JP2007240675A - 記録体搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写手段から定着手段まで記録体を安定して搬送することができ、分離部における記録体との分離も確実に行うことができる記録体搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供する。
【解決手段】両面もしくは片面に静電荷を帯びたトナー像を担持する記録体を搬送帯電器55により搬送ベルト51に吸着して搬送する記録体搬送装置50において、記録体の後端部に印加する搬送帯電器55の電流量を記録体の他の部分に比べて小さくする
【選択図】図5
【解決手段】両面もしくは片面に静電荷を帯びたトナー像を担持する記録体を搬送帯電器55により搬送ベルト51に吸着して搬送する記録体搬送装置50において、記録体の後端部に印加する搬送帯電器55の電流量を記録体の他の部分に比べて小さくする
【選択図】図5
Description
本発明は、記録体(転写紙)搬送装置及びその記録体搬送装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置に関する。より詳しくは、転写手段によりトナー像の転写を受けた記録体を転写手段から定着手段まで搬送する記録体搬送装置と、これを備えた画像形成装置に関するものである。
この種の記録体搬送装置としては、未定着トナー像を担持した記録体を定着位置まで確実に搬送する必要がある。
特許文献1に記載の記録体搬送装置では、記録体搬送ベルト上の記録体に対して上方から記録体帯電部材によって電荷を付与し、記録体を記録体搬送ベルトに対して静電的に吸着させる構成が提案されている。記録体を搬送部材に吸着させて搬送することにより、記録体が搬送中にばたつくことを防止し、これに起因して記録体上の未定着トナー像が乱れることを防止することができる。
特開2003−307952公報
特許文献1に記載の記録体搬送装置では、記録体搬送ベルト上の記録体に対して上方から記録体帯電部材によって電荷を付与し、記録体を記録体搬送ベルトに対して静電的に吸着させる構成が提案されている。記録体を搬送部材に吸着させて搬送することにより、記録体が搬送中にばたつくことを防止し、これに起因して記録体上の未定着トナー像が乱れることを防止することができる。
しかしながら、記録体を記録体搬送ベルトに静電的に吸着させる構成で、記録体の全面に均一にかつ大きな電荷を付与し、記録体全面を強力に記録体搬送ベルトに吸着すると、記録体と記録体搬送ベルトとが分離すべき位置で、放電が生じ、画像ブレなどの異常画像が発生する恐れがあった。
これに対して、分離不良を起こさないように記録体に付与する電荷を小さくすると記録体の搬送部材に対する吸着が不十分となり、搬送中に記録体のばたつきが生じ、記録体上の未定着トナー像が乱れるおそれがあった。
これに対して、分離不良を起こさないように記録体に付与する電荷を小さくすると記録体の搬送部材に対する吸着が不十分となり、搬送中に記録体のばたつきが生じ、記録体上の未定着トナー像が乱れるおそれがあった。
本発明は、以上の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、転写手段から定着手段まで記録体を安定して搬送することができ、分離部における記録体との分離も確実に行うことができる記録体搬送装置及びこれを備えた画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、両面又は片面に静電荷を帯びたトナー像を担持する記録体を搬送ベルトに吸着して搬送する搬送帯電器を備えた記録体搬送装置において、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を当該記録体の他の部分に比べて小さくなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の記録体搬送装置において、前記制御手段は、前記記録体の紙種により、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を変化させることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の記録体搬送装置において、前記制御手段は、前記記録体の紙種により、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を変化させることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の記録体搬送装置において、前記制御手段は、前記記録体と前記搬送ベルト間のトナー像の有無により、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を変化させることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録体搬送装置を備える画像形成装置を特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録体搬送装置を備える画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、制御手段により搬送帯電器から記録体の後端部に印加する電流量を記録体の他の部分に比べて小さくなるように制御することで、記録体を安定して搬送することができ、分離部における記録体との分離も確実に行うことができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。
図1に示す画像形成装置は、電子写真方式で両面プリント可能なフルカラーのプリンタ100を示す。
図1に示すプリンタ100本体の内部において、記録体搬送路43Aを境にして、上部には第1画像ユニット20を配置し、下部には第2画像ユニット30を配置している。
図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の構成図である。
図1に示す画像形成装置は、電子写真方式で両面プリント可能なフルカラーのプリンタ100を示す。
図1に示すプリンタ100本体の内部において、記録体搬送路43Aを境にして、上部には第1画像ユニット20を配置し、下部には第2画像ユニット30を配置している。
第1画像ユニット20は矢印方向に無端移動する第1トナー像搬送ベルトである第1中間転写ベルト21を備え、第2画像ユニット30は矢印方向に無端移動する第2トナー像搬送ベルトである第2中間転写ベルト31を備えている。第1中間転写ベルト21の上部張架面には、4個の第1トナー像形成手段である第1画像形成ユニット80Y、80C、80M、80Kが配置されている。
一方、第2中間転写ベルト31の上部張架面には、4個の第2トナー像形成手段である第2画像形成ユニット81Y、81C、81M、81Kが配置されている。これら第1、第2画像形成ユニットの番号に沿えたY、C、M、Kは、扱うトナーの色と対応させているもので、Yはイエロー、Cはシアン、Mはマゼンタ、Kはブラックを意味している。
一方、第2中間転写ベルト31の上部張架面には、4個の第2トナー像形成手段である第2画像形成ユニット81Y、81C、81M、81Kが配置されている。これら第1、第2画像形成ユニットの番号に沿えたY、C、M、Kは、扱うトナーの色と対応させているもので、Yはイエロー、Cはシアン、Mはマゼンタ、Kはブラックを意味している。
第1、第2画像形成ユニットに備えられ、第1中間転写ベルト21と第2中間転写ベルト31とともに回転する感光体1に対しても同じようにY、C、M、Kを備えている。なお、感光体1Yから1Kは各画像形成ユニット内では同間隔に配置され、少なくとも画像形成時にはそれぞれ中間転写ベルト21、31との張架部の一部と接触する。この接触する面をそれぞれ第1受像面F1、第2受像面F2と呼び、互いの位置関係を図2に示す。
