JP7442180B2 - 排水溝装置 - Google Patents

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Description

本発明は、玄関などの出入口の床に埋設される排水溝装置に関する。
建造物の玄関やバルコニー等の出入口は、近年のバリアフリー化に伴って、扉の内外で段差のほとんど無い構造が主流となっている。こうした出入口は、屋外側に、該出入口に沿って排水溝が設けられており、雨天時などで屋内へ入る際に、靴などに付着した水滴を該排水溝へ流下させて、該屋内への雨水等の侵入を抑制できるようになっている。さらに、かかる排水溝によれば、豪雨や台風などの荒天時に雨水の屋内への侵入を抑制することもできる。
前述した排水溝を備えた構造として、例えば、特許文献1の構成が提案されている。かかる構成は、流入する水を受容する本体部と該本体部の上部開口に覆設される蓋部とを備える排水ユニットからなり、該本体部に、排水路に連通された凹状の枡部が設けられている。そして、この枡部は、長方形状の底板と該底板の各辺から立設された側壁部とからなる箱形状を成し、該枡部の上部開口に、複数の通水孔を有する排水皿が被着される。こうした従来構成によれば、簀子状の蓋部を通過した雨水等が本体部の内部に流入し、枡部を介して排水路に排出する。
特開2018-178557号公報
前述した特許文献1の従来構成にあっては、本体部に設けられた枡部が箱形状であることから、該本体部の内部に流入する水量が比較的多ければ、枡部に勢いよく流入して排水路へ排出されるものの、本体部の内部に流入する水量が少ない場合には、枡部への流れが緩やかになって、排水効率が低下してしまう。
さらに、従来構成は、枡部の上部開口に、複数の通水孔を有する排水皿が被着されるものであり、該排水皿によって、本体部の内部に雨水と共に流入したゴミが枡部内へ入ることを防止できる。しかし、この排水皿は、本体部の底部に沿うように被着される構成であることから、通水孔を塞ぐようにゴミが溜まり易い。そして、このように排水皿上にゴミが溜まると、枡部へ雨水が流れ難くなることから、排水効率が低下すると共に、該雨水が本体部の内部に溜まって溢れてしまう虞もある。
本発明は、流入する水量が比較的少ない場合にも排水効率の低下を抑制できると共に、ゴミなどの集積による排水効率の低下を抑制し得る排水溝装置を提供するものである。
本発明は、略長方形状の底部を有し、長手方向へ流水可能な溝路が形成された長尺状の箱枠と、前記溝路上の開口部を覆うように前記箱枠に着脱可能に被着され、該溝路内へ通水可能な溝蓋とを備えた排水溝装置であって、前記箱枠は、長手方向の少なくとも一部に下方へ突成され、内部に前記溝路の一部を構成する集積凹域が形成された箱突部を備え、該箱突部が、前記溝路内に流入した水を排出する排水口と、前記底部に連成された長手方向に沿うスロープ部とを備えたものであり、前記溝蓋は、前記箱枠の開口部を覆う蓋本体と、該箱枠に被着された取付状態で前記集積凹域に収容される籠枠とを備え、前記籠枠が、前記取付状態で前記スロープ部に臨む流入口部と、複数の通水細孔が形成され、該取付状態で前記排水口に対向配置される防塵壁部とを備えてなるものであることを特徴とする排水溝装置である。
かかる構成によれば、溝蓋を介して溝路に流入した水を、箱突部のスロープ部により勢いを増して、排水口へ向けて流下させることができる。これにより、溝路に流入する水量が比較的少ない場合にあっても、該スロープ部によって勢いよく排水口から排出させることができるため、前述した従来構成で生ずる排水効率の低下を抑制することができ、所望の排水効率を保ち得る。
また、本構成にあっては、溝蓋の籠枠に設けられた防塵壁部が排水口に対向配置されることから、該防塵壁部によって、溝路内に入ったゴミが排水口から排出されてしまうことを防ぎ得る。さらに、前述したように、集積凹域へ流下する水の勢いがスロープ部によって増すことから、集積凹域内で比較的強い流れが生ずる。これにより、集積凹域内へ入ったゴミによって防塵壁部の通水細孔が塞がれてしまうことを抑制できるため、該集積凹域に溜まったゴミにより排水効率が低減することを抑制でき、比較的長期に亘って所望の排水効率を維持できる。
また、本構成は、溝蓋に籠枠が設けられた構成であることから、清掃やメンテナンス時に溝蓋を箱枠から取り外すことによって集積凹域を露出でき、該集積凹域の清掃やメンテナンスなどを実行できる。このように本構成によれば、清掃やメンテナンスの作業効率に優れるという利点もある。
