JP2007251017A - 配線基板および多数個取り配線基板ならびにその製造方法 - Google Patents

配線基板および多数個取り配線基板ならびにその製造方法 Download PDF

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誠 永井
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Abstract

【課題】基板本体の側面に十分な厚みの金属メッキ層を形成した切欠部導体を有する配線基板、およびかかる配線基板を得るための多数個取り用配線基板、ならびにかかる多数個取り用配線基板の製造方法を提供する。
【解決手段】上層側のセラミック層c2,c3と下層側のセラミック層c1とを積層して構成され、表面2および裏面3を有する基板本体1と、かかる基板本体1における下層側のセラミック層c1の側面4に形成された切欠部5およびかかる切欠部5内に形成された切欠部導体6と、かかる切欠部導体6の少なくとも上端部6cを覆うように形成され且つ湾曲面11を有する絶縁部10と、を含む、配線基板p1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、基板本体の裏面側の切欠部に切欠部導体を有する配線基板、およびベース基板の裏面に開口する非貫通孔に内壁導体を有する多数個取り配線基板、ならびに当該多数個取り配線基板の製造方法に関する。
例えば、直方体で且つ帯状の基体の上面に貫通孔を有する枠体を積層し、前記基体における4つの角部のそれぞれに上記枠体の下方に位置して切り欠かれた平面視で円弧状の切欠き部を有し、かかる切欠き部の内周面に側面導体を形成した発光素子収納用パッケージが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
上記発光素子収納用パッケージは、上記基体における4つの角部のそれぞれに円弧形状の側面導体が大きな表面積で形成されているため、基体の下面に形成した電極パッドを外部電気回路基板の配線導体に接続する際に、大きな半田のメニスカスが形成されて、接合強度を大きくできる、という効果を奏する。
特開2004−253711号公報(第1〜12頁、図1,2)
しかしながら、前記発光素子収納用パッケージを多数個取りで製造する場合、大版サイズの絶縁基板の裏面に開口する非貫通孔の内周面に形成され、追って前記複数の円弧形状の側面導体に分割される円筒形状の内壁導体には、メッキ液が容易に環流しないため、十分な厚みのメッキ層を形成できない。このため、上記多数個取り基板を複数のパッケージに分割して、得られた各パッケージにおける4個の前記側面導体には、例えば、Auからなるメッキ層などが十分な厚みで被覆されていない。この結果、かかる側面導体を前記外部電気回路基板の配線導体に接続するに際し、ハンダの濡れ広がり性が低いため、かかるハンダ付けの接合強度が不十分になる、という問題があった。
本発明は、背景技術において説明した問題点を解決し、基板本体の側面に十分な厚みの金属メッキ層を形成した切欠部導体を有する配線基板、およびかかる配線基板を得るための多数個取り用配線基板、ならびにかかる多数個取り用配線基板の製造方法を提供する、ことを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明は、前記課題を解決するため、追って配線基板の切欠部導体となる多数個取り配線基板の内壁導体に対し、メッキ液が容易に環流し易くして、十分な厚みのメッキ層を形成する、ことに着想して成されたものである。
即ち、本発明の配線基板(請求項1)は、上層側のセラミック層と下層側のセラミック層とを積層して構成され、表面および裏面を有する基板本体と、かかる基板本体における下層側のセラミック層の側面に形成された切欠部およびかかる切欠部内に形成された切欠部導体と、かかる切欠部導体の少なくとも上端部を覆うように形成された絶縁部と、を含む、ことを特徴とする。
これによれば、前記切欠部導体は、その上端部を覆う絶縁部により、当該配線基板を得るための多数個取り配線基板において、メッキ液の環流が悪い部分は、上記絶縁部に覆われているので、金属メッキ層が形成されず、これ以外の部分には金属メッキ層が容易に形成される。このため、絶縁部に覆われている上端部を除いた上記切欠部導体の表面に全体に、例えば、Auからなり所要の厚みを有する金属メッキ層が形成されている。この結果、多数個取り配線基板を切断して分割した当該配線基板をマザーボードに搭載する際に、かかるマザーボードの外部端子と上記切欠部導体との間を、濡れ広がり性の高いハンダによって、強固に接合することができる。従って、上記配線基板の内部配線などとマザーボードとの導通を安定して得ることが可能となる。上記ハンダは、低融点の金属または合金を指す。
