JP2007208709A - 音声再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】マルチチャンネルのデジタル音声データを元にした良好な音声再現を簡易に行う音声再生装置を提供する。
【解決手段】音声再生装置1は、入力されるマルチチャンネルのデジタル音声データDinを2チャンネルデコーダ12でステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stにダウンミックスしてサラウンドデコーダ13に入力し、当該サラウンドデコーダ13でステレオ音声再生を行うための音声信号又はサラウンド音声再生を行うための音声信号に変換する際に、サラウンドデコーダ13における変換に応じて2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定を切り換える、又は、2チャンネルデコーダ12における変換に応じてサラウンドデコーダ13のサラウンド設定の有無を切り換える構成である。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置に関する。
従来から、DVD(Digital Versatile Disk)などの記憶媒体から読み出されるマルチチャンネルのデジタル音声データをデコードし、このデジタル音声データを出力端子等に合わせて2チャンネルにダウンミックスし、当該ダウンミックスされた2チャンネルの音声信号を元にサラウンド設定の有無に応じて、臨場感のある音場を再現するサラウンド再生又は通常のステレオ再生を複数のスピーカから行う音声再生装置がある。
DVDから読み出されるマルチチャンネルのデジタル音声データとは、聴取者の正面、右前方、左前方、サラウンド信号を含むものや、聴取者の正面、右前方、左前方、右後方、左後方、低音出力の音声信号を含む5.1チャンネル信号などである。また、ダウンミックスされた2チャンネルの音声信号は、聴取者に対して左右方向のスピーカによるステレオ再生用の音声信号であるLo(Left Only)、Ro(Right Only)と、マトリックスエンコード処理等により聴取者の正面、右前方、左前方、サラウンド信号を有し、正面、右左前方、右左後方等に配置された複数のスピーカから臨場感ある音場の再現が可能な音声信号であるLt(Left Total)、Rt(Right Total)とがある。
特許文献1には、マルチチャンネル音響装置において、予め設定されたテーブルデータ又はユーザが設定したテーブルデータに基づいてサラウンド処理を行うように制御する技術が記載されている。
特開2004−274374号公報
しかしながら、上記従来の音声再生装置では、より好適な音声再生を行うために、サラウンドデコーダの有効/無効に合わせてダウンミックスして出力する音声信号をLo/Ro又はLt/Rtに予め利用者が設定する必要があり、不便であった。
本発明の課題は、上記従来技術の問題に鑑みてなされたものであって、マルチチャンネルのデジタル音声データを元にした良好な音声再現を簡易に行う音声再生装置を提供することである。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置において、入力されるマルチチャンネルの音声データが圧縮されたデジタル音声データを復号化して、当該マルチチャンネルの音声データから音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号を2チャンネルで出力する2チャンネル出力手段と、この2チャンネルで出力される音声信号に基づいて、前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号に変換する変換手段と、前記2チャンネル出力手段及び前記変換手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記変換手段における前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号への変換に応じて、前記2チャンネル出力手段における音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号の出力を切り換えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記変換手段における前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換の際に、前記2チャンネル出力手段における出力を音声再生用の音声信号に切り換えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記制御手段は、前記変換手段における前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号への変換の際に、前記2チャンネル出力手段における出力をサラウンド音声再生用の音声信号に切り換えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置において、入力されるマルチチャンネルの音声データが圧縮されたデジタル音声データを復号化して、当該マルチチャンネルの音声データから音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号を2チャンネルで出力する2チャンネル出力手段と、この2チャンネルで出力される音声信号に基づいて、前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号に変換する変換手段と、前記2チャンネル出力手段及び前記変換手段を