図2に示すように、第1受像面F1と第2受像面F2とが形成する角のうち、第1、第2画像形成ユニットを含む角の角度をθとした時、θの値が180°より大きく、270°以下となるようにする。
図2に示すように、第1受像面F1と第2受像面F2とが形成する角のうち、第1、第2画像形成ユニットを含む角の角度をθとした時、θの値が180°より大きく、270°以下となるようにする。
さらに、上部にある第1中間転写ベルト21の水平投影面と、下部にある第2中間転写ベルトの水平投影面との少なくとも一部が、重なるような構成を採用している。つまり下部にある第2中間転写ベルトが、上部にある第1中間転写ベルトの下方にもぐりこむような形状である。このような構成を採用することにより、横方向についてよりコンパクトなレイアウトが可能となる。
扱うトナーの色は異なるが、第1画像形成ユニット80Y、80C、80M、80Kの構成はそれぞれ同じであるので、第1画像形成ユニット80としてその構成を図3により説明する。
扱うトナーの色は異なるが、第1画像形成ユニット80Y、80C、80M、80Kの構成はそれぞれ同じであるので、第1画像形成ユニット80としてその構成を図3により説明する。
図3において、プリンタ100の動作時は、不図示の駆動源により、矢印方向に回転するよう回転可能に支持された円筒状の感光体1が配設されている。そして、感光体1の周囲に、静電写真プロセスに従い帯電手段であるスコロトロンチャージャからなる帯電チャージャ3、露光装置4、現像装置5、クリーニング装置2、光除電装置Qなどの作像部材や電位センサS1、画像センサS2が配設されている。
感光体1は、例えば直径30〜120mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機感光層(OPC)を形成したものである。アモルファスシリコン(a−Si)層を形成した感光体も採用可能である。またベルト状の感光体も採用できる。クリーニング装置2は、クリーニングブラシ2a、クリーニングブレード2b、廃トナー回収部材2cを備え、感光体表面に残留するトナーなどの異物を除去、回収する。
感光体1は、例えば直径30〜120mm程度のアルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機感光層(OPC)を形成したものである。アモルファスシリコン(a−Si)層を形成した感光体も採用可能である。またベルト状の感光体も採用できる。クリーニング装置2は、クリーニングブラシ2a、クリーニングブレード2b、廃トナー回収部材2cを備え、感光体表面に残留するトナーなどの異物を除去、回収する。
露光装置4は、各色の画像データ対応の光を、帯電手段で一様に帯電済みの各感光体1の表面に走査し、静電潜像を形成する。図示例の露光装置4は、発光素子としてLED(発光ダイオード)アレイと結像素子からなる露光装置であるが、レーザ光源、ポリゴンミラーなどを用い、形成すべき画像データに応じて変調したビーム光によるレーザスキャン方式の露光装置も採用できる。また、帯電手段として、チャージャ3のほかに、感光体1の表面に接触させるタイプ、たとえば帯電ローラも採用できる。
このときの現像は、トナーとキャリヤからなる二成分現像剤を採用している現像方式である。負荷電の感光体1に対し露光装置4により各感光体1の表面に形成された色毎の静電潜像は、感光体の帯電極性と同極性(マイナス極性)の所定の色のトナーで現像され、顕像となる。いわゆる反転現像が行われる。
このときの現像は、トナーとキャリヤからなる二成分現像剤を採用している現像方式である。負荷電の感光体1に対し露光装置4により各感光体1の表面に形成された色毎の静電潜像は、感光体の帯電極性と同極性(マイナス極性)の所定の色のトナーで現像され、顕像となる。いわゆる反転現像が行われる。
イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(K)の各色トナーは、各色を扱う現像装置で消費されると、透磁式のトナーセンサ5eにより検知される。そして、プリンタ100内部のトナーカートリッジ収納部85に備えるトナーカートリッジ86から、不図示の供給手段により、各色のトナーを各現像装置5に供給される。
この供給手段として、公知のモーノポンプを用いる方式のものが採用できる。この方式によればトナーカートリッジの設置場所の制約が少ないため、画像形成装置内部のスペース配分に対し有利である。またトナーが適時補給できるため、現像装置に大きなトナー貯留スペースを設けなくてすみ、現像装置の小型化がはかれる。
この供給手段として、公知のモーノポンプを用いる方式のものが採用できる。この方式によればトナーカートリッジの設置場所の制約が少ないため、画像形成装置内部のスペース配分に対し有利である。またトナーが適時補給できるため、現像装置に大きなトナー貯留スペースを設けなくてすみ、現像装置の小型化がはかれる。
現像装置5には、トナーとキャリヤの攪拌・搬送用スクリュー5cや5dが備えてある。現像装置5がプリンタ100に装着されているとき、トナー補給手段の一端が、攪拌・搬送用スクリュー5dの一部に接続されている。攪拌・搬送用スクリュー5cによりトナーは、矢印方向に回転する現像ローラ5aに供給されるが、規制ブレード5bにより、現像ローラ5a表面のトナー層の厚みは、所定の厚みになるよう規制される。
現像ローラ5aは、ステンレスやアルミニュウム製の円筒で、回転可能にかつ感光体との距離が正規に確保されるように現像装置5のフレームに支持され、内部には所定の磁力線が構成されるようにマグネットが備えてある。なおトナーは従来から公知の方法で得られる球形や不定形のトナーが用いられる。体積平均粒径が20μm以下、好ましくは10μm以下4μm以上の粒子からなるものである。またキャリヤも従来公知の方法で得られるものが用いられる。キャリヤの粒径として、体積平均粒径が25μmから60μm程度である。
現像ローラ5aは、ステンレスやアルミニュウム製の円筒で、回転可能にかつ感光体との距離が正規に確保されるように現像装置5のフレームに支持され、内部には所定の磁力線が構成されるようにマグネットが備えてある。なおトナーは従来から公知の方法で得られる球形や不定形のトナーが用いられる。体積平均粒径が20μm以下、好ましくは10μm以下4μm以上の粒子からなるものである。またキャリヤも従来公知の方法で得られるものが用いられる。キャリヤの粒径として、体積平均粒径が25μmから60μm程度である。
第2画像ユニット30に使われる第2画像形成ユニット81Y、M、C、Kの構成はそれぞれ同じなので、第2画像形成ユニット81として、図4により説明する。
図4に示した第2画像形成ユニット81は、第1画像形成ユニット80と構成部材が同じであるが、図3のものと比べ感光体1の回転方向が異なっている。しかし互いに、図中の矢印で示す感光体1の回転軸1aを通るy軸に対し対象の形をしている。この形状は、感光体1の周囲に配備する画像形成用部材の配置にも関係するが、重要な事項である。つまりプリンタ100との結合部、たとえば駆動手段との結合部、電気的接続部、トナー供給部、トナー排出部の結合方法を配慮している。これにより、第1画像形成ユニット80Y、M、C、Kと、第2画像形成ユニット81Y、M、C、Kとに互換性を持たせることができる。
従って第1画像形成ユニットと第2の画像形成ユニット用に個別に現像装置、クリーニング装置、部品を製造する必要がなく、部品製造、部品の管理上での効率が高く、全体のコスト低減が図れる。
図4に示した第2画像形成ユニット81は、第1画像形成ユニット80と構成部材が同じであるが、図3のものと比べ感光体1の回転方向が異なっている。しかし互いに、図中の矢印で示す感光体1の回転軸1aを通るy軸に対し対象の形をしている。この形状は、感光体1の周囲に配備する画像形成用部材の配置にも関係するが、重要な事項である。つまりプリンタ100との結合部、たとえば駆動手段との結合部、電気的接続部、トナー供給部、トナー排出部の結合方法を配慮している。これにより、第1画像形成ユニット80Y、M、C、Kと、第2画像形成ユニット81Y、M、C、Kとに互換性を持たせることができる。
