JP2007249771A - ショーケース等の集中管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】渡り配線を用いてデータ通信で複数のショーケース等の運転を管理するに当たり、通信異常が発生した場合の復旧作業を迅速に行うことができる集中管理システムを提供する。
【解決手段】集中管理システム1は、複数のショーケースS等の運転を一括して管理するものであって、集中管理コントローラ2と、複数のショーケース等にそれぞれ設けられ、送信配線14と受信配線15から成る渡り配線16を介して集中管理システムとデータ通信可能とされた複数の端末側制御装置3とを具備して構成されており、集中管理システムは、渡り配線による端末側制御装置の配線経路を登録する手段と、登録された各端末側制御装置の配線経路を出力する手段とを備えている。
【選択図】図3
【解決手段】集中管理システム1は、複数のショーケースS等の運転を一括して管理するものであって、集中管理コントローラ2と、複数のショーケース等にそれぞれ設けられ、送信配線14と受信配線15から成る渡り配線16を介して集中管理システムとデータ通信可能とされた複数の端末側制御装置3とを具備して構成されており、集中管理システムは、渡り配線による端末側制御装置の配線経路を登録する手段と、登録された各端末側制御装置の配線経路を出力する手段とを備えている。
【選択図】図3
Description
本発明は、複数のショーケース等の運転を一括して集中管理するためのショーケース等の集中管理システムに関するものである。
スーパーマーケットやコンビニエンスストア等の店舗には複数のショーケースや冷蔵庫、冷凍機等が設置されるが、従来各ショーケース等はそれぞれ温度調節器や霜取り用のタイマーから構成される制御装置によって個別に制御されているのが現状である。従って、ショーケース等の温度及び霜取り制御等に関する各種の設定作業は、当該ショーケース等が設置されている場所において個々に行わなければならない。そのため、季節や天候により設定を変更する場合には作業が極めて煩雑となる。
また、各種設定値やショーケース等の温度等の運転状態を把握するためには、ショーケース等が設置されている場所に行って個々に調べる以外になく、ショーケース等の運転状態に関するデータを容易に把握することができない問題があった。
そのため、例えば特許文献1では、店舗の管理事務所等に設置した集中管理装置に、渡り配線(信号線)によって複数(例えば50台等)のショーケースの端末側制御装置を順次接続し、集中管理装置と各端末側制御装置との間でデータ通信を行わせることにより、各ショーケースの運転制御に関するデータの各種設定作業を集中管理装置にて行い、当該データに基づいて集中管理装置から各ショーケースの制御装置に制御信号を送信すると共に、各ショーケースの運転状態に関するデータを集中管理装置に収集して一括管理するシステムが示されている。係るシステムによれば、複数台のショーケース等の運転制御を一括して行うことが可能となるので、設定及び管理作業が著しく簡素化される。
特開2002−303478号公報
ところで上記のように複数のショーケースの端末側制御装置と集中管理装置とを渡り配線で接続した場合、従来では配線順をショーケース据え付け時の工事図面により管理していた。しかしながら、渡り配線の場合、配線経路の途中で断線や短絡による通信異常が発生すると、工事図面から通信異常発生箇所を特定する作業は極めて困難となる。即ち、渡り配線の配線経路途中で断線が発生すると、断線箇所以降のショーケースの端末側制御装置とは通信が不能となる。また、短絡が発生した場合には全ての端末側制御装置との通信が不能となってしまう。
従って、断線の場合には通信が不能となっている端末側制御装置から、それが搭載されたショーケースを割り出し、更に工事図面から当該ショーケースの設置箇所を特定しなければならず、短絡が発生した場合には、工事図面に沿って店舗内の全ての渡り配線を一つずつ確認しなければならない。
一方で大型の店舗の場合、配線経路長は数10メートルから数百メートルに及ぶため、この確認作業は極めて煩雑なものとなり、復旧までに集中管理機能が長時間停止してしまうと云う問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、渡り配線を用いてデータ通信で複数のショーケース等の運転を管理するに当たり、通信異常が発生した場合の復旧作業を迅速に行うことができる集中管理システムを提供するものである。
