JP2007225021A - 緩衝器 - Google Patents

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英 渡邉
Hirobumi Inoue
博文 井上
Yoshihiro Suda
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Abstract

【課題】 電磁力を減衰力として利用する緩衝器の性能悪化を防止することである。
【解決手段】 磁石に対向する巻線に作用する電磁力で伸縮を減衰する緩衝器D1において、伸縮を抑制する抑制手段Y1を設けて、抑制手段Y1で発生する減衰力を電磁力による減衰力に換えてあるいは付加することにより、巻線の温度上昇を抑制して磁石の熱減磁を防止することで、緩衝器の性能の悪化を防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、緩衝器の改良に関する。
一般に緩衝器にあっては、相対運動をする2つの部材間に介装され、上記部材の相対運動を減衰力で抑制する。
そして、特に、上記減衰力の発生源として磁石に対向させた巻線に作用する電磁力を利用しているものにあっては、たとえば、筒と、筒内に挿入されるロッドと、筒に軸方向に沿って取り付けた複数の巻線と、ロッドの外周側に交互に磁極が現れるように取り付けられた複数の磁石とを備え、いわゆるリニアモータの出力する力で伸縮を抑制するもの(たとえば、特許文献1参照)や螺子軸とボール螺子ナットとで構成されるボール螺子機構を使用して車両の車体と車軸との相対運動を回転運動に変換可能としておき、螺子軸をモータの出力軸に連結しておくことで、モータの出力するトルクでボール螺子ナットの上下運動を抑制するもの(たとえば、特許文献2参照)が知られている。
そして、この種緩衝器にあっては、伸縮時に減衰力を発揮するだけでなく、巻線に電流供給を行うことによりアクチュエータとして機能も発揮することができる。
特開2002−227927号公報(発明の実施の形態,図1および図2) 特開平08−197931号公報(段落番号0023,図1)
ところで、上記のような従来の緩衝器にあっては、車両等に適用されて使用される場合、車体の姿勢制御を行うときや車高を一定の高さに維持するとき等には、巻線に電流供給を行って常時伸び方向か縮み方向へ力を発揮させる必要がある。
しかし、そのような状態では巻線に電流供給をし続けることとなるが緩衝器自体は伸縮しないか伸縮速度が極めて低速となるので、電気エネルギの緩衝器における運動エネルギへの変換効率が悪化し、電気エネルギの殆どが熱に変換されることとなる。
すると、上記状況下では巻線の温度上昇が著しくなり、最悪の場合には磁石が不可逆減磁を生じたり、巻線の焼損により動作不良が生じたりしてモータの性能が悪化してしまい、結局のところ緩衝器の性能が悪化してしまうこともある。
そこで、本発明は上記不具合を解消するために創案されたものであって、その目的とするところは、電磁力を減衰力として利用する緩衝器の性能悪化を防止することである。
上記した目的を達成するため、本発明の課題解決手段は、磁石に対向する巻線に作用する電磁力で伸縮を減衰する緩衝器において、伸縮を抑制する抑制手段を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、磁石に対向する巻線に作用する電磁力による減衰力に加えて抑制手段によっても緩衝器の伸縮を抑制することができる。
したがって、緩衝器で車体の姿勢制御を行ったり、車高を一定の高さに維持したりする場合に、すなわち、巻線に積極的に通電して緩衝器をアクチュエータとしても機能させる場合に電磁力のみで姿勢制御、車高維持を行う必要が無く、抑制手段を併用することが可能である。
すると、巻線に供給すべき電流量も少なくてすむことになり、その結果、巻線の発熱を抑制できるで、巻線の焼損を防止することができ、また、磁石の不可逆減磁を防止することができ、緩衝器の性能の維持が可能となる。