従って第1画像形成ユニットと第2の画像形成ユニット用に個別に現像装置、クリーニング装置、部品を製造する必要がなく、部品製造、部品の管理上での効率が高く、全体のコスト低減が図れる。
第1と第2の画像形成ユニットをy軸中心にした軸対象の形で、第1画像ユニット20と第2の画像ユニット30で使用できる以下の二つの条件がある。第1条件として、感光体1の周囲で画像形成のための部材を配備していない周面が確保されていること、つまり中間転写ベルトが当接可能な範囲が広く確保されていること。そして第2条件として、第1中間転写ベルト21の受像面F1と第2中間転写ベルト31受像面F2の配置角度が適切であることがあげられる。
第1条件、第2条件について図3、図4により説明する。図3あるいは図4において、中間転写ベルト21あるいは31は、矢印A1とA2の間に設置可能である。つまりA1側は現像装置5で、A2側はクリーニング装置2にベルトが接触しない範囲に中間転写ベルトが設置できることを示している。図3に第2中間転写ベルト31を含めているのは、感光体1の回転軸1aを含むy軸に対し対象の画像形成ユニットが配置できる中間転写ベルトを示している。
第1条件、第2条件について図3、図4により説明する。図3あるいは図4において、中間転写ベルト21あるいは31は、矢印A1とA2の間に設置可能である。つまりA1側は現像装置5で、A2側はクリーニング装置2にベルトが接触しない範囲に中間転写ベルトが設置できることを示している。図3に第2中間転写ベルト31を含めているのは、感光体1の回転軸1aを含むy軸に対し対象の画像形成ユニットが配置できる中間転写ベルトを示している。
第1画像形成ユニット80をy軸に直交する軸を対象に上下反転して第2画像形成ユニット81として使うとすると、地球重力の影響により少なくとも現像装置5において、トナーの攪拌、現像ローラ5aへのトナー補給などの条件は異なる。これにより、第1画像形成ユニット80の部材をそれぞれ最適化しなければならず、部品の共通化も不可能となる。
図2に示すように、第1像担持ベルト21の受像面に対し第2中間転写ベルト31の受像面との位置関係として角度θを180度より大きく270度以下とする。好ましくは210度から255度としたとき、画像形成ユニットとして、第1像担持ベルトには図3に示す形態、第2像担持ベルトには図4に示す形態のものが採用できる。つまり上述のごとく部品の共通化を不可能にしてしまう画像形成ユニットとなることが回避できる。
また図2に示すように、第2画像形成ユニット81の上方に、記録体搬送路をほぼ水平にかつ直線的に確保できるので、記録体の搬送・信頼性に優れ、画像形成装置全体のまとまりが良好となる。
図2に示すように、第1像担持ベルト21の受像面に対し第2中間転写ベルト31の受像面との位置関係として角度θを180度より大きく270度以下とする。好ましくは210度から255度としたとき、画像形成ユニットとして、第1像担持ベルトには図3に示す形態、第2像担持ベルトには図4に示す形態のものが採用できる。つまり上述のごとく部品の共通化を不可能にしてしまう画像形成ユニットとなることが回避できる。
また図2に示すように、第2画像形成ユニット81の上方に、記録体搬送路をほぼ水平にかつ直線的に確保できるので、記録体の搬送・信頼性に優れ、画像形成装置全体のまとまりが良好となる。
特に第1像担持ベルトを水平方向に長く、扁平に張架し、第2中間転写ベルトを縦方向に長くかつ傾斜させて張架したので、記録体搬送路を境にして下方に第2中間転写ベルトの高さ方向のスペースが大きくなる。但し、図3、図4に示されるように、画像形成ユニットが中間転写ベルトの当接可能な範囲が広く確保されていることにより、画像形成ユニットは横方向の寸法に対し、縦方向の寸法が短い構成となる。
そのため、画像形成ユニットがほぼ水平に配置された第1画像ユニットに対し、第2画像ユニットでは、画像形成ユニットが縦方向に斜めに配置される。そして、画像形成ユニットの間隔を短く設定でき、第2画像ユニットの高さ方向の省スペース化を図ることができる。これにより、高さ方向のレイアウトの自由度が増すため、記録体搬送路を操作性、及び、給紙装置、不図示の後処理装置も考慮した理想的な高さに設定可能となっている。
そのため、画像形成ユニットがほぼ水平に配置された第1画像ユニットに対し、第2画像ユニットでは、画像形成ユニットが縦方向に斜めに配置される。そして、画像形成ユニットの間隔を短く設定でき、第2画像ユニットの高さ方向の省スペース化を図ることができる。これにより、高さ方向のレイアウトの自由度が増すため、記録体搬送路を操作性、及び、給紙装置、不図示の後処理装置も考慮した理想的な高さに設定可能となっている。
また、この第2中間転写ベルトの占める高さとほぼ同じ高さの給紙装置が並べて設置できるため、これにより大量の記録体が収納可能な給紙装置が設置できる用になる。しかも給紙装置の上面の給紙面と記録体搬送路とがほぼ同じ高さにでき、記録体の給紙・搬送信頼性が確保できる。
上述のように、感光体周囲の画像形成用の装置の配置と、中間転写ベルトの配置、つまり第2条件の実現により、画像形成ユニット80と81で共通点を多く有しており、製造面でも非常に有利となっている。
上述のように、感光体周囲の画像形成用の装置の配置と、中間転写ベルトの配置、つまり第2条件の実現により、画像形成ユニット80と81で共通点を多く有しており、製造面でも非常に有利となっている。
次に中間転写ベルトについて説明する。第1トナー像搬送ベルトとしての第1中間転写ベルト21は複数のローラ23、24、25、26(2個)、27、28、29により支持されて矢印方向に走行する。そして、第1画像形成ユニット80Y〜80Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kの下部に設けられている。
この第1中間転写ベルト21は無端状で、各感光体の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。また第1中間転写ベルト21の内周部には各感光体1Y、1C、1M、1Kに対向させて第1の1次転写ローラ22が設けられている。
第1中間転写ベルト21の外周部には、ローラ23に対向する位置に第1ベルトクリーニング装置20Aが設けられている。この第1ベルトクリーニング装置20Aは、第1中間転写ベルト21の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。この第1中間転写ベルト21に関連する部材は、第1画像ユニット20として一体的に構成してあり、プリンタ100に対し着脱が可能となっている。
この第1中間転写ベルト21は無端状で、各感光体の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。また第1中間転写ベルト21の内周部には各感光体1Y、1C、1M、1Kに対向させて第1の1次転写ローラ22が設けられている。
第1中間転写ベルト21の外周部には、ローラ23に対向する位置に第1ベルトクリーニング装置20Aが設けられている。この第1ベルトクリーニング装置20Aは、第1中間転写ベルト21の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。この第1中間転写ベルト21に関連する部材は、第1画像ユニット20として一体的に構成してあり、プリンタ100に対し着脱が可能となっている。
一方、第2トナー像搬送ベルトとしての、第2中間転写ベルト31は複数のローラ33、34、35、36(2個)、37、38により支持されて矢印方向に走行する。そして、第2画像形成ユニット81Y〜81Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kに接触して、設けられている。
