する燃料中の異物を除去するサクションフィルタとを備え、サブタンクは、底部の側壁を外周側へ突出させている突出部を有し、突出部の内部にサクションフィルタの少なくとも一部を収容していることを特徴とする。
これによると、底部にサクションフィルタを配置するサブタンクは、底部の側壁を外周側へ突出させている突出部を有し、突出部の内部にサクションフィルタの少なくとも一部を収容する。これにより、サクションフィルタを大型化しつつ、そのサクションフィルタを底部および底部の外周側に接続する突出部内に配置することができるので、サクションフィルタの高性能化を図るとともに、車両の傾斜時等に生じるエア吸込みを防止することができる。
また、請求項2乃至4に記載の発明では、燃料タンクに設けられ、少なくともサブタンクを燃料タンクの内部に収容するための開口部を備え、
サブタンクは、開口部に挿入されるサブタンクの側壁のうち、突出部の根元にある根元側側壁部と、この根元側側壁とほぼ径方向反対側にある反突出部側側壁部との対角寸法を、開口部の直径よりも小さく形成していることを特徴とする。
これにより、サブタンクを燃料タンク内に収容するために、突出部を有するサブタンクを、開口部から燃料タンク内部に挿入するときに、サブタンクと燃料タンクの開口部とは干渉しないようにすることができる。したがって、開口部を大型化することなく、突出部を有するサブタンクを、燃料タンク内部へ容易に設置することができる。
また、請求項3に記載の発明では、反突出部側側壁部は、底部側が径方向内側へ凹んでいる隅部を有していることを特徴とする。
これによると、反突出部側側壁部は、底部側が径方向内側へ、例えば曲面状に凹んでいる隅部を有していることが好ましい。これにより、サブタンクの底部側にある突出部を、開口部を介して挿入した後、凹んだ隅部を利用してサブタンクを回転等させることができる。したがって、サブタンクを燃料タンクへ収容時に、サブタンクを燃料タンク内部へ容易かつ円滑に設置することができる。
また、請求項4に記載の発明では、燃料タンクの開口部を塞ぐ蓋部材と、蓋部材とサブタンクとにそれぞれ結合され、サブタンクを支持する結合部材とを備えていることを特徴とする。
これにより、サブタンクは、燃料タンクの開口部を塞ぐ蓋部材、および結合部材に支持されているので、サブタンクの底部および突出部を、燃料タンク内の例えば底部等に安定して配置することができる。
また、請求項5に記載の発明では、サクションフィルタは、燃料ポンプと底部との間に配置され、突出部に向けて底部に沿うように延びていることを特徴とする。
これにより、例えば袋状に形成され長手方向に延伸しているサクションフィルタを、その端部を上方等に屈曲させることなく、サブタンク内に収容することができる。
以下、本発明の燃料供給装置を、具体化した実施形態を図面に従って説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態による燃料供給装置の構成を示す部分断面図である。図2は、図1中の燃料供給装置の平面図である。図3は、図1中の燃料供給装置を燃料タンクに設置する過程を示す断面図である。
図1および図2に示すように、燃料供給装置10は、蓋部材としてのフランジ部12と、ポンプモジュール30と、サブタンク70とを備えている。
フランジ部12は、樹脂材で略円板状に形成されており、燃料タンク1の上壁2に形成された開口部2aを塞いでいる。燃料供給装置10のフランジ部12以外の部材は、燃料タンク1内に収容されている。なお、燃料タンク1は樹脂製または金属製のいずれでもよい。
フランジ部12には、燃料吐出口13とコネクタ14が設けられている。燃料吐出口13は、ポンプモジュール30の燃料ポンプ36から吐出された燃料を燃料タンクの外部に供給する。コネクタ14は、リード線により電気的に接続された燃料ポンプ36に電力を供給する。
結合部材としての金属支柱16は図1の上下方向に延びており、その一端がフランジ部12に圧入されている。また他端は、サブタンク70に形成されている挿入部(図示せず)に挿入され、金属支柱16が挿入部(図示せず)に軸方向に移動可能である。付勢力部材としてのスプリング17は、フランジ部12とサブタンク70とをお互いに離れるように付勢している。このスプリング17の付勢力により、サブタンク70は、燃料タンク1の底壁3の内側底面3aに常に押付けられている。
