JP2007221187A - 無線通信装置及び無線通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】空間ストリーム間でCyclic Shiftが施されたMIMO_OFDM信号を正しく受信処理する。
【解決手段】まずL−LTFなどの同期獲得用のフィールドを用いて通常の同期獲得処理を行ない、その後にストリーム間でCyclic Shift信号が付加されたMIMO信号であることを検出すると、そのCyclic Shift量に基づいて同期タイミングを調整する。例えば、HTプリアンブルのHT−SIGフィールドに記載されているMCS値に基づいて空間ストリーム数を読み取り、さらに空間ストリーム数に応じたCyclic Shift量を特定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、MIMO(Multi Input Multi Output)通信にOFDM(Orthogonal Frequency DivisionMultiplexing:直交周波数分割多重)変調方式を適用する無線通信装置及び無線通信方法に係り、特に、IEEE802.11nに準拠するとともに、IEEE802.11a/gとの互換性を持ち、レガシー・パケットとMixed Modeパケットの双方を受信する無線通信装置及び無線通信方法に関する。
旧来の有線通信方式における配線から解放するシステムとして、無線ネットワークが注目されている。無線ネットワークに関する標準的な規格として、IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などを挙げることができる。
例えばIEEE802.11a/gでは、無線LANの標準規格として、マルチキャリア方式の1つであるOFDM(Orthogonal FrequencyDivision Multiplexing:直交周波数分割多重)変調方式が採用されている。OFDM変調方式では、OFDM変調方式によれば、送信データを相互に直交する周波数が設定された複数のキャリアに分配して伝送するので、各キャリアの帯域が狭帯域となり、周波数利用効率が非常に高く、周波数選択性フェージング妨害に強い。
IEEE802.11a/gの規格では、最大で54Mbpsの通信速度を達成する変調方式をサポートしている。しかし、通信速度として、さらなる高ビットレートを実現できる無線規格が求められている。例えば、IEEE802.11a/gの拡張規格であるIEEE802.11nでは、実効スループットで100MBPSを超える高速な無線LAN技術の開発を目指し、次世代の無線LAN規格を策定している。
IEEE802.11nでは、1次変調にOFDMを用いたOFDM_MIMO方式が採用されている。MIMO(Multi−Input Multi−Output)通信は、送信機側と受信機側の双方において複数のアンテナ素子を備え、空間多重した複数の空間ストリームを用いて無線通信の高速化を実現する技術である。送信機側では複数のアンテナを用いて送信データを複数のストリームに分配して送出し、受信機は複数のアンテナにより受信した空間多重信号に対してチャネル特性を利用した信号処理を行なうことによって空間分離し、ストリーム毎の信号をクロストークなしに取り出すことができる(例えば、特許文献1を参照のこと)。MIMO通信方式によれば、周波数帯域を増大させることになく、アンテナ本数に応じて伝送容量の拡大を図り、通信速度向上を達成することができる。
また、IEEE802.11nでは、IEEE802.11a/gとは変調方式や符号化方式などの伝送方式(Modulation and Coding Scheme:MCS)を異にし、高スループット(High Throughput:HT)伝送を実現する。その一方で、従来のIEEE802.11a/gに準拠した動作モード(以下では、「レガシー・モード」とも呼ぶ)を実行する通信端末(以下では、「レガシー端末」とも呼ぶ)との共存を許容する動作モードとして“Mixed Mode(MM)”を規定している。具体的には、パケット(MIMO信号)の先頭のPHYヘッダを、IEEE802.11a/gとまったく同じフォーマットからなるプリアンブル(以下では、「レガシー・プリアンブル」とも呼ぶ)と、これに続くIEEE802.11nに特有のフォーマットのプリアンブル(以下では、「HTプリアンブル」とも呼ぶ)で構成することを規定している。
図5には、IEEE802.11a/gに基づくパケット(以下、「レガシー・パケット」とも呼ぶ)のフォーマットを図示している。但し、1OFDMシンボルは4マイクロ秒であるとする(以下同様)。ヘッダ部は、レガシー・プリアンブルとして、パケット発見用の既知OFDMシンボルからなるL−STF(Legacy Short Training Field)と、同期獲得並びに等化用の既知OFDMシンボルからなるL−LTF(Legacy Long Training Field)と、伝送レートやデータ長(但し、Mixed Modeでは、レガシー端末を偽る(spoof)ための値が書き込まれる)などを記載したL−SIG(Legacy SIGNAL Field)で構成され、これに続いてペイロード(Data)が送信される。
また、図6には、IEEE802.11nで検討されているMixed Modeにおけるパケット(以下、「MMパケット」とも呼ぶ)のフォーマットを図示している。このヘッダ部は、レガシー・プリアンブルとまったく同じL−STF、L−LTF、L−SIGと、その後にHTフォーマットのHTプリアンブルとペイロード(データ)が続く。MMパケットは、レガシー・パケットにおけるPHYペイロードに相当する部分がHTフォーマットで構成されており、このHTフォーマット内は、再帰的にHTプリアンブルとPHYペイロードで構成される。
