JP2007229621A - 排ガス処理方法および排ガス処理システム - Google Patents

排ガス処理方法および排ガス処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】省エネルギーかつ低コストである排ガス処理システムを提供する。
【解決手段】この排ガス処理システムによれば、直列に接続された2台の排ガス処理装置3,31に排ガスを導入して排ガス処理するので、排ガス成分の除去率を可能な限り高めることができる。また、各排ガス処理装置3,31は排水を発生(排出)しないように構成されているので、排ガス処理装置3,31に排水処理設備を付随させる必要がなく、イニシャルコストを低減できる。また、2台の排ガス処理装置3,31に対して、排気ファン2を1台だけ備えるので、イニシャルコストおよびランニングコストの更なる低減を図れる。
【選択図】図1

Description

この発明は、排ガス処理方法および排ガス処理装置に関し、一例として、排ガス中の揮発性有機化合物を活用して、マイクロナノバブルを効率的に排ガス処理装置の洗浄水中に発生させることができる排ガス処理方法および排ガス処理システムに関する。
排ガス中の揮発性有機化合物は、大気汚染の観点から言えば処理する必要がある。例えば、1000ppm以上の排ガス中の揮発性有機化合物は確実に処理することが必要であるが、従来はエネルギーを浪費する燃焼法が一般的であった。この燃焼法は、省エネルギーが重要視される時代では、エネルギーを浪費する上にランニングコストが高いことから、環境が重視される時代に適合する排ガス処理方式とは言えない。
特開2004−121962号公報 特開2003−334548号公報 特開2004−321959号公報
そこで、この発明の課題は、省エネルギーかつ低コストである排ガス処理方法および排ガス処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の排ガス処理方法は、排気ダクトで直列に接続されていると共に排水を排出しない2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入する工程を備えることを特徴としている。
この発明の排ガス処理方法によれば、直列に接続された2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入して排ガス処理するので、排ガス成分の除去率を可能な限り高めることができると同時に、排ガス処理装置の設置台数でもって、所望の除去率を確保できる。また、排ガス処理装置は排水が発生しないように構成されているので、排ガス処理装置に排水処理設備を付随させる必要がなく、イニシャルコストを低減できる。
また、一実施形態の排ガス処理方法は、1台の排気ファンで上記排ガス処理装置に排ガスを導入する。
この実施形態の排ガス処理方法によれば、イニシャルコストおよびランニングコストの更なる低減を図れる。
また、一実施形態の排ガス処理システムは、排水を排出しないと共に排気ダクトで直列に接続されている2台以上の排ガス処理装置と、上記2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入する排気ファンとを備える。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、直列に接続された2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入して排ガス処理するので、排ガス成分の除去率を可能な限り高めることができる。所望の除去率を確保できるように、排ガス処理装置の設置台数を設定すればよい。また、各排ガス処理装置は排水が発生しないように構成されているので、排ガス処理装置に排水処理設備を付随させる必要がなく、イニシャルコストを低減できる。
また、一実施形態の排ガス処理システムは、上記排気ファンを1台だけ備える。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、イニシャルコストおよびランニングコストの更なる低減を図れる。
また、一実施形態の排ガス処理システムは、上記2台以上の排ガス処理装置のうちの少なくとも1台の排ガス処理装置は、
マイクロナノバブル発生機を有する下部水槽部と、
上記下部水槽部からマイクロナノバブルを含有する洗浄水が導入されると共に上記洗浄水が散水され、かつ、上記排ガスが通過する上部散水部とを備え、上記下部水槽部は、上記上部散水部からの洗浄水が導入される。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、上部散水部では、下部水槽部からのマイクロナノバブルを含有する洗浄水が散水されることで、マイクロナノバブルの吸着作用を利用して、導入された排ガスの排ガス成分を効率よく除去処理できる。また、下部水槽部では、マイクロナノバブル発生機がマイクロナノバブルを発生するので、下部水槽部において微生物を繁殖させて活性化させることができる。よって、下部水槽において、洗浄水に含まれる排ガス成分の微生物処理を促進できる。
