JP2007248939A - 2次元の位置情報を投影する機能を備えたプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】 投影面に位置情報を投影しつつより鮮明な画像を投影することができるプロジェクタを提供する。
【解決手段】 プロジェクタは、カラーホイールによって選択的に光を透過させ、この光を用いて投影するものであり、第1のカラーフィルタの配列を有する第1のカラーホイール300および第2のカラーフィルタの配列を有する第2のカラーホイール310を含む。第1および第2のカラーホイールが第1の組合せにあるとき、R、G、B、Wの可視光の波長が選択的に透過され、第1および第2のカラーホイールが第2の組合せにあるとき、R、G、B、非可視光が透過される。非可視光を利用して、投影面の座標位置を表す位置情報を投影面に投影する。
【選択図】 図5
【解決手段】 プロジェクタは、カラーホイールによって選択的に光を透過させ、この光を用いて投影するものであり、第1のカラーフィルタの配列を有する第1のカラーホイール300および第2のカラーフィルタの配列を有する第2のカラーホイール310を含む。第1および第2のカラーホイールが第1の組合せにあるとき、R、G、B、Wの可視光の波長が選択的に透過され、第1および第2のカラーホイールが第2の組合せにあるとき、R、G、B、非可視光が透過される。非可視光を利用して、投影面の座標位置を表す位置情報を投影面に投影する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、テレビやDVDなどの映像を投影することができる前面投射型または背面投射型のプロジェクタに関し、特に、プロジェクタによる投影面に2次元の位置情報を投影するプロジェクタおよび投影面上で操作された入力装置の位置を投影面に投影することができる入力機能を備えたプロジェクタに関する。
プロジェクタによる投影画像に、筆記情報を合成して表示する電子黒板機能とプロジェクタ機能をもつ投影表示システムが知られている。これは、電子黒板の所定の位置に超音波を発生させる装置を配置して、ペンの位置を三角測量の原理により検出し、検出された位置情報を基にして、筆記情報を作成し、投影画像に合成させるものである。
特許文献1は、プロジェクタを使用した電子黒板システムに関するもので、ホワイトボードの信号処理器に、赤外光受光部、超音波発振部、超音波受信部が設けられている。電子ペンからは、同時に赤外光パルスと超音波パルスが出力される。信号処理器は、赤外光受光部に赤外光パルスが入力してから、超音波受信部に超音波が入力するまでの時間を測ることで、電子ペンから超音波受信部までの距離を知る。超音波受光部は信号処理器に固定されていることから、超音波受信部からみた電子ペンの位置は三角測量の原理から求めることができる。プロジェクタでホワイトボードに映像を投射し、投射映像のどの位置に電子ペンがあるかを算出し、その結果、パソコンに電子ペンの座標を出力したり、またマウスカーソルを動かしたり、画面上のアイコンを指定することを可能にしている。
しかしながら、上記特許文献1に示すような電子黒板システムでは、超音波発生装置のようなものをプロジェクタの投影画面に設けなければならず、利用できる場所や範囲が限定されてしまう。さらには、装置が大型化し、コストも高くなってしまうという課題を有している。
一方、本出願人は、このような課題を解決する技術として、特願2005−196372号(平成17年7月5日に出願、以下、先願という)を提案している。この技術では、プロジェクタが投影画像の面内の位置を示す位置情報を非可視光で投影し、その位置情報を用いて投影面に筆記画像を作成するものである。
先願で用いられるカラーホイールは、図11に示すように、R、G、Bのカラーフィルタ10、12、14と、赤外光透過フィルタ16とを有し、赤外光透過フィルタ16により光源の光から赤外光を抽出している。しかしながら、この方法では、カラーフィルタの一定領域を赤外光に割り当てるため、通常の投影動作において、画像の明るさや色合いが低下してしまうという課題を依然として抱えていた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決し、投影面に位置情報を投影しつつ、より鮮明で高輝度な画像を投影することができるプロジェクタを提供することを目的とする。
