JP2007204966A - 化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板 - Google Patents
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Abstract
【課題】高い鏡面性を有し、高い耐透湿性、耐久性に加えて、表面の対汚染性及び耐候性の高い化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板を提供すること。
【解決手段】ポリエステルフィルムからなる基材の一方の面に浸透防止層及び表面保護層をこの順に積層し、該基材の他方の面に印刷層を有する化粧シートであって、浸透防止層の厚さが2〜20μmであり、表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものであることを特徴とする化粧シートである。
【選択図】図1
【解決手段】ポリエステルフィルムからなる基材の一方の面に浸透防止層及び表面保護層をこの順に積層し、該基材の他方の面に印刷層を有する化粧シートであって、浸透防止層の厚さが2〜20μmであり、表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものであることを特徴とする化粧シートである。
【選択図】図1
Description
本発明は化粧シートに関し、詳しくは、ユニットバスなどの浴室用壁パネルの表面材として有効な化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板に関する。
従来、ユニットバス等の浴室用の壁パネルの表面材として、塩化ビニル鋼板、セラミックタイル、繊維強化プラスチック(FRP)製のパネル等が用いられてきた。これに対し、近年、こうした壁面材よりも高級感があり、メンテナンスが容易な鏡面壁のニーズが高まっている。また、浴室用の壁パネルにおいては、浴室内で石けん、各種洗剤が使用されるため耐アルカリ性が要求され、さらには、浴室内のカビを除去する目的で薬品などを使用することがあり、耐薬品性が要求される。
これらの要求を満足するものとして、軟質塩化ビニル系樹脂を基材とし、その上に印刷層を設け、さらにその上に2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という。)フィルム等の透明な樹脂フィルムを積層一体化した化粧シートを、鋼板にラミネートした樹脂被覆金属板が用いられてきた。この樹脂被覆金属板は、軟質塩化ビニル系樹脂に含有される可塑剤の含有量に応じて任意に柔軟性を設定できるという利点を有し、耐薬品性、耐熱性、耐熱水性等にも優れるものであった。
これらの要求を満足するものとして、軟質塩化ビニル系樹脂を基材とし、その上に印刷層を設け、さらにその上に2軸延伸ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」という。)フィルム等の透明な樹脂フィルムを積層一体化した化粧シートを、鋼板にラミネートした樹脂被覆金属板が用いられてきた。この樹脂被覆金属板は、軟質塩化ビニル系樹脂に含有される可塑剤の含有量に応じて任意に柔軟性を設定できるという利点を有し、耐薬品性、耐熱性、耐熱水性等にも優れるものであった。
しかしながら、塩化ビニル系樹脂は廃棄処理の際のダイオキシンの問題や、塩化ビニル系樹脂に含有される一部の可塑剤や安定剤に起因する揮発性有機ガスの問題などからその使用を制限する方向にある。
こうした状況下、軟質塩化ビニル系樹脂を使用しない、浴室等の壁材として有用な高鏡面性樹脂被覆金属板や化粧シートが提案されている。例えば、ポリブチレンテレフタレート(以下「PBT」という。)などの結晶性を有するポリエステル樹脂よりなる着色層、印刷インキ層、及び2軸延伸PETなどの透明延伸ポリエステル系樹脂層をこの順に積層一体化したシートを、熱硬化型接着剤層を介して金属板にラミネートした後、非接触式の加熱手段により特定の温度で加熱した高鏡面性被覆金属板が提案されている(特許文献1、請求項1参照)。該高鏡面性被覆金属板は、高鏡面性を有し、かつ良好な耐沸騰水性及び加工性を有することが示されている。
また、ポリオレフィン、ポリエステル等の着色熱可塑性樹脂層にPETなどの透明熱可塑性樹脂層を積層してなる化粧シートであって、該着色熱可塑性樹脂層と透明熱可塑性樹脂層の間に透明酸化膜層及び/又は透明無機薄膜層を設けた化粧シートが提案されている(特許文献2、請求項1参照)。該化粧シートは、水蒸気透過率が低く、高い層間密着性を有することが示されている。
こうした状況下、軟質塩化ビニル系樹脂を使用しない、浴室等の壁材として有用な高鏡面性樹脂被覆金属板や化粧シートが提案されている。例えば、ポリブチレンテレフタレート(以下「PBT」という。)などの結晶性を有するポリエステル樹脂よりなる着色層、印刷インキ層、及び2軸延伸PETなどの透明延伸ポリエステル系樹脂層をこの順に積層一体化したシートを、熱硬化型接着剤層を介して金属板にラミネートした後、非接触式の加熱手段により特定の温度で加熱した高鏡面性被覆金属板が提案されている(特許文献1、請求項1参照)。該高鏡面性被覆金属板は、高鏡面性を有し、かつ良好な耐沸騰水性及び加工性を有することが示されている。
また、ポリオレフィン、ポリエステル等の着色熱可塑性樹脂層にPETなどの透明熱可塑性樹脂層を積層してなる化粧シートであって、該着色熱可塑性樹脂層と透明熱可塑性樹脂層の間に透明酸化膜層及び/又は透明無機薄膜層を設けた化粧シートが提案されている(特許文献2、請求項1参照)。該化粧シートは、水蒸気透過率が低く、高い層間密着性を有することが示されている。
しかしながら、上述したこれまで提案されている高鏡面性被覆金属板や化粧シートは、高い鏡面性を有し、耐透湿性及び耐久性が高い点では満足できるものの、表面の対汚染性や耐候性については満足できるものではなかった。
そこで、本発明は、高い鏡面性を有し、高い耐透湿性、耐久性に加えて、表面の対汚染性及び耐候性の高い化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、高い鏡面性を有し、高い耐透湿性、耐久性に加えて、表面の対汚染性及び耐候性の高い化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板を提供することを目的とする。
本発明者は、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、バックプリントされたポリエステルフィルムの表面側に特定の厚さの浸透防止層及び特定の表面保護層を積層した化粧シートが、前記課題を解決し得ることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて完成したものである。
すなわち、本発明は、
(1)ポリエステルフィルムからなる基材の一方の面に浸透防止層及び表面保護層をこの順に積層し、該基材の他方の面に印刷層を有する化粧シートであって、浸透防止層の厚さが2〜20μmであり、表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものであることを特徴とする化粧シート、