以下、本発明を図に基づき説明する。図1は、第1の実施の形態における緩衝器の縦断面図である。図2は、第2の実施の形態における緩衝器の縦断面図である。図3は、第3の実施の形態における緩衝器の縦断面図である。
図1に示すように、第1の実施の形態における緩衝器D1は、伸縮運動を回転運動に変換する運動変換機構Hと、上記回転運動が伝達されるモータMと、伸縮を抑制する抑制手段Y1とを備えて構成され、この実施の形態の場合、運動変換機構Hは、螺子軸3と螺子軸3に回転自在に螺着されたボール螺子ナット4で構成されたボール螺子機構とされている。
そして、緩衝器D1が伸縮するとき、この運動変換機構Hによりボール螺子ナット4の上下方向の直線運動が螺子軸3の回転運動に変換され、上記回転運動がモータMのシャフト10に伝達される。
このとき、当該モータMに電磁力が生じてシャフト10の回転を抑制するトルクが発生され、このトルクをボール螺子ナット4の直線運動を抑制する減衰力として利用し、上記緩衝器D1の伸縮を抑制することが出来るものである。
また、この緩衝器D1は、本実施の形態の場合、ボール螺子ナット4をその内周側に保持する外筒2の図1中下端に設けたアイ12を介して車両の車軸側部材に連結可能とされるとともに、他方、モータMを図示しないマウント等を介して車体側部材に連結可能とされ、この緩衝器D1を車軸側部材と車体側部材との間に介装することが可能である。
また、モータMは、図1に示すように、ケース11と、上記シャフト10と、シャフト10の外周に取付けた図示しない磁石と、ケース11の内周であって上記磁石と対向するように取付けた図示しない巻線とを備え、いわゆるブラシレスモータとして構成されている。
なお、磁石は、環状に成形されており、N極とS極が円周に沿って交互に現れる分割磁極パターンを有しているが、複数の磁石を接着等して環状となるように形成してもよい。
そして、モータMは、シャフト10の回転トルクを制御可能なように図示しない制御装置およびに外部電源に接続されており、所望の減衰力を得られるよう調整されるとともに、モータMを積極的に駆動してこの緩衝器D1を緩衝器のみならずアクチュエータとして機能させるようにしてある。
ちなみに、モータMには、回転子の位置検出手段が設けられており、回転子の回転運動の状況(回転角や角速度等)に応じて緩衝器が発生する減衰力を制御できるようにしてある。この位置検出手段としては、具体的にたとえば、ホール素子、磁気センサや光センサ等を用いればよい。
なお、本実施の形態においてはモータMをブラシレスモータとしているが、電磁力発生源として使用可能であれば、様々なモータ、たとえば直流モータや交流モータ、誘導モータ等が使用可能である。
さらに、シャフト10の下端には、螺子軸3が連結されており、この螺子軸3は、その外周に螺子溝が設けられ、上述の外筒2に保持されたボール螺子ナット4内に回転自在に螺合されている。なお、モータMのシャフト10と螺子軸3とを一体的に形成してもよい。
また、シャフト10の下端上方側部には、円板状の摩擦板14が取付けられている。
そして、摩擦板14の外周面と同様の彎曲面を備えた摩擦部材15,15が上記摩擦板14に対向させてあり、また、図示しない移動手段によってこの摩擦部材15,15を摩擦板14に当接させたり離脱させたりすることができるようになっている。
なお、移動手段としては、電磁クラッチ、電磁ブレーキ等を使用することが可能であり、詳しくは図示しないが、具体的にたとえば、バネと電磁石と摩擦部材15に設けた磁性体とを備え、バネで摩擦部材15を摩擦板14に向けて附勢して電磁石非通電時には摩擦部材15と摩擦板14を当接させ、逆に電磁石に通電し摩擦部材15を吸引することにより摩擦部材15を摩擦板14から離脱および摩擦部材15と摩擦板14との当接時における押圧力の調整が可能なようになっている。
また、上記したほかにも車両のブレーキに採用されているような液圧を利用する手段を採用してもよく、いずれにせよ、この実施の形態の場合、この移動手段は、図示しない制御装置からの指令によって摩擦部材15,15を所定の力で摩擦板14に当接させることができるように設定されている。
