JP2007235232A - スピーカ - Google Patents

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Abstract

【課題】薄型軽量化とともに、重量やサイズを増大させることなく、ボイスコイルで発生した熱を効率よく放熱させて、マグネットの性能劣化の防止を図る。
【解決手段】スピーカにおけるボビン1の第1および第2のボイスコイル2,3の間には、振動板7の内周部とダンパー8の内周部がそれぞれ接合されている。振動板7の外周部は、エッジ6を介してフレーム5の上段部に接続されている。ダンパー8の外周部は、フレーム5の中段部に接続されている。振動板7の内周部とダンパー8の内周部を第1および第2のボイスコイル2,3の間に接合するため、ボビン1の前後方向の長さを短くでき、スピーカ全体の奥行きも薄くできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、各種の音響機器に使用されるスピーカに関する。
磁気ギャップ中に配置したボイスコイルの磁束密度分布を均一化させることで、スピーカの低域における第2高調波歪みを抑制するスピーカが提案されている(特許文献1参照)。
図10は特許文献1に開示されたスピーカの磁気回路周辺の断面図である。図10のスピーカは、マグネット11を挟んで両面に接合されるトッププレート112およびボトムプレート113を有する磁気回路4と、磁気回路4の外側に配置されるボイスコイルボビン1と、ボイスコイルボビン1に互いに逆向きに巻回される二つのボイスコイル2,3と、ボイスコイル2,3と磁気ギャップ14を介して配置されるヨーク15とを備えている。
二つのボイスコイル2,3は、互いに逆向きに巻回されているため、磁気ギャップ14中の磁束密度分布を均一化させることができ、第2高調波歪みを抑制できる。
特開平8-331691号公報
しかしながら、特許文献1のスピーカにおいては、以下の様な問題がある。すなわち、ヨーク15は、マグネット11や二つのボイスコイル2,3を取り囲むように配置されているため、ダンパーの内周部と振動板の内周部を二つのボイスコイル2,3の間に接合することは物理的に困難である。図11は、特許文献1のスピーカにおいて、ボイスコイルボビン1に対する振動板7の内周部とダンパー8の内周部の接合状態の一例を示す断面図である。図11からわかるように、ダンパー8の内周部と振動板7の内周部は、ヨーク15よりも前方に位置するボイスコイルボビン1の外周に接合しなければならない。したがって、ボイスコイルボビン1の前後方向の長さが大きくなり、スピーカの薄型化が困難になる。また、ヨーク15を設けることで、スピーカ全体の重量が増大するという問題もある。
さらに、ボイスコイルにより発生する熱の放熱に関しても、次のような問題がある。すなわち、スピーカに大電力信号が入力されると、ボイスコイル2,3から発生する熱が多くなる。この熱は磁気ギャップ14を介してヨーク15に伝達されて、ヨーク15で放熱される。
しかしながら、ヨーク15の放熱能力が不足している場合には、ボイスコイル2,3の熱が空気を介してトッププレート112とボトムプレート113に伝達され、さらに、マグネット11に伝達され、マグネット11の温度が高くなって、高温による減磁が起こって、音質が劣化してしまう。
ヨーク15の放熱能力を高めるには、ヨーク15の表面積をできるだけ増やすのが望ましい。しかしながら、表面積を増やそうとすると、スピーカの薄型軽量化を実現するのが困難になる。例えば、ヨーク15のサイズを横方向(図11の左右方向)に大きくした場合、ヨーク15の重量が増えてしまう。また、ヨーク15のサイズを縦方向(図11の上下方向)に大きくした場合、スピーカ全体が前後方向に長くなってしまう。いずれにしても、ヨーク15のサイズを大きくすると、スピーカ全体の重量やサイズが増大してしまう。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、薄型軽量化とともに、重量やサイズを増大させることなく、ボイスコイルで発生した熱を効率よく放熱させて、マグネットの性能劣化の防止を実現可能なスピーカを提供することにある。
本発明の一態様によれば、ボビンに互いに逆向きに巻回される第1および第2のボイスコイルと、前記ボビンの内側に配置されて前後方向に着磁されるマグネットと、前記マグネットを挟んで両面にそれぞれ接合される第1および第2のプレートと、を有する磁気回路と、前記磁気回路を固定するフレームと、内周部が前記ボビンに接合され、外周部がエッジを介して前記フレームの上段部に支持される振動板と、内周部が前記ボビンに接合され、外周部が前記フレームの中段部に支持されるダンパーと、を備え、前記振動板および前記ダンパーの少なくとも一方の内周部は、前記第2のボイスコイルより前側に位置する前記第1のボイスコイルと同じ位置かあるいは後ろ側に接合されることを特徴とすることを特徴とするスピーカが提供される。