HTプリアンブルは、HT−SIG、HT−STF、HT−LTFで構成される。HT−SIGには、PHYペイロード(PSDU)で適用するMCSやペイロードのデータ長などのHTフォーマットを解釈するために必要となる情報が記載される。また、HT−STFは、MIMOシステムにおけるAGC(自動利得制御)を向上するためのトレーニング・シンボルからなる。また、HT−LTFは、受信機側でチャネル推定を行なうためのトレーニング・シンボルからなる。
なお、2本以上の伝送ブランチを使用するMIMO通信の場合、受信機側では、受信信号の空間分離する、送受信アンテナ毎にチャネル推定してチャネル行列を獲得する必要がある。このため、送信機側では、各送信アンテナからHT−LTFを時分割で送信するようになっている(図7を参照のこと)。HT−LTFトレーニング・シンボルの個数は、空間ストリーム数以上となる。
MMパケット中のレガシー・プリアンブルは、レガシー・パケットのプリアンブルと全く同じフォーマットであるとともに、レガシー端末がデコード可能な伝送方式で伝送される。これに対し、HTプリアンブル以降のHTフォーマット部分はレガシー端末が対応していない伝送方式で伝送される。レガシー端末は、MMパケットのレガシー・プリアンブル中のL−SIGをデコードして、自局宛てでないことと、データ長情報などを読み取り、正しい期間だけNAV(Network Allocation Vector)を設定して、衝突を回避することができる。この結果、MMパケットはレガシー端末との互換性を実現することができる。
また、MIMO通信では、異なる空間ストリームを通して同一又は類似する信号が伝送される際に、意図しないビームが形成されるという問題がある。そこで、IEEE802.11nでは、送信機は各送信アンテナから時間差(Cyclic Shift若しくはCDD(Cyclic Delay Diversity))を以って信号を送信する方法が検討されている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。これによれば、MMパケットのレガシー・プリアンブル部分と、HTフォーマット部分のそれぞれについて送信アンテナ間のCyclic Shift値が規定されている。例えば、2本の空間ストリームからなるMIMO通信を行なう場合、レガシー部分では、2本目の空間ストリームは、1本目の空間ストリームに対し−200ナノ秒だけ遅延時間を持つ時間差信号となる。
Figure 2007221187
MMパケットのレガシー・プリアンブルがレガシー・パケットのプリアンブルと全く同じフォーマットを持つことは既に述べたが、CDDを適用した場合には、Cyclic Shift信号が付加されているかどうかで両パケットには相違があることになる。IEEE802.11a/gとIEEE802.11nを兼用する通信機(以下、「MM端末」とも呼ぶ)を構成する場合、レガシー・パケットとMMパケットの双方を正しく受信しなければならないが、Cyclic Shiftを施す場合には、レガシー・プリアンブル(ぐたいてきには、L−LTFフィールド)で同期獲得したタイミングに問題が生ずる。
受信機側では、通常、受信したレガシー・プリアンブル中のL−STF部分における自己相関のピークを基準にして、L−LTF受信信号と既知トレーニング・シンボルとの相互相関を求め、そのピークが現れた位置に基づいて同期を獲得する。しかしながら、Cyclic Shift信号が付加されていない場合はおよそ基準以降に相関が現れるのに対し(図8を参照のこと)、前方へ送信タイミングがずれたCyclic Shift信号が付加されている場合には、基準より前に相関が膨らむ(図9を参照のこと)。例えば、2本の空間ストリームを用いるシステムでは、遅延が少なければ、相互相関により本来のタイミングとCyclic Shift信号によるタイミングとで2本のピークが立つが、遅延が大きくなるとピークが鈍ってしまい、遅延スプレッドが前方に広がって見える。
したがって、Cyclic Shift信号が付加された結果として、本来同期すべきタイミングよりも数シンボルだけ前方で同期を獲得してしまう可能性があり、OFDM復調のためのFFTウィンドウが前にずれることになる。例えば、20MHzでは200ナノ秒のずれは4サンプル分に相当する。
このようにFFTウィンドウが前方に少しだけずれた場合であっても、通常であれば、ガード・インターバルによって前シンボルからのシンボル間干渉を受けることはない。しかしながら、遅延の大きな伝搬チャネルの場合には、同期がずれたことにより、シンボル間干渉を受けてしまい、エラーを起こすおそれがある。
特に、HT−LTFやHT−DATA部などで16QAMや64QAM、あるいはそれ以上の変調レベルを使用する際には、シンボル間干渉を受けると、SNをいくら高くしても、エラーレートが改善しないフロア現象が起きる。このようなシンボル間干渉をできるだけ避けようとして、FFTウィンドウをできるだけ後ろにずらすと、逆に後のシンボルからの干渉を受ける危険がある。
また、チャネルは時間とともに位相回転するので、HT−LTFフィールドのシンボルを誤ったタイミングでチャネル推定すると、タイミング誤差が位相誤差となって影響することから、精度の高いチャネル行列を求めることができない。受信信号を精度の低いチャネル行列を用いてMIMO合成しても、ストリーム間でクロストークが発生するため、元の空間ストリームに正確に分離することができないという問題がある。