サブタンク70は、密封されておらず、上方は開口している。また、サブタンク70は、樹脂材で略円筒状に形成されており、内部に、燃料ポンプ36、高圧フィルタとしての燃料フィルタ32、およびサクションフィルタ60等を収容している。
なお、サクションフィルタ60を内部に収容するサブタンク70の構造については、後述する。
ポンプモジュール30は、燃料フィルタ32、燃料ポンプ36、プレッシャレギュレータ50、およびサクションフィルタ60を有している。燃料フィルタ32は、ケース本体33および蓋34からなるフィルタケース内にフィルタエレメント40を収容し、燃料ポンプ36の外周を覆っている。フィルタエレメント40は、軸に垂直な断面の形状がフィルタケース内の空間に円環状に形成されている。フィルタエレメント40は、例えばハニカム状に形成された濾紙である。このフィルタエレメント40により、燃料フィルタ32は、燃料ポンプ36より吐出される燃料に含まれる比較的小さい異物を除去する。
ケース本体33および蓋34からなるフィルタケースは、燃料ポンプ36を覆うポンプケーシングである。ケース本体33と蓋34とは溶着等により一体に固定されている。燃料ポンプ36は、コネクタ14と電気的に接続するポンプ側コネクタ(図示せず)を有しており、ポンプ側コネクタを蓋34から露出している。燃料ポンプ36は、内部に図示しないモータを収容しており、モータとともに回転するインペラ等の回転部材(図示せず)により、サクションフィルタ60から吸入した燃料を昇圧する。
また、ポンプモジュール30は、図示しない弾性部材により支持されている。具体的には、弾性部材は、サクションフィルタ60の上方において燃料フィルタ32の蓋34とサブタンク70とを接続している。この弾性部材を介して、サブタンク70は、燃料フィルタ32、燃料ポンプ36、プレッシャレギュレータ50、およびサクションフィルタ60を支持している。なお、弾性部材は、例えば薄板に複数のスナップフィット結合部が一体に形成されており、一方のスナップフィット結合部と蓋34、他方のスナップフィット結合部とサブタンク70が、それぞれスナップフィット結合している。
プレッシャレギュレータ50は、ケース本体33の図示しない流出口に流入口を接続しており、燃料ポンプ36が吐出し、燃料フィルタ32で異物を除去された燃料の圧力を調圧する。調圧された燃料は、蛇腹管等の燃料配管18を通り燃料吐出口13に向かう。
サクションフィルタ60は、袋状に形成されており、燃料ポンプ36の燃料吸入側の図示しない吸入口に接続されている。サクションフィルタ60は、外周を濾材としての不織布等のフィルタ部材で袋状に形成し、その袋内に骨格部材(図示せず)を配置することで所定の厚みを有する長手方向に延びるシート状のものに形成されている。フィルタ部材は、例えば樹脂製の不織布で形成されており、燃料ポンプ36がサブタンク70内から吸入する燃料に含まれる比較的小さい異物を除去することが可能である。本実施形態のサクションフィルタ60は、燃料フィルタ32が除去する比較的小さい異物を除去する。なお、フィルタ部材は、不織布の繊維等の隙間を、比較的小さい異物を捕集可能に小さくしている。
また、サクションフィルタ60は、袋状のフィルタ部材を、その袋状の長手方向に延ばしており、濾過面積の拡大が図られている。これにより、フィルタ部材の隙間を小さくして異物の捕集能力を高めるとともに、その体格を長手方向に大型化することにより、濾過面積を増大させ、隙間の目詰まりにより生じる濾過抵抗等で決まる濾過寿命を確保している。
なお、ここで、長手方向に大型化したサクションフィルタ60を、突出部75内に収容される先端部(以下、延長端部とも呼ぶ)64と、本体部62とに便宜上区分けする。本体部62と先端部(延長端部)64は一体成形されているものである。
次に、本実施形態の特徴であるサクションフィルタ60を収容するサブタンク70の構造について説明する。
サブタンク70は、燃料タンク1の底壁3に当接する底部71と、略筒状に形成された側部72を有しており、側部72には、底部71側の側壁を外周側に突出させる突出部75が形成されている(図1および図2参照)。この突出部75内に、サクションフィルタ60の先端部64が収容されている。
