JP2007204159A - 乗客コンベアのステップ清掃装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ステップから落下する埃を埃受け体に確実に収容することができる乗客コンベアのステップ清掃装置を提供する。
【解決手段】乗客コンベアのステップ清掃装置において、無端状に連結された複数のステップ3を循環移動させる駆動部6のマシンベッド7に取付けられ、駆動部6がステップ3を循環移動させる取付位置近傍に取付けられた場合にステップ3が移動方向を反転させる反転部8の下方位置近傍に位置付けられる埃受け体10を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】乗客コンベアのステップ清掃装置において、無端状に連結された複数のステップ3を循環移動させる駆動部6のマシンベッド7に取付けられ、駆動部6がステップ3を循環移動させる取付位置近傍に取付けられた場合にステップ3が移動方向を反転させる反転部8の下方位置近傍に位置付けられる埃受け体10を備える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、乗客コンベアのステップ清掃装置に関し、特に、循環移動するステップが移動方向を反転させる反転部においてステップの上面から落下する埃を効率良く回収することができる乗客コンベアのステップ清掃装置に関する。
例えば、下記特許文献1に記載されているように、乗客コンベアの踏段清掃装置が知られている。
特許文献1に記載された乗客コンベアの踏段清掃装置は、踏段反転部の下方に位置するオイルパン上に配置される清掃装置本体を有し、この清掃装置本体の一部として踏段から落下するゴミを受けるトレイ(ゴミ受け部)が設けられている。
踏段が反転部において移動方向を反転させる場合に、踏段の上に載っているゴミがトレイ上に落下し、トイレ内に堆積される。
特開2004−18144号公報
しかしながら、前述の乗客コンベアの踏段清掃装置においては、以下の点について配慮がなされていない。
無端状に連結されて循環移動する踏段は、トラス等の構造体内に配置されており、オイルパンは構造体の底部に配置されている。このため、オイルパン上に配置される清掃装置本体と、踏段における移動方向を反転する反転部との距離が大きく開いている。これにより、踏段が反転した場合に踏段から落下するゴミが広い範囲に広がり、ゴミの一部がトレイ内に収納されずにトレイの周囲に散らばる。
また、構造体内には踏段を循環移動させる駆動部が配置されており、乗客コンベア装置の小型化等の要請により駆動部が反転部の下方位置へ張り出した場合には、清掃装置本体を設置することができなくなる。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、その目的は、ステップから落下する埃を埃受け体に確実に収容することができる乗客コンベアのステップ清掃装置を提供することである。
本発明の実施の形態に係る第1の特徴は、乗客コンベアのステップ清掃装置において、無端状に連結された複数のステップを循環移動させる駆動部のマシンベッドに取付けられ、前記駆動部が前記ステップを循環移動させる取付位置近傍に取付けられた場合に前記ステップが移動方向を反転させる反転部の下方位置近傍に位置付けられる埃受け体を備えることである。
本発明によれば、循環移動するステップの反転部に近接させて埃受け体を位置させることができ、反転部においてステップから落下する埃を埃受け体に確実に収容することができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を用いて説明する。
本発明の一実施の形態に係る乗客コンベアであるエスカレータ1は、図1に示すように、上階側と下階側との間にトラス2が配置され、チェーン(図示せず)により無端状に連結されて循環移動する複数のステップである踏段3がトラス2内に配置されている。踏段3の移動方向両側には、トラス2の上部に立設された一対の欄干4が設けられている。欄干4の外周部には、踏段3と同期して踏段3と略等速で循環移動する手摺ベルト5が設けられている。
トラス2内には、踏段3と手摺ベルト5とを循環移動させる駆動部6が取付けられている。駆動部6はマシンベッド7を備えており、このマシンベッド7をトラス2内の底部に固定することによりトラス2内への駆動部6の取付けが行われている。
駆動部6は、踏段3が移動方向を反転させる反転部8に近接して配置されている。マシンベッド7には、踏段3の反転部8の下方位置に位置付けられ、上向きの開口9を有する埃受け体10が取付けられている。埃受け体10は、水平方向の一端側がマシンベッド7上に載置され、埃受け体10の他端側がトラス2の底梁11に立設された支え板12にネジ止めされている。
反転部8と駆動部6との間には、反転部8において垂直向きとなる踏段3の上面に対向するステップカバーである踏段カバー13が設けられている。踏段カバー13は、トラス2の上部梁14に係止されて吊り下げられている。踏段カバー13は、反転部8と駆動部6との間を仕切り、反転部8において踏段3の上面から落下する埃が駆動部6側に飛散することを防止している。
踏段カバー13は、上下方向に分割された分割カバー13a,13bをボルト15により固定して形成されている。分割カバー13bの上縁側と下縁側とには、それぞれ一対の通し穴16が形成されている。上縁側の通し穴16にボルト15を挿通し、このボルト15を分割カバー13aに固定されているナット(図示せず)に螺合させることにより、図3(a)に示すように、分割カバー13bは下方位置で固定される。図3(a)に示す状態からボルト15を外し、分割カバー13bを上方に移動させ、分割カバー13bの下縁側に形成されている通し穴16にボルト15を通してこのボルト15を分割カバー13aに固定されているナットに螺合させることにより、図3(b)に示すように、分割カバー13bを上方位置で固定することができる。分割カバー13bを上方位置で固定することにより、踏段カバー13の下端縁と埃受け体10の開口9との間の間隔が大きくなる。
埃受け体10の開口9の巾寸法“A”は、踏段3の巾寸法(踏段3の移動方向と直交する方向の寸法)よりも大きく設定されている。さらに、反転部8において垂直向きとなる踏段3の上面と踏段カバー13との間の領域は、この領域の垂直方向投影面が埃受け体10の開口9内に位置するように規定されている。
埃受け体10は、図2に示すように上向きの開口9を有し、さらに、一つの側面には掃出口17が形成されている。埃受け体10には、掃出口17を開放する開放位置(図2(b)参照)と掃出口17を閉止する閉止位置(図2(a)参照)とに開閉可能な扉18が設けられている。扉18の外側面には、扉18を開閉操作する場合に把持する取っ手19が取付けられている。
