JP2007237826A - Vehicle body structure - Google Patents
Vehicle body structure Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007237826A JP2007237826A JP2006060797A JP2006060797A JP2007237826A JP 2007237826 A JP2007237826 A JP 2007237826A JP 2006060797 A JP2006060797 A JP 2006060797A JP 2006060797 A JP2006060797 A JP 2006060797A JP 2007237826 A JP2007237826 A JP 2007237826A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- collision
- lateral
- intermediate support
- body structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
Description
この発明は、車体構造に関するものである。 The present invention relates to a vehicle body structure.
障害物との衝突を事前に検知して、車体の前部に設けられたバンパを前方へ突出させることにより、衝撃を吸収するようにしたものが開発されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記特許文献1に記載された車体構造では、衝突を事前に検知する機構にはコストがかかるという問題があった。また、正面からぶつかり合うようにするよりも、すれ違いモード(または、いなしモード)としたほうが受ける衝撃力を少なくすることができると考えられるのに対し、バンパを前方へ突出させるだけではすれ違いモードを誘発するのに効果がない、という問題があった。
However, the vehicle body structure described in
上記課題を解決するために、本発明では、車両前後方向へ延びる左右一対の縦方向メンバーの前部に車幅方向へ延びる横方向メンバーの両端部を取付けた車体構造において、衝突時に、前記横方向メンバーの中間部を、後方に位置する車体部分で支持可能に構成すると共に、前記横方向メンバーの非衝突側端部を、前方へ移動可能に構成した車体構造を特徴としている。 In order to solve the above problems, in the present invention, in a vehicle body structure in which both ends of a lateral member extending in the vehicle width direction are attached to the front part of a pair of left and right longitudinal members extending in the vehicle longitudinal direction, The vehicle body structure is characterized in that the middle part of the direction member can be supported by a vehicle body part located at the rear, and the non-collision side end of the lateral member can be moved forward.
本発明によれば、衝突時に、横方向メンバーの中間部が、後方に位置する車体部分で支持されることにより、横方向メンバーを折れ難くすることができる。また、衝突時に、横方向メンバーの非衝突側端部が、前方へ移動されることにより、横方向メンバーを衝突方向に対して傾斜させることができる。このように、横方向メンバーが折れずに傾斜されるようにしたことにより、コストをかけず効果的にすれ違いモードを誘発し、受ける衝撃力を低減することが可能となる。 According to the present invention, at the time of a collision, the intermediate member of the lateral member is supported by the vehicle body portion located at the rear, so that the lateral member can be hardly broken. Further, when the collision occurs, the non-collision side end of the lateral member is moved forward, whereby the lateral member can be inclined with respect to the collision direction. As described above, since the lateral members are inclined without being bent, it is possible to effectively induce the passing mode and reduce the impact force received without cost.
コストをかけず効果的にすれ違いモードを誘発し得るようにするという目的を、衝突時に、横方向メンバーの中間部を、後方に位置する車体部分で支持可能に構成すると共に、横方向メンバーの非衝突側端部を、前方へ移動可能に構成する、という手段で実現した。 In order to be able to induce the passing mode effectively without cost, the middle part of the lateral member can be supported by the body part located at the rear in the event of a collision, and This was realized by means of configuring the collision side end portion to be movable forward.
以下、本発明を具体化した実施例について、図示例と共に説明する。 Hereinafter, embodiments embodying the present invention will be described together with illustrated examples.
図1〜図13は、この発明の実施例を示すものである。 1 to 13 show an embodiment of the present invention.