尚、前記基板本体を形成する各セラミック層は、例えばアルミナを主成分とするセラミックや、低温焼成の一種である例えばガラス−セラミックからなる。
また、上層側および下層側のセラミック層は、それぞれ単層のほか、複数のセラミック層を積層した形態も含まれる。
更に、前記基板本体の表面には、上層側のセラミック層に設けた貫通孔を側面とするキャビティが開口する形態としても良く、かかるキャビティの底面に、電子部品や発光素子などが搭載される。
また、前記切欠部および切欠部導体は、下層側のセラミック層における側面の中間位置のほか、隣接する側面同士間のコーナ部に形成しても良い。
更に、切欠部導体は、配線基板の内部配線と導通すると共に、かかる内部配線を介して、基板本体の表面またはかかる表面に開口するキャビティに搭載される電子部品や発光素子との間でも導通可能とされている。
また、本発明には、前記絶縁部は、前記切欠部導体と接する湾曲面またはテーパ面を有している、配線基板(請求項2)も含まれる。尚、上記テーパ面は、1つの傾斜面からなる他、複数の傾斜面の組み合わせからなる形態も含む。
更に、本発明には、前記絶縁部は、前記切欠部導体との間で鈍角を成している、配線基板(請求項3)も含まれる。尚、上記鈍角の範囲は、90度超から150度までである。150度超の範囲は、平面に近付くので、除いている。また、前記湾曲面を有する絶縁部の場合、基板本体の表面と直交する垂直断面における湾曲面の中央付近に接する接線と切欠部導体の表面との間が、上記鈍角となる。
これらによれば、切欠部導体の上端部を覆う上記絶縁部が、かかる切欠部導体と接する湾曲面またはテーパ面を有しているか、あるいは、切欠部導体との間で鈍角を成している。この結果、当該配線基板を得るための多数個取り配線基板において、メッキ液の環流が悪い部分には、前記絶縁部に覆われることで、金属メッキ層が形成されない反面、絶縁部に覆われていない部分には、金属メッキ層が容易に形成される。このため、絶縁部に覆われる上端部を除いた上記切欠部導体の表面に全体に、例えば、Auからなり所要の厚みを有する金属メッキ層が形成されている。従って、上記配線基板をマザーボードに搭載する際に、かかるマザーボードの外部端子と上記切欠部導体との間を、濡れ広がり性の高いハンダにより強固に接合することができる。
一方、本発明の多数個取り配線基板(請求項4)は、上層側のセラミック層と下層側のセラミック層とを積層して構成され、平面視で複数の製品が縦横に配置される製品領域とかかる製品領域を囲む耳部とを有するベース基板と、かかるベース基板のうち、下層側のセラミック層における製品領域内の製品同士の境界および製品領域と耳部との境界である切断予定面と交差し且つ当該下層側のセラミック層を貫通する貫通孔と、かかる貫通孔の内壁に形成された内壁導体と、かかる内壁導体の少なくとも上端部を覆うように形成された絶縁部と、を含む、ことを特徴とする。
これによれば、前記内壁導体は、その上端部を覆う絶縁部によって、当該多数個取り配線基板をメッキ液に浸漬した際に、かかるメッキ液の環流が悪い部分は、前記絶縁部に覆われているため、金属メッキ層が形成されない反面、かかる絶縁部以外の部分では、メッキ液の環流がスムースに行われる。この結果、絶縁部に覆われる上端部を除いた上記内壁導体の表面に全体に、例えば、Auからなり所要の厚みを有する金属メッキ層が形成されている。このため、かかる多数個取り配線基板を切断・分割して得られる複数の配線基板ごとの前記切欠部導体も、その上端部を除いて上記金属メッキ層が形成されている。従って、分割後の上記配線基板をマザーボードに搭載する際に、かかるマザーボードの外部端子と上記切欠部導体との間を、ハンダを介して強固に接合することができる。
尚、前記貫通孔の内壁に沿って形成される内壁導体は、かかる貫通孔の内壁とほぼ相似形のほぼ円筒形を呈する。
また、本発明には、前記絶縁部は、前記内壁導体と接する湾曲面またはテーパ面を有している、多数個取り配線基板(請求項5)も含まれる。
更に、本発明には、前記絶縁部は、前記内壁導体との間で鈍角を成している、多数個取り配線基板(請求項6)も含まれる。
尚、上記鈍角は、90度超から150度までの範囲である。
これらによれば、上記内壁導体の上端部を覆う絶縁部が、かかる内壁導体と接する湾曲面またはテーパ面を有しているか、あるいは、内壁導体との間で鈍角を成している。このため、当該多数個取り配線基板をメッキ液に浸漬した際に、当該メッキ液の環流の悪い部分は、前記絶縁部に覆われるので、金属メッキ層が形成されない反面、絶縁部に覆われていない部分には、メッキ液が良好に環流する。この結果、上端部を除いた内壁導体の表面に全体に、例えば、Auからなり所要の厚みを有する金属メッキ層が形成されている。従って、上記多数個取り配線基板を切断・分割して得られる複数の配線基板ごとの前記切欠部導体と、マザーボードの外部端子とを、ハンダを介して強固に接合することが可能となる。
