JP2007228083A - 通信ノード及びルーティング方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】処理負荷の増大を抑制して複数の通信経路を構築可能な通信ノード及びルーティング方法を提供すること。
【解決手段】本発明の通信ノード100は、2ホップネイバー管理部101と、ルーティングテーブル管理部102と、マルチパス構築部103とを備える。2ホップネイバー管理部101は、2ホップで到達する通信ノードまでの複数のネイバールートを管理する。ルーティングテーブル管理部102は、ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持する。マルチパス構築部103は、標準ルート上においてデータの送信先ノード100Dから自機ノードまでのホップ数が2の倍数である場合に、ネイバー管理部101によって管理されている複数のネイバールートのうち特定ノードまでのネイバールートを特定し、ルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ノード及びルーティング方法に関する。
基地局等のアクセスポイントの介在なしに多数の通信端末を相互に接続してデータ通信を行うアドホックネットワークが知られている。例えば、モバイルアドホックネットワーク(MANET)は、ネットワークを無線ノードのみで構成し、複数の無線ノードを経由して送信元ノードから送信先ノードまでデータを送信する。下記非特許文献1には、MANETにおいて送信元ノードから送信先ノードまで1つの経路を構築する方法が記載されている。
ところで、アドホックネットワークでは、通信経路を構成する無線ノードの移動及び電源の切断等により、構築した通信経路が切断されやすい。データ通信中に通信経路が切断されると、新たな経路を構築するまでに、通信中のデータが失われる。そこで、下記特許文献1には、未来における通信の必要性を予測し、予め経路を構築して記憶する技術が記載されている。
特開2004−336766号公報 T. Clausen and P. Jacquet, "Optimized Link State Routing Protocol(OLSR)," RFC 3626, October, 2003.
しかしながら、上記特許文献1記載の技術では、通信経路の切断に対応するために通信の必要性を予測しながら複数の経路を構築するので、ネットワークの負荷が増大する。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、処理負荷の増大を抑制して複数の通信経路を構築可能な通信ノード及びルーティング方法を提供することを目的とする。
本発明の通信ノードは、1以上の特定のホップ数で到達する通信ノードまでの複数のネイバールートを管理するネイバー管理手段と、ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持するルーティングテーブル管理手段と、標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数の倍数である場合に、ネイバー管理手段によって管理されている複数のネイバールートのうち標準ルート上において自機ノードから特定のホップ数で到達する特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートをルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築するマルチパス構築手段と、を備えることを特徴とする。
本発明のルーティング方法は、ネイバー管理手段が、1以上の特定のホップ数で到達する通信ノードまでの複数のネイバールートを管理するネイバー管理ステップと、ルーティングテーブル管理手段が、ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持するルーティングテーブル管理ステップと、マルチパス構築手段が、標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数の倍数である場合に、ネイバー管理手段によって管理されている複数のネイバールートのうち標準ルート上において自機ノードから特定のホップ数で到達する特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートをルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築するマルチパス構築ステップと、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチパス構築手段が、標準ルート上の送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数の倍数である場合に、ネイバー管理手段によって管理されている複数のネイバールートのうち標準ルート上において自機ノードから特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートをルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築する。よって、標準ルートとは独立した自機ノードから特定ノードまでの予備ルートを構築することにより、複数の通信経路を構築することができる。また、ネイバー管理手段及びルーティングテーブル管理手段が管理している情報を利用して予備ルートを構築するので、ネットワークにおける処理負荷の増大を抑制することができる。
また本発明の通信ノードは、標準ルート上における一方の隣接ノードから送信されるマルチパスを構築する旨のマルチパスメッセージであって、標準ルート上に存在する通信ノードを識別するIDを含むマルチパスメッセージを受信する受信手段と、マルチパスメッセージに自機のIDを付加したマルチパスメッセージを標準ルート上における他方の隣接ノードへ送信する送信手段と、マルチパスメッセージに付加された複数のIDに基づいて、標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数の倍数であるか否か判断する処理手段と、を備え、マルチパス構築手段は、処理手段によってホップ数が特定ホップ数の倍数であると判断された場合に予備ルートを構築することも好ましい。
