JP2007207668A - 固体電解質型燃料電池セル及び固体電解質型燃料電池スタック - Google Patents

固体電解質型燃料電池セル及び固体電解質型燃料電池スタック Download PDF

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Abstract

【課題】セルが変形した場合でも、電極の接触箇所における電気導通の高い信頼性を確保できる固体電解質型燃料電池セル及び固体電解質型燃料電池スタックを提供すること
【解決手段】燃料ガスに接する燃料極3及び支燃性ガスに接する空気極7を有する固体電解質体5と、燃料極3及び空気極7の各電極に対してそれぞれ電気的に接続されるインターコネクタ13、15と、を備えた固体電解質型燃料電池セル1に関し、両インターコネクタ13、15は、金属プレート27、43と電極3、7と接する柔軟性に富む金属箔製の接点部29、45とを備える。この接点部29、45は、内部の空間31、47に窒素ガスが封入されたドーム形状であって、窒素ガスの熱膨張によって電極3、7側に風船状に膨らむ。これにより、電気的導通が安定的に確保できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料極及び空気極を有する固体電解質体を備えた固体電解質型燃料電池セル及びこの固体電解質型燃料電池セルが複数積層された固体電解質型燃料電池スタックに関するものである。
従来より、燃料電池として、固体電解質(固体酸化物)を用いた固体酸化物燃料電池(以下SOFCとも記す)が知られている。
このSOFCは、例えば板状の固体電解質体の各面に燃料極と空気極とを備えた燃料電池セルを、多数積層してスタックを形成し、燃料極に燃料ガスを供給するとともに、空気極に空気を供給し、燃料及び空気中の酸素を固体電解質体を介して化学反応させることによって電力を発生させるものである。
前記SOFCにおいては、各セル間の導通を得るために、燃料極や空気極の電極と接触する集電体が用いられる。そして、集電体に関する技術として、弾性のある金属プレートに複数の凸部を形成し、この金属プレートの凸部を燃料極及び空気極に接触させて導通を得る技術が提案されている(特許文献1参照)。また、SOFCに供給する燃料ガスのガス圧を利用し、金属プレートを電極に接触させて導通を得る技術が提案されている(特許文献2参照)。
更に、近年では、燃料極や空気極の電極と接触する集電体の間に、空気バネを配置した技術が提案されている(特許文献3参照)。この空気バネとは、2枚の剛性のある金属板間にArガス等を封入し、その内部に柔軟性のある金属フェルトを配置したものである。
特開2001−68132号公報 特開2005−1830797号公報 特開2005−259581号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、SOFCの熱サイクルによって、金属プレートの弾性が失われたり、セル自身の熱サイクルによる変形によって、電気導通の信頼性が損なわれるという問題があり、特許文献2の技術では、SOFCの出力を調整するために供給ガスの量を減じた場合には、金属プレートの押圧力が低下し、電気導通の信頼性が低下するという問題がある。
また、特許文献3の技術では、上述した問題点は回避できるが、下記の問題があり、必ずしも十分ではない。
つまり、特許文献3の技術では、剛性のある一対の金属板を接合し、その金属板間に形成された密閉空間にガスを封入する構成であるので、セルが使用中に反ってきた場合(セルは非対象な電極構成であるので例えば最大1mm程度の反りもありえる)、金属製空気バネと電極との接触が不安定になり、発電に影響を及ぼす恐れがある。
また、セルの変形に合わせてある程度変形できる金属製空気バネであっても、その内部に前記金属フェルトを配置した場合には、圧縮変形の程度により、セルの電極を押す力が場所によって不均一なり、しかも、熱サイクルにより弾性が変化するため、セルの破損や部分的な導通不良が生じることがあった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、セルが変形した場合でも、電極の接触箇所における電気導通の高い信頼性を確保できる固体電解質型燃料電池セル及び固体電解質型燃料電池スタックを提供することにある。