本発明に係るプロジェクタは、カラーホイールによって選択的に光を透過させ、この光を用いて投影するものであり、第1のカラーフィルタの配列を有する第1のカラーホイールおよび第2のカラーフィルタの配列を有する第2のカラーホイールを含み、第1のカラーホイールと第2のカラーホイールの第1の組合せまたは第2の組合せを選択可能なカラーホイール装置を有している。そして、第1および第2のカラーホイールが第1の組合せにあるとき、異なる波長の可視光が選択的に透過され、第1および第2のカラーホイールが第2の組合せにあるとき、少なくとも非可視光が透過され、非可視光が透過されたとき、投影面の位置を表す位置情報を投影面に投影可能である。
好ましくはプロジェクタはさらに、カラーホイール装置からの光を変調する変調手段を有し、前記変調手段は、前記第1の組合せにあるとき、画像データに基づき光を変調し、前記第2の組合せにあるとき、位置情報に基づき非可視光を変調する。
第1のカラーホイールの所定のカラーフィルタと第2のカラーホイールの前記所定のカラーフィルタと異なるカラーフィルタとが重複し、可視光の遮断領域が形成される。例えば、第1のカラーホイールは、赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを含み、第2のカラーホイールは、赤(R)のカラーフィルタを含む。第1の組合せでは、第1のカラーホイールのRと第2のカラーホイールのRとが重複され、第2の組合せでは、第1のカラーホールのGまたはBが、第2のカラーホイールのRと重複され、可視光の遮断領域が形成される。可視光の遮断領域は、勿論、上記の組合せ以外であってよい。また、第1および第2のカラーホイールは、同一の回転軸上に配置され、回転方向に応じて第1の組合せまたは第2の組合せが選択される。
本発明に係る、プロジェクタにより投影される投影面に位置情報を投影する投影方法は、第1のカラーフィルタ配列を有する第1のカラーホイールと第2のカラーフィルタ配列を有する第2のカラーホイールを第1の位置に組合せ、第1および第2のカラーホイールを回転させたとき、非可視光の光を選択的に透過させるステップと、透過された非可視光を変調し、投影面の位置を表す位置情報を投影面に表示させるステップとを有する。
本発明によれば、第1および第2のカラーホイールを用い、両者が第2の組合せと成るとき、可視光以外の光(非可視光)を投影し、第1の組合せのとき選択された可視光を投影するようにしたので、組合せを適宜選択することで、投影される画像の精度を低下させることなく、非可視光による位置情報の投影を行うことができる。
以下、本発明に係るプロジェクタの好ましくは構成を図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例に係るプロジェクタの一般的な光学系を示す図である。プロジェクタ100は、好ましくは、DMD(Digital Micro-mirror Device)を用いたDLP方式により画像の投影を行う。光源110から発せられた光は、集光ミラーである楕円ミラー112で反射され、光学部品であるライトトンネルまたは光インテグレータ114に入射される。ライトトンネル114において均一な光線束とされた光は、カラーホイール装置116に入射される。
カラーホイール装置116は、後述するように、2つのカラーホイールを組合せたものであり、その組合せ位置に応じて、赤(R)、緑(G)、青(B)の可視光、または赤外光を含む可視光を透過する。透過された光は、順次、コンデンサレンズ120、折り返し用の平面ミラー122および折り返し用の球面ミラー124を介してDMD126を照明する。DMD126の反射光は、投影レンズ128に入射され、そこで拡大されスクリーン状に映像が投影される。
図2は、プロジェクタの電気的構成を示すブロック図である。プロジェクタ100は、アナログ画像入力信号またはデジタル画像入力信号Dinを入力し、DMDの画素数に対応するフォーマットプレーンを有するRGBデジタル画像データを生成する前処理部200と、前処理部200からのデジタル画像データに基づきDMD126の駆動等を制御する制御部210と、光源110の駆動を制御する光源駆動回路220と、カラーホイール装置116の動作を制御するカラーホイール駆動部230と、カラーホイール装置116からの光をDMD126に照射する光学系240(図1のコンデンサレンズ120、折り返し用の平面ミラー122、球面ミラー124)と、DMD126からの反射光を拡大しスクリーン上に表示させる投影光学系250(図1の投影レンズ128)と、ユーザからの入力を受け取る入力部260とを有している。
