JP3175078B2 - ショーケース等の集中管理装置 - Google Patents

ショーケース等の集中管理装置

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JP3175078B2
JP3175078B2 JP32832295A JP32832295A JP3175078B2 JP 3175078 B2 JP3175078 B2 JP 3175078B2 JP 32832295 A JP32832295 A JP 32832295A JP 32832295 A JP32832295 A JP 32832295A JP 3175078 B2 JP3175078 B2 JP 3175078B2
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敬 阿久津
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中野冷機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機別置型の複
数のショーケース等の運転状態を一括して集中管理する
ためのショーケース等の集中管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のショーケース等の集中管理装置B
は、図5に示すように、管理装置51と、個々のショー
ケース61,62…の温度制御装置71,72…とから
概ね構成されている。
【0003】管理装置51は、機械室内にコンプレッサ
52及び受液器53等と併設された電装ボックス54
と、警備室等に設けられたアラーム(警報装置)55
と、アラーム信号を発信する発信器(DAS−5B)5
6とにより構成されている。
【0004】一方、ショーケース61,62…内の温度
制御装置71,72…は、図6に示すように、温調回路
81と、ショーケース61庫内の温度を検知するセンサ
82とによって、温調出力接点Tsをオン・オフして冷
却運転と運転の停止を行うように構成されており、ま
た、デフロスト復帰回路83と、ショーケースの冷却器
又は冷気吹出口の温度を検知するセンサ84とによっ
て、デフロスト復帰出力接点DTsをオン・オフして除
霜運転と同運転の停止を行うように構成されている。
【0005】この温調出力接点Tsの一方の延長側は、
図5に示すように、管理装置51の電装ボックス54の
運転回路S1に、他方の延長側は同じく電装ボックス5
4の運転回路S2にケース液電磁弁SVを介して接続さ
れており、両運転回路S1,S2の後方にショーケース
を駆動させるコンプレッサ52等が接続されている。
【0006】また、デフロスト復帰出力接点DTsの一
方の延長側は、同じく電装ボックス54のデフロスト回
路F1に、他方の延長側は同じく電装ボックス54のデ
フロスト回路F2に接続されており、電装ボックス54
内にあるデフロストタイマDTMの切り換えにより、ヒ
ータコンタクタHCを励磁させ、デフロストヒータ85
に通電して、デフロストを行わせるようになっている。
なお、86はデフロストヒータ85の直前に設けた過熱
防止用のクイックデフスイッチである。このデフロスト
復帰出力接点DTsは、冷却器又は冷気吹出口のセンサ
84(図6参照)の温度検知により、一定温度以上に達
したときに閉じて、電装ボックス54のデフロスト回路
F1,F2のヒータコンタクタHCの励磁を解いて、デ
フロスト運転を停止するように構成されている。
【0007】前記管理装置51のアラーム55(図5参
照)には、各ショーケースの庫内温度を検知する警報セ
ンサ91,92…が接続されていて、異常温度に達する
と、アラーム55が作動し、発信器56により警報出力
を発信するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のショ
ーケース等の集中管理装置Bは、片側通信のため、温度
制御装置の温調回路に接続された温度センサ及びデフロ
スト復帰回路に接続された温度センサの他に、警報温度
センサを必要としていると共に、個別にアラーム55と
発信器56を必要とするなど、構造が複雑で高価なもの
であった。
【0009】本発明は上記の問題点に鑑み創案されたも
ので、その目的とするところは、独立に警報センサを設
けることなく、集中管理装置のモニター制御盤に警報発
信器及び警報表示ランプを設けて、構造を簡略化させる
と共に、安価に製作することのできるショーケース等の
集中管理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明においては、複数のショーケース等の運転状
態を一括して遠隔で管理する集中管理装置において、こ
の集中管理装置は、モニター制御盤と、複数のショーケ
ース等にそれぞれ設けられシリアル伝送線によって接続
された温度制御装置とを具備して構成され、前記温度制
御装置には、ショーケース等の庫内の温度を検知して温
調出力接点をオン・オフするためのセンサと、冷却器や
冷気吹出口の温度を検知するデフロスト復帰用のセンサ
とを備えており、前記モニター制御盤には、警報温度と
出力遅延時間を設定する条件設定部があり、前記温度制
御装置から送信された温度データを演算し、警報を出力
するように構成されると共に、前記モニター制御盤は、
ショーケース等の温度状況、設定温度、温度履歴等をモ
ニターするディスプレイ部と、外部出力も可能な警報発
生器と、警報表示ランプとを具備し、警報出力を判断し
た時、警報の発信と警報表示ランプの点灯とを行い、且
つディスプレイ部の表示が警報該当ショーケース等の温
度表示、該当番号、警報発信時間に自動的に切り換わる