また、本発明による多数個取り配線基板の製造方法(請求項7)は、上層側のグリーンシートの裏面に溶剤を塗布する工程と、下層側のグリーンシートの製品領域内で縦横に配置される複数の製品間の境界および製品領域とこれを囲む耳部との境界である切断予定面と交差し、且つ当該下層側のグリーンシートを貫通する複数組のスルーホールおよび当該スルーホールの内壁に沿った内壁導体を形成する工程と、上記上層側のグリーンシートと下層側のグリーンシートとを積層して圧着する工程と、を含む、ことを特徴とする。
これによれば、上層側のグリーンシートと下層側のグリーンシートとを積層して圧着することで、製品領域とこれを囲む耳部とを有するベース基板が形成されると共に、上記切断予定面と交差する位置に、下層側のグリーンシートを貫通する複数組の貫通孔および内壁導体が形成される。しかも、かかる内壁導体の少なくとも上端部は、上層側のグリーンシートにおける前記溶剤が浸透したその裏面側の一部が当該内壁導体の内側に延び出た絶縁部に覆われる。従って、追って上記内壁導体に対し、例えばNiおよびAuメッキ層を形成する際に、メッキ液の環流の悪い部分は、前記絶縁部に覆われているので、金属メッキ層が形成されない反面、これ以外の内壁導体の表面全体には、メッキ液が容易に環流するので、所要の厚みの金属メッキ層を形成することができる。
尚、前記溶剤の種類や圧着方法を調整することで、絶縁部に湾曲面またはテーパ面を形成することが可能である。
付言すれば、本発明には、前記多数個取り配線基板を焼成する工程、焼成された多数個取り配線基板の内壁導体に金属メッキ層を形成する工程と、その後に、多数個取り配線基板を製品領域内で縦横に配置される複数の製品間の境界および製品領域とこれを囲む耳部との境界である切断予定面に沿って切断する工程と、を含む、配線基板の製造方法も含まれ得る。これによる場合、複数の前記配線基板を効率良く確実に製造することが可能となる。
以下において、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本発明における一形態の配線基板p1を示す垂直断面図である。
配線基板p1は、図1に示すように、平面視がほぼ正方形で表面2および裏面3を有する基板本体1と、かかる基板本体1の表面2に開口するキャビティ14と、基板本体1の裏面3と側面4にまたがって形成された複数の切欠部5と、かかる切欠部5内ごとに形成された複数の切欠部導体6と、を備えている。
基板本体1は、図1に示すように、主にアルミナからなる上層側のセラミック層c2,c3と下層側のセラミック層c1とを一体に積層したものである。上層側のセラミック層c3には、キャビティ14の側面16が、基板本体1の表面2側に広がるように傾斜しつつほぼ円錐形状に貫通しており、かかる側面16の底部に上層側のセラミック層c2の表面であるキャビティ14の底面15が、平面視を円形にして露出している。
キャビティ14の側面16には、WまたはMoからなる金属層17が形成され、その表面には、例えば下地のNiメッキ層を介して、光反射用のAgメッキ層(何れも図示せず)が表層に形成されている。キャビティ14の底面15には、Wなどからなる一対のパッド18が形成され、これらの間に、図1中の一点鎖線で示す発光ダイオード(発光素子)Cが搭載可能とされている。かかる発光ダイオードCは、図示しないボンディングワイヤを介して、一対のパッド18と接続され、当該発光ダイオードCから発光された光は、金属層17の表層を覆うAgメッキ層に反射して、配線基板p1の外部に放射される。
図1に示すように、基板本体1を形成する下・上層側のセラミック層c1,c2間には、Wなどからなり所定パターンを有する内部配線20が形成されている。また、基板本体1の裏面3には、Wなどからなる複数の外部端子19が形成されている。上記パッド18と内部配線20との間は、Wなどからなるビア導体21によって接続され、内部配線20と外部端子19との間は、上記同様のビア導体22によって接続されている。
尚、上記内部配線20と切欠部導体6との間も接続されている。また、図示しないビア導体21は、上記金属層17と内部配線20との間を接続している。
図1,図2に示すように、基板本体1における下層側のセラミック層c1の側面4には、平面視がほぼ半円形の切欠部5が形成され、かかる切欠部5の内周面に平面視の断面がほぼ半円形の切欠部導体6が形成されている。