IEEE802.11n専用の通信端末であれば、HTフォーマットのみからなるパケットを受信すればよく、獲得したタイミングを既知のCyclic Shift分だけ後方にずらすだけで、上記の問題は解決する。しかしながら、MM端末の場合は、Cycclic Shift信号が付加されているかどうか判別できない段階のレガシー・プリアンブルにおいて同期タイミングを獲得するため、上記の問題は不可避となる。
特開2002−44051号公報 EWC(Enhanced WIreless Consortium) PHY Specification
本発明の目的は、空間ストリーム間でCyclic Shiftが施されたMIMO_OFDM信号を正しく受信処理することができる、優れた無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、IEEE802.11nに準拠するとともに、IEEE802.11a/gとの互換性を持ち、レガシー・パケットとMixed Modeパケットの双方を好適に受信することができる、優れた無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明のさらなる目的は、Cyclic Shiftが行なわれたMMパケットのレガシー・プリアンブル部分からより正確な同期を獲得することができる、優れた無線通信装置及び無線通信方法を提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、同期タイミングを検出してパケットを受信処理する無線通信装置であって、送信元からの伝送信号をアンテナ経由で受信する信号受信手段と、前記パケットのヘッダ部分に含まれるタイミング検出用フィールドを用いて同期タイミングを検出する同期タイミング検出手段と、前記同期タイミング検出手段により検出された同期タイミングのずれ量を推定して調整する同期タイミング調整手段と、前記の調整された同期タイミングに従って、パケットの受信処理を行なう受信処理手段を具備することを特徴とする無線通信装置である。
本発明は、MIMO通信にOFDM変調方式を適用した通信システムにおいて、MIMO信号を受信する無線通信装置に関するものであり、具体的には、IEEE802.11nに準拠するMIMO受信機であって、IEEE802.11a/g用のレガシー・パケットとIEEE802.11n用のHTフォーマットを含むMixed Modeパケットの双方を受信するものである。
MIMO通信において、異なる空間ストリームを通して同一又は類似する信号が伝送される際に、意図しないビームが形成されるという問題がある。このため、IEEE802.11nでは、送信機は各送信アンテナから時間差を付けて信号を送出するというCyclic Shiftが検討されている。しかしながら、プリアンブル中の同期獲得用のフィールドにもCyclic Shiftを施すと、本来同期すべきタイミングよりも前方で同期を獲得してしまい、その分だけFFTウィンドウが前にずれることからシンボル間干渉を受けるおそれがある、という問題がある。
これに対し、本発明に係る無線通信装置は、まず、L−LTFなどの同期獲得用のフィールドを用いて通常の同期獲得処理を行ない、その後に、ストリーム間でCyclic Shift信号が付加されたMIMO信号であることを検出すると、そのCyclic Shift量に基づいて同期タイミングを調整するようになっている。
したがって、本来の同期処理においてCyclic Shiftに起因してタイミング・エラーが生じても、その後の同期タイミング調整によって、16QAMや64QAM、あるいはそれ以上の変調レベルを使用するHTフォーマット部分におけるシンボル間干渉によるフロア現象を防止して、良好なエラーレートを確保することができる。
前記同期タイミング調整手段は、例えば、前記パケットのヘッダ部分で記載されているパケット・フォーマットに関する情報に基づいて、前記信号受信手段における受信信号がMIMO信号であるかどうか、すなわちCyclic Shift信号が付加されているかどうかを検出することができる。例えば、IEEE802.11nにおいては、HTプリアンブルのHT−SIGフィールドに記載されているMCS値に基づいてMIMO信号の空間ストリーム数を読み取ることができ、さらに空間ストリーム数からCyclic Shift量を特定することができる。
あるいは、パケットのヘッダ部は、Cyclic Shift信号を付加する場合としない場合とで変調パターンが相違するフィールドが含まれることを利用して、前記同期タイミング調整手段は、当該フィールドの変調パターンを検査することにより、前記信号受信手段における受信信号にCyclic Shift信号が付加されているかどうかを検出することができる。例えば、IEEE802.11nでは、HT−SIGフィールドは、L−SIGフィールドに対して90度だけ回転させた位相空間上でBPSK変調を行なうことから、両フィールド間で位相空間が直交するかどうかを以ってHT−SIGフィールドの存在を検出することができる。
あるいは、前記同期タイミング調整手段は、前記信号受信手段における受信信号の自己相関、相互相関、又はチャネル推定によって求められるパターンに基づいて、Cyclic Shift信号が付加されているかどうかを推定することができる。遅延プロファイルは、Cyclic Shift信号が付加されていない場合はおよそ基準以降に相関が現れるのに対し(図8を参照のこと)、Cyclic Shift信号が付加されている場合は基準より前に相関が膨らむ(図9を参照のこと)。IEEE802.11nでは2本の空間ストリームを用いたMIMO通信時には−200ナノ秒だけ遅延時間を持つCyclic Shift信号が付加されるので、遅延プロファイルが200ナノ秒以上にわたる場合はCyclic Shift信号が付加されていると推定することができる。