また、本実施形態では、この突出部75は、燃料タンク1の内側底面3aに沿って底部71と面一に形成されている。これにより、サクションフィルタ70は、先端部64を上方等に屈曲させることなく、底部71および底部71に接続し外周側に延出する突出部75内に確実に配置することができる。
さらに例えば、スプリング17の付勢力により底部71および突出部75が押し当てられる、燃料タンク1の底壁3の面圧を低減することが可能である。
また、サブタンク70を燃料タンク1の開口部2aから燃料タンク内部に挿入するため、サブタンク70の少なくとも側部72は、その外径が、開口部2aの直径L2より小さく形成されている。
さらに、本実施形態では、上記側部72において、突出部75の根元にある根元側側壁部(以下、根元部)76と、この根元部76とほぼ径方向反対側にある反突出部側側壁部73との対角寸法L70は、開口部2aの直径L2より小さく設定されている。これにより、図3に示す燃料噴射装置10を燃料タンク1内に収容する組付け作業時において、開口部2aにサブタンク70を挿入するとき、突出部75を有するサブタンク70と、開口部2aとは干渉しないようにすることができる。
また、この反突出部側側壁部73は、図1に示すように、底部71側に向かって径方向内側へ曲面状に凹んでいることが好ましい。このように反突出部側側壁部73を凹ませることにより、サブタンク70を燃料タンク1内に収容時において、サブタンク70の底部71側にある突出部75を、開口部2aから挿入した後、凹んで隅部73を利用してサブタンクを回転等させることができる。これにより、サブタンク70を燃料タンク1内に容易かつ円滑に設置することが可能である。
上記樹脂製のサブタンク70を形成する方法としては、ブロー成形により樹脂形成する。なお、サブタンク70の形成方法としては、これに限らず、溶着等による製造技術を用いて一体に成形するようにしてもよい。
なお、ここで、反突出部側側壁部73は、特許請求範囲に記載の隅部に対応する。
以上説明した本実施形態では、サブタンク70は、その底部71に接続し外周側に突出する突出部75を有しており、突出部75内に、底部71に配置されているサクションフィルタ60の先端部64を収容するようにしている。これにより、サクションフィルタ60を長手方向に大型化しつつ、そのサクションフィルタ60を底部71および突出部75内に配置することができる。したがって、サクションフィルタ60の高性能化を図るとともに、車両の傾斜時等に生じるエア吸込みを防止することができる。
また、以上説明した本実施形態では、燃料タンク1内に収容されるサブタンク70は、開口部2aに挿入される側部72において、突出部75の根元にある根元部76と、この根元部76とほぼ径方向反対側にある反突出部側側壁部73との対角寸法L70を、開口部2aの直径L2より小さく形成している。これにより、燃料噴射装置10を燃料タンク1内に収容する組付け作業時において、開口部2aにサブタンク70を挿入するとき、突出部75を有するサブタンク70と、開口部2aとは干渉しないようにすることができる。したがって、燃料タンク1の開口部2aを大型化することなく、サブタンク70を、燃料タンク1内部へ容易に設置することができる。
また、以上説明した本実施形態では、上記反突出部側側壁部73は、底部71側に向かって径方向内側へ曲面状に凹んでいることが好ましい。これにより、少なくともサブタンク70を燃料タンク1内に収容するときにおいて、サブタンク70の底部71側にある突出部75を、開口部2aから挿入した後、凹んで隅部73を利用してサブタンクを回転等させることができる。したがって、サブタンク70を燃料タンク1内に容易かつ円滑に設置することが可能である。
また、以上説明した本実施形態では、燃料供給装置10は、開口部2aを塞ぐフランジ部12と、このフランジ部12とサブタンク70とにそれぞれ結合され、サブタンク7020を支持する金属支柱16とを有している。これにより、サブタンク70は、燃料タンク1の開口部2aを塞ぐフランジ部12、および金属支柱16に支持されているので、サブタンク70の底部71および突出部75を、燃料タンク1内の底壁3に安定して配置することができる。
