JP2007203398A - テーブル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】設置面の精度をテーブルに良好に反映させることができ、安価な駆動機構を用いても精密移動制御に対応可能な極めて実用性に秀れたテーブル装置を提供する。
【解決手段】ワーク1が載置されるテーブル2が具備せしめられ、設置面3に設置されるテーブル装置であって、前記テーブル2を所定方向に駆動せしめる駆動機構4が設けられ、更に、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じるローリングを吸収する第一揺動吸収機構6と、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じるピッチングを吸収する第二揺動吸収機構7と、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じる上下動を吸収する上下動吸収機構8とが設けられているもの。
【選択図】図2

Description

本発明は、テーブル装置に関するものである。
従来から、図1に図示したように、ハウジング63,64内に、モーター65により回動する螺子杆66,67と該螺子杆66,67に螺着されるナット体68,69とを配置して成る2つの駆動部、具体的には下側の第一駆動部61と上側の第二駆動部62とを積層して成るテーブル装置が提案されている(尚、第二駆動部62のモーターは図示省略。)。
このテーブル装置は、第一駆動部61のナット体68と第二駆動部62のハウジング64とが連結され、また、第二駆動部62のナット体69とテーブル72とが連結され、第一駆動部61のナット体68は第一方向(図1中左右方向)に、第二駆動部62のナット体69は第一方向と直交する第二方向(図1中奥行き方向)に移動するもので、該テーブル72上のワーク71を両方に移動させるものである。
しかしながら、図1の構成のテーブル装置においては、ナット体68,69を螺動させる際にテーブル72にピッチング,ローリングや上下動が生じることは避けられず、テーブル装置が設置される設置面73を精度良く平坦面に設定しても、前記ピッチング等により誤差が生じてしまい、結局テーブル72上面の精度に前記設置面73の精度が良好に反映されず、例えば高精度が要求される三次元形状測定等をこのテーブル72上のワーク71に対して行えるようにすることは厄介である。
本発明は、上述のような現状に鑑み、設置面の精度をテーブルに良好に反映させることができ、安価な駆動機構を用いても精密移動制御に対応可能な極めて実用性に秀れたテーブル装置を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
ワーク1が載置されるテーブル2が具備せしめられ、設置面3に設置されるテーブル装置であって、前記テーブル2を所定方向に駆動せしめる駆動機構4が設けられ、更に、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じるローリングを吸収する第一揺動吸収機構6と、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じるピッチングを吸収する第二揺動吸収機構7と、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じる上下動を吸収する上下動吸収機構8とが設けられていることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項1記載のテーブル装置において、前記駆動機構4は、前記テーブル2を第一方向aに駆動せしめる第一駆動機構4aと、前記テーブル2を前記第一方向aと直交する第二方向bに駆動せしめる第二駆動機構4bとから成るものであることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項2記載のテーブル装置において、前記第一揺動吸収機構6若しくは前記第二揺動吸収機構7のいずれか一方は、前記第一駆動機構4aによる駆動に起因してテーブル2に生じるローリングを吸収すると共に前記第二駆動機構4bによる駆動に起因してテーブル2に生じるピッチングを吸収するように構成され、他方は、前記第一駆動機構4aによる駆動に起因してテーブル2に生じるピッチングを吸収すると共に前記第二駆動機構4bによる駆動に起因してテーブル2に生じるローリングを吸収するように構成されていることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項1〜3いずれか1項に記載のテーブル装置において、前記駆動機構4はボールネジであり、前記第一揺動吸収機構6は、ボールネジのボールナットに設けられ、軸体11に被嵌されたベアリングAであり、前記第二揺動吸収機構7は、前記軸体11と連結される連結体22に設けられ、前記テーブル2を支持する支持体13と連設される連結軸体12に被嵌されたベアリングBであり、前記上下動吸収機構8は、前記連結軸体12に設けられ前記支持体13に摺動自在に被嵌された摺動体14であることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項4記載のテーブル装置において、前記第一揺動吸収機構6及び前記第二揺動吸収機構7は、夫々前記軸体11及び前記連結軸体12の回転を許容すると共に該軸体11及び連結軸体12の軸方向への移動を阻止するように構成され、前記上下動吸収機構8は、前記摺動体14の軸方向への移動を許容すると共に該摺動体14に対する前記支持体13の回転を阻止するように構成されていることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項4,5いずれか1項に記載のテーブル装置において、前記上下動吸収機構8は、ボール59が配設される溝13aが形成された前記支持体13と、該支持体13に被嵌され前記ボール59が配設される溝14aが形成された摺動体14とから成ることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項4〜6いずれか1項に記載のテーブル装置において、前記支持体13には、該支持体13と前記設置面3との間隔を一定に保持する間隔保持機構15が設けられていることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
また、請求項7記載のテーブル装置において、前記間隔保持機構15はエアーベアリングであることを特徴とするテーブル装置に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、テーブルに生じるピッチングやローリング、上下動を吸収して設置面の精度をテーブルに良好に反映させることができ、安価な駆動機構を用いても精密移動制御に対応可能な極めて実用性に秀れたテーブル装置となる。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
テーブル2を駆動する際に生じるピッチング,ローリング及び上下動が第一揺動吸収機構6,第二揺動吸収機構7及び上下動吸収機構8により吸収されるから、ワーク1が載置されるテーブル2の、設置面3に対する誤差は可及的に少なくなってテーブル装置が設置される設置面3の精度をテーブル2に反映させることができ、よって、上記ピッチング,ローリング及び上下動が生じ易い安価な駆動機構を用いても簡易な構成で精密移動制御に対応可能でそれだけコスト安となる。
本発明の具体的な実施例1について図2〜4に基づいて説明する。
実施例1は、ワーク1が載置されるテーブル2が具備せしめられ、設置面3に設置されるテーブル装置であって、前記テーブル2を所定方向に駆動せしめる駆動機構4が設けられ、更に、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じるローリングを吸収する第一揺動吸収機構6と、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じるピッチングを吸収する第二揺動吸収機構7と、前記駆動機構4による駆動に起因して前記テーブル2に生じる上下動を吸収する上下動吸収機構8とが設けられているものである。
各部を具体的に説明する。
駆動機構4としては、図2に図示したようなテーブル2を直線駆動せしめるアクチュエータ4aが採用されている。このアクチュエータ4aは、不動部16と該不動部16に対して直動する直動部18とを有し、該直動部18を前記不動部16に対して直動させることで、前記テーブル2を直線駆動せしめ得るように構成されている。また、アクチュエータ4aの不動部16と直動部18とは夫々断面視略U字状のハウジング20内に設けられている。このハウジング20が設置面3上に設置される。
また、不動部16としてモータ36により回動するボールネジが採用され、直動部18としてボールナット(図示省略)とボールナットの上面に設けられる板状固定体49から成るものが採用されている。尚、図3中、符号41はボールナットに板状固定体49を固定するためのボルトである。
図4は実施例1の原理を説明するための概略説明図であり、この図4に図示したように実施例1の第一揺動吸収機構6は、ボールネジ(不動部16)と螺合するボールナット(直動部18)に設けられ、軸体11に被嵌されたベアリングAであり、第二揺動吸収機構7は、前記軸体11と連結される連結体22に設けられ、前記テーブル2を支持する支持体13と連結される連結軸体12に被嵌されたベアリングBであり、上下動吸収機構8は、前記連結軸体12に設けられ前記支持体13に摺動自在に被嵌された摺動体14である。