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記2チャンネル出力手段における音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号の出力に応じて、前記変換手段における前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号への変換を切り換えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置において、入力されるマルチチャンネルの音声データが圧縮されたデジタル音声データを復号化して、当該マルチチャンネルの音声データから音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号を2チャンネルで出力する2チャンネル出力手段と、この2チャンネルで出力される音声信号に基づいて、前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号に変換する変換手段と、前記変換手段における変換状態を判定する判定手段と、を備え、前記2チャンネル出力手段は、前記判定手段における判定結果に応じて、音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号の出力を切り換えることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、前記2チャンネル出力手段は、前記判定手段における判定結果が前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換である場合に、当該2チャンネル出力手段における出力を音声再生用の音声信号に切り換えることを特徴とする。
本発明によれば、マルチチャンネルのデジタル音声データを元にした良好な音声再現を簡易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態について、図を参照して説明するが、この発明は以下の実施の形態に限定しない。また、この発明の実施の形態は発明の最も好ましい形態を示すものであり、発明の用途や用語はこれに限定するものではない。
[第1の実施の形態]
先ず、本発明における第1の実施の形態について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態である音声再生装置1の機能的構成を模式的に示したブロック図であり、図2(a)は、音声再生装置1の動作を示すフローチャートであり、図2(b)は、サラウンド設定時に表示部143に表示される表示画面G1を例示する図であり、図3(a)は、第1の実施の形態における音声再生装置1の動作の変形例を示すフローチャートであり、図3(b)は、ダウンミックス設定時に表示部143に表示される表示画面G2を例示する図である。
図1に示すように、音声再生装置1は、DVD再生装置11から出力されるマルチチャンネルのデジタル音声データDinを2チャンネルのステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stとして出力する2チャンネルデコーダ12、そのステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stを元にスピーカSP1〜SP4で音声再生するための音声出力信号S1〜S4を出力するサラウンドデコーダ13及び当該2チャンネルデコーダ12、サラウンドデコーダ13を制御する制御装置14を備える構成である。
DVD再生装置11は、光ピックアップ等を有し、DVD−R、DVD−R/W、DVD+R/W、DVD−RAMなどの記憶媒体のオーディオトラックに記録されたデジタル音声データを読み取って、デジタル音声データDinとして出力する。デジタル音声データDinは、例えば、DOLBY(登録商標)、dts(登録商標)等の所定の形式で圧縮された5.1チャンネルの音声信号などのマルチチャンネルのデジタル音声データである。以降の説明では、便宜上、デジタル音声データDinとして出力されるデジタル音声データのチャンネルは聴取者の右前方、左前方、正面、後方(サラウンド)の音声信号に関するものとする。
なお、DVD再生装置11は、マルチチャンネルの音声データを所定形式(例えば、MP3形式、WMA形式、AAC形式又はATRAC3形式)で圧縮して符号化したオーディオファイルを上記記憶媒体から読み出してデジタル音声データDinとして出力する構成であってもよい。また、記憶媒体としては、CDーDA型のコンパクトディスク(いわゆる音楽CD)やCD−ROM型のコンパクトディスク(いわゆるデータCD)などであってよく特に限定するものではない。
2チャンネルデコーダ12は、データ変換用のDSP(Digital Signal Processor)などであり、復号化部121、ダウンミックス部122及びI/F部123を備える構成である。復号化部121は、DVD再生装置11から出力されたデジタル音声データDinを復号化(伸長)したPCM(Pulse Code Modulations)音声信号などであり、上述した右前方のデジタル音声信号D1、左前方のデジタル音声信号D2、正面のデジタル音声信号D2、後方(サラウンド)のデジタル音声信号D4を含むデジタル音声データDoutを生成してダウンミックス部122に出力する。
ダウンミックス部122は、入力されるデジタル音声データDoutに基づいて、聴取者に対して左右方向のスピーカで音声再生(ステレオ音声再生)を行うための2チャンネルのステレオ音声用信号So(Lo:Left Only/Ro:Right Only)又は公知のマトリックスエンコード処理等により前述したデジタル音声信号D1〜D4の成分へデコード可能にミックスした2チャンネルのサラウンド音声用信号St(Lt:Left Total/Rt:Right Total)のいずれか一方を入力される指示に応じてサラウンドデコーダ13側に出力する。なお、ステレオ音声用信号Soは、ステレオ音声再生以外に、左右方向で同一の音声再生(モノラル音声再生)を行うものであってもよく、特に限定しない。
