JP2007251246A - 受信データ処理方法、画像処理装置、画像形成装置、受信データ処理方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

受信データ処理方法、画像処理装置、画像形成装置、受信データ処理方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】複数の画像形成アプリケーションに点在する要求データの解析を画像形成アプリケーションから切り離すことにより、開発工数を低減させること。
【解決手段】少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応したデータ処理を行うデータ処理方法であって、クライアントPC200からの要求データを解析し抽出する受信データ解析ステップ(S12)と、受信データ解析ステップで抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析ステップ(S15)と、要求データ解析ステップで解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出しステップ(S17)と、を含むものである。
【選択図】 図4

Description

本発明は、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの複数の機能を有する複合機などに利用可能な受信データ処理方法、画像処理装置、画像形成装置、受信データ処理方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
近年、複写機のデジタル化により、複写機はコピー機能の他に、プリンタ機能、ファクシミリ(以下、FAXまたはファックスと記述する)機能といった異なる複数の機能を1つの装置で実現するように複合化されている。たとえば、画像データをレーザー光で感光ドラムに書き込むという方式は、レーザプリンターの書き込み方式と全く同じ仕組みである。よって、両用のコントローラーを搭載すれば、複写機とプリンタの機能を一体化、すなわち、複合化することができる。また、同じ要領でファックスやスキャナの機能も融合することで、これらの機能の複合化が可能である。このような複合機の登場により、これまでそれぞれ単機能の事務機だった複写機、プリンタ、ファクス、スキャナが1台の機器にまとまり、オフィスのトータルコストの低減につながっている。また、近年において、複写機は複合化だけでなく、ネットワーク化も行われている。たとえば、デジタル化によって複合機がオフィスのネットワークにつながることが可能になり、パーソナルコンピュータ(PC)やサーバと一緒に働くようになった。さらに、複合機自体が、メモリやハードディスク駆動装置(HDD)を搭載し、パーソナルコンピュータとほぼ同じ機能を持つに至っている。このように、複写機は、ネットワーク複合機へ進化することで、オフィスにおけるセンターマシンとなり、ユーザーの多種多様なニーズに応えることが可能となっている。
従来、以上のような複合機の動作制御は、この複合機に搭載されたコンピュータによって行われており、このコンピュータは動作制御のためのプログラムを実行することにより、コンピュータ内におけるRAMの所定領域において、図6に示すようなアプリケーション層とサービス層を構築することができる。また、印刷データを、プロトコル処理ステップを実行する手段とは異なる機能的に独立した手段によって共有メモリを介して印刷ジョブとして記憶手段に登録することで、スプール処理に関連するインタフェースの変更があった場合でも一ヶ所のスプール処理部分のプログラム変更を行えばインタフェースの変更に対応することができる技術が開示されている(たとえば、特許文献1参照)。
図7は、従来におけるプリンタ印刷の一例を示すシーケンス図である。クライアント端末から送られてきたデータはNCS(ネットワークコントロールサービス)のプロトコル処理部が受け取る。プロトコル処理部は受け取った受信データを解析する。解析の詳細は、要求データを抽出し、その要求データがどのアプリケーションに対するものなのかを明らかにすることである。受信データの解析が完了すると、プロトコル処理部はプリンタアプリケーションに対して、要求の実行を依頼する。プリンタアプリケーションは受け取った要求データを解析し、要求の詳細を明らかにする。その後にプリンタ要求を実行する。
また、図8は、従来におけるPC−FAX送信の一例を示すシーケンス図である。クライアント端末から送られてきたデータはNCS(ネットワークコントロールサービス)のプロトコル処理部が受け取る。プロトコル処理部は受け取った受信データを解析する。解析の詳細は、要求データを抽出し、その要求データがどのアプリケーションに対するものなのかを明らかにすることである。受信データの解析が完了すると、プロトコル処理部はFAX用アプリケーションアプリケーションに対して、要求の実行を依頼する。FAX用アプリケーションは受け取った要求データを解析し、要求の詳細を明らかにする。その後にPC−FAX要求を実行する。
特開2005−99925号公報
しかしながら、上記に示されるような従来の画像形成装置にあっては、クライアント端末から受け取ったさまざまな通信プロトコルに則った要求データの解析を、プリンタやFAXといった画像形成装置の持つ機能を実現する画像形成アプリケーションの中で行っていたため、要求データの内容に追加/変更があった場合、すべての画像形成アプリケーションに設計変更の必要が生じ、その変更に多大な時間と経費を要するという問題が生じていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の画像形成アプリケーションに点在する要求データの解析を画像形成アプリケーションから切り離すことにより、開発工数を低減させることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応したデータ処理を行うデータ処理方法であって、クライアント端末からの要求データを解析し抽出する受信データ解析ステップと、前記受信データ解析ステップで抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析ステップと、前記要求データ解析ステップで解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出しステップと、を含むことを特徴とする。