本発明によれば、スピーカの薄型軽量化とともに、重量やサイズを増大させることなく、ボイスコイルで発生した熱を効率よく放熱させることができるため、マグネットの性能劣化の防止が図れる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一態様について説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態によるスピーカの断面図である。図1のスピーカは、ボイスコイルボビン1(以下、単にボビン1と呼ぶ)に互いに逆向きに巻回される第1および第2のボイスコイル2,3と、ボビン1の内側に配置される磁気回路4と、磁気回路4を固定するフレーム5と、内周部がボビン1に接合されて外周部がエッジ6を介してフレーム5の上段部に支持されるコーン形振動板7(以下、単に振動板7と呼ぶ)と、内周部がボビン1に接合されて外周部がフレーム5の中段部に支持されるダンパー8と、ボビン1の前面側を覆うダストキャップ9とを備えている。
磁気回路4は、前後方向に着磁されるマグネット11と、マグネット11の前面に接合される第1のプレート12と、マグネット11の底面に接合される第2のプレート13とを有する。
ボビン1の第1および第2のボイスコイル2,3の間には、振動板7の内周部とダンパー8の内周部がそれぞれ接合されている。振動板7の外周部は、エッジ6を介してフレーム5の上段部に接続されている。
このように、振動板7の内周部とダンパー8の内周部を第1および第2のボイスコイル2,3の間に接合するため、ボビン1の前後方向の長さを短くでき、スピーカ全体の奥行きも薄くできる。
なお、第1および第2のボイスコイル2,3の巻回方向を逆にしている理由は、第1のプレート12と第2のプレート13にそれぞれ発生する磁束の方向が逆向きのため、第1のボイスコイル2と第2のボイスコイルに流れる電流の方向を逆向きにして、ボイスコイルに発生する力を同じ方向にするためである。
図1のスピーカは、ヨークを省略した、いわゆるヨークレスの構造である。図2(a)は図1のスピーカの間隙14a周辺の磁束の方向を模式的に示した図である。また、図2(b)はボビン1の外側に筒状のヨーク15を配置した場合の磁束の方向を示した図である。
ヨークレスの場合、図2(a)に示すように、第1のプレートの外周と第2のプレートの外周との間に磁力線16が形成される。一方、ヨーク15を設けた場合、図2(b)に示すように、第1および第2のプレート12,13とヨーク15の第1のプレートの外周と第2のプレートの外周との間に磁力線16が形成される。いずれの場合も、第1および第2のボイスコイル2,3に交流電流を流すことで、ボビン1を前後に振動させることができる。
ヨークレスの構造にすると、第1および第2のボイスコイル2,3に鎖交する磁束が少なくなる可能性はあるが、第1および第2のボイスコイル2,3が第1および第2のプレート12,13に近接しているため、スピーカとしての十分な性能は得られる。また、ヨークが無いことから、振動板7の内周部とダンパー8の内周部は、ボビン1の外周のどこにでも接合することが可能となり、本実施形態のように、振動板7の内周部とダンパー8の内周部は、第1および第2のボイスコイル2,3の間に接合することができる。したがって、ボビン1の前後方向の長さを短くでき、スピーカの薄型化が可能となる。また、ヨーク15を省略することで、スピーカ全体の重量を軽くすることができる。以上の観点から、本実施形態では、ヨークレスの構造を採用した。
フレーム5は、樹脂等で形成される一体構造になっている。フレーム5の底部の中央部には、磁気回路4の底面に接合される磁気回路接続段部5aが形成されている。
第1および第2のボイスコイル2,3で発生した熱は、磁気回路4を介してフレーム5に伝達する。したがって、フレーム5の材料としては、例えば耐熱性のあるプラスチックが用いられる。より具体的には、耐熱性のある耐熱性ABS(アクリロニトリルブタジエンスチレン)やPP(ポリプロピレン)などが考えられる。フレーム5の材料として、プラスチック等の樹脂を使用する理由は軽量化を図るためであるが、金属を用いた場合ほどの放熱性能は得られない。したがって、重量が問題にならないのであれば、フレーム5の材料として放熱性能に優れた非磁性体金属(例えば、アルミニウム)を用いてもよい。