このように、受信手段がマルチパスメッセージを受信して、受信したマルチパスメッセージに自機のIDを付加することにより、標準ルート上の各通信ノードが標準ルートを把握することができる。そして、処理手段がマルチパスメッセージに付加された複数のIDに基づいて自機ノードが送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数の倍数であるか否か判断することができる。よって、ネットワークにおける処理負荷の増大を抑制して効率的に予備ルートを構築することができる。
また、本発明の通信ノードは、データのアプリケーションの種類に基づいて予備ルートを構築するか否か判断するアプリケーションデータ通信手段を更に備え、マルチパス構築手段は、アプリケーション構築手段が予備ルートを構築すると判断した場合に予備ルートを構築することも好ましい。このようにすることにより、より的確に予備ルートを構築することができ、ネットワークにおける処理負荷の増大をさらに抑制することができる。
本発明の通信ノードは、2ホップで到達する通信ノードまでのネイバールートを管理するネイバー管理手段と、ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持するルーティングテーブル管理手段と、標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が2の倍数である場合に、ネイバー管理手段によって管理されている複数のネイバールートのうち標準ルート上において自機ノードから2ホップで到達する特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートをルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築するマルチパス構築手段と、を備える。
本発明によれば、マルチパス構築手段が、標準ルート上の送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が2ホップ数の倍数である場合に、ネイバー管理手段によって管理されている複数のネイバールートのうち標準ルート上において自機ノードから特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートをルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築する。よって、標準ルートとは独立した自機ノードから特定ノードまでの予備ルートを構築することにより、複数の通信経路を構築することができる。また、ネイバー管理手段及びルーティングテーブル管理手段が管理している情報を利用して予備ルートを構築するので、ネットワークにおける処理負荷の増大を抑制することができる。特に、このようにすることにより、既に確立されたMANETにおけるOLSRのルーティング方式を利用することができる。
本発明によれば、処理負荷の増大を抑制して複数の通信経路を構築可能な通信ノード及びルーティング方法を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る通信ノードが属するネットワークの形態を説明するための図である。本実施形態に係る複数の通信ノード100A〜100C,100S,100D,100X〜100Zは、ネットワークNWを構成する。
通信ノード100A〜100C,100S,100D,100X〜100Zは、無線端末である。例えば、通信ノード100A〜100C,100S,100D,100X〜100Zは、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistance)、PHS(Personal Handyphone System)、パーソナルコンピュータ等の移動通信端末又は固定通信端末である。
ネットワークNWは、アクセスポイントの介在なしに多数の通信ノード100を相互に接続してデータ通信を行うモバイルアドホックネットワーク(MANET)である。図1において、2つの通信ノード100を結ぶ実線及び点線の矢印は、2つの通信ノード100が互いに無線通信可能であることを示す。すなわち、実線及び点線の矢印は、2つの通信ノード100間の双方向リンクを意味する。
2つの通信ノード100間の双方向リンクを1ホップという。そして、1ホップで通信が可能な通信ノード100を1ホップネイバー(隣接ノード)という。同様に、2ホップで通信が可能な通信ノード100を2ホップネイバーという。図1において、通信ノード100Sの1ホップネイバーは、通信ノード100A,100X,100Zである。また、通信ノード100Bは通信ノード100Sの2ホップネイバーであり、通信ノード100Cは通信ノード100Aの2ホップネイバーである。
通信ノード100A〜100C,100S,100D,100X〜100Zは、互いに同様の物理的要素及び機能的要素を有する。本実施形態では、通信ノード100Sをデータの送信元ノード100Sとし、通信ノード100Dをデータの送信先ノード100Dとする。以下、送信元ノード100Sから送信先ノード100Dへデータを送信する場合のルーティングについて説明する。
ネットワークNWでは、送信元ノード100Sから送信先ノード100Dまでのルートが複数の通信ノード100A〜100C,100X〜100Yのうち任意の通信ノード100によって構成される。また、ネットワークNWでは、マルチパス方式を用いてルーティングを行う。すなわち、送信元ノード100Sから送信先ノード100Dへのルートは、標準ルート及び予備ルートが構築されることとなる。
標準ルートは、送信元ノード100Sから送信先ノード100Dまでのルートとして構築される1つのルートである。予備ルートは、標準ルートにおける特定のホップ数(本実施形態では2ホップ)の通信ノード100の間において構築される1以上のルートである。ネットワークNWにおいて、標準ルートと予備ルートとが構築されることによって、マルチパスが構築されることとなる。
ネットワークNWでは、データ通信に先立って、標準ルートと予備ルートを構築し、標準ルートを用いてデータ通信を行う。データ通信中に標準ルートが切断された場合、ネットワークNWでは、予備ルートに切り替える。
より具体的には、送信元ノード100Sから送信先ノード100Dまでの標準ルート(図1において実線の矢印)は、「通信ノード100S、通信ノード100A、通信ノード100B,通信ノード100C、通信ノード100D」を順にたどるルートである。上記標準ルートの予備ルート(図1において点線の矢印)は、「通信ノード100S、通信ノード100X、通信ノード100B」、「通信ノード100S、通信ノード100Z、通信ノード100B」、「通信ノード100B、通信ノード100Y、通信ノード100D」である。