(2)浸透防止層の厚さが2〜6μmである上記(1)に記載の化粧シート、
(3)電離放射線硬化性樹脂組成物が電子線硬化性樹脂組成物である上記(1)又は(2)に記載の化粧シート、
(4)前記基材の少なくとも一方の面が易接着処理されている上記(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧シート、
(5)基材がポリエチレンテレフタレートフィルムである上記(1)〜(4)のいずれかに記載の化粧シート、
(6)前記浸透防止層中に耐候性改善剤を含有する上記(1)〜(5)のいずれかに記載の化粧シート、
(7)印刷層に対して接着剤層を介してさらに、ポリオレフィン、ポリエステル、又はポリ塩化ビニルからなるプラスチックフィルムを貼り合わせた上記(1)〜(6)のいずれかに記載の化粧シート、
(8)浴室の壁材、ユニットバス壁材又はユニットバス内装材用である上記(1)〜(7)のいずれかに記載の化粧シート、
(9)上記(8)に記載の化粧シートを接着剤層を介して金属板に貼付した化粧板、及び
(10)金属板が鋼板である上記(9)に記載の化粧板、
を提供するものである。
(1)ポリエステルフィルムからなる基材の一方の面に浸透防止層及び表面保護層をこの順に積層し、該基材の他方の面に印刷層を有する化粧シートであって、浸透防止層の厚さが2〜20μmであり、表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものであることを特徴とする化粧シート、
(2)浸透防止層の厚さが2〜6μmである上記(1)に記載の化粧シート、
(3)電離放射線硬化性樹脂組成物が電子線硬化性樹脂組成物である上記(1)又は(2)に記載の化粧シート、
(4)前記基材の少なくとも一方の面が易接着処理されている上記(1)〜(3)のいずれかに記載の化粧シート、
(5)基材がポリエチレンテレフタレートフィルムである上記(1)〜(4)のいずれかに記載の化粧シート、
(6)前記浸透防止層中に耐候性改善剤を含有する上記(1)〜(5)のいずれかに記載の化粧シート、
(7)印刷層に対して接着剤層を介してさらに、ポリオレフィン、ポリエステル、又はポリ塩化ビニルからなるプラスチックフィルムを貼り合わせた上記(1)〜(6)のいずれかに記載の化粧シート、
(8)浴室の壁材、ユニットバス壁材又はユニットバス内装材用である上記(1)〜(7)のいずれかに記載の化粧シート、
(9)上記(8)に記載の化粧シートを接着剤層を介して金属板に貼付した化粧板、及び
(10)金属板が鋼板である上記(9)に記載の化粧板、
を提供するものである。
本発明によれば、高い鏡面性を有し、高い耐透湿性、耐久性及び耐熱水性に加えて、表面の対汚染性及び耐候性の高い化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板を得ることができる。
本発明の化粧シートは、ポリエステルフィルムからなる基材の一方の面に浸透防止層及び表面保護層をこの順に積層し、該基材の他方の面に印刷層を有する。
本発明の化粧シートについて図1を用いて説明する。図1は本発明の化粧シート1の断面を示す模式図である。図1に示す例では、基材2上に浸透防止層3、電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した表面保護層5がこの順に積層され、基材2の裏側に印刷層4を有するものである。
本発明の化粧シートについて図1を用いて説明する。図1は本発明の化粧シート1の断面を示す模式図である。図1に示す例では、基材2上に浸透防止層3、電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化した表面保護層5がこの順に積層され、基材2の裏側に印刷層4を有するものである。
本発明で用いられる基材2は、ポリエステルフィルムからなり、具体的には、PETフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、PBTフィルムなどが挙げられ、透明性・平滑性などを考慮するとPETフィルム、特に2軸延伸PETフィルムが好ましい。
基材2として用いられるポリエステルフィルムは、その上に設けられる層との密着性を向上させるために、所望により、片面または両面に酸化法や凹凸化法などの物理的または化学的表面処理を施すことができる(以下「易接着処理」という。)。本発明においては、基材の少なくとも一方の面、特には後述する浸透防止層を積層させる面は易接着処理されていることが好ましい。
上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理法などが挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が効果及び操作性などの面から好ましく用いられる。
基材2として用いられるポリエステルフィルムは、その上に設けられる層との密着性を向上させるために、所望により、片面または両面に酸化法や凹凸化法などの物理的または化学的表面処理を施すことができる(以下「易接着処理」という。)。本発明においては、基材の少なくとも一方の面、特には後述する浸透防止層を積層させる面は易接着処理されていることが好ましい。
上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、クロム酸化処理、火炎処理、熱風処理、オゾン・紫外線処理法などが挙げられ、凹凸化法としては、例えばサンドブラスト法、溶剤処理法などが挙げられる。これらの表面処理は、基材の種類に応じて適宜選択されるが、一般にはコロナ放電処理法が効果及び操作性などの面から好ましく用いられる。
基材2の厚さについては特に制限はないが、15〜100μmの範囲が好ましい。15μm以上であると、鏡面性が向上し、意匠の奥行感が得られる。一方、100μm以下であると加工性が向上する。以上の点から、基材2の厚さは20〜50μmの範囲がさらに好ましい。
図1に示される浸透防止層3は、通常、基材2と表面保護層5の密着性を向上させる目的で用いられるものであるが、本発明においては、それとともに、本発明の化粧シートに十分な耐候性を付与する機能をも果たすものである。
浸透防止層3の形成に用いられるインキとしては、バインダーに必要に応じて、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては特に制限はなく、例えば、エステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン−アクリル共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース樹脂等を挙げることができ、これらの樹脂は1種単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。浸透防止層の塗工方法としては、特に制限はなく、例えば、1種又は2種以上の樹脂を、溶剤等を用いて、塗料組成物又はインキ組成物とし、ロールコート法やグラビア印刷法等の適宜の塗布手段を用いて形成することができる。