ことを特徴と している。
【0011】従って、これまでのように警報センサ9
1,92を必要としない。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図面に基づき詳細に説明する。図1は本発明の集中
管理装置の概略配線図、図2は本発明の温度制御装置の
概略ブロック図、図3は本発明のモニター制御盤の概略
ブロック図、図4は本発明のモニター制御盤の外観図で
ある。
【0013】本発明のショーケース1,2…等の集中管
理装置Aも、図1に示すように、管理装置5と該管理装
置5のモニター制御盤6とシリアル伝送線7によって各
々接続された各々のショーケース1,2…の温度制御装
置11,12…とから概ね構成されている。
【0014】前記シリアル伝送線7は2芯ないし3芯の
通信線で、各々の温度制御装置11,12間等は渡り配
線となっている。管理装置5は、機械室内にコンプレッ
サ15及び受液器16等と併設された電装ボックス17
と、警備室等に設けられたモニター制御盤6とにより構
成されている。
【0015】一方、ショーケース1,2…には、各々温
度制御装置11,12…が設けられ、各温度制御装置1
1,12…は、図2に示すように、温調回路18と、シ
ョーケース1庫内の温度を検知するセンサ19とによっ
て、温調出力接点Tsをオン・オフするように構成され
ている。また、同じく温度制御装置11は、デフロスト
復帰回路20と、ショーケース1の冷却器や冷気吹出口
の温度を検知するセンサ21と、外部デフロストタイマ
DTMの外部信号によって水切り時間のカウントとを演
算して、または外部信号入力の経過時間から直接にデフ
ロスト出力接点Dsを開放するように演算する演算回路
22とにより、デフロスト出力接点Dsを開放し、温調
出力接点Tsをオンするように構成されている。なお、
23は外部信号が入る送受信部、24は通信速度を切り
換える切換器、25はアドレス設定部である。また、2
6は冷却設定温度・除霜復帰温度を入力する入力手段、
27は条件設定部である。
【0016】図1に示すように、温調出力接点Tsの延
長側はケース液電磁弁SVを介してファン端子など20
0V電源に接続され、デフロスト出力接点Dsの延長側
はヒータコンタクタHCを介して200V電源に、デフ
ロストヒータ28と並列に接続されている。なお、HC
aはヒータコンタクタHCの接点、DTはデフロストヒ
ータの過熱を防止するディスクサーモである。
【0017】前記モニター制御盤6は、図3に示すよう
に、中央演算回路29を有し、除霜時間・回数等の冷却
設定温度・除霜復帰温度等の条件設定を入力する入力手
段としてキーボード入力部35と、温度制御装置11,
12…との通信のための送受信部31と、他の機器との
通信のための送受信部32とを具備している。そして、
モニター制御盤6もしくは温度制御装置11,12…の
冷却設定温度・除霜復帰温度でショーケース1,2…の
機器を温度制御するわけであるが、その条件設定を(モ
ニター制御盤6で入力した設定か、温度制御装置11,
12…側で入力した設定かを)切り換える条件設定切換
スイッチ33が、モニター制御盤6に設けられている。
なお、条件設定部37には、この他に、外部タイマー入
力を使用するか否かとデューティ運転をさせるか否かの
条件設定が行えるようになっており、そのそれぞれが条
件設定切換スイッチ33で切換選択が可能となってい
る。
【0018】この条件設定切換スイッチ33は、具体的
には、該スイッチ33を「リモート」モードにした場合
には、モニター制御盤で入力された設定が優先し、「ロ
ーカル」モードにした場合には、温度制御装置側で入力
された設定が優先し作動するようにしている。また、ど
ちらで設定した条件で作動しているのかが温度制御装置
側から見ても判るように、温度制御装置に表示ランプL
ED(発光ダイオード)を設けており、しかも「リモー
ト」モードと「ローカル」モードでは表示ランプLED
の発光色を異ならしめている。また、除霜信号を受信し
たときには、点滅に変わるようにしている。
【0019】このモニター制御盤6には又、除霜タイマ
ーがクロック部34に設けられ、中央演算回路29に入
力される信号が、シリアル伝送線7を通して温度制御装
置11,12…に送信されるようになっている。また、
外部タイマーを使用する時は、条件設定切換スイッチ3
3を切り換えた上、送受信部32から信号を送ってもよ
い。モニター制御盤6へ入力する除霜時間・回数等と、
冷却設定・復帰設定温度等は、具体的には、モニター制
御盤6のキーボード入力部35あるいは他のパソコン等
の機器を使用して送受信部32からのデータ転送による
ものである。
【0020】なお、36はディスプレイ部で、条件設定
部37、初期データ記憶部38、温度データ記憶部39
等より中央演算回路29に入力されたデータが表示され
る。また、40は警報のための発信器、41は警報を表
示するランプ、42は外部に警報を出力する外部警報出
力部である。
【0021】モニター制御盤6の条件設定部37には、
警報温度と、出力遅延時間(除霜や故障以外の要因によ
り、一時的に温度が上昇したような場合に、誤報が発せ
られるのを防ぐため、異常と判断する温度に達してから
警報を発するまでの間に設ける遅延時間)等の条件を設
定する必要があるが、それはキーボード入力部35で頁
(メニュー)を切り換え、数値を設定して行う。そし
て、この設定された数値と、温度制御装置11,12…
から送信された温度データとにより、中央演算回路29
で設定された数値を超えたと演算されると、警報発信器
40及び警報表示ランプ41が発信及び点灯するように
なっている。
【0022】また、モニター制御盤6は、ショーケース
