JP2007217042A - ロック装置及びロック装置を備えた蓋付き飲料容器並びに蓋付き容器 - Google Patents

ロック装置及びロック装置を備えた蓋付き飲料容器並びに蓋付き容器 Download PDF

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Abstract

【課題】ロック部材の操作を小さい力ですむようにして操作性を向上する。
【解決手段】ロック装置14は、栓体5にロック部材15を設けると共に蓋9にロック部材15が係止可能なロック受け部16を設け、ロック部材15は栓体5に第2のヒンジ部19を介して基端17Bを回動自在に接続したアーム部17を設け、前記アーム部17に設けた係止部23が該アーム部17の回動に従い乗り越え部を介して係止受け部24に係止する。係止部23をアーム部17の先端17Aと基端17Bとの間に設けると共に、係止部23の両側面20A(乗り越え部)及びその奥側に設けられる係止受け部24を栓体5に設ける。ロック部材15の先端17A側を摘んで上方へ引き上げるような力を加えなくとも第2のヒンジ部19を回動中心として回動するだけで、係止部23が乗り越え部を乗り越え、さらなる回動によって奥側に設けられる係止受け部24に係止してロック状態を確保することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ロック装置及びロック装置を備えた蓋付き飲料容器並びに蓋付き容器に関するものである。
従来、容器本体の上部開口に被着される栓体と、該栓体にヒンジにて開閉可能に連結され、栓体の天板に開口する注出口を液密に覆う蓋体とを備え、前記ヒンジと反対側に蓋体の全閉状態を保持するロック装置を備えた飲料容器が知られている。前記ロック装置は栓体に基端を回動自在に設けられたロック部材としてのロックリングと、蓋体に設けられた係合片とからなり、ロックリングの回動によりその先端が係合片を乗り越えるようにして係合するものである(例えば特許文献1、2)。
また、保温構造の容器本体と、容器本体及び該容器本体に着脱可能に取付けられる蓋体を有し、前記容器本体の開口部に着脱自在に取付けられる蓋兼用容器とを備える食品保温容器であって、前記容器本体と蓋兼用容器のいずれか一方にロック部材としてのバックル部材の基端部側を回動自在に軸支すると共に、他方に前記バックル部材の先端部側が係合される係合部を設け、バックル部材を回動してその先端を、蓋体周縁側に設けた係合凹部を乗り越えて蓋上面に係止するような食品保温容器も知られている(例えば特許文献3、4、5)。
特許第3620042号公報 特開2003―212258号公報 特開平10−14643号公報 特開2001−137031号公報 特許第2986886号公報
従来のロック装置は、基端を中心としてロック部材を回動して、その先端を被固定側の凸部を乗り越えるようにしてロック部材が係止するようになっている。そしてロック部材が凸部を乗る越えるときには、指でロック部材を先端方向に弾性変形して乗る越え操作する必要がある。
しかしながら、このような指によるロック操作はロック部材を回動することのみならず、さらにロック部材の先端を先端方向に弾性変形させるためさらに力を入れるような操作が必要となる。一方、ロックを解除する場合においても、同様にロック部材の回動操作、ロック部材の弾性変形操作が必要となる。この結果、ロック部材によるロック操作時或いはロック解除時の操作が煩雑になってしまうおそれがある。
さらに、容器本体と、容器本体の開口に被着される栓体と、栓体上部に設けた口部と、栓体に回動自在に第1のヒンジ部により軸支された口部を開閉する蓋と、第1のヒンジ部の反対側に設置され蓋を閉状態に保持するロック部材を有するような飲料容器にあっては、ロック部材が係止する際に上下方向に係止部が弾性変形する構造であるが、弾性変形の方向、すなわち上下方向は蓋の外れ方向と同一であるため、係止部の弾性抵抗が大きく弾性変形量が小さいとロック係止時の抵抗が増して操作性が低下したり、逆に係止部の弾性抵抗が小さく弾性変形量が大きいとロック係止がゆるくなり、蓋ががたついたり、ロック係止が解除してしまい蓋が外れるといった問題が生じる。そのため係止の調節が高度であり、生産ばらつきにより管理が困難で高精度を要求された。
