JP2000039249A - ショーケース等の集中管理装置 - Google Patents

ショーケース等の集中管理装置

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JP2000039249A
JP2000039249A JP10209888A JP20988898A JP2000039249A JP 2000039249 A JP2000039249 A JP 2000039249A JP 10209888 A JP10209888 A JP 10209888A JP 20988898 A JP20988898 A JP 20988898A JP 2000039249 A JP2000039249 A JP 2000039249A
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JP
Japan
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control device
terminal
defrosting
showcase
side control
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JP10209888A
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English (en)
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Yoshiki Makishima
芳樹 巻島
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数台のショーケース等を一括管理する場合
に霜取開始時の突入電流を効果的に抑制することができ
る集中管理装置を提供する。 【解決手段】 複数のショーケース等の運転状態を一括
して管理するものであって、主制御装置3は、ショーケ
ースSC等の設定温度や霜取等の運転条件に関するデー
タを端末側制御装置6に送信すると共に、端末側制御装
置6から送信された運転状態に関するデータを受信する
送受信手段と、制御手段とを備え、この制御手段は、各
端末側制御装置6において霜取を行う場合、設定された
グループ毎に時期をずらして霜取を開始する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のショーケー
ス等の運転状態を一括して管理する集中管理装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスーパーマーケットやコンビニ
エンスストア等の店舗にはショーケース等が複数台設置
されており、各ショーケース等は例えば特開平8−23
3437号公報(F25D21/06)に示される如
く、それぞれ温度調節器や霜取用のタイマーから構成さ
れる制御装置によって個別に制御されていた。即ち、シ
ョーケースは冷却器と熱交換した冷気を送風機によって
貯蔵室に吐出循環させることにより、貯蔵室を所定の冷
蔵若しくは冷凍温度に冷却すると共に、所定のタイマー
に基づいて定時刻、或いは、一定の時間間隔で霜取ヒー
タに通電し、冷却器の霜取運転を行うように構成されて
いた。
【0003】一方、近年ではマイクロコンピュータによ
り構成された主制御装置、或いは、パーソナルコンピュ
ータにより構成された中央管理装置などの上位制御装置
に通信線によって各ショーケースに設けた端末側制御装
置を接続し、各ショーケースの各種設定作業を主制御装
置或いは中央管理装置にて行い、且つ、ショーケースの
運転状況及び警報に関するデータを主制御装置或いは中
央管理装置に収集して集中管理するものも開発されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような集中管理方
式では、予め主制御装置や中央管理装置にて設定された
データに基づいて各ショーケースの端末側制御装置によ
り霜取が実行される。そのため、設定された時刻に一斉
に霜取が開始され、過大な突入電流が流れてしまう問題
があった。
【0005】また、ショーケースの運転状態が正常か否
かのメンテナンスを行う際に、直ちに霜取を実行させる
ためには、ショーケース(端末側制御装置)毎に強制霜
取スイッチを設けてそれをそれぞれ操作するか、主制御
装置などに設定した霜取に関するデータを一時的に変更
する必要がある。前者の場合には一々各ショーケースの