引き続いて本実施形態に係る通信ノード100について詳細に説明する。図2は、本実施形態に係る通信ノードの物理的構成を示すブロック図である。本実施形態に係る通信ノード100は、物理的には、図2に示すように、CPU1、主記憶装置であるRAM2及びROM3、入力デバイスであるキーボード及びマウス等の操作部4、ネットワークカード等のデータ送受信デバイスである無線通信モジュール5、ディスプレイ6、などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
後述する通信ノード100の各機能は、図2に示すCPU1、RAM2等のハードウェア上に所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU1の制御のもとで操作部4、無線通信モジュール5、ディスプレイ6を動作させると共に、RAM2におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
図3は、本実施形態に係る通信ノードの機能的構成を示すブロック図である。通信ノード100は、機能的な構成要素として、2ホップネイバー管理部(ネイバー管理手段)101と、ルーティングテーブル管理部(ルーティングテーブル管理手段)102と、マルチパス構築部(マルチパス構築手段)103と、アプリケーションデータ通信部104(アプリケーションデータ通信手段)と、マルチパス構築返信メッセージ処理部(処理手段)105と、マルチパス構築要請メッセージ送受信部(送信手段、受信手段)106とを備えて構成される。
2ホップネイバー管理部101とルーティングテーブル管理部102とによりOLSR(Optimized Link State Routing Protocol)部110が構成される。OLSR部110は、ネットワークNWにおける標準ルートを構築する。OLSR部110は、MANET内のプロアクティブ型ルーティングプロトコルである。ネットワークNWでは、OLSR110によるシングルパスルーティング方式にて送信元ノード100Sから送信先ノード100Dまでの一つの標準ルートを構築する。
より具体的には、OLSR部110は、2秒間隔でHELLOメッセージを1ホップ先の通信ノード100の通信ノード100と交換することにより、1ホップ先及び2ホップ先の通信ノード100の存在及び接続状況を確認する。また、OLSRは、6秒間隔でTCメッセージの交換を行なうことによりネットワークの接続状況を把握し,ネットワーク内の送信先ノード100Dまでの標準ルートを構築する。
2ホップネイバー管理部101は、1以上の特定のホップ数(本実施形態では2ホップ)で到達する通信ノード100までの複数のネイバールートを管理する。ネイバールートとは、自機ノードから2ホップネイバーまでのルートである。2ホップネイバー管理部101は、OLSRの2ホップネイバーセット(非特許文献1を参照)を保有する。2ホップネイバーセットとは、通信ノード(自機ノード)100から2ホップネイバーまでの全ての接続情報である。2ホップネイバー管理部101は、任意の2ホップネイバーへ到達するために経由するすべての1ホップネイバー情報を管理する。
より具体的に図4を参照して説明する。図4は、2ホップネイバー管理部が管理する2ホップネイバーセットのデータ構造を示す図である。図4は、送信元ノード100Sの2ホップネイバー管理部101が管理するデータ構造である。
図1に示すように、通信ノード100Sは、通信ノード100Xを経由して通信ノード100Bと通信が可能である。よって、通信ノード100Sの2ホップネイバー管理部101は、1ホップネイバーである通信ノード100Xと、2ホップネイバーである通信ノード100Bとを関連付けて、2ホップネイバーセットの一要素として格納する。
同様に、通信ノード100Sは、通信ノード100Aを経由して通信ノード100Bと通信が可能である。よって、通信ノード100Sの2ホップネイバー管理部101は、1ホップネイバーである通信ノード100Aと、2ホップネイバーである通信ノード100Bとを関連付けて、2ホップネイバーセットの一要素として格納する。また、通信ノード100Sは、通信ノード100Zを経由して通信ノード100Bと通信が可能である。よって、通信ノード100Sの2ホップネイバー管理部101は、1ホップネイバーである通信ノード100Zと、2ホップネイバーである通信ノード100Bとを関連付けて、2ホップネイバーセットの一要素として格納する。
ルーティングテーブル管理部102は、ネットワークNW内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保有する。ルーティングテーブルは、送信先ノード100Dと、通信ノード(自機ノード)100から送信先ノード100Dまでの標準ルート上において自機ノードから特定のホップ数(本実施形態では2ホップ)で到達する特定ノードまでのルートと、を関連付ける。すなわち、ルーティングテーブル管理部102は、送信先ノード100Dと、自機ノードから送信先ノード100Dまでの標準ルート上において1ホップで到達するnext hop通信ノードと、を関連付けてOLSRのルーティングテーブルに登録する。
図5は、本実施形態に係る通信ノードが備えるルーティングテーブル管理部が管理するルーティングテーブルを示す図である。ルーティングテーブル管理部102は、図5に示すOLSRにおける標準のルーティングテーブルを保持する。ルーティングテーブル管理部102は、ルーティングテーブルを用いて、ネットワークNW内に自機ノードから到達可能な各通信ノードまでの標準ルート情報を管理することとなる。
より具体的に図1及び図5を参照して説明する。図1に示すように、送信元ノード100Sは、標準ルートにおいて、next hopの通信ノード100Aを経由して4ホップで送信先ノード100Dに到達する。その場合、図5に示すように、送信元ノード100Sのルーティングテーブル管理部102は、送信先ノード100Dを識別するID「D」と、next hop通信ノードとして通信ノード100AのID「A」と、ホップ数「4」とを関連付けて格納する。
すなわち、ルーティングテーブル管理部102は、送信先ノード100Dへデータを送信する際に、標準ルート上でデータを送信すべき次の通信ノードとしてnext hopノード情報を一つ持つ。各通信ノード100が、順次、送信先ノード100Dに対する標準ルートのnext hopノードへデータを送信することにより、標準ルートに従って、送信先ノード100Dへデータが送信される。