(第2および第3の実施形態)
以下、本発明を適用した他の実施形態を説明する。なお、以下の実施形態においては、第1の実施形態と同じもしくは均等の構成には同一の符号を付し、説明を繰返さない。
第1の実施形態では、サブタンク70の成形方法として、ブロー成形により樹脂成形する方法で説明した。
これに対して第2および第3の実施形態では、サブタンク170、270を、溶着することにより、分割樹脂成形した二つのサブタンク部を、溶着により一体に樹脂成形する。図4は、第2の実施形態に係わるサブタンクを示す外観図である。図5は、第3の実施形態に係わるサブタンクを示す外観図である。
第2の実施形態では、図4に示すように、サブタンク170は、先端部175の長手方向(図4の左右方向)の中間部で分割する、第1分割先端部175bと、燃料ポンプ36を収容するサブタンク本体部を含む第2分割先端部175aとを有している。なお、第1分割先端部175bおよび第2分割先端部175aは、分割樹脂成形した二つのサブタンク部を構成する。
サブタンク部175a、175bを樹脂成形する樹脂成形行程において、第1分割先端部175bおよび第2分割先端部175aを、別部材として別個に樹脂成形する。そして、一体樹脂成形行程において、第1分割先端部175bと第2分割先端部175aを、溶着により第1分割先端部175b、溶着部179、および第2分割先端部175aと結合させて一体に成形する。
また、第3の実施形態では、図5に示すように、サブタンク270は、根元部76付近で、突出部275と、サブタンク本体部とに分割成形するようにする。なお、そして、別個に分割成形されたサブタンク270とサブタンク本体部を、溶着により第1分割先端部175b、溶着部179、および第2分割先端部175aと結合させて一体に成形する。
第2および第3の実施形態では、ブロー成形による一体樹脂成形に代えて、分割樹脂成形した二つのサブタンク部を溶着により一体に成形されたサブタンク170、270の成形方法であっても、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
第1の実施形態では、ポンプモジュール30において、燃料ポンプ36から吐出する燃料の下流側に、燃料フィルタ32を設けた。
これに対して第4の実施形態では、図6に示すように、燃料フィルタ32を削除した構成とする。図6は、本実施形態に係わる燃料供給装置を示す部分断面図である。
燃料ポンプ36の燃料吐出側の図示しない吐出口に燃料配管18が接続されている。燃料配管18の途中には、プレッシャレギュレータ50が設けられており、燃料ポンプ36から吐出され、燃料配管18内を流通した燃料がプレッシャレギュレータ50により調圧される。また、サブタンク70は、弾性部材80により燃料ポンプ36を支持している。
本実施形態では、サクションフィルタ60は、従来の燃料フィルタが捕捉する燃料中の比較的小さい異物を捕集することができるので、燃料ポンプ36から吐出された燃料は、燃料フィルタが有るものとほぼ同等に異物が捕捉された状態で、燃料ポンプ36から吐出され、燃料タンク外へ供給可能である。
上述の構成を有するものであっても、第1の実施形態とほぼ同様な効果を得ることができる。
また、本実施形態において、図6に示すように、サクションフィルタ60と燃料ポンプ36の吸入口との間に、樹脂製の装着部69を設けるものであってもよい。装着部69を介してサクションフィルタ60を燃料ポンプ36に装着することにより、サクションフィルタ60は、燃料ポンプ36の外周面より外周側に配置されている(図6参照)。なお、これに限らず、サクションフィルタ60の一部が、燃料ポンプ36の上記外周面より内側に配置されるものであってもよい。
また、装着部69には、サクションフィルタ60を支持する支持部材68が取付けられているものであってもよい。この支持部材68により、サクションフィルタ60がサブタンク70の底部の内側面と接触するのを防止することができる。これにより、例えば振動等によるサクションフィルタ60の磨耗を防止することができる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、かかる実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