前述した本発明の排水溝装置にあって、溝蓋の籠枠は、流入口部の口縁に、スロープ部に向かって拡開する拡縁部が形成されたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、拡縁部によりスロープ部を流下する水を流入口部へ流入させ易くなるから、スロープ部を流下した水が防塵壁部の通水細孔を介して排出口から排出するという、安定した水の流れがつくられる。これにより、前述した排出効率の低下を抑制するという本発明の作用効果を一層向上できる。
前述した本発明の排水溝装置にあって、溝蓋の籠枠は、蓋本体に傾動可能に枢設されている構成が提案される。
かかる構成にあっては、清掃作業の際に、溝蓋を箱枠から取り外して該籠枠を傾けることによって、該籠枠の内側に溜まったゴミ等を容易に排出できる。このように、本構成によれば、清掃作業を行い易く、該清掃作業の作業効率を高めることができる。
前述した本発明の排水溝装置にあって、箱枠の箱突部は、該箱枠の長手方向の一方の端部に設けられたものであって、スロープ部が、他方の端部に向かって上方傾斜するように形成され、且つ排水口が、該スロープ部と対向状に設けられた端壁部に形成されたものである構成が提案される。
かかる構成は、箱枠の長手方向の一方の端部に設けられた箱突部の排水口から排水するものであるから、溝路内で該端部へ向かう一方向の水の流れが生ずる。これにより、溝路内で水が比較的スムーズに流れ易く、排水効率の向上に寄与できる。さらに、本構成は、スロープ部と対向状の端壁部に排水口が設けられていることから、該スロープ部により勢いを増した水が該排水口へ向かう。これにより、溝路内の水を排水口から一層排水し易くなる。
したがって、本構成によれば、前述した排水効率の低下を抑制するという本発明の作用効果を一層向上でき、溝路内の水を一層安定して排水することができる。
尚、籠枠は、溝蓋の取付状態で集積凹域に収容されるように、蓋本体の、該集積凹域に対応する一方の端部に設けられる。そして、この籠枠は、流入口部と防塵壁部とが対向状に設けられた構成となる。
前述した本発明の排水溝装置にあって、箱枠の箱突部は、該箱枠の長手方向両端から夫々離間して設けられたものであって、長手方向両端に夫々向かって上方傾斜する左右のスロープ部が形成され、且つ排水口が、両スロープ部間に設けられた側壁部の一方に形成されたものである構成が提案される。
かかる構成にあっては、溝路で、長手方向の両端から箱突部の集積凹域に向かう水の流れが生じ、集積凹域の左右で夫々比較的スムーズに水が流れ易くなる。さらに、集積凹域では、左右のスロープ部から夫々流下した水が衝突して、一方の側壁部に形成された排水口から排出される。これにより、集積凹域における水の流れが乱れ易く、該集積凹域に溜まったゴミ等が籠枠の通水細孔を塞いでしまうことを一層抑制できる。したがって、本構成によれば、排水効率の低下を抑制するという、前述した本発明の作用効果を一層向上できる。
尚、籠枠は、溝蓋の取付状態で集積凹域に収容されるように、蓋本体の、該集積凹域に対応する部位に設けられる。そして、この籠枠は、左右のスロープ部に夫々望む流出口部が左右に設けられると共に、該左右の流出口部の間に、排出口に対向する防塵壁部が設けられた構成となる。
本発明の排出溝装置は、前述したように、溝路内に流入する水量が比較的少ない場合にあっても、前述した従来構成で生ずる排水効率の低下が抑制される。さらに、集積凹域に入ったゴミ等によって通水細孔が塞がれてしまうことを抑制できるため、該ゴミ等による排水効率の低減を抑制できる。したがって、本発明の構成によれば、溝路内に流入した水を、比較的長期に亘って安定して排水することができる。
排水溝装置1,51が、出入口101の屋外側床に敷設された状態を示す説明図である。 実施例1の排水溝装置1の、(A)平面図と(B)正面図である。 排水溝装置1の、(A)右側面図と(B)左側面図である。 (A)図2中のX-X線断面図と、(B)図4中のY部拡大図である。 排水溝装置1の斜視図である。 排水溝装置1の分解斜視図である。 箱枠2の、(A)平面図と(B)図7中のZ-Z線断面図である。 溝蓋3の、(A)平面図と(B)正面図である。 溝蓋3の、(A)右側面図と(B)左側面図である。 籠枠32の、(A)平面図と(B)正面図である。 籠枠32の斜視図である。 箱枠2と溝蓋3との一部を切り欠いて示す説明図である。 実施例2の排水溝装置51の、(A)平面図と(B)正面図である。 (A)図13中のW-W線断面図と、(B)図14中のV部拡大図である。 排水溝装置51の斜視図である。 排水溝装置51の分解斜視図である。 籠枠82の斜視図である。 箱枠52と溝蓋53との一部を切り欠いて示す説明図である。
本発明にかかる排水溝装置1,51は、図1に示すように、玄関等の出入口101の屋外側に埋設される。そして、排水溝装置1,51は、その長手方向が前記出入口101の左右方向に沿うようにして設けられ、上面が、出入口101外の床面102と略整一となるように設けられる。こうした排水溝装置1,51を、以下の実施例1,2で説明する。尚、以下の実施例1,2では、排水溝装置1,51の長手方向を、左右方向として説明すると共に、該長手方向に直交する方向を幅方向として説明する。