また、一実施形態の排ガス処理システムは、上記下部水槽部は、上記上部散水部からの洗浄水が導入される2槽以上の下部水槽を有する。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、下部水槽部では、マイクロナノバブル発生機が発生するマイクロナノバブルにより、複数の下部水槽のそれぞれに微生物を繁殖させて活性化させることができる。
また、一実施形態の排ガス処理システムは、上記排ガス処理装置に揮発性有機化合物を含む排ガスが導入されると共に上記排ガスの揮発性有機化合物濃度が1000ppm以上である。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、高濃度揮発性有機化合物を含有する排ガスを、スクラバー方式で処理することとなり、従来のような燃焼方式による処理と比べて、イニシャルコストやランニングコストの点でメリットが多いこととなる。
また、一実施形態の排ガス処理システムでは、上記下部水槽部と上部散水部は、それぞれ、充填材を有する。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、上部散水部では、下部水槽部からのマイクロナノバブルを含有する洗浄水が散水されることで、導入された排ガスを効率よく処理できる。また、上部散水部が有する充填材は微生物の固定化担体となるので、充填材に微生物を効率的に繁殖させ、排ガス成分の微生物処理を促進できる。また、下部水槽部では、マイクロナノバブル発生機が発生させるマイクロナノバブルで活性化した微生物を微生物の固定化担体となる充填材に効率的に繁殖させることができる。よって、下部水槽において、洗浄水に含まれる排ガス成分の微生物処理を促進できる。
また、一実施形態の排ガス処理システムでは、上記下部水槽部は、ポリ塩化ビニリデン充填材を有する第1水槽と、炭を有する第2水槽とを有する。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、下部水槽部の第1水槽に設置されたポリ塩化ビニリデン充填材(例えば、ひも状型やリング型のポリ塩化ビニリデン充填材)、および第2水槽に設置された炭に、微生物を効率よく繁殖させることができる。特に、マイクロナノバブルは、ポリ塩化ビニリデン充填材や炭の内部まで入ることができるので、より多くの微生物を活性化して繁殖させることができ、洗浄水が吸収した揮発性有機化合物等の排ガス成分を効率的に分解処理できる。なお、従来のバブル(空気)では、ポリ塩化ビニリデン充填材や炭の内部まで入ることができなかった。よって、この実施形態によれば、洗浄水が吸収した揮発性有機化合物等の排ガス成分を効率的に分解処理できる。
また、一実施形態の排ガス処理システムでは、上記下部水槽部は、ポリ塩化ビニリデン充填材を有する2つの水槽を有する。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、下部水槽部が有する2つの水槽の両方に設置されたポリ塩化ビニリデン充填材(例えば、ひも状型やリング型のポリ塩化ビニリデン充填材)を固定化担体として微生物が繁殖する。よって、特に、この2つの水槽で繁殖した多くの活性化した微生物によって、排ガス成分としての難分解性の揮発性有機化合物をも分解が可能となる。すなわち、ポリ塩化ビニリデン充填材は、炭よりも表面積が格段に多いので、より多くの活性化した微生物を繁殖させることができることとなる。
また、一実施形態の排ガス処理システムでは、上記上部散水部は、プラスチック充填材とポリ塩化ビニリデン充填材を有する。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、排ガスが通過する上部散水部に設置されたポリ塩化ビニリデン充填材(例えば、ひも状型やリング型のポリ塩化ビニリデン充填材)に活性化した微生物を繁殖させることができ、排ガス中の揮発性有機化合物等の排ガス成分を直接的に微生物分解処理することが可能となる。したがって、揮発性有機化合物の除去率を高めることができる。
また、一実施形態の排ガス処理システムでは、上記2台以上の排ガス処理装置のうちの少なくとも1台の排ガス処理装置は、
下部水槽部と、
上記下部水槽部から洗浄水が導入されると共に上記洗浄水が散水され、かつ、上記排ガスが通過する上部散水部と、
上記下部水槽から上記上部散水部に洗浄水を送水する散水ポンプと、
上記散水ポンプと上部散水部との間に接続された吐出配管と、