図2の部分拡大断面図および同図中のX−X線の矢視に沿った部分水平断面図に示すように、切欠部導体6は、セラミック層c1,c2間に延びる半リング状の水平片6aと基板本体1の裏面3上に延びる半リング状の水平片6bとを、上・下端に有する。かかる切欠部導体6は、その上端部6cが上層側のセラミック層c2の一部が基板本体1の裏面3側の延び出た絶縁部10に覆われている。
かかる絶縁部10は、図2に示すように、窪んだ形状の湾曲面11を有している。基板本体1の表面2と直交する垂直断面において、上記湾曲面11の中央付近に接する接線sと切欠部導体6の表面との間の角度は、約130度の鈍角θである。
図1,図2に示すように、上記絶縁部10に覆われた上端部6cおよび水平片6aを除いた切欠部導体6の表面全体には、下地で厚みが約1〜15μmのNiメッキ層と表層で厚みが約0.1〜5.0μmのAuメッキ層とからなる金属メッキ層8が形成されている。
図3は、異なる形態の配線基板p2を示す垂直断面図、図4は、かかる図3中の部分拡大断面図、図5は、図4中のY−Y線の矢視に沿った部分断面図である。
図3に示すように、配線基板p2も、下層側のセラミック層c1および上層側のセラミック層c2,c3からなる前記同様の基板本体1、底面15および側面16からなるキャビティ14、金属層17、パッド18、外部端子19、内部配線20、ビア導体21,22、基板本体1の裏面3と側面4にまたがって形成された切欠部5、および切欠部5内に形成された切欠部導体6、を備えている。
図4,図5に示すように、基板本体1における下層側のセラミック層c1の側面4には、平面視がほぼ半円形の切欠部5が形成され、かかる切欠部5の内周面に平面視の断面がほぼ半円形の切欠部導体6が形成されている。
上記切欠部導体6は、その上・下端に半リング状の水平片6a,6bを有すると共に、その上端部6cが上層側のセラミック層c2の一部が基板本体1の裏面3側に延び出た絶縁部12に覆われている。
かかる絶縁部12は、図4に示すように、当該絶縁部12における基板本体1の表面2側から裏面3側に向かって、広がるように傾斜したテーパ面13を有している。基板本体1の表面2と直交する垂直断面において、上記テーパ面13と切欠部導体6の表面との間の角度は、約130度の鈍角θである。
図4に示すように、上記絶縁部12に覆われた上端部6cおよび水平片6aを除いた切欠部導体6の表面全体には、下地のNiメッキ層および表層のAuメッキ層からなる金属メッキ層8が前記同様の厚みで形成されている。
以上のような配線基板p1,p2によれば、基板本体1における下層側のセラミック層c1の側面4に形成された前記切欠部導体6は、その上端部6cを覆う絶縁部10,12によって、当該配線基板p1,p2を得るための多数個取り配線基板において、メッキ液の環流が悪い部分は、絶縁部10,12に覆われているので、金属メッキ層8が形成されない。これに対し、絶縁部10,12に覆われず且つメッキ液が容易に環流し易くなっている上端部6cを除いた切欠部導体6の表面に全体には、表層に所要の厚みのAuメッキ層を有する金属メッキ層8が形成されている。従って、上記多数個取り配線基板を切断・分割した当該配線基板p1,p2をマザーボードに搭載する際に、金属メッキ層8の下地であるNiメッキ層が拡散しにくく且つハンダが容易に濡れ広がるため、マザーボードの外部端子と上記切欠部導体6との間を、ハンダを介して強固に接合することができる。
更に、複数の切欠部導体6を、電気的に独立した複数(例えば2つ)の回路に接続することで、一方の回路を介して、前記パッド18,外部端子19の表面に対し、下地のNiメッキ層と表層のAuメッキ層とを形成すると共に、他方の回路を介して、前記キャビティ14の側面16に形成した金属層17に対し、下地のNiメッキ層と表層の光反射用のAgメッキ層とを形成することもできる。
尚、切欠部5および切欠部導体6は、基板本体1の下層側のセラミック層c1において、互いに隣接する側面4,4間の各コーナ部に形成しても良い。かかるコーナ部では、切欠部5および切欠部導体6は、平面視でほぼ円形の4分の1である円弧形の形状または断面となる。
図6は、複数個の前記配線基板p1を得るための多数個取り配線基板K1を示す平面図、図7は、かかる多数個取り配線基板K1の底面図、図8は、図6,図7中のZ−Z線の矢視に沿った垂直断面図である。
多数個取り配線基板K1は、図6〜図8に示すように、主にアルミナからなる上層側のセラミック層c2,c3と下層側のセラミック層c1とを積層して構成され、平面視で9個(複数)の配線基板(製品)p1が縦横に配置される製品領域Pと、かかる製品領域Pを囲む四角枠形の耳部mとを有するベース基板31を、備えている。尚、図6,図7において、互いに隣接する配線基板p1,p1間および配線基板p1,製品領域P間の境界を示す破線は、仮想面の切断予定面fである。また、表面32および裏面33は、ベース基板31、製品領域P、配線基板p1、耳部mに共通して用いる。更に、上記セラミック層c1〜c3は、大版サイズのものである。