本発明の集中管理システムは、複数のショーケース等の運転を一括して管理するものであって、上位制御装置と、複数のショーケース等にそれぞれ設けられ、送信配線と受信配線から成る渡り配線を介して上位制御装置とデータ通信可能とされた複数の端末側制御装置とを具備して構成されており、上位制御装置は、渡り配線による端末側制御装置の配線経路を登録する手段と、登録された各端末側制御装置の配線経路を出力する手段とを備えていることを特徴とする。
請求項2の発明の集中管理システムは、上記において上位制御装置は、登録された各端末側制御装置の配線経路における異常発生位置に関する情報を出力する手段を備えていることを特徴とする。
請求項3の発明の集中管理システムは、上記において上位制御装置は、何れかの端末側制御装置が通信不能となったことに基づき、配線経路における断線発生箇所に関する情報を出力することを特徴とする。
請求項4の発明の集中管理システムは、請求項2又は請求項3において上位制御装置は、配線経路に短絡が発生した場合に送信したデータが戻ってくるまでの遅れ時間に基づき、配線経路における短絡発生箇所に関する情報を出力することを特徴とする。
請求項5の発明の集中管理システムは、上記において上位制御装置は、各端末側制御装置の位置で配線経路に短絡が発生した場合の遅れ時間を登録する手段を備え、登録された遅れ時間と実際に短絡が発生したときの遅れ時間に基づき、配線経路における短絡発生箇所に関する情報を出力することを特徴とする。
請求項6の発明の集中管理システムは、上記において上位制御装置は、配線経路に接続されている各端末側制御装置に対して、当該端末側制御装置の位置における遅れ時間を自動計測し、登録する手段を備えていることを特徴とする。
本発明によれば、複数のショーケース等の運転を一括して管理する集中管理システムにおいて、上位制御装置と、複数のショーケース等にそれぞれ設けられ、送信配線と受信配線から成る渡り配線を介して上位制御装置とデータ通信可能とされた複数の端末側制御装置とを具備して構成されている場合に、上位制御装置は、渡り配線による端末側制御装置の配線経路を登録する手段と、登録された各端末側制御装置の配線経路を出力する手段とを備えているので、上位制御装置において渡り配線による各端末側制御装置の配線経路を予め登録しておいて出力させることができるようになり、配線経路途中で通信異常が発生した場合に、上位制御装置で各端末側制御装置の配線経路を確認し、対処することができるようになる。
これにより、通信異常時の復旧作業が円滑化され、迅速な通信回復による集中管理機能の回復を実現することが可能となる。特に、請求項2の発明のように上位制御装置が、登録された各端末側制御装置の配線経路における異常発生位置に関する情報を出力するようにすれば、上位制御装置で通信異常発生箇所を特定することが可能となり、より一層の復旧作業の改善を図ることができるようになる。
また、請求項3の発明では上位制御装置が、何れかの端末側制御装置が通信不能となったことに基づき、配線経路における断線発生箇所に関する情報を出力するようにしているので、上位制御装置において断線発生箇所を高い精度で特定することができるようになり、作業性が一段と向上する。
また、請求項4の発明では上位制御装置が、配線経路に短絡が発生した場合に送信したデータが戻ってくるまでの遅れ時間に基づき、配線経路における短絡発生箇所に関する情報を出力するようにしたので、短絡発生箇所も上位制御装置において特定することができるようになる。
また、請求項5の発明ではそれに加えて上位制御装置が、各端末側制御装置の位置で配線経路に短絡が発生した場合の遅れ時間を登録する手段を備えており、登録された遅れ時間と実際に短絡が発生したときの遅れ時間に基づき、配線経路における短絡発生箇所に関する情報を出力するようにしているので、上位制御装置において短絡発生箇所を高い精度で特定することができるようになり、更なる作業性の向上が図られる。この場合、請求項6の発明のように上位制御装置が、配線経路に接続されている各端末側制御装置に対して、当該端末側制御装置の位置における遅れ時間を自動計測し、登録するようにすれば、短絡発生箇所の特定のための設定作業性も向上するものである。
次に、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。図1及び図2は本発明のショーケース等の集中管理システム1の構成図である。本発明の集中管理システム1は、マイクロコンピュータから構成された制御上マスター機となる上位制御装置としての集中管理コントローラ2と、マイクロコンピュータによって構成され、店舗に設置された複数のショーケースS(プレハブ冷蔵庫、それらに冷媒を供給するための冷凍機や配電盤なども含む)等にそれぞれ設けられると共に、前記集中管理コントローラ2に対して送信配線14(集中管理コントローラ2から見てデータの送信に使用される配線)と受信配線15(集中管理コントローラ2から見てデータの受信に使用される配線。図3)から成る渡り配線16により順次接続された制御上の子機となる複数の端末側制御装置3・・とから構築される。