このように、第1の実施形態では、第1および第2のボイスコイル2,3の間に振動板7の内周部とダンパー8の内周部を接合するため、スピーカの前後方向の長さを短くでき、スピーカの薄型化が図れる。また、ヨーク15が不要なため、スピーカの軽量化が図れる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、ヒートシンクを有することを特徴としている。
図3は本発明の第2の実施形態によるスピーカの断面図である。図3では、図1と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図3のスピーカは、図1のスピーカと同様の構造の第1および第2のボイスコイル2,3と、磁気回路4と、コーン形振動板7と、ダンパー8とを備えている。この他、図3のスピーカは、磁気回路4の前面に接合される第1のヒートシンク21と、磁気回路4の底面に接合される第2のヒートシンク22とを備えている。
第1のヒートシンク21は、砲弾形状に加工されており、第1のヒートシンク21の中央部に近い側ほどスピーカの前方に突き出している。ただし、第1のヒートシンク21の先端部は、スピーカのフレーム5の最前面よりも後方に位置している。
図4は、第1のヒートシンク21、磁気回路4およびボビン1の位置関係を示す図である。図示のように、第1のヒートシンク21は、磁気回路4の第1のプレート12に接合されており、第1のヒートシンク21と第1のプレート12の外側に、間隙14aを介してボビン1が配置されている。第1のヒートシンク21の外径は、第1のプレート12の外径以下である。
一方、第2のヒートシンク22は、図3に示すようにフレーム5の底部に接続され、その中央部には、磁気回路4の底面に接合される磁気回路接続段部22aが形成されている。磁気回路接続段部22aと磁気回路4の底面との接合には、例えば耐熱性の接着剤が用いられる。
第1および第2のヒートシンク21,22はいずれも、放熱性に優れた非磁性体金属(例えば、アルミニウム)で形成されている。
図3のスピーカも、図1と同様にヨークレスの構造であり、第1および第2のボイスコイル2,3の間に、振動板7の内周部とダンパー8の内周部が接合されている。これにより、スピーカの前後方向の長さを短くできる点も、図1のスピーカと同様である。
以下、本実施形態によるスピーカの放熱のメカニズムについて説明する。スピーカに大電力信号が連続して入力されると、ボイスコイルの温度が上昇し、その熱が空気を介して第1および第2のプレート12,13に伝達される。
第1のプレート12には第1のヒートシンク21が接合され、第2のプレート13には第2のヒートシンク22が接合されているため、第1および第2のプレート12,13の熱は速やかに第1および第2のヒートシンク21,22に伝達して放熱される。
第1および第2のヒートシンク21,22の放熱効率を向上させるには、両ヒートシンクの体積および表面積を大きくすればよい。両ヒートシンクのサイズを大きくしても表面積は大きくできるが、スピーカ全体のサイズも大きくなるため、望ましくない。むしろ、両ヒートシンクの外表面にリブや凹凸を形成して表面積を広げるのが望ましい。ただし、第1のヒートシンク21の形状は、音響的な特性(特に、高域の音)に影響する可能性がある。このため、音響的な特性も考慮に入れて、第1および第2のヒートシンク21,22の形状を決定するのが望ましい。
第1および第2のヒートシンク21,22と磁気回路4は、耐熱性の接着剤で接合してもよいし、ネジ止めしてもよいし、カシメ部材でカシメ固定してもよい。
図5は第1および第2のヒートシンク21,22を磁気回路4にネジ止めしたスピーカの一例を示す断面図である。磁気回路4の前側に配置される第1のヒートシンク21aの中央部には、後方に延びるシャフト23が一体に形成されており、このシャフト23の先端側側面にはネジ溝が形成されている。
磁気回路4を構成する第1のプレート12a、マグネット11aおよび第2のプレート13aの各中央部には、シャフト23を嵌挿するための孔がそれぞれ形成されている。同様に、第2のヒートシンク22bの中央部にも、シャフト23を嵌挿するための孔が形成されている。
磁気回路4と第2のヒートシンク22bの各孔を位置合わせした状態で、前側から第1のヒートシンク21aのシャフト23を各孔に嵌挿し、シャフト23の先端部に第2のヒートシンク22bの後方からナット24を取り付けて固定する。これにより、第1および第2のヒートシンク21,22と磁気回路4を簡易かつ堅固に固定でき、熱の放熱性がよくなる。
