JP2007255243A - 吸気装置の取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸気通路における空気抵抗を増加させずに、カラー用貫通孔とカラー部材との間で吸気の出入りを防いで、エンジン性能の低下を防止する。
【解決手段】吸気装置1に内部に吸気通路7が形成された樹脂成形品の吸気ケーシング3を設ける。吸気ケーシング3におけるヘッド側開口51に対応する部分に吸気装置側開口53を形成し、シリンダヘッド5のネジ穴5aに対応する部分に吸気通路7を通って反対側の壁面まで貫通するカラー用貫通孔13aを形成する。カラー用貫通孔13aに金属製のカラー部材55を挿通する。カラー部材55に第2ボルト99を挿入してネジ穴5aに締結することで、吸気装置1をシリンダヘッド5に取り付ける。カラー用貫通孔13aのシリンダヘッド5側周縁に、周囲よりも凹んだシール部材用凹部57を形成し、シール部材用凹部57にヘッド側環状シール部材59を嵌め込み、ヘッド側開口51周縁に当接させる。
【選択図】図7

Description

本発明は、吸気通路を有する吸気装置をエンジンのシリンダヘッドに取り付ける吸気装置の取付構造に関するものである。
従来より、エンジンのシリンダヘッドには、インテークポートにつながるヘッド側開口周縁に、インテークマニホールドなどの吸気装置が取り付けられている。このインテークマニホールドには、エアクリーナを通って異物が取り除かれた空気が取り入れられる。
吸気装置をシリンダヘッドに直接取り付ける構造ではないが、例えば、特許文献1では、吸気ダクト本体をインテークマニホールドの吸気入口フランジ部に締結するボルトが貫通されるボルト取付用の柱状ボスが、吸気ダクト本体内の流路の吸気流れと略直交する軸方向に沿って該吸気ダクト本体内の流路を横断するものが開示されている。この構造では、ボルト取付用の柱状ボスの軸直角方向の断面形状は、吸気ダクト本体内の流路の吸気流れ方向に長い流線形状に形成されている。
特開平9−273454号公報
しかしながら、上記従来の吸気装置の取付構造のように、吸気通路にボスを通して、その中にボルトを挿通し、吸気装置を取り付ける場合には、ボスの断面形状を流線形状にしても、空気抵抗のある程度の増加は避けられないという問題がある。
一方、インテークマニホールドや可変吸気システム等の吸気装置は、従来より、アルミ部材が主流となっているが、軽量化等のために樹脂成形品とするニーズがある。
例えば、従来のシリンダヘッドを使用し、吸気装置のみ樹脂成形品に変更するような場合、シリンダヘッドのネジ穴の位置を変えないで、吸気装置を設計する必要がある。また、樹脂成形品では、ボルト締結部の強度を十分に確保できないため、金属製のカラー部材を取り付けて吸気装置をシリンダヘッドに取り付ける必要がある。このとき、カラー部材の回りを樹脂製のボスで完全に覆うことは、上述したように空気抵抗の面から適切ではなく、通常、カラー部材が吸気通路に露出することとなる。
このような場合、吸気ケーシングのカラー用貫通孔とカラー部材との間の隙間から、エアクリーナを通らないエアが吸い込まれ、異物がインテークポートに流れ込んだり、吸気の量が安定せず、エンジンの回転の乱れが発生したりするおそれがある。
また、ターボ使用の場合には、カラー用貫通孔とカラー部材との間に隙間があると、吸気が外部に漏れる場合がある。
ターボを使用しない場合でも、気化した燃料がインテークマニホールドのサージタンク内に逆流して爆発するケースを想定して、インテークマニホールド耐久テストが義務付けられている。このことは、カラー部分に隙間があると、外部に気化した燃料ガスが漏れることを意味する。エンジンルームに気化した燃料ガスが漏れると爆発の危険性が高まる。