この第2中間転写ベルト31は無端状で、各感光体の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。第2中間転写ベルト31の内周部には各感光体1Y、1C、1M、1Kに対向させて第2の1次転写ローラ32が設けられている。
第2中間転写ベルト31の外周部には、ローラ33に対向する位置に第2ベルトクリーニング装置30Aが設けられている。この第2ベルトクリーニング装置30Aは、第2中間転写ベルト31の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。第2中間転写ベルト31に関連する部材は、第2画像ユニット30として一体的に構成してあり、プリンタ100に対し着脱が可能となっている。
この第2中間転写ベルト31は無端状で、各感光体の現像工程後の一部が接触するように張架、配置されている。第2中間転写ベルト31の内周部には各感光体1Y、1C、1M、1Kに対向させて第2の1次転写ローラ32が設けられている。
第2中間転写ベルト31の外周部には、ローラ33に対向する位置に第2ベルトクリーニング装置30Aが設けられている。この第2ベルトクリーニング装置30Aは、第2中間転写ベルト31の表面に残留する不要なトナーや、紙粉などの異物を拭い去る。第2中間転写ベルト31に関連する部材は、第2画像ユニット30として一体的に構成してあり、プリンタ100に対し着脱が可能となっている。
また、中間転写ベルト21、31は、例えば、基体の厚さが50〜600μmの樹脂フィルム或いはゴムを基体とするベルトである。そして、各感光体1が担持するトナー像を、1次転写ローラ22、32に印加するバイアスにより静電的にベルト表面に転写を可能とする抵抗値を有する。
このようなベルトの一例として、ポリアミドにカーボンを分散し、その体積抵抗値は、106〜1012Ω・cm程度に抵抗が調整されたものである。ベルトの走行を安定させるためのベルト寄り止めリブを、ベルト片側あるいは両側端部に設けてある。
1次転写ローラ22、32としては、芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴム材料を被覆したもので、芯金部に、不図示の電源からバイアスが印加されるものが上げられる。ここでは、導電性ゴム材料はウレタンゴムにカーボンが分散され、体積抵抗105Ω・cm程度に抵抗が調整されている。
このようなベルトの一例として、ポリアミドにカーボンを分散し、その体積抵抗値は、106〜1012Ω・cm程度に抵抗が調整されたものである。ベルトの走行を安定させるためのベルト寄り止めリブを、ベルト片側あるいは両側端部に設けてある。
1次転写ローラ22、32としては、芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴム材料を被覆したもので、芯金部に、不図示の電源からバイアスが印加されるものが上げられる。ここでは、導電性ゴム材料はウレタンゴムにカーボンが分散され、体積抵抗105Ω・cm程度に抵抗が調整されている。
プリンタ100は、ブラックトナーだけによるモノクロ記録も可能である。このようなケースにあっては、使用されない感光体が存在する。そこで使用されない感光体1Y、1C、1Mあるいは現像装置5を稼動させないだけでなく、これら使用されない感光体と中間ベルト21あるいは31とを非接触に保つための機構を備えている。
ローラ26と第1の1次転写ローラ22を支持する内部フレーム(不図示)を設けておき、ある点を中心に回動可能に支持している。そして、感光体から遠ざかる方向に回動させることにより、感光体1Kだけが中間転写ベルト21あるいは31と接触して、作像工程を実行することにより、ブラックトナーによるモノクロ画像を作成する。感光体の寿命向上の点で有利である。
ローラ26と第1の1次転写ローラ22を支持する内部フレーム(不図示)を設けておき、ある点を中心に回動可能に支持している。そして、感光体から遠ざかる方向に回動させることにより、感光体1Kだけが中間転写ベルト21あるいは31と接触して、作像工程を実行することにより、ブラックトナーによるモノクロ画像を作成する。感光体の寿命向上の点で有利である。
さらに第1中間転写ベルト21の外周で、支持ローラ28の近傍には、第1の転写手段である2次転写ローラ46が設けてある。2次転写ローラ46は芯金たる金属ローラの表面に、導電性ゴムを被覆したもので、芯金部に、不図示の電源からバイアスが印加される。
導電性ゴムにはカーボンが分散されており、体積抵抗は107Ω・cm程度に抵抗が調整されたものである。第1中間転写ベルト21と2次転写ローラ46の間に記録体としての記録体Pを通過させながら、2次転写ローラ46にバイアスを印加することで第1中間転写ベルト21が担持するトナーによる画像が記録体Pに転写される。
導電性ゴムにはカーボンが分散されており、体積抵抗は107Ω・cm程度に抵抗が調整されたものである。第1中間転写ベルト21と2次転写ローラ46の間に記録体としての記録体Pを通過させながら、2次転写ローラ46にバイアスを印加することで第1中間転写ベルト21が担持するトナーによる画像が記録体Pに転写される。
第2中間転写ベルト31の外周で、支持ローラ34の近傍には、第2の2次転写手段である転写チャージャ47が設けてある。転写チャージャ47は公知のタイプで、タングステンや金の細い線を放電電極とし、ケーシングで保持し、放電電極に不図示の電源から転写電流が供給される。
第2中間転写ベルト31と転写チャージャ47の間に記録体Pを通過させながら、転写電流を供給することで第2中間転写ベルト31が担持するトナーによる画像が記録体Pに転写される。転写ローラ46と転写チャージャ47に供給される転写電流の極性は、ともにトナーの極性と逆のプラス極性である。
第2中間転写ベルト31と転写チャージャ47の間に記録体Pを通過させながら、転写電流を供給することで第2中間転写ベルト31が担持するトナーによる画像が記録体Pに転写される。転写ローラ46と転写チャージャ47に供給される転写電流の極性は、ともにトナーの極性と逆のプラス極性である。
プリンタ100の右側には記録体Pを供給可能に収納した給紙装置40が配備されている。複数段、例えば上段に大量の記録体を収納した給紙装置(トレイ)40a、その下方に3段の給紙カセット40b、40c、40dがそれぞれ紙面に対し直角手前側(操作面側)に引出し可能に配設されている。
これらの給紙トレイ40aや給紙カセット40b、40c、40d内にそれぞれ異なる種類の記録体Pが収納されている。このうち、最上位置の記録体は、対応する給紙・分離手段41A、B、C、Dにより選択的に給紙、分離され、確実に一枚だけが複数の搬送ローラ対42Bにより記録体搬送経路43Bや43Aに送られる。
これらの給紙トレイ40aや給紙カセット40b、40c、40d内にそれぞれ異なる種類の記録体Pが収納されている。このうち、最上位置の記録体は、対応する給紙・分離手段41A、B、C、Dにより選択的に給紙、分離され、確実に一枚だけが複数の搬送ローラ対42Bにより記録体搬送経路43Bや43Aに送られる。
記録体搬送経路43Aには、第1及び第2転写位置である2次転写位置へ記録体Pを送り出す給送タイミングをとるため、一対のレジストローラ対45が設けられている。さらに、記録体の搬送方向に対し直角方向の位置を正規の位置にするための横レジ補正機構44が、記録体搬送経路43Aに設けてある。横レジ補正機構44は、次のものがある。
不図示の横方向の基準ガイドと斜行コロ対から構成され、記録体の横方向端部を該基準ガイドに押付けるように記録体Pをスライド搬送する。そして、記録体を所定の位置に整合させる。この基準ガイドは記録体のサイズにより、所定の位置に移動、配置される。