前記同期タイミング調整手段はCyclic Shift量に基づいてタイミング補正量を決定するが、前記受信処理手段は、該タイミング補正量に応じて同期位置を変えたFFTウィンドウを用いてOFDMシンボルの切り出しを行なうようにしてもよい。あるいは、前記受信処理手段は、該タイミング補正量に応じてガード・インターバルを除去する位置を変えるようにしてもよい。
IEEE802.11nでは、受信信号がMIMO信号で且つ2以上の空間ストリームを含むときにはCyclic Shift信号が付加されていることになるが、このような場合であっても、すべてにおいて同期タイミングの調整を行なう必要があるとは限らない。例えば、16QAMや64QAM、あるいはそれ以上の変調レベルにおいてのみ同期タイミング調整を行なう必要があるが、一方、より低い変調レベルの場合にはタイミング調整を行なわなくても十分なエラーレートが得られると推測される。
IEEE802.11nでは、MIMO信号を構成する各空間ストリームで同一の変調レベルが適用されることもあれば、空間ストリーム毎に異なる変調レベルが適用されることもある。前記同期タイミング調整手段は、前記信号受信手段で受信したMIMO信号に含まれる空間ストリームで適用されている最も高い変調レベルに基づいて、同期タイミングの調整を行なうべきかどうかを決定するようにすればよい。
前記同期タイミング調整手段は、受信信号に付加されているCyclic Shift信号のCyclic Shift量又はそれ以下となるタイミング補正量を決定するようにする。例えば、200ナノ秒のCyclic Shift量に対し、同期タイミング補正量を200ナノ秒未満となる50、100、150ナノ秒などとして、過度のタイミング調整によりFFTウィンドウが次のOFDMシンボルに食い込む危険性を配慮するようにしてもよい。
また、MIMO信号で送られてくるパケットのヘッダ部はチャネル行列生成のためのフィールドを含んでいる。このような場合、前記受信処理手段は、少なくとも該チャネル行列生成用フィールド及びパケットのデータ部を、前記同期タイミング調整手段により調整された同期タイミングに従って受信処理を行なうことが好ましい。チャネル行列生成用フィールドをより正確なタイミングでチャネル推定を行なう結果として、位相誤差を含まない高い精度のチャネル行列を用いてMIMO合成を行なうことにより、ストリーム間でクロストークなく空間分離を行なうことができるようになる。
本発明によれば、空間ストリーム間でCyclic Shiftが施されたMIMO_OFDM信号を正しく受信処理することができる、優れた無線通信装置及び無線通信方法を提供することができる。
本発明によれば、IEEE802.11nに準拠してMIMO信号を受信する場合と、IEEE802.11a/gに準拠した信号の双方にとって適切な受信処理を行なうことができる。
また、本発明によれば、Cyclic Shiftが行なわれたMIMO信号からより正確な同期を獲得することができるので、タイミング・エラーが引き起こすシンボル間干渉によるフロア現象を防止して、良好なエラーレートを確保することができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
本発明は、MIMO通信にOFDM変調方式を適用した通信システムにおいて、MIMO信号を受信する無線通信装置に関するものであり、その具体例は、IEEE802.11nに準拠するMIMO受信機であり、IEEE802.11a/g用のレガシー・パケットとIEEE802.11n用のHTフォーマットを含むMixed Modeパケットの双方を受信するように構成されている。
IEEE802.11nでは、異なる空間ストリームを通して同一又は類似する信号が伝送される際に意図しないビーム形成が生じないよう、送信機が各送信アンテナから時間差をつけて信号を送出するCyclic Shiftが検討されている。プリアンブル中の同期獲得用のフィールドにもCyclic Shiftを施すと、本来同期すべきタイミングよりも前方で同期タイミングを獲得してしまうという問題がある。これに対し、本発明に係る無線通信装置は、まず、L−LTFなどの同期獲得用のフィールドを用いて通常の同期処理を行なうが、その後に、ストリーム間でCyclic Shiftが行なわれた信号であることを検出するとCyclic Shift量に基づいて同期タイミングを調整するようになっている。
図1には、本発明の一実施形態に係るMIMO受信機におけるデジタル処理部分の構成を示している。図示の受信機は、2本の受信アンテナ(図示しない)を備え、2本の空間ストリームからなるMIMO信号を受信するものとする。以下の説明では、図6に示したMMパケットを受信する場合を想定する。
図示しないRF処理部からは、各受信アンテナにおける受信信号をRF処理して得られた2つのデジタル・ベースバンド信号A及びBが入力される。図示のデジタル処理部側では、これらデジタル・ベースバンド信号をMIMO合成して2本の独立した空間ストリームに分離し、各ストリームをそれぞれ復調し、デインターリーブ、デパンクチャやチャネル復号を経て、元のビット列を出力するようになっている。
MMパケット中のレガシー・プリアンブル部分及びHTプリアンブルのうちHT−SIGが各デジタル・ベースバンド信号A及びBから切り出され、加算器20で加算されて、タイミング検出部21に入力される。
タイミング検出部(Timing Detector)21は、L−STFにおける受信信号の自己相関や、L−LTFにおける受信信号と受信機自身が持つ既知トレーニング・シーケンスとの相互相関によって同期タイミングを求める。各バッファ1及び11からは、この同期タイミングに従ってOFDMシンボル毎にデジタル・ベースバンド信号が切り分けられる。