このように、吸気が外部に漏れたり、吸気通路内に外気が入ったりすることは、吸気量と燃料噴射量との比率をコントロールしても、途中で吸気バランスが崩れることになり、結果として燃焼効率を下げることとなって、エンジン性能が悪くなるという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、吸気通路における空気抵抗を増加させずに、カラー用貫通孔とカラー部材との間で吸気の出入りを防いで、エンジン性能の低下を防止することにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、カラー用貫通孔の周縁にシリンダヘッドのヘッド側開口周縁に当接するシール部材を設けた。
具体的には、第1の発明では、吸気通路を有する吸気装置をエンジンのシリンダヘッドに取り付ける吸気装置の取付構造において、
上記シリンダヘッドには、インテークポートにつながるヘッド側開口周縁に、上記吸気装置を取り付けるためのネジ穴が形成され、
上記吸気装置は、内部に上記吸気通路が形成された樹脂成形品の吸気ケーシングを備え、
上記吸気ケーシングにおける上記ヘッド側開口に対応する部分には、上記吸気通路に連通する吸気装置側開口が形成され、上記ネジ穴に対応する部分には、上記吸気通路を通って反対側の壁面まで貫通するカラー用貫通孔が形成され、
上記カラー用貫通孔には、金属製のカラー部材が挿通され、
上記カラー部材に締結部材を挿入して上記ネジ穴に締結することで、上記吸気装置が上記シリンダヘッドに取り付けられるように構成され、
上記カラー用貫通孔のシリンダヘッド側周縁は、周囲よりも凹んだシール部材用凹部が形成され、
上記シール部材用凹部には、ヘッド側環状シール部材が嵌め込まれ、該ヘッド側環状シール部材が上記ヘッド側開口周縁に当接している。
第2の発明では、上記シール部材用凹部は、上記シリンダヘッド側に向かって徐々に内径が大きくなり、
上記ヘッド側環状シール部材は、上記シール部材用凹部に対応するように挿入方向先端側からシリンダヘッド側に向かって徐々に外径が大きくなっている。
第3の発明では、上記ヘッド側環状シール部材の挿入方向先端側の外面及び内面には、環状の突部が形成されている。
第4の発明では、上記カラー部材のシリンダヘッドと反対側端部の外周には、環状凹部が形成され、該環状凹部にカラー用貫通孔内面に当接する反ヘッド側環状シール部材が嵌め込まれている。
上記第1の発明によれば、カラー用貫通孔のシリンダヘッド側周縁のシール部材用凹部にヘッド側環状シール部材を嵌め込み、このヘッド側環状シール部材をヘッド側開口周縁に当接させている。このため、カラー用貫通孔から吸気通路内にエアクリーナを通過しないエアが混入することはないので、異物等を防ぐことができ、また、吸気が外部に漏れることもないので、吸気の量を安定させることができる。このように吸気の出入りを防ぐことで、エンジンの回転の乱れを防いでエンジン性能の低下を防止することができる。加えて燃料噴射ノズルから噴射された気化した燃料ガスがエンジンルームに漏れ出ることも防ぐことができるので、爆発の危険性を下げ、安全性を高めることができる。また、吸気通路内に露出するカラー部材の外周を樹脂で覆うことはないので、空気抵抗の増加を防ぐことができる。さらに、吸気ケーシングを樹脂で成形することで、アルミ等の金属に比べて質量を低減することができると共に製造コストを抑えることができる。
上記第2の発明によれば、ヘッド側環状シール部材がカラー用貫通孔のシリンダヘッド側周縁とカラー部材の外周とに確実に当接するため、ヘッド側環状シール部材を必要以上に大きくすることなく、確実に吸気の出入りを防いでエンジンの回転の乱れを防止することができる。
上記第3の発明によれば、ヘッド側環状シール部材の挿入方向先端側の外面に設けた環状の突部がシール部材用凹部に当接し、内面に設けた環状の突部がカラー部材の外周に当接するので、確実にカラー用貫通孔とカラー部材との隙間を塞いでカラー用貫通孔からの吸気の出入りを防ぎ、さらに確実にエンジンの回転の乱れを防止することができる。