浸透防止層3の形成に用いられるインキとしては、バインダーに必要に応じて、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては特に制限はなく、例えば、エステル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン−アクリル共重合体樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルブチラール樹脂、ニトロセルロース樹脂等を挙げることができ、これらの樹脂は1種単独で、又は2種以上を組み合わせて使用することができる。浸透防止層の塗工方法としては、特に制限はなく、例えば、1種又は2種以上の樹脂を、溶剤等を用いて、塗料組成物又はインキ組成物とし、ロールコート法やグラビア印刷法等の適宜の塗布手段を用いて形成することができる。
浸透防止層3を構成する樹脂組成物中には、耐候性改善剤を添加することが化粧シートの耐候性を向上させる点から好ましい。耐候性改善剤としては、紫外線吸収剤(以下「UVA」ということがある。)や光安定剤(以下「HALS」ということがある。)が挙げられる。紫外線吸収剤(UVA)は、有害な紫外線を吸収し、本発明の化粧シートの長期耐候性、安定性を向上させる。また、光安定剤(HALS)は、自身は紫外線をほとんど吸収しないが、紫外線エネルギーによって生じる有害なフリーラジカルを効率よく捕捉することにより安定化するものである。
これらの紫外線吸収剤としては、無機系、有機系のいずれでもよく、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛などを好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステル、及びトリアジン系、具体的には、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]フェノール、1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリ[[3,5−ビス−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]などが挙げられる。
これらの紫外線吸収剤としては、無機系、有機系のいずれでもよく、無機系紫外線吸収剤としては、平均粒径が5〜120nm程度の二酸化チタン、酸化セリウム、酸化亜鉛などを好ましく用いることができる。また、有機系紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリアゾール系、具体的には、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール、ポリエチレングリコールの3−[3−(ベンゾトリアゾール−2−イル)−5−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル]プロピオン酸エステル、及びトリアジン系、具体的には、2−(4,6−ジフェニル−1,3,5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキシ]フェノール、1,3,5−トリアジン−2,4,6(1H,3H,5H)−トリオン、1,3,5−トリ[[3,5−ビス−(1,1−ジメチルエチル)−4−ヒドロキシフェニル]メチル]などが挙げられる。
紫外線吸収剤の配合方法としては、浸透防止層を構成する樹脂等に練りこむことにより、又は該紫外線吸収剤を溶媒等に溶解あるいは分散させ、浸透防止層に塗布することにより容易に行える。該紫外線吸収剤は浸透防止層の固形分中に6〜15質量%の範囲で含有することが好ましい。6質量%以上であると十分な紫外線吸収効果が得られ、耐候促進試験等によっても浸透防止層と基材との間での密着低下が生じない。また、15質量%以下であると該紫外線吸収剤がブリードアウトすることがない。以上の点から、該紫外線吸収剤の含有量は8〜13%の範囲が特に好ましい。
次に、光安定剤としては、例えばヒンダードアミン系、具体的には2−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)−2’−n−ブチルマロン酸ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)、ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリジル)セバケート、テトラキス(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)−1,2,3,4−ブタンテトラカルボキシレートなどが挙げられる。また市販品としては、チバスペシャリティケミカルズ製、商品名「チヌビン123」などが挙げられる。
また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基などの重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる
また、紫外線吸収剤や光安定剤として、分子内に(メタ)アクリロイル基などの重合性基を有する反応性の紫外線吸収剤や光安定剤を用いることもできる
浸透防止層3の厚さは2〜20μmの範囲であることが必須である。浸透防止層の厚さが2μm未満であると、基材2と表面保護層5の十分な密着性が得られない場合があり、また十分な耐候性が得られない場合がある。一方、浸透防止層3の厚さが20μmを超えると、加工時に割れが起こる場合があり好ましくない。以上の点から、浸透防止層の厚さは2〜6μmの範囲であることが特に好ましい。
図1に示される印刷層4は基材2に装飾性を与えるものであり、種々の模様をインキと印刷機を使用して印刷することにより形成される。印刷方法としては特に限定されず、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷等公知の方法で行うことができる。
模様としては、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等があり、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様もある。これらの模様は通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成される。
また、印刷は部分印刷でもベタ印刷でもよく、部分印刷とベタ印刷の両方を行ってもよい。
模様としては、木目模様、大理石模様(例えばトラバーチン大理石模様)等の岩石の表面を模した石目模様、布目や布状の模様を模した布地模様、タイル貼模様、煉瓦積模様等があり、これらを複合した寄木、パッチワーク等の模様もある。これらの模様は通常の黄色、赤色、青色、および黒色のプロセスカラーによる多色印刷によって形成される他、模様を構成する個々の色の版を用意して行う特色による多色印刷等によっても形成される。