まず、構成について説明する。この発明にかかる車体構造は、図1、図2に示すように、ほぼ車両前後方向1へ延びる左右一対の縦方向メンバー2の前部に、ほぼ車幅方向3へ延びる横方向メンバー4の両端部を取付けた構成を備えている。
First, the configuration will be described. As shown in FIGS. 1 and 2, the vehicle body structure according to the present invention has both ends of a
この実施例では、既存のサイドメンバー5を縦方向メンバー2とし、既存のクロスメンバー6(ファーストクロスメンバー)を横方向メンバー4として利用している。ここでは、サイドメンバー5とクロスメンバー6は、共に、金属製の角パイプで構成された強度部材とされているが、断面形状や構成などについては、これに限るものでない。この場合、各サイドメンバー5の前端部に対して、クロスメンバー6の両端部よりも若干内側の部分が、ほぼ垂直に取付けられている。また、サイドメンバー5とクロスメンバー6とは、同じ高さに取付けられている。
In this embodiment, the existing
以上のような基本的構成に対し、この実施例のものでは、衝突時に、横方向メンバー4の中間部7を、後方に位置する車体部分8で支持可能となるように構成する。また、衝突時に、横方向メンバー4の非衝突側端部を、前方へ移動可能となるように構成する。
In contrast to the basic configuration as described above, this embodiment is configured such that the
この車体部分8は、左右一対のサイドメンバー5の間で、且つ、クロスメンバー6の後方に配設されているものである必要があり、この場合には、エンジン9、ラジエータ10、コンデンサなどのユニットを利用している。なお、エンジン9は、ラジエータ10やコンデンサよりも後方に、所要の間隔を有して配置されている。
The
より具体的な構造を説明すると、先ず、横方向メンバー4の中間部7に中間支持部材12を取付ける。車体の左右のバランスを考えた場合、横方向メンバー4を車幅方向3に二等分した位置と、車体の幅中心とを一致させて、そこに中間支持部材12を取付けるようにするのが好ましい。
A more specific structure will be described. First, the
そして、取付けられた状態では、中間支持部材12が、通常時には、車体部分8(特に、前側のラジエータ10やコンデンサ)に対して離間配置されると共に、衝突時に、車体部分8によって当接支持可能とされるようにするのが好ましい。即ち、通常時(および軽衝突時)は車体部分8に当接せず、衝突時に車体部分8に当接可能な所要の間隙13を有して、横方向メンバー4の中間部7に中間支持部材12を取付けるようにする。
In the mounted state, the
更に、図3に示すように、中間支持部材12を、平面視ほぼ三角形状を呈して上下に離間された少なくとも二枚の板材15と、上下の板材15間を連結すると共に車両前後方向1へ延びる複数のリブ16とを有する中間支持ブラケット17で構成する。各板材15は、左右対称なものとするのが好ましく、特に、大きさおよび形状の等しいほぼ二等辺三角形状のものとするのが最も好ましい。また、板材15は、三枚以上にして、全体を三層以上の構造としても良い。複数のリブ16は、車幅方向3に所要の間隔を有して配置することにより、隣接するリブ16間に車両前後方向1へ伸びる風路を形成し得るように配置する。
Further, as shown in FIG. 3, the
そして、中間支持ブラケット17の三角形状の一辺を、衝突時に車体部分8で当接支持可能とする。中間支持ブラケット17を二等辺三角形状とした場合には、その底辺を、車体部分8に対して線接触可能な当接支持予定部18とする。この当接支持予定部18を、上記した間隙13を有して車体部分8(前側のラジエータ10やコンデンサ)に対向配置する。そして、当接支持予定部18となる一辺の上にない頂点の側には、後述するように、横方向メンバー4に対する取付部19を設ける。なお、三角形状の中間支持ブラケット17は、当接支持予定部18となる一辺の直線性が重要であり、残りの二辺については直線性が問われないため、図3に示すように、二つの等辺に対してアール加工を施すなどしても良い(この場合には、中間支持ブラケット17は、厳密な三角形状ではなくなるが、大雑把には三角形状であるとも言える)。
Then, one side of the triangular shape of the
加えて、図1、図2に示すように、横方向メンバー4が、中間部7と両端部との間に引張荷重によって横方向(この場合はほぼ車幅方向3)へ伸長可能な横方向伸長機構部21をそれぞれ備えるようにする。
