JP2007219401A - 定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させる。
【解決手段】表面に弾性体を有する回動可能なローラ及び該ローラを加熱する加熱装置よりなるヒートローラ部と、前記ヒートローラの弾性体層の外周面に沿うように設けたパッドと、前記パッドの曲面に設けた前記ヒートローラの回転により従動回転するベルト部材と、前記パッドにより前記ヒートローラへ前記ベルト部材を押し付けるための加圧部材とからなり、可視化像が担持され搬送されてきた記録媒体を、前記ヒートローラと前記加圧部材との間を通過させることにより、前記可視化像を前記記録媒体へ定着させるための定着装置において、前記パッドの曲面の形状は、前記ヒートローラの軸方向に対して中央部と端部とで曲率を変えることにより、上記課題を解決する。
【選択図】図1

Description

本発明は、定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置に係り、特に、簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させるための定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置に関する。
従来、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置において、記録媒体上に担持されたトナー等の可視化像の定着性を向上させるための手法が存在する。一般的な方法としては、例えば記録媒体表面が弾性変形する回転可能な加熱定着ロールを内部からヒーターで加熱し、加熱定着ロールに接触したまま走行可能なエンドレスベルトを、圧力ロールにより接触面の反対側より押し付けるで、トナー像を定着する加熱定着法である。
また、上述した加熱定着手法において、小型・効率化を図るために、反対側より押し付ける圧力ロールの代わりにゴム等からなる加圧パッド等を用いて押し付け、加圧パッド表面を回動するベルトによって記録媒体を搬送するニップ定着方式が存在する(例えば、特許文献1参照。)。また、加圧パッドによる加圧範囲を広げることにより、定着の低エネルギー化を実現することが知られている。
特開平8−262903号公報
しかしながら、加圧パッドによる加圧範囲を広げた場合、加圧パッドを押し付ける荷重を考慮すると、例えば特許文献1に示すようにスプリング等の加圧手段が複数必要となり、高コストになってしまう。更に、特許文献1に示すような定着方式においては、スプリングを加圧パッドが含まれる圧力付加部に内包するとなると、無端ベルトの大径化、装置全体の大型化を招くことになる。
本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させるための定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本件発明は、以下の特徴を有する課題を解決するための手段を採用している。
請求項1に記載された発明は、表面に弾性体を有する回動可能なローラ及び該ローラを加熱する加熱装置よりなるヒートローラ部と、前記ヒートローラの弾性体層の外周面に沿うように設けたパッドと、前記パッドの曲面に設けた前記ヒートローラの回転により従動回転するベルト部材と、前記パッドにより前記ヒートローラへ前記ベルト部材を押し付けるための加圧部材とからなり、可視化像が担持され搬送されてきた記録媒体を、前記ヒートローラと前記加圧部材との間を通過させることにより、前記可視化像を前記記録媒体へ定着させるための定着装置において、前記パッドの曲面の形状は、前記ヒートローラの軸方向に対して中央部と端部とで曲率を変えることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させることができる。また、部品点数を少なくすることが可能であり、装置を小型化することが可能となる。
請求項2に記載された発明は、前記パッド表面の曲率は、パッド端部>ヒートローラ>パッド中央部の関係を満たすように形成されることを特徴とする。
請求項2記載の発明によれば、ヒートローラ部と加圧部材とで形成されるニップ幅が均一に得られ、用紙等の記録媒体の端部に十分な荷重を与えることができる。これにより、記録媒体の端部に発生するコールドオフセットを防ぐことができる。