また、ルーティングテーブル管理部102は、後述するようにマルチパス構築部103が構築した予備ルート上のnext hopノード情報を送信先の通信ノードIDと関連づけて格納する。よって、ルーティングテーブル管理部102は、ルーティングテーブルを用いて、ネットワークNW内に自機ノードから到達可能な各通信ノードまでの予備ルート情報を管理することとなる。
送信元ノード100Sのアプリケーションデータ通信部104は、ユーザからデータ送信の要求を受け付け、送信するデータのアプリケーションの種類に基づいて、マルチパス(予備ルート)を構築するか否か判断する。すなわち、アプリケーションデータ通信部104は、送信するデータのアプリケーションの種類によってマルチパスが必要なのか、シングルパスで十分なのかを判断する。
アプリケーションデータ通信部104は、送信するデータのアプリケーションが、実時間アプリケーションのようなルート切り替え遅延によって大きな影響をうけるアプリケーションの場合にのみ、マルチパスを構築すると判断する。すなわち、アプリケーションデータ通信部104は、アプリケーションの種類によってシングルパスルーティング方式を用いるか、マルチパスルーティング方式を用いるかどうか選択を行なう。アプリケーションデータ通信部104は、マルチパスを構築すると判断すると、マルチパスの構築を要求する旨の要求信号をマルチパス構築要請メッセージ送受信部106へ出力する。
送信元ノード100Sのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、要求信号を入力すると、マルチパス構築要請メッセージ(マルチパスメッセージ)を生成する。マルチパス構築要請メッセージは、データの送信元であると共にマルチパス構築要請メッセージの送信元である送信元ノード100Sと、データの送信先であると共にマルチパス構築要請メッセージの送信元である送信先ノード100Dと、next hop通信ノードと、メッセージがマルチパス構築要請メッセージである旨と、構築する予備ルートの本数と、送信元ノード100SのID「S」と、を示す情報を含む。
マルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、ルーティングテーブルを参照して、送信先ノード100Dと関連付けられたnext hop通信ノードへ、生成したマルチパス構築要請メッセージをユニキャストする。マルチパス構築要請メッセージにおけるnext hop通信ノードは、標準ルート上において隣接する送信先ノード100D側の隣接ノードに対応する。
通信ノード100A〜100Cのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、標準ルート上において送信元ノード100S側の隣接ノードからマルチパス構築要請メッセージを受信する。通信ノード100A〜100Cのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、マルチパス構築要請メッセージを受信すると、自機の通信ノード100のIDを受信したマルチパス構築要請メッセージの後ろに付加する。そして、通信ノード100A〜100Cのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、ルーティングテーブルを参照して、データの送信先ノード100Dと関連付けられたnext hop通信ノードへ、マルチパス構築要請メッセージをユニキャストする。
マルチパス構築要請メッセージ送受信部106が受信するマルチパス構築要請メッセージは、標準ルート上に存在する通信ノードIDを含むこととなる。本実施形態では、マルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、マルチパス構築要請メッセージの送信元ノード100Sから標準ルート上の送信元ノード100S側の隣接ノードまでの通信ノード100のIDが順に付加されたマルチパス構築要請メッセージを受信する。
図1に示すように、通信ノード100Bが通信ノード100Aからマルチパス構築要請メッセージを受信した場合について説明する。図6(a)は、マルチパス構築要請メッセージの構成を示す図である。
通信ノード100Bのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106が送信するマルチパス構築要請メッセージは、マルチパス構築要請メッセージの送信元ノード100S、マルチパス構築要請メッセージの送信先ノード100D、next hop通信ノードとして通信ノード100C、メッセージがマルチパス構築要請メッセージである旨、構築する予備ルートの本数と、送信元ノード100Sから通信ノード100B(自機ノード)までの標準ルートと、を示す情報を含むこととなる。
送信先ノード100Dのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、マルチパス構築要請メッセージを受信すると、自機の通信ノード100のIDを受信したマルチパス構築要請メッセージの後ろに付加する。このようにすることにより、マルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、送信元ノード100Sから送信先ノード100DのIDが含まれた標準ルート情報を完成させる。そして、送信先ノード100Dのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106は、受信したマルチパス構築要請メッセージをマルチパス構築返信メッセージ処理部105へ出力する。
送信先ノード100Dのマルチパス構築返信メッセージ処理部105は、マルチパス構築要請メッセージを入力すると、入力したマルチパス構築要請メッセージに基づいてマルチパス構築返信メッセージを生成する。すなわち、マルチパス構築返信メッセージ処理部105は、入力したマルチパス構築要請メッセージの送信元の通信ノードを示す情報と送信先の通信ノードを示す情報とを入れ替えると共に、メッセージがマルチパス構築返信メッセージである旨に変更し、マルチパス構築返信メッセージを生成する。
図6(b)は、マルチパス構築返信メッセージの構成を示す図である。マルチパス構築返信メッセージは、マルチパス構築返信メッセージの送信元である通信ノードが送信先ノード100D、マルチパス構築返信メッセージの送信先の通信ノードが送信元ノード100S、該当するnext hop通信ノード、メッセージがマルチパス構築返信メッセージである旨、構築する予備ルートの本数と、標準ルートと、を示す情報を含む。マルチパス構築返信メッセージにおけるnext hop通信ノードは、標準ルート上において隣接する送信元ノード100S側の隣接ノードに対応する。