上記第4の発明によれば、カラー部材のシリンダヘッドと反対側端部の外周に反ヘッド側環状シール部材を嵌め込み、反ヘッド側環状シール部材をカラー用貫通孔内面に当接させている。このため、シリンダヘッドと反対側のカラー用貫通孔からの吸気の出入りを防いでエンジンの回転の乱れを防止することができる。また、反ヘッド側環状シール部材をカラー部材の外周に嵌め込んでいるので、構造が簡単になり、かつカラー圧入時に環状シール部材の表面をカラー用貫通孔内面によって傷つけることなく反ヘッド側環状シール部材の取付を容易に行うことができるため、気化した燃料ガスが漏れることも防止でき、爆発の危険性を皆無にすることができるので、さらに安全性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図9に本発明の実施形態1にかかる吸気装置の取付構造10を示す。図1乃至図3にも示すように、この吸気装置1は、可変吸気装置の一種で縦渦発生装置である。吸気装置1は、内部にインテークポート(図示せず)につながる吸気通路7が形成された樹脂製の吸気ケーシング3(図4及び図5に示す)を備えている。この吸気ケーシング3は、図7及び図9に示すように、クランク軸(図示せず)の延びる方向に気筒(図示せず)が2つ並んで設けられたエンジンのシリンダヘッド5に載置された状態で接続される。シリンダヘッド5には、インテークポートにつながるヘッド側開口51周縁に、上記吸気装置1を取り付けるための吸気装置取付用ネジ穴5aが形成されている。
上記吸気ケーシング3には吸気通路7がエンジンの気筒毎に形成され、これら吸気通路7の上流端外周りには上フランジ9がそれぞれ一体に張出形成されている。上記吸気ケーシング3下端には、下面に環状シール溝11aを有する下フランジ11が一体に張出形成されている。また、吸気ケーシング3の側面には、エンジンの気筒毎に燃料を供給するための燃料噴射ノズル(図示せず)が燃料噴射ノズル用開口12に取り付けられている。
吸気ケーシング3におけるヘッド側開口51に対応する部分には、吸気装置側開口53が形成されている。上記吸気装置取付用ネジ穴5aに対応する吸気ケーシング3外周には、ボス部13が上記各吸気通路7に対応して2個ずつ一体に形成されている。ボス部13には、上記吸気通路7を通って反対側の壁面まで貫通するカラー用貫通孔13aが形成されている。カラー用貫通孔13aには、金属製のカラー部材55が挿通されている。
上記カラー部材55に締結部材としての第2ボルト99を挿入して上記吸気装置取付用ネジ穴5aに締結することで、上記吸気装置1が上記シリンダヘッド5に取り付けられるようになっている。
上記吸気ケーシング3の上流側には、サージタンク(図示せず)に接続されたインテークマニホールド15が配設されている。このインテークマニホールド15下端には、フランジ17が上記吸気ケーシング3の上フランジ9に対応するように一体に張出形成されている。一方、上フランジ9には、インテークマニホールド15を取り付けるためのインマニ取付用穴9a(図2参照)が形成されている。このインマニ取付用穴9aに対応するように、上記フランジ17には、取付孔17aが形成されている。インマニ取付用穴9aには、インサートナット(図示せず)が圧入されている。
図4及び図5に示すように、上記吸気ケーシング3には、気筒列方向に延びるとともに上記各吸気通路7を横断するように気筒列方向から見て円形状のバルブ挿入孔19が形成されている。このバルブ挿入孔19に樹脂製のロータリバルブ21がエンジンの運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するように回動可能に挿入されている。
上記ロータリバルブ21は、図6に示すように、上記各吸気通路7に対応するようにバルブ挿入孔19に配置された2個の円柱状バルブ本体29を備え、隣り合うバルブ本体29間は該バルブ本体29よりも径の小さい連結部31で一体に連結され、各バルブ本体29の気筒列方向一端面(図6右側)には駆動軸33が一体に突設されているとともに、他端面(図6左側)には従動軸35が一体に突設されている。
