JP2007215089A - 復号装置及び復号方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路規模を抑え高速復号処理を実現する復号装置を提供する。
【解決手段】複数の検査行列を用いて低密度パリティチェック符号による符号化データを復号する復号装置であって、複数の行グループ及び複数の列グループに区分けされ、この区分けされた複数の単位領域のうちのエッジの配置されるエッジ配置領域が各行グループ内の各列グループにそれぞれ1つ存在するように割り付けられた検査行列に関する情報及びその検査行列の区分けパターンを格納するパターン格納手段と、上記符号化データの各符号ビットの尤度情報を上記列グループ毎に各メモリセルにそれぞれ分割して格納する尤度情報格納手段と、上記エッジ配置領域が属する列グループに関する尤度情報を格納する上記メモリセルに接続され、その接続されたメモリセルに格納された尤度情報に基づき符号ビットの尤度情報を更新する複数のエッジ単位演算手段とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、低密度パリティ検査符号(以降、LDPC(Low Density Parity Check)符号と表記する)を用いて符号化されたデータを復号する復号装置及び復号方法に関するものである。
誤り訂正符号は、誤りなくデータを伝送する通信システム、或いは磁気ディスク、コンパクトディスク等に保存されたデータを誤りなく読み出すコンピュータシステム等に適用されている。このような誤り訂正符号は、ブロック符号と畳み込み符号に大別される。ブロック符号は情報データを1区切りのデータブロックに分けそのデータブロックから符号語を作る方式である。一方、畳み込み符号は他のデータブロック(例えば過去のデータブロック)に関連して符号化される方式である。
低密度パリティ検査符号(以降、LDPC(Low Density Parity Check)符号と表記する)は、上記ブロック符号の一種であり誤り訂正能力が非常に高くシャノン限界に近い特性を示す誤り訂正符号として知られている。このLDPC符号は、磁気ディスクの分野等では既に実用化されており、次世代の移動体通信システムにおいても適用が期待されている。
LDPC符号は、一般に要素が“0”と“1”で構成され“1”の配置が疎であるような検査行列(パリティ検査行列)により定まる符号とされている。そして、LDPC符号では、この検査行列が検査記号数(パリティビット長)M×符号長(符号ビット長)Nの行列で定義される(図11参照)。
また、LDPC符号には正則(Regular)LDPC符号と非正則(Irregular)LDPC符号がある。正則LDPC符号とは符号長Nの検査行列において各行のウエイト(検査行
列中の1行中の“1”の個数)w、各列のウエイトwがそれぞれ一定であり、w
<Nであるものをいう。また、非正則LDPC符号とは各行各列の重みが一定でないものをいう。この非正則LDPC符号としてはIRA(Irregular Repeat Accumulate)符号
がある。IRA符号は、検査行列に関し各列のウエイトwは一定せず各行のウエイトwが一定する符号である。
このようなLDPC符号の復号法にはSPA(Sum-Product Algorithm)がある。SPA
は、検査行列の要素に“1”の数が少ないというLDPC符号の特徴により計算量を削減しかつ誤り率特性を上げるアルゴリズムである。SPAは、チェックノード処理(行処理)及び変数ノード処理(列処理)により得られた符号語の尤度情報(LLR(Log Likelihood Ratio))に基づき推定語を出力するものである。SPAは、当該チェックノード処理及び変数ノード処理を所定の回数(ラウンド数)繰り返すことにより精度の高い復号を行う。
以下、SPAによる復号手順について述べる。なお、以下の説明では上記検査行列で示すパリティ検査条件をタナーグラフ(2部グラフ)で表した場合の表現を用いる場合もある。具体的には、検査行列の要素で“1”となる箇所を「エッジ」と表し、検査行列の各列に相当する符号ビットを「変数ノード」と表し、検査行列の各行に相当する検査ビットを「チェックノード」と表わすこともある。
まず、全ての変数ノードxについて検査行列の要素hji=1となるチェックノード
に関し、下記式(1)の条件付事前確率の相対尤度q(0) ij(0)が初期化される(以降、初期化処理と表記する)。下記式(1)におけるq(0) (0)はラウンド数0回目のx=0となる事後確率相対尤度を示し、受信信号に対しての事前確率相対尤度となる。
Figure 2007215089
次に、チェックノード処理が行われる。全てのチェックノードsについてhji=1となる変数ノードxに関し、下記式(4)における事後確率相対尤度r(u) ji(b)が求められる。下記式(4)に示す事後確率相対尤度r(u) ji(b)はラウンド数u回目のx=bとなる条件の下にチェックノードs=0となる事後確率相対尤度を示し、Sとはチェックノードsと接続される変数ノードxのiの集合を示し、S\iとはSからiを除いた集合を示す。
Figure 2007215089
次に、変数ノード処理が行われる。全ての変数ノードxについて検査行列の要素hji=1となるチェックノードsに関し、下記式(5)における事後確率相対尤度q(u) ij(b)が求められる。下記式(5)のXは変数ノードxと接続されるチェックノードsのjの集合を示し、X\jとはXからjを除いた集合を示す。
Figure 2007215089
上述のように各変数ノードについて事後確率相対尤度q(u) ij(0)が求められると、これら尤度情報に基づき下記式(6)に示すように一時推定語(推定ビット系列)が生成される。
Figure 2007215089
そして、得られた推定ビット系列に対してパリティ検査がなされる。下記式(7)を満たせば、当該推定ビット系列が出力される。下記式(7)におけるは転置を示す。
Figure 2007215089
上記式(7)を満たさない場合には、次のラウンド(u+1)のために条件付事前確率相対尤度q(u+1) ij(b)を求めるための下記式(8)に示す演算が行われる(以降、この処理を事前変数ノード処理と表記する)。
Figure 2007215089
以降、この演算により求められた条件付事前確率相対尤度q(u+1) ij(b)に基づき、ラウンド(u+1)における上述のチェックノード処理、変数ノード処理、一時推定及びパリティ検査が行われる。当該一連の処理は、パリティ検査を満たすか予め決められている最大ラウンド回数分処理がなされた後、終了する。
次に、このようなSPAを用いる従来の復号器の構成について述べる。IRA等のように各行のウエイトが一定の符号を扱う場合、その復号器は行ウエイト分の演算器を備え行単位の演算を並列処理するよう構成される。特に移動体通信を行う携帯端末では回路規模を抑える必要があるため、なるべく復号器に用いられる演算器の数を減らす必要があり、このような構成を採ることにより、演算器のリソース利用効率を上げかつ復号処理を高速化することができる。図12は所定の検査行列に対応する従来の好適な復号器構成を示す図であり、左側に所定の検査行列を示し、右側にその検査行列に対応する従来の復号器構成を示している。
図12に示す検査行列は、当該ブロック内の各行においてエッジがそれぞれ1つ存在するようにブロック分割されている(図12のブロック1から3)。この検査行列に対応する復号器では、並列処理を実現するべく、検査行列の各ブロックにそれぞれ1つの演算器(エッジ単位演算器21、22及び23)が割り当てられる。更に、それらエッジ単位演算器21、22及び23で算出される値を用いて行単位の演算をまとめて行う行単位演算器11が設けられる。
このような構成を有する復号器では、チェックノード毎に(検査行列の行単位に)、各エッジ単位演算器21、22及び23が対象となるブロックに存在するエッジに関してチェックノード処理、変数ノード処理、事前変数ノード処理等をそれぞれ行い、行単位演算
器11が各エッジ単位演算器21、22及び23で算出された値に基づいて行う必要のある演算(例えば上記式(4)等)を行う。このようなチェックノード単位の演算が全てのチェックノードについて行われることにより、最終的に得られた各変数ノードの尤度情報(事後確率相対尤度)に基づき一時推定及びパリティ検査が行われることになる。
