JP2007245214A - 小径ロール組替装置及びそれを備えた圧延設備 - Google Patents

小径ロール組替装置及びそれを備えた圧延設備 Download PDF

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Abstract

【課題】軸受け箱がなくロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する圧延機のロール組替え装置に関し、ロール組替時における組替ロールの新たなロール支持手段を提供する。
【解決手段】上作業ロール201と上第1中間ロールとの間の間隔をあけ、ロール保持部材で上作業ロール201を支持し、通板ガイドで圧延材を支持する。その後、作業ロール201(または211)の端面の中心よりも上部で一方のロール端部を片持ちして支持する片持ち支持手段101により、作業ロール201(または211)を支持し、この支持手段101を組替台車108に弾性支持手段100により支持して組替を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、小径ロール組替装置及びその小径ロール組替装置を備えた圧延設備に関する。
近年外板用、電子部品用の非鉄及び鉄鋼用圧延材等では、要求される表面品質がますます高くなっている。このような圧延材を圧延する場合、一般に直径100ミリメートル以下の小径の作業ロールを有する圧延機が多く用いられている。これは、オイルピットの発生が少なく光沢の優れる圧延を行うことができるためである。また、ステンレス鋼等の硬質材に対しても、小径の作業ロールを用いた圧延は有効なため多く用いられている。
上記のような圧延機として20段ロールのいわゆるセンジミア圧延機、12段ロールのいわゆるクラスター型圧延機等が開発され、公知となっている。また、下記特許文献1ないし特許文献8に、小径の作業ロールを有する圧延機と、小径の作業ロールを有する圧延機の作業ロールを組替えるための小径ロール組替装置が開示されている。
特開平5−62002号公報 特開昭62−234606号公報 特開昭49−105758号公報 特開昭53−5058号公報 特開平8−32336号公報 特開平5−317932号公報 実開昭61−190304号公報 特許第3416251号公報
上記特許文献1に開示されている圧延機において、直接圧延材と接し圧延材を圧延する作業ロールの組替作業は、ロール表面に傷がつかないよう極力慎重に行われる。この際、作業ロールの表面の傷つきを防止するため、新しい作業ロールと接触する相手側の上面にビニールシート等を設置したり、新しいロールの表面にビニールシート等を巻きつけたりして保護するのが一般的である。しかし、この組替作業は手作業で行っていたため、大変困難な作業であった。このため、従来からロールの組替を行うための装置の提供が強く望まれていた。
このような、小径の作業ロールを有する圧延機は軸受け箱を持たないため、これを利用した上記特許文献2に開示されているような小径ロール組替装置を用いることができない。このため、一方のロール端部を着脱自在に固定する支持機構を用いてロールの組替を行う小径ロール組替装置が考えられ、このような構造の組替装置が上記特許文献3ないし特許文献5に開示されている。
上記特許文献3ないし特許文献5に開示されている小径ロール組替装置はロールの端部と嵌り合う穴を有するロール支持部材を、一方のロール端部に挿入し片持ちすることで、ロールを組み替える方式である。特に上記特許文献3では、嵌合部の隙間により生じるロールの傾きを防ぐため、軸受け箱の下部より油圧シリンダーで支持する構造としている。
また、上記特許文献6に開示されている小径ロール組替装置ではセンジミアミル等で用いるバックアップロールの組替装置が示されており、これは一方のロール端部の外周をチャックにより保持するとしている。
これら上記特許文献3ないし特許文献6に開示されている小径ロール組替装置は、ロール端部をほぼ全周囲にわたり支持する構造となっている。このため、ロール端部には少なくともロール支持部材を挿入できるだけのスペースが必要となるが、このスペースの確保が困難な場合、上記特許文献3ないし特許文献6に開示されている技術を用いることはできない。このため、ロール支持部材とロール端面とをボルトにより支持する構造が上記特許文献7に開示されている。