上記吐出配管に接続されると共に上記散水ポンプから上記洗浄水が供給され、マイクロナノバブルを含有する洗浄水を上記吐出配管から上記上部散水部に供給するマイクロナノバブル発生機とを備え、上記下部水槽部は上記上部散水部からの洗浄水が導入される。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、散水ポンプと上部散水部との間の吐出配管にマイクロナノバブル発生機を接続し、散水ポンプからマイクロナノバブル発生機に洗浄水を供給している。よって、散水ポンプがマイクロナノバブル発生機のための循環ポンプを兼ねているので、ポンプ台数の削減を図れ、イニシャルコストとランニングコストを削減できる。
また、一実施形態の排ガス処理システムでは、排ガスを最初に導入する上記直列接続の1番目の排ガス処理装置と上記1番目の排ガス処理装置から排気ダクトを経由して排ガスが導入される上記直列接続の2番目の排ガス処理装置は、それぞれ、上記下部水槽部と上部散水部とを備え、さらに、上記1番目の排ガス処理装置に上記排ガスを導入する第1の排気ファンと、上記1番目の排ガス処理装置から上記直列接続の2番目の排ガス処理装置に排ガスを導入する第2の排気ファンとを備え、上記2番目の排ガス処理装置が有する上部散水部はポリ塩化ビニリデン充填材を有する。
この実施形態の排ガス処理システムによれば、2番目の排ガス処理装置の上部散水部にポリ塩化ビニリデン充填材(例えば、ひも状型やリング型のポリ塩化ビニリデン充填材)を設置しているので、ポリ塩化ビニリデン充填材に活性化した微生物を繁殖させることができる。よって、上部散水部において、より多くの活性化した微生物により排ガス中の揮発性有機化合物等の排ガス成分を直接的に分解処理でき、排ガスの処理効率、排ガス成分の除去率を格段に向上できる。
なお、2番目の排ガス処理装置の上部散水部では、ポリ塩化ビニリデン充填材に微生物が繁殖する分だけ排気ガス処理における圧力損失(詰まり易い傾向)が高くなるものの、第2の排気ファンによって、上記圧力損失を補うことができる。
この発明の排ガス処理方法によれば、直列に接続された2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入して排ガス処理するので、排ガス成分の除去率を可能な限り高めることができると同時に、排ガス処理装置の設置台数でもって、所望の除去率を確保できる。また、排ガス処理装置は排水が発生しないように構成されているので、排ガス処理装置に排水処理設備を付随させる必要がなく、イニシャルコストを低減できる。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1に、この発明の排ガス処理システムの第1実施形態を模式的に示す。この第1実施形態の排ガス処理システムは、排気ダクト42で直列に接続された2台の排ガス処理装置3、31を備える。
図1において、符号1は1番目の排ガス処理装置3の排気入口である。この第1実施形態では、排気ファン2によって、排ガスの一例としての半導体工場や液晶工場からの揮発性有機化合物等を含有する排ガスが1番目の排ガス処理装置3に導入され、1次処理されて、排気出口4から排出され、排気ダクト42を経て、続いて排気入口21から、2番目の排ガス処理装置31に導入される。この2番目の排ガス処理装置31では、排ガスが2次処理されて、排気出口24から最終的に処理ガスが排出されることとなる。
なお、上記揮発性有機化合物等を含有する排ガスは半導体工場や液晶工場からの揮発性有機化合物を含有する排ガスに限定することなく、塗装工場や自動車工場他からの揮発性有機化合物を含有する排ガスでも構わない。上記排ガスの発生源としては特に業種を限定するものではない。また、上記揮発性有機化合物としては、一例としてイソプロピールアルコール、アセトン、酢酸ブチルなどが挙げられるが、その他の多種類の揮発性有機化合物も該当する。
上記1番目の排ガス処理装置3は、上部散水部19と下部水槽部20を備える。1番目の排ガス処理装置3で処理された排ガスは、排ガス処理装置3の最上部の排気出口4より排出され、排気ダクト42を通って、2番目の排ガス処理装置31の排気入口21に導入される。
1番目の排ガス処理装置3においては、下部水槽部20の洗浄水を散水ポンプ7で洗浄水配管6を経由して上部散水部19に移送して、散水ノズル5より散水している。また、1番目の排ガス処理装置3が備える上部散水部19は、下から多孔板9、その上に設置されたプラスチック充填材8を有する。このプラスチック充填材8としては、一例として、商品名テラレットと呼ばれるものが用いられる。なお、上部散水部19に、プラスチック充填材8に替えて他の充填材を設置してもよい。