In addition, as shown in FIGS. 1 and 2, the
ここで、横方向伸長機構部21は、バランス上、中間支持ブラケット17を基準として左右対称の位置に設けるのが好ましい。例えば、横方向メンバー4を、中央片22と、長さのほぼ等しい2つの側片23とに3分割して、その接続部分に横方向伸長機構部21を介装するようにする。即ち、図4〜図6に示すように、接続部分の一方に嵌合穴部24を形成し、他方に対応する嵌合凸部25を形成して、嵌合穴部24と嵌合凸部25とをほぼ車幅方向3へ所要の引張荷重で引抜可能となるように嵌合する。例えば、横方向メンバー4が、金属製の角パイプである場合、一方の角パイプの内側面を嵌合穴部24として利用し、他方の角パイプの対応する端部に、嵌合穴部24に対してタイトに嵌合可能な一回り小型の短い角パイプ片を挿着し、溶接などで固定することにより嵌合凸部25を形成する。
Here, it is preferable that the laterally extending
このような横方向伸長機構部21に対しては、脱落防止ストッパー26を備えるようにする。この脱落防止ストッパー26は、例えば、嵌合凸部25の先端部分の外側面に突出収納自在に設けた爪部27と、嵌合穴部24の入口部分の対応する内側面に形成した爪係止穴28とを有する組込容易なものなどとする。ここでは、爪部27および爪係止穴28は、それぞれ嵌合凸部25と嵌合穴部24との対向する2面に対して設けられているが、1面または3面以上に設けても良い。爪部27は、先端側に導入用斜面を有し、後端側にストッパ面を有するほぼ楔状を呈しており、爪係止穴28は、爪部27とほぼ同型の凹形状を呈している。更に、爪部27は弾性部材29によって突出方向へ常時付勢されている。そして、嵌合穴部24に嵌合凸部25が奥まで深く嵌合している時は、図5に示すように、爪部27は爪係止穴28を通り越した状態となり、嵌合穴部24から嵌合凸部25が抜ける寸前に、図6に示すように、爪部27と爪係止穴28とが嵌合係止された状態となるように構成される。
The
一方、図7〜図9に示すように、縦方向メンバー2の前部に横方向メンバー取付部31を介して横方向メンバー4の両端部またはその近傍部分をそれぞれ取付ける。
On the other hand, as shown in FIGS. 7 to 9, both end portions of the
更に、横方向メンバー取付部31が、引張荷重によって前方へ伸長可能な前方伸長機構部32を備えるようにする。前方伸長機構部32は、横方向メンバー取付部31自体に設けるようにしても良いが、この実施例では、前方伸長機構部32は、横方向メンバー取付部31と縦方向メンバー2との接続部分に設けられている。
Further, the lateral
即ち、縦方向メンバー2の先端部から平面視ほぼT字状をした突起部33が前方へ向けて突設されており、横方向メンバー取付部31が、この突起部33を包囲しつつ、車両前後方向1へ移動自在なほぼ直方体状の部分を有するカバーブラケット34とされている。このカバーブラケット34のほぼ直方体状の部分は、前後面部が開口しており、上記した突起部33に対して車両前方から外嵌・被着し得るようになされている。なお、横方向メンバー取付部31は、縦方向メンバー2と同寸法のものとしても、縦方向メンバー2よりも一回り大きいものとしても良い。
That is, a
そして、横方向メンバー取付部31と縦方向メンバー2との間には、通常時に前方伸長機構部32が伸長しないように規制する伸長防止ストッパー35が取付けられている。この場合、この伸長防止ストッパー35は、例えば、平面視ほぼT字状をした突起部33先端の両側腕部36と、この突起部33に対してカバーブラケット34が奥まで深く嵌合した状態で、両側腕部36の後面をガタ付き無く係止すると共に、所定の引張荷重で破断可能な破断予定ピン37とで構成する。この破断予定ピン37は、この場合、カバーブラケット34の対応する位置に上下面を貫通するように両持状態で配置されている。
An
また、前方伸長機構部32に対し、脱落防止ストッパー40を設ける。この脱落防止ストッパー40は、例えば、突起部33からカバーブラケット34を引き抜く寸前の状態で、突起部33先端の両側腕部36の後面を係止保持可能な係止用ブロック41とする。この係止用ブロック41は、カバーブラケット34の入口部分(後端部)の両側内面に対して上下面に達する長さで固定されている。
Further, a drop-
なお、前方伸長機構部32は、上記構成に限らず、横方向伸長機構部21と同様の構成とすることもできる。
Note that the