なお、横レジ補正機構44は記録体の搬送方向に対し記録体の両方の横方向から、記録体の両辺を短時間及び複数回押し、記録体を所定の位置に整合させる規制部材から構成されるジョガー方式でもよい。
不図示の横方向の基準ガイドと斜行コロ対から構成され、記録体の横方向端部を該基準ガイドに押付けるように記録体Pをスライド搬送する。そして、記録体を所定の位置に整合させる。この基準ガイドは記録体のサイズにより、所定の位置に移動、配置される。
なお、横レジ補正機構44は記録体の搬送方向に対し記録体の両方の横方向から、記録体の両辺を短時間及び複数回押し、記録体を所定の位置に整合させる規制部材から構成されるジョガー方式でもよい。
記録体Pは、レジストローラ対45から、第1中間転写ベルト21と2次転写ローラ46で構成される第1転写位置たる転写領域に向けて搬送される。その後、第2中間転写ベルト31と転写チャージャ47で構成される第2転写位置たる転写領域に向けて搬送される。
なお、搬送ローラ対42Cを有する記録体搬送路43Cには、その搬送方向上流に追加設置が可能の給紙装置300から、記録体が供給可能となっている。給紙トレイ40aの最上位の記録体が給紙され、その後曲げられることなく、ほぼ水平に真直ぐ搬送されるように、給紙トレイ40aの上部給紙面が配備してある。そのため厚い記録体、剛性の高い板紙でも確実に給紙できる。
また、給紙トレイ40aには、多様な特性の記録体が収納されても確実に給紙できるよう、バキューム機構からなるエアー給紙を採用すると好都合である。図示していないが、記録体搬送路の要所には記録体を検知するためのセンサが具備させていて、記録体の存在を基準とする各種信号のトリガーとしている。
なお、搬送ローラ対42Cを有する記録体搬送路43Cには、その搬送方向上流に追加設置が可能の給紙装置300から、記録体が供給可能となっている。給紙トレイ40aの最上位の記録体が給紙され、その後曲げられることなく、ほぼ水平に真直ぐ搬送されるように、給紙トレイ40aの上部給紙面が配備してある。そのため厚い記録体、剛性の高い板紙でも確実に給紙できる。
また、給紙トレイ40aには、多様な特性の記録体が収納されても確実に給紙できるよう、バキューム機構からなるエアー給紙を採用すると好都合である。図示していないが、記録体搬送路の要所には記録体を検知するためのセンサが具備させていて、記録体の存在を基準とする各種信号のトリガーとしている。
記録体搬送路43Aの延長上に、第2転写位置を通過した記録体を、記録体の搬送方向下流に備えた定着装置60における定着ニップまで、平面状態を保って搬送させるための、記録体搬送装置50を備えている。記録体搬送装置50は、矢印方向に無端移動する搬送ベルト51を支持するローラ52、53、54を有している。搬送ベルト51の走行速度は、定着装置60における記録体の走行速度と合わせてある。なお、記録体搬送装置50についての詳細は後述する。
記録体搬送装置50の記録体搬送方向下流側には、加熱手段を有する定着装置60が設けられている。ローラ内部にヒータを備えるタイプ、加熱されるベルトを走行させるベルト定着装置、また加熱の方式に誘導加熱を採用した定着装置などが採用できる。記録体両面の画像の色合い、光沢度を同じにするため、定着ローラ、定着ベルトの材質、硬度、表面性などを上下同などにしてある。
記録体搬送装置50の記録体搬送方向下流側には、加熱手段を有する定着装置60が設けられている。ローラ内部にヒータを備えるタイプ、加熱されるベルトを走行させるベルト定着装置、また加熱の方式に誘導加熱を採用した定着装置などが採用できる。記録体両面の画像の色合い、光沢度を同じにするため、定着ローラ、定着ベルトの材質、硬度、表面性などを上下同などにしてある。
また、フルカラーとモノクロ画像、あるいは片面か両面かにより定着条件を制御したり、記録体の種類に応じて最適な定着条件となるよう、不図示の制御手段により制御される。定着の終了した記録体を冷却し、不安定なトナーの状態を早期に安定させるため、冷却機能を有した冷却ローラ対70を定着後の搬送路に備えている。
この冷却ローラ対70としては、放熱部を有するヒートパイプ構造のローラが採用できる。冷却された記録体は、排紙ローラ対71により、プリンタ100の左側に設けた排紙スタック部75に排紙、スタックさせる。この排紙スタック部は、大量の記録体をスタック可能にするため、不図示のエレベータ機構により、スタックレベルに応じて、受け部材が上下する機構を採用している。
なお、排紙スタック部75を通過させ、別の後処理装置に向けて記録体を搬送させることもできる。別の後処理装置としては、穴あけ、断裁、折、綴じなど製本のための装置が接続できる。
この冷却ローラ対70としては、放熱部を有するヒートパイプ構造のローラが採用できる。冷却された記録体は、排紙ローラ対71により、プリンタ100の左側に設けた排紙スタック部75に排紙、スタックさせる。この排紙スタック部は、大量の記録体をスタック可能にするため、不図示のエレベータ機構により、スタックレベルに応じて、受け部材が上下する機構を採用している。
なお、排紙スタック部75を通過させ、別の後処理装置に向けて記録体を搬送させることもできる。別の後処理装置としては、穴あけ、断裁、折、綴じなど製本のための装置が接続できる。
未使用のトナーが収納された各色のトナーカートリッジ86Y、86C、86M、86Kが、着脱可能に空間85に収納される。不図示のトナー搬送手段により、各現像装置に必要に応じトナーを供給するようになっている。
図1に示す構成は、上下に配された画像形成ユニットに対し、トナーカートリッジは共通にしているが、別々にすることもできる。消耗の多いブラックトナー用のトナーカートリッジ86Kは、特に大容量としておくことも可能である。この収納空間85は、画像形成装置上面で操作方向から見て奥側にあって、画像形成装置上面の手前側は平面部分が確保されているため、作業台として利用できる。
図1に示す構成は、上下に配された画像形成ユニットに対し、トナーカートリッジは共通にしているが、別々にすることもできる。消耗の多いブラックトナー用のトナーカートリッジ86Kは、特に大容量としておくことも可能である。この収納空間85は、画像形成装置上面で操作方向から見て奥側にあって、画像形成装置上面の手前側は平面部分が確保されているため、作業台として利用できる。
プリンタ100の上面に備えた操作・表示ユニット90には、キーボードなどが備えてある。これにより、画像形成のための条件などがインプットでき、装置の状態などを表示部に表示され、操作者とプリンタ100との情報交換を容易なものとする。プリンタ100内部に備える廃トナー収納部87は、画像形成ユニットのクリーニング装置2、中間転写ベルトのベルトクリーニング装置20Aと30A、及び搬送ベルト51のクリーニング装置と連結されている。
そして、これらから送られる廃トナーや紙粉などの異物を一括して回収して収納する。これらのクリーニング装置(2、20A、20B)に大容量の廃トナー収納部を備えないため、クリーニング装置が小型にでき、さらに廃トナーの廃棄の操作性も良好となっている。
そして、これらから送られる廃トナーや紙粉などの異物を一括して回収して収納する。これらのクリーニング装置(2、20A、20B)に大容量の廃トナー収納部を備えないため、クリーニング装置が小型にでき、さらに廃トナーの廃棄の操作性も良好となっている。
満杯センサ(不図示)を使って廃トナー収納部87内のトナー廃棄、あるいは容器交換などの警告を発する。またプリンタ100内部に備える電装・制御装置95には、各種電源や制御基板などが板金フレームに保護され収納されている。
定着装置60による熱や電装装置からの発熱により、画像形成装置内部は高温になるが、その対策としてファンFを設けて、内部部材の熱による機能低下を防止している。またこのファンFは冷却ローラ対70の放熱部と結合してあり、冷却ローラ対70の冷却効果を確実にしている。図1において、200で示すのは原稿読取装置、300は追加設置が可能の給紙装置である。