I/F部123は、特に図示しない通信ケーブルを介して接続する制御装置14との間で、2チャンネルデコーダ12の状態の通知や2チャンネルデコーダ12への設定指示の通知を中継する。具体的には、I/F部123は、制御装置14からダウンミックス部122への指示などを受け付けて当該ダウンミックス部122へ出力する。
2チャンネルデコーダ12では、DVD再生装置11からデジタル音声データDinが入力され、復号化部121で復号化されたデジタル音声データDoutがダウンミックス部122に入力され、制御装置14から入力される指示に応じてダウンミックスされたステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stがダウンミックス部122から出力される。
サラウンドデコーダ13は、サラウンドデコーダとしての機能を有するICや増幅回路などであり、変換部131、I/F部132を備える構成である。変換部131は2チャンネルデコーダ12から出力されるステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stを受け付けて、サラウンド設定の有無に応じて変換した後、増幅した音声出力信号S1〜S4をスピーカSP1〜SP4に出力する。変換部131において、サラウンド設定が有効の場合の変換とは2チャンネルで入力される信号に対して前述したマトリックスエンコード処理等に対応するデコード処理を施して音声出力信号S1〜S4へ変換することであり、サラウンド設定が無効の場合の変換とは2チャンネルで入力される信号を単にそのチャンネルに対応する音声出力信号S1〜S4へ出力することである。
I/F部132は、特に図示しない通信ケーブルを介して接続する制御装置14との間で、サラウンドデコーダ13の状態の通知やサラウンドデコーダ13への設定指示の通知を中継する。具体的には、I/F部132は、制御装置14から変換部131への指示などを受け付けて当該変換部131へ出力し、変換部131へのサラウンド設定指示や変換部131の設定状態の通知などを行う。
サラウンドデコーダ13では、2チャンネルデコーダ12からステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stが変換部131に入力され、制御装置14から入力されるサラウンド設定の有無に応じて変換された音声出力信号S1〜S4が変換部131からスピーカSP1〜SP4に出力される。スピーカSP1〜SP4ではその音声出力信号S1〜S4に基づいた音声再現が行われる。このため、サラウンドデコーダ13において、サラウンド設定が有効であり、入力される信号がサラウンド音声用信号Stである場合は、前述のデジタル音声信号D1〜D4に応じた音声出力信号S1〜S4がスピーカSP1〜SP4に出力されることで、忠実な音場の再現(サラウンド再生)を行うことができる。また、サラウンド設定が無効であり、入力される信号がステレオ音声用信号Soである場合は、余分な変換処理が行われることなく、忠実なステレオ再生を行うことができる。
制御装置14は、制御部141、操作部142、表示部143、記憶部144及びI/F部145を備える構成である。
制御部141は、特に図示しないCPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等からなり、CPUはRAMの所定領域を作業領域として、ROM又は記憶部144に予め格納された各種制御プログラムを実行し、制御装置14における各部の制御を行う。また、制御部141は、2チャンネルデコーダ12又はサラウンドデコーダ13との間でI/F部145を介して信号を送受信することにより当該2チャンネルデコーダ12、サラウンドデコーダ13の制御を行う。また、特に図示しないが、I/F部145とDVD再生装置11とが電気的に接続され、制御部141はDVD再生装置11における再生制御(所定トラックの再生、一時停止、停止等)を行う構成であってもよい。
操作部142は、各種の入力キーやボリュームコントローラ等の調節つまみを有し、これら入力キーや調節つまみの操作に対応する操作信号を制御部141に出力する。
表示部143は、LCD(Liquid Crystal Display)パネルや有機EL(Electro Luminescence)素子を用いたFPD(Flat Panel Display)、LED(Light Emitting Diode)等から構成され、制御部141の制御により、再生時間、トラック番号、ボリューム等の動作状況や2チャンネルデコーダ12、サラウンドデコーダ13の各種設定状況に関する情報を表示する。なお、表示部143は、操作部142と一体的にタッチパネルを構成する態様としてもよい。
記憶部144は、電気的にデータの書き換えが可能な不揮発性のメモリであり、各種設定情報や制御部141が実行する制御プログラム等を格納する。記憶部144が格納する各種設定情報としては、例えば、2チャンネルデコーダ12からの出力をステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stのいずれで行うかの設定、サラウンドデコーダ13におけるサラウンド再生の有無に関する設定、音声ボリューム値などである。
ここで、制御部141が制御して行う動作について説明する。図2(a)に示すように、制御部141は、操作部142からのサラウンド設定の有無の指示を取得し(ステップA11)、その取得した指示を元にサラウンド設定を有効にするか否かを判定する(ステップA12)。