これと同時に、周波数オフセット補正部(Osc)2及び12では、周波数誤差推定部(Frequency Estimator)22からの周波数誤差推定値に基づいて、それぞれのデジタル・ベースバンド信号A及びBに対し周波数補正が行なわれる。また、HT−SIG検出部27は、デジタル・ベースバンド信号A及びBにおけるHT−SIGの存在を検出して、コントローラ30に通知するが、この点の詳細については後述に譲る。
その後、各デジタル・ベースバンド信号A及びBは、プリアンブルとデータ部分に分離され、ガード除去部(Guard remover)6及び16でガード・インターバルが除去された後、それぞれ高速フーリエ変換器(FFT)3及び13へ送られる。
FFT3及び13は、時間領域のデジタル・ベースバンド信号A及びBを周波数領域のサブキャリアに分解する。また、チャネル行列生成部(Matrix Generator)24は、送信機の各送信アンテナ(図示しない)から時分割送信されたHT−LTFのFFT出力を基に、チャネル行列Hをサブキャリア毎に生成する。
MIMOチャネル合成部(MIMO Channel Synthesis)23では、このチャネル行列Hを利用して、パケットのデータ部のFFT出力をサブキャリア毎に合成して、各空間ストリームに分離する。MIMOチャネル合成は、具体的には、チャネル行列Hから受信重み行列Wを算出し、これをFFT後の受信信号に乗算することにより行なわれる。チャネル行列Hから受信重み行列Wを求めるアルゴリズムとして、例えばZero Force(ゼロ化規範)、MMSE(MinimumMean Square Error)、SVD(Singular Value Decomposition:特異値分解)−MIMOなどが挙げられるが、ここでは特に限定されない。
MIMO合成された各ストリーム信号はそれぞれ、等化・位相トラッキング部(Equalize & Phase−Timing Track)4及び14に送られ、残留周波数オフセットと位相トラッキングの補正が行なわれた後、復調部(Demapper)5及び15で位相空間(constallation)上に変調点から元の値に復調され、復号部(Decoder)26により元のデータ・シーケンスに復号される。
図2には、図1に示したMIMO受信機において、Cyclic Shiftにより同期タイミングがずれた場合のOFDMシンボルを切り出す様子を図解している。
タイミング検出部21は、L−STFにおける受信信号の自己相関や、L−LTFにおける受信信号と受信機自身が持つ既知トレーニング・シーケンスとの相互相関によって同期タイミングを求める。上述したように、前方へのCyclic Shift信号が付加された受信信号との相互相関は、実際の遅延プロファイルとは異なり、本来より早い時点を同期タイミングとしてしまう(図9を参照のこと)。
この時点では、受信機側では、Cyclic Shift信号が付加されているかどうか不明であるので、タイミング検出部21において、まずこの時点を同期タイミングとして、L−LTFを用いたチャネル推定、並びにL−SIGとHT−SIGのデコードを行なう。本来より早い時点を同期タイミングとしている場合には、図2中で、L−SIG並びにHT−SIGの各シンボルの先頭において点線矢印で示すように、同期が前方に少しずれた位置で各フィールドを各バッファ1及び11から読み取ることになる。L−SIGやHT−SIGは符号化率1/2のBPSK変調という低いデータ・レートで送られてくるので、たとえ同期が多少ずれることによりシンボル間干渉を受けても、比較的影響は少ない。
L−SIG及びHT−SIGをデコードして得られた情報から、Cyclic Shift信号が付加されているかどうかを判断することができる。例えば、MMパケットでは、L−SIG中のRateフィールド(図10を参照のこと)には、レガシー・モードでは6Mbpsを表すビット値が偽って記載され、また、HT−SIGは2OFDMシンボルで構成されるが(図11を参照のこと)、1シンボル目のHT−SIG1に含まれるMCS(Modulation & Coding Scheme)値に基づいてHTフィールドで適用する伝送方式に関する情報を得るとともに、以下のように空間ストリーム本数Nssを特定することができる(非特許文献1(Appendix.A)を参照のこと)。
各空間ストリームで同じ変調方式の場合:
MCS 0〜7 ⇒ Nss=1
MCS 8〜15 ⇒ Nss=2
MCS 16〜23 ⇒ Nss=3
MCS 24〜31 ⇒ Nss=4
空間ストリーム毎に変調方式が異なる場合:
MCS 33〜38 ⇒ Nss=2
MCS 39〜52 ⇒ Nss=3
MCS 53〜76 ⇒ Nss=4
そして、空間ストリーム本数Nssから下表に従って、HTフォーマット部分におけるCyclic Shift値を識別することができる仕組みになっている。
Figure 2007221187
コントローラ30は、復号部26により復号されたデータを読み取って、受信信号にCyclic Shift信号が付加されているかどうかをチェックする。そして、Cyclic Shift信号が付加されていること(すなわち、受信信号が2以上の空間ストリームからなるMIMO信号であること)が判明したときには、コントローラ30は、タイミング検出部21に対して、同期タイミングを既に決めたタイミングよりもCyclic Shift量だけ後にずらすための制御信号34を帰還して、HT−LTF以降のシンボルに関しては、タイミングをCyclic Shift量だけ後方にずらして、この影響を除いた同期タイミングを基準として、FFT以降の復調処理を行なわせる。
図3には、HT−SIGフィールドに記載されている情報に基づいて同期タイミング補正を行なうための処理手順をフローチャートの形式で示している。