送信先ノード100Dのマルチパス構築返信メッセージ処理部105は、マルチパス構築返信メッセージを生成すると、標準ルート上において隣接する送信元ノード100S側の隣接ノードへ生成したマルチパス構築返信メッセージをユニキャストする。
通信ノード100A〜100Cのマルチパス構築返信メッセージ処理部105は、マルチパス構築返信メッセージを受信すると、next hop通信ノードに関する情報を変更して、標準ルート上において隣接する送信元ノード100S側の隣接ノードへマルチパス構築返信メッセージをユニキャストする。
また、通信ノード100A〜100C,100Sのマルチパス構築返信メッセージ処理部105は、受信したマルチパス構築返信メッセージに含まれる標準ルート情報に基づいて、自機ノードがパス構築ノードか否か判断する。すなわち、マルチパス構築返信メッセージ処理部105は、マルチパス構築要請メッセージに付加された標準ルート情報の複数のIDに基づいて自機ノードがパス構築ノードか否か判断する。パス構築ノードとは、標準ルート上において送信先ノード100Dから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数(本実施形態においては2ホップ)の倍数である通信ノードである。
図7を参照して、マルチパス構築要請メッセージ送受信部106とマルチパス構築返信メッセージ処理部105とによる情報処理をより具体的に説明する。図7は、マルチパス構築要請メッセージ送受信部及びマルチパス構築返信メッセージ処理部による情報処理を説明するための図である。図7において、破線の矢印はマルチパス構築要請メッセージの送信ルートを示し、実線の矢印はマルチパス構築返信メッセージの送信ルートを示す。
まず、送信元ノード100Sのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106が、ID「S」を付加したマルチパス構築要請メッセージを生成し、通信ノード100Aへ送信する。通信ノード100Aは、通信ノード100Sからマルチパス構築要請メッセージを受信すると、next hop通信ノードを示す情報を変更すると共にID「A」を付加したマルチパス構築要請メッセージを生成し、通信ノード100Bへ送信する。
同様に、通信ノード100Bから通信ノード100Cを介して通信ノード100Dへマルチパス構築要請メッセージが送信される。このようにして、マルチパス構築要請メッセージにID「S」「A」「B」「C」「D」が順に付加されることにより、標準ルート情報が完成する。すなわち、マルチパス構築要請メッセージに含まれる標準ルートを示す情報は、各通信ノード100のマルチパス構築要請メッセージ送受信部106がIDを付加したマルチパス構築要請メッセージを次々にユニキャストすることにより生成されることとなる。
そして、通信ノード100Dのマルチパス構築返信メッセージ処理部105は、標準ルート情報を含むマルチパス構築返信メッセージを標準ルートの逆ルートで返信することにより、通信ノード100A〜100C、及び送信元ノード100Sに標準ルート情報が送信されることとなる。
各通信ノード100A〜C、送信元ノード100S、及び送信先ノード100Dのマルチパス構築返信メッセージ処理部105は、標準ルート情報において自機ノードを識別するIDが送信先ノード100DのID「D」から何番目か識別して、自機ノードの標準ルート上の位置を検出する。そして、マルチパス構築返信メッセージ処理部105は、自機ノードがパス構築ノードか否か判断する。本実施形態におけるパス構築ノードは、通信ノード100Bと送信元ノード100Sである。
マルチパス構築返信メッセージ処理部105は、自機ノードがパス構築ノードであると判断すると、標準ルート情報に基づいて標準ルート上の2ホップネイバー先の通信ノードを識別するIDを検出する。具体的には、送信元の通信ノード100Sは、標準ルート情報に基づいて、2ホップネイバー先の通信ノードが通信ノード100Bであると認識する。
そして、自機ノードがパス構築ノードであると判断すると、マルチパス構築返信メッセージ処理部105は、マルチパス構築部103へマルチパスの構築を要請する旨の構築要請情報を出力する。構築要請情報は、2ホップネイバー先の通信ノードのIDと、マルチパス構築返信メッセージに含まれるマルチパスの構築本数を示すパス本数情報とを含む。
マルチパス構築部103は、マルチパス構築の要請を入力すると、2ホップネイバー管理部101によって管理されているネイバールートのうち特定ノードまでのネイバールートを送信先ノード100Dと関連づけて予備ルートを構築する。マルチパス構築部103は、パス本数情報が示す構築本数以内の予備ルートを構築する。
すなわち、マルチパス構築部103は、2ホップネイバーが管理している2ホップネイバーセットを参照して、特定ノードまでの標準ルート以外のルートを全て探索する。マルチパス構築部103は、探索の結果、探知したルートをルーティングテーブルに出力する。
具体的には、送信元の通信ノード100Sのマルチパス構築部103は、図2に示すように管理されている2ホップネイバーセットのうち、構築要請情報に含まれる2ホップネイバーのIDと関連付けられた1ホップネイバーを全て抽出する。マルチパス構築部103は、ID「X」とID「Z」を抽出する。マルチパス構築部103は、パス本数情報が示すパスの本数が抽出した1ホップネイバーの通信ノード数より小さい場合、ランダムに1ホップネイバーのIDを抽出する。マルチパス構築部103は、抽出した1ホップネイバーのID「X」及び「Z」をルーティングテーブル管理部102へ出力する。
ところで、2ホップネイバー管理部101では、所望の2ホップネイバーへ到達可能な1ホップネイバーが管理されている。よって。マルチパス構築部103は、自機ノードから特定の2ホップネイバーまでの複数のルートが構築できる。本実施形態では、通信ノード100Sは通信ノード100Bへ到達するためのnext hopとして、標準ルート上の通信ノード100C以外にも、通信ノード100X及び通信ノード100Zを予備ルートとして選ぶことができる。
図8に、予備ルートが登録されたルーティングテーブルの例を示す。ルーティングテーブルには、予め標準ルートとして優先度が「主」のルート登録されている。すなわち、ルーティングテーブルには、送信先の通信ノード100D、next hop通信ノード100A、hop数4、優先度「主」と登録されている。