(1)請求項1の発明は、燃料ガスに接する燃料極と支燃性ガスに接する空気極とを有する固体電解質体を備えた固体電解質型燃料電池セルにおいて、前記燃料極及び前記空気極の少なくとも一方の電極に対して電気的に接続される、金属プレートと該金属プレートの表面に形成されて前記電極に接触する接点部とを備え、前記接点部は、前記金属プレートより柔軟な金属からなり、その内部の空間に気体が封入され、該気体の熱膨張によって前記電極側に膨らむことを特徴とする。
本発明の固体電解質型燃料電池セルは、金属プレートの表面に電極に接する例えばドーム形状(例えば一方が金属プレート側に開口して湾曲する蓋状)の金属からなる柔軟な接点部を備えている。この接点部の内部の空間には気体が封入されているので、気体が温度上昇によって膨張すると、接点部(従って内部の空間を構成する壁部)が電極側に例えば風船状に膨らんで、所定の押圧力で電極に接触する。つまり、接点部は、内部の気体の膨張・収縮に伴って膨張・収縮する。
従って、接点部の内部に、固体電解質型燃料電池セルの作動温度よりも低い温度(例えば400K)で予め気体を封入しておき、作動温度(例えば1000K)に達した場合に、気体の熱膨張によって接点部を例えば風船状に膨らませることにより、接点部を電極に密着させることができる。よって、電気導通の信頼性が高いという効果がある。
また、封入ガスの熱膨張で、接点部は例えば風船状に膨らむので、セルの反りや凹凸に関係なく、接点部は電極の表面を一定の圧力(空間内のガス圧)で均一に押すため、その点からも、電気導通の信頼性が高いという効果がある。特に、セルが大きく反った場合でも、接点部は柔軟に変形して電極に密着するので、確実に電気導通を得ることができる。
更に、接点部は、セルの反りや凹凸を完全に吸収して、電極表面に密着することができるので、応力集中が起こらず、しかも、セルの組み立て時は、接点部は電極と殆ど(或いは全く)機械的に接触しないため、セルの多少の反りや軸のズレがあっても応力集中が無く、セルの破損を防止することができる。
その上、セルの起動・停止による熱サイクルの際も、接点部の膨張収縮が繰り返されるのみで、セルには応力がかからず、よって、この点からも、セルの破損を効果的に防止できる。
ここで、前記接点部としては、セルの変形に応じて容易に変形する柔軟性を備えているものであり、その柔軟性としては、ASTM D747の曲げ剛性率が、100〜600kg/mm2の範囲のものを採用できる。また、金属プレートとしては、柔軟な接点部を支持することが可能な剛性を備えているものであり、その剛性としては、ASTM D747の曲げ剛性率が、2000kg/mm2以上のものを採用できる。
尚、固体電解質型燃料電池セルの作動時には、接点部が膨張することにより電極に密着するが、セルの組み立て時には、必ずしも接触していなくてもよい(好ましくは、僅かに接触している)。
(2)請求項2の発明は、前記接点部の外周が、溶接により接合されたことを特徴とする。
本発明は、接点部の構成を例示したものである。ここでは、ドーム形状の接点部の外周を溶接することにより、内部に気体が封入された接点部を容易に形成することができる。
(3)請求項3の発明は、前記金属プレートの厚みが、0.4mm以上であることを特徴とする。
本発明は、金属プレートの好ましい厚みを例示したものである。この厚みであれば、柔軟な接点部をしっかりと支持することができる。
(4)請求項4の発明は、前記接点部の壁部の厚みが、0.02〜0.09mmであることを特徴とする。
(5)請求項5の発明は、前記請求項1〜4のいずれかに記載の固体電解質型燃料電池セルを複数積層したことを特徴とする。
本発明は、固体電解質型燃料電池スタックを例示したものである。
(6)請求項6の発明は、前記金属プレート及び接点部は、各固体電解質型燃料電池セル間を気密して分離するとともに、各固体電解質型燃料電池セル間の電気的導通を確保するインターコネクタであることを特徴とする。
本発明は、金属プレート及び接点部が、インターコネクタとして用いられることを例示したものである。
・ここで、固体電解質体は、電池の作動時に燃料極に導入される燃料ガス又は空気極に導入される支燃性ガスのうちの一方の一部をイオンとして移動させることができるイオン伝導性を有する。このイオンとしては、例えば酸素イオン及び水素イオン等が挙げられる。また、燃料極は、還元剤となる燃料ガスと接触し、セルにおける負電極として機能する。空気極は、酸化剤となる支燃性ガスと接触し、セルにおける正電極として機能する。