このような構成を採る復号器では、更に、各変数ノードの尤度情報を保存するメモリエリアとその変数ノードの尤度情報を用いる各演算器とは接続されている必要がある。各ラウンドにおいて前回のラウンドで算出された尤度情報が用いるからである。このようなメモリエリアと演算器との接続を考えた場合、通常、検査行列におけるメモリブロック31、32及び33をそれぞれ各ブロック1、2及び3に対応させ、各ブロックに属する各符号ビットの尤度情報が各メモリブロック31、32及び33に保存されるように構成される。これにより、演算器とメモリを1対1で結びつけることができるため、回路構成を簡易にすることができるからである。
なお、本願発明に係る先行技術文献としては、以下の文献に開示されたものがある。
William E.Ryan, "An Introduction to LDPC Codes","Department of electorical and computer engineering the university of Arizona",米国,,2003年8月19日
しかしながら、移動体通信の分野でLDPC符号を用いる場合には、伝播環境に応じて符号化率を変えることが想定され、この場合、各符号化率に応じてそれぞれ異なる検査行列を用いて復号処理をする必要がある。このような場合に、採用する各符号化率(各検査行列)に応じてそれぞれ異なる復号器を設ける構成が考えられるが、移動体通信携帯端末を想定した場合には検査行列毎に復号器を実装することは回路規模から現実的ではない。
従って、複数の符号化率に対応することができる復号器を持つ必要がある。符号化率と行ウエイト及び検査行列の大きさとの間には以下の関係がある。
高符号化率 : 行ウエイト大、検査行列の行数小
低符号化率 : 行ウエイト小、検査行列の行数大
これにより、複数の符号化率に対応した復号器において1行単位の演算処理を行う場合には、低符号化率の処理を行う時に処理時間が大きくなってしまう。このため、低符号化率の処理の場合には、複数行を同時に処理して処理時間を短くする必要がある。すなわち、符号化率により行ウエイトが異なるため符号化率によって使用する演算器リソース数が異なること、検査行列の各行に関連が無いことから複数行同時処理の場合は尤度情報更新を行う演算器と尤度情報を保管しておくメモリ間に1対1の接続関係が存在し得ないことを加味して復号器の構成を考える必要がある。
図13〜16は複数の符号化率に対応する復号器の構成を示す図であり、具体的には図13が対応符号化仕様を示し、図14が低符号化率(R=1/5)に対応する場合の検査行列と復号器の構成を示し、図15が高符号化率(R=4/5)に対応する場合の検査行列と復号器の構成を示し、図16が複数の符号化率に対応する復号器の構成を示す図である。これらの図に示す復号器では、検査行列を12のブロック(B1〜B12)に分割し各ブロックに関する演算をそれぞれ各演算器(E1〜E12)で処理するように構成されている。
このような構成において、図13に示す2つの符号化率に対応し検査行列の1行を1サイクルで処理する場合には、低符号化率の場合には全処理に4000サイクルかかるのに
対して高符号化率の場合には全処理に1000サイクルですむことになる。従って、低符号化率の場合には処理速度向上が必要であるため例えば1サイクルで4行分処理されるように構成される(図14参照)。一方、高符号化率の場合には1行1サイクルで処理されるように当該復号器は構成される(図15参照)。
結果として、2つの符号化率の場合の復号器の構成を併せ持つとすれば、予め多対多の演算器(E1〜E12)とメモリ(M1〜E12)との接続関係を有する必要があり、更に符号化率及び処理サイクルに応じてそれらを切り替える必要がある。
このように、単一の符号化率に対応する復号器では演算器とメモリとで構成されていたものが、複数の符号化率に対応した復号器では少なくともメモリと演算器との接続入替え回路が必要となるため回路規模が大きくなるという問題がある。更に、この接続入替え回路は、メモリと演算器との多対多の接続をダイナミックに入れ替える必要があるために複雑な回路構成となる。
本発明の目的は、回路規模を抑え高速復号処理を実現する復号装置を提供することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために以下の構成を採用する。即ち、本発明は、複数の符号化率に対応し行ウエイトが一定となる複数の検査行列を用いて低密度パリティチェック符号による符号化データを復号する復号装置であって、複数の行グループ及び上記各検査行列間で同数となる複数の列グループに区分けされ、この区分けされた複数の単位領域のうちのエッジの配置されるエッジ配置領域が各行グループ内の各列グループにそれぞれ1つ存在するように割り付けられた上記各検査行列及び各検査行列の区分けパターンのうち、上記符号化データの符号化率に応じた検査行列に関する情報及びその検査行列の区分けパターンを格納するパターン格納手段と、上記符号化データの各符号ビットの尤度情報を、上記格納された区分けパターンに基づいて上記列グループ毎に各メモリセルにそれぞれ分割して格納する尤度情報格納手段と、上記エッジ配置領域のいずれか1つに応じてそのエッジ配置領域が属する列グループに関する尤度情報を格納する上記メモリセルに接続され、その接続されたメモリセルに格納された尤度情報に基づきそのエッジ配置領域内のエッジに対応する符号ビットの尤度情報を更新する複数のエッジ単位演算手段とを備える復号装置についてのものである。
本発明では、複数の符号化率に対応する複数の検査行列についてそれぞれ所定の区分けパターンが定義される。この区分けパターンでは、各検査行列がそれぞれ所定の行数を有する行グループが複数存在するように区分けされ、更に、所定の列数を有する列グループが複数存在するように区分けされる。区分けされた最小単位となる複数の単位領域のうち、エッジの配置されるエッジ配置領域が各行グループ内の各列グループにそれぞれ1つ存在するように割り付けられる。このように決められた区分けパターン及び検査行列は各符号化率についてそれぞれ生成され、これら情報のうち復号対象となる符号化データに対応する検査行列とその区分けパターンが格納される。本発明に係る復号装置は、このように決められた検査行列及び区分けパターンに応じて構成される。
各メモリセルは、この区分けパターンの各列グループにそれぞれ対応付けられており、対応付けられている列グループに含まれる列(変数ノード)に対応する符号ビットの尤度情報が各メモリセルにそれぞれ格納される。
各エッジ単位演算器は、それぞれいずれか1つのエッジ配置領域に対応付けられており、そのエッジ配置領域が属する列グループに対応する符号ビットの尤度情報が格納される
メモリセルとそれぞれ接続される。各エッジ単位演算器は、これにより、接続されるメモリセル内の尤度情報に基づき、対応付けられているエッジ配置領域内のエッジの位置に応じた符号ビットの尤度情報を更新する。
このように、各列グループ(変数ノードグループ)に各メモリセルがそれぞれ対応付けられており、各行グループ内の各列グループに1つしか存在しないエッジ配置領域にエッジ単位演算器が対応付けられているため、結果として、各メモリセルと各エッジ単位演算器とは1対1の関係での接続で実現されることになる。
従って、従来複数の符号化率に対応する復号装置では、複雑なメモリセル・演算器間の接続を切り替える切替器が必要であったが、本発明によれば、このような切替器を省くことができ、ひいては、復号装置の回路規模を小さくすることができる。
更に、複数のエッジ単位演算器を有し、各エッジ配置領域に対応付けているため、エッジ単位演算の並列処理が可能となり、高速復号処理が可能となる。
また、本発明に係る復号装置における上記パターン格納手段は、上記各検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置及びエッジ配置領域内のエッジの位置を格納し、上記各エッジ単位演算手段は、接続されたメモリセル内の更新すべき尤度情報のアドレスを処理対象のエッジ配置領域に関する上記格納されたエッジの位置に基づき決定するようにしてもよい。
本発明では、各検査行列に関しそれぞれ全ての情報を保持することなく、区分けパターンに基づく必要最小限の情報(エッジ配置領域の位置及びエッジ配置領域内のエッジの位置)を保持すればよいため、メモリ容量等を抑えることができ、これにより回路規模を小さくすることができる。