解決しようとする問題点は、固定側部材と被固定側部材の一方の部材に回動自在なロック部材を設けると共に他方の部材に該ロック部材が係止可能な係止受け部を設ける飲料容器や食品保温容器などにおいて、ロック部材の操作を小さい力ですむようにして操作性を向上する点である。さらに、容器本体、口部を備えた栓体、口部を覆う蓋を備えた蓋付き飲料容器にあっては、ロック部材の係止部の弾性変形方向を蓋外れ方向と別方向とし、ロック部材の係止部の弾性変形が蓋の被着状態に悪影響を及ぼして蓋ががたついたり、ロック係止が解除されて蓋が外れてしまうことを防止することを目的とする。
請求項1の発明は、固定側部材と被固定側部材の一方の部材に回動自在なロック部材を設けると共に他方の部材に該ロック部材が係止可能なロック受け部を設け、前記ロック部材は前記一方の部材にヒンジ部を介して基端を回動自在に接続したアーム部を設け、前記アーム部に設けた係止部が該アーム部の回動に従い乗り越え部を介して係止受け部に係止するロック装置において、前記係止部を前記アーム部の先端と前記基端との間に設けると共に、前記係止部の乗り越え部及びその奥側に設けられる前記係止受け部を前記固定側部材または被固定側部材に設けたことを特徴とするロック装置である。
請求項2の発明では、前記ロック部材は左右一対の前記アーム部を一体に設けると共に、これらアーム部の内面側に前記係止部を設け、前記アーム部の基端を前記ヒンジ部に対してその軸線方向に摺動自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のロック装置である。
請求項3の発明は、飲料用の容器本体と、前記容器本体の開口に被着される栓体と、前記栓体上部に設けた口部と、前記栓体に回動自在に第1のヒンジ部により軸支された口部を開閉する蓋と、前記第1のヒンジ部の反対側に設置され前記蓋を閉状態に保持するロック部材を有する飲料容器において、前記ロック部材は栓体または蓋のいずれか一方の側面に回動自在に軸支され、前記ロック部材は両側にアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端に第2のヒンジ部を有し、前記アーム部に係止部を設け、前記蓋が閉じた状態で前記ロック部材により保持された状態において、前記ロック部材の係止部に相対して係止する係止受け部を前記栓体または蓋の他方に設けたことを特徴とするロック装置を備えた蓋付き飲料容器である。
請求項4の発明は、前記ロック部材が回動して前記係止部と前記係止受け部が係止または解除される際に、前記ロック部材の基端が前記第2のヒンジ部の軸線に沿って外方へ弾発的に移動し、前記ロック部材の回動が完了して前記係止が保持または解除状態になったときに前記ロック部材の基端が前記軸線に沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻ることを特徴とする請求項3記載のロック装置を備えた蓋付き飲料容器である。
請求項5の発明では、前記容器本体は断熱性を有することを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項に記載のロッ容器本体と、該容器本体の開口を着脱自在に開閉する蓋と、該蓋を閉状態に保持するロック部材を有する容器において、前記ロック部材は前記容器本体または蓋のいずれか一方の側面に回動自在に軸支され、前記ロック部材は両側にアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端にヒンジ部を有し、前記アーム部に係止部を設け、前記蓋が閉じた状態で前記ロック部材により保持された状態において、前記ロック部材の係止部に相対して係止する係止受け部を前記容器本体または蓋のいずれか他方に設けたことを特徴とするロック装置を備えた蓋付き容器ク装置を備えた蓋付き飲料容器である。