強制霜取スイッチを操作する必要があると共に、後者の
場合にも各端末側制御装置に対するデータの設定操作が
煩雑となる問題もあった。
【0006】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、複数台のショーケース等
を一括して管理する場合に、霜取開始時の突入電流を効
果的に抑制することができる集中管理装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の集中管理
装置は、複数のショーケース等の運転状態を一括して管
理するものであって、この集中管理装置は上位制御装置
と、各ショーケース等にそれぞれ設けられ、上位制御装
置に所定台数接続可能とされると共に、それぞれ個別の
チャンネルが割り付けられた端末側制御装置とを具備し
て構成され、上位制御装置は、ショーケース等の設定温
度や霜取等の運転条件に関するデータを端末側制御装置
に送信すると共に、端末側制御装置から送信された運転
状態に関するデータを受信する送受信手段と、制御手段
とを備え、この制御手段は、各端末側制御装置において
霜取を行うに際して、相互に時期をずらして霜取を開始
させるものである。
【0008】また、請求項2の発明の集中管理装置は、
複数のショーケース等の運転状態を一括して管理するも
のであって、この集中管理装置は上位制御装置と、各シ
ョーケース等にそれぞれ設けられ、上位制御装置に所定
台数接続可能とされると共に、それぞれ個別のチャンネ
ルが割り付けられた端末側制御装置とを具備して構成さ
れ、上位制御装置は、ショーケース等の設定温度や霜取
等の運転条件に関するデータを端末側制御装置に送信す
ると共に、端末側制御装置から送信された運転状態に関
するデータを受信する送受信手段と、制御手段とを備
え、この制御手段は、各端末側制御装置を複数の霜取グ
ループに括る機能を備え、且つ、各端末側制御装置にお
いて霜取を行うに際して、グループ毎に時期をずらして
霜取を開始させるものである。
【0009】更に、請求項3の発明の集中管理装置は、
上記各発明において制御手段は、所定の入力操作が行わ
れた場合、各端末側制御装置において強制的に霜取を行
わせるものである。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、図面に基づき本発明の実施
形態を詳述する。図1は本発明の集中管理装置のシステ
ム構成図である。本発明の集中管理装置のシステムは、
スーパーマーケットなどの店舗P1、P2に設置され、
マイクロコンピュータによって構成された主制御装置3
(上位制御装置)、系統制御装置4及び端末側制御装置
6と、店舗の管理センターM1や、メンテナンス会社或
いは警備会社M2などにそれぞれ設置され、パーソナル
コンピュータなどから成る遠隔管理装置2とから構築さ
れる。
【0011】各遠隔管理装置2は、図2に示す如くマイ
クロコンピュータ7と、このマイクロコンピュータ7に
接続されたハードディスク8、及び、ROM9、RAM
11、フロッピーディスクドライブ12と、出力制御手
段14及び入力制御手段16などから構成される。
【0012】ハードディスク8には遠隔管理装置2自体
の制御プログラムの他、各店舗P1、P2の主制御装置
3から送られてくる警報を含む各種データや、店舗P1
やP2の位置及びこれら店舗が位置する地域に関する情
報や、巡回中のサービスマンの現在位置に関する情報の
データが保存されており、更に、通信プロトコル等も保
存されている。
【0013】出力制御手段14には出力手段としてのプ
リンタ18や表示手段としてのディスプレイ19が接続
され、入力制御手段16には入力手段としてのキーボー
ド21やマウス22が接続される。更に、マイクロコン
ピュータ7にはターミナルアダプタ23が接続されてお
り、自らの電話番号を保有して、電話回線(ISDN回
線)Lにより前記各店舗P1及びP2の主制御装置3と
通信によりデータを授受し、更には、巡回中のサービス
マンとの間で携帯端末・携帯電話・ポケットベルなどを
用い、通信を行う。
【0014】次に、主制御装置3は店舗の警備室等に設
けられ、図3に示す如く制御手段としてのマイクロコン
ピュータ24と、このマイクロコンピュータ24に接続
されたROM26、RAM27、EEPROM40と、
送受信手段29、出力制御手段31及び入力制御手段3
2などから構成される。送受信手段29はシリアルイン
ターフェースにより構成され、前述の系統制御装置4と
接続される。
【0015】また、ROM26は電気的に書き替えが可