ルーティングテーブル管理部102は、ルーティングテーブルに、予備ルートとして、優先度が「副」のルートを追加登録する。すなわち、ルーティングテーブル管理部102は、ルーティングテーブルに、送信先の通信ノード100D、next hop通信ノード100X、hop数4、優先度「副」の予備ルートと、送信先の通信ノード100D、next hop通信ノード100Y、hop数4、優先度「副」の予備ルートとを登録する。
このように、マルチパス構築部103は、マルチパス構築返信メッセージ処理部105からの要請があった場合、2ホップネイバー管理部101の情報を基に、予備ルートを構築して、ルーティングテーブル管理部102が予備ルートを登録する。
ところで、本実施形態の標準ルートでは、通信ノード100Bが送信先ノード100Dから2ホップ下流のノードであり、通信ノード100Bの2ホップ上流の通信ノードは通信ノード100Dである。そして、送信元ノード100Sは送信先ノード100Dからみて、2番目の2ホップノードであり、その2ホップ上流のノードは、通信ノード100Bである。
ゆえに、マルチパス構築部103は、通信ノード100Bが通信ノード100Dまでの予備ルートを構築し、通信ノード100Sが通信ノード100Bまでの予備ルートを構築することになる。マルチパス構築部103が予備ルートを構築することにより、送信元ノード100Sから送信先ノード100Dまでマルチパスが構築されることとなる。すなわち、マルチパス構築部103は、自機ノードと2ホップネイバーとの間に独立したマルチパスを構築することとなる。
なお、本実施形態にかかる通信ノード100のハードウェア構成を示す図2において、2ホップネイバー管理部101、ルーティングテーブル管理部102、アプリケーションデータ通信部はRAM2内に記憶されている。マルチパス構築部103部はCPU1の制御の元に動作する。マルチパス構築返信メッセージ処理部105とマルチパス構築要請メッセージ送受信部106はCPU1と無線通信モジュール5の制御の元に動作する。
続いて、本実施形態に係る通信ノード100のルーティング動作について説明すると共に本実施形態に係るルーティング方法を説明する。本実施形態のルーティング方法は、ネイバー管理ステップと、ルーティングテーブル管理ステップと、マルチパス構築ステップとを含む。
ネイバー管理ステップにおいては、2ホップネイバー管理部101が、2ホップ数で到達する通信ノードまでのネイバールートを管理する。ルーティングテーブル管理ステップにおいては、ルーティングテーブル管理部102が、データの送信先ノード100Dと、自機ノードからデータの送信先ノード100Dまでの標準ルート上において自機ノードから2ホップ数で到達する特定ノードまでのルートと、を関連付けて管理する。
マルチパス構築ステップにおいては、マルチパス構築部103が、標準ルート上においてデータの送信先ノード100Dから自機ノードまでのホップ数が2ホップ数の倍数である場合に、ネイバー管理ステップにおいて管理されているネイバールートのうち特定ノードまでのネイバールートを送信先ノード100Dと関連づけて予備ルートを構築する。
引き続いて、マルチパス構築ステップについてより詳細に説明する。図9は、本実施形態に係る通信ノードのルーティング動作を示すフローチャートである。
データ送信の要求が受け付けられると、送信するデータのアプリケーションの種類に基づいて、マルチパス(予備ルート)を構築するか否か、送信元ノード100Sのアプリケーションデータ通信部104によって判断される(S01)。マルチパスを構築しないと判断された場合(S01でNO)、OLSRの標準ルートを採用して(S02)ルーティングの動作を終了する。
マルチパスを構築すると判断された場合(S01でYES)、送信元ノード100Sのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106によって、マルチパス構築要請メッセージが発信される(S03)。マルチパス構築要請メッセージが発信されると、マルチパス構築要請メッセージを発信した通信ノード100のnext hop通信ノードのマルチパス構築要請メッセージ送受信部106によってマルチパス構築要請メッセージが受信される(S04)。
マルチパス構築要請メッセージを受信した通信ノード100が送信先ノード100Dでない場合(S05でNO)、マルチパス構築要請メッセージ送受信部106によって、マルチパス構築要請メッセージに自機のIDが付加され、next hop通信ノードへ転送される(S06)。
マルチパス構築要請メッセージを受信した通信ノードが送信先ノード100Dである場合(S05でYES)、送信先ノード100Dのマルチパス構築返信メッセージ処理部105によって、マルチパス構築返信メッセージが、生成されて標準ルートの逆ルート上のnext hop通信ノードへ送信される(S07)。マルチパス構築返信メッセージが送信されると、マルチパス構築返信メッセージを発信した通信ノードのnext hop通信ノードのマルチパス構築返信メッセージ処理部105によってマルチパス構築返信メッセージが受信される(S08)。
マルチパス構築返信メッセージを受信した通信ノードが送信元ノード100Sでない場合(S09でNO)、マルチパス構築返信メッセージ処理部105によって、自機ノードがパス構築ノードであるか否か判断する(S10)。
自機ノード100がパス構築ノードであり(S10でYES)、2ホップネイバー管理部101によって2ホップネイバーセットの要素が複数エントリされている場合(S11でYES)、ルーティングテーブルに予備ルートがマルチパス構築部103によって追加される(S12)。また、マルチパス構築返信メッセージがマルチパス構築返信メッセージ処理部105によって転送される(S13)。
自機ノード100がパス構築ノードでない場合(S10でNO)、ステップ13へ進む。また、2ホップネイバー管理部101によって2ホップネイバーセットの要素が複数エントリされていない場合(S11でNO)ステップ13へ進む。マルチパス構築返信メッセージを受信した通信ノード100がデータの送信元ノード100Sである場合(S09でYES)、ルーティング動作を終了する。そして、データ通信が開始される。