この場合、ロール支持部材はロール端面の直径以下にすることができる。しかし、ボルト締め作業が必要となり、ロール組替時の作業ロールの着脱が容易に行えなくなる。これは交換ロールをロール支持部材に確実に固定する必要性から生じている。このため、ロール組替作業に多くの時間と手間がかかることになる。また、組替ロール下部にロール支持部材であるフォークを挿入し、これでロールを受ける構造が上記特許文献8に開示されている。
この場合、組替ロールの下部にフォークを挿入し、これで作業ロールを受ける構造になっている。このため、上作業ロール及び下作業ロールを交換する場合は、上作業ロールの下部及び下作業ロールの下部にスペースをあける構造または方法が用いられている。
また、これら上記特許文献3ないし特許文献8に開示されているロール支持部材はロール組替台車上に固定して設置されている。ロール組替中に組替ロールが、他のロール又は圧延材等と接触しない場合はこのような構造でも大きな問題はない。
しかし、他のロール又は圧延材等と接触しているロールを組替える場合には問題がある。これは組替えロールを着脱する際、接触している相手との間で相対すべりが発生することにより、作業ロール表面を傷つける可能性が高くなるためである。特に新しいロールを挿入するときに問題になる。ロール支持部材を組替え台車上に固定して設置した場合、この問題を解決することは非常に困難である。
作業ロールの表面を傷つけることを防止するためには、ロール組替え時に組替えロールと接触する相手との接触荷重を極力小さくすればよい。すなわち、接触する相手にソフトタッチする機構が必要となる。この問題を解決する場合、ロール支持部材の上下動作をサーボ機構等を利用して精密な位置制御を実施する方法も考えられるが、この場合組替え装置が大変高価となる。また非常に精密な制御が要求され信頼性にも問題がある。
これらのことから本発明は、軸受け箱がなくロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する圧延機の小径ロール組替装置に関し、ロール組替時における組替ロールの新たなロール支持手段を提供する。また、ロール支持手段とロール組替台車間における有効な支持手段を有する、新たな小径ロール組替装置を提供する。さらに、この装置を利用することにより、ロール組替時にロールの表面に傷がつくことを防止し、表面品質の良好な圧延を可能とする圧延設備を提供する。
上記の課題を解決する第1の発明(請求項1に対応)に係る小径ロール組替装置は、軸受け箱が無くロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する多段圧延機における前記小径ロールの組替装置において、前記小径ロールの端部における他の部材により妨げられない部分で前記小径ロールを片持ちして支持する片持ち支持手段を設けたことを特徴とする。
上記の課題を解決する第2の発明(請求項2に対応)に係る小径ロール組替装置は、第1の発明に係る小径ロール組替装置において、前記片持ち支持手段を前記小径ロールを組替えるためのロール組替台車に弾性体を介して支持する弾性支持手段を設けたことを特徴とする。
上記の課題を解決する第3の発明(請求項3に対応)に係る小径ロール組替装置は、第1の発明又は第2の発明に係る小径ロール組替装置において、前記小径ロールの端部の圧延材と接しない部分に前記小径ロールの端面の直径よりも小さな直径とした溝部を少なくとも前記小径ロールの一方の端部に設け、前記片持ち支持手段を、前記ロール端面と前記溝部の上方端面を挟み支持するものとしたことを特徴とする。
上記の課題を解決する第4の発明(請求項4に対応)に係る小径ロール組替装置は、第1の発明又は第2の発明に係る小径ロール組替装置において、前記小径ロールの少なくとも一方の端面に深穴を設け、前記片持ち支持手段を、前記深穴に挿入するロッドを有するものとしたことを特徴とする。
上記の課題を解決する第5の発明(請求項5に対応)に係る小径ロール組替装置は、第1の発明又は第2の発明に係る小径ロール組替装置において、前記片持ち支持手段を、前記ロール端部を電磁力で支持するものとしたことを特徴とする。