まず、L−LTFを用いて獲得した同期タイミングに基づいて受信したHT−SIGのデコードを行ない、1シンボル目の上位4ビットからMCSを読み取る(ステップS1)。そして、MCS値に基づいて、空間ストリーム数Nssを割り出す(ステップS2)。レートとは独立した各パラメータをMCS値から検索することができる(非特許文献1を参照のこと)。
ここで、空間ストリーム数Nssが2以上かどうかをチェックする(ステップS3)。
空間ストリーム数Nssが1の場合は(ステップS3のNo)、受信信号が空間多重されていない、すなわち受信信号にCyclic Shift信号が付加されていないので、同期タイミングの調整を行なう必要がない。したがって、L−LTFを用いて獲得した同期タイミングのままで、HT−LTF以降のシンボルについての受信処理を行なう(ステップS10)。
一方、空間ストリーム数Nssが2以上の場合には(ステップS3のYes)、受信信号にCyclic Shift信号が付加されていることを意味する。この場合、L−LTFを用いて獲得した同期タイミングをCyclic Shift量に基づいて調整すべきかどうかをさらに判断する。
例えば、16QAMや64QAM、あるいはそれ以上の変調レベルにおいてのみ同期タイミング調整を行なうが、より低い変調レベルの場合にはタイミング調整を行なわなくても十分なエラーレートが得られると推測される。
変調レベルを考慮して同期タイミングの調整を行なうべきと受信機が設定されているときには(ステップS4のYes)、HT−SIGから読み取ったMCSに基づいて、変調レベルを読み取る(ステップS6)。レートとは独立した各パラメータをMCS値から検索することができる(非特許文献1を参照のこと)。
ここで、使用するすべての空間ストリームで同じ変調レベルが適用される場合と、空間ストリーム毎に異なる変調レベルが適用される場合がある(前述)。前者の場合には(ステップS6のYes)、一様に設定されている変調レベルが基準となるレベルを超えるかどうかをチェックする(ステップS7)。また、後者の場合には、MCSに基づいて最も高い変調レベルを読み取り(ステップS9)、これが基準となるレベルを超えるかどうかをチェックする(ステップS7)。
ステップS7において、変調レベルが基準に達しないときには、敢えて同期タイミングを調整する必要はないので、L−LTFを用いて獲得した同期タイミングのままで、HT−LTF以降のシンボルについての受信処理を行なう(ステップS10)。
一方、変調レベルが基準を超えるときには、ステップS3で読み取った空間ストリーム数に割り当てられているCyclic Shift量に基づいて、L−LTFを用いて獲得した同期タイミングの調整を行なう(ステップS8)。
このような同期タイミングの調整によって、16QAMや64QAM、あるいはそれ以上の変調レベルを使用するHT−LTFやHT−DATA部におけるシンボル間干渉やこれに起因するフロア現象を防止することができる。また、チャネル行列生成部24はHT−LTFをより正確なタイミングでチャネル推定を行なうことができ、この結果、MIMOチャネル合成部23はより正確なチャネル行列に基づいて空間分離を行なうことができるようになる。
あるいは、コントローラ30は、ガード除去部6及び16に対して同期タイミング調整を行なうための制御信号33を帰還して、OFDMシンボルからガード・インターバルを除去する際にも、同期タイミング調整を行なうことが可能である。図4には、ガード・インターバル除去時にCyclic Shift量に基づいて同期タイミング調整を行なう様子を示している。同図Aはタイミング補正前のFFTウィンドウ位置を示し、同図Bはタイミング補正後のFFTウィンドウ位置を示している。
上記の説明では、受信機は、L−SIG及びHT−SIGに記載されている情報からCyclic Shift信号の有無を判別するようにしているが、その他の方法によって判別することも可能である。
例えば、HT−SIGフィールドが存在すること自体から、受信信号がMIMO信号であること、すなわちCyclic Shift信号が付加されていることを推定することができる。HT−SIGフィールドは、レガシー部分とは異なる変調パターンであることから、HT−SIG検出部27はHT−SIGフィールドの存在を確認することができる。この場合、HT−SIG検出部27がコントローラ30にその旨を通知し、コントローラ30はこれに応答してタイミング検出部21に制御信号34を帰還する。
HT−SIGフィールドは、L−SIGフィールドに対して90度だけ回転させた位相空間上でBPSK変調を行なうようになっている(非特許文献1並びに図12を参照のこと)。したがって、HT−SIG検出部27は、両フィールド間で位相空間が直交するかどうかを以ってHT−SIGフィールドの存在を検出することができる。そして、HT−SIGの存在を検出したときには、コントローラ30に通知する。
あるいは、タイミング検出部21において最初にL−LTFフィールドを用いて同期を獲得する際の相互相関によって求められる遅延プロファイルのパターンに基づいて、Cyclic Shift信号が付加されているかどうかを推定することができる。タイミング検出部21は、この推定結果をコントローラ30に通知すればよい。
現在、IEEE802.11nにおいて検討されている仕様では、例えば2本の空間ストリームを用いたMIMO通信時には、−200ナノ秒だけ遅延時間を持つCyclic Shift信号を付加することになっている(非特許文献1及び表1を参照のこと)。したがって、Cyclic Shift信号が付加されていない場合はおよそ基準以降に相関が現れるのに対し(図8を参照のこと)、Cyclic Shift信号が付加されている場合は基準より前に相関が膨らむ(図9を参照のこと)。