また、上記各行グループは1処理サイクルで復号処理される行の集合であり、上記複数のエッジ単位演算手段は少なくとも上記1処理サイクルで復号処理される行数にその検査行列の上記行ウエイトを乗算した数分設けられ、上記1処理サイクルで1つの行グループ分の尤度情報を更新するようにしてもよい。
本発明では、1処理サイクルで同時処理される行グループという概念を用いることにより、複数の符号化率に対応した複数の検査行列に関して、各エッジ単位演算器と各メモリセルとの接続をいずれの処理サイクル及び符号化率であっても一意に決めることができる。
また、上記各検査行列及び区分けパターンは、上記各単位領域が少なくとも1つの行列から形成され、上記エッジ配置領域に含まれる行列のいずれか1つがエッジの配置されるエッジ配置行列となりその他の行列が零行列となるように割り付けられ、上記パターン格納手段は、上記各検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置、そのエッジ配置領域内のエッジ配置行列の位置、及びそのエッジ配置行列内のエッジの位置を格納し、上記各エッジ単位演算手段は、接続されたメモリセル内の更新すべき尤度情報のアドレスを処理対象とするエッジ配置領域に関する上記エッジ配置行列の位置及びそのエッジ配置行列内のエッジの位置に基づき決定するようにしてもよい。
本発明では、各正方行列が複数の行及び列を有するように区分けされ、更にこの区分けには、所定の形の行列が用いられる。
これにより、本発明によれば、検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置、
そのエッジ配置領域内のエッジ配置行列の位置、及びそのエッジ配置行列内のエッジの位置を持てば、行グループ自体の数を少なくすることができるため、全体として検査行列に関する情報で格納すべき情報を削減することができる。よって、メモリ容量をより抑えることができる。
また、上記各単位領域が含む行列は正方行列であってもよい。
これにより、単位領域に含まれる行列の形を認識する上で必要な情報を減らすことができるため、検査行列に関する情報で格納すべき情報を削減することができる。
また、上記各単位領域は1つの行列であり、上記エッジ配置領域には各行にそれぞれエッジが配置され、上記パターン格納手段は、上記各検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置、そのエッジ配置領域の行列の形及びそのエッジ配置領域内のエッジの位置を格納し、上記各エッジ単位演算手段は、接続されたメモリセル内の更新すべき尤度情報のアドレスを処理対象とするエッジ配置領域に関する上記エッジ配置領域の行列の形及びそのエッジ配置領域内のエッジの位置に基づき決定するようにしてもよい。
本発明では、単位領域を任意の形とすることができるため、検査行列を決めるうえで自由度を高めることができるため、LDPC符号として誤り訂正能力の高い行列を選択することができる。
また、上記各検査行列は、上記符号化データに対応する実検査行列を列及び又は行を並べ変えた検査行列であり、上記尤度情報格納手段は、上記実検査行列から上記格納された検査行列への並べ替え情報に基づいて、上記符号化データの各符号ビットの尤度情報を上記格納された検査行列に合わせて並べ替えた後、上記格納された区分けパターンに基づいて上記列グループ毎に各メモリセルにそれぞれ分割して格納するようにしてもよい。
本発明では、実際の復号に利用すべき実検査行列を列及び又は行を並べ替えた検査行列が用いられる。そして、その並べ替えに対応するために、符号化データの各符号ビットの尤度情報を検査行列に合わせて並べ替えた後処理が行われる。
従って、本発明によれば、実検査行列が本発明に係る区分けパターンにあわない場合においても対応することができるため、LDPC符合の誤り訂正能力を考慮した自由度の高い検査行列を決めることができる。
なお、本発明は、以上の何れかの機能を実現させるプログラムであってもよい。また、本発明は、そのようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体であってもよい。
本発明によれば、回路規模を抑え高速復号処理を実現する復号装置を提供することができる。
以下、図面を参照して、それぞれ本発明の実施形態における復号装置について説明する。なお、以下に述べる実施形態の構成は例示であり、本発明は以下の実施形態の構成に限定されない。
[第一実施形態]
本発明の第一実施形態における復号装置について以下に説明する。
〔装置構成〕
以下、第一実施形態における復号装置の回路構成例について図1を用いて説明する。図1は、第一実施形態における復号装置の回路構成例を示すブロック図である。本実施形態における復号装置は、入力尤度メモリ101、q(u+1) メモリ102(以降、メモリ102と表記する)、q(u) メモリ103(以降、メモリ103と表記する)、行単位チェックノード処理部105、及びエッジ単位演算器110−1から110−Nc(本発明のエッジ単位演算手段に相当する)を備える。以下の説明において用いる記号は背景技術の項で示したものと同様である。
入力尤度メモリ101は、受信された符号ビット系列の各符号ビットについて他の回路で算出された事後確率相対尤度(以降、尤度情報と表記する)(q(0) (0))を格納する。
メモリ102及びメモリ103は、各符号ビットそれぞれに関する尤度情報q(u+1) 及びq(u) が格納される。具体的には、q(u) メモリ103に、ラウンドuにおいて参照される尤度情報、すなわち前回のラウンドで算出された尤度情報が格納され、q(u+1) メモリ102に、ラウンドuにおいて算出された尤度情報が格納される。また、メモリ102及びメモリ103はそれぞれ所定の容量を有する複数のメモリセルで構成される。各メモリセルに記憶される尤度情報は検査行列に応じて決定される。また、各メモリセルと各エッジ単位演算器との接続方法については後述する。
行単位チェックノード処理部105は、各エッジ単位演算器110−1から110−Ncからそれぞれ出力される下記式(9)の値を受け、チェックノードsに対してhji=1となる全ての変数ノードxについて下記式(10)に示す値を算出する。式(9)に示すα及びβは、上記式(2)、(3)及び(4)に基づいている。
Figure 2007215089
各エッジ単位演算器110−1から110−Ncはエッジ単位(ブロック単位)に設けられる。各エッジ単位演算器110−1から110−Ncはチェックノード毎に並列処理を行う。各エッジ単位演算器110−1から110−Ncはそれぞれ同一の構成を有するため、以下の説明ではエッジ単位演算器110−1を例に挙げる。エッジ単位演算器110−1は、事前変数ノード処理部111−1、チェックノード第1処理部112−1、チェックノード第2処理部115−1、rjiメモリ116−1、及び変数ノード処理部117−1を備える。
事前変数ノード処理部111−1は、チェックノードsの対象エッジ(1番目のエッジ)に関し背景技術の項で述べた事前変数ノード処理を行う。具体的には、事前変数ノード処理部111−1は、q(u) メモリ103からチェックノードsの対象エッジに対する尤度情報q(u) (0)を読み出し、rjiメモリ116−1からチェックノードsの前ラウンドの尤度情報r(u−1) ji(0)を読み出し、下記式(11)の演
算を行う。下記式(11)は上記式(8)に対応している。事前変数ノード処理部111−1はラウンドuにおいて利用される条件付事前確率相対尤度(以降、事前尤度情報と表記する)q(u) ij(0)を算出する。なお、ラウンドu=0の場合には、前ラウンドの尤度情報r(u−1) ji(0)は読み出されない。
Figure 2007215089
チェックノード第1処理部112−1は、事前変数ノード処理部111−1から事前尤度情報を受けると、上記式(2)、(3)及び(4)に基づく演算を行い、上記式(9)に示される値を算出する。算出された値は、行単位チェックノード処理部105及びチェックノード第2処理部115−1に渡される。
チェックノード第2処理部115−1は、行単位チェックノード処理部105から上記式(10)に示される値を受け、かつ、チェックノード第1処理部112−1から上記式(9)に示される値を受けると、チェックノードsの対象エッジに関し上記式(4)に示される尤度情報r(u) ji(0)を算出する。チェックノード第2処理部115−1は、当該尤度情報を算出するにあたっては、下記式(12)の演算を行う。算出された尤度情報は、rjiメモリ116−1及び変数ノード処理部117−1に渡される。