図3は、カラーホイール装置の斜視図である。カラーホイール装置116は、第1のカラーホイール300と、これと同軸上に取付けられる第2のカラーホイール310と、第1、第2のカラーホイールを収容する本体ケース320と、第1、第2のカラーホイールの軸受けと結合されるモータ330(図1を参照)と、モータ330を駆動する駆動回路340とを含んで構成される。本体ケース320には、切欠部322が形成され、切欠部322を介して、光源からの光が第1のカラーホイール300に入射され、かつ、第2のカラーホイール310側から出射されるようになっている。
図4は、第1および第2のカラーホイールの詳細を説明する図である。第1のカラーホイール300は、円形状の薄板のガラス材から構成され、その中央部には円形状の貫通孔302が形成される。貫通孔302は、モータ330の回転軸と結合される軸受け部となる。軸受け部の外周において、その円周方向に、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)および白色(W)の透過領域が形成されている。R、G、Bの透過領域は、例えば、ガラス材の表面に、R、G、Bの光を透過するフィルタをコーティングして形成される。白色の透過領域は、特に、フィルタをコーティングする必要はない。R、G、B、Wのカラーフィルタの面積は、その回転中心に関して内角が90度となるような扇形の面積を有し、それぞれ均等である。また、第1のカラーホイール300の軸受け部とカラーフィルタ領域との間であって、第2のカラーホイール310と対向する面には、円柱状の突出したピン304が形成されている、
第2のカラーホイール310は、第1のカラーホイールと同サイズの円形状の薄板ガラスから構成され、その中央部には、モータ330の回転軸に結合される貫通孔(軸受け部)312が形成され、その外周に、位置決め開口314が形成されている。位置決め開口314は、軸受け部とカラーフィルタ領域との間にあって、回転中心と同心円を描くような円弧状のスロットであり、回転中心に関してその内角が90度である。第2のカラーホイール310の円周方向には、R、G、Wの光を透過する透過領域が形成されている。RとGの内角は、それぞれ90度であり、Wの内角は180度である。RとGの透過領域には、第1のカラーホイールと同様にフィルタがコーティングされる。
第1、第2のカラーホイールを同軸上に取付けたとき、位置決め開口314内に、第1のカラーホイール300の突起304が挿入される。モータ330を正転させたとき、突起304が位置決め開口314の一方の端部に当接した状態で第1、第2のカラーホイールが回転され、モータ330を逆転させたとき、突起304が位置決め開口314の他方の端部に当接した状態で第1、第2のカラーホイールが回転する。このように、モータの回転方向に応じて、第1のカラーホイール300と第2のカラーホイール310の相対的な位置または角度を90度ずらしている。
図5は、第1、第2のカラーホイールが組み合わされたときの色配列の変化を説明する図である。図5(a)は、モータ330を第1の方向、例えば正転させたとき、第1のカラーホイール300のR、G、Bの透過領域と第2のカラーホイール310のR、Gの透過領域とが完全に重複する。これにより、第1、第2のカラーホイールを合成したときの色の配列は、第1のカラーホイールのカラーフィルタの配列と等しくなり、すなわち、R、G、B、Wとなり、これらの光がカラーホイール装置から順次出力される。
一方、モータ330を第2の方向、例えば逆転させたとき、図5(b)に示すように、第1のカラーホイールの位置が相対的に90度ずれるため、第1のカラーホイールのRの透過領域と第2のカラーホイールのGの透過領域とが完全に重複する。これにより、第1、第2のカラーホイールの合成したときの色の配列は、R、G、B、非可視光となり、カラーホイール装置からR、G、B、非可視光が順次出力される。非可視光は、第1のカラーホイールのRと第2のカラーホイールのGの組合せによる可視光の遮断領域である。非可視光の組合せは、勿論、上記のRとGの組合せ以外にも、RとBや、BとGなどであってもよい。