定着装置60による熱や電装装置からの発熱により、画像形成装置内部は高温になるが、その対策としてファンFを設けて、内部部材の熱による機能低下を防止している。またこのファンFは冷却ローラ対70の放熱部と結合してあり、冷却ローラ対70の冷却効果を確実にしている。図1において、200で示すのは原稿読取装置、300は追加設置が可能の給紙装置である。
次にプリンタ100において、記録体Pの片面にフルカラー画像を形成する片面記録時の動作について説明する。
片面記録の方法は基本的に2種類あって、選択が可能となっている。2種類のうちの一つは、第1中間転写ベルト21に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する方法であり、他の方法は、第2中間転写ベルト31に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する方法である。
ここでは、プリンタ100の構成から、第1中間転写ベルト21に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する場合には、画像が記録体の上面に形成される。一方、第2中間転写ベルト31に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する場合には、画像が記録体の下面に形成される。
片面記録の方法は基本的に2種類あって、選択が可能となっている。2種類のうちの一つは、第1中間転写ベルト21に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する方法であり、他の方法は、第2中間転写ベルト31に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する方法である。
ここでは、プリンタ100の構成から、第1中間転写ベルト21に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する場合には、画像が記録体の上面に形成される。一方、第2中間転写ベルト31に担持させた画像を記録体の片面に直接転写する場合には、画像が記録体の下面に形成される。
記録するべきデータが複数の頁になるケースでは、排紙スタック部75上で頁が揃うように作像順序を制御するのが好都合である。最後の頁の画像データから順に記録して頁順を揃わせるよう、第1中間転写ベルト21に画像を担持させた後、記録体に転写させる方法について説明する。
プリンタ100を稼動させると、第1中間転写ベルト21と第1画像形成ユニット80Y〜80Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kが回動する。同時に第2中間転写ベルト31が回動するが、第2画像形成ユニット81Y〜81Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kは第2中間転写ベルト31と離間されるとともに不回転状態にされる。
プリンタ100を稼動させると、第1中間転写ベルト21と第1画像形成ユニット80Y〜80Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kが回動する。同時に第2中間転写ベルト31が回動するが、第2画像形成ユニット81Y〜81Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kは第2中間転写ベルト31と離間されるとともに不回転状態にされる。
まず、第1画像形成ユニット80Yによる画像形成から開始される。LED(発光ダイオード)アレイと結像素子からなる露光装置4の作動により、LEDから出射されたイエロー用の画像データ対応の光が、帯電チャージャ3により一様帯電された感光体1Yの表面に照射されて静電潜像が形成される。
この静電潜像は現像ローラ5aによりイエロートナーで現像され、可視像となり、第1の1次転写ローラ22の転写作用により感光体1Yと同期して移動する第1中間転写ベルト21上に静電的に1次転写される。このような潜像形成、現像、1次転写動作が感光体1C、1M、1K側でもタイミングをとって順次同様に行われる。
この静電潜像は現像ローラ5aによりイエロートナーで現像され、可視像となり、第1の1次転写ローラ22の転写作用により感光体1Yと同期して移動する第1中間転写ベルト21上に静電的に1次転写される。このような潜像形成、現像、1次転写動作が感光体1C、1M、1K側でもタイミングをとって順次同様に行われる。
この後、第1中間転写ベルト21上には、イエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの各色トナー画像が、順次重なり合ったフルカラートナー画像として担持され、第1中間転写ベルト21とともに矢印の方向に移動される。
同時に給紙装置40のなかの給紙トレイ40aあるいは給紙カセット40b〜40dから、記録に使われる記録体Pがその供給のための給紙・分離手段41A、B、C、Dの一つにより繰り出される。そして、搬送ローラ対42B、42Cにより記録体搬送路43Cに搬送される。記録体の先端がレジストローラ対45に咥えられない前に、横レジ補正機構44は記録体の搬送方向に対し両方の横方向から記録体の両辺を押すように作動し、記録体横方向の位置整合が図られる。
同時に給紙装置40のなかの給紙トレイ40aあるいは給紙カセット40b〜40dから、記録に使われる記録体Pがその供給のための給紙・分離手段41A、B、C、Dの一つにより繰り出される。そして、搬送ローラ対42B、42Cにより記録体搬送路43Cに搬送される。記録体の先端がレジストローラ対45に咥えられない前に、横レジ補正機構44は記録体の搬送方向に対し両方の横方向から記録体の両辺を押すように作動し、記録体横方向の位置整合が図られる。
レジストローラ対45は静止しており、記録体の先端はレジストローラ対45のニップに入り込んだ状態で静止する。そして、第1中間転写ベルト21上の画像との位置が正規なものとなるよう、タイミングをとってレジストローラ対45が回転し、記録体を転写領域に搬送する。
第1中間転写ベルト21上のこのフルカラートナー画像は、第1中間転写ベルト21と同期して搬送される記録体Pの上面に、2次転写ローラ46による転写作用を受けて転写される。2次転写ローラ46に与えられるバイアスは、トナーの帯電極性と逆のプラス極性である。転写後、第1中間転写ベルト21の表面が、ベルトクリーニング装置20Aによりクリーニングされる。
第1中間転写ベルト21上のこのフルカラートナー画像は、第1中間転写ベルト21と同期して搬送される記録体Pの上面に、2次転写ローラ46による転写作用を受けて転写される。2次転写ローラ46に与えられるバイアスは、トナーの帯電極性と逆のプラス極性である。転写後、第1中間転写ベルト21の表面が、ベルトクリーニング装置20Aによりクリーニングされる。
また1次転写を終了した第1画像形成ユニット80Y〜80Kにおける感光体1Y、1C、1M、1Kの表面に残留するトナーなどの異物はクリーニング装置2のクリーニングブラシ2a、クリーニングブレード2bにより除去がなされる。各感光体の表面は除電装置Qによる残留電位の除電作用が行われて次の作像・転写工程に備える。
除去されたトナーなどの異物は、廃トナー回収部材2cにより、廃トナー回収部87に送られる。なおセンサS1、S2は、感光体表面の露光後の表面電位と、現像工程後の感光体表面に付着しているトナーの濃度が適切なものであるかを検知し、適宜作像条件の設定、制御のために不図示の制御手段に情報を出す。
除去されたトナーなどの異物は、廃トナー回収部材2cにより、廃トナー回収部87に送られる。なおセンサS1、S2は、感光体表面の露光後の表面電位と、現像工程後の感光体表面に付着しているトナーの濃度が適切なものであるかを検知し、適宜作像条件の設定、制御のために不図示の制御手段に情報を出す。
