JP5510447B2 - 復号装置および復号方法 - Google Patents

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Description

本発明は、復号装置および復号方法に関し、特に、低密度パリティ検査(LDPC:Low-Density Parity-Check)符号の復号装置および復号方法に関するものであり、例えば、通信システム・ストレージシステム等の高信頼化を図ることを可能とする復号装置および復号方法に関する。
誤り訂正符号は、符号化、復号という処理によってデータ伝送時に混入するノイズの影響を低減する技術である。符号化は送信するデータに冗長を付加する処理であり、符号化されたデータを符号語と呼ぶ。通信路に送出された符号語はノイズの影響を受けて受信時には符号語の一部のビットが反転するといったエラーが起こる。復号はこのエラーの影響を受けた受信語から冗長を利用して元のデータに復元する処理である。
LDPC符号は、1960年代に提案された誤り訂正符号であるが、ターボ符号(Turbo Code)との関連が指摘され、1990年代後半になって注目を集めるようになった(例えば、非特許文献1参照。)。
LDPC符号は、疎、かつ、タナーグラフで表現したときに小さなloop(ループ)の個数が小さいパリティ検査行列を持つ、ということで特徴付けられ、この性質から比較的効率の良い高性能復号方法が存在する。この復号方法はメッセージ・パッシング復号(Message-Passing decoding,以下、MP復号と略す)と呼ばれている。
LDPC符号のMP復号法は、符号語ビットの信頼度情報をパリティ検査行列の列に対応する列処理および行に対応する行処理によって反復的に更新することによって実行される。行処理で生成される信頼度情報は外部情報と呼ばれる。この反復的更新の順序には任意性がある。行処理で更新した外部情報を同一iteration(反復)内でそれに続く行処理で利用するシリアルスケジュールは、レイヤードスケジューリングとも呼ばれて、例えば非特許文献2、非特許文献3に開示されている。
受信値および信頼度情報は、一般に、対数尤度比(LLR:Log-Likelihood Ratio)の形で保持される。シリアルスケジュールの典型的な実装では、受信値もしくは受信値と外部情報との和である累積LLRを保持する複数のメモリと外部情報を保持する複数のメモリとが存在する。前者を累積LLRメモリ、後者を外部情報メモリ、総称してLLRメモリと呼ぶことにする。
復号処理の高速化は、複数の行に対して同時に行処理を行う並列化によって達成されるが、一般にはこれらのLLRメモリへのアクセス方法、および、LLRメモリとプロセッサとの間のデータのルーティングが課題となる。かかる課題を効率良く処理することが可能な符号クラスとして擬似巡回型LDPC符号が知られている。
擬似巡回型LDPC符号のパリティ検査行列の例を、図8に示す。図8に示すように、パリティ検査行列は、同一サイズの正方行列の部分行列から構成され、この部分行列は、零行列もしくは単位行列をシフトした、巡回置換を表す行列I(j,k)が対応する。なお、図8は、巡回置換サイズZ=5の場合のパリティ検査行列の例を示している。この部分行列単位の行、列成分をそれぞれ行ブロック、列ブロックと呼ぶことにする。巡回置換サイズZ=5の図8の例では、パリティ検査行列は、行ブロック0、1,2,3、列ブロック0,1,2,3,4から構成されている。また、パリティ検査行列において列、行の1の個数はそれぞれ列次数、行次数と呼ばれる。
擬似巡回型LDPC符号では、同一列ブロックもしくは同一行ブロック内の列もしくは行は同一次数を持つ。列ブロックk(次数d_k,)において零行列ではない部分行列を上から順にI(0,k),I(1,k),…,I(d_k−1,k)と表す。I(j,k)は単位行列の各行に対するシフト値によって表すことができ、これをs(j,k)と表記する。例えば、s(j,k)=0,1は、それぞれ、I(j,k)が単位行列、単位行列の各行を右に1巡回シフトした行列であることを表す。
擬似巡回型LDPC符号では、巡回置換サイズZに対して、Z個の行単位で並列化を行うことで効率良く処理を行うことができる。このとき、累積LLRや外部情報は1個の列ブロックにおけるZ個のデータを1レコードとして読み書きの単位とする。図9は、図8のパリティ検査行列に対する累積LLRメモリ構成、データ保持方法の模式図である。
図9において、1レコードの"0 1 2 3 4"は、各列ブロックにおける0から4までの位置(Z=5の場合)に対応するデータを保持することを表している。図8のパリティ検査行列において、列ブロック0と1、列ブロック3と4は、同時に、累積LLRメモリをアクセスすることがないので、同一累積LLRメモリに保持することができる。したがって、かかる場合には、図9のように、列ブロック0と1は累積LLRメモリ0、列ブロック2は累積LLRメモリ1、列ブロック3と4は累積LLRメモリ2と、3個の独立な累積LLRメモリで復号装置を構成することができる。
累積LLRメモリからの読み込み時には、レコード単位で読み込んだデータを、バレルシフト(Barrel Shift:巡回シフト)によって、I(j,k)に従って巡回置換し、列処理および行処理を行うコンポーネントに送る。ここで更新された累積LLRはI(j,k)の逆置換に対応する巡回置換を行い、累積LLRメモリへの書き込みを行う。
モバイル通信などのアプリケーションでは、チャネルの状態や送信データサイズなどに柔軟に対応可能なフレーム構成が要求され、誤り訂正符号は符号長を可変とする必要が生じる。擬似巡回型LDPC符号では巡回置換サイズZを可変とすることによりこれに対応することができる。