この場合、抑制手段Y1は、シャフト10に取付けた摩擦板14、摩擦部材15および図示しない移動手段で構成されており、摩擦部材15,15を摩擦板14に適宜の押圧力で当接させることで、摩擦部材15,15と摩擦板14との間に摩擦力を生じせしめ、この摩擦力でシャフト10の回転を抑制することが可能、すなわち、摩擦部材15,15で摩擦板14の両側を挟持するようにして摩擦力を発生できるようになっており、また、上記押圧力を変化させることで摩擦力を変化させることができるようになっている。
他方、運動変換機構Hは、上述のように螺子軸3とボール螺子ナット4とで構成されおり、ボール螺子ナット4が螺子軸3に対し図1中上下方向の直線運動をすると、ボール螺子ナット4は、車軸側に固定される外筒2により回転運動が規制されているので、螺子軸3は強制的に回転駆動され、逆に、モータMを駆動して螺子軸3を回転させると、ボール螺子ナット4の回転が規制されているので、これによりボール螺子ナット4を上下方向に移動せしめることができる。
なお、本実施の形態においては、運動変換機構Hがボール螺子ナットと螺子軸とで構成されているが、これを他の構成、たとえば、ラックアンドピニオンで構成されてもよく、また、ボール螺子ナットを単なるナットに置き換えるとしてもよい。
さて、以上のように本発明の緩衝器は構成されるが、以下その作用について説明する。
まず、この緩衝器が伸縮する場合、すなわち、外筒2に連結されているボール螺子ナット4の上下への直線運動はボール螺子ナット4と螺子軸3のボール螺子機構により、螺子軸3の回転運動に変換され、上記螺子軸3に連結されたモータMのシャフト10も回転する。
モータMのシャフト10が回転運動を呈すると、モータM内の巻線には磁石の移動により誘導起電力が生じ、すなわち、運動エネルギが回生されて電気エネルギとなり、モータMのシャフト10には誘導起電力に起因する電磁力によるトルクが作用し、上記トルクがシャフト10の回転運動を抑制することとなる。
このシャフト10の回転運動を抑制する作用は、上記螺子軸3の回転運動を抑制することとなり、螺子軸3の回転運動が抑制されるのでボール螺子ナット4の直線運動を抑制するように働き、緩衝器は上記電磁力によって減衰力を発生し振動エネルギを吸収緩和する。
このとき、積極的に巻線に電流供給する場合には、シャフト10に作用するトルクを調節することで緩衝器の伸縮を自由に制御、すなわち、緩衝器の発生制御力を発生可能な範囲で自由に制御することが可能であるので、緩衝器の減衰特性を可変としたり、緩衝器をアクチュエータとして機能させたりすることも可能である。
また、この緩衝器D1にあっては、モータMが出力するトルクに加えて抑制手段Y1による摩擦力、すなわち、摩擦板14に摩擦部材15,15を当接することで生じる摩擦力を利用してシャフト10の回転を抑制することができる。
したがって、緩衝器D1で車体の姿勢制御を行ったり、車高を一定の高さに維持したりする場合に、すなわち、モータMの巻線に積極的に通電して緩衝器D1をアクチュエータとしても機能させる場合にモータMが出力するトルクのみで姿勢制御、車高維持を行う必要が無く、抑制手段Y1を併用することが可能である。
すると、モータM内の巻線に供給すべき電流量も少なくてすむことになり、その結果、巻線の発熱を抑制できるで、巻線の焼損を防止することができ、また、磁石の不可逆減磁を防止することができ、緩衝器の性能の維持が可能となる。
なお、車両停車時の車高維持には、モータMを使用せずに抑制手段Y1が発生する摩擦力のみで車高を維持することができ、一層の省電力かつモータMの温度上昇を防止できる。
また、抑制手段Y1で発生する摩擦力の大きさを制御するようにしておくことにより、モータMのトルクのみでは減衰力が不足する場合に、追加的に不足分の減衰力を加えることも可能となり、発生減衰力の可変幅が広がることとなり、車両の姿勢制御上有利となる。
さらに、モータM内の温度を検知しておくことにより、巻線の焼損や磁石が不可逆減磁してしまうような温度に達する前に、緩衝器D1の減衰力の発生を抑制手段Y1のみに切換えることも可能であり、この場合には、巻線の焼損および磁石の熱減磁を確実に防止することができる。