実施例1の排水溝装置1を、図2~図12を用いて説明する。排水溝装置1は、上方開口する開口部10を有する長尺状の箱枠2と該開口部10を覆う溝蓋3とから構成されている。
箱枠2は、図6,7に示すように、左右方向に長尺な略長方体状の主箱部11と、該主箱部11の一方(実施例1にあって、右方)の端部から下方へ突出された箱突部12とから構成されている。主箱部11は、左右方向に長い長方形状の底部13と、該底部13を囲む側壁部14,14および端壁部15,16とを備え、該側壁部14,14が該底部13の側縁から立設され、端壁部16が該底部13の他方(実施例1にあって、左方)の端縁から立設されている。さらに、底部13の右端縁に、左右方向に沿って下方傾斜する矩形状のスロープ部17が連成され、該スロープ部17の右端縁に矩形状の下底部18が連成されている。そして、前記側壁部14,14は、夫々の右端部が底部13よりも下方へ延出されており、該右端部がスロープ部17と下底部18との側縁から立ち上がるように設けられていると共に、前記右方の端壁部15は、下底部18の右端縁から立設されている。ここで、端壁部15は、左右方向と直交する上下方向に沿って立設されており、前記スロープ部17と対向状に設けられている。こうしたスロープ部17、下底部18、側壁部14,14の右端部(の下部)、および端壁部15(の下部)により、前記箱突部12が構成されている。
こうした箱枠2は、その内部に溝路21が形成されており、該溝路21は、前記主箱部11により形成される浅底状の主溝域21aと、前記箱突部12により形成される集積凹域21bとから構成されており、該集積凹域21bが主溝域21aの右端部から下方へ突成されている。そして、箱枠2は、溝路21の主溝域21aを上方開口する前記開口部10が設けられている。
また、実施例1にあって、前記箱枠2の右方の端壁部15には、図示しない排水管に接続される円筒状の接続管部25が配設されており、該接続管部25の内を介して前記溝路21が排水管に連通される。ここで、右側の端壁部15の下部には、接続管部25の一端が接合される部位に、円形状の排水口19が開口形成されており、溝路21の集積凹域21bは、排水口19を介して、接続管部25に接続される排水管に連通される。
さらに、側壁部14,14と端壁部15,16とには、各上端縁から夫々外方に延成された断面伏L形の張出枠部24が設けられている。排水溝装置1は、各張出枠部24の上面が前記した出入口101の床面102と整一となるように設けられる(図1参照)。
本実施例にあって、前記箱枠2は、ステンレスまたはスチールの金属薄板を素材とするものであり、所望形状の該金属薄板を曲げ加工および溶接することにより成形されている。そして、ステンレスまたはスチールの円筒からなる前記接続管部25が溶接により接続されて、本実施例の箱枠2が形成される。
一方、溝蓋3は、図6,8,9に示すように、前記した箱枠2の開口部10を覆う蓋本体31と、該蓋本体31の右方の端部に傾動可能に取り付けられた籠枠32とを備えたものである。蓋本体31は、所定間隔で並列する断面T形状の複数のメインバー34と、各メインバー34に直交する角棒状のクロスバー35とによってグレーチング状に形成されてなり、複数のクロスバー35がメインバー34の長手方向(左右方向)に所定間隔を置いて配設されている。
そして、蓋本体31には、複数のクロスバー35に、リング状の緩衝材36が取り付けられている(図4,12参照)。本実施例1にあっては、右端から二番目のクロスバー35と、長手方向の中央部分に配されたクロスバー35と、左端部に配されたクロスバー35とに、夫々二個の緩衝材36が取り付けられている。ここで、各クロスバー35には、幅方向の両側に配されたメインバー34と、当該メインバー34に隣り合うメインバー34との間に、緩衝材36が夫々配設されている。そして、各緩衝材36は、クロスバー35に取り付けられた状態で、緩衝材36の下端部がメインバー34の下端よりも下方に突出すると共に、上端部がメインバー34の上端部から突出しない。
こうした蓋本体31は、前記した各緩衝材36の下端部が、前記箱枠2の底部13の上面に載置されることにより、該箱枠2に被着されて、該箱枠2の開口部10を覆う。これにより、各メインバー34と箱枠2の底部13とが直に接触せず、各メインバー34と箱枠2の底部13との間に空隙が形成される。そのため、各メインバー34の間隙を通過した水は、この空隙を流れることができる。
また、籠枠32は、図8,9,12に示すように、蓋本体31の右端部に配されたクロスバー35に左右方向へ傾動可能に枢支され、前述したように該蓋本体31が箱枠2に被着された状態(以下、取付状態という)で、該箱枠2の前記集積凹域21bに収容される(図4参照)。