上記ベース基板31を構成する下層側のセラミック層c1には、上記切断予定線fと交差し、且つ当該セラミック層c1を貫通する複数の貫通孔25が、各配線基板p1の各側面(4)となる位置ごとに形成され、かかる貫通孔25ごとの内壁に沿って、Wなどからなるほぼ円筒形の内壁導体26が形成されている。
図6〜図8に示すように、製品領域P内に位置する個々の配線基板p1には、前記同様の底面15および側面16からなるキャビティ14、かかる側面16の金属層17、キャビティ14の底面15における一対のパッド18、ベース基板31の裏面33に位置する複数の外部端子19、セラミック層c1,c2間に位置する内部配線20、セラミック層c1,c2を貫通するビア導体21,22がそれぞれ形成されている。
尚、ベース基板31は、平面視でほぼ正方形の外形を有し、個々の配線基板p1も平面視で正方形の外形であり、ベース基板31の表面32に開口する各キャビティ14の底面15は、平面視が円形であり、キャビティ14の側面16は、底面15側から表面32に向かって広がるほぼ円錐形を呈する。
図9の拡大断面図で示すように、ベース基板31を構成する下層側のセラミック層c1を貫通する断面ほぼ円形の貫通孔25には、その内壁に沿ってほぼ円筒形を呈する内壁導体26が形成されている。かかる内壁導体26は、セラミック層c1,c2間に延びるリング状の水平片26aとベース基板31の裏面33上に延びるリング状の水平片26bとを、上・下端に有する。かかる内壁導体26は、その上端部26cが上層側のセラミック層c2を形成するセラミック材料の一部がベース基板31の裏面33側の延び出た絶縁部40に覆われている。
かかる絶縁部40は、ベース基板31の裏面33側に窪み且つ内壁導体26に接するほぼ半球形の湾曲面41を有する。前記ベース基板31の表面32と直交する垂直断面である図9において、絶縁部40の上記湾曲面41の中央付近に接する接線sと内壁導体26の表面との間の角度は、約140度の鈍角θである。
図9に示すように、上記絶縁部40に覆われた上端部26cおよび水平片26aを除いた切欠部導体26の表面全体には、下地のNiメッキ層および表層のAuメッキ層からなる金属メッキ層28が前記金属メッキ層8と同様の厚みで形成されている。
図10は、異なる多数個取り配線基板K2を示す前記図8と同様の垂直断面図、図11は、図10中の一部拡大断面図である。
図10,図11に示すように、多数個取り配線基板K2も、下・上層側のセラミック層c1〜c3からなり、複数の配線基板p2を配置した製品領域Pおよびこれを囲む耳部mを有する前記同様のベース基板31を備えている。また、各配線基板p2にも、前記同様のキャビティ14、金属層17、一対のパッド18、複数の外部端子19、内部配線20、および、ビア導体21,22が形成されている。尚、表面32および裏面33は、ベース基板31、製品領域P、配線基板p2、耳部mに共通して用いる。
図11に示すように、下層側のセラミック層c1を貫通する貫通孔25には、その内壁に沿って内壁導体26が形成され、かかる内壁導体26は、前記同様の水平片26aおよび水平片26bを、上・下端に有する。かかる内壁導体26は、その上端部26cが上層側のセラミック層c2の一部がベース基板31の裏面33側の延び出た絶縁部42に覆われている。
上記絶縁部42は、ベース基板31の表面32側から裏面33側に向かって広がるように傾斜して、内壁導体26に接するほぼ円錐形のテーパ面43を有する。前記ベース基板31の表面32と直交する垂直断面図である図11において、絶縁部42の上記テーパ面43と内壁導体26の表面との間の角度は、約130度の鈍角θである。
図11に示すように、上記絶縁部42に覆われた上端部26cおよび水平片26aを除いた切欠部導体26の表面全体には、下地のNiメッキ層および表層のAuメッキ層からなる金属メッキ層28が前記同様の厚みで形成されている。
以上のような多数個取り配線基板K1,K2によれば、前記内壁導体26の上端部26cは、湾曲面41またはテーパ面43を有する絶縁部40,42に覆われているため、当該多数個取り配線基板K1,K2をメッキ液に浸漬した際に、当該メッキ液が環流せず、金属メッキ層が形成されない。その反面、絶縁部40,42に覆われていない部分では、メッキ液の環流がスムースとなるため、上端部26cおよび水平片26aを除いた上記内壁導体26の表面全体に、Niメッキ層およびAuメッキ層からなり所要の厚みを有する金属メッキ層28が形成されている。このため、かかる多数個取り配線基板K1,K2を、前記切断予定面fに沿って切断・分割して得られる複数の前記配線基板p1,p2ごとの前記切欠部導体6も、その上端部6cを除いて前記金属メッキ層8が形成される。従って、上記配線基板p1,p2をマザーボードに搭載する際に、かかるマザーボードの外部端子と切欠部導体6との間を、ハンダを介して強固に接合することができる。
