JP2007205385A - 連結具の取付構造、保護管接続装置、およびパッキン - Google Patents

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Abstract

【課題】 パッキンの全体をしっかりと押圧することができる、連結具の取付構造を提供する。
【解決手段】 取付構造4は、保護管1が接続される中空筒状の連結具2を、断面弧状に湾曲する壁3の壁孔3aに取り付ける取付構造である。連結具2は、保護管1を接続可能な接続部2aと、壁孔3aの周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面2b、2bを有する一対の挟持部2c、2cとを備える。そして、挟持部2c、2cの一方と壁3との間に、環状に形成されたパッキン5が介在する。このパッキン5は、一方の挟持部2c側に位置する第1の面5aが、その挟持部2cの挟持面2bと平行となるように形成され、壁3側に位置する第2の面5bが、その壁3の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されている。
【選択図】 図4

Description

この発明は、配線・配管材を保護する保護管が接続される、連結具の取付構造、および保護管接続装置、並びに、連結具を壁孔に取り付けるのに用いられるパッキンに関するものである。
従来から、配線ボックスやハンドホール等の、配線・配管材が内部に引き込まれる配設部材に、配線・配管材を保護する保護管を連結するための連結具は、多数存在していた(例えば、特許文献1参照)。図11に示される連結具32を例にして説明すると、この連結具32は、保護管31が挿入される筒状の本体33と、その本体33に螺合する筒状の補助部材34とから構成されていた。ここで、連結具32には、本体33側と補助部材34側とにフランジ部33a、34aが設けられており、それらフランジ部33a、34aが、配設部材の壁30に形成された壁孔30aの周縁部を挟持することで、連結具32が壁孔30aに取り付けられた。そして、このとき、本体33側のフランジ部33aと壁30との間には、平板環状のパッキン35が配置された。
特開2002−181268号公報(段落番号0029、図12、図13)
しかし、前記従来の連結具32は、平板状の壁30に対するものであった。そのため、この連結具32を、湾曲した壁に形成された壁孔に取り付けると、パッキン35が壁と均一に接触することがなく、パッキン35の全体をしっかりと押圧することができなかった。
この発明は、上記した従来の欠点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、パッキンの全体をしっかりと押圧することができる、連結具の取付構造、保護管接続装置、およびパッキンを提供することにある。
この発明に係る連結具の取付構造、保護管接続装置、およびパッキンは、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係る連結具の取付構造は、配線・配管材を保護する保護管が接続される中空筒状の連結具を、断面弧状に湾曲する壁の壁孔に取り付ける取付構造である。ここで、前記連結具は、前記保護管を接続可能な接続部と、前記壁孔の周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面を有する一対の挟持部と、前記壁孔の周縁部を挟持するように前記挟持部を互いに近接させる螺合部とを備える。そして、前記挟持部の少なくとも一方と前記壁との間に、環状に形成されたパッキンが介在する。このパッキンは、前記一方の挟持部側に位置する第1の面が、その挟持部の挟持面と平行となるように形成され、前記壁側に位置する第2の面が、その壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されている。
これにより、連結具は、一対の挟持部が壁孔の周縁部を挟持することで、その壁孔に取り付けられる。そして、連結具の接続部には、保護管が接続され、こうして、保護管は、連結具により、壁に連結される。ここで、挟持部の少なくとも一方と壁との間に介在するパッキンは、挟持部側に位置する第1の面がその挟持部の挟持面と平行であり、壁側に位置する第2の面がその壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されているので、このパッキンは、挟持部と壁との間に、ぴったりと嵌まる。