前記集中管理コントローラ2は例えば店舗の事務室等に設けられ、図4に示す如く上位制御手段としてのマイクロコンピュータ4と、このマイクロコンピュータ4に接続されたROM6、RAM7、EEPROM8と、上位送信手段としての送信手段9と、上位受信手段としての受信手段11と、出力制御手段12及び入力制御手段13とから構成される。送信手段9及び受信手段11はシリアルインターフェースにより構成され、送信手段9には前記渡り配線16の送信配線14が接続されると共に、受信手段11には受信配線15が接続されることになる。
ROM6には通信プロトコル及び集中管理コントローラ2自体の制御プログラムが格納され、RAM7には各端末側制御装置3から送られてくる各種データや、各端末側制御装置3へ送る各種運転制御に関するデータ、集中管理コントローラ2自体の制御データが保存され、EEPROM8には各ショーケースS等の各種設定及び設置状態に関するデータ等が保存されて電源が断たれた時にも保持される。出力制御手段12には表示手段としての表示部(ディスプレイ)17が接続され、入力制御手段13には上位入力手段としてのスイッチ18が接続されている。スイッチ18は各ショーケースS等の温度制御や霜取り制御等の運転制御に関するデータをそれぞれ設定し、或いは、表示部17へのデータの表示を指令する。
次に、端末側制御装置3は前述した如く各ショーケースS等にそれぞれ設けられており、図5に示す如く端末側制御手段としてのマイクロコンピュータ21と、このマイクロコンピュータ21に接続されたROM22、RAM23、EEPROM24と、端末側送信手段としての送信手段25と、端末側受信手段としての受信手段26、出力制御手段28及び入力制御手段29とから構成される。送信手段25及び受信手段26はシリアルインターフェースにより構成され、前記送信手段25は前記渡り配線16の受信配線15に接続されると共に、受信手段26には送信配線14が接続されることになる。
また、ROM22には通信プロトコルや端末側制御装置3自体の制御プログラムが格納され、RAM23には集中管理コントローラ2から送られてくるショーケースS等の運転制御に関するデータ(受信データ)が保存される。また、EEPROM24には設定スイッチ33により端末側制御装置3において設定されたショーケースS等の各種運転制御に関するデータ(内部保持データ)が保存されており、電源が断たれても保持される。
出力制御手段28には表示部31及びアクチュエータ32が接続される。このアクチュエータ32はショーケースSの例えば圧縮機、膨張弁(内蔵型の場合)や冷却器の霜取り用のヒータ、照明等を意味するものである。入力制御手段29には設定スイッチ33と、ショーケースS等の庫内温度(貯蔵室内温度)や冷却器温度等を検出するセンサ34と、運転モードを切り換えるための運転モード切換手段としての切換スイッチ36が接続されており、前記センサ34で検出されたデータもRAM23に保存される。
前記設定スイッチ33は当該端末側制御装置3が設けられたショーケースS等の温度制御や霜取り制御(霜取り開始時刻や霜取り周期)等の個々の運転制御に関するデータを入力し、或いは、前記集中管理コントローラ2に対して当該端末側制御装置3を識別させるためのID(図2に示すA01〜A50)を設定するものである。また、切換スイッチ36は例えばショーケースS等の運転モードを冷凍モードとするか、冷蔵モードとするかを切り換えるためのスイッチである。
(1)基本的な集中管理
以上の構成で、次に動作につき説明する。まず、集中管理コントローラ2について説明する。スイッチ18からは各端末側制御装置3毎に割り当てられた前記ID毎に庫内(貯蔵室内)設定温度、各種警報、冷却器の霜取り制御に関する各種設定値(霜取り開始時刻及び霜取り周期)等、ショーケースS等の運転制御に関するデータを入力する。このスイッチ18により入力設定された各ショーケースS等の運転制御に関するデータはマイクロコンピュータ4により前記RAM7及びEEPROM8に保存される。
以上の構成で、次に動作につき説明する。まず、集中管理コントローラ2について説明する。スイッチ18からは各端末側制御装置3毎に割り当てられた前記ID毎に庫内(貯蔵室内)設定温度、各種警報、冷却器の霜取り制御に関する各種設定値(霜取り開始時刻及び霜取り周期)等、ショーケースS等の運転制御に関するデータを入力する。このスイッチ18により入力設定された各ショーケースS等の運転制御に関するデータはマイクロコンピュータ4により前記RAM7及びEEPROM8に保存される。