上記の課題を解決する第6の発明(請求項6に対応)に係る圧延設備は、軸受け箱が無くロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する圧延機において、前記圧延機に請求項1ないし請求項5のいずれかに記載する小径ロール組替装置を装備したことを特徴とする。
第1の発明ないし第5の発明に係る小径ロール組替装置によれば、軸受けがなくロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する圧延機のロール組替を、従来の手作業で行っていた場合に比べ容易に行うことができる。
第2の発明に係る小径ロール組替装置によれば、片持ち支持手段を弾性体を介して支持する弾性支持手段を備えているため、作業ロールと下第1中間ロールや圧延材等の他の部材とを傷つけることなく確実に接触させることができる。その上、従来のように手作業で組替える場合と比べ、容易に組替作業を行うことができる。さらに、作業ロールと下第1中間ロールや圧延材等をビニールシート等で保護する必要が無いためコストを抑制することができる。
また、弾性支持手段は弾性体を用いた簡単な構造であるため、高価で複雑な制御装置を用いて制御する構造と比べて、運用が容易でさらにコストを抑制することできる。さらに、圧延機内に圧延材が存在する状態でロールの組替を行うことができるので、圧延の途中パス、特に最終パスの前にロールを組替えることができる。このため、最終パスの圧延に新しいロールを用いることができるので、光沢の高い製品を圧延することができる。
第3の発明に係る小径ロール組替装置によれば、下第1中間ロールや圧延材等により妨げられない位置で下作業ロールの端部を支持するため、下作業ロールの下側に組替のための間隔をあけるなどの必要が無くなる。これにより組替え手順も簡素化でき、さらに圧延機自体の構造を簡単にすることができる。
第4の発明に係る小径ロール組替装置によれば、上作業ロール及び下作業ロールをロール端面で支持するため、上作業ロールを抜き出したり挿入したりする際に、片持ち支持手段を上作業ロールと上第1中間ロールとの間に挿入する必要が無い。これにより、上作業ロールと上第1中間ロールとの間の間隔があまりあけられない場合でも、作業ロールの組替を行うことができる。
第5の発明に係る小径ロール組替装置によれば、作業ロールの端部に加工を施す必要が無い。これにより従来から使用している作業ロールをそのまま使用することができるため、加工の手間がかからず、コストを抑制することができる。
第6の発明に係る圧延設備によれば、ロール組替時のロール表面への傷つきを極限まで抑えることができる。これにより、表面傷が少なく表面性状の良好な高品質圧延が可能となる。特に外板および電子部材等を圧延する場合、極めて有益な圧延設備の提供が可能になる。
本発明に係る小径ロール組替装置及び圧延設備の実施例を図1ないし図10を用いて説明する。図1は実施例1に係る小径ロール組替装置の側面図、図2は実施例1に係る小径ロールを有する圧延機を正面から見たときの模式図、図3は実施例1に係るロール組替時の小径ロールを有する圧延機を正面から見たときの模式図、図4は実施例1に係る上作業ロール及び下作業ロールの側面図、図5は実施例1に係る下作業ロール及び下第1中間ロールの正面図、図6は実施例1に係るロールホルダの断面図、図7は実施例2に係る小径ロール組替装置の作業ロール抜き出し時の側面図、図8は実施例3に係る小径ロール組替装置の作業ロール挿入時の側面図、図9は実施例3に係る小径ロール組替装置の側面図、図10は実施例4に係る圧延設備の平面図である。
以下、第1の発明ないし第3の発明に係る実施例である実施例1について説明する。図2には実施例1に係る20段センジミア圧延機を正面からみたときの模式図を示す。圧延機内の上方に設置する上ロール群200は、一番下側に圧延材230と直接接する上作業ロール201がある。この上作業ロール201の上方には2本の上第1中間ロール202がある。これら上第1中間ロール202の上方には2本の上第2中間ロール203と上アイドルロール204がある。