Figure 2007215089
jiメモリ116−1は事前変数ノード処理部111−1における事前変数ノード処理に利用されるために各ラウンドで算出された尤度情報r(u) ji(0)を保存する。
変数ノード処理部117−1は、背景技術の項で述べた上記式(5)に示される変数ノード処理のうちのチェックノードsに関するr(u) ji(0)を加算する演算を行う。すなわち、変数ノード処理部117−1は、メモリ102からチェックノードsj−1までに加算された尤度情報を読み出し、この読み出された尤度情報に今回チェックノード第2処理部115−1により算出された尤度情報r(u) ji(0)を加算する。加算された尤度情報は再度メモリ102に書き込まれる。
上述の各機能部により、チェックノードs毎に並列処理がなされ、チェックノード数(M)回上述の各機能部の処理が繰り返される。そして、チェックノード数0から(M−1)回まで処理が完了すると、メモリ102には各変数ノードの尤度情報がそれぞれ格納されている。すると、メモリ102の内容がメモリ103にコピーされ、メモリ102には入力尤度メモリ101の内容がコピーされ、次ラウンドの処理として上述の処理が繰り返される。なお、この全チェックノード分の処理が完了した時点で、一時推定処理及びパリティ検査処理が行われ(図示せず)、検査結果が正しい場合には次ラウンドの処理は行われず、その時の推定ビット系列が復号結果として出力される。
〈検査行列〉
次に、第一実施形態で用いられる検査行列について図2及び3を用いて説明する。図2は、第一実施形態における符号化仕様を示す図である。図3は、第一実施形態において用いられる検査行列を示す図である。
まず、本実施形態で用いる検査行列を決める前に、本復号装置で実施する符号化仕様を決定する。符号化仕様を決定するうえではまず本復号装置で対応する符号化率を決定する。本実施形態では、図2に示すように符号化率1/5及び4/5に対応することとする。本発明はこれら符号化率を限定するものではない。
続けて、演算器実装数(Nc)を決める。演算器実装数(Nc)は上述のエッジ単位演算器(110−1から110−Nc)の数に対応する。そして、この演算器実装数(Nc)に基づいて、各符号化率についてそれぞれ行ウエイト(Wr)と同時処理行数(Mg)とを決定する。このとき、演算器実装数(Nc)=行ウエイト(Wr)×同時処理行数(Mg)となるようにそれぞれ決定する。例えば、対応する複数の符号化率のうちの高符号化率の場合については、同時処理行数が1となるように行ウエイトを決定するようにしてもよい。本実施形態では、図2に示すような符号化仕様が決定された場合を例にする。
符号化仕様が決定されると、これを元に各符号化率に応じてそれぞれ検査行列を決める。各検査行列の大きさはそれぞれ上述の符号化仕様のパリティビットビット長(M)と符号長(N)で決められる。
本実施形態では、当該検査行列を所定の規則で区分け(グループ分け)する。以降、この区分けされた検査行列の最小単位を単位領域と表記する。当該区分けは、上述の検査行列を所定の行数を有する行グループ151と所定の列数を有する列グループ152とに分けることであり、具体的には以下のように行われる。まず、当該検査行列が図3に示すようにMg行毎の行グループ151に分割される。分割された各行グループは、復号装置において各処理サイクルにおいて同時処理されるチェックノードの集合である。本実施形態の符号化仕様では、当該行グループ151は、符号化率1/5の場合には4行有し、符号化率4/5の場合には1行有するグループとなる。
更に、行グループ151内の列を演算器実装数(Nc=(Wr×Mg))個の列グループ152に分割する。分割された各列グループの有する列数はそれぞれ任意であり、各列グループの有する列数の総和が検査行列の総列数(N)となればよい。各列グループ152がそれぞれ有する各行が単位領域となる。単位領域は、各行グループ151にMg×(Wr×Mg)個存在する。
そして、各行グループ151内の複数の単位領域のうちその単位領域内の任意の位置に“1”が1つ配置されるエッジ配置可能領域を決定する。エッジ配置可能領域内の“1”以外の要素は全て“0”とし、エッジ配置可能領域以外の単位領域については全ての“0”を配置する。エッジ配置可能領域は、各行グループ151内で演算器実装数(Nc=(Wr×Mg))個存在するようにし、各行グループ151内の各行にWr個存在し、各列グループ152に1個存在するように決定する。
このように決定された行グループ151内の区分けパターン、すなわち、列グループ152の形態及びエッジ配置可能領域の配置形態は全行グループで同一パターンとする。しかしながら、エッジ配置可能領域内のエッジの位置は、いずれの行グループにおいても任意とし、このエッジ(要素“1”)の配置が疎となるように決定することでLDPC符号の優位な効果を導く。なお、このように決定された各列グループ152の形態は、各検査行列においてそれぞれ行数が異なるが、列数は同じになる。本実施形態における復号装置は、図2に示す符号化仕様、上述のように決定された各行グループ151の区分けパターン及び検査行列に関する情報をメモリ等に保持する(本発明のパターン格納手段に相当する)。当該区分けパターンは、例えば、第1列グループは検査行列の第1列から第5列までで構成され、第2列グループは検査行列の第6列から第8列までで構成され、第1エッ
ジ配置可能領域は第1列グループの第1行目に配置し、第2エッジ配置可能領域は第5列グループの第1行目に配置するといったふうに保持される。検査行列に関する情報について、各行ブロック151につきエッジ配置可能領域の位置及びその中のエッジの位置を持つ必要がある。
〈メモリ102及び103と各エッジ単位演算器110との接続〉
以下、各エッジ単位演算器110とメモリ102及び103との接続関係について図4及び5を用いて説明する。図4は符号化率1/5で動作する場合の各エッジ単位演算器110とメモリ102及び103との接続関係を示す図である。図5は符号化率4/5で動作する場合の各エッジ単位演算器110とメモリ102及び103との接続関係を示す図である。図4及び5は、左側に検査行列を示し、右側に復号装置の演算器とメモリとの接続関係を示している。また、図中の「X」「Y」「Z」「W」の文字部については、検査行列における同一行のエッジ配置可能領域を同一種の文字により表わし、各エッジ配置可能領域に対応付けられるエッジ単位演算器110をそれと同一種の文字により表わしている。
メモリ102及び103は上述したとおり各符号ビットの尤度情報を前回のラウンドで更新されたものと今回のラウンドで更新されたものそれぞれについて記憶する。すなわち、メモリ102及び103は、それぞれ更新されたラウンドが異なるのみで演算対象となる符号ビットについては同様のものである。従って、以下の説明では、メモリ102及び103を一対のメモリとみなし「メモリ」と表記する。当該メモリはエッジ単位演算器の数、すなわち上述の演算器実装数(Nc)と少なくとも同じ数のメモリセルで構成される。本実施形態では、演算器実装数は12であるため、図4及び5に示すようにメモリセルM1からM12で構成される。
本実施形態の復号器では、各メモリセルと上述の検査行列の各列グループ152とがそれぞれ1対1で対応付けられる。これにより、復号器では、復号を開始する際に、制御部(図1に図示せず)等により入力尤度メモリ101に格納されている尤度情報が当該検査行列の各列グループ152に応じて所定のメモリセルに格納される。具体的には、復号器は、検査行列の左から右へ第1列グループから第12列グループとした場合、第1列グループに含まれる変数ノード(符号ビット)の尤度情報をメモリセルM1に格納し、第2列グループに含まれる符号ビットの尤度情報をメモリM2に格納する。復号器は、検査行列の各列グループ152に含まれる変数ノード(符号ビット)の尤度情報を各列グループに対応するメモリセルに格納する。なお、各符号化率に応じた各検査行列はそれぞれ所定のメモリ等に格納されるようにし、制御部(本発明の尤度情報格納手段に相当する)がそれを参照して上記メモリセルへの格納を行うようにしてもよい。これらメモリセルとそれに格納すべき尤度情報との対応関係は、検査行列毎に当該列グループの形態が変わるものではないため、いずれの符号化率で動作した場合でも同じである。