この籠枠32は、図10,11に示すように、矩形状の底板部41と、該底板部41の両側縁から夫々立設された側板部42,42と、該底板部41の右端縁から立設された端板部43とから構成されており、端板部43に円形状の通水細孔46が複数開口形成されている。そして、側板部42,42は、上部に、前記クロスバー35が挿通される挿通口45を備えると共に、左端部に、外側方へ折曲された折曲片部44,44を夫々備える。
ここで、底板部41は、後述するように、溝蓋3の前記取付状態で箱枠2の下底部18上に載置されように設けられており(図4参照)、該下底部18よりも小さいサイズ(面積)となっている。そして、各折曲片部44,44の左端間の間隔が、前記集積凹域21bの幅寸法(両側壁部14,14間の間隔)よりも若干短くなるように、該折曲片部44が設けられている。また、端板部43は、後述するように、前記取付状態で箱枠2の右側の端壁部15に対向状に配置されるものであり、該端壁部15の排水口19に複数の通水細孔46が臨むように設けられている。
本実施例1の籠枠32は、側板部42,42間が上方と左方とに開口する構成であり、この左方への開口を形成する側板部42,42と底板部41との夫々の左端縁によって、本発明にかかる流入口部48が構成されている。そして、側板部42,42の左端部に夫々設けられた折曲片部44,44によって、本発明にかかる拡縁部が構成されている。また、通水細孔46を備えた端板部43により、本発明にかかる防塵壁部が構成されている。
さらに、籠枠32は、端板部43が側板部42よりも低く、かつ側板部42の右上部に傾斜上縁が形成された構成である。この構成により、クロスバー35に枢支された籠枠32が、右方へ比較的大きく傾動可能となっている。
こうした籠枠32は、図9に示すように、側板部42,42が、蓋本体31を構成する幅方向両側のメインバー34と当該メインバー34に隣り合うメインバー34との間で、前記した右端部のクロスバー35に枢支されて、該蓋本体31に取り付けられる。
蓋本体31に籠枠32が取り付けられた溝蓋3は、前述したように、該蓋本体31によって箱枠2の開口部10を覆うようにして、該箱枠2に被着される(図5参照)。そして、この被着された前記の取付状態では、図4,12に示すように、籠枠32が箱枠2の集積凹域21bに収容される。ここで、籠枠32は、前記集積凹域21bに収容された前記取付状態で、底板部41が箱突部12の下底部18上に載置される。そして、端板部43が、前記排水口19を有する端壁部15に対向状に配置され、前記流入口部48が箱突部12のスロープ部17に臨む。
本実施例1にあって、前記蓋本体31を構成するメインバー34は、ステンレスまたはスチールの金属棒材や金属薄板を加工することにより成形されたものであり、クロスバー35は、ステンレスまたはスチールの金属角棒により成形されたものである。また、緩衝材36は、EPDM(エチレンプロピレンジエンゴム)やウレタンゴム等の合成ゴムにより成形されたものである。
本実施例1の排水溝装置1は、図2~6に示すように、前述した箱枠2と溝蓋3とにより構成されるものであり、該箱枠2の開口部10を覆うように溝蓋3が取り付けられることにより形成される。ここで、溝蓋3は、前述したように、蓋本体31のメインバー34よりも下方へ僅かに突出された複数の緩衝材36が、箱枠2の底部13上に載置されることにより、該箱枠2に被着されて開口部10を覆うと共に、籠枠32が箱枠2の集積凹域21bに収容される。
このように箱枠2に溝蓋3が被着されてなる排水溝装置1は、該溝蓋3の隣り合うメインバー34の間隙を介して溝路21内へ流入した水が、該間隙を長手方向に沿って流れることができると共に、前述した各メインバー34と底部13との間の空隙を長手方向へ流れることができる。そして、溝路21は、長手方向の右端部に集積凹域21bが下方突成され、かつ該集積凹域21bが接続管部25を介して排水管と連通されていることから、該溝路21内に流入した水は、主溝域21a内を右端へ向かって流れ、該集積凹域21bを介して排水管へ排水される。このように本実施例1の排水溝装置1は、溝路21内にある程度の量の水が流入すると、該溝路21内を右端部の集積凹域21bへ向かう水の流れが形成され、該集積凹域21bを介してスムーズに排水することができるようになっている。
ここで、集積凹域21bを形成する箱突部12は、前記底部13の右端に連成されたスロープ部17を備えた構成であることから、集積凹域21bに流入する水の勢いが該スロープ部17上の通過によって増える。これにより、溝路21の主溝域21aから集積凹域21bを介して排出される水の流れを一層スムーズにできる。さらに、溝路71内に流入した水は、集積凹域21bに収容された籠枠32内を介して排水口19へ流れることから、溝路21内に水と共に侵入したゴミ等は、通水細孔46を通過できず、籠枠32内で溜まる。これにより、排水管の詰まり等を抑制できる。