また、マイクロコンピュータ4はスイッチ18から入力されたデータに基づいて制御信号(霜取り周期や霜取り開始信号も含まれる)を送信手段9から渡り配線16の送信配線14を介して各ショーケースS等の端末側制御装置3に送信する。
次に、端末側制御装置3について説明する。まず、端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21は、受信手段26によりデータ(集中管理コントローラ2からの制御信号)を受信した場合、受信したデータを制御データとして保持する。即ち、端末側制御装置3では受信信手段26が送信配線14より自らのID宛の制御信号を受信すると、マイクロコンピュータ21はRAM23に前記庫内設定温度等の設定データ(受信データ)を制御データとして保存する。
次に、マイクロコンピュータ21は、保持した制御データ(受信データ)によりショーケースS等の温度制御、霜取り制御を実行する。即ち、マイクロコンピュータ21はセンサ34からのショーケースS等の庫内温度に関する出力と前記集中管理コントローラ2から送信された設定データの内の庫内設定温度とを比較してアクチュエータ32としての膨張弁や圧縮機モータを制御し、庫内温度を前記庫内設定温度に制御する。この場合、冷凍モードに設定されている場合には、設定データ内の冷凍温度設定と庫内温度に関する出力とを比較し、庫内温度を冷凍温度に維持すると共に、冷蔵モードに設定されている場合には設定データ内の冷蔵温度設定と比較して庫内温度を冷蔵温度に維持することになる。
また、冷却器の霜取りの開始に関しては、マイクロコンピュータ21は集中管理コントローラ2から送信される霜取り開始信号に基づいて霜取りを開始し、或いは、送信されている霜取り周期に基づいて霜取りを実行する。この霜取りはアクチュエータ32としての霜取りヒータの通電を制御し、ショーケースS等の図示しない冷却器の霜取りを行うことにより実行され、所定の終了温度まで冷却器の温度が上昇した時点で終了される。
このようにしてマイクロコンピュータ21は、集中管理コントローラ2から制御信号を受信した場合、当該受信した制御信号(受信データ)に基づいてアクチュエータ32(機器)の制御を実行するので、集中管理コントローラ2からの制御信号に基づく複数のショーケースS等の集中管理を実現できる。
このようなショーケースS等における庫内温度等の運転状態に関するデータはマイクロコンピュータ21によって逐次RAM23に保存され、更新されている。集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4は、例えば1分間に一回自らに接続されている各ショーケースSの端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21に対してポーリングを行う。各端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21は集中管理コントローラ2からポーリングされると、自らのIDと共にRAM23内に保存していたショーケースS等の運転状態に関するデータを送信手段25より集中管理コントローラ2に送信する。
集中管理コントローラ2は受信手段11によりこの運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末側制御装置3毎に、即ちID別に運転状態に関するデータをRAM7内に格納する。このRAM7内の運転状態に関するデータは次回のポーリングによって端末側制御装置3よりデータが送信されることにより更新される。
集中管理コントローラ2はこのような手順にて各端末側制御装置3より各ショーケースS等の運転状態に関するデータを収集する。マイクロコンピュータ4はスイッチ18の操作によりRAM7内に収集したデータから庫内温度やEEPROM8に保存されている庫内設定温度等を読み出して各ID毎に表示部17に表示する。これによって、集中管理コントローラ2に接続した複数台のショーケースS等の運転を集中管理するものである。
(2)配線経路の登録
ここで、集中管理コントローラ2には各ショーケースSの端末側制御装置3の配線経路を登録することができるように構成されている。全ショーケースS・・・の端末側制御装置3・・・の配線経路は、工事図面で管理しているが、図6に示す表示部17の配線経路登録設定画面で各ショーケースSの端末側制御装置3の配線経路を登録する。即ち、各端末側制御装置3の配線順は、実施例の設置工事では図2に示す如くIDがA50の端末側制御装置3が最初で、次に、A21、A15、A1、A5、A45、A10、A11、A22・・・と順次渡り配線16・・・で接続されたかたちとなっている。