また、印刷は部分印刷でもベタ印刷でもよく、部分印刷とベタ印刷の両方を行ってもよい。
印刷層4に用いるインキとしては、バインダーに顔料、染料などの着色剤、体質顔料、溶剤、安定剤、可塑剤、触媒、硬化剤などを適宜混合したものが使用される。該バインダーとしては特に制限はなく、例えば、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル系共重合体樹脂、塩化ビニル/酢酸ビニル/アクリル系共重合体樹脂、塩素化ポリプロピレン系樹脂、アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ブチラール系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ニトロセルロース系樹脂、酢酸セルロース系樹脂などの中から任意のものが、1種単独で又は2種以上を混合して用いられる。
着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が用いられる。
着色剤としては、カーボンブラック(墨)、鉄黒、チタン白、アンチモン白、黄鉛、チタン黄、弁柄、群青、コバルトブルー等の無機顔料、キナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー等の有機顔料又は染料、アルミニウム、真鍮等の鱗片状箔片からなる金属顔料、二酸化チタン被覆雲母、塩基性炭酸鉛等の鱗片状箔片からなる真珠光沢(パール)顔料等が用いられる。
次に、表面保護層5は上述のように電離放射線硬化性樹脂組成物が架橋硬化したもので構成される。ここで、電離放射線硬化性樹脂組成物とは、電磁波または荷電粒子線の中で分子を架橋、重合させ得るエネルギー量子を有するもの、すなわち、紫外線または電子線などを照射することにより、架橋、硬化する樹脂組成物を指す。具体的には、従来電離放射線硬化性樹脂組成物として慣用されている重合性モノマー及び重合性オリゴマーないしはプレポリマーの中から適宜選択して用いることができる。
代表的には、重合性モノマーとして、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。多官能性(メタ)アクリレートとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。具体的にはエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの多官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
代表的には、重合性モノマーとして、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つ(メタ)アクリレート系モノマーが好適であり、中でも多官能性(メタ)アクリレートが好ましい。なお、ここで「(メタ)アクリレート」とは「アクリレート又はメタクリレート」を意味する。多官能性(メタ)アクリレートとしては、分子内にエチレン性不飽和結合を2個以上有する(メタ)アクリレートであればよく、特に制限はない。具体的にはエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ヒドロキシピバリン酸ネオペンチルグリコールジ(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニルジ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジシクロペンテニルジ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性リン酸ジ(メタ)アクリレート、アリル化シクロヘキシルジ(メタ)アクリレート、イソシアヌレートジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、プロピレンオキシド変性トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、トリス(アクリロキシエチル)イソシアヌレート、プロピオン酸変性ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、エチレンオキシド変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの多官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明においては、前記多官能性(メタ)アクリレートとともに、その粘度を低下させるなどの目的で、単官能性(メタ)アクリレートを、本発明の目的を損なわない範囲で適宜併用することができる。単官能性(メタ)アクリレートとしては、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、ペンチル(メタ)アクリレート、ヘキシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。これらの単官能性(メタ)アクリレートは1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
次に、重合性オリゴマーとしては、分子中にラジカル重合性不飽和基を持つオリゴマー、例えばエポキシ(メタ)アクリレート系、ウレタン(メタ)アクリレート系、ポリエステル(メタ)アクリレート系、ポリエーテル(メタ)アクリレート系などが挙げられる。ここで、エポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、比較的低分子量のビスフェノール型エポキシ樹脂やノボラック型エポキシ樹脂のオキシラン環に、(メタ)アクリル酸を反応しエステル化することにより得ることができる。また、このエポキシ(メタ)アクリレート系オリゴマーを部分的に二塩基性カルボン酸無水物で変性したカルボキシル変性型のエポキシ(メタ)アクリレートオリゴマーも用いることができる。ウレタン(メタ)アクリレート系オリゴマーは、例えば、ポリエーテルポリオールやポリエステルポリオールとポリイソシアネートの反応によって得られるポリウレタンオリゴマーを、(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエステル(メタ)アクリレート系オリゴマーとしては、例えば多価カルボン酸と多価アルコールの縮合によって得られる両末端に水酸基を有するポリエステルオリゴマーの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより、あるいは、多価カルボン酸にアルキレンオキシドを付加して得られるオリゴマーの末端の水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。ポリエーテル(メタ)アクリレート系オリゴマーは、ポリエーテルポリオールの水酸基を(メタ)アクリル酸でエステル化することにより得ることができる。