実施例1の排水溝装置1にあっては、前述したように、長手方向に沿う溝路21が形成された長尺状の箱枠2と、該溝路21上の開口部10を覆う溝蓋3とからなる構成であり、箱枠2が、長手方向の右端部に下方突成された箱突部12を備えると共に、溝蓋3が、該箱突部12内の集積凹域21bに収容される籠枠32を備えたものである。
かかる構成によれば、溝路21に流入した水が、溝路21内を右方へ向かって流れ、箱突部12の集積凹域21bに収容された籠枠32を介して排水管へ排水される。そして、箱突部12は、下方傾斜するスロープ部17を備え且つ該スロープ部17に対向する端壁部15に排水口19が設けられた構成であることから、溝路21の主溝域21aから集積凹域21bへ流れる水が、該スロープ部17で勢いを増して、該排水口19へ向かう。これにより、溝路21で水が比較的スムーズに流れ易く、安定した排水を行うことができるため、例えば、溝路21の水量が比較的少ない場合にあっても、スムーズに排水できる。したがって、本実施例1の構成によれば、前述した従来構成で生ずる排水効率の低下を抑制できる。
また、籠枠32は、スロープ部17に臨む流入口部48と、前記端壁部15に対向状に配される端板部43とを備え、該端板部43に複数の通水細孔46が設けられた構成であるから、集積凹域21bに流れ込む水は、流入口部48から通水細孔46を通過して排水口19へ流れる。ここで、流入口部48を構成する側板部42,42の左端部には、幅方向外側へ折り曲げられた折曲片部44,44が設けられていることから、前記スロープ部17上を流れる水のほとんどが該籠枠32の内部を通過して排水される。これにより、前記ゴミ等の排水口19への流入を抑制する効果が高く、排水管の詰まりを抑制するという前述した作用効果に優れる。
さらに、籠枠32は、排水口19に通水する通水細孔46が、底板部41の端縁から立設された端板部43に形成された構成であることから、水と共に流入したゴミ等が該通水細孔46を塞ぐように溜まってしまうことを、可及的に抑制できる。特に、本実施例1の構成では、前述したように籠枠32の内側へ水が勢いよく流れることから、該籠枠32の内側で水の流れが乱れ易く、これによっても、前記ゴミ等が通水細孔46を塞いでしまうことを抑制できる。したがって、本実施例1の構成によれば、ゴミ等による排水管の詰まりを抑制でき、且つ該ゴミ等が通水細孔46を塞ぐことによって生ずる排水効率の低下を抑制できることから、安定した排水を行うことができる。
また、箱枠2は、溝路21(主溝域21a)が長手方向に沿って形成され、該溝路21の長手方向の右端部に前記集積凹域21bが設けられた構成であるから、主溝域21a内
における水の流れが右方への一方向となるため、比較的スムーズに水が流れ易く、高い排水効率が発揮され得る。
また、溝蓋3は、籠枠32が蓋本体31に傾動可能に枢設された構成であるから、定期的な点検時等で、該蓋本体31の左端部を引き上げることによって、該籠枠32を箱枠2の集積凹域21bに収容した状態のままで、溝路21の状態を確認できる。さらに、籠枠32の内側を清掃する際には、箱枠2から取り外した溝蓋3の籠枠32を右方へ傾けることによって、該籠枠32内に溜まったゴミ等を比較的容易に排出することができる。このように本実施例1の構成によれば、点検作業を効率化できると共に、清掃作業の作業効率を向上できる。したがって、メンテナンス作業などに要するランニングコストを低減できるという優れた利点がある。
さらに、溝蓋3は、蓋本体31のクロスバー35に配設された緩衝材36が、箱枠2の底部13上に載置されることで、該箱枠2に被着される。このように緩衝材36により、溝蓋3と箱枠2とが直接的に接触することを抑制されていることから、前記した出入口101の床面102に埋設された状態で、該溝蓋3上を人が通過した際に、溝蓋3と箱枠2とが接触することで生ずる接触音の発生を抑制できる。
実施例2の排水溝装置51を、図13~図18を用いて説明する。排水溝装置51は、上方開口する開口部60を有する長尺状の箱枠52と該開口部60を覆う溝蓋53とから構成されている。