この発明によれば、クライアント端末からの要求データを解析し抽出し、この抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行い、この解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求することにより、画像形成アプリケーションに点在していた要求データ解析ステップを共通化し、要求データに変更、追加が生じた場合の開発工数を低減させることが可能になる。
また、請求項2にかかる発明は、さらに、前記受信データ解析ステップによって受信データを解析し、要求データが得られた後に、その要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込みステップを含むことを特徴とする。
この発明によれば、請求項1において、一般的にプリンタなどで行われている要求データを一時的に記憶手段に記憶しておき、それを後でまとめて処理することが可能になる。
また、請求項3にかかる発明は、さらに、前記要求データ解析ステップにて要求データを解析する前に、あらかじめスプールされた要求データを記憶手段から読み出すスプール読み出しステップを含むことを特徴とする。
この発明によれば、請求項2において、記憶手段に書き込んだ要求データを読み出すことが可能になる。
また、請求項4にかかる発明は、少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応したデータ処理を行う画像処理装置であって、クライアント端末からの要求データを解析し抽出する受信データ解析手段と、前記受信データ解析手段で抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析手段と、前記要求データ解析手段で解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出し手段と、を備えたことを特徴とする。
この発明によれば、クライアント端末からの要求データを解析し抽出し、この抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行い、この解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求することにより、画像形成アプリケーションに点在していた要求データ解析ステップを共通化し、要求データに変更、追加が生じた場合の開発工数を低減させることが可能になる。
また、請求項5にかかる発明は、少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応した画像形成処理を行う画像形成装置であって、システムの窓口となるプレゼンテーション層と、統一した文書操作アプリケーションのロジックを把握するビジネスロジック層と、画像処理を行うハードウェアの制御および画像情報の変換を担当するイメージデバイス層と、ローカル/リモートに保存される永続情報に対してアクセスするためのサービスを提供するデータ層と、それらの各層が共通に利用するセキュリティメカニズムと、少なくともアプリケーション全体が共通して利用する仕組みを提供する運用管理メカニズムと、通信メカニズムと、を有し、前記通信メカニズムはクライアント端末からの要求データを解析し抽出する受信データ解析手段を、前記アプリケーション層は前記受信データ解析手段で抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析手段と前記要求データ解析手段で解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出し手段とを備えることを特徴とする。
この発明によれば、受信データ解析手段と要求データ解析手段と要求呼び出し手段を画像形成装置のアーキテクチャに適用することが可能になる。
また、請求項6にかかる発明は、さらに前記受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール処理手段を有することを特徴とする。
この発明によれば、請求項5において、受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すというスプール処理が画像形成装置上で実現可能になる。
また、請求項7にかかる発明は、前記通信メカニズムは、さらに前記受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール処理手段を備えることを特徴とする。
この発明によれば、請求項5において、受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すというスプール処理が画像形成装置のアーキテクチャの通信メカニズムで実現可能になる。
また、請求項8にかかる発明は、さらに、前記受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段と、を有することを特徴とする。
この発明によれば、請求項5において、受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段とを有することにより、スプール処理の実行が可能になる。
また、請求項9にかかる発明は、さらに、前記通信メカニズムは、前記受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、請求項5において、通信メカニズムが、受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段とを備えることにより、スプール書き込み手段とスプール読み出し手段とを画像形成装置のアーキテクチャに適用可能になる。
また、請求項10にかかる発明は、請求項1〜3のいずれか一つに記載の受信データ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
この発明によれば、請求項1〜3のいずれか一つに記載の受信データ処理動作をコンピュータ上で実現することが可能になる。