また、請求項2に記載の発明に係る連結具の取付構造は、請求項1に記載の取付構造において、前記連結具は、第1部材と第2部材とからなる。前記第1部材は、前記壁を間に置く一側から前記壁孔を挿通して前記壁を間に置く他側に突出する第1筒部を備える。そして、その第1筒部には、前記壁を間に置く前記一側にて鍔状に延出する、前記挟持部となる第1挟持部が設けられている。一方、前記第2部材は、前記壁を間に置く前記他側に位置して前記第1筒部の外側に嵌まる第2筒部を備える。そして、その第2筒部には、前記壁側に前記挟持部となる第2挟持部が設けられるとともに、前記壁とは反対側に前記接続部が設けられている。そこで、前記螺合部は、前記第1筒部に設けられる雄ねじ部と、前記第2筒部に設けられて前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とからなる。また、前記パッキンが、前記壁を間に置く前記他側にて、前記第1筒部の外側に嵌められることで、前記第2挟持部が、前記一方の挟持部となっている。
また、請求項3に記載の発明に係る連結具の取付構造は、請求項2に記載の取付構造において、前記壁を間に置く前記一側が、その壁の内周側となっている。そして、前記第1挟持部は、両側方に、互いに平行となる直線部を備え、それら直線部は、前記壁の内周の母線方向に沿うように配置される。これにより、第1挟持部は、壁を間に置く一側となる壁の内周側に位置する。そして、この第1挟持部の直線部が、壁の内周の母線方向に沿って、その内周に当接するため、この第1挟持部を備える第1部材は、壁に対して回り止めされる。したがって、第1部材に対して第2部材を回動して、第1部材の雄ねじ部に第2部材の雌ねじ部をねじ込んだ際に、第1部材が、第2部材と共回りするのを防ぐことができる。
また、請求項4に記載の発明に係る連結具の取付構造は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の取付構造において、前記一方の挟持部の回動に伴って前記パッキンが共回りするのを抑制する共回り抑制手段を備える。
また、請求項5に記載の発明に係る連結具の取付構造は、請求項4に記載の取付構造において、前記共回り抑制手段は、前記一方の挟持部の回動に前記パッキンが追従することがないように、それら挟持部とパッキンとの間に配置されるスペーサー部材からなる。
また、請求項6に記載の発明に係る保護管接続装置は、保護管内に挿通された配線・配管材を内部に引き込む壁孔を断面円形の壁に有する中空円筒状の配設部材と、前記壁孔に取り付けられる中空筒状の連結具と、環状に形成されたパッキンとを備える。ここで、前記連結具は、前記保護管を接続可能な接続部と、前記壁孔の周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面を有する一対の挟持部と、前記壁孔の周縁部を挟持するように前記挟持部を互いに近接させる螺合部とを備える。前記パッキンは、前記配設部材の外側にて、前記挟持部の一方と前記壁との間に介在する。そして、このパッキンは、前記一方の挟持部側に位置する第1の面が、その挟持部の挟持面と平行となるように形成され、前記壁側に位置する第2の面が、その壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されている。
これにより、連結具は、一対の挟持部が壁孔の周縁部を挟持することで、その壁孔に取り付けられる。そして、連結具の接続部には、保護管が接続され、こうして、保護管は、連結具により、壁に連結される。ここで、挟持部の一方と壁との間に介在するパッキンは、挟持部側に位置する第1の面がその挟持部の挟持面と平行であり、壁側に位置する第2の面がその壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されているので、このパッキンは、挟持部と壁との間に、ぴったりと嵌まる。