尚、前記貫通孔25および内壁導体26は、前記図7の底面図において、複数の切断予定面fが交差する位置に形成しても良い。かかる形態の多数個取り配線基板K1,K2では、これを分割することで、前記基板本体1の下層側のセラミック層c1にて、隣接する側面4,4間のコーナ部に切欠部導体6が形成される。
前記多数個取り配線基板K1,K2および前記配線基板p1,p2は、次のようにして製造した。尚、以下においては、作図上の都合により、各図の左右方向の長さを若干短くしている。
予め、アルミナ粉末の粒子、樹脂バインダ、可塑剤、および溶剤などからなる原料を混合して、セラミックスラリを製作した。かかるセラミックスラリにドクターブレード法を施し、厚みが約300μmである3枚のグリーンシートs1〜s3を形成した。かかるグリーンシートs1〜s3は、図12で例示すように、前記配線基板p1,p2を形成する複数の配線基板(製品)pを縦横に配置した製品領域Pと、これを囲む平面視が四角枠形の耳部mと、これらの境界である切断予定面(仮想面)fとを有する多数個取り用である大版サイズのものである。
先ず、図13の上方に示すように、最上層(上層側)のグリーンシートs3に対し、その表面と裏面との間を裏面側が小径で且つ表面側が大径となるように、所要のクリアランスを有するパンチとダイの受入孔との間の剪断作用によって、各配線基板pごとの中央部に、ほぼ円錐形の貫通孔17aをそれぞれ形成した。
また、図13の中程に示すように、中層(上層側)のグリーンシートs2に対し、複数の配線基板pごとの表面と裏面との間を貫通する複数のビアホールhを、パンチとダイの受入孔とによる打ち抜き加工によって形成した。尚、グリーンシートs2の裏面側には、予め、フタル酸nブチル、ひまし油、nブチル・アルコールなどからなる溶剤wを所定の厚みで浸透するように塗布した。
更に、図13の下方に示すように、下層側のグリーンシートs1にも、複数の配線基板pごとの表面と裏面との間を貫通する複数のビアホールhを形成すると共に、切断予定面fごとの所定の位置に厚み方向に沿った貫通孔25を前記同様の打ち抜き加工によって形成した。
次いで、図14の上方に示すように、最上層(上層側)のグリーンシートs3の各貫通孔17aの内周面に対し、図示しないメタルマスクとスキージとを用い且つ反対側の表面または裏面から吸引状態として、WまたはMo粉末を含む導電性ペーストを所定の厚みで印刷して、それぞれに金属層17を形成した。
また、図14の中程に示すように、中層(上層側)のグリーンシートs2の各ビアホールhに対し、前記同様のメタルマスクとスキージとを用いて、上記同様の導電性ペーストを充填して、それぞれにビア導体21を形成した。
更に、図14の下方に示すように、下層側のグリーンシートs1の各ビアホールhに対しても、上記同様のビア導体21をそれぞれ形成した。併せて、上記メタルマスクとスキージとを用い且つ反対側の表面または裏面から吸引状態として、下層側のグリーンシートs1における各貫通孔25の内壁ごとに、上記同様の導電性ペーストを塗布して、ほぼ円筒形の内壁導体26を形成した。
次に、図15の中程に示すように、中層(上層側)のグリーンシートs2の表面に、各ビア導体21の上端と接続するように、前記同様の導電性ペーストをスクリーン印刷して、各製品部分pごとに一対ずつのパッド18を形成した。
更に、図15の下方に示すように、下層側のグリーンシートs1の表面と裏面とにも、各ビア導体22の上端または下端と接続するように、前記同様の導電性ペーストをスクリーン印刷して、所定パターンの内部配線20および複数の外部端子16を形成した。
そして、図15中の矢印で示すように、下層側のグリーンシートs1の上に、上層側のグリーンシートs2,s3を、順次または同時に積層して圧着した。
その結果、図16に示すように、前記グリーンシートs1〜s3が積層されて表面32および裏面33を有するベース基板31と、製品領域P内に縦横に配置された複数の配線基板pと、個々の配線基板pの表面32に開口し且つ底面15および側面16からなるするキャビティ14と、を有するグリーンシート積層体S1が形成された。この際、各貫通孔25の内壁導体26の上方には、グリーンシートs2における前記溶剤wにより軟化された主にアルミナからなるセラミック材料が、前記圧着に伴う圧力によって、その一部が複数の内壁導体26の内側に延出し(伸び出し)て、かかる内壁導体26ごとの上端部26cを覆った。この結果、ベース本体31の表面32に対し垂直な断面において、ベース本体31の裏面33側に向かって窪んだほぼ半球形の湾曲面41を有する絶縁部40が各貫通孔25ごとの上部に形成された。