本発明(請求項1)にかかる受信データ処理方法は、クライアント端末からの要求データを解析し抽出し、この抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行い、この解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求することにより、画像形成アプリケーションに点在していた要求データ解析ステップを共通化するため、要求データに変更、追加が生じた場合の開発工数を低減させることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項2)にかかる受信データ処理方法は、請求項1において、一般的にプリンタなどで行われている要求データを一時的に記憶手段に記憶しておき、それを後でまとめて処理することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項3)にかかる受信データ処理方法は、請求項2において、記憶手段に書き込んだ要求データを読み出すことができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項4)にかかる画像処理装置は、クライアント端末からの要求データを解析し抽出し、この抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行い、この解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求することにより、画像形成アプリケーションに点在していた要求データ解析ステップを共通化するため、要求データに変更、追加が生じた場合の開発工数を低減させることができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項5)にかかる画像形成装置は、受信データ解析手段と要求データ解析手段と要求呼び出し手段を画像形成装置のアーキテクチャに適用することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項6)にかかる画像形成装置は、請求項5において、受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すというスプール処理が画像形成装置上で実現することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項7)にかかる画像形成装置は、請求項5において、受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すというスプール処理が画像形成装置のアーキテクチャの通信メカニズムで実現することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項8)にかかる画像形成装置は、請求項5において、受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段とを有することにより、スプール処理を実行することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項9)にかかる画像形成装置は、請求項5において、通信メカニズムが、受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段とを備えることにより、スプール書き込み手段とスプール読み出し手段とを画像形成装置のアーキテクチャに適用することができるという効果を奏する。
また、本発明(請求項10)にかかるプログラムは、請求項1〜3のいずれか一つに記載の受信データ処理動作をコンピュータ上で実現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる受信データ処理方法、画像処理装置、画像形成装置、受信データ処理方法をコンピュータに実行させるプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
本発明が該当するドキュメント処理装置の電気的接続を、図1を参照して説明する。この図1に示すように、ドキュメント処理装置50は、マイクロコンピュータシステムの主体として各部を集中的に制御するCPU1を内蔵している。このCPU1には、画像バス2を介して、プログラムなどの固定的データをあらかじめ格納するROM3、各種データを書き換え自在に格納するRAM4、データを消滅させることなく格納する不揮発性RAMであるNVRAM5が接続されている。また、画像バス2には、ネットワーク6との接続を担う通信制御部7、パネル制御部8を介してユーザーとのインタフェースを司るLCDタッチパネルを有する操作パネル9、エンジン制御部10を介してイメージデータの入出力(紙原稿の読み取りと転写紙への印刷)をスキャナ部やプリンタ部に対して実行させるスキャン/プリントエンジン11、ディスクドライバ12を介してイメージデータや制御プログラムなどの記憶蓄積に利用されるHDD(ハードディスク駆動装置)である記憶装置13、公衆回線などを通じて外部機器とのデータ通信を可能とするモデム14が接続されている。
本発明が該当する画像形成装置(複合機)におけるソフトウェア構成は、階層型分散アプリケーションの実装基盤としてマイクロソフト社が提唱するNET Frameworkというアプリケーションアーキテクチャ(Application Architecture)を適用している。このアーキテクチャを適用することで、WEB(World Wide Web)や他の機器と連携し新たな価値の提供が可能となる。
ただし、このNETアーキテクチャは、基本的には、PCアプリケーション向けのアーキテクチャであるため、本発明が該当する画像形成装置においては、さらに機器を制御するための組み込みアプリケーション特有の階層「デバイス層130」を追加する。デバイス層130を追加した画像形成装置アーキテクチャの階層図を図2に示す。この図2に示すように、ユーザインタフェースを担当するプレゼンテーション層100、ビジネスロジックを担当するビジネス層110、データソースへの入出力を担当するデータ層120、デバイス層130、セキュリティ140、運用管理150、通信メカニズム160を備えている。また、各層における詳細な役割は以下のように定義できる。
プレゼンテーション層100は、操作パネル9、ブラウザ、WEBサービスなどを介したシステムの窓口を担当する。システムに対する要求を把握し、この要求を実現するために、ビジネス層110を利用する。また、要求者に対して、ビジネス層110からのフィードバック情報を提示する。このプレゼンテーション層100は、後述する要求データ解析部101、要求呼び出し部102を有する。
ビジネス層110は、ドキュメント処理のビジネスロジック(上位機能)を担当する。文書操作アプリケーションのロジックを把握している。システムの利用者に対してワークフローを提示し、操作の受付、認証、文書入出力の処理、課金など、文書操作に必要な一連の処理を担当する。文書操作に対しては、論理的に処理順序を入れ替えるスケジューリングを行う。文書操作アプリケーションが扱うデータの内容を理解し、一括して担当する。文書操作アプリケーションが扱うデータとしては、アカウント、蓄積文書、アドレス帳、装置構成/能力、設定情報、画データなどの情報がある。保存先の場所(ローカル/リモート)を把握しており、実際の物理デバイスへのデータ入出力はデータ層に委譲する。