さらに、重合性オリゴマーとしては、他にポリブタジエンオリゴマーの側鎖に(メタ)アクリレート基をもつ疎水性の高いポリブタジエン(メタ)アクリレート系オリゴマー、主鎖にポリシロキサン結合をもつシリコーン(メタ)アクリレート系オリゴマー、小さな分子内に多くの反応性基をもつアミノプラスト樹脂を変性したアミノプラスト樹脂(メタ)アクリレート系オリゴマー、あるいはノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノール型エポキシ樹脂、脂肪族ビニルエーテル、芳香族ビニルエーテル等の分子中にカチオン重合性官能基を有するオリゴマーなどがある。
電離放射線硬化性樹脂組成物として紫外線硬化性樹脂組成物を用いる場合には、光重合用開始剤を樹脂組成物100質量部に対して、0.1〜5質量部程度添加することが望ましい。光重合用開始剤としては、従来慣用されているものから適宜選択することができ、特に限定されず、例えば、分子中にラジカル重合性不飽和基を有する重合性モノマーや重合性オリゴマーに対しては、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾイン−n−ブチルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、アセトフェノン、ジメチルアミノアセトフェノン、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2,2−ジエトキシ−2−フェニルアセトフェノン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパン−1−オン、4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−2(ヒドロキシ−2−プロピル)ケトン、ベンゾフェノン、p−フェニルベンゾフェノン、4,4’−ジエチルアミノベンゾフェノン、ジクロロベンゾフェノン、2−メチルアントラキノン、2−エチルアントラキノン、2−ターシャリーブチルアントラキノン、2−アミノアントラキノン、2−メチルチオキサントン、2−エチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン、2,4−ジメチルチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、ベンジルジメチルケタール、アセトフェノンジメチルケタールなどが挙げられる。
また、分子中にカチオン重合性官能基を有する重合性オリゴマー等に対しては、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤などを用いることができる。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。
また、分子中にカチオン重合性官能基を有する重合性オリゴマー等に対しては、芳香族スルホニウム塩、芳香族ジアゾニウム塩、芳香族ヨードニウム塩、メタロセン化合物、ベンゾインスルホン酸エステル等が挙げられる。
また、光増感剤としては、例えばp−ジメチル安息香酸エステル、第三級アミン類、チオール系増感剤などを用いることができる。
本発明においては、電離放射線硬化性樹脂組成物として電子線硬化性樹脂組成物を用いることが好ましい。電子線硬化性樹脂組成物は無溶剤化が可能であって、環境や健康の観点からより好ましく、また光重合用開始剤を必要とせず、安定な硬化特性が得られるからである。
また本発明における電離放射線硬化型樹脂組成物には、得られる硬化樹脂層の所望物性に応じて、各種添加剤を配合することができる。この添加剤としては、例えば耐候性改善剤、耐摩耗性向上剤、重合禁止剤、架橋剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、接着性向上剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、溶剤、着色剤などが挙げられる。
特に本発明の化粧シートの耐候性を改善すべく、耐候性改善剤を添加することは好ましい。耐候性改善剤としては、前記浸透防止層を構成する樹脂組成物に添加し得る耐候性改善剤と同様である。
特に本発明の化粧シートの耐候性を改善すべく、耐候性改善剤を添加することは好ましい。耐候性改善剤としては、前記浸透防止層を構成する樹脂組成物に添加し得る耐候性改善剤と同様である。
耐摩耗性向上剤としては、例えば無機物ではα−アルミナ、シリカ、カオリナイト、酸化鉄、ダイヤモンド、炭化ケイ素等の微粒子が挙げられる。該微粒子の形状は、球、楕円体、多面体、鱗片形等が挙げられ、特に制限はないが、球状が好ましい。有機物では架橋アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂等の合成樹脂ビーズが挙げられる。粒径は、通常膜厚の30〜200%程度とする。これらの中でも球状のα−アルミナは、硬度が高く、耐摩耗性の向上に対する効果が大きいこと、また、球状の微粒子を比較的得やすい点で特に好ましいものである。
重合禁止剤としては、例えばハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−ブチルカテコールなどが、架橋剤としては、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物などが用いられる。
充填剤としては、例えば硫酸バリウム、タルク、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどが用いられる。
着色剤としては、例えばキナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、酸化チタン、カーボンブラックなどの公知の着色用顔料などが用いられる。
赤外線吸収剤としては、例えば、ジチオール系金属錯体、フタロシアニン系化合物、ジインモニウム化合物等が用いられる。
重合禁止剤としては、例えばハイドロキノン、p−ベンゾキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、ピロガロール、t−ブチルカテコールなどが、架橋剤としては、例えばポリイソシアネート化合物、エポキシ化合物、金属キレート化合物、アジリジン化合物、オキサゾリン化合物などが用いられる。
充填剤としては、例えば硫酸バリウム、タルク、クレー、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウムなどが用いられる。
着色剤としては、例えばキナクリドンレッド、イソインドリノンイエロー、フタロシアニンブルー、フタロシアニングリーン、酸化チタン、カーボンブラックなどの公知の着色用顔料などが用いられる。
赤外線吸収剤としては、例えば、ジチオール系金属錯体、フタロシアニン系化合物、ジインモニウム化合物等が用いられる。