請求項3に記載された発明は、前記パッド表面の曲率は、前記パッド中央部から前記パッド端部にかけての所定の位置から、前記パッド端部にかけて徐々に変形させることを特徴とする。
請求項3記載の発明によれば、ヒートローラ部と加圧部材とで形成されるニップ幅が均一に得られ、記録媒体に十分な荷重を与えることができる。これにより、記録媒体の端部に発生するコールドオフセットを防ぐことができる。
請求項4に記載された発明は、前記パッドを指示固定するパッド固定手段を有し、前記パッド固定手段における前記パッドとの接触面は、前記パッドの曲面形状を所定の位置から端部にかけて徐々に変形させるための端部支持形状を有することを特徴とする。
請求項4記載の発明によれば、パッド固定手段における端部支持形状によりパッドの曲面形状を変形させることができる。これにより、ヒートローラ部と加圧部材とで形成されるニップ幅が均一に得られ、記録媒体への十分な荷重を与えることができる。
請求項5に記載された発明は、表面に弾性体を有する回動可能なローラ及び該ローラを加熱する加熱装置よりなるヒートローラ部と、前記ヒートローラの弾性体層の外周面に沿うように設けたパッドと、前記パッドの曲面に設けた前記ヒートローラの回転により従動回転するベルト部材と、前記パッドにより前記ヒートローラへ前記ベルト部材を押し付けるための加圧部材とからなり、可視化像が担持され搬送されてきた記録媒体を、前記ヒートローラと前記加圧部材との間を通過させることにより、前記可視化像を前記記録媒体へ定着させるための定着装置において、前記パッドを指示固定する固定部材を有し、前記固定部材における前記パッドとの接触面は、前記パッドの曲面形状を所定の位置から端部にかけて徐々に変形させるための端部支持形状を有することを特徴とする。
請求項5記載の発明によれば、パッド固定手段における端部支持形状によりパッドの曲面形状を変形させることができる。これにより、ヒートローラ部と加圧部材とで形成されるニップ幅が均一に得られ、記録媒体への十分な荷重を与えることができる。また、パッド固定手段を用いることで、従来の曲率が一定のパッドを用いてパッドの曲面形状を変形させることができる。
請求項6に記載された発明は、記請求項1乃至前記請求項5に記載の定着装置を具備した画像形成装置である。
請求項6記載の発明によれば、簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させることができる。また、部品点数を少なくすることが可能であり、装置を小型化することが可能となる。
本発明によれば、簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させることができる。
<本発明の概要>
本発明は、加圧パッドの形状を変更する。具体的には、加圧パッドをヒートローラの軸方向に対して中央部と端部とで曲率を変えた形状とする。ここで、加圧パッドの曲率は、「パッド端部>ヒートローラ>パッド中央部」の関係を満たすような形状とする。更に、パッドの曲率は、パッド中央部からパッド端部にかけての所定の位置までは一定とし、所定の位置からパッド端部にかけて徐々に曲率を変更する。
以下に、本発明における定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置を好適に実施した形態について、図を用いて説明する。
<実施例1>
図1は、本発明における定着装置の一構成例を示す側面図である。また、図2は、記録媒体の挿入方向(矢印A方向)から見た定着装置の構成例を示す図である。図1及び図2に示す定着装置10は、加熱定着手段としてのヒートローラ11と、加圧パッド12と、加圧パッド12を固定するためのパッド固定手段としてのホルダー13と、ホルダー13をヒートローラ11側に加圧する加圧部材14と、加圧パッド12の外側を回動する無端のベルト部材(エンドレスベルト)15とを有するよう構成されている。また、図2に示すように、定着装置10には、ホルダー13の周辺を取り巻き、ベルト部材15等を支持する支持部材16を有している。
なお、用紙等の記録媒体は、トナー像等の可視化像が付着し未定着の状態で図1に示す矢印A方向から定着装置10のニップ部を通過させる。
ここで、ヒートローラ11の内部には加熱手段としてのヒーター21を設けている。また、ヒーター21の外周には、熱の伝搬性をよくするための鉄等の金属層22が被覆されており、ここまでの外径は25mmである。また、ヒートローラ11は、その金属の円筒の外周にシリコンゴム等のシリコン層からなる弾性体層23が厚さ0.8mmで被覆されている。