請求項6の発明は、前記ロック部材が回動して前記係止部と係止受け部が係止または解除される際に、前記ロック部材の基端が前記ヒンジ部の軸線に沿って外方へ弾性的に移動し、ロック部材の回動が完了して前記係止が保持または解除状態になったときに前記ロック部材の基端が前記軸線に沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻ることを特徴とする請求項5記載のロック装置を備えた蓋付き容器である。
請求項1の発明によれば、ロック部材を摘んで上方へ引き上げるような力を加えなくともヒンジ部を回動中心として回動するだけで、係止部が乗り越え部を乗り越え、さらなる回動によって係止受け部に係止してロック状態を確保することができる。
請求項2の発明によれば、乗り越え部を乗り越える際、左右一対のアーム部間の間隔がロック部材の弾発力に抗して広がり、さらに回動に伴って係止部が係止受け部に弾性復縁力によって確実に係止できる。
請求項3の発明によれば、係止部の配置を蓋の外れ方向に一致しないアーム部側に配置することにより、係止のための調整、生産時の部品形状、寸法管理が容易となり安定したばらつきのない係止状態が得られる。
請求項4の発明によれば、係止部における係止受け部との係止、そして係止解除状態を確実に行うことができる。
請求項5の発明によれば、ロック部材を摘んで上方へ引き上げるような力を加えなくともヒンジ部を回動中心として回動するだけでロック部材がロック受け部に係止する状態を確保できる。
請求項6の発明によれば、係止部における係止受け部との係止、そして係止解除状態を確実に行うことができる。
本発明における好適な実施の形態について、添付図面を参照して説明する。尚、以下に説明する実施の形態は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1乃至図4は実施例1を示しており、両手で持てる大きさの飲料用容器は、内筒1と外筒2間に断熱部(図示せず)を備えた断熱構造の容器本体3と、該容器本体3の開口4に着脱可能に装着される栓体5とで構成されている。
栓体5は、容器本体3の外周とほぼ同じ外径の周側面6の上部に平面が円形の上面7を有するものであって、上面7の前部に筒状の飲み口或いは注ぎ口などの口部8を立設すると共に、該口部8の上方を開閉する蓋9とを備えている。蓋9はその基端を栓体5の上面7のほぼ中央に回動軸部である第1のヒンジ部10を介して起伏自在に設けられており、伏した状態で蓋9が口部8の上方を止液材たるパッキン11を介して覆うようになっている。そして、蓋9が伏した蓋閉状態においてそのほぼ縦向きな先端面12は周側面6とほぼ同一面状となるように対向している。尚、図中13は蓋9の裏面に下向きに突設したゴム等の弾性突起であり、該蓋9が伏した状態ではその先端が上面7に圧接して蓋9を開方向に付勢している。
そして、被固定側部材である蓋9を伏した状態で該蓋9を、固定側部材である栓体5に着脱可能に固定するためのロック装置14は、栓体5の周側面6に設けたロック部材15と、蓋9の先端面12に設けたロック部材15が係止可能なロック受け部16によって構成される。
ロック部材15は、上下方向に長いアーム部17を間隔をおいて左右両側に配置すると共に、その先端17A間に架設部18を円弧状に突設して架設した略U字形状の合成樹脂製であって、アーム部17の基端17Bは周側面6に横向きの回動軸部である第2のヒンジ部19によって上下方向に回動自在に設けられている。尚、基端17Bは他のアーム部17より肉厚に形成されている。この第2のヒンジ部19を設けたロック部材15の取付部20は、周側面6より外側に突設した台座状であって、その左右に配置される両側面20Aの横幅方向の間幅Aは両側のアーム部17の内面21間の非ロック状態の横幅方向の幅Dとほぼ同じ幅となっており、隣接するアーム部17の対向面たる内面21が取付部20の両側面20Aにそれぞれ嵌合或いは遊嵌するようになっている。そしてこの取付部20の下部に軸からなる第2のヒンジ部19が軸線19Aを横向きにして配置されると共に、その横向きの両端である後述する突出端19Bは取付部20の両側面20Aより突設しており、第2のヒンジ部19は、アーム部17の基端17Bに形成した軸穴22と、栓体5に設けられ軸穴22に回動自在に設けられる軸棒22Aとからなる。この第2のヒンジ部19(軸棒22A)の突出端19Bが、アーム部17の基端17Bに形成した軸穴22に挿入してロック部材15は回動自在に取り付けられる。さらに軸穴22と突出端19Bとは同一径、或いはほぼ同一径となってややゆるい状態となっており、軸穴22、ひいては基端17Bは軸線19A方向に沿ってアーム部17の弾性力に抗して左右外側に摺動自在に設けられている。