しかし、巡回置換サイズZを可変にした場合、その設定の細かさに応じて一般に並列化に伴う巡回置換手段のオーバーヘッドは大きくなる傾向にある。最も直截的な方法は、可能性のあるすべての巡回置換サイズZに対して巡回置換手段をそれぞれ用意し、実際の巡回置換サイズZの値によって切り替える方式である。しかし、かかる方式は、巡回置換サイズZの種類が多い場合には非常に無駄が大きい。
巡回置換サイズZが或る整数の倍数であれば、行、列を入れ替えてこの整数のサイズの巡回置換から成る擬似巡回型LDPC符号で表すことができる。しかし、かかる方法も、巡回置換サイズZを小刻みに設定が可能な場合には、小さな巡回置換サイズを持つ擬似巡回型LDPC符号として表されてしまうため、並列度はあまり大きくならず、高速化を図ることができない。
一定の並列度S(=LLRレコード内のデータ個数)の処理で任意のシフトサイズZすなわち巡回置換サイズZに対応可能であるような復号装置の実装は、符号長可変のアプリケーションに向けた復号装置の実装の一つの望ましい形態である。この場合、列処理・行処理コンポーネントにおいて、列処理1,列処理2のプロセッサもそれぞれS個用意すれば十分となり、S個単位でデータが入力されればこれらを効率良く動作させることができる。巡回置換サイズZが2S以上という条件の下、このような方式の実現例が、特許文献1のWO2008/069231号公報に述べられている。
前記特許文献1の手法は、信頼度情報を保持するLLRメモリは並列度Sの倍数になるように巡回的に拡大した形でメモリにデータを保持する。図10は、特許文献1における累積LLRメモリのデータ保持方法の模式図であり、巡回置換サイズZ=15,並列度S=6の場合のLLRメモリの模式図である。図10に示すように、最終レコードは列ブロックにおけるインデックスで12,13,14,0,1,2に相当するデータで構成される。列ブロック当たりのLLRメモリの深さDは3となる。
実際には、図10のように、巡回置換サイズZの最大値MaxZに対応するアラインメントで、列ブロック単位でデータは格納される。行処理も、このように巡回的に拡大した形で実行される。巡回置換処理は、サイズSすなわち並列度Sのレコード単位の入力に対し、2個の隣接するレコードからシフトおよび選択スイッチによってI(j,k)に従うサイズSでの出力を多段で実行する多段巡回置換手段で実現される。書き込み時にはI(j,k)の逆置換になるサイズSでの多段巡回置換手段を実行し、メモリへの書き込みを行う。
図11は、従来の復号装置の構成を示す構成図であり、前記特許文献1によるシリアルスケジュールに対する復号装置の構成を示している。図11において、ROM100は、図8におけるパリティ検査行列の構造およびI(j,k)の情報を保持するメモリである。また、累積LLRメモリ101は、図10に示したように、受信値もしくは受信値と外部情報との和である累積LLRをS個のレコード単位(1度の読み書きの単位)で保持するメモリである。図11は、累積LLRメモリ101が2個のイメージを表しているが、図8のパリティ検査行列を持つ符号であれば、図9に示したように、3個の累積LLRメモリ101を用意すれば十分となる。
メモリ入力制御102は、パリティ検査行列の列ブロックの構造に合わせて復号装置に入力される受信値の累積LLRメモリへの振り分けを行う。レコード生成手段103aは、復号装置の入力データである受信値をS個単位のレコードに生成する処理を行う。
多段巡回置換手段106a,106bは、累積LLRに対して、それぞれ、I(j,k)とI(j,k)の逆置換I(j,k)^{-1}(シフト値では−s(j,k) mod Z)とに相当する巡回置換処理をサイズSのレコード単位の入出力で実行する。
列処理・行処理コンポーネント105は、MP復号を実際に行う装置であり、S個の列処理・行処理コンポーネント105が独立に動作する。図11では、外部情報メモリは、この列処理・行処理コンポーネント105の構成要素となっている形態で表しているが、累積LLRメモリ101と巡回置換処理との間に列処理手段を置く構成も考えられる。
硬判定手段107は、累積LLRから復号結果の0,1の判定を行う。また、復号結果メモリ108は、硬判定手段107の硬判定結果を保持するメモリである。出力系列形成手段109aは、復号結果において巡回的にパディングされている部分を削除して出力ビット列を形成する処理を行う。制御手段110aは、復号開始時に巡回置換サイズZに合わせたパラメータ調整と、I(j,k)に対応する列ブロックを処理する際にはそれに応じて列処理・行処理コンポーネント105および累積LLRメモリ101のアドレスを生成する。
WO2008/069231号公報,"DECODING DEVICE AND DECODING METHOD"(第8−10頁)
D.J.C.Mackay:"Good Error Correcting Codes based on Very Sparse Matrices",IEEETransactions on Information Theory 45 pp.399-431, 1999. E. Boutillon, J. Castura, and F.R.Kschishcang:"Decoder-First Code Design",the 2nd International Symposium on Turbo Codes and Related Topics," pp.459-462, 2000. D. E. Hocevar:"A Reduced Complexity Decoder Architecture via Layered Decoding of LDPC Codes",IEEESiPS 2004, pp.107-112, 2004.