更に、ヒートローラ11は、回転するための駆動源(図示せず)を有しており、ベルト部材15は、ヒートローラ11の回転による従動回転を行う。また、ヒートローラ11内のヒーター21は、予め設定された温度に設定されてヒートローラ11とベルト部材15との間を搬送される記録媒体を加熱する。
また、ホルダー13は、加圧パッド12を把持し固定するための形状を有している。なお、図1、2において、ホルダー13の形状はコの字型の凹部が形成されているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、加圧パッド12の形状に対応させ、加圧パッド12を保持、固定、係止できる形状であればよい。また、加圧パッド12と、ホルダー13とを接着剤等により接着固定させてもよい。
また、加圧パッド13におけるベルト部材15との接触面には、ヒートローラ11とベルト部材14との接触面を広くするため、ヒートローラ11の弾性体層の外周面に沿うように所定の曲面形状を有している。また、加圧パッド13とベルト部材15の接触面には、潤滑性を向上するために低摩擦部材を加圧パッド13側に設けてもよく、またベルト部材15の加圧パッド13との接触面に潤滑剤を塗布してもよい。更に、加圧パッド13及びベルト部材15の両方に低摩擦を実現するため上述の低摩擦部材及び潤滑剤を施してもよい。
また、ヒートローラ11とベルト部材15を介して対向する加圧部材14は、スプリング等の加圧機構で構成されている。ここで、本発明における加圧パッド12とホルダー13との固定方法は、軸方向の中央1点で固定している。これは、部品点数を減らすためであり、中央一点で固定する構成であっても、加圧パッド12がヒートローラ11と常に面で接触することができる。
また、加圧パッド12をヒートローラ11へ押しつけるための荷重は、ヒートローラ11に接触してベルト部材15を従動させると共に記録媒体に十分な圧力がかかるようにするため、表面にかかる荷重を40kgf/mmになるよう加圧部材14により調整される。
<加圧パッド12の形状>
次に、加圧パッド12の形状について、本発明における形状に至るまでの経緯も含めて説明する。上述したように、加圧パッド12の表面には曲面形状が設けられており、パッドの軸方向の中央に荷重の中心がくるように押しつける加圧部材14を有している。ここで、実際に画像形成装置に搭載して用紙に可視化像としてトナー像を塗布して印刷を試みたところ、用紙の中央部では問題のない画像であったにもかかわらず、用紙の端部より約10mm内側にかけては、トナー像が十分に定着されておらず、擦ると簡単にトナー像が剥がれてしまう、いわゆるオフセット現象が発生した。この原因を調査すると、用紙の中央部と用紙端部では異なるニップ幅であったことがわかった。
そこで、本発明では、加圧パッド12の表面形状を変更する。具体的には、加圧パッド12の表面をヒートローラ11の軸方向に対して中央部と端部とで曲率を変える。
ここで、本発明における加圧パッド12の形状について図を用いて説明する。図3は、実施例1における加圧パッドの具体的な形状の一例を示す図である。なお、図3(a)は、加圧パッド12の断面を示し、図3(b)は、加圧パッド12におけるベルト部材15との接触面を示している。
加圧パッド12は、ゴム硬度30度(ASKER C)、幅(W)12mm、最も薄い箇所の厚さ(T)は4mmとした。また、加圧パッド12の曲率は、ヒートローラ11と同じにした場合、この曲率では定着に必要なニップ幅が得ることができず、ヒーター21の出力を上げることになり省電力の点で望ましくないことがわかった。
そこで、まず新たに曲率を広くした加圧パッド12を作成した。その結果、定着に必要なニップ幅を得ることはできた。しかしながら、実際に記録媒体にトナー像を塗布して印刷を実施したところ、印刷品の両端部より約20mm内側から両端にかけて、定着温度が低いときにトナーが十分に定着されないまま出力されてしまう、いわゆるコールドオフセットの現象が発生してしまう。
この原因は、加圧機構で押しつけた際、加圧パッド12とホルダー13の固定方法を軸方向の中央1点にしているため、曲率の広い加圧パッド12の中央は、ヒートローラ1へ押し付けられヒートローラ11を包むように形成され、定着に十分なニップ幅を得ることができたものの、加圧パッド12の軸方向の端部へは十分な圧力がかからず、ニップ幅が狭くなるため、コールドオフセットが発生したことがわかった。