上記各バルブ本体29には、上記各吸気通路7の上流側及び下流側を連通するように貫通路37が形成されている。該貫通路37のバルブ本体軸方向両側における円形壁部39には、エンジンの運転状態に応じて吸気の流動を可変調整するバルブ片部41がバルブ本体軸方向に延びて一体に連結されている。上記両円形壁部39には、偏平板状の補強ブリッジ部43がバルブ本体29の中心線上に位置するように、かつ上記バルブ片部41と平行になるように一体に橋絡されている。この補強ブリッジ部43のバルブ本体軸線と直交する方向の長さは、ロータリバルブ21の外径よりも短く設定されており、補強ブリッジ部43のバルブ本体軸線と直交する方向の一端部43aがロータリバルブ21の外周面と略同一面上に位置している。一方、他端部43bは、ロータリバルブ21の外周面から内方に離れている。
上記駆動軸33が上記駆動モータ(図示せず)に駆動連結され、この駆動モータの回転トルクを伝達することにより上記ロータリバルブ21を吸気ケーシング3内で回動させ、エンジンの運転状態に応じて吸気通路7の断面積を変更して吸気の流動を可変調整するようになっている。
図7に示すように、上記カラー用貫通孔13aのシリンダヘッド5側周縁は、周囲よりも凹んだシール部材用凹部57が形成されている。シール部材用凹部57は、上記シリンダヘッド5側に向かって徐々に内径が大きくなっている。このシール部材用凹部57には、ヘッド側環状シール部材59が嵌め込まれ、該ヘッド側環状シール部材59が上記ヘッド側開口51周縁に当接している。
図8に示すように、上記ヘッド側環状シール部材59は、上記シール部材用凹部57に対応するように挿入方向先端側からシリンダヘッド5側に向かって徐々に外径が大きくなっている。ヘッド側環状シール部材59の挿入方向先端側の外面及び内面には、環状の突部59aが形成されている。
一方、図7に示すように、上記カラー部材55のシリンダヘッド5と反対側端部の外周には、環状凹部55aが形成され、該環状凹部55aにカラー用貫通孔13a内面に当接する反ヘッド側環状シール部材として、例えばOリング61が嵌め込まれている。
−組付手順−
インテークマニホールド15及び吸気ケーシング3をシリンダヘッド5に組み付ける手順について説明する。
まず、環状凹部55aにOリング61を嵌め込む。
次いで、カラー部材55をカラー用貫通孔13aのインテークマニホールド15側から挿入する。
次いで、シール部材用凹部57にヘッド側環状シール部材59を圧入する。
その後、シリンダヘッド5上面に吸気ケーシング3の下フランジ11を重ね合わせるとともに、吸気ケーシング3の上フランジ9にインテークマニホールド15のフランジ17を重ねる。
次いで、第1ボルト98をインテークマニホールド15の取付孔17aに挿通した後、インマニ取付用穴9aに圧入されたインサートナット(図示せず)に締結してインテークマニホールド15と吸気装置1とを接続する。
次いで、第2ボルト99を吸気ケーシング3のボス部13のカラー用貫通孔13aに挿通してシリンダヘッド5に形成された吸気装置取付用ネジ穴5aに締結する。このようにして、インテークマニホールド15及び吸気ケーシング3をシリンダヘッド5に一体に組み付ける。
−実施形態1の効果−
したがって、本実施形態にかかる吸気装置1の取付構造10によると、カラー用貫通孔13aのシリンダヘッド5側周縁のシール部材用凹部57にヘッド側環状シール部材59を嵌め込み、このヘッド側環状シール部材59をヘッド側開口51周縁に当接させている。このため、ヘッド側開口51側のカラー用貫通孔13aから吸気通路7内にエアクリーナを通過しないエアが混入することはないので、異物等が混入せず、また吸気の量が安定するので、エンジンの回転の乱れを防止することができる。また、吸気通路7内に露出するカラー部材55の外周を樹脂で覆うことはないので、空気抵抗の増加を防ぐことができる。さらに、吸気ケーシング3を樹脂で成形することで、アルミ等の金属に比べて質量を低減することができると共に製造コストを抑えることができる。