このことから、遅延プロファイルが200ナノ秒以上にわたる場合はCyclic Shift信号が付加されていると推定することができる。そして、コントローラ30は、同期タイミングをタイミング検出部21が決めたタイミングよりも200ナノ秒だけ後にずらすようにタイミング調整をコントロールする。
なお、上記の説明では、Cyclic Shift信号の影響を除くために、Cyclic Shift量だけ同期タイミングを後方にずらすとしたが、タイミング補正量はCyclic Shift量に限定されるものではない。例えば、200ナノ秒のCyclic Shift量に対し、同期タイミング補正量を200ナノ秒未満の50、100、150ナノ秒(20MHzでそれぞれ1、2、3サンプル分)などとして、過度のタイミング調整によりFFTウィンドウが次のOFDMシンボルに食い込む危険性を配慮するようにしてもよい。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、IEEE802.11nに準拠した通信システムに適用した実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。Cyclic Shiftを導入したその他のMIMO通信システムに対しても、同様に本発明を適用することができる。
また、本明細書では、Cyclic Shift量が前方へ200ナノ秒となる場合(EWC Specificationにおける2ブランチの場合)の同期タイミング補正について説明してきたが、その他の仕様においては各々のCyclic Shift量に対応した量のタイミング補正を行なうようにすればよい。例えば、3ブランチの場合は100、200ナノ秒のCyclic Shift信号が付加され、4ブランチの場合は50、100、150ナノ秒のCyclic Shift信号が付加される。これらの場合、最大のCyclic Shift量に基づいてタイミング補正量を決定するようにすればよい。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るMIMO受信機におけるデジタル処理部分の構成を示した図である。 図2は、図1に示したMIMO受信機において、Cyclic Shiftにより同期タイミングがずれた場合のOFDMシンボルを切り出す様子を示した図である。 図3は、HT−SIGフィールドに記載されている情報に基づいて同期タイミング補正を行なうための処理手順を示したフローチャートである。 図4Aは、ガード・インターバル除去時にCyclic Shift量に基づいて同期タイミング調整を行なう前のFFTウィンドウ位置を示した図である。 図4Bは、ガード・インターバル除去時にCyclic Shift量に基づいて同期タイミング調整を行なった後のFFTウィンドウ位置を示した図である。 図5は、IEEE802.11a/gに基づくパケットとも呼ぶ)のフォーマットを示した図である。 図6は、IEEE802.11nで検討されているMixed Modeにおけるパケットのフォーマットを示した図である。 図7は、MIMO通信時に、送信アンテナ毎のHT−LTFが時分割で送信されるパケット・フォーマットを示した図である。 図8は、Cyclic Shift信号が付加されていないL−LTFを用いて相互相関をとったときにおよそ基準以降に相関が現れる様子を示した図である。 図9は、Cyclic Shift信号が付加されたL−LTFを用いて相互相関をとったときに基準より前に相関が膨らむ様子を示した図である。 図10は、L−SIGフィールドのデータ構造を示した図である。 図11は、HT−SIGフィールドのデータ構造を示した図である。 図12は、L−SIGフィールドに対して90度だけ回転させた位相空間上でHT−SIGフィールドのBPSK変調を行なう仕組みを説明するための図である。
符号の説明
1、11…バッファ
2、12…周波数オフセット補正部
3、13…高速フーリエ変換器(FFT)
5、15…復調部
6、16…ガード除去部
20…加算器
21…タイミング検出部
22…周波数誤差推定部
23…MIMOチャネル合成部
24…チャネル行列生成部
25…残留周波数オフセット推定部
26…復号部
27…HT−SIG検出部
30…コントローラ

Claims (15)

  1. 同期タイミングを検出してパケットを受信処理する無線通信装置であって、
    送信元からの伝送信号をアンテナ経由で受信する信号受信手段と、
    前記パケットのヘッダ部分に含まれるタイミング検出用フィールドを用いて同期タイミングを検出する同期タイミング検出手段と、
    前記同期タイミング検出手段により検出された同期タイミングのずれ量を推定して調整する同期タイミング調整手段と、
    前記の調整された同期タイミングに従って、パケットの受信処理を行なう受信処理手段と、
    を具備することを特徴とする無線通信装置。
  2. 送信元となる通信装置の少なくとも一部は、送信タイミングに所定の時間差を設けた時間差信号を送信し、
    前記同期タイミング調整手段は、前記信号受信手段における受信信号が時間差信号であるかどうかを検出し、時間差信号であるときにはその時間差に基づいて前記同期タイミング検出手段で検出した同期タイミングの補正を行なう、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  3. 前記同期タイミング調整手段は、前記パケットのヘッダ部分で記載されているパケット・フォーマットに関する情報に基づいて、前記信号受信手段における受信信号が時間差信号であるかどうかを検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  4. パケットのヘッダ部は、時間差信号とそうでない場合とで変調パターンが相違するフィールドを含み、