・固体電解質体の材料としては、例えばZrO2系セラミック、LaGaO3系セラミック、BaCeO3系セラミック、SrCeO3系セラミック、SrZrO3系セラミック、及びCaZrO3系セラミック等が挙げられる。
・金属プレート(例えばインターコネクタとして用いられるセル間セパレータ)の材料としては、導電性及び耐熱性を有する、例えばステンレス鋼、ニッケル基合金、クロム基合金等の耐熱合金が挙げられる。尚、後述する金属フレームも同様である。
具体的には、ステンレス鋼としては、フェライト系ステンレス鋼、マルテンサイト系ステンレス鋼、オーステナイト系ステンレス鋼が挙げられる。フェライト系ステンレス鋼としては、SUS430、SUS434、SUS405等が挙げられる。マルテンサイト系ステンレス鋼としては、SUS403、SUS410、SUS431等が挙げられる。オーステナイト系ステンレス鋼としては、SUS201、SUS301、SUS305等が挙げられる。更に、ニッケル基合金としては、インコネル600、インコネル718、インコロイ802等が挙げられる。クロム基合金としては、Ducrlloy CRF(94Cr5Fe1Y23)等が挙げられる。
・接点部は、金属プレートより柔軟に変形する金属(例えば金属箔)であり、その材料としては、酸化膜の電気抵抗が低いCroffer22合金などが挙げられる。
・接点部に封入される気体としては、窒素ガスやアルゴンガス等の不活性ガスが挙げられる。また、接点部に封入される気体の圧力は、溶接時の温度(例えば25℃)の場合には、常圧(例えば1013hPa)が考えられ、燃料電池の作動温度(例えば700℃)の場合には、例えば3308hPaの圧力が考えられる。つまり、圧力差としては、1500〜5000hPaの範囲が挙げられる。
・燃料極の材料としては、例えば、Ni及びFe等の金属と、Sc、Y等の希土類元素のうちの少なくとも1種により安定化されたジルコニア等のZrO2系セラミック、CeO2系セラミック及び酸化マンガン等のセラミックのうちの少なくとも1種との混合物などが挙げられる。また、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru、Rh、Ni及びFe等の金属が挙げられる。これらの金属は1種のみでもよいし、2種以上の金属の合金でもよい。更に、これらの金属及び/又は合金と、上記セラミックの各々の少なくとも1種との混合物(サーメットを含む)が挙げられる。また、Ni及びFe等の金属の酸化物と、上記セラミックの各々の少なくとも1種との混合物などが挙げられる。
・空気極の材料としては、例えば、各種の金属、金属の酸化物、金属の複酸化物等を用いることができる。金属としては、Pt、Au、Ag、Pd、Ir、Ru及びRh等の金属又は2種以上の金属を含有する合金が挙げられる。更に、金属の酸化物としては、La、Sr、Ce、Co、Mn及びFe等の酸化物(La23、SrO、Ce23、Co23、MnO2及びFeO等)が挙げられる。また、複酸化物としては、少なくともLa、Pr、Sm、Sr、Ba、Co、Fe及びMn等を含有する複酸化物(La1-xSrxCoO3系複酸化物、La1-xSrxFeO3系複酸化物、La1-xSrxCo1-yFey3系複酸化物、La1-xSrxMnO3系複酸化物、Pr1-xBaxCoO3系複酸化物及びSm1-xSrxCoO3系複酸化物等)が挙げられる。
・固体電解質形燃料電池を用いて発電を行う場合、燃料極側には燃料ガスを導入し、空気極側には支燃性ガスを導入する。
燃料ガスとしては、水素、還元剤となる炭化水素、水素と炭化水素との混合ガス、及びこれらのガスを所定温度の水中を通過させ加湿した燃料ガス、これらのガスに水蒸気を混合させた燃料ガス等が挙げられる。炭化水素は特に限定されず、例えば、天然ガス、ナフサ、石炭ガス化ガス等が挙げられる。この燃料ガスとしては水素が好ましい。これらの燃料ガスは1種のみを用いてもよいし、2種以上を併用することもできる。また、50体積%以下の窒素及びアルゴン等の不活性ガスを含有していてもよい。
支燃性ガスとしては、酸素と他の気体との混合ガス等が挙げられる。更に、この混合ガスには80体積%以下の窒素及びアルゴン等の不活性ガスが含有されていてもよい。これらの支燃性ガスのうちでは安全であって、且つ安価であるため、空気(約80体積%の窒素が含まれている。)が好ましい。
次に、本発明の最良の形態の例(実施例)について、すなわち、固体電解質型燃料電池セル及び固体電解質型燃料電池スタックの実施例について説明する。