そして、図1、図2に示すように、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31に対し、横方向メンバー4が、ほぼ上下方向へ延びる支軸43,44によってほぼ水平面内を傾動可能に軸支されるようにする。そのために、図3、図7に示すように、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31の横方向メンバー4に対する取付部19,45を、前方へ伸びると共に上下に離間した二又状の挟着部分とし、この二又状の挟着部分に横方向メンバー4を回動自在に挟着すると共に、この挟着部分を支軸43,44で軸支する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
更に、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31が、横方向メンバー4の支軸43,44廻りの回動を規制すると共に、衝突時に規制解除可能な回転防止ストッパー47,48を備えている。この回転防止ストッパー47,48は、例えば、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31が、横方向メンバー4に対して軸線が傾いていないほぼ垂直な状態で、支軸43,44の両側にそれぞれ配置されて、横方向メンバー4をガタ付きなく係止すると共に、所定の引張荷重で破断可能な破断予定ピン49,50とする。この破断予定ピン49,50は、上下に分れた短いものとされ、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31の対応する位置の上下面に対し、それぞれ片持状態で取付けられている。なお、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31の横方向メンバー4に対する取付部19,45には、破断予定ピン49,50よりも後側の側面に、横方向メンバー4が傾動可能な所要の隙間を確保するようにする。
Further, the
また、必要に応じて、図10、図11に示すように、横方向メンバー取付部31が、衝突時に非衝突側の前方伸長機構部32を強制的に前方へ伸長可能な強制作動機構53を備えるようにする。この強制作動機構53には、例えば、パイロなどの膨張機構54を用いるようにする。このパイロは、例えば、平面視ほぼT字状をした突起部33先端などに取付けられる。
Further, as shown in FIGS. 10 and 11, if necessary, the lateral
更に、図12、図13に示すように、上記構造に加えて、サブフレーム60上に縦方向メンバー2と横方向メンバー4とを設定するようにしても良い(変形例)。或いは、上記構造に変えて、サブフレーム60上に縦方向メンバー2と横方向メンバー4とを設定するようにしても良い(他の実施例)。
Furthermore, as shown in FIGS. 12 and 13, in addition to the above structure, the
即ち、左右のサイドメンバー5におけるほぼエンジン9位置の下部間に架設されたセカンドクロスメンバー61から各サイドメンバー5に沿って前方へ伸びるサブサイドフレーム62を延設し、各サブサイドフレーム62の先端間にサブクロスフレーム63を配設して、サブサイドフレーム62が縦方向メンバー2となり、サブクロスフレーム63が横方向メンバー4となるように取付けて、上記と同様の構成を適用する。
That is, a
そして、セカンドクロスメンバー61の車幅方向3の中間部から前方へ向けて中間支持フレーム64を延設し、この中間支持フレーム64の先端部に、サブクロスフレーム63の中間部を支持させるようにする。この場合、中間支持フレーム64が車体部分8となる。この支持については特に図示していないが、上記したのと同様に、サブクロスフレーム63の中間部に中間支持ブラケット17を支軸43にて軸支し、中間支持ブラケット17と中間支持フレーム64の先端部との間に上記した間隙13を有するようにしても良い。または、サブクロスフレーム63の中間部を中間支持フレーム64の先端部に支軸43で直接軸支するようにしても良い。或いは、サブクロスフレーム63の中間部と中間支持フレーム64の先端部とを非固定状態で単に突き当てるようにしても良い。更に、サブクロスフレーム63の中間部と中間支持フレーム64の先端部との間を、上記した間隙13を有して離間配置するようにしても良い。
Then, an
また、サブクロスフレーム63は、クロスメンバー6よりも後方に配置されているが、重複位置やまたは前方に配置するようにしても良い。いずれの場合も、サブクロスフレーム63は、クロスメンバー6よりも下方に間隔を有して配置されることとなる。なお、強度上、サブサイドフレーム62の車両前後方向1の中間部とサイドメンバー5の対応する部分との間を連結部材65で連結支持するようにしても良い。
Moreover, although the
次に、この実施例の作用について説明する。 Next, the operation of this embodiment will be described.