    前記同期タイミング調整手段は、当該フィールドの変調パターンを検査することにより、前記信号受信手段における受信信号が時間差信号であるかどうかを検出する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  5. 前記同期タイミング調整手段は、前記信号受信手段における受信信号の自己相関、相互相関、又はチャネル推定によって求められるパターンに基づいて、受信信号が時間差信号であるかどうかを推定する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線通信装置。
  6. 送信元となる通信装置の少なくとも一部は、複数の送信アンテナを備え、伝送信号は複数の空間ストリームを用いて、送信アンテナ間で所定のCyclic Shift量だけ送信タイミングに時間差を設けたCyclic Shift信号を付加したMIMO信号を送信し、
    前記同期タイミング調整手段は、前記信号受信手段における受信信号にCyclic Shift信号が付加されているかどうかを検出し、Cyclic Shift信号が付加されているときにはそのCyclic Shift量に基づいて前記同期タイミング検出手段で検出した同期タイミングの補正を行なう、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  7. 前記同期タイミング調整手段は、前記パケットのヘッダ部分で記載されているパケット・フォーマットに関する情報に基づいて、前記信号受信手段における受信信号にCyclic Shift信号が付加されているかどうかを検出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  8. パケットのヘッダ部は、Cyclic Shift信号を付加する場合としない場合とで変調パターンが相違するフィールドが含まれており、
    前記同期タイミング調整手段は、当該フィールドの変調パターンを検査することにより、前記信号受信手段における受信信号にCyclic Shift信号が付加されているかどうかを検出する
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  9. 前記同期タイミング調整手段は、前記同期タイミング検出手段が同期を獲得する際の相互相関によって求められる遅延プロファイルのパターンに基づいて、Cyclic Shift信号が付加されているかどうかを推定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  10. MIMO信号の各空間ストリームではOFDM変調方式が適用されており、
    前記同期タイミング調整手段は、Cyclic Shift量に基づいてタイミング補正量を決定し、
    前記受信処理手段は、該タイミング補正量に応じて同期位置を変えたFFTウィンドウを用いてOFDMシンボルの切り出しを行なう、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  11. MIMO信号の各空間ストリームではOFDM変調方式が適用されており、
    前記同期タイミング調整手段は、Cyclic Shift量に基づいてタイミング補正量を決定し、
    前記受信処理手段は、該タイミング補正量に応じてガード・インターバルを除去する位置を変える、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  12. MIMO信号は各空間ストリームで同一又は異なる変調レベルが適用されており、
    前記同期タイミング調整手段は、前記信号受信手段で受信したMIMO信号に含まれる空間ストリームで適用されている最も高い変調レベルに基づいて、同期タイミングの調整を行なうべきかどうかを決定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  13. 前記同期タイミング調整手段は、受信信号に付加されているCyclic Shift信号のCyclic Shift量又はそれ以下となるタイミング補正量を決定する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  14. MIMO信号で送られてくるパケットのヘッダ部はチャネル行列生成のためのフィールドを含み、
    前記受信処理手段は、少なくとも該チャネル行列生成用フィールド及びパケットのデータ部を、前記同期タイミング調整手段により調整された同期タイミングに従って受信処理を行なう、
    ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信装置。
  15. 同期タイミングを検出してパケットを受信処理する無線通信方法であって、
    送信元からの伝送信号をアンテナ経由で受信する信号受信ステップと、
    前記パケットのヘッダ部分に含まれるタイミング検出用フィールドを用いて同期タイミングを検出する同期タイミング検出ステップと、
    前記同期タイミング検出手段により検出された同期タイミングのずれ量を推定して調整する同期タイミング調整ステップと、
    前記の調整された同期タイミングに従って、パケットの受信処理を行なう受信処理ステップと、
    を具備することを特徴とする無線通信方法。
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