また、表面保護層を構成する電離放射線硬化型樹脂組成物には、抗菌剤を添加することもできる。抗菌剤としては、一般に市販されている工業用抗菌剤が使用できる。抗菌剤には有機系抗菌剤と無機系抗菌剤があり、無機系抗菌剤としては、ゼオライト、アパタイト、ガラス、シリカゲル、リン酸塩、リン酸ジルコニウム等のイオン交換可能なイオンの一部又は全部を、銀、銅、亜鉛、錫、鉛、水銀、コバルト、アンモニウム等のイオンで置換したイオン交換体がある。中でも、ゼオライト、リン酸ジルコニウムのイオン交換可能なイオンの一部を銀イオンで置換したものが、安全性や実積面から望ましい。ゼオライト、リン酸ジルコニウムに担持させた金属イオンの含有量としては、銀イオンの場合は0.1〜15重量%、銅又は亜鉛イオンの場合は0.1〜8重量%が好ましい。また、上記金属イオンで置換したイオン交換体を更にアンモニウムイオンで置換したものもある。
抗菌性を有する有機化合物としては、p−アミノベンゼンスルホンアミド、スルファチアゾール、スルファピリジン、スルファピダイアジン等のスルファ剤、ジメチルジチオカルバメート、エチレンビスチオカルバメート、等のジチオカルバミン酸塩、2−(2−フリル)−3−(5−ニトロ−2−フリル)アクリルアミド等が挙げられる。
本発明においては、前記の電離放射線硬化成分である重合性モノマーや重合性オリゴマー及び各種添加剤を、それぞれ所定の割合で均質に混合し、電離放射線硬化型樹脂組成物からなる塗工液を調製する。この塗工液の粘度は、後述の塗工方式により、基材の表面に未硬化樹脂層を形成し得る粘度であればよく、特に制限はない。
本発明においては、このようにして調製された塗工液を、基材の表面に、硬化後の厚さが1〜20μmになるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。硬化後の厚さが1μm以上であると所望の機能を有する硬化樹脂層が得られる。一方、硬化後の厚さが20μm以下であると、加工時に割れが入らない点で好ましい。硬化後の表面保護層の厚さは、好ましくは2〜20μm程度である。
本発明においては、このようにして調製された塗工液を、基材の表面に、硬化後の厚さが1〜20μmになるように、グラビアコート、バーコート、ロールコート、リバースロールコート、コンマコートなどの公知の方式、好ましくはグラビアコートにより塗工し、未硬化樹脂層を形成させる。硬化後の厚さが1μm以上であると所望の機能を有する硬化樹脂層が得られる。一方、硬化後の厚さが20μm以下であると、加工時に割れが入らない点で好ましい。硬化後の表面保護層の厚さは、好ましくは2〜20μm程度である。
本発明においては、このようにして形成された未硬化樹脂層に、電子線、紫外線等の電離放射線を照射して該未硬化樹脂層を硬化させる。ここで、電離放射線として電子線を用いる場合、その加速電圧については、用いる樹脂や層の厚みに応じて適宜選定し得るが、通常加速電圧70〜300kV程度で未硬化樹脂層を硬化させることが好ましい。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常0.5〜30Mrad、好ましくは1〜5Mradの範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が用いられる。
このようにして、形成された硬化樹脂層には、各種の添加剤を添加して各種の機能、例えば、高硬度で耐擦傷性を有する、いわゆるハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能などを付与することもできる。
なお、電子線の照射においては、加速電圧が高いほど透過能力が増加するため、基材として電子線により劣化する基材を使用する場合には、電子線の透過深さと樹脂層の厚みが実質的に等しくなるように、加速電圧を選定することにより、基材への余分の電子線の照射を抑制することができ、過剰電子線による基材の劣化を最小限にとどめることができる。
また、照射線量は、樹脂層の架橋密度が飽和する量が好ましく、通常0.5〜30Mrad、好ましくは1〜5Mradの範囲で選定される。
さらに、電子線源としては、特に制限はなく、例えばコックロフトワルトン型、バンデグラフト型、共振変圧器型、絶縁コア変圧器型、あるいは直線型、ダイナミトロン型、高周波型などの各種電子線加速器を用いることができる。
電離放射線として紫外線を用いる場合には、波長190〜380nmの紫外線を含むものを放射する。紫外線源としては特に制限はなく、例えば高圧水銀燈、低圧水銀燈、メタルハライドランプ、カーボンアーク燈等が用いられる。
このようにして、形成された硬化樹脂層には、各種の添加剤を添加して各種の機能、例えば、高硬度で耐擦傷性を有する、いわゆるハードコート機能、防曇コート機能、防汚コート機能、防眩コート機能、反射防止コート機能、紫外線遮蔽コート機能、赤外線遮蔽コート機能などを付与することもできる。
また、本発明は、図2に示すように、印刷層4に、さらに接着剤層6を介して樹脂層7を貼付した化粧シートも提供する。接着剤層6を構成する接着剤としては、特に限定されるものではないが、いわゆるドライラミネート用の接着剤が好適に使用できる。具体的には、ポリエステル系樹脂やポリエーテル系樹脂などを主剤として、イソシアネート系の架橋剤等で硬化するものが挙げられる。
図2における樹脂層7を構成する樹脂としては特に制限はなく、ポリオレフィン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が挙げられるが、廃棄の際の環境を考慮するとポリオレフィン系樹脂又はポリエステル系樹脂が好ましい。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体等が挙げられるが、加工性等を考慮するとポリプロピレンが好ましい。
ポリエステル樹脂としては、PET、PBT、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが挙げられる。
ポリオレフィン系樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体等が挙げられるが、加工性等を考慮するとポリプロピレンが好ましい。
ポリエステル樹脂としては、PET、PBT、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートが挙げられる。
該樹脂層7には、所望により、耐候性改善剤、重合禁止剤、赤外線吸収剤、帯電防止剤、接着性向上剤、レベリング剤、チクソ性付与剤、カップリング剤、可塑剤、消泡剤、充填剤、難燃剤、着色剤などを添加することができる。特に、後に詳述する金属板の隠蔽性を得るために着色剤を添加することが好ましい。
樹脂層7の厚さについては特に制限はないが、通常30〜300μmの範囲である。該厚さが30μm以上であると、後に詳述する金属板の隠蔽性が十分に得られ、300μm以下であると、2次加工の加工性が確保できる。以上の点から、樹脂層7の厚さ45〜200μmの範囲が好ましい。
樹脂層7の厚さについては特に制限はないが、通常30〜300μmの範囲である。該厚さが30μm以上であると、後に詳述する金属板の隠蔽性が十分に得られ、300μm以下であると、2次加工の加工性が確保できる。以上の点から、樹脂層7の厚さ45〜200μmの範囲が好ましい。