能であり、電源が断たれた場合にもデータを保持するフ
ラッシュメモリ等から構成されており、このROM26
には通信プロトコルや主制御装置3自体の制御プログラ
ム等が格納され、RAM27には系統制御装置4から送
られて来る各種データや系統制御装置4へ送る各種デー
タ、主制御装置3自体の制御データ(液晶表示部34の
表示データ等)が保存される。
【0016】EEPROM40にはショーケースSC等
の各種設定及び設置状態に関するデータに加え、管理セ
ンターM1の遠隔管理装置2の電話番号、後述する如く
異常時(警報発生時)に連絡するメンテナンス会社或い
は警備会社M2の遠隔管理装置2などの連絡先の複数の
電話番号、及び、それに対応する優先順位に関するデー
タや、警報内容に対応した連絡先・重要度及び処置方法
等に関する関連データが保存され、電源が断たれたとき
にも保持される。そして、前記優先順位は各電話番号に
対応して設定され、ファイル形式でEEPROM40に
保持される。
【0017】尚、これらはキースイッチ37にて設定さ
れるのに加え、後述する如く遠隔管理装置2からのデー
タの送信によって書き換えが可能とされている。但し、
主制御装置3において、或いは、遠隔管理装置2からデ
ータの書き替えを要求された場合、マイクロコンピュー
タ24は所定のパスワード(これは予め設定して置く)
を要求し、承認された場合のみ受け入れるものである。
【0018】出力制御手段31には例えば複数列・複数
行の文字やグラフィックを表示する能力を有する表示手
段としての液晶表示部34と、警報手段としてのブザー
36が接続され、入力制御手段32には入力手段として
のキースイッチ(ファンクションキー等)37やディッ
プスイッチ38及びスライドスイッチ39が接続されて
いる。キースイッチ37は各種設定及び表示指令を行う
ためのスイッチであり、ディップスイッチ38は前記系
統制御装置4の接続状態を設定するためのスイッチであ
る。また、スライドスイッチ39はショーケースSC等
の照明制御や夜間停止に関する設定を行うスイッチであ
る。
【0019】また、マイクロコンピュータ24にはター
ミナルアダプタ35が接続され、やはり電話回線(IS
DN回線)Lを用いて、遠隔管理装置2と通信によりデ
ータを授受することが可能とされている。更に、主制御
装置3にはバックアップ電源28が設けられている。こ
のバックアップ電源28には常時充電が行われており、
停電などが生じた場合には、このバックアップ電源28
からマイクロコンピュータ24等に電力が所定期間供給
される。
【0020】次に、系統制御装置4は図4に示す如く、
マイクロコンピュータ41と、このマイクロコンピュー
タ41に接続されたROM42、RAM43、EEPR
OM45と、送受信手段44、46、出力制御手段47
及び入力制御手段48とから構成される。送受信手段4
4、46はシリアルインターフェースにより構成され、
送受信手段44は前記主制御装置3に接続され、送受信
手段46は前述の端末側制御装置6と通信線33を介し
て接続されている。送受信手段46はA,B,C計3個
の出力を有すると共に、各出力はそれぞれ50個の接続
ポートを有しており、最大50台の端末側制御装置6が
接続可能とされ、それによって遠隔管理装置2には最大
150台までの端末側制御装置6、即ちショーケースS
C等が接続できるように構成されている。
【0021】また、ROM42には通信プロトコルや系
統制御装置4自体の制御プログラムが格納され、RAM
43には端末側制御装置6から送られてくる各種データ
や、主制御装置3から送られてくるショーケースSC等
の各種運転条件に関するデータが保存される。また、E
EPROM45には主制御装置3から送られたショーケ
ースSC等の各種運転条件の設定データが保存されてお
り電源が断たれても保持される。出力制御手段47には
警報表示を行うLED表示部51が接続され、入力制御
手段48には後述する如くショーケースSC等の制御の
ために割り付けられるチャンネルの使用・未使用及び、
それ自体のA〜Cまでのチャンネルナンバーを設定し、
或いは警報表示を行うLED表示部51を運転モニター
に切り換えるためのディップスイッチ52が接続されて
いる。
【0022】次に、端末側制御装置6は図1のショーケ
ースSCや図示しない冷凍機にそれぞれ設けられてお
り、図5に示す如く、マイクロコンピュータ54と、こ
のマイクロコンピュータ54に接続されたROM56、
RAM57、EEPROM50と、送受信手段58、出
力制御手段59及び入力制御手段61とから構成され
る。