前記特許文献1の方式は、巡回置換サイズZの可変性に基づく符号長可変の擬似巡回型LDPC符号の復号において、一定並列度Sで2S以上の任意の巡回置換サイズZに対応可能であり、巡回置換サイズZを細かく設定するアプリケーションに対しても効果的に並列化を実現することができる。しかし、図9のようなZ=Sの単純な場合と同一並列度で比較すると、巡回置換に必要な装置の規模は2,3倍程度となり、復号装置全体の複雑度にも大きな影響を与える。したがって、擬似巡回LDPC符号の復号において、巡回置換サイズZ可変に伴う巡回置換処理のこのようなオーバーヘッドを改善する手法が望まれる。
(本発明の目的)
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、一定の並列度Sで任意の巡回置換サイズZに対応可能で、かつ、装置規模の低減が可能な復号装置および復号方法を提供することを目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による復号装置および復号方法は、次のような特徴的な構成を採用している。下記(1)及び(8)なる番号は請求項の項番号にそれぞれ対応している。
(1)巡回置換サイズ可変の構造を持つ擬似巡回型の低密度パリティ検査符号の復号装置において、
前記低密度パリティ検査符号の受信値もしくは復号処理で発生する信頼度情報と前記受信値との和である累積信頼度情報を保持する複数の累積LLRメモリと、
前記信頼度情報の更新を行う低密度パリティ符号復号の列処理、行処理に対応する複数のプロセッサからなる、複数の列処理・行処理コンポーネントと、
前記累積LLRメモリと前記列処理・行処理コンポーネントの間において前記累積LLRメモリの1レコードにおけるデータ数に対応する並列度で多段にデータの巡回置換処理を行い、かつ、前記累積LLRメモリへの書き込み時に次の読み出し時の置換処理を合成した処理を実行する多段差分巡回置換手段と、
前記多段差分巡回置換手段の動作に合わせて前記累積LLRメモリへの受信データの書き込み時に受信データの置換処理を行う受信値整列手段と、
前記多段差分巡回置換手段の動作に合わせて前記累積LLRメモリの読み出し開始アドレスを保持し、読み出し時にはそのインクリメントを行うアドレス管理手段と、
前記多段差分巡回置換手段、前記受信値整列手段で使用するパラメータおよび前記アドレス管理手段で保持する、前記累積LLRメモリの読み出し開始アドレスを算出する制御手段と、
を少なくとも備えている復号装置。
(8)巡回置換サイズ可変の構造を持つ擬似巡回型の低密度パリティ検査符号の復号方法であって、
前記低密度パリティ検査符号の受信値もしくは復号処理で発生する信頼度情報と前記受信値との和である累積信頼度情報をメモリに保持する保持ステップと、
前記信頼度情報の更新を行う低密度パリティ符号復号の列処理、行処理時に、前記メモリの1レコードにおけるデータ数に対応する並列度で多段にデータの巡回置換処理を行い、かつ、前記メモリへの書き込み時に次の読み出し時の置換処理を合成した処理を実行する多段差分巡回置換ステップと、
を少なくとも有し、
前記多段差分巡回置換ステップの動作に合わせて、前記メモリへの受信データの書き込み時に受信データの置換処理を行い、かつ、前記メモリの読み出し開始アドレスからの読み出し時に前記読み出し開始アドレスをインクリメントして保持し直す復号方法。
本発明の復号装置および復号方法によれば、以下のような効果を奏することができる。
本発明は、巡回置換行列のブロックから成る擬似巡回型LDPC符号の復号装置において、一定の並列度で任意の巡回置換サイズに対応可能な装置構成を示している。このような復号装置は、一定の並列度単位での多段巡回置換処理を行う手法を用いることによって実現することが可能であるが、本発明では、かかる手法に対して、累積LLRメモリへの受信値や信頼度情報の書き込み時において、次の読み込み時に適用される巡回置換処理と合成した差分置換処理を適用することによって読み込み時の多段巡回置換処理を不要とし、装置規模の改善を実現している。
すなわち、本発明によって累積LLRメモリからの読み込み時の多段巡回置換手段を省略することができる。一方、書き込み時の多段巡回置換手段は本質的には前記特許文献1と同様の構成で実現することができる。なお、本発明の実現のためには、累積LLRメモリのアドレスを管理する機能と受信値入力整列の機能とを新たに追加する必要があるが、新たに追加するこれらの機能は、多段巡回置換手段と比べて遥かに小さい規模で実装することができる。つまり、本発明によって、巡回置換サイズの設定に対する高いフレキシビリティと高い並列度を保ったまま、復号装置の装置規模を改善することが可能となる。
本発明による復号装置の構成例を示す構成図である。 図1に示す復号装置のアドレス管理手段の内部構成の一例を表す構成図である。 図1に示す復号装置の受信値整列手段の内部構成の一例を表す構成図である。 図1に示す復号装置の出力整列手段の内部構成の一例を表す構成図である。 図1に示す復号装置の列処理・行処理コンポーネントの内部構成の一例を表す構成図である。 図1に示す復号装置の多段差分巡回置換手段の内部構成の一例を表す構成図である。 図6に示す多段差分巡回置換手段の動作の一例を説明するためのフローチャートである(その1)。 図6に示す多段差分巡回置換手段の動作の一例を説明するためのフローチャートである(その2)。 擬似巡回型LDPC符号のパリティ検査行列の例を示す行列式である。 図8のパリティ検査行列に対する累積LLRメモリ構成、データ保持方法の模式図である。 特許文献1における累積LLRメモリのデータ保持方法の模式図である。 従来の復号装置の構成を示す構成図である。
以下、本発明による復号装置および復号方法の好適な実施例について添付図を参照して説明する。
図1は、本発明による復号装置の構成例を示す構成図である。以下、擬似巡回型LDPC符号の巡回置換サイズをZ,復号処理並列度をSとおく。並列度Sは固定であり、2S以上の大きさである巡回置換サイズZは復号開始前に外部から任意に設定されるものとする。
図1の復号装置における各構成要素のうち、従来の図11の復号装置と同一の機能を有する回路要素については、図11と同じ符号を付して示しており、ここでの重複する説明は省略する。
受信値整列手段103はパリティ検査行列の各列ブロックに対して非零行列の部分行列I(0,k)に基づく順序でS個単位のレコードで受信値LLRの整列を行い、これが累積LLRメモリ101に書き込まれる。また、アドレス管理手段104は多段差分巡回置換手段106に合わせて累積LLRメモリ101へアクセスするためのアドレスの保持、更新を行う。
多段差分巡回置換手段106は列処理・行処理コンポーネント105が出力する累積LLRデータに対して、I(j+1,k)・I(j,k)^{-1}に対応する差分巡回置換処理(つまり(s(j+1,k)−s(j,k)) mod Zの巡回シフト処理)を並列度Sで実行する処理を行う。出力整列手段109は、復号結果の出力の際にI(0,k)の逆置換に対応する巡回置換を行い出力ビット列を整列する。制御手段110は、復号開始時に巡回置換サイズZに合わせたパラメータ調整を行うとともに、受信値整列手段103、アドレス管理手段104、多段差分巡回置換手段106、出力整列手段109の動作に必要なパラメータやメモリアドレスなどの計算、設定を各列ブロックに対して行う。
なお、列処理・行処理コンポーネント105は、図11と同様に、S個の行に対応するS個のコンポーネントが独立に動作する形で構成される。
以下、前述した各構成要素について詳しく説明する。
制御手段110は、復号開始時には巡回置換サイズZに対応する、列ブロック当たりのメモリの深さDと最終レコードのデータ数Eを次の[式1][式2]によって計算し、受信値整列手段103、アドレス管理手段104、多段差分巡回置換手段106に設定する。
[式1] D← roundup(Z/S).