また、請求項7に記載の発明に係るパッキンは、配線・配管材を保護する保護管が接続される中空筒状の連結具を、断面弧状に湾曲する壁の壁孔に取り付けるのに用いられる、環状に形成されたパッキンである。このパッキンは、前記連結具における、前記壁孔の周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面を有して前記壁孔の周縁部を挟持する一対の挟持部の一方と、前記壁との間に介在する。そして、このパッキンは、前記一方の挟持部側に位置する第1の面が、その挟持部の挟持面と平行となるように形成され、前記壁側に位置する第2の面が、その壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されている。
このように、挟持部の一方と壁との間に介在するパッキンは、挟持部側に位置する第1の面がその挟持部の挟持面と平行であり、壁側に位置する第2の面がその壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されているので、このパッキンは、挟持部と壁との間に、ぴったりと嵌まる。
また、請求項8に記載の発明に係るパッキンは、請求項7に記載のパッキンにおいて、前記第2の面の湾曲の方向が前記壁の湾曲の方向を向くように配置するための、目印が設けられている。
この発明に係る連結具の取付構造、保護管接続装置、およびパッキンによれば、パッキンが挟持部と壁との間にぴったりと嵌まるので、挟持部と壁とでパッキンの全体をしっかりと押圧することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図10は、本発明の一実施の形態を示す。図中符号1は、配線・配管材(配線材または配管材)を保護する保護管である。2は、前記保護管1が接続される中空筒状の連結具である。3は、断面弧状に湾曲する壁である。4は、前記連結具2を、前記壁3の壁孔3aに取り付ける取付構造である。5は、環状に形成されたパッキンであって、前記連結具2を、前記壁孔3aに取り付けるのに用いられる。
連結具2は、図1〜図6に示すように、保護管1を接続可能な接続部2aと、壁孔3aの周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面2b、2bを有する一対の挟持部2c、2cと、壁孔3aの周縁部を挟持するように挟持部2c、2cを互いに近接させる螺合部2dとを備える。ここにおいて、挟持部2c、2cの少なくとも一方と壁3との間に、前記パッキン5が介在する。このパッキン5は、前記一方の挟持部2c側に位置する第1の面5aが、その挟持部2cの挟持面2bと平行となるように形成され、壁3側に位置する第2の面5bが、その壁3の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されている。そして、このパッキン5には、前記第2の面5bの湾曲の方向が壁3の湾曲の方向を向くように配置するための、目印5c、5cが設けられている(図2〜図4参照)。図示実施の形態においては、この目印5c、5cは、突起からなり、パッキン5の最も肉厚の薄い部分における外周面に設けられているが、最も肉厚の厚い部分における外周面に設ける等、その他の位置に設けても構わない。また、目印5cは、突起からならなくとも、窪みとかラインとかからなっていてもよい。
また、取付構造4は、前記一方の挟持部2cの回動に伴ってパッキン5が共回りするのを抑制する共回り抑制手段6を備えている。そして、この共回り抑制手段6は、前記一方の挟持部2cの回動にパッキン5が追従することがないように、それら、挟持部2cとパッキン5との間に配置されるスペーサー部材6aからなる。
詳細には、連結具2は、第1部材7と第2部材8とからなる。第1部材7は、壁3を間に置く一側から壁孔3aを挿通して壁3を間に置く他側に突出する第1筒部7aを備える。そして、第1筒部7aには、壁3を間に置く前記一側にて鍔状に延出する、前記挟持部2cとなる第1挟持部7bが設けられている。一方、第2部材8は、壁3を間に置く前記他側に位置して第1筒部7aの外側に嵌まる第2筒部8aを備える。そして、第2筒部8aには、壁3側に、前記挟持部2cとなる第2挟持部8bが設けられるとともに、壁3とは反対側に、前記接続部2aが設けられている。また、前記螺合部2dは、第1筒部7aの外周に設けられる雄ねじ部7cと、第2筒部8aの内周に設けられて雄ねじ部7cと螺合する雌ねじ部8cとからなる。そして、前記パッキン5が、壁3を間に置く前記他側にて、第1筒部7aの外側に嵌められることで、前記第2挟持部8bが、前記一方の挟持部2cとなっている。