【0023】送受信手段58はシリアルインターフェー
スにより構成され、前記系統制御装置4に前記通信線3
3を介して接続されている。また、ROM56には通信
プロトコルや端末側制御装置6自体の制御プログラムが
格納され、RAM57には系統制御装置4から送られて
くるショーケースSC等の各種運転条件に関するデータ
が保存される。また、EEPROM50には端末側制御
装置6で設定されたショーケースSC等の各種運転条件
の設定データが保存されており、電源が断たれても保持
される。出力制御手段59には警報表示を行う表示手段
62、警報手段としてのブザー13及びアクチュエータ
63が接続される。
【0024】このアクチュエータ63はショーケースS
Cの場合には膨張弁や霜取用のヒータ、照明等であり、
冷凍機であればコンプレッサモータ等を意味するもので
ある。入力制御手段61には設定スイッチ64と、ショ
ーケースSCの庫内温度や、冷凍機の凝縮圧力等を検出
するセンサー66が接続されている。このセンサー66
で検出された温度データも前記RAM57に保存され
る。前記設定スイッチ64は当該端末側制御装置6の制
御のために割り付けられる1〜50までのチャンネルナ
ンバーを設定するためのものである。また、マイクロコ
ンピュータ54は各ショーケースSCや冷凍機の機種毎
に設定された個別の識別情報としてのセンサーIDを保
有している。
【0025】尚、ショーケースSCは一台の冷凍機に対
して複数台配管接続されており、当該冷凍機のコンプレ
ッサから冷媒の供給を受ける。また、ショーケースSC
や冷凍機はスーパーマーケットやコンビニエンスストア
等の店舗の規模に合わせて所定台数、所定の設置形態、
即ちケースレイアウトにて設置され、前記系統制御装置
4にはショーケースSC等の設置台数に相当する端末側
制御装置6が接続されることになる。
【0026】また、ショーケースSC等の設置に際して
各端末側制御装置6には設定スイッチ64により1〜5
0までの内の1つを設定すると共に、当該端末側制御装
置6が接続される系統制御装置4においてはA〜Cまで
の内の1つを設定することにより、各端末側制御装置6
のチャンネルナンバー(例えばA01)を割り当て設定
する。尚、系統制御装置4に接続されるショーケースS
C等の台数が50台に満たない場合には、使用しないチ
ャンネルナンバー(1〜50)をディップスイッチ52
にて設定すると、この未使用のチャンネルナンバーは主
制御装置3に送信されて以後の制御において無視される
ことになる。
【0027】以上の構成で、各装置の動作につき説明す
る。まず、店舗側の装置について説明する。主制御装置
3においてはキースイッチ37、ディップスイッチ38
及びスライドスイッチ39により、各端末側制御装置6
毎に割り当てられたチャンネルナンバー(例えばA0
1)毎に庫内設定温度、各種警報、霜取に関する各種設
定値(霜取開始時刻等)、管理温度等、ショーケースS
C等の運転条件を設定することができる。
【0028】この場合、マイクロコンピュータ24は前
記各スイッチの操作に基づいて霜取グループを設定す
る。この霜取グループとは、例えば同一の冷凍機に接続
された複数台のショーケースSCについて、同一条件で
霜取を行うように設定された集合であり、各ショーケー
スSC・・の端末側制御装置6・・のチャンネルナンバ
ーを登録することによって係るグループが複数設定可能
とされている。
【0029】例えば実施例ではチャンネルナンバーA0
1、A02、A05、B03及びB04の端末側制御装
置6・・・が霜取グループ01として設定され、RAM
27、EEPROM40に格納されているものとする。
係る各店舗P1及びP2には日配品、冷蔵品、冷凍品な
どより複数にグループ分けされ、これらが霜取グループ
01として設定されている。尚、霜取に限らず、ショー
ケースSCの照明の点消灯等の制御に関しても設定可能
とされている。
【0030】また、キースイッチ37などの何れかは点
検スイッチとして割り当てられ、この点検スイッチが操
作された場合、全てのショーケースSCに対して直ぐに
霜取に入る旨のデータを生成する。
【0031】このように主制御装置3で設定されたショ
ーケースSC等の運転条件に関するデータはマイクロコ
ンピュータ24により前記RAM27、EEPROM4
0に保存されると共に、送受信手段29から系統制御装
置4に送信される。
【0032】そして、これらのデータは前記チャンネル
ナンバー毎に区別されて送信が行われる。また、遠隔管
理装置2からの要求により主制御装置3のマイクロコン