ここで、集中管理コントローラ2には各ショーケースSの端末側制御装置3の配線経路を登録することができるように構成されている。全ショーケースS・・・の端末側制御装置3・・・の配線経路は、工事図面で管理しているが、図6に示す表示部17の配線経路登録設定画面で各ショーケースSの端末側制御装置3の配線経路を登録する。即ち、各端末側制御装置3の配線順は、実施例の設置工事では図2に示す如くIDがA50の端末側制御装置3が最初で、次に、A21、A15、A1、A5、A45、A10、A11、A22・・・と順次渡り配線16・・・で接続されたかたちとなっている。
そこで、各ショーケースS・・の設置して渡り配線16・・により順次配線した後、集中管理コントローラ2のスイッチ18を操作して、表示部17に図6の配線経路登録設定画面を表示させる。この画面には集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4が各ショーケースS・・の端末側制御装置3・・にポーリングして収集した全IDがA1〜A50まで番号順に表示される。
次に、スイッチ18を用いて実際に接続されている配線順に各IDの四角を選択していくと、マイクロコンピュータ4は図7に示すように実際の配線順にIDを並べて表示部17に表示し、RAM7若しくはEEPROM8に登録する。このように予め登録された配線経路(配線順)は、スイッチ18の操作による読み出し操作により、マイクロコンピュータ4が図7のかたちで表示部17に表示する。これにより、工事図面を見ずとも集中管理コントローラ2で各端末側制御装置3・・の配線経路を確認することができるようになるので、例えば、後述するような配線経路途中で通信異常が発生した場合に、集中管理コントローラ2で各端末側制御装置3の配線経路を確認し、対処することができるようになり、通信異常時の復旧作業が円滑化され、迅速な通信回復による集中管理機能の回復を実現することが可能となる。
(3)断線による通信異常
ここで、例えば図2のIDがA45の端末側制御装置3とA10の端末側制御装置3との間の渡り配線16の例えば送信配線14で断線が発生した場合(異常発生位置をP1で示す)、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4から送信されたデータは、A10の端末側制御装置3以降の端末側制御装置3、即ち、A11、A22、A8・・・の端末側制御装置3・・には送れなくなる。また、同様に受信配線15で断線が発生した場合には、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4は、それらの端末側制御装置3・・からデータを受信できなくなる。
ここで、例えば図2のIDがA45の端末側制御装置3とA10の端末側制御装置3との間の渡り配線16の例えば送信配線14で断線が発生した場合(異常発生位置をP1で示す)、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4から送信されたデータは、A10の端末側制御装置3以降の端末側制御装置3、即ち、A11、A22、A8・・・の端末側制御装置3・・には送れなくなる。また、同様に受信配線15で断線が発生した場合には、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4は、それらの端末側制御装置3・・からデータを受信できなくなる。
マイクロコンピュータ4はこのような通信異常が発生した場合、IDがA10の端末側制御装置3にて断線が発生したものと判断して、表示部17に図8のような表示を行う。即ち、実施例では図7と同様にIDの四角を配線順に表示した状態で、A10以降のIDの四角を反転表示する。これにより、管理者はA10以降の端末側制御装置3でデータの送信又は受信ができていないことを容易に確認できるようになるので、異常発生位置がP1であることを特定できる。この異常発生位置P1が分かれば、その後は工事図面から店内における実際の位置を確認して作業を行えば良いので、復旧作業を迅速に行うことができるようになる。
(4)短絡による通信異常
ここで、配線経路の途中で送信配線14と受信配線15とが短絡した場合、図9に示すように集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4から送信配線14に送出されたデータが受信配線15からそのまま戻ってくることになる。このような場合には、全ての端末側制御装置3・・との間でデータ通信ができなくなる。一方、このようなときに送信手段9から送信されたデータが短絡箇所(図9のP2)まで行って受信手段11に戻ってくるまでには時間に遅れが生じる。