第1中間転写ベルト21に重ねられて担持されていたトナー画像が転写された記録体Pは、記録体搬送装置50の搬送ベルト51により定着装置60に向け搬送される。記録体P上に重ねられていた各色のトナーが定着装置60の熱による定着作用を受け、溶融、混色されて完全にカラー画像となる。記録体の片面(上面)だけにトナーを有しているので、両面にトナーを有している両面記録時に比べ、定着に要する熱エネルギーは少なくて済む。
不図示の制御手段が画像に応じて定着装置の使用する電力を最適に制御する。定着されたトナーも記録体上で完全に固着するまでは、搬送路のガイド部材などにこすられ、画像が欠落したり、乱れたりする。この不具合を防止するため、冷却手段である冷却ローラ対70が作動し、トナーと記録体を冷却する。その後、排紙ローラ対71により排紙スタック部75に、画像面が上向きとなって排紙される。
不図示の制御手段が画像に応じて定着装置の使用する電力を最適に制御する。定着されたトナーも記録体上で完全に固着するまでは、搬送路のガイド部材などにこすられ、画像が欠落したり、乱れたりする。この不具合を防止するため、冷却手段である冷却ローラ対70が作動し、トナーと記録体を冷却する。その後、排紙ローラ対71により排紙スタック部75に、画像面が上向きとなって排紙される。
排紙スタック部75では若い頁の記録物が順次上に重ねられるようにスタックされるよう、作像順序がプログラムされているので、頁順が揃う。排紙スタック部75は、排紙される記録体の増加に従って下降するので、記録体は整然と確実にスタックでき、頁順が乱れることがない。記録済みの記録体を排紙スタック部75に直接スタックする代わりに、穴あけ加工処理を実施したり、ソータ、コレータや綴じ装置や折り装置など後処理装置に搬送することもできる。
記録体Pの片面に画像を形成させる他の方法では、第1画像形成ユニット80Y〜80Kにおける画像の形成を行わないようにするのと、頁揃えのために若い頁の画像データから順に像形成をさせる点が異なる。しかし、基本的には上述の片面記録の工程と同じなので、詳細を省く。
記録体Pの片面に画像を形成させる他の方法では、第1画像形成ユニット80Y〜80Kにおける画像の形成を行わないようにするのと、頁揃えのために若い頁の画像データから順に像形成をさせる点が異なる。しかし、基本的には上述の片面記録の工程と同じなので、詳細を省く。
次に記録体Pの両面に画像を形成する両面記録時の動作について説明する。画像形成装置に開始信号が入力されると、片面記録の動作で説明した第1画像形成ユニット80Y、80C、80M、80Kで順次形成する各色の画像を、第1中間転写ベルト21に順次1次転写させる。
第1の画像として担持させる工程とほぼ平行して、第2画像形成ユニット81Y、81C、81M、81Kで順次形成する各色ごとの画像を第2中間転写ベルト31に順次1次転写させ、第2の画像として担持させる工程が行われる。図1に示すように、第2画像形成ユニット同士のベルト搬送方向についての間隔は、第1画像形成ユニット同士の間隔よりも、詰めた状態で設置されている。
これにより、第1の画像と第2の画像が、記録体の搬送方向先端で位置的に合致するためには、第1の画像の形成開始より遅れて第2の画像の形成が開始される。また記録体はレジストローラ対45で静止と再送が行われるので、その時間も見込んで給紙され、横レジ補正機構44で整合される。
第1の画像として担持させる工程とほぼ平行して、第2画像形成ユニット81Y、81C、81M、81Kで順次形成する各色ごとの画像を第2中間転写ベルト31に順次1次転写させ、第2の画像として担持させる工程が行われる。図1に示すように、第2画像形成ユニット同士のベルト搬送方向についての間隔は、第1画像形成ユニット同士の間隔よりも、詰めた状態で設置されている。
これにより、第1の画像と第2の画像が、記録体の搬送方向先端で位置的に合致するためには、第1の画像の形成開始より遅れて第2の画像の形成が開始される。また記録体はレジストローラ対45で静止と再送が行われるので、その時間も見込んで給紙され、横レジ補正機構44で整合される。
レジストローラ対45は、タイミングをとって記録体を第1の2次転写手段である2次転写ローラ46と第1中間転写ベルト21で構成された第1転写位置である第1転写ステーションに搬送する。2次転写ローラ46にプラス極性の転写電流が供給され、第1中間転写ベルトから記録体Pの片面(図では上面)に画像が転写される。
このようにして片面に画像を有した記録体Pは、2次転写ローラ46の搬送作用により、引き続き第2の二次転写手段たる転写チャージャ47がある第2転写位置である第2転写ステーションに送られる。そしてチャージャにプラス極性の転写電流が供給されることにより、第2中間転写ベルト31にあらかじめ担持されているフルカラーの第2の画像が、一括して記録体Pの下面に転写される。
このようにして両面にフルカラートナー像が転写された記録体Pは、搬送ベルト51により定着装置60へと搬送される。定着装置60の熱による定着処理を受け、記録体の両面のトナー画像が溶融、混合される。記録体は引き続いて冷却ローラ対を通過し、排紙ローラ対71により排紙スタック部75上に排紙される。
このようにして片面に画像を有した記録体Pは、2次転写ローラ46の搬送作用により、引き続き第2の二次転写手段たる転写チャージャ47がある第2転写位置である第2転写ステーションに送られる。そしてチャージャにプラス極性の転写電流が供給されることにより、第2中間転写ベルト31にあらかじめ担持されているフルカラーの第2の画像が、一括して記録体Pの下面に転写される。
このようにして両面にフルカラートナー像が転写された記録体Pは、搬送ベルト51により定着装置60へと搬送される。定着装置60の熱による定着処理を受け、記録体の両面のトナー画像が溶融、混合される。記録体は引き続いて冷却ローラ対を通過し、排紙ローラ対71により排紙スタック部75上に排紙される。
複数の頁の記録体に両面記録する場合、若い頁の画像が下面となって排紙スタック部75にスタックされるように作像順序を制御する。作像終了後、スタックから取り出し、上下面を逆にしたとき記録物は上から順に1頁、その裏に2頁、2枚目が3頁、その裏が4頁となり頁順が揃う。このような作像順序の制御や、定着装置に入力する電力を片面記録時より増やすなどの制御は、制御手段(不図示)により実行される。
片面記録、両面記録動作に関して、フルカラー記録を実行させる例で説明したが、ブラックトナーだけによるモノクロ記録も可能である。メンテナンスや部品交換などの必要性が生じた場合には、不図示の外装カバーなどを開放し、メンテナンスを行う。この時、図3、図4に示した画像形成ユニット80、81を構成する部材をユニット化し、プロセスカートリッジとして交換すると都合がよい。
プロセスカートリッジの形態は、図3、図4に示した構成から中間転写ベルト21、31と第1の1次転写ローラ22、露光装置4などを除いた作像用部材を、正規の位置関係を保つようフレームの内部に納めて構成する。そして、着脱させるためのガイド部や把手を適宜設けてプリンタ100に対し着脱可能にすることで実現可能である。
片面記録、両面記録動作に関して、フルカラー記録を実行させる例で説明したが、ブラックトナーだけによるモノクロ記録も可能である。メンテナンスや部品交換などの必要性が生じた場合には、不図示の外装カバーなどを開放し、メンテナンスを行う。この時、図3、図4に示した画像形成ユニット80、81を構成する部材をユニット化し、プロセスカートリッジとして交換すると都合がよい。
プロセスカートリッジの形態は、図3、図4に示した構成から中間転写ベルト21、31と第1の1次転写ローラ22、露光装置4などを除いた作像用部材を、正規の位置関係を保つようフレームの内部に納めて構成する。そして、着脱させるためのガイド部や把手を適宜設けてプリンタ100に対し着脱可能にすることで実現可能である。
次に、記録体搬送装置50の詳細について説明する。図5は記録体搬送装置50の概略構成図である。