これら上第2中間ロール203と上アイドルロール204の上方には4本の上補強ロール205がある。上第1中間ロール202、上第2中間ロール203及びアイドルロール204にはミルハウジング(図示せず)にばねで支持したロール牽引装置(図示せず)を設置する。また、上補強ロール205はアズユロールとして用いる。
ここでアズユロールとは、幅方向に複数個のロールに分割し、これら分割したロールをミルハウジング(図示せず)に固定した軸上に偏心して回転することが可能なように取り付けたロール(以下、分割ロール205)のことである。アズユロールは各分割ロール205の偏心回転角度を制御して圧延時の圧延材230の幅方向の形状を制御したり、圧下量を制御したり、ロール組替時に上ロール群200と下ロール群210との間の間隔を開けたりすることに使用する。またアズユロールは補強ロール205の内側の2本だけに適用する場合と、全ての補強ロール205に適用する場合があるが、本実施例では補強ロールの内側の2本だけに適用する。このような構造は公知であり、一般に良く使用されている。
圧延機内の下方に設置する下ロール群210は、一番上側に圧延材230と直接接する下作業ロール211がある。この下作業ロール211の下方には2本の下第1中間ロール212がある。これら下第1中間ロール212の下方には2本の下第2中間ロール213と下アイドルロール214がある。これら下第2中間ロール213と下アイドルロール214の下方には4本の下補強ロール215がある。上補強ロール205はアズユロールとして用いたが、下補強ロール215はアズユロールとしては用いない。
このような圧延機の上作業ロール201及び下作業ロール211には、通常ロール径が40ないし100ミリメートル程度の小径ロールを用いる。圧延材230は上作業ロール201と下作業ロール211との間に挟み押圧して圧延する。圧延機内部の上作業ロールの近傍にロール保持部材231を設置する。このロール保持部材231はロール組替時に上作業ロール201を固定して支持するためなどに用いる。このようにロール保持部材はシリンダー232により圧延中及び組替中など状況に応じてロール保持部材を矢印Aのように出し入れできる構造になっている。
圧延機内部の下作業ロール211の近傍には通板ガイド234を設置する。ここで言う通板とは圧延材230の先端が圧延機内を通過することを意味する。この通板ガイド234はシリンダー235により先端位置を矢印Bのように上下に動かすことができるような構造になっており、下作業ロール211組替時に圧延材にたるみが生じないように保持するため等に利用する。
次に図1に基づき、実施例1に係る小径ロール組替装置について説明する。作業ロール116を支持する片持ち支持手段であるところのロールホルダ101には、先端に差込部104と押圧装置105(以下、グリップ機構105)とが取り付けてある。本実施例ではグリップ機構105に油圧シリンダーを用いた。
また、ロールホルダ101で上作業ロール201及び下作業ロール211を支持するために、図4に示すように、上作業ロール201及び下作業ロール211の圧延材230が当接する部分(以下、板道)よりも外側に、ロール端部401における径より小径とした溝部400を設ける。この溝部400と差込部104は嵌合するようになっている。
ロールホルダ101はボルト106とばね102を介して、ナット103によりロールロールホルダ支持部材117と結合する。ロールホルダ101の上下方向及び横方向へのずれを防止するため、ロールホルダ支持部材117にバーガイド112を設ける。これらロールホルダ支持部材117、ばね102、ナット103及びバーガイド112により、例えば、下作業ロール211を圧延機内に装着する時に、ロールホルダ101の先端差込部104を上下方向に多少押し込みすぎたとしても、押し込み変位はばね102の収縮で吸収されるため、大きな押し込み力は発生しない。これらロールホルダ支持部材117、ボルト106、ばね102、ナット103及びバーガイド112により構成する機構をソフトタッチ機構100と呼ぶ。