前記ロック受け部16は蓋閉時に取付部20の上方に配置されるものであり、架設部18に嵌合するように該架設部18の内側と同様な円弧状となって上向きに突設している。
さらに、取付部20の両側面20Aにそれぞれ嵌合する左右一対の前記アーム部17の内面21にロックのための係止部23が突起状にそれぞれ設けられると共に、取付部20の両側面20Aの幅Aよりも、一対の前記アーム部17の内面21にそれぞれ設けられる係止部23相互間の非ロック状態における幅Bはやや小さく設定されている(幅A>幅B)。これにより、ロック部材15を第2のヒンジ部19を回動中心として上向きに回動したとき係止部23が両側面20Aを乗り越えることとなり、該両側面20Aによって係止部23の乗り越え部が形成されることとなる。両側面20Aの後部、すなわち乗り越え部の奥側には係止部23が係止する係止受け部24が凹部によってそれぞれ設けられている。係止部23は内面21における奥行き幅方向の略中央位置でアーム部17の長手方向に向けて細長く凸条に形成されている。尚、その横断面はほぼ円弧状である。一方、係止受け部24はロック部材15の回動に伴い両側面20Aの奥行き方向の乗り越え部となる前側を係止部23が乗り越えた後に該係止部23を係止するものであり、両側面20Aにおける奥行き方向の後側、すなわち取付部20の栓体5との接続側に配置されるものであり、上下方向に向けて細長く凹条に形成されている。そして、両側面20Aにある左右一対の係止受け部24間の幅Cは、前記幅Aより小さく、幅Bとほぼ同じである。尚、その横断面はほぼ円弧状である。
次に前記構成についてその作用を説明する。飲料を収容するときは、まず予め開いている開口4より飲料を容器本体3に収容し、次に開口4に栓体5を取り付けて開口4を閉じる。この後、第1のヒンジ部10を回動中心として蓋9を閉じると、ロック受け部16は取付部20の上方に配置されると共に、口部8はパッキン11により封止される。
そして、蓋9を栓体5、ひいては容器本体3側に固定するため、架設部18を摘んでロック部材15を第2のヒンジ部19を回動中心として上向きに回動する。この回動始めにおいては、図2(A)及び図3の一点鎖線で示すように左右一対の間隔は取り付け部の幅と同一かほぼ同一である。
さらにロック部材15の回動途中において、左右一対の係止部23が取付部20の両側面に接し、さらに回動すると係止部23が両側面20Aに乗り上げることとなる。これは左右一致の係止部23間の幅Bが前記幅Aより小さいことに起因する。この乗り上げに伴い、図2(B)及び図3の二点鎖線で示すようにアーム部17は軸線19A方向に広がる。この広がりは架設部18でU字状に連結した左右一対のアーム部17の弾性に抗してなされるものであり、このため、軸からなる第2のヒンジ部19の突出端19Bを軸穴22が摺動し、自由端となっている基端17Bが軸線19A方向の外側に移動し、取付部20と基端17Bとの間にわずかな隙間Lが左右にそれぞれ形成されることとなる。
さらに、ロック部材15を回動すると図2(C)及び図3の実線で示すように係止部23が凹状となっている係止受け部24に挿入すると、左右一対の係止受け部24間の間隔Cは前記間隔Aより小さくなっているので、左右一対のアーム部17は弾性復元力により元の間隔に戻り、そして、幅Aより幅Cへとかわる境界である係止受け部24の前壁部によって係止部23は係止されて、元へ戻るように逆回動することが阻止される。この際、前記弾性復元力に伴って軸からなる第2のヒンジ部19の突出端19Bを軸穴22が摺動し、基端17Bが軸線19A方向の内側に移動して、取付部20に基端17Bは接して係止される。