したがって、本発明では、加圧パッド12の曲率を「加圧パッド端部>ヒートローラ>加圧パッド中央部」の関係が満たされるように設定する。具体的には、上述した実施例により、ヒートローラ11の直径は、25mm+(0.8×2)mm=26.6mmであり、半径は13.3mmである。したがって、加圧パッド12の中央部(図3において、12c)の半径(R1)は、ヒートローラ11の半径よりも大きいほうが、ヒートローラ11を包み込むことができる。
しかしながら、半径が大きすぎると加圧パッド12の曲面全体でヒートローラ11の表面を押すために加圧手段14における負荷が大きくなる。したがって、一例としてヒートローラ11の半径よりも2mm程度大きくして約15.3mmに設定した。なお、本発明における加圧パッド12の中央部(12c)は、これに限定されないが、例えば13.3mm〜15.3mm程度に設定することが好ましい。
また、加圧パッド12の両端部(12e)は、ヒートローラ11の半径よりも小さいほうがヒートローラ11の表面を均一に漏れなく押圧することができるため、一例としてヒートローラ11の半径13.3mmを基準として、12.5mmに設定した。なお、本発明における加圧パッド12の両端部(12e)は、これに限定されないが、13.3mm〜12.3mmの範囲で設定することが好ましい。
つまり、上述したように加圧パッド12とヒートローラ11との曲率の関係を「パッドの曲率を「パッド端部>ヒートローラ>パッド中央部」を満たすように設定する。また、加圧パッド12における中央部12cから両端部12eへの曲率の変化は、両端とも所定の位置から端部にかけて徐々に変わるように設定することが好ましい。つまり、パッド中央部からパッド端部にかけての所定の位置までは一定とし、所定の位置からパッド端部にかけて徐々に曲率を変更する。
なお、図3では、端部からの距離Lを20mmと設定し、端部からの距離に比例して直線的に変化させているが、本発明においてはこれに限定されるものではなく、例えば端部からの距離に応じて曲線的又は所定の距離毎に段階的に曲率を変化させてもよい。
このように、中央部の曲率と端部の曲率とを徐々に変化させることで、加圧パッドの両端付近にも十分なニップ幅が形成され、記録媒体の両端部に発生していたコールドオフセットのない、良好な画像形成を実現することができる。
<ホルダー13の形状>
ここで、上述した加圧パッド12を用いた場合、ホルダー13は、上述したように例えばコの字型の形状を有し、その凹部に加圧パッド12を押圧もしくは接着させていた。
ここで、本発明では、上述した加圧パッド12の表面形状をホルダー13に設けることで、そのホルダー13の形状の上に表面が一定の曲率からなるゴム等の弾性体の加圧パッドを嵌め込むことで、ホルダー13の表面形状により加圧パッドの裏側から押し付けられ、加圧パッド12の表面を中央部と両端部とで異なる曲率にすることができる。ここで、上述の内容を実施例2として図を用いて説明する。
<実施例2>
図4は、実施例2におけるホルダーの形状を説明するための図である。また、図5は、図4に示すホルダーに加圧パッドを嵌め込んだ状態を説明するための図である。なお、図4(a)は、ホルダー31の側面図であり、図4(b)は、ホルダー31の上面(表面)図である。なお、本実施例では、加圧パッド34の曲面の曲率は一定でもよい。したがって、図5に示すように、加圧パッド34の表面の曲率(半径)R3は、一定であるとする。なお、本実施例では、半径R3は、ヒートローラ11よりも大きくなるよう(例えば、約15.3mm等)に設定される。
図4に示すように、実施例2におけるホルダー31は、凹部32を有しており、ホルダー31の中央部(31c)は、その角の形状が加圧パッド34におけるホルダー31の設置面と同一の形状となる。つまり、ホルダー中央部31cでは、加圧パッド34に変形させるほどの圧力は与えない。
また、ホルダー両端部31eでは、加圧パッド34のベルト部材15との接触面(加圧パッド表面)の曲率(半径)を中央部の曲率と変えるように、ホルダー両端部31eには、加圧パッド34を押すための端部支持形状33−1〜33−4を有している。
なお、この端部支持形状33−1〜33−4は、上述したように加圧パッド31の端部が、両端部からの所定の位置から徐々に曲率が変化されていくように形成されている。なお、曲率が徐々に変化していくように端部支持形状33−1〜33−4を、端部からの距離に応じて曲線的又は所定の距離毎に段階的に変化させてもよい。