ソフトタッチ機構100に用いられるばね102のばね定数は低い方が望ましい。これはばね定数が低いほど、ロールホルダ101を押し込んだときに発生するばね力が小さくなるためである。ただし、極端にばね定数が低すぎる場合は作業ロール201(または211)の搬送中に振動が生じやすくなってしまう。このため、ばね力は使用している作業ロールのロール径及び胴長等で適宜設定する。実施例1では図1に示すように、ばね力をナット103で調整できる構造とした。
ソフトタッチ機構100はウォームナット107を介してロール組替台車108のウォーム109と結合している。また、ウォーム109とサーボモータ111とはベベルギヤ110a,110bを介して接続している。これにより、サーボモータ111の回転角を制御することにより、リニアガイド113等でガイドされながらソフトタッチ機構100を滑らかに上下動させることができる。また、ロール組替台車108の下方には走行用のレール114が設置してあり、これによりロール組替台車108は移動することが可能である。
ロール組替台車108の移動は手押しで行うことができるが、サーボモータ等を用いて行うこともできる。さらに、ウォームナット107にはカウンターバランス115を設置し、作業ロール201(または211)、ロールホルダ101及びソフトタッチ機構100により発生する回転モーメントとバランスする構造になっている。これにより作業ロール201(または211)を保持し、作業ロール201(または211)を持ち上げたときに作業ロール201(または211)の傾きを抑え、滑らかに上下動することができる。
以下、実施例1に係る圧延機での上作業ロール201及び下作業ロール211の組替方法について図3を用いて説明する。ロール組替時には、まずロール保持部材231を上作業ロール201方向に伸ばし、上作業ロール201の下部を挟むように接触させて、上作業ロール201の位置を固定する。
次に各アズユ分割ロール205の回転角を制御して上第1中間ロール202、上第2中間ロール203及び上アイドルロール204はロール牽引装置(図示せず)によりアズユロール205と一緒に矢印Cのように上方に移動する。これにより上作業ロール201と上第1中間ロール202の間の間隔Gが確保され、ロール組替の準備が完了する。このとき、下ロール群210は圧延中と同じ位置関係を保持している。
上作業ロール201を抜き出す場合、図3に示すように上作業ロール201と上第1中間ロール202との間に間隔Gをあける。このとき上作業ロール201は横方向に動かないようにロール保持部材231で固定し、かつ、上作業ロール201は下作業ロール211と接触するように置く。圧延材203が圧延機内に存在している場合は、圧延材203を倒して、上作業ロール201は下作業ロール211の直上に置かれる。次に、ロール組替台車108(図1参照)を前進して上作業ロール201と上第1中間ロール202との間にロールホルダ101を挿入する。
ロールホルダ101の差込部104が上作業ロール201に設けた溝部400上に達したときにロール組替台車108の前進を止め、ロールホルダ101を降下して溝部400に装着する。次にグリップ機構105でロールの端面を押圧し、上作業ロール201を確実に支持する。そしてロールホルダ101を持ち上げ、ロール組替台車108を後退して圧延機の外に上作業ロール201を取り出す。
実施例1の小径ロール組替装置では組替時に上作業ロール201と上第1中間ロール202との間にあけた間隔Gに、ロールホルダの先端差込部104の挿入が可能でなければならない。しかし、圧延機の種類によっては上作業ロール201と上第1中間ロール202との間にあけた間隔Gが大きく取れない場合もある。
この場合、ロールホルダ101の肉厚を十分にとることができず、作業ロール116(図1参照)を持ち上げたときのたわみが大きくなる可能性がある。このようなことは特に上作業ロール201の組替の際に発生する。下作業ロール211については上作業ロール201が無い状態で組替を行えるため余裕がある。また、上作業ロール201及び下作業ロール211とも、ロール径を使用可能な範囲内での最大の径としたときに、最も問題となる。
これらの問題はロールホルダ101の形状を工夫することで対処できる。図7に実施例1に係るロールホルダ101の断面を示す。図7に示すようにロールホルダ101の形状をロール端700と同程度な曲率とし、差込部104の形状を溝部400の曲率と同程度な曲率とする。これによりロールホルダ101の曲げ剛性が大きくなり、肉厚が薄くてもたわみを極力抑えることができる。