データ層120は、ローカル/リモートの保存領域への入出力を担当する。ローカル/リモートのデータ保存領域に、アクセスするためのサービスを提供する。データ層120は、デバイスの状況を把握し、デバイスの能力に応じて、処理要求のスケジューリングを行う。
デバイス層130は、原稿の読み取り、文書の印刷を行うため、スキャナ、プロッタなど、画像を扱うデバイスの制御を担当する。また、デバイス層130は、画像情報の変換(加工、形式変換など)を担当する。デバイスの状況を把握し、デバイスの能力に応じて、処理要求のスケジューリングを行う。文書操作を実現する際、ビジネス層110から使用される。
セキュリティ140は、認証、アクセス制御、暗号化、セキュリティログの制御を担当する。利用者、サービス、データリソース、デバイスリソースなどに対して、共通したセキュリティをかけるための仕組みを提供する。また、セキュリティ140は、セキュリティの履歴情報を残す。
運用管理150は、プラグイン、日時管理、メモリ管理、タイマー、デバッグ、履歴、電力、レポートの制御を担当する。機能の追加、変更、削除を、容易に実現するための仕組みを提供する。また、運用管理150は、アプリケーション全体、また、他のポリシーが、共通して利用する仕組みを提供する。
通信メカニズム160は、ネットワーク、FAX、WEBサービスの制御を担当する。外部システムと、プロトコルにしたがったデータの送受信を行う。この通信メカニズム160は、後述する受信データ解析部161を有する。
図3は、デバイス層130を追加したNETアーキテクチャを画像形成装置に適用した際における機能動作を示すブロック図である。ユーザーからの要求をプレゼンテーション層100が受け付け、プレゼンテーション層100はビジネス層110を利用し、ビジネス層110はデバイス層110、データ層120を利用する。また、セキュリティ140、運用管理150、通信メカニズム160は、すべての層から利用される。
このように、受信データ解析部161は通信メカニズム160に、要求データ解析部101、要求呼び出し部102はプレゼンテーション層100に属する。
つぎに、以上のドキュメント処理装置アーキテクチャにおけるシーケンス例について説明する。図4は、プリンタのシーケンスを示す説明図である。まず、受信データ解析部161はクライアントPC200から受信データを受け取る(ステップS11)。続いて、受信データ解析部161はステップS11で受け取った受信データのプロトコルを解析し、プリンタ要求データを抽出する(ステップS12)。さらに、受信データ解析部161は、プリンタ用の要求データ解析部101にクライアントPC200からの要求を受け取ったことを通知する(ステップS13)。続いて、要求データ解析部101は、受信データ解析部161に対して、プリンタ要求データの取得を依頼する(ステップS14)。さらに要求データ解析部101はステップS14で受け取ったプリンタ要求データの解析を行い、要求データの種類に依らない要求パラメータを抽出する(ステップS15)。続いて、要求データ解析部101は、要求呼び出し部102に要求の実行を依頼する(ステップS16)。続いて、要求呼び出し部102は6で受け取った要求パラメータをもとに、ビジネス層(文書操作部)110にプリンタ出力の要求の実行を依頼する(ステップS17)。
図5は、ファックスのシーケンスを示す説明図である。まず、受信データ解析部161はクライアントPC200から受信データを受け取る(ステップS21)。続いて、受信データ解析部161はステップS21で受け取った受信データのプロトコルを解析し、プリンタ要求データを抽出する(ステップS22)。さらに受信データ解析部161は、ファクス用の要求データ解析部101にクライアントPC200からの要求を受け取ったことを通知する(ステップS23)。続いて、要求データ解析部101は、受信データ解析部に対して、ファクス要求データの取得を依頼する(ステップS24)。さらに要求データ解析部161はステップS24で受け取ったファクス要求データの解析を行い、要求データの種類に依らない要求パラメータを抽出する(ステップS25)。さらに、要求データ解析部101は、要求呼び出し部102に要求の実行を依頼する(ステップS26)。続いて、要求呼び出し部102はステップS26で受け取った要求パラメータをもとに、ビジネス層(文書操作部)110にPCファクス送信の要求の実行を依頼する(ステップS27)。
したがって、このようなアーキテクチャにより、複数の画像形成アプリケーションに点在していた要求データ解析ステップを共通化することにより、要求データに変更、追加のあった場合の開発工数(開発時間)を低減させることができる。また、上述したアーキテクチャを画像形成装置や画像処理装置に適用することで、データやビジネスロジックを集中的に管理することができる。また、新たな機能を追加する場合、ある階層における実装上の変更が他の階層に及ぼすことを回避することができる。さらに、アプリケーションを複数のハードウェアに分散させることが可能になり、システムの拡張性を向上させることができる。
ところで、一般的なプリンタで行われているように、要求データを一時的にHDD(ハードディスク駆動装置)などの記憶手段に保存しておき、それを後でまとめて処理するスプール処理をさらに加えてもよい。たとえば、上記図4、図5において、さらに、受信データ解析ステップ(ステップS12,ステップS22)によって受信データを解析し、要求データが得られた後に、その要求データを一時的に記憶装置13に記録するスプール書込みステップを設ける。
これにより、一般的なプリンタで行われている要求データを一時的にHDDなどの記憶手段に保存しておき、それを後でまとめて処理するスプール処理をさらに加えることができる。
また、上記図4、図5において、要求データ解析ステップにて要求データを解析する前に、あらかじめスプールされた要求データを記憶手段から読み出すスプール読み出しステップを設ける。これにより、記憶領域に書き込んだ要求データを読み出すことが可能になる。
以上のように、本発明にかかる受信データ処理方法、画像処理装置、画像形成装置、受信データ処理方法をコンピュータに実行させるプログラムは、コピー機能、ファクシミリ機能、プリンタ機能などの複数の機能を有する複合機などに有用であり、特に、複数の画像形成アプリケーションに点在する要求データの解析を画像形成アプリケーションから切り離すことにより、開発工数の低減させるシステムに適している。