次に、本実施例のプロジェクタの動作について図6の動作フローを参照して説明する。始めに、プロジェクタの投影モードが選択される(ステップS101)。本実施例の投影モードは、映画やその他の画像を明るく表示する通常モードと、投影面にユーザのペン入力の書込みを可能とするインタラクティブモードとを含む。通常モードは、好ましくはホームシアターのような高輝度な画像を投影するときに選択され、インタラクティブモードは、プレゼンテーションのような主として静止画を多用するデータプロジェクタとして利用される。通常モードのとき、上記した図5(a)に示すカラーホイールの組合せが選択され、インタラクティブモードのとき、図5(b)に示すカラーホイールの組合せが選択される。投影モードの選択は、入力部260(図2を参照)からのユーザの指示によって行われる。
制御部210は、選択された投影モードを判定し(ステップS102)、通常モードであれば(ステップS103)、モータ330を正転させ(ステップS104)、図5(a)に示す組合せを選択する。そして、制御部210は、投影すべき画像データに基づきDMD126を駆動し、R、G、B、Wの光を順次変調させ、投影面にカラー画像を表示させる(ステップS105)。
一方、インタラクティブモードと判定されると(ステップS106)、制御部210は、モータ330を逆転させ(ステップS107)、図5(b)の組合せを選択する。そして、制御部210は、画像データに加えて、投影面の座標位置を表す位置情報に基づきDMD126を駆動し、R、G、Bの変調により画像を表示し、非可視光により位置情報を投影面に表示させる(ステップS108)。
インタラクティブモードは、カラーホイールが1回転する毎に非可視光が透過される。本実施例の非可視光は、好ましくは、光源からの発せられる光に含まれる赤外光である。カラーホイール装置から透過された赤外光がDMD126を照射するタイミングと同期して、制御部210は、DMD126を位置情報によって駆動する。赤外光を利用し、位置情報に基づきDMDを駆動する技術は、上記した先願に詳細に開示されている。
例えば、図7に示すように、DMD126がM×Nの画素を有するとき、投影面350には、M×Nの画素が投影される。投影面350には、例えば6×6画素からなる識別パターンP(1,1)、P(1,2)、P(1,3)・・・P(1、N)、・・・P(M,N)が投影される。それぞれの識別パターンは、座標位置を識別すための固有の画素パターンを含んでいる。このような識別パターンPを含む位置情報がメモリに格納されており、制御部210は、メモリから読み出された位置情報をDMDのフォーマット情報に変換し、赤外光によりDMD126が照明されるタイミングでDMD126を駆動する。
投影面に投影された位置情報は赤外光で投影されるため、他の画像が可視光(R、G、B)で投影表示されている最中に表示されたとしても、その画像に干渉することはない。一定の割合で赤外光の投影が行われるため、投影される画像の明るさや色合いが低下するが、プレゼンテーションなどのさほど色合いを重視しない静止画や白黒画像であれば支障はない。
さらにインタラクティブモードであるとき、投影面350の位置情報を入力ペンにより光学的に読取ることで、投影面に入力ペンの移動軌跡を併せて描画することができる。この技術の詳細は、上記した先願に開示されている。
例えば、入力ペンとして、図8に示すようなポインティング装置を用いることができる。ポインティング装置400は、ペン状のハウジング410内に、赤外光検知用のCCDを含む撮像装置420と、撮像装置420より撮像された撮像信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器430と、変換されたディジタル信号を識別パターンとパターンマッチングする画像処理回路440と、プロジェクタ100にデータを送信する送信回路450とを含んでいる。
ハウジング410の先端460には対物レンズが取り付けられ、ポインティング装置を投射面300に当接または近接させることで、対物レンズを介して撮像装置420によって識別パターンPが読取られる。読取られた信号は、アナログ・ディジタル変換器430により2値化され、画像処理回路440へ供給され、そこで、読取られた識別パターンの座標位置が検出される。画像処理回路440は、検出した座標位置を送信回路450を介してプロジェクタ100へ送信する。