a)まず、固体電解質型燃料電池の基本構成である単セル(即ち固体電解質型燃料電池セル)について説明する。
例えば図1に模式的に示す様に、固体電解質型燃料電池の基本構成である直方体形状の固体電解質型燃料電池セル1では、燃料ガス(例えば水素)に接する燃料極3と、酸素イオン導電性を有する固体電解質体5と、支燃性ガス(例えば空気(詳しくは空気中の酸素))に接触する空気極7とが、順次積層されて、積層体9が形成されている。
尚、図1では、燃料極3が支持基体となるいわゆる支持膜式の固体電解質型燃料電池セル1を例に挙げているが、それに限定されるものではない。
また、積層体9の側方の周囲には四角形の枠部11が設けられ、積層体9の上下方向には、それぞれ集電体を兼ねるインターコネクタ13、15が設けられている。
前記枠部11は、マイカ(雲母)からなる絶縁性枠体17、19と、その間に配置された例えばSUS430からなる金属フレーム(セル内セパレータ)21とから構成されている。
この金属フレーム21は、固体電解質体5の上面の外周にて全周にわたって接合されたものであり、金属フレーム21によって、セル1の内部の空間が、燃料ガスが供給される燃料室23と支燃性ガスが供給される空気室25とに分離されている。
前記インターコネクタ13、15のうち、同図下方のインターコネクタ13は、燃料極3に接して電気的導通を得るように設けられたものである。このインターコネクタ13は、図2〜図4に示す様に、四角形の例えばSUS430からなる金属プレート27に、例えばCroffer22合金からなるドーム形状の接点部29が接合されたものであり、この接点部29の先端面が燃料極3の表面にほぼ全面にわたり接触している。
前記接点部29の内部の空間31には、例えば窒素ガスが封入されており、その圧力は、常温(例えば25℃)では1013hPaである。この接点部29の壁部(空間31の周囲を覆う外壁)33は、その厚みが0.3mm以下の例えば(0.05mm)の金属箔で構成されており、常温では指で押せば凹む程度の柔軟性を有しているが、燃料電池の作動温度(例えば700℃)では熱膨張して風船状に膨らみ、その内部の圧力は例えば3308hPaに達する。
また、接点部29の高さは、セル1の変形を吸収できる程度に設定することが好ましい。従って、例えば5mm以下の2mm程度に設定する。
尚、図2に示す様に、金属プレート27には、同図の左右方向に燃料ガス流路35が設けられ、同図の上下方向に支燃料ガス流路37が設けられており、金属プレート27の四隅にはボルト39(図7参照)が貫通する貫通孔41が設けられている。
一方、図1の上方のインターコネクタ15も、前記インターコネクタ13と同様に、金属プレート43と接点部45からなり、この接点部45が空気極7の表面にほぼ全面にわたり接触している。そして、接点部45の内部の空間47にも、同様に例えば窒素ガスが封入されている。
b)次に、単セルを複数備えた固体電解質型燃料電池のスタック(即ち固体電解質型燃料電池スタック)について説明する。
例えば図5及びそのB−B断面である図6に示す様に、固体電解質型燃料電池スタック51は、上述した構成を有する固体電解質型燃料電池セル1が、図6の上下方向に複数個積層されたものである。
尚、上下方向に積層された各固体電解質型燃料電池セル1は、インターコネクタ13、15の金属プレート27、43を共有している。従って、各金属プレート27、43には、その上下方向の両側に自身のセル1とそれと隣合う他のセルの接点部29、45、53、55が形成されている。
この固体電解質型燃料電池スタック51の枠部11(即ち各セル1の枠部11が積層されて構成される枠部11)には、燃料室23に燃料ガスを供給するように、枠部11を同図の上下方向に貫通する前記燃料ガス流路35が設けられている。尚、前記図1では、この燃料ガス流路35は省略してある。
また、固体電解質型燃料電池セル1の燃料極3は、接点部29、53及び金属プレート27からなるインターコネクタ13により他のセルの空気極57に電気的に接続され、空気極7は、接点部45、55及び金属プレート43からなるインターコネクタ15により他のセルの燃料極59に電気的に接続されている。尚、それ以外のセルの積層構造は同様であるので、その説明は省略する。
更に、最上部の空気極61は、正極となる金属エンドプレート63に、最下部の燃料極65は、負極となる金属エンドプレート67に、それぞれ電気的に接続されている。
c)次に、固体電解質型燃料電池スタック51の製造方法について説明する。