また、ここで、壁3を間に置く前記一側が、その壁3の内周3b側となっている。したがって、第1部材7における第1挟持部7bは、壁3の内周3b側に位置し、第2部材8における第2挟持部8bおよび前記パッキン5は、壁3の外周3c側に位置することとなる。そこで、前記第1挟持部7bは、両側方に、互いに平行となる直線部7d、7dを備え、それら直線部7d、7dは、壁3の内周3bの母線方向に沿うように配置される。
具体的には、前記壁3は、中空円筒状の配設部材としてのハンドホール9における、断面円形の周壁からなる。そして、前記壁孔3aは、この壁3に明けられて、保護管1内に挿通された配線・配管材(図示せず)をハンドホール9の内部に引き込む孔となっている。ところで、符号10は、保護管接続装置であって、前記ハンドホール9と、前記壁孔3aに取り付けられる前記連結具2と、前記パッキン5と、前記スペーサー部材6aとを備えている。
また、連結具2を構成する第1部材7においては、第1挟持部7bは、その外形が正八角形をしており、その対向する二辺が、前述の互いに平行となる直線部7d、7dとなっている(図6参照)。第2部材8は、第2部材本体11と、係止部材12とからなる。ここで、第2部材本体11は、一方側に、前記第2挟持部8bと前記雌ねじ部8cが設けられ、他方側が、保護管1の先端部分が収容される前記接続部2aとなっている。係止部材12は、ビス等の固着具13、13を用いて、第2部材本体11に取り付けられるものであり、内方に突出する係合突部12aを備えている。そして、この係合突部12aが、波付き管からなる保護管1の凹溝1aに係合することで、保護管1は、連結具2に接続される。パッキン5は、例えばゴム製であって、ハンドホール9の外側にて、挟持部2c、2cの一方(図示実施の形態においては、第2挟持部8b)と壁3との間に介在している。スペーサー部材6aは、例えば、合成樹脂製のシート材からなり、リング状に形成されている。
また、ハンドホール9は、例えば合成樹脂製であって、下から順に、下蓋14、本体15、枠体16、蓋受け17および蓋18によって構成されている。
下蓋14は、底壁14aと、その底壁14aから上方に突設された円筒状の筒部14bとからなる。底壁14aには、筒部14bよりも外方に張り出した張出部14cが設けられており、この張出部14cには、ハンドホール9を地中の基礎面に固定するための孔14dが設けられている。また、底壁14aの上面には、仕切受け14e、14eが設けられている(図7参照)。この仕切受け14eは、ハンドホール9内を仕切り板(図示せず)によって仕切る際に、その仕切り板を支持するものであり、仕切り板を挟む一対の突片14f、14fからなる。もっとも、仕切り板が壁3に当接する場合には、その壁3と仕切受け14eとが協同で仕切り板を支持することとなり、特に、仕切り板が、ハンドホール9内を二分する直径位置に配置される場合には、仕切り板は、壁3によって倒れ止めされ、仕切受け14eによって回り止めされる。
本体15は、断面円形のパイプ材からなり、この本体15の壁が、前記壁孔3aが設ける壁3となっている。
枠体16は、平板リング状の枠部16aと、その枠部16aの内周縁付近から下方に突設された円筒状の筒部16bとからなる。また、枠体16には、その枠部16aに、取付孔16c、16cが明けられている。そして、この取付孔16cは、円孔161と長孔162との二種類設けられている(図8参照)。また、この枠部16aの上面には、内周縁部に、その上面から窪んだ段部16dが設けられている。そして、下蓋14と枠体16とは、それらの筒部14b、16bが、本体15の下端部分および上端部分にそれぞれ嵌められて、その本体15の下端部分および上端部分に、例えば接着により接合されている。