ピュータ24は、前記キースイッチ37等にて設定され
たデータをターミナルアダプタ35により遠隔管理装置
2に送信される。
【0033】また、主制御装置3は遠隔管理装置2から
プログラムデータが送信された場合、ターミナルアダプ
タ35を介してそれを受信し、ROM26内のデータを
受信されたデータに書き替える。また、主制御装置3は
遠隔管理装置2から前記関連データが送信された場合、
ターミナルアダプタ35を介してそれを受信し、EEP
ROM40内のデータを受信された関連データに書き替
える。
【0034】次に、系統制御装置4は送受信手段44に
て主制御装置3から自らのチャンネルナンバー(A〜
C)に属するショーケースSC等の運転条件に関するデ
ータを受信すると、マイクロコンピュータ41は一旦当
該データをRAM43に保存し、更に、送受信手段46
より端末側制御装置6に当該運転条件に関するデータを
送信する。
【0035】一方、端末側制御装置6では送受信手段5
8が自らのチャンネルナンバー(01〜50)当ての運
転条件に関するデータを受信すると、マイクロコンピュ
ータ54はRAM57に当該データを保存する。マイク
ロコンピュータ54はセンサー66からのショーケース
SCの庫内温度に関する出力と前記運転条件に関するデ
ータの内の庫内設定温度とを比較してアクチュエータ6
3としての膨張弁やコンプレッサモータを制御し、庫内
温度を前記庫内設定温度に制御する。
【0036】また、前記霜取に関するデータに基づいて
アクチュエータ63としてのヒータを制御し、ショーケ
ースSCの霜取制御を実行すると共に、照明制御に関す
るデータに基づいてアクチュエータ63としての照明の
点灯を制御する。
【0037】次に、各ショーケースSCの霜取制御につ
いて詳細に説明する。前述の如く主制御装置3において
グループ毎に霜取条件が設定され、或いは、点検スイッ
チが操作された場合、主制御装置3からは各端末側制御
装置6に対して霜取開始時刻を含むデータが送信され
る。尚、この場合、霜取条件を場合には通常の運転中の
霜取開始時刻に関するデータが送信され、点検スイッチ
が操作された場合には、霜取を直ちに開始する旨の強制
霜取データが送信されることになる。
【0038】また、主制御装置3は係る霜取に関するデ
ータを各端末側制御装置6に送信するに際して、グルー
プ毎に所定時間tだけずらして開始する旨のデータを生
成して各端末側制御装置6宛に送信する。尚、この遅延
時間tの長さは使用者が主制御装置3或いは遠隔管理装
置2において適宜設定可能とされている。
【0039】この状態を図7を参照して説明する。例え
ば主制御装置3において前述の01〜04の霜取グルー
プが設定されたものとすると、前述の如く主制御装置3
にて生成された霜取に関するデータに基づき、各霜取グ
ループを構成する端末側制御装置6は霜取を開始する。
その際、先ず霜取グループ01を構成する端末側制御装
置6(ショーケースSC)が霜取を開始し、それから時
間tだけ遅延して霜取グループ02を構成する端末側制
御装置6が霜取を開始する。同様に霜取グループ03は
霜取グループ02の霜取開始から時間tだけ遅延して霜
取を開始し、霜取グループ04は霜取グループ03の開
始から時間tだけ遅延して霜取を開始することになる。
【0040】これにより、通常の運転中或いは点検時な
どに霜取を行う際に複数の霜取グループにおいて同時に
霜取が開始され、過大な突入電流が流れてしまう不都合
を未然に回避することができるようになる。
【0041】尚、係る実施例に限らず、図8の如く霜取
グループ01の霜取が終了した後、霜取グループ02の
霜取を開始し、次に霜取グループ02の霜取が終了した
後、霜取グループ03の霜取を開始し、次に霜取グルー
プ03の霜取が終了した後、霜取グループ04の霜取を
開始するようにしても良い。
【0042】また、各ショーケースSCの霜取が正常に
行われるか否かの点検を行う場合には、前述の主制御装
置3の点検スイッチを操作すれば、主制御装置3からは
各端末側制御装置6に向けて直ちに霜取に入る旨の強制
霜取データが生成され、それに基づいて各ショーケース
SCにおいては一括して霜取が行われる。
【0043】このように、面倒な設定操作を行うこと無
く各ショーケースSCの一括霜取を開始させることがで
きるので、メンテナンスが簡単に行えるようになる。
尚、この場合にも、前述の如く霜取は各グループ毎にず
らして開始されるので、過大な突入電流の発生は回避さ
れるものである。
【0044】このようなショーケースSC等における庫
内温度等の運転状態に関するデータはマイクロコンピュ