下作業ロール211の組替を行う場合、下ロール群210の配置の関係から、ロールホルダ101(図1参照)に関する制約が多い。下作業ロール211と下第1中間ロール212の位置関係を図5に示す。図5に示すように下作業ロール211は下第1中間ロール212の間に沈みこむような配置になる。このため例えばロールを矢印Dのような横方向や矢印Eのような下方向から支持することは、下第1中間ロール212が存在することにより非常に困難となる。
このことから下作業ロール211をロール端部401の上面502で支持する方法が考えられる。ロール端部401の上面502とは下第1中間ロール212の上面より上側をいう。本実施例に係る圧延機では下作業ロール211の中心よりも上側の位置で支持することになる。これにより、下作業ロール211を下第1中間ロール212に直接載置した状態で組替が可能になる。
下作業ロール211を抜き出す場合、下作業ロール211は圧延時と同じように下第1中間ロール212の上に置いたまま下作業ロール211の組替作業を行う。ロール組替台車108を前進させて下作業ロール211と上作業ロール201との間にロールホルダ101を挿入する。
ロールホルダ101の先端にある差込部104が下作業ロール211に設けた溝部400上に達したときにロール組替台車108の前進を止め、ロールホルダ101を降下して溝部400に装着する。次にグリップ機構105でロールの端面を押圧し、下作業ロール211を確実に支持する。そしてロールホルダ101を持ち上げ、ロール組替台車108を後退して圧延機の外に下作業ロール211を取り出す。
上作業ロール201(図2参照)を圧延機内に設置する場合、ソフトタッチ機構100を利用して新ロールを確実にロール支持部材231や圧延材230に接触するようにする。また、下作業ロール211を圧延機内に設置する場合、ソフトタッチ機構100を利用して新ロールを確実に下第1中間ロール212に接触するようにする。
作業ロール116はわずかな落下距離であっても傷がつく可能性のあることが経験的に知られている。また、ロールが下第1中間ロール212と接触したときの押し込み力が大きい場合、下第1中間ロール212のわずかな回転、押し込み変位等によりロール間に滑りが発生する危険が高くなる。このような危険をさけるために設置する新ロールをロール支持部材231、圧延材230及び第1中間ロール212等に極力弱い力で確実に接触させる必要がある。これに対し、ソフトタッチ機構の採用が有効であることは、前述した通りである。
以下、第4の発明に係る実施例である実施例2について説明する。図7に実施例2の小径ロール組替装置で用いる作業ロールの形状とグリップ機構を示す。上作業ロール201及び下作業ロール211にはその端面に深穴800をあける。深穴800の穴の深さは板道の部分には達しないような深さにする。穴が板道の部分に達してしまった場合、この部分に大きな圧延荷重が作用することで、通常よりも作業ロールの扁平が大きくなる可能性がある。これにより圧延材の形状に影響を及ぼす可能性があるためである。
実施例2ではロールホルダ101に上ロッド801及び下ロッド802を設ける。下ロッド802は固定としシリンダー804で出し入れ可能とする。また、上ロッド801は上下動が可能なように取り付け、上ロッド801はサーボモータ803に取り付けたカム805と、上ロッド801に取り付けたプーリ806とばね(図示せず)とにより、その位置を調整することを可能としている。
実施例2ではこれら上ロッド801及び下ロッド802を深穴800に挿入して上作業ロール201及び下作業ロール211を支持する。上ロッド801及び下ロッド802の外径は深穴800の内径よりも数ミリメートル細くする。これはロール組替時の深穴800への上ロッド801及び下ロッド802の挿入を容易にするためである。
以下、実施例2での旧ロールの抜き出し方法について説明する。ここでは圧延機内部に圧延材が存在しない場合を想定する。まず、上ロッド801及び下ロッド802の間隔を上作業ロール201と下作業ロール211との中心間隔に調整し、ロール端面の深穴800に挿入する。次にサーボモータ803を駆動して上ロッド801を降下して上作業ロール201及び下作業ロール211を挟む。