一方、ロック部材15によるロック状態を解除するには、架設部18を摘んで第2のヒンジ部19を回動中心として下方へ回動すると、ロック時とは逆に図2(B)及び図3の二点鎖線で示すように係止部23が係止受け部24から両側面20Aに乗り上げる。この乗り上げに伴い、アーム部17はロック部材15の弾性力に抗して軸線19A方向に広がると共に、軸からなる第2のヒンジ部19の突出端19Bを軸穴22が摺動し基端17Bが軸線19A方向の外側に移動する。
さらに、ロック部材15を回動すると図2(A)及び図3の一点鎖線で示すようにロック部材15が取付部20より離れると共に、弾性復元力に伴って第2のヒンジ部19の突出端19Bを軸穴22が摺動し、基端17Bが軸線19A方向の内側に移動して、取付部20に基端17Bは接して係止される。
以上のように、前記実施例では栓体5にロック部材15を設けると共に蓋9にロック部材15が係止可能なロック受け部16を設け、ロック部材15は栓体5に第2のヒンジ部19を介して基端17Bを回動自在に接続したアーム部17を設け、前記アーム部17に設けた係止部23が該アーム部17の回動に従い乗り越え部を介して係止受け部24に係止するロック装置14において、前記係止部23を前記アーム部17の先端17Aと前記基端17Bとの間に設けると共に、前記係止部23の両側面(乗り越え部)20A及びその奥側に設けられる係止受け部24を栓体5に設けたことにより、ロック部材15の先端17A側を摘んで上方へ引き上げるような力を加えなくとも第2のヒンジ部19を回動中心として回動するだけで、係止部23が乗り越え部を乗り越え、さらなる回動によって奥側に設けられる係止受け部24に係止してロック状態を確保することができる。
また、前記アーム部17は左右一対の前記アーム部17を一体に設けると共に、これらアーム部17の基端17Bをヒンジ部に対してその軸線19A方向に摺動自在に設けたことにより、係止部23が両側面20Aによって形成される乗り越え部を乗り越える際、左右一対のアーム部17間の間隔がロック部材15の弾発力に抗して広がり、さらに回動に伴って係止部23が係止受け部24に弾性復縁力によって確実に係止することができる。
さらに、飲料用の容器本体3と、容器本体3の開口4に被着される栓体5と、栓体5上部に設けた口部8と、栓体5に回動自在に第1のヒンジ部10により軸支された口部8を開閉する蓋9と、第1のヒンジ部10の反対側に設置され蓋9を閉状態に保持するロック部材15を有し、ロック部材15は栓体5の側面に回動自在に軸支され、ロック部材15は両側にアーム部17を備えた略U字形状とし、アーム部17の両基端17Bに第2のヒンジ部19を有し、アーム部17に係止部23を設け、前記蓋9が閉じた状態で前記ロック部材15により保持された状態において、前記ロック部材15の係止部23に相対して係止する係止受け部24を栓体5に設けたことにより、ロック部材15の先端17A側を摘んで上方へ引き上げるような力を加えなくとも第2のヒンジ部19を回動中心として回動するだけでロック部材15がロック受け部16に係止する状態を確保して、栓体5に蓋9を簡単に固定することができる。さらに、係止部23の配置を蓋9の外れ方向に一致しないアーム部17の両側に配置することにより、係止のための調整、生産時の部品形状、寸法管理が容易となり安定したばらつきのない係止状態が得られ、蓋9ががたついたりロックが解除されて蓋9が外れることを防止できる。
しかも、ロック部材15が回動して係止部23と係止受け部24が係止または解除される際に、ロック部材15の基端17Bが第2のヒンジ部19の軸線19Aに沿って外方へ弾発的に移動し、ロック部材15の回動が完了して係止が保持または解除状態になったときにロック部材15の基端17Bが軸線19Aに沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻ることにより、係止部23における係止受け部24との係止、そして係止解除状態を確実に行うことができる。
また第2のヒンジ部19は、アーム部17の基端17Bに形成した軸穴22と、栓体5に設けられ軸穴22に回動自在に設けられる軸棒22Aとからなることにより、第2のヒンジ部19においてアーム部17の回動と、その基端17Bの軸線19A方向への摺動を確実に行うことができる。
さらに、容器本体3は断熱性を有することによって、飲料の保冷や保温を行うことができる。