また、この第一揺動吸収機構6及び第二揺動吸収機構7(ベアリングA及びベアリングB)は、夫々前記軸体11及び前記連結軸体12の回転を許容すると共に該軸体11及び連結軸体12の軸方向への移動を阻止するように構成され、前記上下動吸収機構8は、前記摺動体14の軸方向への移動を許容すると共に該摺動体14に対する前記支持体13の回転を阻止するように構成されている。
また、前記支持体13には、該支持体13と前記設置面3との間隔を一定に保持する間隔保持機構15としてのエアーベアリング(公知の一般的なもの)が設けられている。
従って、図4から明らかなようにボールネジを駆動してボールナットを移動せしめる際のテーブル2のローリング(テーブル移動方向に対して直交方向への回転X)は前記ベアリングAによって吸収され、ピッチング(テーブル移動方向への回転Y)は前記ベアリングBによって吸収され、上下動Zは前記摺動体14により吸収されることになる。
以下、第一揺動吸収機構6,第二揺動吸収機構7及び上下動吸収機構8について更に詳述する。
第一揺動吸収機構6のベアリングAは、軸体11に被嵌せしめられるアンギュラベアリング9及びラジアルベアリング23とで構成されている。
具体的には、この軸体11の一端側が前記アンギュラベアリング9により受けられており、他端側はラジアルベアリング23により受けられている。
アンギュラベアリング9及びラジアルベアリング23は、アクチュエータ4aの不動部16の延設方向(直動部18の直動方向)に配設される軸11に被嵌されて前記板状固定体49に設けられている。
アンギュラベアリング9とは、図3に図示したように、外輪9aと内輪9bと該外輪9a内面と内輪9b外面に形成された傾斜面で保持されるボール9cとで構成され、外輪9aと内輪9bとボール9cとの接触点を結ぶ直線がラジアル方向に対してある角度(接触角)をもっている公知のものである。このアンギュラベアリング9は、ラジアル荷重だけでなく一方向のアキシアル荷重も受けることができる。
即ち、第一揺動吸収機構6は、軸体11の回転を許容すると共に該軸体11の軸方向への移動を阻止するものであり、アクチュエータ4aによる駆動に起因してテーブル2に生じるローリング(テーブル移動方向に対して直交方向への回転X)を吸収するものである。
具体的には、2つのアンギュラベアリング9の背面同士を接合した状態で、ハウジング24内に嵌入し、蓋体31及び軸体11の一端側に形成される螺子部53と螺合するロックナット27により抜け止め固定し、このハウジング24を板状固定体49上にボルト43で固定している。尚、図3中、符号30は内輪9b支持用の支持部である。
また、ラジアルベアリング23とは、図3に図示したように、外輪23aと内輪23bと該外輪23aと内輪23bとの間に設けられる保持器23dに保持されるボール23cとで構成される一般的な公知の軸受である。尚、上述のようにアンギュラベアリング及びラジアルベアリング以外のスラストベアリング等、前記軸の回転を許容し、該軸の軸方向への移動を阻止し得る構成であれば他のベアリング機構を採用しても良い。
ラジアルベアリング23はハウジング25に固定されており、このハウジング25が板状固定体49にボルト50により固定されている。また、ラジアルベアリング23の内輪23bを挿通する軸体11の他端側には、該内輪23bと当接する段付き加工部29aが設けられ、該内輪23bはこの段付き加工部29aとワッシャ29bとで挟持されている。
軸体11は、第一揺動吸収機構6と第二揺動吸収機構7とを連結する方形状の連結体22の一端部側に穿設される挿通孔56に挿通されている。
この軸体11の一端側寄り位置と他端側寄り位置には夫々凹部51が設けられており、該凹部51に前記軸体11が挿通する挿通孔56に設けられた2つのボルト48が夫々挿通されるように構成されている。従って、軸体11は連結体22に対して固定状態で連結される。
この連結体22の他端部には、第二揺動吸収機構7が設けられている。
具体的には、第二揺動吸収機構7(ベアリングB)は、テーブル2を支持する支持体13と連結される連結軸体12に被嵌されるアンギュラベアリング10である。
このアンギュラベアリング10は、連結軸体12がアクチュエータ4aの不動部16の延設方向(直動部18の直動方向)に対して直交状態となるように前記連結体22に設けられている。即ち、連結軸体12は、前記第一揺動吸収機構6の軸体11に対して直交するように設けられる。
具体的には、アンギュラベアリング10は、前記第一揺動吸収機構6と同様に、外輪10aと内輪10bと該外輪10a内面と内輪10b外面に形成された傾斜面で保持されるボール10cとで構成される2つのアンギュラベアリング10の背面同士を接合した状態で、ハウジング26内に嵌入し、蓋体32及び軸12の他端側に形成される螺子部54と螺合するロックナット28により抜け止め固定し、このハウジング26を連結体22の他端面にボルト52で固定している。この2つのアンギュラベアリング10により連結軸体12の一端側が受けられている。従って、軸体11と連結軸体12とは共に連結体22と一体に運動する。尚、図3中、符号40は内輪10b支持用の支持部である。