また、本実施形態の復号器では、各エッジ単位演算器110と上述の検査行列の各エッジ配置可能領域とが処理サイクル毎に1対1で対応付けられる。各エッジ単位演算器110は、対応付けられたエッジ配置可能領域のエッジに関し演算を行う。なお、各エッジ配置可能領域は各行グループ151内の各列グループ152に1つしか存在せず、各行グループ151は全て同一パターンで構成されているため、各エッジ単位演算器110は各列グループ152と対応付けられていることと同様になる。
そして、各メモリセルと各エッジ単位演算器110とは物理的な信号線160により接続される。この接続は、メモリセル及びエッジ単位演算器共に上述の検査行列との対応付けがなされているためその対応付けによって必然的に決定されることになる。すなわち、各エッジ単位演算器110は、対応付けられているエッジ配置可能領域についてそのエッ
ジ配置可能領域が属する列グループ152に対応付けられているメモリセルと信号線160により接続される。
本実施形態の復号器では、上述のような検査行列を用いることにより、結果として図4及び5に示すように各メモリセルと各エッジ単位演算器間との接続はいずれの処理サイクル及び符号化率であっても1対1の同一の接続となる。従って、信号線160を各処理サイクル及び各符号化率についてそれぞれ切り替える必要がない構成となっており、従来の復号器において必要であったメモリと演算器間の切替装置を本実施形態の復号装置では実装する必要がない。
行単位演算器(行単位チェックノード処理部105)は、上述の同時処理行数(Mg)と同様の数の演算器で構成される。そして、当該演算器は、検査行列の同一行に配置されるエッジ配置可能領域に対応付けられているエッジ単位演算器と接続される。当該演算器は、各エッジ単位演算器110の演算結果をそれぞれ受け、それらを行単位で演算し、演算結果を再度各エッジ単位演算器110に戻す。
行単位演算器は、図4及び5に示すように符号化率に応じて接続先が異なる。これは、符号化率に応じて検査行列が異なるためである。この結果、行単位演算器とエッジ単位演算器の接続は、ある符号後の復号処理中は一定の接続となり、次の符号後の処理を行う際に符号化率が変更された場合に接続の変更が必要となる。そのため、これらの接続は、符号化率が変更される際に切替器等により切り替えられるようにしてもよい。
上述のように各エッジ単位演算器110は、所定のメモリセル1つと信号線160により接続されている。各エッジ単位演算器110は、接続されているメモリセル内に格納されている各符号ビットの尤度情報のうち、エッジが配置されている符号ビットの尤度情報を更新する。メモリセル内の更新すべき尤度情報の位置について、各エッジ単位演算器110は、制御部等からそれぞれ指示されるようにしてもよい。この場合には、制御部(本発明のエッジ単位演算手段にも相当する)は、各処理サイクルが終了する度に、検査行列の次のサイクルに対応する行グループ151及び行グループの区分けパターンを参照し、各エッジ単位演算器110にそれぞれ各エッジは位置可能領域内のエッジの位置を通知するようにしてもよい。
〔動作例〕
以下、第一実施形態における復号装置の動作例について図6を用いて説明する。図6は、第一実施形態における復号装置の動作例を示すフローチャートである。本実施形態における復号装置は、複数の符号化率に応じた検査行列をそれぞれ保持する。そして、この検査行列の区分けパターンに応じて上述のように復号装置のメモリ102及び103を構成するメモリセルとエッジ単位演算器110とが接続され、エッジ単位演算器110と行単位演算器105とが接続されている。
受信された符号ビット系列の各符号ビットについて他の回路で算出された尤度情報が入力尤度メモリ101に格納されると、当該復号装置内の制御部(図1に図示せず)は、動作すべき符号化率に対応する検査行列及び区分けパターンを読み出す(S601)。制御部は、読み出された検査行列及び区分けパターンに応じて、エッジ単位演算器と行単位演算器との接続を切り替える(S602)。続いて、制御部は、読み出された検査行列の区分けパターンに応じて、各列グループに含まれる符号ビットの尤度情報を各列グループに対応するメモリセルに格納する(S603)。
次に、当該制御部は、ラウンド数uを初期化若しくは更新し(S604)、ラウンドuの復号処理を開始させる。このとき制御部は、読み出された検査行列に応じて、各エッジ
単位演算器110へそれぞれエッジ位置を通知する(S605)。この通知される情報は例えば、読み出された検査行列により所定のエッジ配置可能領域内のエッジの位置が何列目というふうに認識され、その列位置に応じたオフセットアドレス(=(列位置−1)×1符号ビットの尤度情報を格納する領域サイズ)としてもよい。
以降、各エッジ単位演算器110においてそれぞれその内部の機能部によりエッジ単位演算が行われ、各符号ビットに対応する尤度情報が更新される(S606)。このとき、検査行列の各行に対応する演算は行単位演算器(行単位チェックノード処理部105)により行われる。エッジ単位演算器及び行単位演算器それぞれは以下のように動作する。
事前変数ノード処理部111−1は、接続されるメモリ103のメモリセルから、制御部から通知されるエッジ位置情報に基づき、対象エッジに関する尤度情報q(u) (0)を読み出し、rjiメモリ116−1から対象エッジに関する前ラウンドの尤度情報r(u−1) ji(0)を読み出し、以降の処理で利用される事前尤度情報q(u) ij(0)を算出する(上記式(11)参照)。最初のラウンド時には、前ラウンドの尤度情報r(u−1) ji(0)はないため読み出されない。
チェックノード第1処理部112−1は、事前変数ノード処理部111−1から事前尤度情報q(u) ij(0)を受けると、上記式(2)、(3)及び(4)に基づく演算を行い、上記式(9)に示される値を算出する。算出された値は、行単位チェックノード処理部105及びチェックノード第2処理部115−1に渡される。
行単位チェックノード処理部105は、接続されるエッジ単位演算器からそれぞれ出力される上記式(9)の値を受け、上記式(10)に示す値を算出する。
チェックノード第2処理部115−1は、行単位チェックノード処理部105から上記式(10)に示される値を受け、かつ、チェックノード第1処理部112−1から上記式(9)に示される値を受けると、対象エッジに関し上記式(4)に示される尤度情報r(u) ji(0)を算出する。算出された尤度情報は、rjiメモリ116−1及び変数ノード処理部117−1に渡される。rjiメモリ116−1に渡された尤度情報はそのまま格納される。
変数ノード処理部117−1は、接続されるメモリ102のメモリセルから検査行列の前行までに加算された尤度情報を読み出し、この読み出された尤度情報に今回チェックノード第2処理部115−1により算出された尤度情報r(u) ji(0)を加算する。加算された尤度情報は接続されるメモリセルの、制御部から通知されるエッジ位置情報に基づく所定の位置に書き込まれる。
各処理サイクル(同時処理行数(Mg)分の処理)が検査行列の全行分行われる(S607;NO、S606のループ)。検査行列の全行分の処理が完了すると(S607;YES)、制御部は、メモリ102に格納される更新された尤度情報に基づき、他の回路部(図1に図示せず)に一時推定ビット系列を生成させる(S608)。続けて、制御部は、生成された一時推定ビット系列を他の回路部(図1に図示せず)にパリティ検査を実行させる(S609)。
制御部は、このパリティ検査の結果が正しいと判断した場合若しくは現在のラウンド数が最大ラウンド数であった場合には(S610;YES)、復号処理を終了し、当該一時推定ビット系列を出力する。パリティ検査の結果が正しくなくかつ現在のラウンド数が最大ラウンド数でない場合には(S610;NO)、制御部は、ラウンド数を更新し(S604)、次のラウンドを開始する。
〈第一実施形態における作用/効果〉
ここで、上述した第一実施形態における復号装置の作用及び効果について述べる。
本実施形態における復号装置では、複数の符号化率に対応する複数の検査行列が定義される。
まず、当該復号装置が実装するエッジ単位演算器の数(Nc)に応じて、各符号化率についてそれぞれ行ウエイト(Wr)と同時処理行数(Mg)とが決定される。その他、各検査行列の大きさはそれぞれパリティビットビット長(M)と符号長(N)とで決められる。