このように、第2の実施形態によるスピーカでは、磁気回路4の前面側に第1のヒートシンク21aを接合し、底面側に第2のヒートシンク22bを接合するため、第1および第2のボイスコイル2,3で発生された熱が第1および第2のプレート12a,13aに伝達しても、これらプレートの熱を第1および第2のヒートシンク21a,22bにより迅速に放熱させることができる。したがって、第1および第2のボイスコイル2,3と磁気回路4が高温にならなくなり、マグネット11aの性能劣化を防止できる。また、第1の実施形態と同様に、ヨークレスの構造にして、第1および第2のボイスコイル2,3間に振動板7とダンパー8を接合するため、ボビン1の前後方向の長さを短くでき、薄型軽量のスピーカを作製できる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第2の実施形態よりもヒートシンクの数を減らすものである。
図6は本発明の第3の実施形態によるスピーカの断面図である。図6では、図3と共通する構成部分には同一符号を付しており、以下では相違点を中心に説明する。
図6のスピーカは、ボビン1の前方に図1と同様のダストキャップ9を配置し、フレーム5の底部には図3と同様の第2のヒートシンク22を接合している。すなわち、図6のスピーカは、図3のような第1のヒートシンク21を持たない。
したがって、図6のスピーカは、図3のスピーカよりも放熱性能が劣るが、その分、軽量化することができ、間隙14aにゴミが付着するおそれもなくなる。
第3の実施形態は、第1および第2のボイスコイル2,3で発生する熱量がそれほど多くない場合に有効である。このような場合、第1および第2のボイスコイル2,3から磁気回路4に伝達された熱を第2のヒートシンク22だけで放熱できるため、必ずしも第1のヒートシンク21を設ける必要はなく、図6のスピーカで十分な放熱性能が得られる。
なお、図6の変形例として、図3に示すように、磁気回路4の前方に第1のヒートシンク21を設けて、磁気回路4の後方の第2のヒートシンク22を省略してもよい。この場合も、図3よりも放熱性能が劣るが、図6と同様の放熱性能が得られる。
図6のスピーカにおける磁気回路4と第2のヒートシンク22は、接着剤で固定してもよいし、ネジ止めしてもよいし、カシメ部材でかしめてもよい。
図7はリベットを用いて磁気回路4と第2のヒートシンク22bをかしめたスピーカの一例を示す断面図である。図7のスピーカは、磁気回路4と第2のヒートシンク22bを図8に示すリベット31でカシメている。図9のリベット31は、フランジ32と、フランジ32の内部に嵌挿されてフランジ32よりも長いシャフト33と、フランジ32とシャフト33の境界位置に設けられる鍔部34とを有する。シャフト33は、フランジ32内を移動可能とされているが、シャフト33の先端部は、フランジ32の内径よりも大きい径を有する。
磁気回路4と第2のヒートシンク22bの各中央部には、フランジ32を嵌挿可能な径の孔がそれぞれ形成されている。
図9(a)は磁気回路4と第2のヒートシンク22bの孔にフランジ32を嵌挿した状態を示している。この状態で、シャフト33を図9(a)の矢印の向きに引っ張ると、シャフト33の先端部がフランジ32の内径よりも大きいために、図9(b)のように、フランジ32の端部が膨れ上がって、フランジ32の内径にシャフト33の先端部がめり込む。それとともに、シャフト33が切断される。これにより、膨れ上がったフランジ32の端部と鍔部34との間に磁気回路4と第2のヒートシンク22bとがカシメ固定される。
このように、第3の実施形態では、磁気回路4の前方または後方のみにヒートシンクを設けるため、図3よりも構造が簡略化して、より軽量化でき、かつコストも低減できる。
(その他の実施形態)
上述した各実施形態では、第1および第2のボイスコイル2,3の間に振動板7とダンパー8の各内周部を接合したが、振動板7の内周部およびダンパー8の内周部は、ボビン1の外周であれば、どこにでも配置することが可能である。例えば、ダンパー8のみを第1および第2のボイスコイル2,3の間に配置し、振動板7は第1のボイスコイル2よりも前側に配置してもよい。
また、上述した各実施形態では、振動板7はコーン形であったが、形状に制限はなく、ドーム形状であってもフラット形状であってもよい。