また、1番目の排ガス処理装置3の最上部のプラスチック充填材8の上方には、プラスチック充填材8に対して所定の距離を隔てて散水ノズル5が設置されており、散水ノズル5からプラスチック充填材8に洗浄水を散水している。そして、この上部散水部19で散水された洗浄水は、多孔板9を通って、下部水槽部20に落下する。一方、排気入口1から導入された排ガスは、多孔板9、プラスチック充填材8を通ることで、上記洗浄水と接触して排ガス成分が除去されて、排気出口4より排出される。
この1番目の排ガス処理装置3の下部水槽部20は、下部第1水槽18と下部第2水槽23とを有し、下部第2水槽23には、マイクロナノバブル発生機13が設置されている。このマイクロナノバブル発生機13は、下部第2水槽23内の処理水中で、マイクロナノバブルを発生している。これにより、下部第2水槽23内の洗浄水はマイクロナノバブルを含有することとなると共に、マイクロナノバブル流14を起こして、下部第2水槽23内を撹拌することとなる。そして、散水ポンプ7は、下部第2水槽部23内のマイクロナノバブルを含有した洗浄水を、洗浄水配管6を経由して上部散水部19の散水ノズル5からプラスチック充填材8に散水している。
マイクロナノバブル発生機13は、配管によって循環ポンプ10に接続されており、循環ポンプ10は下部第2水槽23内の洗浄水をマイクロナノバブル発生機13に必要な圧力状態で供給している。この必要圧力状態で洗浄水をマイクロナノバブル発生機13に供給することで、マイクロナノバブルが効率よく発生する。ここで、上記必要圧力とは、代表的一例として1.5kg/cm以上を意味する。また、マイクロナノバブルを含んだ洗浄水は、マイクロナノバブルを含んでいない洗浄水と比較して、排ガス処理における揮発性有機化合物の除去率が高いことが実験により確認できた。その理由としては、洗浄水がマイクロナノバブルを含有することで、気体中の汚れ成分に対する洗浄効果が拡大したことが考えられる。また、マイクロナノバブル発生機13は、マイクロナノバブルを発生するために空気が必要となるが、必要量の空気はバルブ12と空気吸い込み管11から確保している。そして、上述の如く、下部第2水槽23におけるマイクロナノバブルを含有する洗浄水は散水ポンプ7によって上部散水部19に移送され、プラスチック充填材8に散水されることとなる。そして、このプラスチック充填材8を通過した洗浄水は、多孔板9を通って下部水槽部20に落下することとなる。
したがって、排気入口1から導入された排ガスは、プラスチック充填材8を通ることで、上記マイクロナノバブルと微生物を含有する洗浄水によって排ガス成分が除去されて、排気出口4より排出されることとなる。
また、下部水槽部20の下部第1水槽18には、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材15が充填され、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材15を固定化担体としてマイクロナノバブルによって活性化した微生物が繁殖する。そして、この下部第1水槽18で活性化した微生物によって、洗浄水が1次処理される。つまり、下部第1水槽18において、洗浄水に含まれる排ガス成分の微生物処理を促進できる。なお、下部第1水槽18に、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材15に替えて、例えば、ひも状型等の他の型のポリ塩化ビニリデン充填材を充填してもよく、ポリ塩化ビニリデン充填材以外の充填材を採用することもできる。
この下部第1水槽18で1次処理された洗浄水は、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材15に対して網18Aで隔てられた流路18Bを通り、オーバーフローした洗浄水は、続いて、重力による自然落下で下部第2水槽23に導入される。これにより、上記1次処理された洗浄水は、下部第2水槽23内に設置されているアミ籠16内の炭17に繁殖した微生物によって2次処理される。この炭17としては、備長炭のような炭、活性炭、および合成炭などを採用可能であるが、導入される排ガスの成分に応じて、最適なものを実験によって決定すれば良い。なお、下部第2水槽23内に炭17に替えて他の充填材を設置してもよい。また、この実施形態では、下部水槽部20が第1,第2の2つの水槽18,23を有したが、3つ以上の水槽を有しても良い。
次に、1番目の排ガス処理装置3によって1次処理された排ガスは、排気ファン2の吐出力によって、排気出口4から排気ダクト42を経由して、排気入口21から2番目の排ガス処理装置31に導入される。この2番目の排ガス処理装置31は、上部散水部29と下部水槽部30を備える。
この2番目の排ガス処理装置31が備える上部散水部29は、下から多孔板39、その上に設置されたプラスチック充填材28を有する。このプラスチック充填材28としては、一例として、商品名テラレットと呼ばれるものが用いられる。なお、上部散水部29に、プラスチック充填材28に替えて他の充填材を設置してもよい。