また、このとき、加圧パッド34とヒートローラ11との曲率の関係は「パッド端部>ヒートローラ>パッド中央部」を満たすように設定する。したがって、本発明におけるホルダー31の凹部に加圧パッド34を挿入することで、加圧パッド34の端部付近では端部支持形状33により下から押されることで、図5に示すように、加圧パッド34の表面形状を変形させることができる。
このように、中央部の曲率と端部の曲率とを所定の位置から徐々に変化させることで、加圧パッドの両端付近にも十分なニップ幅が形成され、記憶媒体(印刷品)の両端部に発生していたコールドオフセットのない、良好な記憶媒体を実現することができる。
なお、本発明における加圧パッドの曲率を変化させる方法は、上述した実施例1及び2に限定されるものではなく、例えば、実施例1及び2を組み合わせて適切な曲率になるように形成させてもよい。
<画像形成装置>
上述した定着装置10は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に適用することで、トナー像等の可視化像の記録媒体への定着を簡易な構成で迅速且つ適確に行うことができる。
ここで、本発明における定着装置10を適用した画像形成装置について、図を用いて説明する。図6は、本発明である定着装置の一実施例を用いた画像形成装置を示す側面図である。なお、図6に示されるように、画像形成装置40は、一例として中間転写体46を4回転させ、4色の画像を重ね合わせてカラー画像の形成が可能なカラーレーザプリンタを示している。
画像形成装置40は、本発明における定着装置10の他に、感光体ベルトユニット41と、帯電ブラシ42と、光学装置43と、現像装置44と、中間転写体46と、転写ローラ47と、リトラクト手段50と、用紙カセット60とを有するよう構成されている。
画像形成装置40で画像を形成する場合は、まず帯電ブラシ42で感光体ベルト41aの感光層を帯電させ、光学装置43から画像に応じたレーザ光を感光体ベルト41aの感光層に照射して電位を除去する。そして、現像ユニット44a〜44dのトナーが付着している現像ローラ45を図6に示す矢印G方向に回転させながら、感光体ベルト41aに接触させ、画像に応じたトナー層を感光体ベルト41a上に形成する。
感光体ベルトユニット41は、現像装置44からトナー画像を形成される感光体ベルト41aを有する。この感光体ベルト41aは、図6に示す矢印A方向に搬送される。また、中間転写ベルト46aは、感光体ベルト41aと接触するニップ部Nの搬送力により従動搬送される。
現像装置44は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアンの4色の現像ユニット44a〜44dを有する。現像ユニット44a〜44dは、それぞれ各色のトナーを蓄えると共に、感光体ベルト41aに対向する端部にトナーを薄層形成するための現像ローラ45が設けられている。
感光体ベルト41a上にトナー画像を形成する際は、リトラクト手段50を図6に示す矢印D方向に回動させて、現像ユニット44a〜44dを図6に示す矢印E方向に移動させ、現像ローラ45を感光体ベルト41aに接触させる。
中間転写ベルト46は、感光体ベルト41aに形成されたトナー画像を転写する中間転写ベルト46aを有する。また。中間転写ベルト46aは、感光体側ローラ46bと転写側ローラ46cに巻き掛けられている。
転写ローラ47は、図示されないリトラクト手段により、用紙カセット60から搬送される記録媒体Pを、中間転写ベルト46aに押し付けて中間転写ベルト46aのトナー画像を記録媒体Pに転写する。
なお、画像形成装置40の内部には、装置設置面の水平方向に対し、用紙搬送経路C、中間転写体46、感光体ベルトユニット41、現像装置44の順に配置される。更に、用紙搬送経路C上には、用紙カセット60、ピックアップローラ60a、レジストローラ60b、転写ローラ47、定着装置10が配置される。
そして、転写ローラ47と中間転写体46との間を通過する過程で未定着トナー画像が形成された記録媒体Pは、本発明における定着装置10を通過する過程で加熱、加圧されて未定着トナーが定着される。
このように、本発明における定着装置10を画像形成装置に具備することで、簡易な構成で迅速且つ適確にトナー像を記録媒体に定着させることができる。