このようにして、送信元の通信ノードから送信先の通信ノードまでのホップ数が偶数の場合、図1に示すようなリンク・ディスジョイント型マルチパスが構築される。リンク・ディスジョイント型マルチパスとは、各ルートが共通の通信ノードは持つが、共通のリンクを持たないマルチパス方式である。送信元の通信ノードから送信先の通信ノードまでのホップ数が奇数の場合、部分リンク・ディスジョイント型マルチパスが構築される。本実施形態の部分リンク・ディスジョイント型マルチパスは、共有リンクを1つ有している。
続いて,本実施形態に係る通信ノード100の作用及び効果を説明する。本実施形態によれば、マルチパス構築部103が、標準ルート上の送信先ノード100Dから自機ノードまでのホップ数が2の倍数である場合に、2ホップネイバー管理部101によって管理されている複数のネイバールートのうち標準ルート上において自機ノードから特定ノードまでのネイバールートを特定し、特定したネイバールートをルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築する。よって、標準ルートとは独立した自機ノードから特定ノードまでの予備ルートを構築することにより、複数の通信経路を構築することができる。また、2ホップネイバー管理部101及びルーティングテーブル管理部102が管理している情報を利用して予備ルートを構築するので、ネットワークにおける処理負荷の増大を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記特定のホップ数を2ホップとする。このようにすることにより、既に確立されたMANETのOLSRを利用することができる。OLSRは、既にシングルパスルーティングプロトコルとして標準化が進んでいる。よって、今の段階でOLSRの基本ルーティングメカニズムを改良するのは非常に困難である。そこで、本実施形態では、OLSRのシングルパスルーティングの基本アルゴリズムとデータ構造の改良を行なわずに現在のデータ構造をそのまま利用して、OLSRにてマルチパスの構築を行うことができる。
また、マルチパス構築要請メッセージ送受信部106がマルチパス構築要請メッセージを受信して、受信したマルチパス構築要請メッセージに自機のIDを付加する。よって標準ルート上の各通信ノード100が標準ルートを把握することができる。そして、マルチパス構築返信メッセージ処理部105がマルチパス構築返信メッセージに付加された複数のIDに基づいて自機ノードが送信先ノード100Dから自機ノードまでのホップ数が特定のホップ数の倍数であるか否か判断することができる。よって、ネットワークにおける処理負荷の増大を抑制して効率的に予備ルートを構築することができる。
また、本実施形態の通信ノード100は、データのアプリケーションの種類に基づいて予備ルートを構築するか否か判断するアプリケーションデータ通信部104を備える。そして、マルチパス構築部103は、アプリケーションデータ通信部104が予備ルートを構築すると判断した場合に予備ルートを構築する。このようにすることにより、より的確に予備ルートを構築することができ、ネットワークにおける処理負荷の増大をさらに抑制することができる。
このようにして予備ルートを予め構築することにより、OLSRに基づいたリンク・ディスジョイント型マルチパス方式が実現できる。よって、標準ルートが利用不可能となった場合、瞬時に予備ルートに切り替えることができる。その結果、ルートを再構築するにあたって発生する遅延が大幅に短縮できる。よって、送信中のデータの損失を抑制することができる。すなわち、MENETにおいて、不安定なネットワークNWの接続状況に対応することができる。そして、IP電話等のように遅延を抑制したアプリケーションをMANET内に実現できる。
また、本実施形態によれば、マルチパス構築要請メッセージ及びマルチパス構築返信メッセージ以外に新たな制御信号を必要としない。よって、制御信号量の増加を抑制することができる。また、予備ルートが独立に構築されているので、ルートの切り替えはリンク切断が発生した端末の一番近い位置のマルチパスをもっている通信ノード100にてローカルで行なわれる。すなわち、送信元ノード100Sには負荷をかけないで予備ルートに切り替えることができる。具体的には、通信ノード100Cと通信ノード100Dの間のリンクが切断した場合、マルチパスを保有する一番近い通信ノードは通信ノード100Bであり、通信ノード100Bが通信ノード100Dへのルートを通信ノード100Y経由へ切り替える。よって、標準ルート上の他の通信ノード100に負荷をかけない。
また、本実施形態では、マルチパスが標準ルートの周りで構築されるので、オンデマンド型ルーティングプロトコルに基づいたブロードキャスト方式によりマルチパスが構築される場合と比べて構築過程が速い。更に、基礎が既に確立されているOLSRのデータ構造を利用して本実施形態を実施することができる。
ところで、標準OLSRの場合は、HELLOパケット交換間隔が2秒であり、TCメッセージ生成間隔が6秒である。これらの間隔を短くすれば、経路切り替え遅延の短縮は可能である。しかし、制御信号の大量発生によりネットワーク負荷の増大という問題が発生する。従って、シングルパスルーティング方式の物理的な限界があり、経路切り替え遅延を小さくするには限界がある。
一方、現在MANETにおいてオンデマンド型ルーティング方式に基づいたマルチパス構築方式が提案されているが、経路構築遅延が大きいという問題点がある。それに対して、本実施形態では、プロアクティブ型ルーティング方式のOLSRの高速性を利用して、ネットワークNWの負荷の増大を抑制して予備ルートを構築するので、ルート切り替え時間を短縮できる。
続いて,本実施形態にかかる通信ノード100の変形例について説明する。マルチパス構築要請メッセージ及びマルチパス構築返信メッセージは、データの送信先ノード100Dからみて2ホップ間隔にある通信ノード100に対して、標準ルート上それぞれの2ホップネイバーまでの独立した予備ルートの構築を依頼するものであれば、そのメッセージフォーマットは任意とする。
また、上記のマルチパス構築要請メッセージ送受信部106とマルチパス構築返信メッセージ処理部105がない場合でも本実施形態のルーティング方法が適応可能である。その場合、マルチパス構築部103が2ホップネイバー管理部101からの情報を基に、2ホップネイバーまでの全ての予備ルートを構築する。そして、ルーティングテーブル管理部102は、構築した予備ルートをルーティングテーブルに登録する。この場合は、全ての通信ノード100が常時マルチパスを構築し、ルーティングテーブルに反映していくこととなる。