ここで、配線経路の途中で送信配線14と受信配線15とが短絡した場合、図9に示すように集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4から送信配線14に送出されたデータが受信配線15からそのまま戻ってくることになる。このような場合には、全ての端末側制御装置3・・との間でデータ通信ができなくなる。一方、このようなときに送信手段9から送信されたデータが短絡箇所(図9のP2)まで行って受信手段11に戻ってくるまでには時間に遅れが生じる。
集中管理コントローラ2のEEPROM8には渡り配線16の配線長に対する係る遅れ時間のデータが記録されており(例えば、500mでの遅れ時間は2.5μs)、マイクロコンピュータ4は係る短絡が発生した場合に、送信手段9から送り出されたデータが受信手段11に戻ってくるまでの時間を計測し、この計測された時間から配線長を割り出して図10に示すように表示部17に表示する。
管理者は表示部17に表示された短絡箇所P2までの渡り配線16の配線長から工事図面に基づいて短絡箇所及びその近傍を割り出せばよく、全ての渡り配線16を確認する必要が無くなるので、復旧作業は極めて円滑化されることになる。
(4)短絡時遅れ時間の登録
上記は短絡箇所までの配線長を表示する例を示したが、各端末側制御装置3の位置において短絡時に発生する遅れ時間を予め登録しておいて、実際の短絡時における位置を端末側制御装置3との関係で表示部17に表示するようにしてもよい。即ち、その場合、集中管理コントローラ2には各ショーケースSの端末側制御装置3における配線経路上の位置で短絡が発生した場合の遅れ時間を登録することができるように構成する。
上記は短絡箇所までの配線長を表示する例を示したが、各端末側制御装置3の位置において短絡時に発生する遅れ時間を予め登録しておいて、実際の短絡時における位置を端末側制御装置3との関係で表示部17に表示するようにしてもよい。即ち、その場合、集中管理コントローラ2には各ショーケースSの端末側制御装置3における配線経路上の位置で短絡が発生した場合の遅れ時間を登録することができるように構成する。
実際の登録作業は、例えば各端末側制御装置3において擬似的に送信配線14と受信配線15の短絡を発生させる。次に、スイッチ18で遅れ時間の登録作業を選択すると、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4は送信配線14にデータを送信する。そして、受信配線15で戻ってくるまでの時間をマイクロコンピュータ4は計測し、当該端末側制御装置3のIDと共にRAM7若しくはEEPROM8に登録する。
この場合、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4からの指示に基づいて各端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21が自動的に擬似的な短絡状態を発生させるような構成してもよい。その場合には、スイッチ18で遅れ時間の登録作業が選択されると、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4は先ず最初の端末側制御装置3(実施例ではIDがA50)に短絡状態を擬似的に作るように指示し、この指示に基づいて当該端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21は擬似的な短絡状態を作る。次に、集中管理コントローラ2のマイクロコンピュータ4は送信配線14にデータを送信する。そして、受信配線15で戻ってくるまでの時間をマイクロコンピュータ4は計測し、当該端末側制御装置3のIDと共にRAM7若しくはEEPROM8に登録する。このような動作を集中管理コントローラ2は全端末側制御装置3・・に対して順次実行し、配線経路上の各端末側制御装置3の位置において短絡が発生した場合の遅れ時間を登録して保持する。このような構成とすれば、遅れ時間の登録作業が極めて容易となる。
そして、マイクロコンピュータ4は実際に短絡が発生した場合に、送信手段9から送り出されたデータが受信手段11に戻ってくるまでの時間を計測し、この計測された遅れ時間と予め登録されている遅れ時間を比較する。そして、最も近い遅れ時間に対応する端末側制御装置3を表示部17に表示する。実施例では例えばIDがA10の端末側制御装置3とA11の間の渡り配線16で短絡していたものと判断した場合、マイクロコンピュータ4は図11に示すような配線経路(配線順)の表示において、A10の四角とA11の四角を反転表示する。これにより、管理者はA10とA11の端末側制御装置3、3の間で短絡していることが分かるので、短絡発生箇所を高い精度で特定することができるようになり、作業性が一段と向上する。