本発明の実施の形態にかかるドキュメント処理装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるデバイス層を追加した画像形成装置アーキテクチャの階層を示すブロック図である。 図2の階層型アーキテクチャにおける機能・動作を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかるプリンタ機能におけるシーケンスを示す説明図である。 本発明の実施の形態にかかるファクシミリ機能におけるシーケンスを示す説明図である。 従来の複合機におけるアプリケーション層とサービス層を示す説明図である。 従来の複合機におけるプリンタ機能のシーケンスを示す説明図である。 従来の複合機におけるファクシミリ機能のシーケンスを示す説明図である。
符号の説明
1 CPU
6 ネットワーク
9 操作パネル
11 スキャンプリントエンジン
13 記憶装置
50 ドキュメント処理装置
100 プレゼンテーション層
101 要求データ解析部
102 要求呼び出し部
110 ビジネス層
120 データ層
130 デバイス層
140 セキュリティ
150 運用管理
160 通信メカニズム
161 受信データ解析部
200 クライアントPC

Claims (10)

  1. 少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応したデータ処理を行うデータ処理方法であって、
    クライアント端末からの要求データを解析し抽出する受信データ解析ステップと、
    前記受信データ解析ステップで抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析ステップと、
    前記要求データ解析ステップで解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出しステップと、
    を含むことを特徴とする受信データ処理方法。
  2. さらに、前記受信データ解析ステップによって受信データを解析し、要求データが得られた後に、その要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込みステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の受信データ処理方法。
  3. さらに、前記要求データ解析ステップにて要求データを解析する前に、あらかじめスプールされた要求データを記憶手段から読み出すスプール読み出しステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の受信データ処理方法。
  4. 少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応したデータ処理を行う画像処理装置であって、
    クライアント端末からの要求データを解析し抽出する受信データ解析手段と、
    前記受信データ解析手段で抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析手段と、
    前記要求データ解析手段で解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出し手段と、
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  5. 少なくとも画像形成アプリケーションを含む複数のアプリケーションにより複数の機能に対応した画像形成処理を行う画像形成装置であって、
    システムの窓口となるプレゼンテーション層と、統一した文書操作アプリケーションのロジックを把握するビジネスロジック層と、画像処理を行うハードウェアの制御および画像情報の変換を担当するイメージデバイス層と、ローカル/リモートに保存される永続情報に対してアクセスするためのサービスを提供するデータ層と、それらの各層が共通に利用するセキュリティメカニズムと、少なくともアプリケーション全体が共通して利用する仕組みを提供する運用管理メカニズムと、通信メカニズムと、を有し、
    前記通信メカニズムはクライアント端末からの要求データを解析し抽出する受信データ解析手段を、前記アプリケーション層は前記受信データ解析手段で抽出された要求データからアプリケーションを特定するレベルまで詳細な解析を行う要求データ解析手段と前記要求データ解析手段で解析した結果によって得られる解析結果に基づいて、複合機能における当該アプリケーションの実行を要求する要求呼び出し手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
  6. さらに前記受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール処理手段を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記通信メカニズムは、さらに前記受信データ解析手段による解析の結果得られる要求データを一時的に記憶手段に記録し、また要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール処理手段を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  8. さらに、
    前記受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、
    要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段と、
    を有することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. さらに、前記通信メカニズムは、
    前記受信データ解析手段による解析の結果から得られる要求データを一時的に記憶手段に記録するスプール書込み手段と、
    要求があった際に当該要求データを読み出して要求元に渡すスプール読み出し手段と、
    を備えることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  10. 請求項1〜3のいずれか一つに記載の受信データ処理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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