蓋受け17は、円筒状の起立壁17aと、その起立壁17aの下端から外方に延びる第1延出部17bと、起立壁17aの下端から内方に延びる第2延出部17cと、その第2延出部17cの先端から上方に延びる第3延出部17dを備えてる。そして、第1延出部17bには、切欠きからなる取付孔17eが明けられている。また、第2延出部17cの下面には、内周縁部に、その下面から窪んだ段部17fが設けられている。第3延出部17dの基端には、内方に向かって突出する第1および第2の突出部17g、17hが設けられており、これら突出部17g、17hのそれぞれには、第1および第2の孔17i、17jが明けられている。そこで、この蓋受け17は、枠体16に、ボルト19とナット20を用いて取り付け固定される。すなわち、ボルト19が、蓋受け17の第1延出部17bの上から、蓋受け17の取付孔17eと枠体16の取付孔16c(例えば、円孔161)を通り、枠体16における枠部16aの下面側に配備されたナット20にねじ込まれる。
蓋18は、円盤形状をしており、その周縁部からは、下方に延びる延出部18aが設けられている。また、蓋18の上面には、凹部18bが設けられ、蓋18の下面には、孔18cが明けられた突出部18dが設けられている。そこで、蓋18は、蓋受け17における起立壁17aの内側に嵌められる。このとき、蓋18は、その延出部18aが、起立壁17aと第3延出部17dとの間の溝に入り、蓋18の下面が第3延出部17dによって支持される。そして、場合によっては、蓋18の凹部18bの底面に通孔(図示せず)を穿設することで、その通孔と蓋受け17の第1の孔17iとを挿通するボルトとそのボルトに螺合するナットにより、蓋18を、蓋受け17に固定することができる。また、他に、蓋18に設けられた突出部18dと、蓋受け17に設けられた第2の突出部17hとを、それらの孔18c、17jを利用してチェーン等で繋げることもできる。こうして、蓋18が、チェーン等で蓋受け17に繋がることで、蓋18の紛失を避けることができる。
図9は、ハンドホール9の高さ寸法を調節する場合を示しており、枠体16と蓋受け17との間に、高さ調節用の筒体21が挿入されている。詳細には、この筒体21は、下端部が枠体16の段部16dに嵌められ、上端部が蓋受け17の段部17fに嵌められている。そして、筒体21が、ボルト19とナット20により、枠体16と蓋受け17とに挟み込まれるようにして、筒体21と蓋受け17とは、枠体16に取り付け固定される。すなわち、ボルト19が、蓋受け17の第1延出部17bの上から、蓋受け17の取付孔17eと枠体16の取付孔16c(例えば、円孔161)を通り、枠体16における枠部16aの下面側に配備されたナット20にねじ込まれる。この筒体21は、本体15と同様に、断面円形のパイプ材からなり、そのパイプ材が、ハンドホール9の高さ寸法が必要な高さとなるように、適宜長さに切断されたり、予め切断された各種長さの筒体から選択されたりする。
図10は、蓋18の上面を傾斜させて配備する場合を示しており、枠体16と蓋受け17との間に、傾斜の角度調節用の筒体22が挿入されている。この筒体22は、高さ調節用の筒体21と同様に、下端部が枠体16の段部16dに嵌められ、上端部が蓋受け17の段部17fに嵌められている。そして、筒体22が、ボルト19とナット20により、枠体16と蓋受け17とに挟み込まれるようにして、筒体22と蓋受け17とは、枠体16に取り付け固定される。すなわち、ボルト19が、蓋受け17の第1延出部17bの上から、蓋受け17の取付孔17eと枠体16の取付孔16c(例えば、長孔162)を通り、枠体16における枠部16aの下面側に配備されたナット20にねじ込まれる。そして、この筒体22は、本体15と同様に、断面円形のパイプ材からなるが、下面に対して上面が傾斜するように形成されている。そして、枠体16の段部16dと蓋受け17の段部17fとの一方あるいは両方は、この筒体22が嵌まることができるように、筒体22の外径よりも、若干大きな径となるように形成されている。
次に、以上の構成からなる連結具2を含む保護管接続装置10の作用効果について説明する。この保護管接続装置10において、連結具2は、一対の挟持部2c、2c(図示実施の形態においては、第1および第2挟持部7b、8b)が、ハンドホール9の壁3に設けられた壁孔3aの周縁部を挟持することで、その壁孔3aに取り付けられる。そして、連結具2の接続部2aには、保護管1が接続され、こうして、保護管1は、この連結具2により、ハンドホール9の壁3に連結される。