まず、固体電解質型燃料電池セル1を製造する場合には、定法により、燃料極3、固体電解質体5及び空気極7からなる積層体9を製造する。
次に、この積層体7に金属フレーム21をろう付けする。
一方、金属箔を型押してドーム形状の接点部29、45を製造する。
次に、金属プレート27、43の表面の中央に、接点部29、45の開口側を金属プレート27、43側にして、常温及び窒素ガス雰囲気下で、接点部29、45の外周をレーザ溶接する。これにより、接点部29、45の内部空間31、47内に窒素ガスが封入される。尚、同様にして、両金属エンドプレート63、67の表面にも接点部71、73(図6参照)をレーザ溶接する。
次に、前記金属フレーム21を接合した積層体9と、絶縁性枠体17、19と、金属プレート27、43とを、前記図1の様に組み付けて、単セルである固体電解質型燃料電池セル1を構成するとともに、同様な単セルを前記図6の様に配置し、更に両金属エンドプレート63、67も配置する。
そして、図7に示す様に、固体電解質型燃料電池スタック51の四隅に開けられた貫通孔41に、ボルト39を挿入し、ナット69により上下方向に押圧して固定する。
これにより、固体電解質型燃料電池スタック51が完成する。
d)次に、本実施例の効果を説明する。
上述した様に、本実施例の固体電解質型燃料電池セル1(従って固体電解質型燃料電池スタック51)は、インターコネクタ13、15に、各電極3、7に接するドーム形状の金属箔製の接点部29、45を備えている。この接点部29、45の内部の空間31、47には気体が封入されており、気体が温度上昇によって膨張すると、接点部29、45が各電極3、7側に風船状に膨らんで、所定の押圧力で各電極3、7に接触する。
これにより、接点部29、45は、常に適切な圧力で接点部29、45を各電極3、7に押圧することができる。よって、電気導通の信頼性が高いという効果がある。
また、封入ガスの熱膨張で接点部29、45が風船状に膨らむので、セル1の反りや凹凸に関係なく、一定の圧力で均一に電極を押すため、その点からも、電気導通の信頼性が高いという効果がある。特に、セル1が大きく反った場合でも、接点部29、45は柔軟に変形して電極3、7に密着するので、確実に電気導通を得ることができる。
更に、接点部29、45は、セル1の反りや凹凸を完全に吸収して、電極表面に密着することができるので、応力集中が起こらず、しかも、セル1の組み立て時は、接点部29、45は各電極3、7と殆ど接触しないため、セル1の多少の反りや軸のズレがあっても応力集中が無く、セル1の破損を防止することができる。
また、セル1の起動・停止による熱サイクルの際も、接点部29、45の膨張収縮が繰り返されるのみで、セル1には応力がかからず、よって、この点からも、セル1の破損を効果的に防止できる。
更に、各部材の寸法のバラツキによる接触不良を防止するために、大きな圧力でセル1を押圧する必要がないため、セル1の破損を防止することができる。
次に、実施例2について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図8に示す様に、本実施例では、インターコネクタの接点部81の形状が、前記実施例1とは異なる。
つまり、本実施例では、接点部81の先端面83に全面にわたって多数のディンプル85が形成されている。
具体的には、直径3.9mmで円盤状に内側に凹む凹部(詳しくは半径4mmの球の形状にて凹む凹部が、縦20列×横20列にて配列されている。これによって、接点部81の先端面83の全面の48%がディンプル85で形成されている。
また、接点部81の高さは、セルの変形を吸収できる程度に設定することが好ましい。従って、ここでは、1辺100mmの正方形のセルの反りが1mm、ディンプル85の深さ0.5mmとすると、最低0.5mmの空間を確保すると、接点部81の高さは、例えば5mm以下の2mm程度に設定する。
この接点部81を形成する場合には、図示しないが、凹型の上に接点部81の材料のシート材を配置し、その上から多数のピンを押圧して多くのディンプル85を形成する。
本実施例によれば、接点部81と電極が密着した際でも、十分なガス流路を確保しつつ、ディンプル85の周囲の接点で電気導通を確保することができる。
次に、実施例3について説明するが、前記実施例1と同様な内容の説明は省略する。