[式2] E← Z Mod S.
ここで、"roundup()"は切り上げによる整数化を表す関数を示し、"x Mod y"はxのyに対する剰余であり1からyまでの値をとる。
また、個々のコンポーネントに対して、次のようなパラメータの生成を行う。
(a)受信値整列手段103に設定するパラメータ:復号処理開始時に各列ブロックに対してI(0,k)のシフト値s(0,k)に対して次の[式3]〜[式5]のOffset, Gap, Flagを生成する。
[式3] Offset← s(j, k) mod S.
[式4] Gap← truncate(s(j,k) / S).
[式5] Flag← (Offset < E ? 0 : 1).
ここで、"mod S"は0からS−1の値を採ることを意味する。"truncate()"は切り捨てによる整数化を表す関数である。また、"(x < y ? : 0 : 1)"はx < yであれば0,そうでなければ1を返す関数を表す。
(b)多段差分巡回置換手段106に設定するパラメータ:I(j,k)に対応するメッセージ更新処理時にはI(j,k), I(j + 1,k)に対応するシフト値s(j,k), s(j + 1,k)から次の[式6]〜[式8]を計算する。なお、[式6]、[式7]で列ブロックkの次数がd_kの場合には、巡回的にI(d_k,k)=I(0,k)、s(d_k,k)=s(0,k)とする。
[式6] Offset'← ((s(j+1, k) − s(j, k)) mod Z) mod S.
[式7] Gap'← truncate(((s(j+1, k) - s(j, k)) mod Z) / S).
[式8] Flag'← (Offset'< E ? 0 : 1).
(c)アドレス管理手段104に設定するパラメータ:復号開始時には列ブロックkに対しては[式4]、[式5]を用いて、次の[式9]の累積LLRメモリ101の最初の読み出しアドレスinit_addressを計算し、read_addressの初期値として設定する。
[式9] init_address← (Gap + Flag).
一方、繰り返し処理中においては、I(j,k)に対応するメッセージ更新処理時にはアドレス管理手段104から入手した、列ブロックkに対応する現在の累積LLRメモリ101の読み出しアドレスであるread_addressに対して[式7]、[式8]を用いて、次の[式10]に基づいてnext_addressを計算して、アドレス管理手段104では当該列ブロックの次のread_addressに設定する。
[式10] next_address← (Gap' + Flag' + read_address) mod D.
次に、前述した各構成要素の内部構成について図面を用いて詳しく説明する。
図2は、図1に示す復号装置のアドレス管理手段104の内部構成の一例を表す構成図である。アドレス管理手段104は、カレントアドレスレジスタ201、アドレス更新手段202を少なくとも備えている。
カレントアドレスレジスタ201は、各列ブロックに対して累積LLRメモリ101の読み出し開始アドレスであるread_addressを保持する。カレントアドレスレジスタ201の典型的な実装では、累積LLRメモリ101に対応するように用意して、各カレントアドレスレジスタ201は当該累積LLRメモリ101に対応する複数の列ブロックのread_addressを保持する。I(j,k)に対応する復号処理開始時にはこのread_addressをアドレス更新手段202に設定する。
制御手段110はアドレス更新手段202に設定したread_addressを受け取り、更新後のnext_addressを算出する。アドレス管理手段104はI(j + 1,k)に対応する復号処理時の列ブロックkに対する累積LLRメモリ101のread_addressとしてこれを保持する。
アドレス更新手段202は、累積LLRメモリ101に対応するように用意する。アドレス更新手段202はカウンタを保持し、mod Dでインクリメントを行う。該カウンタの初期値はカレントアドレスレジスタ201で保持するread_addressに設定される。累積LLRメモリ101の実際の物理アドレスはアドレス更新手段202で計算される値と当該列ブロックのメモリ上の領域に対応するオフセット値との和となる。
累積LLRメモリ101への書き込み処理は読み込みを行ったアドレスにその順序で書き込みを行う。このとき、書き込み時のアドレスは読み込み時のアドレスと同様のカウンタの初期値に設定して実現する。もしくは、読み込み時のアドレスをレジスタなどを用いてテンポラリに保持しておくことなどによって得ることができる。
次に、図3は、図1に示す復号装置の受信値整列手段103の内部構成の一例を表す構成図である。受信値整列手段103は、受信値整列制御手段301、レコード生成手段302、多段巡回置換手段303を少なくとも備えている。
受信値整列制御手段301は制御手段110によって設定されたパラメータに基づいてレコード生成手段302および多段巡回置換手段303の制御を行う。レコード生成手段302は最終レコードのデータ数Eと並列度Sとが一致しない場合に巡回的に先頭データを補完する形でS個単位のデータのレコードを生成し、多段巡回置換手段303に送る。多段巡回置換手段303は前述の[式3]〜[式5]のOffset, Gap, Flagに基づいて当該列ブロックI(0,k)に対応する多段巡回置換処理を行う。なお、多段巡回置換手段303は図1における多段差分巡回置換手段106と同一の構成で実現することができる。
本発明による擬似巡回LDPC符号の復号処理においては列ブロックkの復号結果の出力の際にもI(0,k)の逆置換に対応する巡回置換処理を実現する必要がある。図1の復号装置においてはこの処理を実現する手段を出力整列手段109として表している。
列ブロックkに対応する硬判定はI(d_k - 1,k)に対応する信頼度情報更新処理が終了した時点で行うものとする。このとき、制御手段110は出力整列手段109に対して次のパラメータを設定する。つまり、復号処理開始時に各列ブロックに関しI(0, k)^{-1}のシフト値(−s(0, k) mod Z)に対して次の[式11]〜[式14]のOffset", Gap", Flag", output_addressを生成する。
[式11] Offset"← (− s(0,k) mod Z) mod S.