制御部210は、ポインティング装置400から座標位置を受信すると、受信した座標位置に基づき、ポインティング装置400の移動軌跡に対応する画像データを生成し、投影面に投影している画像データとの合成を行う。合成された画像データは、DMD126によって投影面に表示される。こうして、投影面300においてポインティング装置400により描画された文字、図形等が、投影されている画像に上書きされるかの如く合成して表示される。
以上説明したように本実施例によれば、複数のカラーホイールの組合せを変更させることで、色合いや明るさを重視した通常モードと、位置情報を表示し投影面におけるユーザ入力を描画可能なインタラクティブモードの選択を可能にしたので、投影画像の品位を保持しつつ、位置情報を投影してユーザとのインタラクティブを行うことができる。
上記実施例では、カラーホイール装置の第1、第2のカラーホイールを単一のモータにより駆動し、回転方向によりカラーホイールの組合せを変更するようにしたが、これ以外にも、第1、第2のカラーホイールをそれぞれ個別のモータで駆動するようにし、モータによって第1、第2のカラーホイールの組合せ位置を変更するようにしてもよい。
さらに、第1、第2のカラーホイールは、図5に示すフィルタの配列以外にも、種々の配列を選択することができる。図9は、第1、第2のカラーホイールの他のフィルタの配列を示す図である。第1のカラーホイール300aは、内角が70度のR、G、Bのカラーフィルタを有し、その残りをWとしている。第2のカラーホイール310aは、内角が70度のR、Gのカラーフィルタを有し、その残りをWとしている。ここで、第2のカラーホイール310aに形成される円弧状スロットの位置決め開口314(図4を参照)の内角を20度とし、第2のカラーホイール310aが第1のカラーホイール300aに対して相対的に変化することができる角度を20度とする。
第1および第2のカラーホイール300a、310aが第1の方向に回転(例えば、正転)されるとき、図9(a)に示すように、第1、第2のカラーホイールのRとGのカラーフィルタが一致し、その合成されたカラーフィルタは、R、G、B、Wとなる。
一方、第1および第2のカラーホイール300a、300bを第2の方向に回転(例えば、逆転)させると、図9(b)に示すように、第1のカラーホイール300aと第2のカラーホイール310aの相対的角度が20度ずれるため、第1のカラーホイール300aのRのカラーフィルタと第2のカラーホイールのGのカラーフィルタの一部が重複し、非可視光領域が形成される。すなわち、合成されたとき、R、非可視光、G、B、Wの光が透過される。カラーフィルタRとGの重複範囲は、位置決め開口314の角度によって調整することができる。
また、上記実施例では、非可視光として光源からの赤外光を用いる例を示したが、赤外光を発するための専用の光源を別途用意しても良い。
次に、本発明のプロジェクタを電子黒板に適用した例を図10に示す。電子黒板500は、文字、図形等を描画する描画面510を有し、その下部にプロジェクタ100を配置している。プロジェクタ100による投影画像は、いわゆる背面投射として描画面510に映し出される。インタラクティブモードのとき、描画面510には、赤外光により位置情報が表示される。ポインティング装置400を描画面510上で移動させると、その移動軌跡に対応する画像データがプロジェクタにおいて生成され、描画面510に移動軌跡520が投影される。
本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。上記実施例では、DLP方式のプロジェクタを例示したが、これ以外の変調方式を用いるプロジェクタであってもよい。
本発明に係るプロジェクタおよびプロジェクタシステムは、画像は映像などを表示するための入力機能付き表示装置として利用することができる。
100:プロジェクタ 110:光源
116:カラーホイール装置 126:DMD
300:第1のカラーホイール 302:貫通孔(軸受け部)
304:ピン 310:第2のカラーホイール