以下に、他の実施例を説明する。尚、前記実施例1と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図5は実施例2を示しており、実施例2においては、第2のヒンジ部19は、アーム部17の基端17Bに形成した軸棒31または軸突起と、栓体5に設けられた前記軸棒31または軸突起に回動自在に設けられる軸穴32とからなっている。
このような軸棒31または軸突起と軸穴32との組み合わせによってもアーム部17を回動自在に設けると共に、軸線19Aに沿って基端17Bを摺動することができる。
尚、他の例としては蓋側にロック部材を回動自在でかつ軸線方向に摺動自在に取り付けると共に、栓体側にロック受け部を設けたり、或いは実施例1では栓体と一体な取付部に乗り越え部と係止受け部を設けたが、ロック部材を栓体側に取付け、蓋側にロック受け部の他に乗り越え部または及び係止受け部を設けてもよい。
図6及び図7は実施例3を示しており、蓋9付き容器は、例えばランチジャーのような内筒41と外筒42との間に断熱層(図示せず)を設けた容器本体43の前記内筒41にそれぞれ蓋を備えた汁容器44、飯容器45、おかず容器46の各種容器を積み重ねて収容できるようになっている。そして、容器本体43の開口47に該開口47を覆う蓋48が着脱自在に設けられている。
さらに、実施例1と同様に前記容器本体43の開口47の側面の前後にロック部材15が設けられると共に、蓋48の側面の前後にはロック受け部16が設けられる。
このように、実施例3においては、容器本体43と、該容器本体43の開口47を着脱自在に開閉する蓋48と、該蓋48を閉状態に保持するロック部材15を有し、ロック部材15は容器本体43の側面に回動自在に軸支され、ロック部材15は両側にアーム部17を備えた略U字形状とし、アーム部17の両基端17Bにヒンジ部19を有し、アーム部17に係止部23を設け、蓋9が閉じた状態でロック部材15により保持された状態において、ロック部材15の係止部23に相対して係止する係止受け部24を容器本体3に設けたことにより、ロック部材15の先端17A側を摘んで上方へ引き上げるような力を加えなくともヒンジ部19を回動中心として回動するだけでロック部材15がロック受け部16に係止する状態を確保して、栓体5に蓋48を簡単に固定することができる。
また、ロック部材15が回動して係止部23と係止受け部24が係止または解除される際に、ロック部材15の基端17Bがヒンジ部19の軸線19Aに沿って外方へ弾発的に移動し、ロック部材15の回動が完了して係止が保持または解除状態になったときにロック部材15の基端17Bが軸線19Aに沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻ることにより、係止部23における係止受け部24との係止、そして係止解除状態を確実に行うことができる。
また第2のヒンジ部19は、アーム部17の基端17Bに形成した軸穴22と、栓体5に設けられ軸穴22に回動自在に設けられる軸棒22Aとからなることにより、第2のヒンジ部19においてアーム部17の回動と、その基端17Bの軸線19A方向への摺動を確実に行うことができる。
図8は実施例4を示しており、実施例4においては、第2のヒンジ部19は、アーム部17の基端17Bに形成した軸棒51または軸突起と、栓体5に設けられた前記軸棒51または軸突起に回動自在に設けられる軸穴52とからなっている。
このような軸棒51または軸突起と軸穴52との組み合わせによってもアーム部17を回動自在に設けると共に、軸線19Aに沿って基端17Bを摺動することができる。
尚、他の例としては蓋9側にロック部材を回動自在でかつ軸線方向に摺動自在に取り付けると共に、容器本体側にロック受け部を設けたり、或いは実施例3では容器本体と一体な取付部に乗り越え部と係止受け部を設けたが、ロック部材を蓋側に取付け、容器本体側にロック受け部の他に乗り越え部または及び係止受け部を設けてもよい。
以上のように本発明にかかるロック装置は各種の用途に適用できる。