このような構成において、循環移動する踏段3の上面に載った埃は、エスカレータ1の乗降口に設けられている櫛20により集められてトラス2内に入り込むことは阻止されるが、櫛20と踏段3の上面との間を通過した埃、特に、土埃や小石等は踏段3の上に載ってトラス2内に入り込む。トラス2内に入り込んだ埃は、反転部8において踏段3の上面が垂直向きとなる場合に踏段3の上面から落下する。
本実施の形態のステップ清掃装置では、埃受け体10がマシンベッド7の上面に取付けられているので、埃受け体10を踏段3の反転部8に近接させることができる。埃受け体10が踏段3の反転部8に近接することにより、反転部8において踏段3から落下した埃を埃受け体10に効率良く回収することができ、踏段3から落下した埃が埃受け体10の周囲に飛散することを防止することができる。
また、埃受け体10がマシンベッド7の上面に取付けられていることにより、エスカレータ1の小型化を図ること等により駆動部6が反転部8の下方位置へ張り出した場合でも、埃受け体10を反転部8の下方に設置することができる。
さらに、埃受け体10の開口9の巾寸法“A”が踏段3の巾寸法よりも大きく設定され、かつ、反転部8において垂直向きとなる踏段3の上面と踏段カバー13との間の領域の垂直方向投影面が、埃受け体10の開口9内に位置するように規定されているので、踏段3から落下した埃が埃受け体10の周囲に飛散することをより一層確実に防止することができる。
埃受け体10には、掃出口17とこの掃出口17を開閉する扉18とが設けられているので、扉18を開放位置へ回動させて掃出口17を開放することにより、埃受け体10内に溜まった埃を掃出口17から容易に掃出すことができる。
掃出口17から埃を掃出す際に、図3(b)に示すように下側の分割カバー13bを上方位置へ移動させることにより、踏段カバー13の下端縁と埃受け体10の開口9との間の間隔を大きく開けることができる。これにより、埃受け体10内に溜まった埃を掃出口17から掃出す作業を容易に行うことができ、しかも、この掃出し作業を埃受け体10をトラス2外に取出すことなくトラス2内において行うことができる。
3 ステップ
6 駆動部
7 マシンベッド
8 反転部
9 開口
10 埃受け体
13 ステップカバー
13a,13b 分割カバー
17 掃出口
18 扉
6 駆動部
7 マシンベッド
8 反転部
9 開口
10 埃受け体
13 ステップカバー
13a,13b 分割カバー
17 掃出口
18 扉
Claims (5)
- 無端状に連結された複数のステップを循環移動させる駆動部のマシンベッドに取付けられ、前記駆動部が前記ステップを循環移動させる取付位置近傍に取付けられた場合に前記ステップが移動方向を反転させる反転部の下方位置近傍に位置付けられる埃受け体を備えることを特徴とする乗客コンベアのステップ清掃装置。
- 前記埃受け体の側面に掃出口が形成され、前記掃出口を開放する開放位置と前記掃出口を閉止する閉止位置とに開閉可能な扉が設けられていることを特徴とする請求項1記載の乗客コンベアのステップ清掃装置。
- 前記反転部において垂直向きとなる前記ステップの上面に対向するステップカバーが設けられ、前記ステップの上面と前記ステップカバーとの間の領域の垂直方向投影面が前記埃受け体の開口内に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の乗客コンベアのステップ清掃装置。
- 前記ステップカバーは上下方向に分割された複数の分割カバーを連結して形成され、下側の前記分割カバーは前記埃受け体に対して接離する方向に上下方向移動可能に設けられていることを特徴とする請求項3記載の乗客コンベアのステップ清掃装置。
- 前記埃受け体の巾は、前記ステップの巾よりも大きいことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一に記載の乗客コンベアのステップ清掃装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006021383A JP2007204159A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 乗客コンベアのステップ清掃装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006021383A JP2007204159A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 乗客コンベアのステップ清掃装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007204159A true JP2007204159A (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=38483961
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006021383A Pending JP2007204159A (ja) | 2006-01-30 | 2006-01-30 | 乗客コンベアのステップ清掃装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007204159A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE112006004102B4 (de) * | 2006-11-13 | 2016-07-28 | Otis Elevator Company | Stufenbandschutz für Personenbeförderungsvorrichtung |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5333191U (ja) * | 1976-08-27 | 1978-03-23 | ||
JPS58147974U (ja) * | 1982-03-30 | 1983-10-04 | 株式会社東芝 | エスカレ−タ駆動装置の防振装置 |
JPH04317991A (ja) * | 1991-04-16 | 1992-11-09 | Hitachi Building Syst Eng & Service Co Ltd | 乗客コンベアの踏段清掃装置 |
JPH1160133A (ja) * | 1997-08-25 | 1999-03-02 | Hitachi Ltd | 乗客コンベアの踏み段チェーン清掃装置 |
-
2006
- 2006-01-30 JP JP2006021383A patent/JP2007204159A/ja active Pending
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