箱枠52は、図14,16に示すように、左右方向に長尺な略長方体状の主箱部61と、該主箱部11の中央部から下方へ突出された箱突部62とから構成されている。主箱部61は、長手方向に沿って一列に配された長方形状の底部63,63と、これら底部63,63を囲む側壁部64,64および端壁部65,65とを備え、該側壁部64,64が底部63,63の側縁から立設され、端壁部65,65が、左側の底部63の左端縁と右側の底部63の右端縁とから夫々立設されている。さらに、左側の底部63の右端縁に、右方へ向かって下方傾斜する矩形状のスロープ部67が連成され、かつ右側の底部63の左端縁に、左方へ向かって下方傾斜する矩形状のスロープ部67が連成されており、左右のスロープ部67,67に矩形状の下底部68が連成されている。そして、前記側壁部64,64は、それぞれの中央部が底部63,63よりも下方へ延出されており、該中央部がスロープ部67,67と下底部68との側縁から立ち上がるように設けられている。こうした左右のスロープ部67,67、下底部68、および側壁部64,64の中央部(の下部)により、前記は箱突部62が構成されている。
こうした箱枠52は、その内部に溝路71が形成されており、該溝路71は、前記主箱部61により形成される浅底状の主溝域71aと、前記箱突部62により形成される集積凹域71bとから構成されており、該集積凹域71bが主溝域71aの中央部から下方へ突成されている。そして、実施例1と同様に、溝路71の主溝域71aを上方開口する開口部60が設けられている。
また、実施例2にあって、前記箱枠52の一方の側壁部64には、箱突部62を構成する下部に、図示しない排水管に接続される接続管部25が配設されており、該接続管部25の内を介して前記溝路71が排水管に連通される。ここで、一方の側壁部64の中央部には、接続管部25の一端が接合される下部に、円形状の排水口69が開口形成されており(図18参照)、溝路71の集積凹域71bが、排水口69を介して、接続管部25に接続される排水管に連通される。
尚、実施例2の箱枠52にあっても、前述した実施例1と同様に、側壁部64,64と端壁部65,65とには、各上端縁から外方へ延成された張出枠部24が設けられている。また、箱枠52は、実施例1と同様に、ステンレスまたはスチールの金属薄板を素材とするものであり、接続管部25は、実施例1と同じものである。
一方、溝蓋53は、図16に示すように、前記箱枠52の開口部60を覆う蓋本体81と、該蓋本体81の長手方向中央部に傾動可能に取り付けられた籠枠82とを備えたものである。蓋本体81は、前述した実施例1と同様に複数のメインバー34とクロスバー35とによってグレーチング状に形成されてなる(図13,15参照)。そして、実施例2の蓋本体81には、左右両端部に配されたクロスバー35と、該左右両端から夫々三番目のクロスバー35とに、リング状の緩衝材36が二個ずつ取り付けられている。ここで、緩衝材36は、前述した実施例1と同様に、各クロスバー35に夫々配設されている(図14参照)。
また、籠枠82は、図14,18に示すように、蓋本体81の中央部に配されたクロスバー35に左右方向へ傾動可能に枢支され、該蓋本体81が箱枠52に被着された取付状態で、該箱枠52の前記集積凹域71bに収容される。
この籠枠82は、図17に示すように、矩形状の底板部91と、該底板部91の両側縁から夫々立設された側板部92,92とから構成されており、一方の側板部92に円形状の通水細孔96が複数開口形成されている。そして、側板部92,92は、略台形状に形成された上部に、前記クロスバー35が挿通される挿通口95を備えると共に、左右の端部に、外側方へ折曲された折曲片部93,94を夫々備える。
ここで、底板部91は、後述するように、溝蓋53の前記取付状態で箱枠52の下底部68上に載置されるように設けられており(図14参照)、該下底部68よりも小さいサイズ(面積)となっている。そして、左側で互いに対向する折曲片部94,94の左端間の間隔と、右側で互いに対向する折曲片部93,93の右端間の間隔とが、前記集積凹域71bの幅寸法(両側壁部64,64間の間隔)よりも若干短くなるように、各折曲片部93,94が夫々設けられている。また、通水細孔96が設けられた一方の側板部92は、前記取付状態で、前記排水口69が設けられた一方の側壁部64に対向状に配置され、複数の通水細孔96が該排水口69に臨むように設けられている。
本実施例2の籠枠82は、側板部92,92間が上方と左右方とに開口する構成であり、左方への開口を形成する側板部92,92と底板部91との夫々の左端縁によって、左方開口する本発明の流入口部98が構成されると共に、右方への開口を形成する該側板部92,92と底板部91との夫々の右端縁によって、右方開口する本発明の流入口部98が構成される。そして、左側の折曲片部94,94によって、本発明の拡縁部が構成され、且つ右側の折曲片部93,93によって、本発明の拡縁部が構成されている。すなわち、実施例2の籠枠82は、左右両側に流入口部98と拡縁部とを夫々備えた構成である。また、通水細孔96を備えた一方の側板部92が、本発明にかかる防塵壁部である。