このようにして上作業ロール201及び下作業ロール211を上ロッド801及び下ロッド802で挟む。このため、上作業ロール201及び下作業ロール211の支持が確実になるので、組替台車108(図1参照)を移動しても上作業ロール201及び下作業ロール211が脱落する危険は無い。
次に、本実施例での新ロールの挿入方法を図8に示す。ここでは、圧延機の中に圧延材が存在する場合を想定する。新ロールの装着は上作業ロール201と下作業ロール211との間に、圧延材よりも厚い板材900(以下、ディスタントピース)を間に入れた状態で上ロッド801及び下ロッド802で挟む。この状態で圧延機の中に上作業ロール201及び下作業ロール211挿入し、ソフトタッチ機構100を利用して下作業ロール211を下第1中間ロール212(図1参照)上に設置する。
この状態で上ロッド801を上昇し、ディスタントピース900を取り除き、下ロッド802をシリンダー804を用いて引き抜き、下作業ロール211の組替を完了する。次にロール保持部材231(図3参照)により上作業ロール201を固定する。上ロッド801の抜き出しは、ロールホルダ101を上昇し、上ロッド801が深穴800に対して自由な位置になった時点でロール組替台車108(図1参照)を後退させて行う。
このように実施例2では上作業ロール201及び下作業ロール211の支持にロール端面を利用するため、ロールホルダ101を上作業ロール201と上第1中間ロール202との間に挿入する必要が無い。したがって、組替時に上作業ロール201と上第1中間ロール202との間の間隔G(図3参照)はわずかでよい。また、ディスタントピース900は上作業ロール201及び下作業ロール211の板道よりも外側に装着するため、ディスタントピース900により上作業ロール201及び下作業ロール211に傷がついたとしても圧延材への影響は無い。
本発明に係る組替装置の特徴は深穴800及と上ロッド801及び下ロッド802の径差を許容しロール端面でロールを支持することにある。したがって、ロール端面と組替装置を固定する上記特許文献7に開示されている技術とは本質的に異なるものである。
以下、第5の発明に係る実施例である実施例3について説明する。図9に実施例3の小径ロール組替装置で用いるロールホルダと作業ロールの形状を示す。ロールホルダ101に電磁石600を取り付ける。この電磁石600により電磁力を発生し、ロール端部の上面を吸引して支持する。このため、作業ロール201(または211)の端部に加工を施す必要が無い。ロールホルダと作業ロールの形状以外の小径ロール組替装置やロールの組替方法については実施例1と同様である。
以下、第6の発明の係る実施例である実施例4について説明する。図10に実施例4に係る圧延設備を示す。圧延機10の入り口方向と出口方向にはテンションリール11を設置する。このテンションリール11は圧延材12を巻き取ることに用いる。さらに、圧延機10には減速機13を介してミルモータ14を接続する。
また、圧延機10の側面方向にレール15を敷設し、そのレール15上に実施例1ないし実施例3のいずれかに記載する小径ロール組替装置16を設置する。さらに、この小径ロール組替装置16を移動するためのレール15と交差するようにレール17を敷設し、そのレール17上に抜き出した旧作業ロール201(または211)(図1参照)を載せ、さらに新ロール18を載せておくためのロール台車19を設置する。
以下、本実施例に係る圧延装置のロール組替方法を説明する。はじめに小径ロール組替装置16は点線20で示す位置まで移動する。小径ロール組替装置16は点線20で示す位置まで移動した後、実施例1ないし実施例5のいずれかに記載するロール組替方法と同様の方法で、圧延機10から旧ロール116を抜き出す。
小径ロール組替装置16は点線20で示す位置から、旧作業ロール201(または211)を支持した状態でレール15上を実線16で示す位置まで移動する。小径ロール組替装置16が実線16で示す位置まで移動が完了した後、ロール台車19を点線21で示す、小径ロール組替装置16の正面まで移動する。ロール台車19が点線21で示す位置まで移動が完了した後、小径ロール組替装置16は抜き出した旧作業ロール201(または211)をロール台車19に積載する。