[式12] Gap"← truncate((( s(0,k)) mod Z) / S).
[式13] Flag"← (Offset" < E ? 0 : 1).
[式14] output_address← (Gap" + Flag").
図4は、図1に示す復号装置の出力整列手段109の内部構成の一例を表す構成図である。出力整列手段109は、出力整列制御手段401、多段巡回置換手段402、出力系列形成手段403を少なくとも備えている。
出力整列制御手段401は制御手段110によって設定されたパラメータに基づいて多段巡回置換手段402および出力系列形成手段403の制御を行う。多段巡回置換手段402は[式11]〜[式13]のOffset", Gap", Flag"に基づいて当該列ブロックI(0, k)^{-1}に対応する多段巡回置換処理を行う。多段巡回置換手段402は図1における多段差分巡回置換手段106と同一の構成(ただしデータは1ビット)で実現することができる。
出力系列形成手段403は多段巡回置換手段402の出力をテンポラリに格納し、[式14]のoutput_addressを開始点にmod Dで巡回的に読み出しを行い、最後に(S − E)個の巡回的にパディングを行ったビットを削除して出力系列の生成を行う。パリティ検査行列の各列ブロックの先頭の巡回置換I(0,k)が単位行列の場合は、図3、図4それぞれにおける多段巡回置換手段303,402が不要となり、簡易化を図ることが可能となる。
(動作例)
最初に、LDPC符号のMP復号アルゴリズムの実施例について説明する。次数eの或る行において'1'が立っている位置をp_0, …, p_(e-1)とおく。また、p_kの列次数をd_kとして、対応する行に順に0,1, …, (d_k 1)とインデックスを付ける。p_kにおいてインデックスjに対応する行に対する行処理で生成される外部情報をλ(p_k,j)とおく。受信値および外部情報はすべて対数尤度比(LLR:Log-Likelihood Ratio)の形式で表されているものとする。このとき、p_kに対する累積LLRは次の[式15]のように表すことができる。
[式15] V(p_k)← r(p_k) + λ(p_k, 0) + λ(p_k, 1) +
…+ λ(p_k, d_k − 1)
ここで、r(p_k)はp_kに対応する受信値であり、λ(p_k,j)は通常0に初期化する、もしくは、同等の処理を行って復号処理を開始する。p_kに対して今注目している行をi_k番目とする。シリアルスケジュールに基づくMP復号では、このi_k行に対して次の[式16]〜[式18]の処理を行い、λ(p_k,j)およびV(p_k)の更新を行う。
[式16] τ(k)← V(p_k) − λ(p_k,i_k). (k = 0,1,…,e-1)
[式17] (λ(p_0,i_0),…, λ(p_(e-1), i_(e-1))
← F(τ(0), τ(1), …, τ(e-1)).
[式18] V(p_k)← τ(k) + λ(p_k, d_k). (k = 0, 1,…, e -1).
ここでは、[式16], [式18]をそれぞれ列処理1、列処理2と呼ぶことにする。[式17]のFは行処理を表す関数であり、sum-productアルゴリズムやnormalized min-sumアルゴリズムなどが知られている。シリアルスケジュールでは、この一連の更新処理をパリティ検査行列の行に対して、順に行って、すべての行に対してこれを行う処理を1 iterationとする。各ビットの0,1の判定(硬判定)はV(p_k)の正負に基づいて行うことができる。LDPC符号は大きな符号長であっても行、列の次数が小さいため、[式16]〜[式18]の処理の複雑度は小さい。
図5は、図1に示す復号装置の列処理・行処理コンポーネント105の内部構成の一例を表す構成図であり、前述の[式16]〜[式18]を実行する列処理・行処理コンポーネントの構成を示している。列処理・行処理コンポーネント105は、列処理1コンポーネント500、行処理ユニット501、列処理2コンポーネント502、外部情報メモリ503、テンポラリメモリ504を少なくとも備えている。
1行単位で処理を行う場合は、列処理1コンポーネント500,列処理2コンポーネント502は、行次数個の[式16]、[式18]を行うプロセッサで構成される。テンポラリメモリ504は、[式16]のτ(k)を保持し、[式18]の計算を可能にする。
図6は、図1に示す復号装置の多段差分巡回置換手段106の内部構成の一例を表す構成図である。多段差分巡回置換手段106は、多段差分巡回置換制御手段600、レジスタ更新手段601、データ抽出手段602を少なくとも備え、レジスタ更新手段601は複数のレジスタ603およびその更新を制御する切り替え手段604で構成され、データ抽出手段602は第1シフト手段605、第2シフト手段606および選択手段607で構成されている。
レジスタ更新手段601は列処理・行処理コンポーネント105から出力されたレコード単位のデータを保持するFIFO(First-In First-Out)の構造を基本とするが、先頭レコードを保持しておき、最終レコードの後の入力として挿入する機能および2時点分一度にシフトする機能も実現する構成となっている。
データ抽出手段602は隣接する2レコードからS個のデータを取り出す処理を行う。各レコードの(巡回的ではない)第1シフト手段605,第2シフト手段606および各ポジションでどちらのデータを選択するかという選択手段607で構成されている。選択手段607の動作は第1シフト手段605,第2シフト手段606のシフト値から決定され、このシフト値は、多段差分巡回置換制御手段600で最終レコードのデータ数Eと前述の[式6]〜[式8]のFlag',Gap', Offset'を用いて決定することができる。
多段差分巡回置換制御手段600はレジスタ更新手段601の制御およびデータ抽出手段602における第1シフト手段605,第2シフト手段606のシフト値、選択手段607の設定を行う。
なお、図3に示す受信値整列手段103の多段巡回置換手段303も前述の[式3]〜[式5]のFlag, Gap, Offsetを用いて図6と同一の構成で実現することができる。また、図4に示す出力整列手段109の多段巡回置換手段402も[式12]〜[式14]のFlag", Gap", Offset"を用いて図6と同一の構成で実現することができる。ただし、復号結果のため、データ幅は1ビットで十分となる。
図7Aと図7Bは、図6に示す多段差分巡回置換手段106の動作の一例を説明するためのフローチャートであり、以下に、図7Aと図7Bの主なステップについて説明する。