1,2…等の温度状況、設定温度、温度履歴等をディス
プレイ部36に常時モニターしているが、警報出力が出
力されると、このディスプレイ部36の表示が、警報該
当ショーケース等の温度表示、該当番号、警報発信時間
に自動的に切り換えられるようになっている。
【0023】このように警報の手段を構成すると、遠隔
の警備室等において、ショーケース等を一括に管理する
ことができ、警報の発信や警報表示ランプの点灯によ
り、トラブルを起こしたショーケース等を警備室等で特
定できると共に、モニター制御盤のディスプレイ部の表
示(情報)により、トラブルの原因を推測できるので、
トラブルの解消(修理等)を迅速かつ適格に行うことが
できる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のショーケ
ース等の集中管理装置によれば、次のような効果を奏す
る。 (1)従来の警報の手段と同様な機能を有しつつ、構造
簡単・安価に製作することができる。 (2)集中管理装置のモニター制御盤に警報の手段を具
備したため、ディスプレイ部に、異常ショーケースの温
度表示、該当番号、警報発信時間が自動的に表示される
ので、従来よりも多くの情報を得ることができ、迅速に
トラブルの解消を行うことができる。 (3)温度制御装置側のセンサをそのまま使用できるの
で、新たに警報センサを設け、通信する必要がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のショーケース等の集中管理装置の概略
配線図である。
【図2】本発明の温度制御装置の概略ブロック図であ
る。
【図3】本発明のモニター制御盤の概略ブロック図であ
る。
【図4】本発明のモニター制御盤の外観図である。
【図5】従来のショーケース等の集中管理装置の概略配
線図である。
【図6】従来の温度制御装置の概略ブロック図である。
【符号の説明】
1 ショーケース 2 ショーケース A 集中管理装置 5 管理装置 6 モニター制御盤 7 シリアル伝送線 11 温度制御装置 12 温度制御装置 15 コンプレッサ 16 受液器 17 電装ボックス 18 温調回路 19 センサ 20 デフロスト復帰回路 21 センサ 22 演算回路 23 送受信部 24 切換器 25 アドレス設定部 26 入力手段 27 条件設定部 28 デフロストヒータ 29 中央演算回路 31 送受信部 32 送受信部 33 条件切換スイッチ 34 クロック部 35 キーボード入力部 36 ディスプレイ部 37 条件設定部 38 初期データ記帳部 39 温度データ記憶部 40 発信器 41 外部警報出力部(警報表示ランプ) 43 データ保持電源 44 通信部 45 電源部 Ds デフロスト出力接点 Ts 温調出力接点 DTs デフロスト復帰出力接点 DTM デフロストタイマ HC ヒータコンタクタ SV ケース液電磁弁 HCa ヒータコンタクタHCの接点 DT ディスクサーモ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のショーケース等の運転状態を一括
    して遠隔で管理する集中管理装置において、 この集中管理装置は、モニター制御盤と、複数のショー
    ケース等にそれぞれ設けられシリアル伝送線によって接
    続された温度制御装置とを具備して構成され、前記温度制御装置には、ショーケース等の庫内の温度を
    検知して温調出力接点をオン・オフするためのセンサ
    と、冷却器や冷気吹出口の温度を検知するデフロスト復
    帰用のセンサとを備えており、前記モニター制御盤に
    は、警報温度と出力遅延時間を設定する条件設定部があ
    り、前記温度制御装置から送信された温度データを演算
    し、警報を出力するように構成されると共に、 前記モニター制御盤は、ショーケース等の温度状況、設
    定温度、温度履歴等をモニターするディスプレイ部と、
    外部出力も可能な警報発生器と、警報表示ランプとを具
    備し、警報出力を判断した時、警報の発信と警報表示ラ
    ンプの点灯とを行い、且つディスプレイ部の表示が警報
    該当ショーケース等の温度表示、該当番号、警報発信時
    間に自動的に切り換わることを特徴とする ショーケース
    等の集中管理装置。
JP32832295A 1995-11-22 1995-11-22 ショーケース等の集中管理装置 Expired - Lifetime JP3175078B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015123027A1 (en) * 2014-02-11 2015-08-20 Honeywell International Inc. Ambient display for industrial operator consoles

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015123027A1 (en) * 2014-02-11 2015-08-20 Honeywell International Inc. Ambient display for industrial operator consoles
US9581993B2 (en) 2014-02-11 2017-02-28 Honeywell International Inc. Ambient display for industrial operator consoles

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