例えば、横方向メンバー4の右側に障害物が衝突した場合、主に図2に示すように、先ず、衝突側の縦方向メンバー2が潰れるようにして変形し、対応する横方向メンバー取付部31の回転防止ストッパー48が折れる。次に、中間支持ブラケット17が後方へ移動されて車体部分8と干渉し、中間支持ブラケット17の回転防止ストッパー47が折れて中間支持ブラケット17が傾動し、中間支持ブラケット17が車体部分8に線接触状態で当接支持される。更に、非衝突側では、図9に示すように、前方伸長機構部32の伸長防止ストッパー35の破断予定ピン37が折れて、縦方向メンバー2に対し横方向メンバー取付部31が前方へ移動し(縦方向メンバー2が伸長動し)、脱落防止ストッパー40によって停止される。これに応じて、図6に示すように、横方向伸長機構部21により、横方向メンバー取付部31が適宜伸長動し、支軸44間の距離が伸びて、非衝突側の縦方向メンバー2の内倒れが防止される。
For example, when an obstacle collides with the right side of the
これにより、横方向メンバー4は、ほとんど折れることなく大きないなし角を有して傾斜し、以て、障害物を滑らせてかわすことができるようになる。これに対して、このような機構を備えていない場合には、図2に仮想線で示すように、横方向メンバー4が折れ、非衝突側の縦方向メンバー2が内倒れを起こすため、いなし角が小さくなり、障害物を滑らせてかわすことは難しい。
As a result, the
以上述べたように、この実施例によれば、衝突時に、横方向メンバー4の中間部7が、後方に位置する車体部分8で支持されることにより、横方向メンバー4を折れ難くすることができる。また、衝突時に、横方向メンバー4の非衝突側端部が、前方へ移動されることにより、横方向メンバー4を衝突方向に対して傾斜させることができる。このように、横方向メンバー4が折れずに傾斜されるようにしたことにより、コストをかけず効果的にすれ違いモードを誘発し、受ける衝撃力を低減することが可能となる。
As described above, according to this embodiment, the
また、中間支持部材12を、車体部分8に対して離間配置し、衝突時に、車体部分8によって当接支持可能としたことにより、衝突時に車体部分8の慣性力を利用して中間支持部材12を支持することができるため、強固な中間部7連結構造が不要となって効率的であると共に、中間部7連結構造が不要となるのでレイアウト上の規制を受けにくい。また、軽衝突程度では、中間支持部材12が車体部分8へ当接しないように間隔を設定することができるため、軽衝突時の部品交換費用を抑えることができる。
In addition, the
更に、中間支持ブラケット17の三角形状の一辺を車体部分8で当接支持可能としたことにより、横方向メンバー4が傾斜しても中間支持ブラケット17を確実且つ安定して車体部分8で支持することが可能となる。また、上下の板材15間を車両前後方向1へ延びるリブ16で連結した構造により、中間支持ブラケット17の内部に風路が形成されるので、ラジエータ10やコンデンサなどの車体部分8の前方に冷却効率の低下を引き起こすことなく中間支持ブラケット17を設置することが可能となる。
Further, since one side of the triangular shape of the
そして、横方向メンバー4が、中間部7と両端部との間に引張荷重によって横方向へ伸長可能な横方向伸長機構部21をそれぞれ備えたことにより、衝突時に非衝突側の横方向伸長機構部21が伸長して対応する縦方向メンバー2の内倒れを防止し、以て、横方向メンバー4の非衝突側端部の前方への移動をスムーズに行わせることが可能となる。
The
更に、横方向メンバー取付部31が、引張荷重によって前方へ伸長可能な前方伸長機構部32を備えたことにより、前方伸長機構部32を利用して、横方向メンバー4の非衝突側端部を前方へ移動させることが可能となる。なお、前方伸長機構部32に対し、脱落防止ストッパー40を備えるようにしても良い。
Further, since the lateral
そして、横方向メンバー取付部31に対し、横方向メンバー4が、上下方向へ延びる支軸43,44によって水平面内を傾動可能に軸支されたことにより、横方向メンバー4が傾動した時に縦方向メンバー2にモーメントが掛らないので、縦方向メンバー2の折れが防止できる。また、中間支持部材12に対し、横方向メンバー4が、上下方向へ延びる支軸43,44によって水平面内を傾動可能に軸支されたことにより、車体部分8に対する中間支持部材12の支持姿勢を常に平行に保つことが可能となり、よって、安定して横方向メンバー4を支持することができる。
When the
更に、中間支持部材12および横方向メンバー取付部31が、横方向メンバー4の支軸43,44廻りの回動を規制すると共に、衝突時に規制解除可能な回転防止ストッパー47,48を備えたことにより、通常時は、回動によるがたつきを防止することができると共に、衝突時には、回転防止ストッパー47,48による規制が解除されて回動可能となるようにすることができる。
Further, the
そして、横方向メンバー取付部31が、衝突時に非衝突側の前方伸長機構部32を強制的に前方へ伸長可能な強制作動機構53を備えたことにより、短時間で横方向メンバー4を傾斜させることが可能となる。
The lateral