上述したように本発明によれば、簡易な構成で可視化像の記録媒体への定着性を向上させるためことができる。具体的には、本発明の適用により、ヒートローラ部と加圧部材とで形成されるニップ幅が均一に得られ、記録媒体端部に十分な荷重を与えることができる。したがって、記録媒体端部に発生したコールドオフセットを防ぐことができる。
更に、本発明によれば、部品点数を少なくすることが可能であり、簡易な構成で定着装置を実現することができ、装置を小型化することが可能となる。
なお、本発明の定着装置及び該定着装置を具備した画像形成装置は、例えば高速で印刷を行う電子写真方式のプリンタ、複写機等の静電記録装置の分野に適用することができる。
以上本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。
本発明における定着装置の一構成例を示す側面図である。 記録媒体の挿入方向から見た定着装置の構成例を示す図である。 実施例1における加圧パッドの形状の一例を示す図である。 実施例2におけるホルダーの形状を説明するための図である。 図4に示すホルダーに加圧パッドを嵌め込んだ状態を説明するための図である。 本発明である定着装置の一実施例を用いた画像形成装置を示す側面図である。
符号の説明
10 定着装置
11 ヒートローラ
12,34 加圧パッド
13,31 ホルダー
14 加圧部材
15 ベルト部材
16 支持部材
21 ヒーター
22 金属層
23 弾性体層
32 凹部
33 端部支持形状
40 画像形成装置
41 感光体ベルトユニット
42 帯電ブラシ
43 光学装置
44 現像装置
45 現像ローラ
46 中間転写体
47 転写ローラ
50 リトラクト手段
60 用紙カセット

Claims (6)

  1. 表面に弾性体を有する回動可能なローラ及び該ローラを加熱する加熱装置よりなるヒートローラ部と、前記ヒートローラの弾性体層の外周面に沿うように設けたパッドと、前記パッドの曲面に設けた前記ヒートローラの回転により従動回転するベルト部材と、前記パッドにより前記ヒートローラへ前記ベルト部材を押し付けるための加圧部材とからなり、可視化像が担持され搬送されてきた記録媒体を、前記ヒートローラと前記加圧部材との間を通過させることにより、前記可視化像を前記記録媒体へ定着させるための定着装置において、
    前記パッドの曲面の形状は、前記ヒートローラの軸方向に対して中央部と端部とで曲率を変えることを特徴とする定着装置。
  2. 前記パッド表面の曲率は、
    パッド端部>ヒートローラ>パッド中央部の関係を満たすように形成されることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 前記パッド表面の曲率は、前記パッド中央部から前記パッド端部にかけての所定の位置から、前記パッド端部にかけて徐々に変形させることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 前記パッドを指示固定するパッド固定手段を有し、
    前記パッド固定手段における前記パッドとの接触面は、前記パッドの曲面形状を所定の位置から端部にかけて徐々に変形させるための端部支持形状を有することを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  5. 表面に弾性体を有する回動可能なローラ及び該ローラを加熱する加熱装置よりなるヒートローラ部と、前記ヒートローラの弾性体層の外周面に沿うように設けたパッドと、前記パッドの曲面に設けた前記ヒートローラの回転により従動回転するベルト部材と、前記パッドにより前記ヒートローラへ前記ベルト部材を押し付けるための加圧部材とからなり、可視化像が担持され搬送されてきた記録媒体を、前記ヒートローラと前記加圧部材との間を通過させることにより、前記可視化像を前記記録媒体へ定着させるための定着装置において、
    前記パッドを指示固定するパッド固定手段を有し、
    前記パッド固定手段における前記パッドとの接触面は、前記パッドの曲面形状を所定の位置から端部にかけて徐々に変形させるための端部支持形状を有することを特徴とする定着装置。
  6. 前記請求項1乃至前記請求項5に記載の定着装置を具備した画像形成装置。
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