即ち、第二揺動吸収機構7は、第一揺動吸収機構6の軸体11と直交するように配設された連結軸体12の回転を許容すると共に該連結軸体12の軸方向への移動を阻止するものであり、アクチュエータ4aによる駆動に起因してテーブル2に生じるピッチング(テーブル移動方向への回転Y)を吸収するものである。
上下動吸収機構8は、ボール59が配設される溝13aが形成された支持体13に被嵌され前記ボール59が配設される溝14aが形成された摺動体14である(所謂公知のボールスプライン機構)。尚、図3中、符号58は、ボール59を保持する保持器である。
従って、前記摺動体14は、支持体13に対して軸方向に摺動可能であり、且つ、該支持体13は摺動体14に対して回動不能となる。
具体的には、図3に図示したように、支持体13は、テーブル2の下面に連結されており、該支持体13の先端部(設置面3側端部)には、公知のエアーベアリングがボルトにより連結されている。
この摺動体14の外面には、板状部材33が固定状態で被嵌されており、該板状部材33の下面には、前記連結軸体12の先端部55が螺着される螺子穴39が穿設された連結体34がボルト42により連結されている。
従って、この連結体34と前記連結体22とは前記連結軸体12を介して連結されることになり、上述のように支持体13は摺動体14に対して回動不能であるから、軸体11,連結軸体12及び支持体13は一体に運動することになる(第一揺動吸収機構6及び第二揺動吸収機構7の移動に対して上下動吸収機構8が遅れることがない。)。
即ち、第一揺動吸収機構6及び第二揺動吸収機構7では吸収されなかったテーブル2の上下動Zは、摺動体14に伝達されることになり、支持体13に対して摺動体14が直線摺動する前記ボールスプライン機構により吸収される。
また、この上下動吸収機構8は、エアーベアリングにより設置面3に対して所定の微小間隔をおいて移動するため、テーブル2のスムーズな移動が達成されるのは勿論、設置面3の精度が良好にテーブル2へと反映される。
実施例1は上述のように構成したから、アクチュエータ4aによりテーブル2を直線駆動せしめる際に該テーブル2に生じるローリング,ピッチング及び上下動は前記第一揺動吸収機構6,第二揺動吸収機構7及び上下動吸収機構8により吸収されることになり、設置面3を精度良く平坦面に設定しておけば、仮に前記アクチュエータ4aが安価で精度が良くないものであっても上記ローリング等を吸収してテーブル2に前記設置面3の精度を反映させることができるから、コスト安に極めて良好な真直度を得ることが可能となる。
従って、実施例1は、テーブルに生じるピッチングやローリング、上下動を吸収して設置面の精度をテーブルに良好に反映させることができ、安価なアクチュエータを用いても精密移動制御に対応可能な極めて実用性に秀れたテーブル装置となる。
本発明の具体的な実施例2について図5〜7に基づいて説明する。
実施例2は、駆動機構4として、テーブル2を第一方向aに駆動せしめる第一アクチュエータ4aと、前記テーブル2を前記第一方向aと直交する第二方向bに駆動せしめる第二アクチュエータ4bとから成るものを採用した場合の一例であり、図7に図示したように実施例1と同様の構成のアクチュエータを2つ直交状態で積層した部分以外は実施例1と同様である。
実施例2は、図6に図示したように平坦な設置面3を有する台上に設けられ、三次元形状測定装置47により、テーブル2の上面に載置したワーク1の三次元形状を測定するために用いられる精密移動制御用のX−Yテーブル装置である。
各部を具体的に説明する。
第一アクチュエータ4aは実施例1記載のアクチュエータ4aと同様の構成であり、該第一アクチュエータ4aの直動部18を不動部16に対して直動させることで、前記テーブル2を第二方向bに移動せしめるように構成されている。
また、第二アクチュエータ4bは、不動部17と該不動部17に対して直動する直動部19とを有し、該直動部19を前記不動部17に対して直動させることで、前記テーブル2を第一方向aに移動せしめるように構成されている。
第一アクチュエータ4a及び第二アクチュエータ4bの不動部16,17と直動部18,19とは夫々断面視略U字状のハウジング20,21内に設けられている。
具体的には、第一アクチュエータ4aは、不動部16としてモータ36により回動するボールネジが採用され、直動部18としてボールナットと該ボールナットの上面にボルト41で固定される板状固定体49とから成るものが採用されており、この板状固定体49の上面に第一揺動吸収機構6が設けられる。尚、図中、符号35は第一アクチュエータ4aをスムーズに移動させるための車輪、45はエアーベアリングと支持体13とを連結するボルトである。
また、第二アクチュエータ4bは、不動部17としてモータ37により回動するボールネジが採用され、直動部19としてボールナットナット19が採用されており、このボールナット19の上面に第一アクチュエータ4aのハウジング20が連結されている。