次に、各検査行列はそれぞれ、先に決められた同時処理行数を有する行グループ151と所定の列数を有する列グループ152とに区分けされる。分割された各列グループの有する列数は、各列グループの有する列数の総和が検査行列の総列数(N)となるように任意に決められる。但し、エッジ配置可能領域が、各行グループ151内で行ウエイト(Wr)と同時処理行数(Mg)との乗算結果分存在するようにし、各行グループ151内の各列グループ152に1個存在するように決定される。当該エッジ配置可能領域とは、区分けされた複数の単位領域のうちその単位領域内の任意の位置に“1”が1つ配置される単位領域をいう。
このように決定された複数の検査行列及び各検査行列の区分けパターン(列グループ152の形態及びエッジ配置可能領域の配置形態)はメモリ等に保持される。
このように決定された検査行列及び区分けパターンに応じて、各エッジ単位演算器は、1つの行グループ151における各エッジ配置可能領域にそれぞれ対応付けられ、対応付けられたエッジ配置可能領域のエッジに関しそれぞれ演算を行う。同様に、各メモリセルは、上述の各列グループ152とそれぞれ対応付けられ、復号が開始される際に、各列グループ152に含まれる変数ノード(符号ビット)の尤度情報が各列グループに対応するメモリセルにそれぞれ格納される。結果として、このような対応付けにより、複数のエッジ単位演算器と複数のメモリセルとの接続が決定される。
これにより、上述のような検査行列を用いることにより、結果として各メモリセルと各エッジ単位演算器間との接続はいずれの処理サイクル及び符号化率であっても1対1の同一の接続となる。
従って、本実施形態の復号装置によれば、当該接続を実現する信号線160を各処理サイクル及び各符号化率についてそれぞれ切り替える必要がなく、従来の復号器において必要であったメモリと演算器間の切替装置を省くことができる。これにより、本実施形態の復号装置の回路規模を小さくすることができる。
また、上述のように決めた同時処理行数によりいずれの符号化率に対応する復号処理をする場合でも、復号装置内の演算器を効率よく稼動することができ、複数行同時にエッジ単位処理をすることができるため、複数の符号化率に対応することができるだけでなくいずれの符号化率であっても高速の復号処理を実現することができる。
[第二実施形態]
本発明の第二実施形態における復号装置について以下に説明する。先に説明した第一実施形態における復号装置は、検査行列の単位領域が1行任意列の領域となるような区分けパターンにより装置構成及び復号処理手法を決めていた。第二実施形態における復号装置
は、単位領域がn行n列の正方行列を任意数分含む領域となるような区分けパターンを用いる。検査行列以外は、基本的に第一実施形態と同様となる。
〔装置構成〕
第二実施形態における復号装置の回路構成例は、第一実施形態と同様であるためここでは説明を省略する(図1参照)。
〈検査行列〉
第二実施形態で用いられる検査行列について図2及び図7を用いて説明する。第二実施形態の復号装置においても、符号化仕様は図2に示すように第一実施形態と同様に決定されるものとする。図7は、第二実施形態において用いられる検査行列を示す図である。
本実施形態における復号装置は、図2に示すように符号化率1/5及び4/5に対応し、エッジ単位演算器110を少なくとも演算器実装数(Nc)分を備え、各符号化率についてそれぞれ行ウエイト(Wr)と同時処理行数(Mg)とが決定される。そして、各検査行列の大きさはそれぞれパリティビットビット長(M)と符号長(N)で決められる。
本実施形態では、単位領域がn行n列の正方行列を任意数分含む領域となるように当該検査行列の区分けパターンが決定される。すなわち、各検査行列についてそれぞれ行数(M)及び列数(N)が割り切れる自然数nを定義し、これにより、各行グループ151がそれぞれ(同時処理行数(Mg)×n)行で形成され、各列グループ152がそれぞれ(n×各列グループで任意数)列で形成されるように区分けする。
このような区分けにより決定された単位領域のうちエッジ配置可能領域を第一実施形態と同様な方法により決定する。これにより、エッジ配置可能領域以外の単位領域は、n行n列の零行列が列の増える方向で各列グループにつき任意数分含む領域となる。エッジ配置可能領域は、上記単位領域のいずれか1つの正方行列がエッジ配置正方行列181となる領域である。エッジ配置正方行列181は、n行n列の行列であり、各行の任意の位置に、1行につき1個だけエッジが配置される行列である。
このように決定された行グループ151内の区分けパターン、すなわち、列グループ152の形態及びエッジ配置可能領域の配置形態は全行グループで同一パターンとする。しかしながら、エッジ配置可能領域内のエッジ配置正方行列181の位置及びエッジ配置正方行列181内の各行のエッジ位置は、いずれの行グループにおいても任意とし、このエッジの配置が疎となるように決定することでLDPC符号の優位な効果を導く。
本実施形態における復号装置においても、第一実施形態と同様に、図2に示す符号化仕様の他、上述のように決定された区分けパターン及び検査行列をメモリ等に保持する。本実施形態における復号装置では、第一実施形態の復号装置と比べ、メモリに保持すべき検査行列に関する情報量を少なくすることができる。第一実施形態における復号装置では、検査行列について、各行ブロック151につきエッジ配置可能領域の位置及びその中のエッジの位置を持つ必要がある。一方、第二実施形態における復号装置では、各行ブロック151につきエッジ配置可能領域の位置、各エッジ配置可能領域内のエッジ配置正方行列の位置及び各エッジ配置正方行列内のエッジの位置を持つ必要がある。従って、第二実施形態における復号装置のほうが各行ブロック151についてエッジ配置正方行列の位置に関する情報量分多くなるが、各行ブロック151に含まれる行数が第二実施形態のほうが多いため、全体としては第二実施形態の復号装置のほうが情報量を少なくすることができるのである。これは、単位領域を正方行列で構成されるようにしているからである。
〈メモリ102及び103と各エッジ単位演算器110との接続〉
各エッジ単位演算器110とメモリ102及び103との接続関係については第一実施形態と同様である(図4及び5を参照)。すなわち、各列グループ152と所定のメモリセルとが1対1で対応付けられ、各エッジ単位演算器110と各エッジ配置可能領域とが処理サイクル毎に1対1で対応付けられる。そして、このような対応付けにより、各メモリセルと各エッジ単位演算器110とは物理的な信号線160により1対1で接続される。従って、本実施形態における復号装置でも、当該信号線160を各処理サイクル及び各符号化率についてそれぞれ切り替える必要がない構成となり、従来の復号器において必要であったメモリと演算器間の切替装置を本実施形態の復号装置では実装する必要がない。
行単位演算器(行単位チェックノード処理部105)についての構成及び処理についても第一実施形態と同様である。しかしながら、第二実施形態では、各エッジ単位演算器110において尤度情報演算される検査行列の行(チェックノード)の処理順番が第一実施形態と異なることとなる。すなわち、第一実施形態では、各行グループ151が同時処理行数(Mg)からなるため各行グループ151の演算は1処理サイクルで完了するが、第二実施形態では、各行グループ151がn処理サイクルで終了する単位となる。各エッジ単位演算器がそれぞれ割り当てられたエッジ配置可能領域内のエッジ配置正方行列のうちの第1行目から第n行目までの演算を終えた時点(n処理サイクル終了時点)で次の行グループ151を演算対象とする。これにより、制御部は、各処理サイクルが終了する度に、メモリに格納されている対象エッジ配置可能領域内のエッジ配置正方行列の位置及びそのエッジ配置正方行列内の各行のエッジの位置に関する情報に基づき、各エッジ単位演算器110がそれぞれ接続されるメモリセル内の次に更新すべき尤度情報の位置を通知するようにする。
[第三実施形態]
本発明の第三実施形態における復号装置について以下に説明する。先に説明した第二実施形態における復号装置は、検査行列の単位領域がn行n列の正方行列を任意数分含む領域となるような区分けパターンにより装置構成及び復号処理手法を決めていた。第三実施形態における復号装置は、単位領域がm行n列の行列を任意数分含む領域となるような区分けパターンを用いる。検査行列以外は、基本的に第一実施形態及び第二実施形態と同様となるため説明を省略し、ここでは検査行列の構成、それに関連するメモリ構成及びエッジ単位演算器構成についてのみ説明することとする。
〈検査行列〉
第三実施形態で用いられる検査行列について図2及び図8を用いて説明する。第三実施形態の復号装置においても、符号化仕様は図2に示すように第一実施形態と同様に決定されるものとする。図8は、第三実施形態において用いられる検査行列を示す図である。