また、2番目の排ガス処理装置31の最上部のプラスチック充填材28の上方には、プラスチック充填材28に対して所定の距離を隔てて散水ノズル25が設置されており、散水ノズル25からプラスチック充填材28に洗浄水を散水している。この2番目の排ガス処理装置31においても、1番目の排ガス処理装置31と同様に、下部水槽部30の洗浄水を散水ポンプ27で洗浄水配管26を経由して上部散水部29に移送して、散水ノズル25からプラスチック充填材28に散水している。そして、この上部散水部29で散水された洗浄水は、多孔板39を通って、下部水槽部30に落下することとなる。
この2番目の排ガス処理装置31の下部水槽部30は、下部第1水槽38と下部第2水槽41を有している。この下部第2水槽41には、マイクロナノバブル発生機33が設置されている。このマイクロナノバブル発生機33は、下部第2水槽41内でマイクロナノバブルを発生して、下部第2水槽41内の洗浄水にマイクロナノバブルを含有させると共にマイクロナノバブル流34を起こして下部第2水槽41内の洗浄水を撹拌している。
そして、散水ポンプ27は、下部第2水槽部41内のマイクロナノバブルを含有した洗浄水を、洗浄水配管26を経由して上部散水部29の散水ノズル25からプラスチック充填材28に散水している。
マイクロナノバブル発生機33は、配管によって循環ポンプ40と接続しており、循環ポンプ40は下部第2水槽41内の洗浄水をマイクロナノバブル発生機33に必要な圧力状態で供給している。この必要圧力状態で洗浄水をマイクロナノバブル発生機33に供給することで、マイクロナノバブルが効率よく発生する。ここで、上記必要圧力とは、代表的な一例として1.5kg/cm以上を意味する。また、マイククロナノバブルを含んだ洗浄水は、マイククロナノバブルを含んでいない洗浄水と比較して、排ガス処理における揮発性有機化合物の除去率が高いことが実験により確認できた。その理由としては、洗浄水がマイクロナノバブルを含有することで、気体中の汚れ成分に対する洗浄効果が拡大したことが考えられる。また、マイクロナノバブル発生機33は、マイクロナノバブルを発生するために空気が必要となるが、必要量の空気はバルブ32と空気吸い込み管31から確保している。そして、上述の如く、下部第2水槽41におけるマイクロナノバブルを含有する洗浄水は散水ポンプ27によって上部散水部29に移送され、プラスチック充填材28に散水されることとなる。そして、このプラスチック充填材28を通過した洗浄水は、多孔板39を通って下部水槽部30に落下することとなる。
したがって、排気入口21から導入された排ガスは、プラスチック充填材28を通ることで、上記マイクロナノバブルと微生物を含有する洗浄水によって排ガス成分が除去されて、排気出口24より排出されることとなる。
また、下部水槽部30の下部第1水槽38には、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材35が充填され、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材35を固定化担体としてマイクロナノバブルによって活性化した微生物が繁殖する。そして、この下部第1水槽38で活性化した微生物によって、洗浄水が1次処理される。なお、下部第1水槽38に、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材35に替えて、例えば、ひも状型等の他の型のポリ塩化ビニリデン充填材を充填してもよく、ポリ塩化ビニリデン充填材以外の充填材を採用することもできる。
この下部第1水槽38で1次処理された洗浄水は、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材35に対して網38Aで隔てられた流路38Bを通り、オーバーフローした洗浄水は、続いて下部第2水槽41に重力による自然落下で導入される。これにより、上記1次処理された洗浄水は、下部第2水槽41内に設置されているアミ籠36内の炭37に繁殖した微生物によって2次処理される。この炭37としては、備長炭のような炭、活性炭、および合成炭などを採用可能であるが、導入される排ガスの成分によって、最適なものを実験によって決定すれば良い。なお、下部第2水槽38内に炭37に替えて他の充填材を設置してもよい。また、この実施形態では、下部水槽部30が第1,第2の2つの水槽38,41を有したが、3つ以上の水槽を有しても良い。