また、標準ルートから予備ルートへの切り替えの判断は任意とする。例えば、標準ルートの切断又は品質の劣化などが予備ルートへの切り替えのトリガーとして考えられる。標準ルートから予備ルートへ切り替え後、切り替えられた予備ルートを標準ルートとして認識し、認識した標準ルートに対する新たな予備ルートを構築してもよい。
また、本実施形態において用いられる情報には生存時間が存在する。本実施形態において用いられる情報とは、2ホップネイバーセット、ルーティングテーブル等である。生存時間経過後、更新作業が行なわれる。生存時間間隔としてOLSR内に定義せれているものを推薦するが、その設定は一般的に任意である。
また、パス構築ノードとは、標準ルート上において送信先ノード100Dから自機ノードまでのホップ数が2ホップの倍数である通信ノードであるとしたが、標準ルート上において送信元ノード100Sから自機ノードまでのホップ数が2ホップの倍数である通信ノードとしてもよい。
また、通信ノード100は、無線通信を行う通信ノードだけでなく、有線によりデータ通信を行う通信ノードでもよい。
本実施形態に係る通信ノードが属するネットワークの形態を説明するための図である。 本実施形態に係る通信ノードの物理的構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る通信ノードの機能的構成を示すブロック図である。 2ホップネイバー管理部が管理する2ホップネイバーセットのデータ構造を示す図である。 ルーティングテーブル管理部が管理するルーティングテーブルを示す図である。 マルチパス構築要請メッセージ及びマルチパス構築返信メッセージの構成を示す図である。 マルチパス構築返信メッセージ処理部による情報処理を説明するための図である。 予備ルートが登録されたルーティングテーブルを示す図である。 本実施形態に係る通信ノードのルーティング動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100,100A〜100C,100X〜100Z…信ノード、100S…送信元ノード、100D…送信先ノード、101…ホップネイバー管理部、102…ルーティングテーブル管理部、103…マルチパス構築部、104…アプリケーションデータ通信部、105…マルチパス構築返信メッセージ処理部、106…マルチパス構築要請メッセージ送受信部、110…OLSR部。

Claims (5)

  1. 1以上の特定のホップ数で到達する通信ノードまでの複数のネイバールートを管理するネイバー管理手段と、
    ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持するルーティングテーブル管理手段と、
    標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が前記特定のホップ数の倍数である場合に、前記ネイバー管理手段によって管理されている前記複数のネイバールートのうち前記標準ルート上において自機ノードから前記特定のホップ数で到達する特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートを前記ルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築するマルチパス構築手段と、
    を備えることを特徴とする通信ノード。
  2. 前記標準ルート上における一方の隣接ノードから送信されるマルチパスを構築する旨のマルチパスメッセージであって、前記標準ルート上に存在する通信ノードを識別するIDを含むマルチパスメッセージを受信する受信手段と、
    前記マルチパスメッセージに自機の前記IDを付加したマルチパスメッセージを前記標準ルート上における他方の隣接ノードへ送信する送信手段と、
    前記マルチパスメッセージに付加された複数の前記IDに基づいて、前記標準ルート上において前記データの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が前記特定のホップ数の倍数であるか否か判断する処理手段と、
    を備え、
    前記マルチパス構築手段は、前記処理手段によって前記ホップ数が前記特定ホップ数の倍数であると判断された場合に前記予備ルートを構築することを特徴とする請求項1に記載の通信ノード。
  3. 前記データのアプリケーションの種類に基づいて前記予備ルートを構築するか否か判断するアプリケーションデータ通信手段を更に備え、
    前記マルチパス構築手段は、前記アプリケーション構築手段が前記予備ルートを構築すると判断した場合に前記予備ルートを構築することを特徴とする請求項1に記載の通信ノード。
  4. 2ホップで到達する通信ノードまでのネイバールートを管理するネイバー管理手段と、
    ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持するルーティングテーブル管理手段と、
    標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が2の倍数である場合に、前記ネイバー管理手段によって管理されている前記複数のネイバールートのうち前記標準ルート上において自機ノードから2ホップで到達する特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートを前記ルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築するマルチパス構築手段と、
    を備えることを特徴とする通信ノード。
  5. ネイバー管理手段が、1以上の特定のホップ数で到達する通信ノードまでの複数のネイバールートを管理するネイバー管理ステップと、
    ルーティングテーブル管理手段が、ネットワーク内にルーティングを行うためのルーティングテーブルを保持するルーティングテーブル管理ステップと、
    マルチパス構築手段が、標準ルート上においてデータの送信先ノード又は送信元ノードから自機ノードまでのホップ数が前記特定のホップ数の倍数である場合に、前記ネイバー管理手段によって管理されている前記複数のネイバールートのうち前記標準ルート上において自機ノードから前記特定のホップ数で到達する特定ノードまでのネイバールートを特定し、当該特定したネイバールートを前記ルーティングテーブルに追加することによって予備ルートを構築するマルチパス構築ステップと、
    を備えることを特徴とするルーティング方法。
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