なお、この操作部142から取得するサラウンド設定の有無の指示については、図2(b)に示すように、表示部143に表示したサラウンド設定に関する表示画面G1にその有無を設定する設定ボタンG11、G12を表示し、選択指示を受け付けるなどして行う。
ステップA12においてサラウンド設定を有効にすると判定された場合は、2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定がサラウンド音声用信号St(Lt/Rt)を出力するように設定され(ステップA13)、サラウンドデコーダ13におけるサラウンドの設定が有効にされて(ステップA14)、終了する。
逆に、ステップA12においてサラウンド設定を無効にすると判定された場合は、2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定がステレオ音声用信号So(Lo/Ro)を出力するように設定され(ステップA15)、サラウンドデコーダ13におけるサラウンドの設定が無効にされて(ステップA16)、終了する。
以上のように、音声再生装置1は、DVD再生装置11などから入力されるマルチチャンネルのデジタル音声データDinを2チャンネルデコーダ12でステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stにダウンミックスしてサラウンドデコーダ13に入力し、当該サラウンドデコーダ13で音声再生(ステレオ)を行うための音声信号又はサラウンド音声再生を行うための音声信号に変換してスピーカSP1〜SP4へ出力して音声再生を行う際に、サラウンドデコーダ13における変換に応じて2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定を切り換える構成である。このため、音声再生装置1は、サラウンド設定の有無に合わせてダウンミックスの設定を行うことができるため、マルチチャンネルのデジタル音声データを元に複数のスピーカから音声再生を行う際に良好に音声再現することができるとともに、煩わしい設定の手間を省くことができる。
また、音声再生装置1は、操作部142から入力される指示に基づいて、サラウンドデコーダ13においてサラウンド設定を無効する場合、つまり、通常の再生(ステレオ再生)を行う場合は2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスを通常の再生用のステレオ音声用信号Soに切り換え、サラウンドデコーダ13においてサラウンド再生を設定する場合は2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスをサラウンド音声再生用のサラウンド音声用信号Stに切り換える構成である。このため、音声再生装置1は、サラウンド再生又は通常の再生に好適なダウンミックスを行うことができ、より良好な音声再生を行うことができる。
[変形例]
ここで、第1の実施の形態における制御部141が制御して行う動作の変形例について、図3を参照して説明する。なお、装置構成については前述と同様であるため説明を省略し、制御部141が制御して行う動作についてのみを説明する。
図3(a)に示すように、制御部141は、操作部142から2チャンネルデコーダ12でのダウンミックスの設定を取得し(ステップA21)、その取得した指示を元にダウンミックス設定をサラウンド音声用信号St(Lt/Rt)の出力にするか否かを判定する(ステップA22)。
なお、この操作部142から取得するダウンミックス設定の指示については、図3(b)に示すように、表示部143に表示したダウンミックス設定に関する表示画面G2にステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stのいずれを出力するかを選択する設定ボタンG21、G22を表示し、選択指示を受け付けるなどして行う。
ステップA22においてサラウンド音声用信号St(Lt/Rt)の出力にすると判定された場合は、2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定がサラウンド音声用信号Stを出力するように設定され(ステップA23)、サラウンドデコーダ13におけるサラウンドの設定が有効にされて(ステップA24)、終了する。
逆に、ステップA22においてサラウンド音声用信号St(Lt/Rt)の出力ではないと判定された場合、つまり、ステレオ音声用信号So(Lo/Ro)にすると判定された場合は、2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定がステレオ音声用信号Soを出力するように設定され(ステップA25)、サラウンドデコーダ13におけるサラウンドの設定が無効にされて(ステップA26)、終了する。
以上のように、音声再生装置1は、DVD再生装置11などから入力されるマルチチャンネルのデジタル音声データDinを2チャンネルデコーダ12でステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stにダウンミックスしてサラウンドデコーダ13に入力し、当該サラウンドデコーダ13で音声再生(ステレオ再生)を行うための音声信号又はサラウンド音声再生を行うための音声信号に変換してスピーカSP1〜SP4へ出力して音声再生を行う際に、2チャンネルデコーダ12における変換に応じてサラウンドデコーダ13におけるサラウンド設定の有無を切り換える構成である。このため、音声再生装置1は、ダウンミックスの設定に合わせてサラウンド設定の有無を設定できるため、マルチチャンネルのデジタル音声データを元に複数のスピーカから音声再生を行う際に良好に音声再現することができるとともに、煩わしい設定の手間を省くことができる。