本実施形態における復号装置は、図2に示すように符号化率1/5及び4/5に対応し、エッジ単位演算器110を少なくとも演算器実装数(Nc)分を備え、各符号化率についてそれぞれ行ウエイト(Wr)と同時処理行数(Mg)とが決定される。そして、各検査行列の大きさはそれぞれパリティビットビット長(M)と符号長(N)で決められる。
本実施形態では、単位領域がm行n列の行列を任意数分含む領域となるように当該検査行列の区分けパターンが決定される。すなわち、各検査行列についてそれぞれ行数(M)が割り切れる自然数mと列数(N)が割り切れる自然数nを定義し、これにより、各行グループ151がそれぞれ(同時処理行数(Mg)×m)行で形成され、各列グループ152がそれぞれ(n×各列グループで任意数)列で形成されるように区分けする。
エッジ配置可能領域の配置方法は第一実施形態と同様である。エッジ配置可能領域以外の単位領域は、m行n列の零行列が列の増える方向で各列グループにつき任意数分含む領
域となる。エッジ配置可能領域は、上記単位領域のいずれか1つの行列がエッジ配置行列191となる領域である。エッジ配置行列191は、m行n列の行列であり、各行の任意の位置に、1行につき1個だけエッジが配置される行列である。
このように決定された行グループ151内の区分けパターン、すなわち、列グループ152の形態及びエッジ配置可能領域の配置形態は全行グループで同一パターンとする。しかしながら、エッジ配置可能領域内のエッジ配置行列191の位置及びエッジ配置行列191内の各行のエッジ位置は、いずれの行グループにおいても任意とし、このエッジの配置が疎となるように決定することでLDPC符号の優位な効果を導く。
本実施形態における復号装置においても、第一実施形態及び第二実施形態と同様に、図2に示す符号化仕様の他、上述のように決定された区分けパターン及び検査行列をメモリ等に保持する。本実施形態における復号装置では、第一実施形態の復号装置と比べ、第二実施形態で述べたものと同様の理由により、メモリに保持すべき検査行列に関する情報量を少なくすることができる。しかしながら、第二実施形態の復号装置と比べた場合には、単位領域の有する行数を行数mとしたため、行数mに関する情報分情報量は増えることになるが、正方行列という制限を外したことにより検査行列の形を決める上で自由度が増えるという利点がある。
〈メモリ102及び103と各エッジ単位演算器110との接続〉
各エッジ単位演算器110とメモリ102及び103との接続関係については第一実施形態及び第二実施形態と同様であり(図4及び5を参照)、本実施形態における復号装置においても、当該信号線160を各処理サイクル及び各符号化率についてそれぞれ切り替える必要がなく、従来の復号器において必要であったメモリと演算器間の切替装置を実装する必要がない。
各エッジ単位演算器110において尤度情報演算される検査行列の行(チェックノード)の処理順番については第二実施形態と同様となる。但し、第三実施形態では単位領域の行数がm行となるため、各行グループ151はm処理サイクルで終了する単位となる。これにより、制御部は、各処理サイクルが終了する度に、メモリに格納されている対象エッジ配置可能領域内のエッジ配置行列191の位置及びそのエッジ配置行列191内の各行のエッジの位置に関する情報に基づき、各エッジ単位演算器110がそれぞれ接続されるメモリセル内の次に更新すべき尤度情報の位置を通知する。
[第四実施形態]
本発明の第四実施形態における復号装置について以下に説明する。先に説明した第一実施形態における復号装置は、検査行列の単位領域が1行任意列の領域となるような区分けパターンにより装置構成及び復号処理手法を決めていた。第四実施形態における復号装置は、単位領域がm行任意列の行列となるような区分けパターンを用いる。検査行列以外は、基本的に上述の他の実施形態と同様となるため説明を省略し、ここでは検査行列の構成、それに関連するメモリ構成及びエッジ単位演算器構成についてのみ説明することとする。
〈検査行列〉
第四実施形態で用いられる検査行列について図2及び図9を用いて説明する。第三実施形態の復号装置においても、符号化仕様は図2に示すように他の実施形態と同様に決定されるものとする。図9は、第四実施形態において用いられる検査行列を示す図である。
本実施形態では、単位領域がm行任意列の行列となるように当該検査行列の区分けパターンが決定される。すなわち、各検査行列についてそれぞれ行数(M)が割り切れる自然
数mを定義し、これにより、各行グループ151がそれぞれ(同時処理行数(Mg)×m)行で形成され、各列グループ152がそれぞれ任意数列で形成されるように区分けする。
エッジ配置可能領域の配置方法は他の実施形態と同様である。エッジ配置可能領域以外の単位領域は、m行任意列の零行列となる。エッジ配置可能領域は、m行任意列の行列であり、各行の任意の位置に、1行につき1個だけエッジが配置される行列である。
このように決定された行グループ151内の区分けパターン、すなわち、列グループ152の形態及びエッジ配置可能領域の配置形態は全行グループで同一パターンとする。しかしながら、エッジ配置可能領域の位置及びその中の各行のエッジ位置は、いずれの行グループにおいても任意とし、このエッジの配置が疎となるように決定することでLDPC符号の優位な効果を導く。
本実施形態における復号装置においても、他の実施形態と同様に、図2に示す符号化仕様の他、上述のように決定された区分けパターン及び検査行列をメモリ等に保持する。本実施形態における復号装置では、第一実施形態の復号装置と比べ、第二実施形態で述べたものと同様の理由により、メモリに保持すべき検査行列に関する情報量を少なくすることができる。しかしながら、第二実施形態及び第三実施形態における復号装置と比べた場合には、単位領域の大きさを任意としたため、行数mに関する情報及び各列グループ152の列数に関する情報分情報量が増えることとなるが、全ての制限を外したことにより検査行列の形を決める上で自由度が増えるという利点がある。
〈メモリ102及び103と各エッジ単位演算器110との接続〉
各エッジ単位演算器110とメモリ102及び103との接続関係については他の実施形態と同様であり(図4及び5を参照)、本実施形態における復号装置においても、当該信号線160を各処理サイクル及び各符号化率についてそれぞれ切り替える必要がなく、従来の復号器において必要であったメモリと演算器間の切替装置を実装する必要がない。
各エッジ単位演算器110において尤度情報演算される検査行列の行(チェックノード)の処理順番については第二実施形態及び第三実施形態と同様となるため説明を省略する。但し、第四実施形態では単位領域の行数がm行となるため、各行グループ151はm処理サイクルで終了する単位となる。これにより、制御部は、各処理サイクルが終了する度に、メモリに格納されている対象エッジ配置可能領域の形及びそのエッジ配置可能領域内の各行のエッジの位置に関する情報に基づき、各エッジ単位演算器110がそれぞれ接続されるメモリセル内の次に更新すべき尤度情報の位置を通知する。
[第五実施形態]
本発明の第五実施形態における復号装置について以下に説明する。第五実施形態における復号装置では、実際の復号の際に利用すべき検査行列とは異なる仮想の検査行列を用いて復号装置構成及び処理手順を決めるものである。
〔装置構成〕
第五実施形態における復号装置の回路構成例について図10を用いて説明する。図10は、第五実施形態における復号装置の回路構成例を示すブロック図である。本実施形態における復号装置は、第一実施形態における構成の他、メモリ制御部201を備える。メモリ制御部201以外の構成については他の実施形態と同様であるため、ここでは、メモリ制御部201についてのみ説明する。
メモリ制御部201は、本実施形態で利用する仮想検査行列に基づき、入力尤度メモリ
101に格納される各符号ビットの尤度情報を所定の規則で並べ替えメモリ102へ格納する。また、制御部によりメモリ102に格納される更新された尤度情報が一時推定のために読み出される場合に、メモリ制御部201は、並べ替えられた状態から元の符号ビットの順番に並べ替える。