ータ54によって逐次RAM57に保存され、更新され
ている。また、例えば膨張弁の故障等によって庫内温度
が異常に上昇し、系統制御装置4から送られたデータの
内の警報に関する設定値を越えると、マイクロコンピュ
ータ54は表示手段62によって当該ショーケースSC
等における警報表示を行い、ブザー13を鳴動させると
共に、前記運転状態に関するデータの中に警報内容など
の警報に関する情報も含めてRAM57に保存する。
【0045】系統制御装置4のマイクロコンピュータ4
1は、例えば1分間に一回自らに接続されている最大1
50台の端末側制御装置6のマイクロコンピュータ54
に対してポーリングを行う。端末側制御装置6のマイク
ロコンピュータ54は系統制御装置4からポーリングさ
れると、自らのチャンネルナンバー及びセンサーIDと
共にRAM57内に保存していた運転状態に関するデー
タを送受信手段58より系統制御装置4に送信する。
【0046】系統制御装置4は送受信手段46によりこ
の運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末側
制御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大150台分の
運転状態に関するデータをRAM43内に格納する。こ
のRAM43内の運転状態に関するデータは次回のポー
リングによって端末側制御装置6よりデータが送信され
ることにより更新される。また、端末側制御装置6から
送信されたデータの中に前記警報情報が含まれている場
合には、マイクロコンピュータ41はLED表示部51
を点灯させて表示する。
【0047】主制御装置3のマイクロコンピュータ24
は、系統制御装置4が各端末側制御装置6からのデータ
の収集を完了した時期に合わせて、やはり1分間に一回
系統制御装置4にポーリングを行う。系統制御装置4の
マイクロコンピュータ41は主制御装置3からポーリン
グされると、自らのチャンネルナンバーと共にRAM4
3内に保存している最大150台分のショーケースSC
等の運転状態に関するデータを送受信手段44より主制
御装置3に送信する。
【0048】主制御装置3は送受信手段29によりこの
運転状態に関するデータを受信し収集して、各端末側制
御装置6毎に、即ちチャンネル別に最大150台分の運
転状態に関するデータをRAM27内に格納する。この
RAM27内の運転状態に関するデータは同様に次回の
ポーリングによって系統制御装置4より運転状態に関す
るデータが送信されることにより更新される。
【0049】主制御装置3はこのような手順にて各端末
側制御装置6より各ショーケースSCや冷凍機の運転状
態に関するデータを収集する。マイクロコンピュータ2
4はキースイッチ37の操作に基づき、RAM27内に
収集したデータから庫内温度とEEPROM40に保存
されている庫内設定温度を読み出し、液晶表示部34に
表示する。
【0050】尚、実施例では霜取に関するデータを主制
御装置3にて設定したが、遠隔管理装置2において設定
するようにしても良い。また、霜取をグループ毎にずら
して実行するようにしたが、各ショーケースSC一台ず
つずらして開始させても良いものである。
【0051】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、上位制御装置と、各ショーケース等にそれぞれ設け
られ、上位制御装置に所定台数接続可能とされると共
に、それぞれ個別のチャンネルが割り付けられた端末側
制御装置とから構築されたショーケース等の集中管理装
置において、上位制御装置に、ショーケース等の設定温
度や霜取等の運転条件に関するデータを端末側制御装置
に送信すると共に、端末側制御装置から送信された運転
状態に関するデータを受信する送受信手段と、制御手段
とを設けたので、複数台のショーケース等の運転制御、
メンテナンスなどを迅速且つ容易に行うことができるよ
うになる。
【0052】特に、制御手段が、各端末側制御装置にお
いて霜取を行うに際して、相互に時期をずらして霜取を
開始させるように構成したので、通常の運転中或いは点
検時などに霜取を行う際に複数のショーケース等におい
て同時に霜取が開始され、過大な突入電流が流れてしま
う不都合を未然に回避することができるようになるもの
である。
【0053】また、請求項2の発明によれば、上位制御
装置と、各ショーケース等にそれぞれ設けられ、上位制
御装置に所定台数接続可能とされると共に、それぞれ個
別のチャンネルが割り付けられた端末側制御装置とから