また、音声再生装置1は、操作部142から入力される指示に基づいて、2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスをステレオ音声用信号Soで行う場合はサラウンドデコーダ13におけるサラウンド設定を無効に切り換え、2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスをサラウンド音声用信号Stで行う場合はサラウンドデコーダ13におけるサラウンド設定を有効に切り換える構成である。このため、音声再生装置1は、ダウンミックスに応じて好適に再生するようにサラウンド再生の有無を設定することができ、より良好な音声再生を行うことができる。
[第2の実施の形態]
次に、第2の実施の形態として、音声再生装置1のサラウンドデコーダ13にサラウンド判定部133を有する形態を図4、図5を参照して説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態である音声再生装置1aの機能的構成を模式的に示したブロック図であり、図5は、サラウンド判定部133の判定に基づいてダウンミックス部122を設定する音声再生装置1aの動作を示すフローチャートである。なお、簡略化のため、音声再生装置1と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、音声再生装置1aは、前述した音声再生装置1のサラウンドデコーダ13において、変換部131のサラウンド設定の有無を判定してその結果をI/F部132に出力するサラウンド判定部133を有する構成である。なおサラウンド判定部133が出力する結果は、変換部131のサラウンド設定の有無に応じてダウンミックス部122におけるステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stへのダウンミックスを指定するものである。
図5に示すように、サラウンド判定部133は、変換部131の状態を取得し(ステップB11)、変換部131のサラウンド設定が有効であると判定した場合(ステップB12:Y)、ダウンミックス部122における出力をサラウンド音声用信号Stにするように設定し、変換部131のサラウンド設定が無効であると判定した場合(ステップB12:N)、ダウンミックス部122における出力をステレオ音声用信号Soにするように設定する。サラウンド判定部133の出力は、I/F部132、I/F部145、I/F部123を経由してダウンミックス部122に伝えられる。ダウンミックス部122では、そのサラウンド判定部133の出力に応じてステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stへのダウンミックスを設定する。
以上のように、音声再生装置1aは、DVD再生装置11などから入力されるマルチチャンネルのデジタル音声データDinを2チャンネルデコーダ12でステレオ音声用信号So又はサラウンド音声用信号Stにダウンミックスしてサラウンドデコーダ13に入力し、当該サラウンドデコーダ13で音声再生(ステレオ再生)を行うための音声信号又はサラウンド音声再生を行うための音声信号に変換してスピーカSP1〜SP4へ出力して音声再生を行う際に、サラウンド判定部133で判定されるサラウンド設定の有無に応じて2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスの設定を切り換える構成である。このため、音声再生装置1は、サラウンドデコーダ13の設定状態に合わせてダウンミックスの設定を行うことができるため、マルチチャンネルのデジタル音声データを元に複数のスピーカから音声再生を行う際に良好に音声再現することができるとともに、煩わしい設定の手間を省くことができる。
また、音声再生装置1aは、サラウンド判定部133の判定に基づいて、サラウンドデコーダ13でサラウンド設定が無効の場合、つまり、通常の再生を行う場合は2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスをステレオ音声用信号Soに切り換え、サラウンドデコーダ13においてサラウンド再生が有効の場合は2チャンネルデコーダ12におけるダウンミックスをサラウンド音声用信号Stに切り換える構成である。このため、音声再生装置1aは、サラウンド再生又は通常の再生に好適なダウンミックスを行うことができ、より良好な音声再生を行うことができる。
なお、本実施の形態における記述は、本発明の一例を示すものであり、これに限定するものではない。本実施の形態における音声再生装置1の構成及び動作に関しては、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、2チャンネルデコーダ12に入力するマルチチャンネルのデジタル音声データは、DVD再生装置11から出力されるデジタル音声データDinとする構成を例示したが、例えば、地上波デジタル放送を受信可能なチューナーから出力されるマルチチャンネルのデジタル音声データなどであってよく、DVD等の記憶媒体に格納されたマルチチャンネルのデジタル音声データを読み出して出力するDVD再生装置11にソースを限定するものではない。