この実施形態によれば、直列に接続された2台の排ガス処理装置3,31に排ガスを導入して排ガス処理するので、排ガス成分の除去率を可能な限り高めることができる。例えば、上記排気入口1に導入される排ガスの揮発性有機化合物の濃度が1000ppm以上である場合でも、スクラバー方式で処理することが可能となり、従来のような燃焼方式による処理と比べて、イニシャルコストやランニングコストの点でメリットが多いこととなる。
また、各排ガス処理装置3,31は排水を発生(排出)しないように構成されているので、排ガス処理装置3,31に排水処理設備を付随させる必要がなく、イニシャルコストを低減できる。また、この実施形態によれば、2台の排ガス処理装置3,31に対して、排気ファン2を1台だけ備えるので、イニシャルコストおよびランニングコストの更なる低減を図れる。
また、この実施形態の排ガス処理システムによれば、下部水槽部20,30の下部第1水槽18,38に設置されたリング型ポリ塩化ビニリデン充填材15,35および下部第2水槽23,41に設置された炭17,37に、微生物を効率よく繁殖させることができる。特に、マイクロナノバブルは、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材15,35や炭17,37の内部まで入ることができるので、より多くの微生物を活性化して繁殖させることができ、洗浄水が吸収した揮発性有機化合物等の排ガス成分を効率的に分解処理できる。
尚、マイクロナノバブル発生機33は、一例として市販されているものを採用できるが、メーカーを限定するものではなく、具体的一例としては、株式会社ナノプラネット研究所と株式会社オーラテックのものを採用可能である。
ここで、3種類のバブルについて説明する。
(i) 通常のバブル(気泡)は水の中を上昇して、ついには表面でパンとはじけて消滅する。
(ii) マイクロバブルは、直径が10(μm)〜数10(μm)以下の微細気泡で、水中で縮小していき、ついには消滅(完全溶解)してしまう。
(iii) ナノバブルは、マイクロバブルよりさらに小さいバブル(直径が1(μm)以下の例えば100〜200nm)でいつまでも水の中に存在することが可能なバブルといわれている。マイクロナノバブルとはマイクロバブルとナノバブルとが混合したバブルと説明できる。
尚、上記実施形態の排ガス処理システムでは、直列に接続された2台の排ガス処理装置3と31を備えたが、直列に接続された3台以上の排ガス処理装置を備えてもよい。所望の排ガス成分除去率を確保できるように排ガス処理装置の設置台数を設定すればよい。
(第2の実施の形態)
次に、図2にこの発明の排ガス処理システムの第2実施形態を示す。この第2実施形態は、図1の排ガス処理装置3,31の下部水槽部20,30が下部第2水槽23,41に替えて、下部第2水槽23U,41Uを備えた点だけが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第2実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
図2に示すように、この下部第2水槽23U,41Uは、充填材として図1の炭17,37に替えて、リング型ポリ塩化ビニリデン充填材15,35を備えている。よって、この第2実施形態では、下部第1水槽18,38と下部第2水槽23,41の両方にリング型ポリ塩化ビニリデン充填材15,35が充填されていることになる。これにより、下部水槽部20,30が有する下部第1水槽18,38および下部第2水槽23,41の2つの水槽の両方に設置されたリング型ポリ塩化ビニリデン充填材15,35を固定化担体として微生物が繁殖する。
この第2実施形態の下部水槽部20,30では、マイクロナノバブルにより活性化した微生物が、第1実施形態の下部水槽部に比べてより多く繁殖して、洗浄水に含有された揮発性有機化合物等の排ガス成分をより効率よく微生物分解できる。すなわち、炭よりもリング型ポリ塩化ビニリデン充填材の方が、微生物が多く繁殖するのである。
(第3の実施の形態)
次に、図3にこの発明の排ガス処理システムの第3実施形態を示す。この第3実施形態は、図1の排ガス処理装置3,31が上部散水部19,29に替えて上部散水部19U,29Uを備えた点だけが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第3実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
図3に示すように、この第3実施形態では、上部散水部19U,29Uは、多孔板9上の最下部にプラスチック充填材8,28に替えて、リング型ポリ塩化ビニリデン充填物15,35が1列配置されている点が、第1実施形態の上部散水部19,29と異なる。この第3実施形態では、排ガス処理装置3,31の上部散水部19U,29Uが有するポリ塩化ビニリデン充填物15,35に活性化した微生物を繁殖させることができ、排ガス中の揮発性有機化合物等の排ガス成分を直接的に微生物分解処理することが可能となる。したがって、揮発性有機化合物の除去率を高めることができる。