また、図10、図11に示すように、横方向メンバー取付部31が、衝突時に非衝突側の前方伸長機構部32を強制的に前方へ伸長可能な強制作動機構53を備えることにより、短時間で横方向メンバー4を傾斜させることができる。
Further, as shown in FIGS. 10 and 11, the lateral
更に、図12、図13に示すように、上記構造に加えて、サブフレーム60上に縦方向メンバー2と横方向メンバー4とを設けることにより、障害物から受ける衝撃力を上下に分散させつつ、それぞれでいなすようにすることができる。
Further, as shown in FIGS. 12 and 13, in addition to the above structure, by providing the
または、上記構造に変えて、サブフレーム60上に縦方向メンバー2と横方向メンバー4とを設けるようにすることにより、通常の車体構造を変更することなく、すれ違いモードを誘発させることができる。
Alternatively, the passing mode can be induced without changing the normal vehicle body structure by providing the
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、実施例はこの発明の例示にしか過ぎないものであるため、この発明は実施例の構成にのみ限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれることは勿論である。また、複数の実施例や変形例が示されている場合には、これらの可能な組合せが含まれることは勿論である。 Although the embodiments of the present invention have been described in detail with reference to the drawings, the embodiments are only examples of the present invention, and the present invention is not limited to the configurations of the embodiments. Needless to say, design changes and the like within a range not departing from the gist of the invention are included in the present invention. Further, when a plurality of embodiments and modifications are shown, it is a matter of course that these possible combinations are included.
1 車両前後方向
2 縦方向メンバー
3 車幅方向
4 横方向メンバー
7 中間部
8 車体部分
12 中間支持部
15 板材
16 リブ
17 中間支持ブラケット
21 横方向伸長機構部
31 横方向メンバー取付部
32 前方伸長機構部
43 支軸
44 支軸
47 回転防止ストッパー
48 回転防止ストッパー
53 強制作動機構
DESCRIPTION OF
Claims (8)
衝突時に、前記横方向メンバーの中間部を、後方に位置する車体部分で支持可能に構成すると共に、前記横方向メンバーの非衝突側端部を、前方へ移動可能に構成したことを特徴とする車体構造。 In a vehicle body structure in which both ends of a lateral member extending in the vehicle width direction are attached to the front part of a pair of left and right vertical members extending in the vehicle longitudinal direction,
In the event of a collision, the middle part of the lateral member is configured to be supported by a vehicle body portion located rearward, and the non-collision side end of the lateral member is configured to be movable forward. Body structure.
該中間支持部材が、前記車体部分に対して離間配置されると共に、衝突時に、前記車体部分によって当接支持可能とされることを特徴とする請求項1記載の車体構造。 An intermediate support member is attached to an intermediate portion of the transverse member;
2. The vehicle body structure according to claim 1, wherein the intermediate support member is spaced apart from the vehicle body portion and can be contacted and supported by the vehicle body portion in the event of a collision.