本発明の第1の実施の形態である音声再生装置1の機能的構成を模式的に示したブロック図である。。 (a)は、音声再生装置1の動作を示すフローチャートであり、(b)は、サラウンド設定時に表示部143に表示される表示画面G1を例示する図である。 (a)は、第1の実施の形態における音声再生装置1の動作の変形例を示すフローチャートであり、(b)は、ダウンミックス設定時に表示部143に表示される表示画面G2を例示する図である。 本発明の第2の実施の形態である音声再生装置1aの機能的構成を模式的に示したブロック図である。 サラウンド判定部133の判定に基づいてダウンミックス部122を設定する音声再生装置1aの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1a 音声再生装置
11 DVD再生装置
12 2チャンネルデコーダ(2チャンネル出力手段)
13 サラウンドデコーダ(変換手段)
14 制御装置(制御手段)
121 復号化部
122 ダウンミックス部
123 I/F部
131 変換部
132 I/F部
133 サラウンド判定部(判定手段)
141 制御部
142 操作部(指示手段)
143 表示部
144 記憶部
145 I/F部
SP1〜SP4 スピーカ
Din デジタル音声データ
Dout デジタル音声データ
D1〜D4 デジタル音声信号
So 音声用信号
St サラウンド音声用信号
S1〜S4 音声出力信号
G1、G2 表示画面
G11、G12、G21、G22 設定ボタン

Claims (6)

  1. 複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置において、
    入力されるマルチチャンネルの音声データが圧縮されたデジタル音声データを復号化して、当該マルチチャンネルの音声データから音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号を2チャンネルで出力する2チャンネル出力手段と、
    この2チャンネルで出力される音声信号に基づいて、前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号に変換する変換手段と、
    前記2チャンネル出力手段及び前記変換手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記変換手段における前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号への変換に応じて、前記2チャンネル出力手段における音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号の出力を切り換えることを特徴とする音声再生装置。
  2. 前記制御手段は、前記変換手段における前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換の際に、前記2チャンネル出力手段における出力を音声再生用の音声信号に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  3. 前記制御手段は、前記変換手段における前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号への変換の際に、前記2チャンネル出力手段における出力をサラウンド音声再生用の音声信号に切り換えることを特徴とする請求項1に記載の音声再生装置。
  4. 複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置において、
    入力されるマルチチャンネルの音声データが圧縮されたデジタル音声データを復号化して、当該マルチチャンネルの音声データから音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号を2チャンネルで出力する2チャンネル出力手段と、
    この2チャンネルで出力される音声信号に基づいて、前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号に変換する変換手段と、
    前記2チャンネル出力手段及び前記変換手段を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記2チャンネル出力手段における音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号の出力に応じて、前記変換手段における前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号への変換を切り換えることを特徴とする音声再生装置。
  5. 複数のスピーカから音声再生を行う音声再生装置において、
    入力されるマルチチャンネルの音声データが圧縮されたデジタル音声データを復号化して、当該マルチチャンネルの音声データから音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号を2チャンネルで出力する2チャンネル出力手段と、
    この2チャンネルで出力される音声信号に基づいて、前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号又は前記複数のスピーカからサラウンド音声再生を行うための音声出力信号に変換する変換手段と、
    前記変換手段における変換状態を判定する判定手段と、を備え、
    前記2チャンネル出力手段は、前記判定手段における判定結果に応じて、音声再生用の音声信号又はサラウンド音声再生用の音声信号の出力を切り換えることを特徴とする音声再生装置。
  6. 前記2チャンネル出力手段は、前記判定手段における判定結果が前記複数のスピーカから音声再生を行うための音声出力信号への変換である場合に、当該2チャンネル出力手段における出力を音声再生用の音声信号に切り換えることを特徴とする請求項5に記載の音声再生装置。
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