また、本発明は、図3に示すように、樹脂層7に、さらに接着剤層8を介して金属板9を貼付した化粧板も提供する。接着剤層8を構成する接着剤としては、特に限定されず、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤などが好適に使用できる。
金属板9としては、通常の鋼板を用いることができ、具体的には、熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、すずめっき鋼板、ステンレス鋼板などが挙げられる。また、アルミニウム板を使用することもできる。
金属板9としては、通常の鋼板を用いることができ、具体的には、熱延鋼板、冷延鋼板、溶融亜鉛メッキ鋼板、電気亜鉛メッキ鋼板、すずめっき鋼板、ステンレス鋼板などが挙げられる。また、アルミニウム板を使用することもできる。
本発明の化粧シート及び化粧板はドア材、浴室の壁材、ユニットバス壁材、ユニットバス内装材、厨房の壁財、AV機器、エアコンカバーなどの化粧シートとして用いることができるが、特に、湿気や光に対する耐性が要求される浴室の壁材、ユニットバス壁材、ユニットバス内装材などとして好適に用いられる。
次に、本発明を実施例により、さらに詳細に説明するが、本発明は、この例によってなんら限定されるものではない。
(評価方法)
各実施例で得られた化粧シートについて、以下の方法で評価した。
(1)易清掃性
各実施例及び比較例で調製した化粧シートの表面に、油性マジックを使用して汚染させ、汚染直後に乾拭きをした際の、油性マジックの除去のされ方について評価した。評価基準については以下のとおりである。
○ 汚染物が完全に除去される
× 汚染物が除去できない
(2)耐候性
アイスーパーUVテスター(岩崎電気(株)製)を用い、ブラックパネル温度63℃にて、照度60mW/cm2、光源からの距離240mm、照射スペクトル帯域として295nm以下をカットした紫外線を、各実施例及び比較例にて作製した化粧シートの表面保護層側に10時間照射し、4時間結露、1時間休止させる試験、及び照射時間を20時間、4時間結露、1時間休止させる試験をそれぞれ行った(以下「S−UV試験」という)。
また、サンシャインウエザオメーター(スガ試験機(株)製)を用い、ブラックパネル温度63±3℃、相対湿度50〜60%、光波長として300nm以下をガラスフィルターでカットしたカーボンアークを放射照度255(±10%)w/m2の条件で、各実施例及び比較例にて作製した化粧シートの表面保護層側に照射した。照射時間1時間42分、照射に加えて降雨させる時間18分(全体で2時間)を1サイクルとして、50サイクル、100サイクル、及び200サイクルの試験をそれぞれ行った(以下、「SWOM試験」という)。
上記試験後、それぞれの化粧シートの表面保護層側の表面を目視で観察し、表面保護層等の各層間の浮き、脱落、変色などの異常の有無を検査した。判定基準は以下のとおりである。
○ 浮き、脱落がみられない
× 浮き、脱落、変色の少なくとも1つが認められた
(評価方法)
各実施例で得られた化粧シートについて、以下の方法で評価した。
(1)易清掃性
各実施例及び比較例で調製した化粧シートの表面に、油性マジックを使用して汚染させ、汚染直後に乾拭きをした際の、油性マジックの除去のされ方について評価した。評価基準については以下のとおりである。
○ 汚染物が完全に除去される
× 汚染物が除去できない
(2)耐候性
アイスーパーUVテスター(岩崎電気(株)製)を用い、ブラックパネル温度63℃にて、照度60mW/cm2、光源からの距離240mm、照射スペクトル帯域として295nm以下をカットした紫外線を、各実施例及び比較例にて作製した化粧シートの表面保護層側に10時間照射し、4時間結露、1時間休止させる試験、及び照射時間を20時間、4時間結露、1時間休止させる試験をそれぞれ行った(以下「S−UV試験」という)。
また、サンシャインウエザオメーター(スガ試験機(株)製)を用い、ブラックパネル温度63±3℃、相対湿度50〜60%、光波長として300nm以下をガラスフィルターでカットしたカーボンアークを放射照度255(±10%)w/m2の条件で、各実施例及び比較例にて作製した化粧シートの表面保護層側に照射した。照射時間1時間42分、照射に加えて降雨させる時間18分(全体で2時間)を1サイクルとして、50サイクル、100サイクル、及び200サイクルの試験をそれぞれ行った(以下、「SWOM試験」という)。
上記試験後、それぞれの化粧シートの表面保護層側の表面を目視で観察し、表面保護層等の各層間の浮き、脱落、変色などの異常の有無を検査した。判定基準は以下のとおりである。
○ 浮き、脱落がみられない
× 浮き、脱落、変色の少なくとも1つが認められた
実施例1
基材2として、易接着処理したPET(東洋紡(株)製「A4300」)を用い、その片面にウレタン−アクリル共重合樹脂(共重合比5:5)をバインダーとし、添加剤として、トリアジン系UVA10質量%(固形分換算)、HALS3質量%(固形分換算)及びシリカ20質量%(固形分換算)を加えたインキ組成物を用いて、塗工量2g/m2の(全面ベタ)層をグラビア印刷にて施して浸透防止層3とした。浸透防止層の厚さは2μmであった。
基材2の裏面(浸透防止層の施されていない側)にウレタンをバインダーとし、酸化チタン、キナクリドンレッド、及びイソインドリノンイエローを主成分とする着色剤を含有するインキを用いて、抽象柄模様の印刷層4をグラビア印刷にて形成した。
上記浸透防止層3の上に10官能アクリレートオリゴマー単体からなる電子線硬化性樹脂組成物を塗工量5g/m2でグラビアオフセットコータ法により塗工した。塗工後、加速電圧150kV、照射線量5Mradの電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて、表面保護層5とした。次いで、40℃で24時間の養生を行い、化粧シートを得た。この化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
基材2として、易接着処理したPET(東洋紡(株)製「A4300」)を用い、その片面にウレタン−アクリル共重合樹脂(共重合比5:5)をバインダーとし、添加剤として、トリアジン系UVA10質量%(固形分換算)、HALS3質量%(固形分換算)及びシリカ20質量%(固形分換算)を加えたインキ組成物を用いて、塗工量2g/m2の(全面ベタ)層をグラビア印刷にて施して浸透防止層3とした。浸透防止層の厚さは2μmであった。
基材2の裏面(浸透防止層の施されていない側)にウレタンをバインダーとし、酸化チタン、キナクリドンレッド、及びイソインドリノンイエローを主成分とする着色剤を含有するインキを用いて、抽象柄模様の印刷層4をグラビア印刷にて形成した。
上記浸透防止層3の上に10官能アクリレートオリゴマー単体からなる電子線硬化性樹脂組成物を塗工量5g/m2でグラビアオフセットコータ法により塗工した。塗工後、加速電圧150kV、照射線量5Mradの電子線を照射して、電子線硬化性樹脂組成物を硬化させて、表面保護層5とした。次いで、40℃で24時間の養生を行い、化粧シートを得た。この化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