本発明の実施例1を示す要部の斜視図である。 本発明の実施例1を示す要部の正面図であり、図2(A)は作動前の正面図、図2(B)は作動中の正面図、図2(C)は作動後の正面図である。 本発明の実施例1を示す要部の平断面図である。 本発明の実施例1を示す要部の縦断面図である。 本発明の実施例2を示す斜視図である。 本発明の実施例3を示す分解斜視図である。 本発明の実施例3を示す要部の斜視図である。 本発明の実施例4を示す斜視図である。
符号の説明
5 栓体(一方の部材)
8 口部
9 蓋(他方の部材)
10 第1のヒンジ部
15 ロック部材
16 ロック受け部
17 アーム部
17B 基端
19 第2のヒンジ部
19A 軸線
20A 両側面(乗り越え部)
22 軸穴
22A 軸棒
23 係止部
24 係止受け部
43 容器本体
47 開口
48 蓋

Claims (6)

  1. 固定側部材と被固定側部材の一方の部材に回動自在なロック部材を設けると共に他方の部材に該ロック部材が係止可能なロック受け部を設け、前記ロック部材は前記一方の部材にヒンジ部を介して基端を回動自在に接続したアーム部を設け、前記アーム部に設けた係止部が該アーム部の回動に従い乗り越え部を介して係止受け部に係止するロック装置において、前記係止部を前記アーム部の先端と前記基端との間に設けると共に、前記係止部の乗り越え部及びその奥側に設けられる前記係止受け部を前記固定側部材または被固定側部材に設けたことを特徴とするロック装置。
  2. 前記ロック部材は左右一対の前記アーム部を一体に設けると共に、これらアーム部の内面側に前記係止部を設け、前記アーム部の基端を前記ヒンジ部に対してその軸線方向に摺動自在に設けたことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. 飲料用の容器本体と、前記容器本体の開口に被着される栓体と、前記栓体上部に設けた口部と、前記栓体に回動自在に第1のヒンジ部により軸支された口部を開閉する蓋と、前記第1のヒンジ部の反対側に設置され前記蓋を閉状態に保持するロック部材を有する飲料容器において、前記ロック部材は栓体または蓋のいずれか一方の側面に回動自在に軸支され、前記ロック部材は両側にアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端に第2のヒンジ部を有し、前記アーム部に係止部を設け、前記蓋が閉じた状態で前記ロック部材により保持された状態において、前記ロック部材の係止部に相対して係止する係止受け部を前記栓体または蓋の他方に設けたことを特徴とするロック装置を備えた蓋付き飲料容器。
  4. 前記ロック部材が回動して前記係止部と前記係止受け部が係止または解除される際に、前記ロック部材の基端が前記第2のヒンジ部の軸線に沿って外方へ弾発的に移動し、前記ロック部材の回動が完了して前記係止が保持または解除状態になったときに前記ロック部材の基端が前記軸線に沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻ることを特徴とする請求項3記載のロック装置を備えた蓋付き飲料容器。
  5. 容器本体と、該容器本体の開口を着脱自在に開閉する蓋と、該蓋を閉状態に保持するロック部材を有する容器において、前記ロック部材は前記容器本体または蓋のいずれか一方の側面に回動自在に軸支され、前記ロック部材は両側にアーム部を備えた略U字形状とし、前記アーム部の両基端にヒンジ部を有し、前記アーム部に係止部を設け、前記蓋が閉じた状態で前記ロック部材により保持された状態において、前記ロック部材の係止部に相対して係止する係止受け部を前記容器本体または蓋のいずれか他方に設けたことを特徴とするロック装置を備えた蓋付き容器。
  6. 前記ロック部材が回動して前記係止部と係止受け部が係止または解除される際に、前記ロック部材の基端が前記ヒンジ部の軸線に沿って外方へ弾性的に移動し、ロック部材の回動が完了して前記係止が保持または解除状態になったときに前記ロック部材の基端が前記軸線に沿って内方へ弾発的に移動し元の位置へ戻ることを特徴とする請求項5記載のロック装置を備えた蓋付き容器。
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