上記仮想検査行列は、他の実施形態におけるいずれの検査行列の形を用いてもよく、それに応じて上述の実施形態と同様に装置構成及び処理手順が決定される。メモリ制御部201は、実際に復号で用いるべき検査行列から仮想検査行列への変換情報を有し、この変換情報を元に上述の並べ替えを行う。この変換情報とは、列入替えに関する情報である。実際には、当該変換には行入替えも含まれるが、本実施形態における復号装置では検査行列の行(チェックノード)は単なる処理順序に対応するものであるため、行入替えについての情報はメモリ制御部201には関係ないものである。従って、メモリ制御部201が有する変換情報は列入替えに関する情報のみでよい。
検査行列の列(変数ノード)は各符号ビットに対応するものであるため、メモリ制御部201は、この列入替えに関する情報により、メモリ102内の格納すべき位置を割り出す。例えば、仮想検査行列において実際の符号に用いる検査行列の1列目を5列目に入替えている場合には、メモリ制御部201は、入力尤度メモリ101に格納される第1符号ビットに関する尤度情報をメモリ102内の第5符号ビットに関する尤度情報が格納されるべきエリアに格納する。逆に、尤度情報が更新され一時推定される場合には、メモリ制御部201は、メモリ102内の第5符号ビットに関する尤度情報が格納されているエリアから取り出した尤度情報を第1符号ビットに関する尤度情報として一時推定を行う回路部に出力する。
これにより、第五実施形態における復号装置によれば、誤り訂正能力を十分に発揮するためのLDPC符号により符号化されたデータを復号するための検査行列が上述の第一実施形態から第四実施形態に示す検査行列では実現できない場合にも、対応可能となる。
第一実施形態における復号装置の回路構成例を示す図である。 第一実施形態における符号化仕様を示す図である。 第一実施形態における検査行列を示す図である。 第一実施形態における符号化率5分の1の演算器・メモリ接続関係を示す図である。 第一実施形態における符号化率5分の4の演算器・メモリ接続関係を示す図である。 第一実施形態における復号装置の動作例を示す図である。 第二実施形態における検査行列を示す図である。 第三実施形態における検査行列を示す図である。 第四実施形態における検査行列を示す図である。 第五実施形態における復号装置の回路構成例を示す図である。 検査行列を示す図である。 従来の復号器構成を示す図である。 対応符号化仕様を示す図である。 符号化率5分の1で動作時の複数の符号化率に対応する復号器構成を示す図である。 符号化率5分の4で動作時の複数の符号化率に対応する復号器構成を示す図である。 複数の符号化率に対応する復号器構成を示す図である。
符号の説明
101 入力尤度メモリ
102 q(u+1) メモリ
103 q(u) メモリ
105 行単位チェックノード処理部(行単位演算器)
110、110−1から110−Nc エッジ単位演算器
111−1 事前変数ノード処理部
112−1 チェックノード第1処理部
115−1 チェックノード第2処理部
116−1 rjiメモリ
117−1 変数ノード処理部
151 行グループ
152 列グループ
153 単位領域
160 信号線
181 エッジ配置正方行列
191 エッジ配置行列
201 メモリ制御部
11 行単位演算器(演算器)
21 エッジ単位演算器(演算器)
31、32、33 メモリ

Claims (8)

  1. 複数の符号化率に対応し行ウエイトが一定となる複数の検査行列を用いて低密度パリティチェック符号による符号化データを復号する復号装置であって、
    複数の行グループ及び前記各検査行列間で同数となる複数の列グループに区分けされ、この区分けされた複数の単位領域のうちのエッジの配置されるエッジ配置領域が各行グループ内の各列グループにそれぞれ1つ存在するように割り付けられた前記各検査行列及び各検査行列の区分けパターンのうち、前記符号化データの符号化率に応じた検査行列に関する情報及びその検査行列の区分けパターンを格納するパターン格納手段と、
    前記符号化データの各符号ビットの尤度情報を、前記格納された区分けパターンに基づいて前記列グループ毎に各メモリセルにそれぞれ分割して格納する尤度情報格納手段と、
    前記エッジ配置領域のいずれか1つに応じてそのエッジ配置領域が属する列グループに関する尤度情報を格納する前記メモリセルに接続され、その接続されたメモリセルに格納された尤度情報に基づきそのエッジ配置領域内のエッジに対応する符号ビットの尤度情報を更新する複数のエッジ単位演算手段と、
    を備える復号装置。
  2. 前記パターン格納手段は、前記各検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置及びエッジ配置領域内のエッジの位置を格納し、
    前記各エッジ単位演算手段は、接続されたメモリセル内の更新すべき尤度情報のアドレスを処理対象のエッジ配置領域に関する前記格納されたエッジの位置に基づき決定する、
    請求項1に記載の復号装置。
  3. 前記各行グループは、1処理サイクルで復号処理される行の集合であり、
    前記複数のエッジ単位演算手段は、少なくとも、前記1処理サイクルで復号処理される行数にその検査行列の前記行ウエイトを乗算した数分設けられ、前記1処理サイクルで1つの行グループ分の尤度情報を更新する、
    請求項1又は2に記載の復号装置。
  4. 前記各検査行列及び区分けパターンは、前記各単位領域が少なくとも1つの行列から形成され、前記エッジ配置領域に含まれる行列のいずれか1つがエッジの配置されるエッジ配置行列となりその他の行列が零行列となるように割り付けられ、
    前記パターン格納手段は、前記各検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置、そのエッジ配置領域内のエッジ配置行列の位置、及びそのエッジ配置行列内のエッジの位置を格納し、
    前記各エッジ単位演算手段は、接続されたメモリセル内の更新すべき尤度情報のアドレスを処理対象とするエッジ配置領域に関する前記エッジ配置行列の位置及びそのエッジ配置行列内のエッジの位置に基づき決定する、
    請求項1に記載の復号装置。
  5. 前記各単位領域が含む行列は正方行列である請求項4に記載の復号装置。
  6. 前記各単位領域は1つの行列であり、前記エッジ配置領域には各行にそれぞれエッジが配置され、
    前記パターン格納手段は、前記各検査行列に関する情報として、エッジ配置領域の位置、そのエッジ配置領域の行列の形及びそのエッジ配置領域内のエッジの位置を格納し、
    前記各エッジ単位演算手段は、接続されたメモリセル内の更新すべき尤度情報のアドレスを処理対象とするエッジ配置領域に関する前記エッジ配置領域の行列の形及びそのエッジ配置領域内のエッジの位置に基づき決定する、
    請求項1に記載の復号装置。
  7. 前記各検査行列は、前記符号化データに対応する実検査行列を列及び又は行を並べ変えた検査行列であり、
    前記尤度情報格納手段は、前記実検査行列から前記格納された検査行列への並べ替え情報に基づいて、前記符号化データの各符号ビットの尤度情報を前記格納された検査行列に合わせて並べ替えた後、前記格納された区分けパターンに基づいて前記列グループ毎に各メモリセルにそれぞれ分割して格納する、
    請求項1から6のいずれか1つに記載の復号装置。
  8. 複数の符号化率に対応し行ウエイトが一定となる複数の検査行列を用いて低密度パリティチェック符号による符号化データを復号する復号方法であって、
    複数の行グループ及び前記各検査行列間で同数となる複数の列グループに区分けされ、この区分けされた複数の単位領域のうちのエッジの配置されるエッジ配置領域が各行グループ内の各列グループにそれぞれ1つ存在するように割り付けられた前記各検査行列及び各検査行列の区分けパターンのうち、前記符号化データの符号化率に応じた検査行列に関する情報及びその検査行列の区分けパターンを格納するパターン格納ステップと、
    前記符号化データの各符号ビットの尤度情報を、前記格納された区分けパターンに基づいて前記列グループ毎に各メモリセルにそれぞれ分割して格納する尤度情報格納ステップと、
    前記エッジ配置領域のいずれか1つに応じてそのエッジ配置領域が属する列グループに関する尤度情報が格納される前記メモリセルにアクセスし、そのメモリセルに格納された尤度情報に基づきそのエッジ配置領域内のエッジに対応する符号ビットの尤度情報を更新するエッジ単位演算ステップと、
    を備える復号方法。
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