実施例2
浸透防止層の厚さが4μmとなるように浸透防止層形成用のインキ組成物を塗工したこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。該化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
浸透防止層の厚さが4μmとなるように浸透防止層形成用のインキ組成物を塗工したこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。該化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
実施例3
浸透防止層の厚さが6μmとなるように浸透防止層形成用のインキ組成物を塗工したこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。該化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
浸透防止層の厚さが6μmとなるように浸透防止層形成用のインキ組成物を塗工したこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。該化粧シートについて、上記評価方法にて評価した結果を第1表に示す。
比較例1
実施例1において、浸透防止層3を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、化粧シートを得、実施例1と同様に評価した。結果を第1表に示す。
実施例1において、浸透防止層3を設けなかったこと以外は実施例1と同様にして、化粧シートを得、実施例1と同様に評価した。結果を第1表に示す。
比較例2
基材2として、実施例1に記載の易接着処理したPET(東洋紡(株)製「A4300」)を用い、その易接着処理していない未処理面について易清掃性の評価を行った。結果を第1表に示す。
基材2として、実施例1に記載の易接着処理したPET(東洋紡(株)製「A4300」)を用い、その易接着処理していない未処理面について易清掃性の評価を行った。結果を第1表に示す。
比較例3
浸透防止層の厚さが1.5μmとなるように浸透防止層形成用のインキ組成物を塗工したこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。該化粧シートについて、実施例1と同様に評価した。結果を第1表に示す。
浸透防止層の厚さが1.5μmとなるように浸透防止層形成用のインキ組成物を塗工したこと以外は実施例1と同様にして化粧シートを得た。該化粧シートについて、実施例1と同様に評価した。結果を第1表に示す。
本発明によれば、高い鏡面性を有し、高い耐透湿性、耐久性及び耐熱水性に加えて、表面の対汚染性及び耐候性の高い化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板を得ることができる。この化粧シート及び化粧板は、ドア材、浴室の壁材、ユニットバス壁材、ユニットバス内装材、厨房の壁財、AV機器、エアコンカバーなどの化粧シート又は化粧板として用いることができるが、特に、湿気や光に対する耐性が要求される浴室の壁材、ユニットバス壁材、ユニットバス内装材などとして好適に用いられる。
1.化粧シート
2.基材
3.浸透防止層
4.印刷層
5.表面保護層
6.接着剤層
7.樹脂層
8.接着剤層
9.金属板
10.化粧板
2.基材
3.浸透防止層
4.印刷層
5.表面保護層
6.接着剤層
7.樹脂層
8.接着剤層
9.金属板
10.化粧板
Claims (10)
- ポリエステルフィルムからなる基材の一方の面に浸透防止層及び表面保護層をこの順に積層し、該基材の他方の面に印刷層を有する化粧シートであって、浸透防止層の厚さが2〜20μmであり、表面保護層が電離放射線硬化性樹脂組成物の架橋硬化したものであることを特徴とする化粧シート。
- 浸透防止層の厚さが2〜6μmである請求項1に記載の化粧シート。
- 電離放射線硬化性樹脂組成物が電子線硬化性樹脂組成物である請求項1又は2に記載の化粧シート。
- 前記基材の少なくとも一方の面が易接着処理されている請求項1〜3のいずれかに記載の化粧シート。
- 基材がポリエチレンテレフタレートフィルムである請求項1〜4のいずれかに記載の化粧シート。
- 前記浸透防止層中に耐候性改善剤を含有する請求項1〜5のいずれかに記載の化粧シート。
- 印刷層に対して接着剤層を介してさらに、ポリオレフィン、ポリエステル、又はポリ塩化ビニルからなるプラスチックフィルムを貼り合わせた請求項1〜6のいずれかに記載の化粧シート。
- 浴室の壁材、ユニットバス壁材又はユニットバス内装材用である請求項1〜7のいずれかに記載の化粧シート。
- 請求項8に記載の化粧シートを接着剤層を介して金属板に貼付した化粧板。
- 金属板が鋼板である請求項9に記載の化粧板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006022850A JP2007204966A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | 化粧シート及び該化粧シートを用いた化粧板 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009068324A (ja) * | 2007-08-17 | 2009-04-02 | Shinko Sunrise:Kk | 建造物用複合内装塗材及びそれを用いた建造物用複合内装塗装構造 |
JP2009096185A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-05-07 | Dainippon Printing Co Ltd | 鋼板用化粧シート及びこれを用いた化粧鋼板 |
US10481300B2 (en) | 2014-03-19 | 2019-11-19 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Mirror surface decorative sheet having crack elongation and specified surface roughness, and mirror surface decorative plate using same |
JP2020142481A (ja) * | 2019-03-08 | 2020-09-10 | 株式会社エーアンドエーマテリアル | 窯業系化粧板 |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006022850A patent/JP2007204966A/ja not_active Withdrawn
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