小径ロール組替装置16は抜き出した旧作業ロール201(または211)をロール台車19に積載した後、ロール台車19に積載してある新ロール18を小径ロール組替装置16に設置する。小径ロール組替装置16に新ロール18を設置した後、ロール台車19を実線19で示す位置まで移動する。新ロール18を設置した小径ロール組替装置16を点線20で示す位置まで移動した後、実施例1ないし実施例3のいずれかに記載するロール組替方法と同様の方法で、圧延機10に新ロール18を挿入し設置する。これらの作業は手動で行うこともできるが、自動化して行うこともできる。
本発明は、他の相手とほぼ接触している状態でロールを組替える必要のある圧延機への適用に特に効果的であり、たとえば20段型センジミア圧延機や12段型のクラスター圧延機等に適用することができる。
実施例1に係る小径ロール組替装置の側面図である。 実施例1に係る小径ロールを有する圧延機を正面から見たときの模式図である。 実施例1に係るロール組替時の小径ロールを有する圧延機を正面から見たときの模式図である。 実施例1に係る上作業ロール及び下作業ロールの側面図である。 実施例1に係る下作業ロール及び下第1中間ロールの正面図である。 実施例1に係るロールホルダの断面図である。 実施例2に係る小径ロール組替装置の作業ロール抜き出し時の側面図である。 実施例3に係る小径ロール組替装置の作業ロール挿入時の側面図である。 実施例3に係る小径ロール組替装置の側面図である。 実施例4に係る圧延設備の平面図である。
符号の説明
100 弾性支持手段
101 片持ち支持手段
102 弾性体
108 ロール組替台車
201 上作業ロール
202 上第1中間ロール
211 下作業ロール
230 圧延材
231 ロール保持部材
234 通板ガイド
400 溝部
600 電磁石
800 深穴
801 上ロッド
802 下ロッド
10 圧延機
16 小径ロール組替装置

Claims (6)

  1. 軸受け箱が無くロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する多段圧延機における前記小径ロールの組替装置において、
    前記小径ロールの端部における他の部材により妨げられない部分で前記小径ロールを片持ちして支持する片持ち支持手段を設けた
    ことを特徴とする小径ロール組替装置。
  2. 請求項1に記載する小径ロールの組替装置において、
    前記片持ち支持手段を前記小径ロールを組替えるためのロール組替台車に弾性体を介して支持する弾性支持手段を設けた
    ことを特徴とする小径ロール組替装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載する小径ロール組替装置において、
    前記小径ロールの端部の圧延材と接しない部分に前記小径ロールの端面の直径よりも小さな直径とした溝部を前記小径ロールの少なくとも一方の端部に設け、
    前記片持ち支持手段を、前記ロール端面と前記溝部の上方端面を挟み支持するものとした
    ことを特徴とする小径ロール組替装置。
  4. 請求項1又は請求項2に記載する小径ロールの組替装置において、
    前記小径ロールの少なくとも一方の端面に深穴を設け、
    前記片持ち支持手段を、前記深穴に挿入するロッドを有するものとした
    ことを特徴とする小径ロール組替装置。
  5. 請求項1又は請求項2に記載する小径ロールの組替装置において、
    前記片持ち支持手段を、前記ロール端部を電磁力で支持するものとした
    ことを特徴とする小径ロール組替装置。
  6. 軸受け箱が無くロール端面でスラスト荷重を受ける小径ロールを有する圧延機において、
    前記圧延機に請求項1ないし請求項5のいずれかに記載する小径ロール組替装置を装備した
    ことを特徴とする圧延設備。
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