さらに、籠枠82は、前述したように、側板部92,92の上方および左右方が開放されており、且つ該側板部92の上部が略台形状に形成された形態を成す。これにより、クロスバー35に枢支された籠枠82が、左右両方へ傾動可能となっている。
こうした籠枠82は、側板部92,92が、蓋本体81を構成する幅方向両側のメインバー34と当該メインバー34に隣り合うメインバー34との間で、前記した中央部のクロスバー35に枢支されて(図18参照)、該蓋本体81に取り付けられる。
蓋本体81に籠枠82が取り付けられた溝蓋53は、前述したように、該蓋本体81によって箱枠52の開口部60を覆うようにして、該箱枠52に被着される(図15参照)。そして、この被着された前記の取付状態では、図14,18に示すように、籠枠82が箱枠52の集積凹域71bに収容される。ここで、籠枠82は、前記集積凹域71bに収容された前記取付状態で、底板部91が箱突部62の下底部68上に載置される。そして、通水細孔96が設けられた一方の側板部92が、前記排水口69を有する側壁部64に対向状に配置され、左右の前記流入口部98,98が箱突部62の各スロープ部67に夫々臨む。
尚、実施例2の溝蓋53は、蓋本体31を構成するメインバー34とクロスバー35が、前述の実施例1と同じ素材から成形された同じ構成であり、緩衝材36も、前述した実施例1と同様のものである。
本実施例2の排水溝装置51は、図13~16に示すように、前述した箱枠52と溝蓋53とにより構成されるものであり、該溝蓋53が箱枠52の開口部60を覆うように被着されてなる。ここで、溝蓋53は、実施例1と同様に、蓋本体81のメインバー34よりも下方へ僅かに突出された複数の緩衝材36が、箱枠52の底部63,63上に載置されることにより、該箱枠52に被着される。
こうした排水溝装置51は、隣り合うメインバー34の間隙を介して溝路71内に流入した水が、該間隙を長手方向に流れることができると共に、各メインバー34と底部63、63との間の空隙を該長手方向へ流れることができる。そして、溝路71は、長手方向の中央部に集積凹域71bが下方突成され、かつ該集積凹域71bが接続管部25を介して排水管と連通されている。これにより、集積凹域71bの左方で溝路71に流入した水は、主溝域71aを右方へ向かって流れて、該集積凹域71bを介して排水されると共に、該集積凹域71bの右方で溝路71に流入した水は、主溝域71aを左方へ向かって流れて、該集積凹域71bを介して排水される。
ここで、実施例2の箱突部62は、左右の底部63,63に夫々連成されたスロープ部67,67を備えた構成であることから、集積凹域71bに左右から流入する水の勢いが、左右のスロープ部67,67上の通過によって増える。これにより、溝路71の主溝域71aから集積凹域71bへ流入する水を排出し易い。さらに、溝路71内に流入した水は、集積凹域71bに収容された籠枠82内を介して排水口69へ流れることから、前述した実施例1と同様に、溝路21内に水と共に侵入したゴミ等が通水細孔96を通過できないため、排水管の詰まり等を抑制できる。
実施例2の排水溝装置51にあっては、前述したように、溝路71に流入した水が該溝路71内を中央部に向かって流れ、該中央の集積凹域71bに収容された籠枠82を介して排水管へ排水される。そして、集積凹域71bを形成する箱突部62は、左右両側にスロープ部67,67が設けられた構成であることから、溝路71の主溝域71aから集積凹域71bへ流れる水が、該スロープ部67,67で勢いを増して、該排水口69から排水される。これにより、例えば、溝路71の水量が比較的少ない場合にあっても、安定した排水を行うことができる。したがって、実施例2の構成によれば、前述した従来構成で生ずる排水効率の低下を抑制できる。
また、籠枠82は、左右のスロープ部67,67に臨む流入口部98,98と、排水口69を備える一方の側壁部64に対向状に配される側板部92とを備え、当該側板部92に複数の通水細孔96が設けられた構成であるから、集積凹域71bに流れ込む水は、左右の流入口部98,98から通水細孔96を通過して排水口69へ流れる。ここで、側板部92,92の左端部には、幅方向外側へ折り曲げられた折曲片部94,94が設けられ、かつ該側板部92,92の右端部には、幅方向外側へ折り曲げられた折曲片部93,93が設けられていることから、左右のスロープ部67,67上を流れる水のほとんどが該籠枠32の内部を通過して排水される。これにより、前述した実施例1と同様に、排水管の詰まりを一層抑制できる。
さらに、籠枠82は、排水口69に通水する通水細孔96が一方の側板部92に形成された構成であることから、水と共に流入したゴミ等が該通水細孔46を塞ぐように溜まってしまうことを、可及的に抑制できる。詳述すると、両側の側板部92,92の間で左右のスロープ部67,67上を通過した水が衝突して、該水の流れが乱れる。これにより、水と共に流れるゴミ等が側板部92の通水細孔96を塞いでしまうことを、抑制でき、該ゴミ等が通水細孔96を塞ぐことにより生ずる排水効率の低下を抑制できるため、安定した排水を行うことができる。