そして、抑制手段Y1のみでも減衰力を発生することが可能であるから、モータMに異常が発生してモータMで減衰力が発生できなくなるフェール時においても、その場合には、抑制手段Y1で減衰力を発生するとしてよいので、減衰力を発揮できなくなることが回避される。
またさらに、緩衝器D1の最圧縮あるいは最伸長時にボール螺子ナット4が摩擦板14に、螺子軸3が外筒2の底部に、夫々衝突してしまう事態を抑制手段Y1で防止することができ、車体に衝突時の衝撃が伝達される事が無いので車両における乗り心地を向上することができる。
つづいて、第2の実施の形態における緩衝器D2について説明する。なお、第1の実施の形態と同様の部材については、同一の符号を付するのみとして、その詳しい説明を省略する。
この第2の実施の形態における緩衝器D2では、図2に示すように、第1の実施の形態における緩衝器D1のモータMのシャフト10に抑制手段Y1の摩擦板14の換わりに、駆動歯車16を取付け、さらに、この駆動歯車16に従動歯車17を噛合させ、さらに、従動歯車17に摩擦板18を上端に備えた円板19を連結するとともに、この摩擦板18に摩擦部材20が対向させてある。
なお、上記摩擦部材20もまた第1の実施の形態における摩擦部材15と同様に図示しない移動手段によって摩擦板18に当接させたり離脱させたりすることができるようになっている。
上記移動手段としては、第1の実施の形態の移動手段と同様に、電磁クラッチ、電磁ブレーキ、等と同じような構成を採用すればよく、摩擦板18に摩擦部材20を押圧するときの力を調節できるようになっている。
そして、駆動歯車16の歯数は従動歯車17の歯数より多くなるように設定されており、シャフト10の回転速度を上記駆動歯車16と従動歯車17の歯車機構によって増速することが可能なようになっており、上記したところでは、増速手段は、上記駆動歯車16と従動歯車17の歯車機構で構成されている。
なお、第2の実施の形態におていは、抑制手段Y2は、上記増速手段と、従動歯車17に取付けた円板19、摩擦板18、摩擦部材20および図示しない移動手段で構成されており、この場合においても摩擦部材20,20を摩擦板18に所定の力で当接させることで、摩擦部材20,20と摩擦板18との間に摩擦力を生じせしめ、この摩擦力でシャフト10の回転を抑制することが可能となっている。
以上から明らかなように、この緩衝器D2にあっても、第1の実施の形態における緩衝器D1と同様に、モータMの巻線の温度上昇、ひいては磁石の熱減磁を防止でき、緩衝器の機能を維持することができる。
そして、この第2の実施の形態における緩衝器D2にあっては、上記第1の実施の形態における緩衝器D1の作用効果に加えて、抑制手段Y2に増速手段を備えているので、抑制手段Y2で発生する摩擦力で伸縮を抑制する減衰力は増幅されることになる。
したがって、抑制手段Y2の発生する摩擦力が小さくても充分な減衰力を得られることができ、抑制手段Y2の移動手段が、特に、電磁石通電時に摩擦部材20と摩擦板18とが当接するような構成を採る場合、電磁石への通電量が少なくてすむので省電力となる。
また、摩擦力による減衰力を増幅することができるので、より一層発生減衰力の可変幅が広がることとなり、車両の姿勢制御上有利となる。
最後に、第3の実施の形態における緩衝器D3について説明する。この緩衝器D3は、図3に示すように、筒30と、筒30内に移動自在に挿入されたロッド31と、筒30内に軸方向に沿って設けた複数の巻線32と、ロッド31の外周に軸方向に沿って設けた複数の磁石33と、筒30とロッド31との相対移動、すなわち、緩衝器D3の伸縮運動を抑制する抑制手段Y3とで構成されている。
以下、詳細に説明すると、筒30は、磁性体材料で形成されており、この筒30の内周には、上記のごとく複数の巻線32が軸方向に沿って取付けられている。また、巻線32は、図示しないコアに巻回されて形成されている。
他方、ロッド31も磁性体材料で形成され、ロッド31が筒30に対し移動すると、磁石33が巻線32に対して移動することになるので、巻線32に誘導起電力が生じて磁石33の移動を妨げるように電磁力が作用する。