(ステップS700)多段差分巡回置換手段106は[式7]のFlag'の値に依存して制御が異なる。
(ステップS701)"Retrieve(sh1, sh2)"は、データ抽出手段602において第1シフト手段605はシフト値sh1の左シフト、第2シフト手段606はシフト値sh2の右シフトを行い、選択手段607は、左からsh2個は第1シフト手段605からのデータを、右から(S- sh2)個は第2シフト手段606からのデータを選択してS個のレコードを生成して出力する。
(ステップS702)"Retrieve()"のsh1, sh2の値はI(j,k)のブロックの処理開始からの時点tとGap'または(Gap'+1)との比較結果に基づいて変更が行われる。
(ステップS703)ステップS702における具体的なsh1,sh2の変更値である。
(ステップS704)"Flag'= 0"の場合は先頭レコードを格納しておき、最終レコードに巡回的に付加する形で出力を生成する。
(ステップS705)"Flag'= 1"の場合は、レジスタ更新手段601の複数のレジスタ603のうち、ステップS706でレジスタ1,レジスタ2をそのままにしてレジスタ3にデータを読み込む。しかる後は、本ステップS705に示すように、レジスタ1,2,3の値が更新される。
なお、図7Aと図7Bのフローチャートではソフトウェア的なフローで記述しているが、ループ内は並列に動作することが可能なため、多段差分巡回置換手段106における動作は、(D + 2)回程度のサイクル数で実行することができる。
次に、擬似巡回型LDPC符号のパリティ検査行列における列ブロックkの次数が3、s(0,k)=5, s(1,k)=11, s(2,k)=3で、かつ、巡回置換サイズZ=15,並列度S=6の場合を例にとって、列ブロックkに対するMP復号における巡回置換処理について本発明による復号装置の具体的な実施例を説明する。かかる数値例の場合は、
D=roundup(15/6)=3,E=15 mod 6=3
となる。
[受信値の累積LLRメモリ101への書き込み]
列ブロックkに対して受信値データは列ブロック内のインデックスで0,1,…,14(=Z−1)に復号装置に読み込まれるものとする。このとき、受信値整列手段103におけるレコード生成手段302は最終レコードのデータ数E=3に対応して次のようにS個単位のレコードのデータを生成し、多段巡回置換手段303に順に送信する。
(0):0 1 2 3 4 5
(1): 6 7 8 9 10 11
(2):12 13 14 0 1 2
多段巡回置換手段303にはs(0,k)=5に対応して、[式3]〜[式5]のOffset=5,Gap=0,Flag=1が設定される。多段巡回置換処理手段303はこのパラメータを利用して、図6と同様の構成を用いて次のようにデータを並べ直して出力を行う:
(0):2 3 4 5 6 7
(1): 5 6 7 8 9 10
(2):11 12 13 14 0 1
また、アドレス管理手段104におけるアドレス更新手段202は、これをaddress0から順に累積LLRメモリ101に書き込みを行うようにアドレスを生成する。
address 0:2 3 4 5 6 7
address1: 5 6 7 8 9 10
address2:11 12 13 14 0 1
制御手段110では列ブロックkに対して Gap=0, Flag=1から[式9]によってinit_address=(0 + 1 ) mod 3 = 1を算出し、これをアドレス管理手段104の列ブロックに対するread_addressの初期値として設定する。
[第1iterationにおけるI(0,k)(s(0,k)=5)に対応する復号処理]
read_address=1から順に読み込みを行い、列処理・行処理コンポーネント105では、次の順序で処理を行う。
(0): 5 6 7 8 9 10
(1):11 12 13 14 0 1
(2):2 3 4 5 6 7
列処理・行処理コンポーネント105のデータ出力もこの順序で行われる。多段差分巡回置換手段106では、差分値(s(1,k) − s(0, k)) mod Z=6のシフトに基づく巡回置換処理を行う。[式6]〜[式8]のパラメータはOffset'=0, Gap'=1, Flag'=0となる。このパラメータに基づいて多段差分巡回置換手段106は次のような出力を行う。
(0): 8 9 10 11 12 13
(1):11 12 13 14 0 1
(2):2 3 4 5 6 7
アドレス管理手段104はこれを読み込み時と同じ順序のアドレスに書き込みを行う。
address1: 8 9 10 11 12 13
address2:11 12 13 14 0 1
address0:2 3 4 5 6 7
このように、読み込み時と同じ順序でアドレスに書き込みを行うことによって累積LLRメモリ101を多重に持つ必要はなく、上書きによる更新が可能となる。
なお、[式10]において、next_address=(Gap'+ Flag' + read_address ) mod D=(1 + 0 + 1) mod 3=2となり、これがアドレス管理手段104で次のread_addressとして設定される。
[第1iterationにおけるI(1,k)(s(1,k)=11)に対応する復号処理]
read_address=2から順に読み込みを行い、列処理・行処理コンポーネント105では次の順序で処理を行う。
(0):11 12 13 14 0 1
(1):2 3 4 5 6 7
(2): 8 9 10 11 12 13
列処理・行処理コンポーネント105のデータ出力もこの順序で行われる。多段差分巡回置換手段106では差分値(s(2,k) − s(1,k)) mod Z=7のシフト値に基づく巡回置換処理を行う。[式6]〜[式8]のパラメータはOffset'=1,Gap'=1, Flag'=0となる。このパラメータに基づいて多段差分巡回置換手段106は次のような出力を行う。
(0): 0 1 2 3 4 5
(1):3 4 5 6 7 8
(2):9 10 11 12 13 14
アドレス管理手段104はこれを読み込み時と同じ順序のアドレスに書き込みを行う。
address2: 0 1 2 3 4 5
address0:3 4 5 6 7 8
address1:9 10 11 12 13 14
なお、[式10]のnext_address=(Gap'+ Flag' + read_address ) mod D=(1 + 0 +2) mod 3=0となり、これが次のread_addressとして設定される。