なお、この第3実施形態では、上部散水部19U,29Uにおいて、最下部の1列のリング型ポリ塩化ビニリデン充填物15,35を備えたが、上部散水部19U,29Uにおいてリング型ポリ塩化ビニリデン充填物15,35を他の配置としてもよいのは勿論である。
(第4の実施の形態)
次に、図4にこの発明の排ガス処理システムの第4実施形態を示す。この第4実施形態は、図1に示すマイクロナノバブル発生機13,33と循環ポンプ10,40と空気吸い込み管11,31とバルブ12,32に替えて、排ガス処理装置3,31の洗浄水配管6,26に接続したマイクロナノバブル発生機13U,33Uおよび空気吸い込み管11U,31Uとバルブ12U,32Uを備えた点が、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第4実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
図4に示すように、この第4実施形態では、散水ポンプ7,27と散水ノズル5,25とを接続する洗浄水配管6,26の途中にマイクロナノバブル発生機13U,33Uが設置されている。したがって、この第4実施形態では、散水ポンプ7,27からマイクロナノバブル発生機13U,33Uに洗浄水を供給している。よって、散水ポンプ7,27がマイクロナノバブル発生機13U,33Uのための循環ポンプを兼ねているので、ポンプ台数の削減を図れ、イニシャルコストとランニングコストを削減できる。すなわち、この第4実施形態では、前述の第1実施形態の循環ポンプ10,40を削減でき、イニシャルコストを削減できると同時に電気代としてのランニングコストを削減できる。
なお、この第4実施形態を、前述の第2,第3実施形態と組み合わせても良いのは勿論である。
(第5の実施の形態)
次に、図5にこの発明の排ガス処理システムの第5実施形態を示す。この第5実施形態は、図1の2番目の排ガス処理装置31の排気入口21に排気ファン22が設置された点と、図1の上部散水部29に替えて上部散水部29Uを備えた点とが、前述の第1実施形態と異なる。よって、この第5実施形態では、前述の第1実施形態と同じ部分については同じ符号を付けて詳細説明を省略し、前述の第1実施形態と異なる部分を説明する。
図5に示すように、この第5実施形態では、2番目の排ガス処理装置31の排気入口21に排気ファン22が設置されていると共に、2番目の排ガス処理装置31の上部散水部29Uにプラスチック充填材28の替わりにリング型ポリ塩化ビニリデン充填物35が充填されている。したがって、この第5実施形態の上部散水部29Uでは、前述の第1実施形態の上部散水部29に比べて、活性化した微生物が多く繁殖し、揮発性有機化合物等の排ガス成分の除去率を向上できる。
一方、2番目の排ガス処理装置31の上部散水部29Uでは、リング型ポリ塩化ビニリデン充填物35に微生物が繁殖することにより、図1の上部散水部29に比べて空気抵抗が多くなり、圧力損失が増大するが、排気入口21に排気ファン22を設置したことで排ガスの処理風量が減少しないようにしている。
(実験例)
図1の第1実施形態の排ガス処理システムに対応する実験装置を製作した。この実験装置における排ガス処理装置3の全体容量を4mとし、排ガス処理装置31の全体容量を4mとした。また、各排ガス処理装置3,31の内部の下部第1水槽18,35の容量を0.5mとし、下部第2水槽23,41の容量を1mとした。そして、この実験装置にアセトン含有排ガスを導入して、約1ケ月試運転を行った。この試運転の後、排気入口1のアセトン濃度と排気出口24のアセトン濃度を測定し、アセトンの除去率を測定したところ、除去率は91%であった。
この発明の排ガス処理システムの第1実施形態を模式的に示すである。 この発明の排ガス処理システムの第2実施形態を模式的に示すである。 この発明の排ガス処理システムの第3実施形態を模式的に示すである。 この発明の排ガス処理システムの第4実施形態を模式的に示すである。 この発明の排ガス処理システムの第5実施形態を模式的に示すである。
符号の説明
1、21 排気入口
2、22 排気ファン
3、31 排ガス処理装置
4、24 排気出口
5、25 散水ノズル
6、26 洗浄水配管
7、27 散水ポンプ
8、28 プラスチック充填材
9、39 多孔板
10、40 循環ポンプ
11、31 空気吸い込み管
12、32 バルブ
13、13U、33、33U マイクロナノバブル発生機
14、34 マイクロナノバブル流
15、35 リング型ポリ塩化ビニリデン充填材
16、36 アミ籠
17、37 炭
18、38 下部第1水槽
19、19U、29、29U 上部散水部
20、30 下部水槽部
23、23U、41、41U 下部第2水槽
42 排気ダクト