尚、係る通信異常で集中管理コントローラ2と端末側制御装置3が通信できなくなった場合、端末側制御装置3のマイクロコンピュータ21は内部保持データを制御データとする。そして、内部保持データによりショーケースS等の上述した温度制御、霜取り制御を実行する。即ち、集中管理コントローラ2からデータを受信できない場合には、各ショーケースS等の端末側制御装置3が所謂スタンドアロンで独自に運転制御を実行するようになるものである。
S ショーケース
1 集中管理システム
2 集中管理コントローラ
3 端末側制御装置
14 送信配線
15 受信配線
16 渡り配線
17 表示部
18 スイッチ
1 集中管理システム
2 集中管理コントローラ
3 端末側制御装置
14 送信配線
15 受信配線
16 渡り配線
17 表示部
18 スイッチ
Claims (6)
- 複数のショーケース等の運転を一括して管理する集中管理システムにおいて、
該集中管理システムは、上位制御装置と、前記複数のショーケース等にそれぞれ設けられ、送信配線と受信配線から成る渡り配線を介して前記上位制御装置とデータ通信可能とされた複数の端末側制御装置とを具備して構成され、
前記上位制御装置は、前記渡り配線による前記端末側制御装置の配線経路を登録する手段と、登録された各端末側制御装置の配線経路を出力する手段とを備えていることを特徴とするショーケース等の集中管理システム。 - 前記上位制御装置は、登録された各端末側制御装置の配線経路における異常発生位置に関する情報を出力する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のショーケース等の集中管理システム。
- 前記上位制御装置は、何れかの前記端末側制御装置が通信不能となったことに基づき、前記配線経路における断線発生箇所に関する情報を出力することを特徴とする請求項2に記載のショーケース等の集中管理システム。
- 前記上位制御装置は、前記配線経路に短絡が発生した場合に送信したデータが戻ってくるまでの遅れ時間に基づき、前記配線経路における短絡発生箇所に関する情報を出力することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のショーケース等の集中管理システム。
- 前記上位制御装置は、前記各端末側制御装置の位置で前記配線経路に短絡が発生した場合の前記遅れ時間を登録する手段を備え、登録された遅れ時間と実際に短絡が発生したときの遅れ時間に基づき、前記配線経路における短絡発生箇所に関する情報を出力することを特徴とする請求項4に記載のショーケース等の集中管理システム。
- 前記上位制御装置は、前記配線経路に接続されている前記各端末側制御装置に対して、当該端末側制御装置の位置における前記遅れ時間を自動計測し、登録する手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載のショーケース等の集中管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006074464A JP2007249771A (ja) | 2006-03-17 | 2006-03-17 | ショーケース等の集中管理システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006074464A JP2007249771A (ja) | 2006-03-17 | 2006-03-17 | ショーケース等の集中管理システム |
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JP2007249771A true JP2007249771A (ja) | 2007-09-27 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011105489A1 (ja) * | 2010-02-25 | 2011-09-01 | 三洋電機株式会社 | 冷設機器の制御装置 |
JP2013110544A (ja) * | 2011-11-21 | 2013-06-06 | Saxa Inc | 通信システムの線路長確認方法 |
-
2006
- 2006-03-17 JP JP2006074464A patent/JP2007249771A/ja active Pending
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