(1)例えば上述の実施形態では、サブタンク70の底部71および突出部75を、燃料タンク1の底壁3に沿って面一に形成すると説明した。これに限らず、底部71に対して突出部75が段差を有するものであってもよい。
(2)以上説明した本実施形態では、サブタンク70の突出部75内に、サクションフィルタ60のうちの先端部(延長部)64を収容するとして説明したが、これに限らず、先端部64、および本体部62の一部または全部を、先端部内に収容するものであってもよく、先端部内には、少なくともサクションフィルタの一部が収容されるものであればいずれでもよい。
(3)以上説明した第2および第3の実施形態おいて、分割樹脂形成するサブタンク部を、先端部175の中間部、または根元部76付近で分割するようにした。分割する中間部は、先端部175の図中の左端部と、左端部(根元部側の端部)の間であれば、左端部側の中間位置、左端部側の中間位置のいずれで分割してもよい。
本発明の第1の実施形態による燃料供給装置の構成を示す部分断面図である。 図1中の燃料供給装置の平面図である。 図1中の燃料供給装置を燃料タンクに設置する過程を示す断面図である。 第2の実施形態に係わるサブタンクを示す外観図である。 第3の実施形態に係わるサブタンクを示す外観図である。 第4の実施形態に係わる燃料供給装置を示す部分断面図である。 従来技術を適用した燃料供給装置を示す部分断面図である。
符号の説明
1 燃料タンク
2 上壁
2a 開口部
3 底壁
10 燃料供給装置
12 フランジ部(蓋部材)
13 燃料吐出口
14 コネクタ
16 金属支柱(結合部材)
17 スプリング(付勢部材)
30 ポンプモジュール
32 燃料フィルタ
33 蓋(フィルタケース)
34 ケース本体
36 燃料ポンプ
40 フィルタエレメント
50 プレッシャレギュレータ
60 サクションフィルタ
62 本体部
64 延長部(先端部)
70 サブタンク
71 底部
72 側部
73 反突出部側側壁部(隅部)
75 突出部
76 根元部(根元側側壁部)

Claims (5)

  1. 燃料タンク内の燃料を前記燃料タンク外に供給する燃料供給装置において、
    前記燃料タンクに収容されるサブタンクと、
    前記サブタンク内に収容され、前記サブタンク内の燃料を吸入および吐出する燃料ポンプと、
    前記サブタンクの底部に設けられ、前記燃料ポンプが吸入する燃料中の異物を除去するサクションフィルタとを備え、
    前記サブタンクは、前記底部の側壁を外周側へ突出させている突出部を有し、前記突出部の内部に前記サクションフィルタの少なくとも一部を収容していることを特徴とする燃料供給装置。
  2. 前記燃料タンクに設けられ、少なくとも前記サブタンクを前記燃料タンクの内部に収容するための開口部を備え、
    前記サブタンクは、前記開口部に挿入される前記サブタンクの前記側壁のうち、前記突出部の根元にある根元側側壁部と、この根元側側壁とほぼ径方向反対側にある反突出部側側壁部との対角寸法を、前記開口部の直径よりも小さく形成していることを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。
  3. 前記反突出部側側壁部は、前記底部側が径方向内側へ凹んでいる隅部を有していることを特徴とする請求項2に記載の燃料供給装置。
  4. 前記燃料タンクの前記開口部を塞ぐ蓋部材と、前記蓋部材と前記サブタンクとにそれぞれ結合され、前記サブタンクを支持する結合部材とを備えていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の燃料供給装置。
  5. 前記サクションフィルタは、前記燃料ポンプと前記底部との間に配置され、前記突出部に向けて前記底部に沿うように延びていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の燃料供給装置。
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