[第1iterationにおけるI(2,k)(s(2,k)=3)に対応する復号処理]
read_address=0から順に読み込みを行い、列処理・行処理コンポーネント105では次の順序で処理を行う。
(0):3 4 5 6 7 8
(1):9 10 11 12 13 14
(2): 0 1 2 3 4 5
列処理・行処理コンポーネント105のデータ出力もこの順序で行われる。多段差分巡回置換手段106では差分値(s(0,k) − s(2,k)) mod Z=2のシフト値に基づく巡回置換処理を行う。[式6]〜[式8]のパラメータはOffset'=2,Gap'=0, Flag'=0となる。このパラメータに基づいて多段差分巡回置換手段106は次のような出力を行う。
(0): 5 6 7 8 9 10
(1):11 12 13 14 0 1
(2):2 3 4 5 6 7
列ブロックkはI(2,k)のメッセージ更新処理終了後に硬判定を行うとすると、この復号結果はこのレコード構造で順に復号結果メモリ108に書き込まれる。復号結果メモリ108は上書きしても問題が起こらないため、累積LLRメモリ101とは異なって常にaddress0から書き込みを行って問題ない。累積LLRメモリ101に対して、アドレス管理手段104はこれを読み込み時と同じ順序のアドレスに書き込みを行う。
address0: 5 6 7 8 9 10
address1:11 12 13 14 0 1
address2:2 3 4 5 6 7
なお、[式10]のnext_address=(Gap'+ Flag' + read_address ) mod D=(0 + 0 +0) mod 3=0となり、アドレス管理手段ではこれを次のread_addressとして設定する。
[第2iterationにおけるI(0,k) (s(0,k)=5)に対応する復号処理]
第1iterationにおけるI(0,k)に対応するメッセージ更新処理の場合と異なり、read_address=0となっていることに注意する。本発明では、制御手段110とアドレス管理手段104とを用いて、このようなread_addressの動的な可能を行うことを可能にしている。
以降、第1iterationの場合と同様に、メッセージ更新処理が遂行される。
[復号結果の出力]
復号結果メモリ108にはI(2,k)に対応するメッセージ更新処理後に対応して、
address0: 5 6 7 8 9 10
address1:11 12 13 14 0 1
address2:2 3 4 5 6 7
の順序で復号結果のビットが格納されている。
出力生成時には復号結果メモリ108からこの順序で読み出され、(−s(0,k) mod Z)=10に基づき[式11]〜[式13]のパラメータはOffset"=4, Gap"=1, Flag"=1となり、出力整列手段109の多段巡回置換手段402は次のように復号結果を整列し、テンポラリに格納する。
(0): 6 7 8 9 10 11
(1):12 13 14 0 1 2
(2):0 1 2 3 4 5
出力系列形成手段403は[式14]のoutput_address=(Gap" + Flag")=2を開始点に読み出しを行い、パディングを除去して0,1,2, …,13,14の元の順序での復号結果を出力する。
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、本発明の実施態様は、課題を解決するための手段における構成(1)及び(8)に加え、次のような構成として表現できる。下記(2)−(7)及び(9)−(10)なる番号は、請求項の項番号にそれぞれ対応している。
(2)前記アドレス管理手段は
前記累積LLRメモリの読み出し開始点となるアドレスを保持するカレントアドレスレジスタと、
前記カレントアドレスレジスタのアドレスを初期値として前記累積LLRメモリの読み出しアドレスおよび書き込みアドレスを制御するアドレス更新手段と、
を備え、
前記カレントアドレスレジスタは前記制御手段で計算された、当該メモリ領域の次の処理における読み出し開始アドレスを保持するように更新を行う、上記(1)の復号装置。
(3)前記受信値整列手段は受信データをレコード単位に整列して出力するレコード生成手段と、
前記多段差分巡回置換手段と同一の処理を行う多段巡回置換手段と、
前記レコード生成手段と前記多段巡回置換手段とで使用するパラメータを管理する受信
値整列制御手段と、
を少なくとも備えている上記(1)または(2)の復号装置。
(4)擬似巡回型の前記低密度パリティ検査符号のパリティ検査行列における各列ブロックの先頭の巡回置換は恒等変換であり、
前記受信値整列手段は、前記レコード生成手段と前記受信値整列制御手段とから成る上記(3)の復号装置。
(5)前記累積信頼度情報から符号語ビットの0,1を判定した結果を保持する復号結果メモリと、
前記多段差分巡回置換手段の動作に合わせて前記復号結果メモリから復号結果を出力時に整列処理を行う出力整列手段と、
前記出力整列手段で使用するパラメータを算出する手段と、
を少なくとも備えている上記(1)ないし(4)のいずれかの復号装置。
(6)前記出力整列手段は
前記多段差分巡回置換手段と同一の処理をビット単位で行う多段巡回置換手段と、
前記多段巡回置換手段の出力から出力系列を生成する出力系列形成手段と、
前記多段巡回置換手段と前記出力形成手段とで使用するパラメータを管理する出力整列制御手段と、
を少なくとも備えている上記(5)の復号装置。
(7)擬似巡回型の前記低密度パリティ検査符号のパリティ検査行列における各列ブロックの先頭の巡回置換は恒等変換であり、
前記出力整列手段は、前記出力系列形成手段と前記出力整列制御手段とから成る上記(6)の復号装置。
(9)前記多段差分巡回置換ステップの動作に合わせて、前記累積信頼度情報から符号語ビットの0,1を判定した復号結果を整列処理して出力する上記(8)の復号方法。
(10)擬似巡回型の前記低密度パリティ検査符号のパリティ検査行列における各列ブロックの先頭の巡回置換が恒等変換である上記(8)または(9)の復号方法。
この出願は、2009年3月13日に出願された日本出願特願2009−061184を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明はモバイル通信などにおける符号長可変の擬似巡回型LDPC符号の復号装置および復号方法に好適に適用することができる。
100 ROM
101 累積LLRメモリ