図9に示す様に、本実施例では、固体電解質型燃料電池スタック91は、前記実施例1と同様にボルト93及びナット95により固定されるが、固体電解質型燃料電池スタック91をその積層方向(図9(b)の上下方向)に押圧するために、前記インターコネクタと同様に、金属プレート97とドーム形状のバネ部99とを備えている。
このうち、前記金属プレート97は、SUS430からなる長方形の枠体であり、金属プレートの4辺の裏側(固体電解質型燃料電池スタック91側)に、内部に窒素ガスが充填されたドーム形状のバネ部99が、前記接合部と同様に、それぞれ接合されている。即ち、前記接合部と同様な形状のバネ部99が、その周囲をレーザ溶接されて接合されている。
前記バネ部99は、常温の場合は、主として、ボルト93及びナット95の締め付け力によって、固体電解質型燃料電池スタック91を積層方向に押圧している。また、固体電解質型燃料電池スタック91の作動時には、その作動温度により、内部の窒素ガスが熱膨張するので、バネ部99は風船状に膨らみ、それによって、強い押圧力によって、固体電解質型燃料電池スタック91を積層方向に押圧して、固体電解質型燃料電池スタック91内部からガスが漏れない様に気密する。
本実施例では、ドーム形状の金属箔製のバネ部99内に気体を封入し、その気体の熱膨張によりバネ部99を膨張させて固体電解質型燃料電池スタック91を押圧してガスシールを確保するので、従来の金属製のバネ部材の様に、バネ性能が低下し難いという利点がある。また、組み立て時に強い圧力で押圧する必要が無いので、固体電解質型燃料電池スタック91が破損し難いという利点がある。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
実施例1の固体電解質型燃料電池セルを破断して示す説明図である。 (a)インターコネクタの平面図、(b)インターコネクタの正面図である。 金属プレートの平面図である。 (a)接点部の平面図、(b)接点部の正面図、(c)(a)のA−A断面図である。 固体電解質型燃料電池スタックの斜視図である。 図5における固体電解質型燃料電池スタックのB−B断面図である。 (a)実施例1の固体電解質型燃料電池スタックを治具で固定した状態を示すの平面図、(b)その固体電解質型燃料電池スタックを治具で固定した状態を示すの正面図である。 (a)実施例2に用いる接点部の平面図、(b)(a)のC−C断面図である。 (a)実施例3の固体電解質型燃料電池スタックを治具で固定した状態を示すの平面図、(b)その固体電解質型燃料電池スタックを治具で固定した状態を示すの正面図である。
符号の説明
1…固体電解質型燃料電池セル
3…燃料極
5…固体電解質体
7…空気極
13、15…インターコネクタ
27、43、97…金属プレート
29、45…接点部
51、81…固体電解質型燃料電池スタック

Claims (6)

  1. 燃料ガスに接する燃料極と支燃性ガスに接する空気極とを有する固体電解質体を備えた固体電解質型燃料電池セルにおいて、
    前記燃料極及び前記空気極の少なくとも一方の電極に対して電気的に接続される、金属プレートと該金属プレートの表面に形成されて前記電極に接触する接点部とを備え、
    前記接点部は、前記金属プレートより柔軟な金属からなり、その内部の空間に気体が封入され、該気体の熱膨張によって前記電極側に膨らむことを特徴とする固体電解質型燃料電池セル。
  2. 前記接点部の外周が、溶接により接合されたことを特徴とする前記請求項1に記載の固体電解質型燃料電池セル。
  3. 前記金属プレートの厚みが、0.4mm以上であることを特徴とする前記請求項1又は2いずれかに記載の固体電解質型燃料電池セル。
  4. 前記接点部の壁部の厚みが、0.02〜0.09mmであることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれかに記載の固体電解質型燃料電池セル。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の固体電解質型燃料電池セルを複数積層したことを特徴とする固体電解質型燃料電池スタック。
  6. 前記金属プレート及び接点部は、各固体電解質型燃料電池セル間を気密して分離するとともに、各固体電解質型燃料電池セル間の電気的導通を確保するインターコネクタであることを特徴とする前記請求項5に記載の固体電解質型燃料電池スタック。
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