該中間支持ブラケットの三角形状の一辺を車体部分で当接支持可能としたことを特徴とする請求項2記載の車体構造。 The intermediate support member is constituted by an intermediate support bracket having a triangular shape in plan view and having at least two plate members spaced vertically, and a rib that connects the upper and lower plate members and extends in the vehicle front-rear direction,
3. The vehicle body structure according to claim 2, wherein one side of the intermediate support bracket is configured to be abutted and supported by a vehicle body portion.
前記横方向メンバー取付部が、引張荷重によって前方へ伸長可能な前方伸長機構部を備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の車体構造。 Both ends of the transverse member are attached to the front part of the longitudinal member via a transverse member attaching part,
The vehicle body structure according to any one of claims 1 to 4, wherein the lateral member attachment portion includes a front extension mechanism portion that can extend forward by a tensile load.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006060797A JP2007237826A (en) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | Vehicle body structure |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006060797A JP2007237826A (en) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | Vehicle body structure |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007237826A true JP2007237826A (en) | 2007-09-20 |
Family
ID=38583782
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006060797A Pending JP2007237826A (en) | 2006-03-07 | 2006-03-07 | Vehicle body structure |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007237826A (en) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012206546A (en) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Isuzu Motors Ltd | Front underrun protector |
WO2012169524A1 (en) * | 2011-06-09 | 2012-12-13 | いすゞ自動車株式会社 | Underrun protector structure |
CN112690726A (en) * | 2020-12-28 | 2021-04-23 | 追创科技(苏州)有限公司 | Hit board structure and robot of sweeping floor |
JP2021187239A (en) * | 2020-05-27 | 2021-12-13 | 本田技研工業株式会社 | Front structure of vehicle body |
-
2006
- 2006-03-07 JP JP2006060797A patent/JP2007237826A/en active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012206546A (en) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Isuzu Motors Ltd | Front underrun protector |
WO2012169524A1 (en) * | 2011-06-09 | 2012-12-13 | いすゞ自動車株式会社 | Underrun protector structure |
JP2012254738A (en) * | 2011-06-09 | 2012-12-27 | Isuzu Motors Ltd | Underrun protector structure |
JP2021187239A (en) * | 2020-05-27 | 2021-12-13 | 本田技研工業株式会社 | Front structure of vehicle body |
JP7044828B2 (en) | 2020-05-27 | 2022-03-30 | 本田技研工業株式会社 | Body front structure |
US11685325B2 (en) | 2020-05-27 | 2023-06-27 | Honda Motor Co., Ltd. | Vehicle body front structure |
CN112690726A (en) * | 2020-12-28 | 2021-04-23 | 追创科技(苏州)有限公司 | Hit board structure and robot of sweeping floor |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4816364B2 (en) | Vehicle front structure | |
US9096275B2 (en) | Vehicle body structure | |
JP7290121B2 (en) | Support structure for vehicle parts | |
JP2007237826A (en) | Vehicle body structure | |
JP2009234376A (en) | Vehicle front body structure | |
EP1557340A1 (en) | Hood lock striker | |
US5088768A (en) | Structure of impact absorbing steering apparatus | |
JP2006193046A (en) | Rear body structure of vehicle | |
JP2007030737A (en) | Hood structure for vehicle | |
JP2009220676A (en) | Front structure for vehicle | |
JP4436335B2 (en) | Bumper for vehicle, load receiving member, and vehicle using these | |
JP2015098256A (en) | Lamp mounting structure | |
JP2017035999A (en) | Steering device | |
JP4429235B2 (en) | Power seat slide rail | |
JP2007230466A (en) | Side step mounting structure | |
JP6745066B2 (en) | Bump stopper structure | |
JP4466686B2 (en) | Steering column device | |
JP2005022598A (en) | Bumper device | |
JP4802690B2 (en) | Vehicle front structure | |
JP4577652B2 (en) | Lower body structure | |
JP2020199921A (en) | Head lamp impact absorbing structure | |
JPH11240463A (en) | Impact absorbing system | |
JP2010137626A (en) | Fender panel mounting structure | |
JPH11171052A (en) | Motor truck cab fitting structure | |
JP2005059618A (en) | Electric junction box |