102 メモリ入力制御
103 受信値整列手段
103a レコード生成手段
104 アドレス管理手段
105 列処理・行処理コンポーネント
106 多段差分巡回置換手段
106a 多段巡回置換手段
106b 多段巡回置換手段
107 硬判定手段
108 復号結果メモリ
109 出力整列手段
109a 出力系列形成手段
110 制御手段
110a 制御手段
201 カレントアドレスレジスタ
202 アドレス更新手段
301 受信値整列制御手段
302 レコード生成手段
303 多段巡回置換手段
401 出力整列制御手段
402 多段巡回置換手段
403 出力系列形成手段
500 列処理1コンポーネント
501 行処理ユニット
502 列処理2コンポーネント
503 外部情報メモリ
504 テンポラリメモリ
600 多段差分巡回置換制御手段
601 レジスタ更新手段
602 データ抽出手段
603 レジスタ
604 切り替え手段
605 第1シフト手段
606 第2シフト手段
607 選択手段

Claims (10)

  1. 巡回置換サイズ可変の構造を持つ擬似巡回型の低密度パリティ検査符号の復号装置において、
    前記低密度パリティ検査符号の受信値もしくは復号処理で発生する信頼度情報と前記受信値との和である累積信頼度情報を保持する複数の累積LLRメモリと、
    前記信頼度情報の更新を行う低密度パリティ符号復号の列処理、行処理に対応する複数のプロセッサからなる、複数の列処理・行処理コンポーネントと、
    前記累積LLRメモリと前記列処理・行処理コンポーネントの間において前記累積LLRメモリの1レコードにおけるデータ数に対応する並列度で多段にデータの巡回置換処理を行い、かつ、前記累積LLRメモリへの書き込み時に次の読み出し時の置換処理を合成した処理を実行する多段差分巡回置換手段と、
    前記多段差分巡回置換手段の動作に合わせて前記累積LLRメモリへの受信データの書き込み時に受信データの置換処理を行う受信値整列手段と、
    前記多段差分巡回置換手段の動作に合わせて前記累積LLRメモリの読み出し開始アドレスを保持し、読み出し時にはそのインクリメントを行うアドレス管理手段と、
    前記多段差分巡回置換手段、前記受信値整列手段で使用するパラメータおよび前記アドレス管理手段で保持する、前記累積LLRメモリの読み出し開始アドレスを算出する制御手段と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする復号装置。
  2. 前記アドレス管理手段は
    前記累積LLRメモリの読み出し開始点となるアドレスを保持するカレントアドレスレジスタと、
    前記カレントアドレスレジスタのアドレスを初期値として前記累積LLRメモリの読み出しアドレスおよび書き込みアドレスを制御するアドレス更新手段と、
    を備え、
    前記カレントアドレスレジスタは前記制御手段で計算された、当該メモリ領域の次の処理における読み出し開始アドレスを保持するように更新を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の復号装置。
  3. 前記受信値整列手段は
    受信データをレコード単位に整列して出力するレコード生成手段と、
    前記多段差分巡回置換手段と同一の処理を行う多段巡回置換手段と、
    前記レコード生成手段と前記多段巡回置換手段とで使用するパラメータを管理する受信値整列制御手段と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする請求項1または2に記載の復号装置。
  4. 擬似巡回型の前記低密度パリティ検査符号のパリティ検査行列における各列ブロックの先頭の巡回置換は恒等変換であり、
    前記受信値整列手段は、前記レコード生成手段と前記受信値整列制御手段とから成ることを特徴とする請求項3に記載の復号装置。
  5. 前記累積信頼度情報から符号語ビットの0,1を判定した結果を保持する復号結果メモリと、
    前記多段差分巡回置換手段の動作に合わせて前記復号結果メモリから復号結果を出力時に整列処理を行う出力整列手段と、
    前記出力整列手段で使用するパラメータを算出する手段と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の復号装置。
  6. 前記出力整列手段は
    前記多段差分巡回置換手段と同一の処理をビット単位で行う多段巡回置換手段と、
    前記多段巡回置換手段の出力から出力系列を生成する出力系列形成手段と、
    前記多段巡回置換手段と前記出力形成手段とで使用するパラメータを管理する出力整列制御手段と、
    を少なくとも備えていることを特徴とする請求項5に記載の復号装置。
  7. 擬似巡回型の前記低密度パリティ検査符号のパリティ検査行列における各列ブロックの先頭の巡回置換は恒等変換であり、
    前記出力整列手段は、前記出力系列形成手段と前記出力整列制御手段とから成ることを特徴とする請求項6に記載の復号装置。
  8. 巡回置換サイズ可変の構造を持つ擬似巡回型の低密度パリティ検査符号の復号方法であって、
    前記低密度パリティ検査符号の受信値もしくは復号処理で発生する信頼度情報と前記受信値との和である累積信頼度情報をメモリに保持する保持ステップと、
    前記信頼度情報の更新を行う低密度パリティ符号復号の列処理、行処理時に、前記メモリの1レコードにおけるデータ数に対応する並列度で多段にデータの巡回置換処理を行い、かつ、前記メモリへの書き込み時に次の読み出し時の置換処理を合成した処理を実行する多段差分巡回置換ステップと、
    を少なくとも有し、
    前記多段差分巡回置換ステップの動作に合わせて、前記メモリへの受信データの書き込み時に受信データの置換処理を行い、かつ、前記メモリの読み出し開始アドレスからの読み出し時に前記読み出し開始アドレスをインクリメントして保持し直すことを特徴とする復号方法。
  9. 前記多段差分巡回置換ステップの動作に合わせて、前記累積信頼度情報から符号語ビットの0,1を判定した復号結果を整列処理して出力することを特徴とする請求項8に記載の復号方法。
  10. 擬似巡回型の前記低密度パリティ検査符号のパリティ検査行列における各列ブロックの先頭の巡回置換が恒等変換であることを特徴とする請求項8または9に記載の復号方法。
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