構築されたショーケース等の集中管理装置において、上
位制御装置に、ショーケース等の設定温度や霜取等の運
転条件に関するデータを端末側制御装置に送信すると共
に、端末側制御装置から送信された運転状態に関するデ
ータを受信する送受信手段と、制御手段とを設けたの
で、複数台のショーケース等の運転制御、メンテナンス
などを迅速且つ容易に行うことができるようになる。
【0054】特に、制御手段が、各端末側制御装置を複
数の霜取グループに括る機能を備え、且つ、各端末側制
御装置において霜取を行うに際して、グループ毎に時期
をずらして霜取を開始させるように構成したので、通常
の運転中或いは点検時などに霜取を行う際に複数の霜取
グループにおいて同時に霜取が開始され、過大な突入電
流が流れてしまう不都合を未然に回避することができる
ようになるものである。
【0055】更に、請求項3の発明によれば、上記各発
明に加えて制御手段は、所定の入力操作が行われた場
合、各端末側制御装置において強制的に霜取を行わせる
ようにしたので、面倒な設定操作を行うこと無く各ショ
ーケースの一括霜取を開始させることができるようにな
り、メンテナンス作業性が著しく改善されるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケース等の集中管理装置のシス
テム構成図である。
【図2】遠隔管理装置の電気回路のブロック図である。
【図3】主制御装置の電気回路のブロック図である。
【図4】系統制御装置の電気回路のブロック図である。
【図5】端末側制御装置の電気回路のブロック図であ
る。
【図6】主制御装置の液晶表示部の表示状態を示す図で
ある。
【図7】各霜取グループ毎の霜取開始制御を説明するタ
イミングチャートである。
【図8】もう一つの霜取グループ毎の霜取開始制御を説
明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 遠隔管理装置 3 主制御装置 4 系統制御装置 6 端末側制御装置 7、24 マイクロコンピュータ 8 ハードディスク 23、35 ターミナルアダプタ 34 液晶表示部 L 電話回線 M1 管理センター M2 メンテナンス会社或いは警備会社 P1、P2 店舗 SC ショーケース

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のショーケース等の運転状態を一括
    して管理する集中管理装置において、 この集中管理装置は上位制御装置と、前記各ショーケー
    ス等にそれぞれ設けられ、前記上位制御装置に所定台数
    接続可能とされると共に、それぞれ個別のチャンネルが
    割り付けられた端末側制御装置とを具備して構成され、
    前記上位制御装置は、前記ショーケース等の設定温度や
    霜取等の運転条件に関するデータを前記端末側制御装置
    に送信すると共に、端末側制御装置から送信された運転
    状態に関するデータを受信する送受信手段と、制御手段
    とを備え、この制御手段は、前記各端末側制御装置にお
    いて霜取を行うに際して、相互に時期をずらして霜取を
    開始させることを特徴とするショーケース等の集中管理
    装置。
  2. 【請求項2】 複数のショーケース等の運転状態を一括
    して管理する集中管理装置において、 この集中管理装置は上位制御装置と、前記各ショーケー
    ス等にそれぞれ設けられ、前記上位制御装置に所定台数
    接続可能とされると共に、それぞれ個別のチャンネルが
    割り付けられた端末側制御装置とを具備して構成され、
    前記上位制御装置は、前記ショーケース等の設定温度や
    霜取等の運転条件に関するデータを前記端末側制御装置
    に送信すると共に、端末側制御装置から送信された運転
    状態に関するデータを受信する送受信手段と、制御手段
    とを備え、この制御手段は、前記各端末側制御装置を複
    数の霜取グループに括る機能を備え、且つ、各端末側制
    御装置において霜取を行うに際して、前記グループ毎に
    時期をずらして霜取を開始させることを特徴とするショ
    ーケース等の集中管理装置。
  3. 【請求項3】 制御手段は、所定の入力操作が行われた
    場合、各端末側制御装置において強制的に霜取を行わせ
    ることを特徴とする請求項1又は請求項2のショーケー
    ス等の集中管理装置。
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