312:貫通孔(軸受け部) 314:位置決め用開口
320:本体ケース 330:モータ
340:駆動回路 350:投影面
400:ポインティング装置 410:ハウジング
420:撮像装置 450:送信回路
500:電子黒板 510:描画面
116:カラーホイール装置 126:DMD
300:第1のカラーホイール 302:貫通孔(軸受け部)
304:ピン 310:第2のカラーホイール
312:貫通孔(軸受け部) 314:位置決め用開口
320:本体ケース 330:モータ
340:駆動回路 350:投影面
400:ポインティング装置 410:ハウジング
420:撮像装置 450:送信回路
500:電子黒板 510:描画面
Claims (7)
- カラーホイールによって選択的に光を透過させ、この光を用いて投影するプロジェクタであって、
第1のカラーフィルタの配列を有する第1のカラーホイールおよび第2のカラーフィルタの配列を有する第2のカラーホイールを含み、第1のカラーホイールと第2のカラーホイールの第1の組合せまたは第2の組合せを選択可能なカラーホイール装置を有し、
第1および第2のカラーホイールが第1の組合せにあるとき、異なる波長の可視光が選択的に透過され、
第1および第2のカラーホイールが第2の組合せにあるとき、少なくとも非可視光が透過され、
非可視光が透過されたとき、投影面の位置を表す位置情報を投影面に投影可能なプロジェクタ。 - プロジェクタはさらに、カラーホイール装置からの光を変調する変調手段を有し、前記変調手段は、前記第1の組合せにあるとき、画像データに基づき光を変調し、前記第2の組合せにあるとき、位置情報に基づき非可視光を変調する、請求項1に記載のプロジェクタ。
- 前記第2の組合せにあるとき、第1のカラーホイールの所定のカラーフィルタと第2のカラーホイールの前記所定のカラーフィルタと異なるカラーフィルタとが重複し、可視光の遮断領域が形成される、請求項1または2に記載のプロジェクタ。
- 第1および第2のカラーホイールは、同一の回転軸上に配置され、回転方向に応じて第1の組合せまたは第2の組合せが選択される、請求項1に記載のプロジェクタ。
- 第1のカラーホイールは、少なくとも赤(R)、緑(G)、青(B)のカラーフィルタを含み、第2のカラーホイールは、赤(R)、緑(G)、青(B)の少なくとも1つのカラーフィルタを含む、請求項1ないし4いずれか1つに記載のプロジェクタ。
- プロジェクタにより投影される投影面に位置情報を投影する投影方法であって、
第1のカラーフィルタ配列を有する第1のカラーホイールと第2のカラーフィルタ配列を有する第2のカラーホイールを第1の位置に組合せ、第1および第2のカラーホイールを回転させたとき、非可視光の光を選択的に透過させるステップと、
透過された非可視光を変調し、投影面の位置を表す位置情報を投影面に表示させるステップと、
を有する投影方法。 - 前記投影方法はさらに、第1のカラーフィルタ配列を有する第1のカラーホイールと第2のカラーフィルタ配列を有する第2のカラーホイールを第2の位置に組合せ、第1および第2のカラーホイールを回転させたとき、可視光の光を選択的に透過させるステップと、
透過された可視光を変調し、投影面に画像を表示させるステップとを含む、請求項6に記載の投影方法。
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JP2011128522A (ja) * | 2009-12-21 | 2011-06-30 | Casio Computer Co Ltd | 光源ユニット及びプロジェクタ |
DE102016111731B3 (de) * | 2016-06-27 | 2017-07-13 | Carl Zeiss Ag | Beleuchtungsvorrichtung für einen einen Lichtmodulator aufweisenden Projektor |
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2006
- 2006-03-17 JP JP2006073825A patent/JP2007248939A/ja active Pending
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