また、上層側のグリーンシートs2に対する前記溶剤wの浸透深さや圧着時の圧力を調整して、グリーンシートs2を形成するセラミック材料の一部を、内壁導体26ごとの内側に延出させて、かかる内壁導体26の上端部26cを覆った。
その結果、図17に示すように、前記同様のベース基板31を備えるグリーンシート積層体S2が形成されると共に、各貫通孔25ごとの上部に、かかるベース本体31の裏面33側に向かって窪んだほぼ円錐形のテーパ面43を有する絶縁埋め部42を形成することができた。
更に、前記グリーンシート積層体S1,S2を、所要の温度帯で焼成した。
次いで、前記グリーンシートs1〜s3が焼成されて下・上層側のセラミック層c1〜c3となったベース基板31を、図示しないメッキ槽中に浸漬し、複数の内壁導体26にメッキ用の電極棒を接触させた状態で、電解Niメッキを行った後、別のメッキ槽中に浸漬し且つ上記同様の状態で、電解Auメッキを行った。
この際、焼成済みの各ベース基板31ごとの内壁導体26において、各メッキ液の環流の悪い部分は、その上端部26cを覆う湾曲面41またはテーパ面43を有する絶縁部40,42に覆われていたため、金属メッキ層28が形成されなかった。その反面、絶縁部40,42に覆われていない上端部26c以外の各内壁導体26の表面には、上記各メッキ液が容易に環流していた。
その結果、各内壁導体26の表面には、所要の厚みのNiメッキ層およびAuメッキ層からなる金属メッキ層28が形成された。同時に、前記キャビティ14の底面15に位置する各パッド18とベース基板31の裏面33に位置する各外部端子19の表面にも、上記同様の金属メッキ層(図示せず)が形成された。
引き続いて、前記と別の内壁導体26にメッキ用の電極棒を接触させた状態で、電解Niメッキを行った後、別のメッキ槽中に浸漬し且つ上記同様の状態で、電解Agメッキを行った。その結果、各キャビティ14の側面16に形成された焼成後の金属層17の表面に、下地のNiメッキを介して表層側に光反射用のAgメッキ層(何れも図示せず)を所要の厚みにして形成できた。
この結果、前記図6〜図9で示した多数個取り配線基板K1、あるいは、前記図10,図11で示した多数個取り配線基板K2を製造することができた。
以上のような多数個取り配線基板K1,K2の製造方法によれば、下層側のセラミック層c1の貫通孔25ごとに形成された内壁導体26の表面に、所要の厚みを有するNiメッキ層およびAuメッキ層からなる金属メッキ層28が形成された当該多数個取り配線基板K1,K2を確実に形成することができた。
そして、多数個取り配線基板K1,K2を、これらにおける前記切断予定面fに沿って、図示しないブレードを用いて、各ベース基板31の厚み方向に切断加工した。
その結果、図18に示すように、下・上層側のセラミック層c1〜c3からなる基板本体1、下層側のセラミック層c1の側面4に形成された切欠部5、かかる切欠部5に形成された切欠部導体6、および切欠部導体6の上端部6cを覆い且つ湾曲面11を有する絶縁部10を備えた前記同様の配線基板p1を、複数個ずつ製造することができた。
あるいは、図19に示すように、上記同様の基板本体1、切欠部5、切欠部導体6、および切欠部導体6の上端部6cを覆い且つテーパ面13を有する絶縁部12を備えた前記同様の配線基板p2を、複数個ずつ製造することができた。
以上のような配線基板p1,p2の製造方法によれば、下層側のセラミック層c1の側面4に形成された複数の切欠部5ごとに形成された切欠部導体6の表面に、所要の厚みを有するNiメッキ層およびAuメッキ層からなる金属メッキ層8が形成された当該配線基板p1,p2を効率良く確実に形成することができた。
本発明は、以上において説明した各形態に限定されるものではない。
前記セラミック層や前記グリーンシートは、前記アルミナに限らず、ムライトや窒化アルミニウムなどのセラミック材料としたり、低温焼成セラミックの一種であるガラス−セラミック材料からなるものとしても良い。
また、前記上層側のセラミック層を1層または3層以上からなる形態としたり、前記下層側のセラミック層を2層以上からなる形態としても良い。
更に、前記切欠部および切欠部導体は、前記下層側ベース基板の各側面ごの中間と、隣接する側面間の各コーナごととの双方に形成しても良い。これに応じて、前記多数個取り配線基板において、個々の切断予定面の中間位置と共に、複数の切断予定面が交差する位置にも、前記貫通孔および内壁導体を形成しても良い。
更に、前記配線基板のキャビティは、底面が平面視で長円形で且つ側面がほぼ長円錐形、または底面が平面視で楕円形で且つ側面がほぼ楕円錐形などの形態としても良い。