Claims (13)

  1. 排気ダクトで直列に接続されていると共に排水を排出しない2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入する工程を備えることを特徴とする排ガス処理方法。
  2. 請求項1に記載の排ガス処理方法において、
    1台の排気ファンで上記排ガス処理装置に排ガスを導入することを特徴とする排ガス処理方法。
  3. 排水を排出しないと共に排気ダクトで直列に接続されている2台以上の排ガス処理装置と、
    上記2台以上の排ガス処理装置に排ガスを導入する排気ファンとを備えることを特徴とする排ガス処理システム。
  4. 請求項3に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記排気ファンを1台だけ備えることを特徴とする排ガス処理システム。
  5. 請求項3に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記2台以上の排ガス処理装置のうちの少なくとも1台の排ガス処理装置は、
    マイクロナノバブル発生機を有する下部水槽部と、
    上記下部水槽部からマイクロナノバブルを含有する洗浄水が導入されると共に上記洗浄水が散水され、かつ、上記排ガスが通過する上部散水部とを備え、
    上記下部水槽部は、上記上部散水部からの洗浄水が導入されることを特徴とする排ガス処理システム。
  6. 請求項5に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記下部水槽部は、上記上部散水部からの洗浄水が導入される2槽以上の下部水槽を有することを特徴とする排ガス処理システム。
  7. 請求項3に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記排ガス処理装置に揮発性有機化合物を含む排ガスが導入されると共に上記排ガスの揮発性有機化合物濃度が1000ppm以上であることを特徴とする排ガス処理システム。
  8. 請求項5に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記下部水槽部と上部散水部は、それぞれ、充填材を有することを特徴とする排ガス処理システム。
  9. 請求項6に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記下部水槽部は、
    ポリ塩化ビニリデン充填材を有する第1水槽と、
    炭を有する第2水槽とを有することを特徴とする排ガス処理システム。
  10. 請求項6に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記下部水槽部は、
    ポリ塩化ビニリデン充填材を有する2つの水槽を有することを特徴とする排ガス処理システム。
  11. 請求項5に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記上部散水部は、
    プラスチック充填材とポリ塩化ビニリデン充填材を有することを特徴とする排ガス処理システム。
  12. 請求項3に記載の排ガス処理システムにおいて、
    上記2台以上の排ガス処理装置のうちの少なくとも1台の排ガス処理装置は、
    下部水槽部と、
    上記下部水槽部から洗浄水が導入されると共に上記洗浄水が散水され、かつ、上記排ガスが通過する上部散水部と、
    上記下部水槽から上記上部散水部に洗浄水を送水する散水ポンプと、
    上記散水ポンプと上部散水部との間に接続された吐出配管と、
    上記吐出配管に接続されると共に上記散水ポンプから上記洗浄水が供給され、マイクロナノバブルを含有する洗浄水を上記吐出配管から上記上部散水部に供給するマイクロナノバブル発生機とを備え、
    上記下部水槽部は上記上部散水部からの洗浄水が導入されることを特徴とする排ガス処理システム。
  13. 請求項5に記載の排ガス処理システムにおいて、
    排ガスを最初に導入する上記直列接続の1番目の排ガス処理装置と上記1番目の排ガス処理装置から排気ダクトを経由して排ガスが導入される上記直列接続の2番目の排ガス処理装置は、それぞれ、上記下部水槽部と上部散水部とを備え、
    さらに、上記1番目の排ガス処理装置に上記排ガスを導入する第1の排気ファンと、上記1番目の排ガス処理装置から上記直列接続の2番目の排ガス処理装置に排ガスを導入する第2の排気ファンとを備え、
    上記2番目の排ガス処理装置が有する上部散水部はポリ塩化ビニリデン充填材を有することを特徴とする排ガス処理システム。
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