ここで、挟持部2c、2cの一方、(図示実施の形態においては、第2挟持部8b)と壁3との間に介在するパッキン5は、挟持部2c(第2挟持部8b)側に位置する第1の面5aがその挟持部2c(第2挟持部8b)の挟持面2bと平行であり、壁3側に位置する第2の面5bがその壁3の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されている。したがって、このパッキン5は、挟持部2c(第2挟持部8b)と壁3との間に、ぴったりと嵌まる。そして、このように、パッキン5が挟持部2c(第2挟持部8b)と壁3との間にぴったりと嵌まるので、挟持部2c(第2挟持部8b)と壁3とでパッキン5の全体をしっかりと押圧することができ、このパッキン5による防水とか防塵を確実に行なうことができる。しかも、連結具2における、一対の挟持部2c、2cの対向する挟持面2b、2bは、互いに平行位置しているので、従来の平板環状のパッキンを用いれば、この連結具2を平板状の壁に取り付けることもできる。
また、第1挟持部7bは、壁3を間に置く一側となる壁3の内周3b側に位置している。そして、この第1挟持部7bの直線部7d、7dが、壁3の内周3bの母線方向(図示実施の形態においては、ハンドホール9、詳細には本体15の長手方向)に沿って、その内周3bに当接するため、この第1挟持部7bを備える第1部材7は、壁3に対して回り止めされる。したがって、第1部材7に対して第2部材8を回動して、第1部材7の雄ねじ部7cに第2部材8の雌ねじ部8cをねじ込んだ際に、第1部材7が、第2部材8と共回りするのを防ぐことができる。
また、図示実施の形態においては、壁3は、断面円形の周壁からなっているため、その全体において湾曲の程度が一定となっている。したがって、壁3の任意の位置に明けられた壁孔3aに、同一のパッキン5を用いて連結具2を取り付けることができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、パッキン5は、ハンドホール9の外側(すなわち、壁3の外周3c側)にて、第2挟持部8bと壁3との間に介在しなくとも、ハンドホール9の内側(すなわち、壁3の内周3b側)にて、第1挟持部7bと壁3との間に介在してもよく、また、これらハンドホール9の外側と内側との両方に配備されても構わない。
また、連結具2が取り付けられる対象となる壁3は、ハンドホール9の壁でなくとも、その他マンホール等の地中埋設箱とか、配線ボックス等の壁であってもよく、断面弧状に湾曲する壁であれば、どのようなものでもよい。
また、パッキン5の共回り抑制手段6は、挟持部2c(図示実施の形態においては、第2挟持部8b)とパッキン5との間に配置されるスペーサー部材6aからならなくとも、挟持部2c(第2挟持部8b)とパッキン5とが、互いに滑りやすくなる材質としたり、挟持部2c(第2挟持部8b)あるいはパッキン5に、相手と滑りやすくなるような材料を塗布することでもよく、また、壁3に対してパッキン5が回らないように、パッキン5と壁3との間に、互いに掛かり合う掛合部を設けてもよい。
この発明の一実施の形態の、縦断面図である。 図1における要部拡大断面図である。 図2におけるX−X線による断面図である。 図1におけるA−A線にてハンドホールの壁を破断した拡大断面図である。 連結具の分解平面図である。 図1におけるB矢視拡大図である。 図1におけるC−C線による断面図である。 枠体の平面図である。 ハンドホールに高さ調節用の筒体を設けた、図1相当図である。 ハンドホールに角度調節用の筒体を設けた、図1相当図である。 従来の連結具を示す断面図である。
符号の説明
1 保護管
2 連結具
2a 接続部
2b 挟持面
2c 挟持部
2d 螺合部
3 壁
3a 壁孔
3b 内周
4 取付構造
5 パッキン
5a 第1の面
5b 第2の面
5c 目印
6 共回り抑制手段
6a スペーサー部材
7 第1部材
7a 第1筒部
7b 第1挟持部
7c 雄ねじ部
7d 直線部
8 第2部材
8a 第2筒部
8b 第2挟持部
8c 雌ねじ部
9 ハンドホール(配設部材)
10 保護管接続装置

Claims (8)

  1. 配線・配管材を保護する保護管が接続される中空筒状の連結具を、断面弧状に湾曲する壁の壁孔に取り付ける取付構造であって、
    前記連結具は、前記保護管を接続可能な接続部と、前記壁孔の周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面を有する一対の挟持部と、前記壁孔の周縁部を挟持するように前記挟持部を互いに近接させる螺合部とを備え、