加えて、配線基板は、その基板本体の表面を前記キャビティがない平坦面とし、かかる平坦な表面に形成したパッドにICチップなどの電子部品を導通可能として、かかる電子部品を上記表面上に搭載する形態としても良い。
あるいは、配線基板は、その基板本体の表面に開口し、平面視が矩形(正方形または長方形)の底面とその周囲から垂直に立設する4つの側面とからなるキャビティを有する形態とし、かかるキャビティの底面に上記電子部品を搭載する形態としても良い。
本発明における一形態の配線基板を示す垂直断面図。 上記配線基板の部分拡大断面図。 異なる形態の配線基板を示す垂直断面図。 上記配線基板の部分拡大断面図。 図4中のY−Y線の矢視に沿った断面図。 本発明における一形態の多数個取り基板を示す平面図。 上記多数個取り基板の底面図。 図6,図7中のZ−Z線の矢視に沿った垂直断面図。 図8中の部分拡大断面図。 異なる形態の多数個取り基板を示す垂直断面図。 図10中の部分拡大断面図。 上記多数個取り基板の製造工程を示す概略図。 図12に続く製造工程を示す概略図。 図13に続く製造工程を示す概略図。 図14に続く製造工程を示す概略図。 以上の各工程により得られたグリーンシート積層体を示す概略図。 異なる形態のグリーンシート積層体を示す概略図。 上記多数個取り基板を分割した前記配線基板を示す概略図。 上記同様に分割された異なる形態の前記配線基板を示す概略図。
符号の説明
1……………………………基板本体
2,32……………………表面
3,33……………………裏面
4……………………………側面
5……………………………切欠部
6……………………………切欠部導体
6c,26c………………上端部
10,12,40,42…絶縁部
11,41…………………湾曲面
13,43…………………テーパ面
25…………………………貫通孔
26…………………………内壁導体
31…………………………ベース基板
p,p1,p2……………配線基板(製品)
K1,K2…………………多数個取り配線基板
c1…………………………下層側のセラミック層
c2,c3…………………上層側のセラミック層
P……………………………製品領域
m……………………………耳部
f……………………………切断予定面
θ……………………………鈍角
s1…………………………下層側のグリーンシート
s2,s3…………………上層側のグリーンシート

Claims (7)

  1. 上層側のセラミック層と下層側のセラミック層とを積層して構成され、表面および裏面を有する基板本体と、
    上記基板本体における下層側のセラミック層の側面に形成された切欠部およびかかる切欠部内に形成された切欠部導体と、
    上記切欠部導体の少なくとも上端部を覆うように形成された絶縁部と、を含む、
    ことを特徴とする配線基板。
  2. 前記絶縁部は、前記切欠部導体と接する湾曲面またはテーパ面を有している、
    ことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記絶縁部は、前記切欠部導体との間で鈍角を成している、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の配線基板。
  4. 上層側のセラミック層と下層側のセラミック層とを積層して構成され、平面視で複数の製品が縦横に配置される製品領域とかかる製品領域を囲む耳部とを有するベース基板と、
    上記ベース基板のうち、下層側のセラミック層における製品領域内の製品同士の境界および製品領域と耳部との境界である切断予定面と交差し且つ当該下層側のセラミック層を貫通する貫通孔と、
    上記貫通孔の内壁に形成された内壁導体と、
    上記内壁導体の少なくとも上端部を覆うように形成された絶縁部と、を含む、
    ことを特徴とする多数個取り配線基板。
  5. 前記絶縁部は、前記内壁導体と接する湾曲面またはテーパ面を有している、
    ことを特徴とする請求項4に記載の多数個取り配線基板。
  6. 前記絶縁部は、前記内壁導体との間で鈍角を成している、
    ことを特徴とする請求項4または5に記載の多数個取り配線基板。
  7. 上層側のグリーンシートの裏面に溶剤を塗布する工程と、
    下層側のグリーンシートの製品領域内で縦横に配置される複数の製品間の境界および製品領域とこれを囲む耳部との境界である切断予定面と交差し、且つ当該下層側のグリーンシートを貫通する複数組のスルーホールおよび当該スルーホールの内壁に沿った内壁導体を形成する工程と、
    上記上層側のグリーンシートと下層側のグリーンシートとを積層して圧着する工程と、を含む、
    ことを特徴とする多数個取り配線基板の製造方法。
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