本実施形態では、ヘッド側環状シール部材59がカラー用貫通孔13aのシリンダヘッド5側周縁とカラー部材55の外周とに確実に当接するため、ヘッド側環状シール部材59を必要以上に大きくすることなく、確実に吸気の出入りを防いでエンジンの回転の乱れを防止することができる。
本実施形態では、ヘッド側環状シール部材59の挿入方向先端側の外面に設けた環状の突部59aがシール部材用凹部57に当接し、内面に設けた環状の突部59aがカラー部材55の外周に当接するので、確実にカラー用貫通孔13aとカラー部材55との隙間を塞いでカラー用貫通孔13aからの吸気の出入りを防ぎ、さらに確実にエンジンの回転の乱れを防止することができる。
本実施形態では、カラー部材55のシリンダヘッド5と反対側端部の外周に反ヘッド側環状シール部材として、例えばOリング61を嵌め込み、Oリング61をカラー用貫通孔13a内面に当接させている。このため、シリンダヘッド5と反対側のカラー用貫通孔13aからの吸気の出入りを防いでエンジンの回転の乱れを防止することができる。また、Oリング61をカラー部材55の外周に嵌め込んでいるので、構造が簡単になり、かつOリング61の取付を容易に行うことができる。
(実施形態2)
図10及び図11は、本発明の実施形態2にかかる吸気装置の取付構造110を示し、吸気装置がインテークマニホールド101である点で上記実施形態1と異なる。
本実施形態のインテークマニホールド101は、3気筒エンジン用のもので、内部に吸気通路107が形成された樹脂成形品の吸気ケーシング103を備えている。吸気通路107は、下流側が3本に分岐され、それぞれの吸気通路107がシリンダヘッド5のヘッド側開口51に連通するようになっている。
図11に示すように、インテークマニホールド101のフランジ117には、取付孔117aが形成されている。吸気ケーシング103におけるヘッド側開口51に対応する部分には、吸気装置側開口153が形成され、シリンダヘッド5の吸気装置取付用ネジ穴5aに対応する部分には、吸気通路107を通って反対側の壁面まで貫通するカラー用貫通孔113aが形成されている。このカラー用貫通孔113aには、上記実施形態1と同様の金属製のカラー部材55が挿通されている。また、取付孔117aには、カラー部材55よりも短いカラー155が嵌め込まれている。
上記実施形態1と同様にカラー用貫通孔113aのシリンダヘッド5側周縁は、周囲よりも凹んだシール部材用凹部57が形成され、このシール部材用凹部57に上記実施形態1と同様のヘッド側環状シール部材59が嵌め込まれている。このヘッド側環状シール部材59が上記ヘッド側開口51周縁に当接している。なお、図11では、ヘッド側環状シール部材59は圧入前の形状を表している。
上記カラー部材55のシリンダヘッド5と反対側端部の外周には、環状凹部55aが形成され、該環状凹部55aにカラー用貫通孔113a内面に当接するOリング61が嵌め込まれている。
このように構成されたインテークマニホールド101をシリンダヘッド5に取り付けるには、まず、実施形態1と同様に、Oリング61が嵌め込まれたカラー部材55をカラー用貫通孔113aに挿入し、シール部材用凹部57にヘッド側環状シール部材59を圧入する。
次いで、シリンダヘッド5上面にインテークマニホールド101のフランジ117を重ね合わせる。
次いで、第1ボルト98をインテークマニホールド15の取付孔117aに挿通した後、吸気装置取付用ネジ穴5aに締結する。
次いで、第2ボルト99をカラー用貫通孔113aに挿通して吸気装置取付用ネジ穴5aに締結する。このことで、インテークマニホールド101が組み付けられ、ヘッド側環状シール部材59がヘッド側開口51周縁に当接する。
−実施形態2の効果−