本発明の第1の実施形態によるスピーカの断面図。 (a)は図1のスピーカの磁気ギャップ14周辺の磁束の方向を模式的に示した図、(b)はボビン1の外側に筒状のヨーク15を配置した場合の磁束の方向を示した図。 本発明の第2の実施形態によるスピーカの断面図。 本発明の第2の実施形態における第1のヒートシンク21、磁気回路4およびボビン1の位置関係を示す図。 本発明の第2の実施形態における第1および第2のヒートシンク21,22を磁気回路4にネジ止めしたスピーカの一例を示す断面図。 本発明の第3の実施形態によるスピーカの断面図。 本発明の第3の実施形態におけるリベットを用いて磁気回路4と第2のヒートシンク22bをかしめたスピーカの一例を示す断面図。 本発明の第3の実施形態におけるリベットの構造を示す図。 本発明の第3の実施形態における磁気回路4と第2のヒートシンク22bの孔にフランジ32を嵌挿した状態を示す図。 従来例におけるスピーカの磁気回路周辺の断面図。 図10の従来例において、ボイスコイルボビンに対する振動板の内周部とダンパーの内周部の接合状態の一例を示す断面図。
符号の説明
1 ボイスコイルボビン
2 第1のボイスコイル
3 第2のボイスコイル
4 磁気回路
5 フレーム
5a、22a 磁気回路接続段部
6 エッジ
7 コーン形振動板
8 ダンパー
9 ダストキャップ
11、11a マグネット
12、12a 第1のプレート
13、13a 第2のプレート
14 磁気ギャップ
14a 間隙
15 ヨーク
16 磁力線
21、21a 第1のヒートシンク
22、22b 第2のヒートシンク
23 シャフト
24 ナット
31 リベット
32 フランジ
33 シャフト
34 鍔部

Claims (10)

  1. ボビンに互いに逆向きに巻回される第1および第2のボイスコイルと、
    前記ボビンの内側に配置されて前後方向に着磁されるマグネットと、前記マグネットを挟んで両面にそれぞれ接合される第1および第2のプレートと、を有する磁気回路と、
    前記磁気回路を固定するフレームと、
    内周部が前記ボビンに接合され、外周部がエッジを介して前記フレームの上段部に支持される振動板と、
    内周部が前記ボビンに接合され、外周部が前記フレームの中段部に支持されるダンパーと、を備え、
    前記振動板および前記ダンパーの少なくとも一方の内周部は、前記第2のボイスコイルより前側に位置する前記第1のボイスコイルと同じ位置かあるいは後ろ側に接合されることを特徴とするスピーカ。
  2. 前記ダンパーの内周部は、前記ボビンの前記第1および第2のボイスコイルの間に接合され、
    前記振動板の内周部は、前記ボビンの前記第1および第2のボイスコイルの間か、あるいは前記第1および第2のボイスコイルよりも前側に接合されることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ。
  3. 前記磁気回路の前面および底面の少なくとも一方に接合され、前記ボイスコイルにより発生して前記第1および第2のプレートに伝達された熱の少なくとも一方を放熱するヒートシンクを備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。
  4. 前記ヒートシンクは、前記磁気回路の前面側に配置される前記第1のプレートに接合されることを特徴とする請求項3に記載のスピーカ。
  5. 前記ヒートシンクの最前部は、前記フレームの最前部よりも後方に位置することを特徴とする請求項4に記載のスピーカ。
  6. 前記ヒートシンクは、底面中央部から後方に延びるシャフトを有し、
    前記磁気回路の中央部に形成された孔に前記シャフトを嵌挿した状態で、前記シャフトと前記磁気回路とを固定するナットをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のスピーカ。
  7. 前記ヒートシンクは、前記磁気回路の底面側に配置される前記第2のプレートに接合されることを特徴とする請求項3に記載のスピーカ。
  8. 前記ヒートシンクの中央部には、前記第2のプレートに接合される接続段部が設けられ、
    前記ヒートシンクの外周部は、前記フレームの底部に接合されることを特徴とする請求項7に記載のスピーカ。
  9. 前記ボビンの前面に取り付けられるダストキャップと、
    前記磁気回路の底面側に配置される前記第2のプレートに接合され、前記ボイスコイルにより発生されて前記第2のプレートに伝達された熱を放熱するヒートシンクと、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のスピーカ。
  10. 前記ヒートシンクと前記磁気回路とをカシメ固定するカシメ部材を備えることを特徴とする請求項1乃至5、7乃至9のいずれかに記載のスピーカ。
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