また、実施例2の箱枠52は、溝路71(主溝域71a)が長手方向に沿って形成され、該溝路71の長手方向の中央部に前記集積凹域71bが設けられた構成であるから、該集積凹域71bの左右両側で、長手方向の両端から中央部に向かう一方向への水の流れが生ずる。これにより、溝路71の、集積凹域71bの左右両側では、比較的スムーズに水が流れ易く、該溝路71における排水効率の安定化に寄与できる。
また、溝蓋53は、籠枠82が蓋本体81に傾動可能に枢設された構成であることから、清掃作業の際に、該籠枠82を左方または右方へ傾けることによって、該籠枠82内に溜まったゴミ等を比較的容易に排出することができる。したがって、清掃作業の作業効率を向上できる。
また、実施例2の溝蓋53は、蓋本体31の緩衝材36が箱枠52の底部63上に載置されることで、該箱枠52に被着される。したがって、実施例2の構成にあっても、前述した実施例1と同様に、溝蓋53と箱枠52とが接触することで生ずる接触音の発生を抑制できる。
本発明は、前述した実施例に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で適宜変更することが可能である。
例えば、実施例1の構成にあっては、箱突部12を構成する端壁部15に排水口19を設けた構成であるが、これに限らず、箱突部12を構成する側壁部14の一方の右端部下部に、排水口が開口形成され、該排水口に接続管部25が接続された構成とすることも可能である。この構成にあって、籠枠32は、該排水口を有する側壁部14の右端部下部に対向状に配される一方の側板部42に、複数の通水細孔が形成されたものとする。
また、実施例2の構成にあっては、箱枠52の長手方向中央部に箱突部62が下方突成された構成であるが、これに限らず、左右一方寄りの部位に箱突部が下方突成された構成とすることもできる。
1,51 排水溝装置
2,52 箱枠
3,53 溝蓋
10,60 開口部
12,62 箱突部
13,63 底部
15 端壁部
17,67 スロープ部
19,69 排水口
21,71 溝路
21b,71b 集積凹域
31,81 蓋本体
32,82 籠枠
43 端板部(防塵壁部)
44,93,94 折曲片部(拡縁部)
46,96 通水細孔
48,98 流入口部
64 側壁部
92 側板部(防塵壁部)

Claims (5)

  1. 略長方形状の底部を有し、長手方向へ流水可能な溝路が形成された長尺状の箱枠と、
    前記溝路上の開口部を覆うように前記箱枠に着脱可能に被着され、該溝路内へ通水可能な溝蓋と
    を備えた排水溝装置であって、
    前記箱枠は、
    長手方向の少なくとも一部に下方突成され、内部に前記溝路の一部を構成する集積凹域が形成された箱突部を備え、
    該箱突部が、前記溝路内に流入した水を排出する排水口と、前記底部に連成された長手方向に沿うスロープ部とを備えたものであり、
    前記溝蓋は、
    前記箱枠の開口部を覆う蓋本体と、該箱枠に被着された取付状態で前記集積凹域に収容される籠枠とを備え、
    前記籠枠が、前記取付状態で前記スロープ部に臨む流入口部と、複数の通水細孔が形成され、該取付状態で前記排水口に対向配置される防塵壁部とを備えてなるものであることを特徴とする排水溝装置。
  2. 溝蓋の籠枠は、流入口部の口縁に、スロープ部に向かって拡開する拡縁部が形成されたものであることを特徴とする請求項1に記載の排水溝装置。
  3. 溝蓋の籠枠は、蓋本体に傾動可能に枢設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の排水溝装置。
  4. 箱枠の箱突部は、該箱枠の長手方向の一方の端部に設けられたものであって、
    スロープ部が、他方の端部に向かって上方傾斜するように形成され、且つ排水口が、該スロープ部と対向状に設けられた端壁部に形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水溝装置。
  5. 箱枠の箱突部は、該箱枠の長手方向両端から夫々離間して設けられたものであって、長手方向両端に夫々向かって上方傾斜する左右のスロープ部が形成され、且つ排水口が、両スロープ部間に設けられた側壁部の一方に形成されたものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の排水溝装置。
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