記録体搬送装置50は、未定着のトナー像を有する記録体Pを記録体搬送部材である搬送ベルト51の表面に保持し、転写手段である2次転写ローラ46から定着手段である定着装置60の定着ローラ対61のニップ部まで搬送するものである。
搬送ベルト51は体積抵抗の位が1.0×106Ω・cmの耐熱性ポリイミドベルトである。搬送ベルト51の外側には駆動ローラ54に対向させて搬送クリーニングブレード57、記録体帯電部材である搬送帯電器55を備えている。搬送帯電器55としては、開口部を有し、開口部側で記録体Pを帯電させる非接触のチャージャを用いる。
搬送ベルト51を挟んで搬送帯電器55と対向する位置には、接地されたアース電極56を備えている。このアース電極56の幅は搬送帯電器55の幅と同じか、それより小さい幅となっている。また、搬送ベルト51の内部の駆動ローラ54及び従動ローラ52は接地されている。
記録体搬送装置50は、未定着のトナー像を有する記録体Pを記録体搬送部材である搬送ベルト51の表面に保持し、転写手段である2次転写ローラ46から定着手段である定着装置60の定着ローラ対61のニップ部まで搬送するものである。
搬送ベルト51は体積抵抗の位が1.0×106Ω・cmの耐熱性ポリイミドベルトである。搬送ベルト51の外側には駆動ローラ54に対向させて搬送クリーニングブレード57、記録体帯電部材である搬送帯電器55を備えている。搬送帯電器55としては、開口部を有し、開口部側で記録体Pを帯電させる非接触のチャージャを用いる。
搬送ベルト51を挟んで搬送帯電器55と対向する位置には、接地されたアース電極56を備えている。このアース電極56の幅は搬送帯電器55の幅と同じか、それより小さい幅となっている。また、搬送ベルト51の内部の駆動ローラ54及び従動ローラ52は接地されている。
図6は本発明の画像形成装置における記録体種別の記録紙後端への印加電流を示す説明図である。搬送帯電器55の設定電流値は80μAである。
Aは薄紙モードの場合である。この場合、図示しない制御手段は、後端から20mmの場所から徐々に帯電量を減少させ、後端より1mm前に電流値が0になるよう制御する。Bは普通紙の場合である。この場合、後端から10mmの場所から徐々に帯電量を減少させ、後端より1mm前に電流値が0になるよう制御する。Cは厚紙モードの場合である。この場合、後端から5mmの場所から徐々に帯電量を減少させ、後端より1mm前に電流値が0になるよう制御する。
また機内に湿度センサを設けておき、機内湿度が上がった場合には吸着力が下がるので、設定値を90μAにする。動作は上記と同様である。
Aは薄紙モードの場合である。この場合、図示しない制御手段は、後端から20mmの場所から徐々に帯電量を減少させ、後端より1mm前に電流値が0になるよう制御する。Bは普通紙の場合である。この場合、後端から10mmの場所から徐々に帯電量を減少させ、後端より1mm前に電流値が0になるよう制御する。Cは厚紙モードの場合である。この場合、後端から5mmの場所から徐々に帯電量を減少させ、後端より1mm前に電流値が0になるよう制御する。
また機内に湿度センサを設けておき、機内湿度が上がった場合には吸着力が下がるので、設定値を90μAにする。動作は上記と同様である。
図7は本発明の画像形成装置において、記録紙と搬送ベルト間のトナー像の有無より記録紙後端に印加する電流を示す説明図である。
Aは記録体Pと搬送ベルト51の間のトナー像がない場合である。この場合、図示しない制御手段は、搬送帯電器55の設定電流値を小さくして、記録紙の後端は早めに電流値を減少させる。Bは記録体Pと搬送ベルト51の間にトナー像はあるが後端付近にはない場合である。この場合、ある程度の電流値は必要だが、後端画像がない部分で減少させる。Cは記録体Pと搬送ベルト51の間にトナー像がある場合である。この場合、制御手段は搬送帯電器55の電流値も大きく、なるべく記録紙後端付近まで印加し急勾配で0に向かうように制御し、記録紙の後端直前で電流値が0になるよう制御する。
Aは記録体Pと搬送ベルト51の間のトナー像がない場合である。この場合、図示しない制御手段は、搬送帯電器55の設定電流値を小さくして、記録紙の後端は早めに電流値を減少させる。Bは記録体Pと搬送ベルト51の間にトナー像はあるが後端付近にはない場合である。この場合、ある程度の電流値は必要だが、後端画像がない部分で減少させる。Cは記録体Pと搬送ベルト51の間にトナー像がある場合である。この場合、制御手段は搬送帯電器55の電流値も大きく、なるべく記録紙後端付近まで印加し急勾配で0に向かうように制御し、記録紙の後端直前で電流値が0になるよう制御する。
50 記録体搬送装置、51 搬送ベルト、55 搬送帯電器
Claims (4)
- 両面又は片面に静電荷を帯びたトナー像を担持する記録体を搬送ベルトに吸着して搬送する搬送帯電器を備えた記録体搬送装置において、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を当該記録体の他の部分に比べて小さくなるように制御する制御手段を備えたことを特徴とする記録体搬送装置。
- 請求項1記載の記録体搬送装置において、前記制御手段は、前記記録体の紙種により、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を変化させることを特徴とする記録体搬送装置。
- 請求項1または2記載の記録体搬送装置において、前記制御手段は、前記記録体と前記搬送ベルト間のトナー像の有無により、前記搬送帯電器から前記記録体の後端部に印加する電流量を変化させることを特徴とする記録体搬送装置。
- 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録体搬送装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006060381A JP2007240675A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 記録体搬送装置及び画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006060381A JP2007240675A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 記録体搬送装置及び画像形成装置 |
Publications (1)
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---|---|
JP2007240675A true JP2007240675A (ja) | 2007-09-20 |
Family
ID=38586312
Family Applications (1)
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JP2006060381A Pending JP2007240675A (ja) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | 記録体搬送装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007240675A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010217852A (ja) * | 2009-02-20 | 2010-09-30 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
-
2006
- 2006-03-07 JP JP2006060381A patent/JP2007240675A/ja active Pending
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