    前記挟持部の少なくとも一方と前記壁との間に、環状に形成されたパッキンが介在し、
    前記パッキンは、前記一方の挟持部側に位置する第1の面が、その挟持部の挟持面と平行となるように形成され、前記壁側に位置する第2の面が、その壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されていることを特徴とする、連結具の取付構造。
  2. 前記連結具は、第1部材と第2部材とからなり、
    前記第1部材は、前記壁を間に置く一側から前記壁孔を挿通して前記壁を間に置く他側に突出する第1筒部を備え、その第1筒部には、前記壁を間に置く前記一側にて鍔状に延出する、前記挟持部となる第1挟持部が設けられ、
    前記第2部材は、前記壁を間に置く前記他側に位置して前記第1筒部の外側に嵌まる第2筒部を備え、その第2筒部には、前記壁側に前記挟持部となる第2挟持部が設けられるとともに、前記壁とは反対側に前記接続部が設けられており、
    前記螺合部は、前記第1筒部に設けられる雄ねじ部と、前記第2筒部に設けられて前記雄ねじ部と螺合する雌ねじ部とからなり、
    前記パッキンが、前記壁を間に置く前記他側にて、前記第1筒部の外側に嵌められることで、前記第2挟持部が、前記一方の挟持部となっていることを特徴とする、請求項1に記載の、連結具の取付構造。
  3. 前記壁を間に置く前記一側が、その壁の内周側となり、前記第1挟持部は、両側方に、互いに平行となる直線部を備え、それら直線部は、前記壁の内周の母線方向に沿うように配置されることを特徴とする、請求項2に記載の、連結具の取付構造。
  4. 前記一方の挟持部の回動に伴って前記パッキンが共回りするのを抑制する共回り抑制手段を備えることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の、連結具の取付構造。
  5. 前記共回り抑制手段は、前記一方の挟持部の回動に前記パッキンが追従することがないように、それら挟持部とパッキンとの間に配置されるスペーサー部材からなることを特徴とする、請求項4に記載の、連結具の取付構造。
  6. 保護管内に挿通された配線・配管材を内部に引き込む壁孔を断面円形の壁に有する中空円筒状の配設部材と、
    前記壁孔に取り付けられる中空筒状の連結具と、
    環状に形成されたパッキンとを備える、保護管接続装置であって、
    前記連結具は、前記保護管を接続可能な接続部と、前記壁孔の周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面を有する一対の挟持部と、前記壁孔の周縁部を挟持するように前記挟持部を互いに近接させる螺合部とを備え、
    前記パッキンは、前記配設部材の外側にて、前記挟持部の一方と前記壁との間に介在し、かつ、
    前記パッキンは、前記一方の挟持部側に位置する第1の面が、その挟持部の挟持面と平行となるように形成され、前記壁側に位置する第2の面が、その壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されていることを特徴とする、保護管接続装置。
  7. 配線・配管材を保護する保護管が接続される中空筒状の連結具を、断面弧状に湾曲する壁の壁孔に取り付けるのに用いられる、環状に形成されたパッキンであって、
    前記連結具における、前記壁孔の周縁部を隔てて互いに平行位置して対向する挟持面を有して前記壁孔の周縁部を挟持する一対の挟持部の一方と、前記壁との間に介在し、
    前記一方の挟持部側に位置する第1の面が、その挟持部の挟持面と平行となるように形成され、前記壁側に位置する第2の面が、その壁の湾曲と対応する湾曲面となるように形成されていることを特徴とする、パッキン。
  8. 前記第2の面の湾曲の方向が前記壁の湾曲の方向を向くように配置するための、目印が設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の、パッキン。
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