したがって、本実施形態にかかる吸気装置の取付構造110においても、実施形態1と同様の作用効果が得られ、吸気の出入りを防いでエンジンの回転の乱れを防止することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記各実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記各実施形態では、吸気装置として、可変吸気装置やインテークマニホールドについて説明したが、これらに限定されず、吸気通路を有し、エンジンのシリンダヘッドに取り付けられる吸気装置であれば、本発明を適用することができる。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態1にかかる吸気装置の取付構造を示す斜視図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 吸気ケーシングの図2相当図である。 吸気ケーシングの図3相当図である。 ロータリバルブを示す斜視図である。 図1のVII−VII線断面図である。 ヘッド側環状シール部材の拡大断面図である。 本発明の実施形態1にかかる吸気装置の取付構造を示す斜視図である。 本発明の実施形態2にかかる吸気装置の取付構造を示す斜視図である。 図10のXI−XI線断面図である。
符号の説明
1 吸気装置
3 吸気ケーシング
5 シリンダヘッド
5a ネジ穴
7 吸気通路
13a カラー用貫通孔
51 ヘッド側開口
53 吸気装置側開口
55 カラー部材
55a 環状凹部
57 シール部材用凹部
59 ヘッド側環状シール部材
59a 突部
61 Oリング
99 第2ボルト(締結部材)
101 インテークマニホールド(吸気装置)
103 吸気ケーシング
107 吸気通路
113a カラー用貫通孔
153 吸気装置側開口
157 シール部材用凹部

Claims (4)

  1. 吸気通路を有する吸気装置をエンジンのシリンダヘッドに取り付ける吸気装置の取付構造において、
    上記シリンダヘッドには、インテークポートにつながるヘッド側開口周縁に、上記吸気装置を取り付けるためのネジ穴が形成され、
    上記吸気装置は、内部に上記吸気通路が形成された樹脂成形品の吸気ケーシングを備え、
    上記吸気ケーシングにおける上記ヘッド側開口に対応する部分には、上記吸気通路に連通する吸気装置側開口が形成され、上記ネジ穴に対応する部分には、上記吸気通路を通って反対側の壁面まで貫通するカラー用貫通孔が形成され、
    上記カラー用貫通孔には、金属製のカラー部材が挿通され、
    上記カラー部材に締結部材を挿入して上記ネジ穴に締結することで、上記吸気装置が上記シリンダヘッドに取り付けられるように構成され、
    上記カラー用貫通孔のシリンダヘッド側周縁は、周囲よりも凹んだシール部材用凹部が形成され、
    上記シール部材用凹部には、ヘッド側環状シール部材が嵌め込まれ、該ヘッド側環状シール部材が上記ヘッド側開口周縁に当接している
    ことを特徴とする吸気装置の取付構造。
  2. 請求項1に記載の吸気装置の取付構造において、
    上記シール部材用凹部は、上記シリンダヘッド側に向かって徐々に内径が大きくなり、
    上記ヘッド側環状シール部材は、上記シール部材用凹部に対応するように挿入方向先端側からシリンダヘッド側に向かって徐々に外径が大きくなっている
    ことを特徴とする吸気装置の取付構造。
  3. 請求項2に記載の吸気装置の取付構造において、
    上記ヘッド側環状シール部材の挿入方向先端側の外面及び内面には、環状の突部が形成されている
    ことを特徴とする吸気装置の取付構造。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1つに記載の吸気装置の取付構造において、
    上記カラー部材のシリンダヘッドと反対側端部の外周には、環状凹部が形成され、該環状凹部にカラー用貫通孔内面に当接する反ヘッド側環状シール部材が嵌め込まれている
    ことを特徴とする吸気装置の取付構造。
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