また、巻線32に積極的に通電する場合には、磁石33を図3中上下移動させるように電磁力を発生させることもでき、この場合も、緩衝器D1,D2と同様に緩衝器D3をアクチュエータとして機能させることも可能である。
すなわち、筒30内周に設けた巻線32と、ロッド31の外周に設けた磁石33とで、いわゆる、リニアモータが形成されている。
そして、図示はしないが巻線32の内周側に、非磁性体で形成された内筒を設けるとともに、ロッド31の上端外周に内筒に摺接する環状の軸受を設け、さらには、内筒の下端にロッド31の外周に摺接する環状の軸受を設けて、筒30とロッド31の軸ずれを防止するとともに、内筒で巻線32を保護することが望ましい。
さらに、筒30の下端には、摩擦部材35,35が設けられており、この摩擦部材35,35は、ロッド31の外周面と同様の彎曲面を備えており、第1の実施の形態と同様の図示しない移動手段によって、それぞれロッド31の両側からロッド31に当接および離脱することができるようになっている。
したがって、この抑制手段Y3は、ロッド31の外周面に摩擦部材35,35でロッド31の両側を挟持するようにして摩擦力を発生することができるようになっている。
そして、この緩衝器D3にあってもリニアモータ側で減衰力を発生するとともに、それに加えて、抑制手段Y3で発生する摩擦力により筒30に対するロッド31の移動、すなわち、緩衝器D3の伸縮を抑制することが可能となっており、この摩擦力による減衰力を、リニアモータ側で発生する減衰力に付加することができる。
したがって、第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することが可能であり、巻線32の温度上昇、ひいては磁石33の温度上昇を抑制でき、巻線32の焼損や磁石33の熱減磁が防止され、これにより、緩衝器の性能の維持が可能となる。
なお、上記した第1および第2の実施の形態においては、螺子軸3とモータMとを連結するとしているが、螺子軸3の回転を阻止するようにしてボール螺子ナット4を回転させる場合には、ボール螺子ナット4の回転運動がモータMに伝達されるようにしてもよい。
また、外筒2の外周側に抑制手段の摩擦部材を設けて外筒2の移動を抑制するとしてもよく、さらに、螺子軸3に抑制手段を設けるとしてもよい。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
第1の実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 第2の実施の形態における緩衝器の縦断面図である。 第3の実施の形態における緩衝器の縦断面図である。
符号の説明
2 外筒
3 螺子軸
4 ボール螺子ナット
10 シャフト
11 ケース
12 アイ
14,18 摩擦板
15,20,35 摩擦部材
16 駆動歯車
17 従動歯車
19 円板
30 筒
31 ロッド
32 巻線
33 磁石
D1,D2,D3 緩衝器
H 運動変換機構
M モータ
Y1、Y2,Y3 抑制手段

Claims (5)

  1. 磁石に対向する巻線に作用する電磁力で伸縮を減衰する緩衝器において、伸縮を抑制する抑制手段を設けたことを特徴とする緩衝器。
  2. 伸縮時の直線運動を回転運動に変換する運動変換機構と、上記回転運動が伝達されるモータを備え、抑制手段は、上記直線運動もしくは回転運動を抑制することを特徴とする緩衝器。
  3. 抑制手段は摩擦力を利用することを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器。
  4. 抑制手段は回転運動の速度を増速する増速手段を備え、増速された回転運動を摩擦力によって抑制することを特徴とする請求項3に記載の緩衝器。
  5. 抑制手段は、モータの出力シャフトに連繋する駆動歯車と、駆動歯車に噛合する従動歯車とを備えた増速手段と、従動歯車に連結される環状摩擦板と、摩擦板に向けて押圧可能に設けられる摩擦部材とで構成されることを特徴とする請求項4に記載の緩衝器。
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