実施例2においては、図5に図示したように第二アクチュエータ4bの直動部19上に第一アクチュエータ4aのハウジング21を該直動部19の直動方向と直交方向となるように連結され、該第二アクチュエータ4bの直動部19の直動により第一アクチュエータ4aが第一方向aに移動するように構成され、該第一アクチュエータ4aの直動部18と前記テーブル2とが前記第一揺動吸収機構6,第二揺動吸収機構7及び上下動吸収機構8を介して連設され、該第一アクチュエータ4aの直動部18の直動によりテーブル2を前記第一方向aと90度異なる第二方向bに移動させるように構成されている。
また、図7と図4とを比較すれば分かるように実施例2は、第一アクチュエータ4a(ボールネジ(不動部16)及びボールナット(直動部18))が、第一アクチュエータ4aの前記ハウジング20を介して第二アクチュエータ4b(ボールネジ(不動部17)及びボールナット(直動部19))上に連結された以外は、上述したように実施例1と同様の構成であるが、実施例2においては、第一揺動吸収機構6は、前記第一アクチュエータ4aによる駆動に起因してテーブル2に生じるローリングを吸収すると共に前記第二アクチュエータ4bによる駆動に起因してテーブル2に生じるピッチングを吸収するように構成され、第二揺動吸収機構7は、前記第一アクチュエータ4aによる駆動に起因してテーブル2に生じるピッチングを吸収すると共に前記第二アクチュエータ4bによる駆動に起因してテーブル2に生じるローリングを吸収するように構成されている。
即ち、ローリングとピッチングとは夫々直交する方向への回転運動であり、第一揺動吸収機構6及び第二揺動吸収機構7の軸体11と連結軸体12とが夫々直交するように配設しているから、第一揺動吸収機構6により第一アクチュエータ4aによるローリングと第二アクチュエータ4bによるピッチングとが吸収され、第二揺動吸収機構7により第二アクチュエータ4bによるローリングと第一アクチュエータ4aによるピッチングとが吸収されることになる。
従って、X−Y二軸方向にテーブル2を移動する構成としても、第一揺動吸収機構6,第二揺動吸収機構7及び上下動吸収機構8の構成を複雑化することなくコスト安にテーブル2のX−Y二軸方向への精密移動制御が可能となる。
実施例2は、上述のように構成したから、第一アクチュエータ4a及び第二アクチュエータ4bによりテーブル2を移動させる際、この第一アクチュエータ4a及び第二アクチュエータ4bの直動部18,19を直動させる際に、該直動部18,19に生じるピッチング,ローリング及び上下動が、第一揺動吸収機構6,第二揺動吸収機構7及び上下動吸収機構8により吸収され、テーブル2に伝達されないから、テーブル2上面は前記エアーベアリングにより設置面3の平坦度をそのまま反映した状態となり、設置面3を精度良く平坦に設定することで、テーブル2上面を極めて良好な平坦度とした状態でワーク1に各種加工や測定等を行うことができ、テーブル2の精密移動制御が可能となり、更に、例えば実際の位置とプログラム(加工プログラムや測定プログラム)上の位置との誤差が可及的に少なくなる等、それだけ理想的な加工や測定を行えることになる。
具体的には、第一アクチュエータ4aの直動部18の直動に伴うピッチング,ローリング及び上下動並びに第二アクチュエータ4bの直動部19の直動に伴うピッチング,ローリング及び上下動は、板状固定体49に伝達されるが、この板状固定体49上の第一揺動吸収機構6(アンギュラベアリング9及びラジアルベアリング23)及びこの第一揺動吸収機構6の軸体11と直交するように配設される連結軸体12を有する第二揺動吸収機構7(アンギュラベアリング10)により、夫々直交する動きであるピッチングとローリングを確実に吸収でき、前記連結体34にはピッチングとローリングとが伝達されないことになり、僅かにこの連結体34に伝達される前記上下動は、該連結体34と連結するボールスプライン機構により吸収することが可能となる。即ち、常に、テーブル2はエアーベアリングにより設置面3と平行な状態で該設置面3から僅かに浮上した状態を保持することが可能となる。
尚、本発明は、実施例1,2に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
従来例の概略説明側面図である。 実施例1の構成概略説明斜視図である。 実施例1の要部の拡大概略説明断面図である。 実施例1の概略説明図である。 実施例2の構成概略説明斜視図である。 実施例2の一部を切り欠いた構成概略説明側面図である。 実施例2の概略説明図である。
符号の説明
1 ワーク
2 テーブル
3 設置面
4 駆動機構
4a 第一駆動機構
4b 第二駆動機構
6 第一揺動吸収機構
7 第二揺動吸収機構
8 上下動吸収機構
11 軸体
12 連結軸体
13 支持体
13a 溝
14 摺動体
14a 溝
15 エアーベアリング
22 連結体
59 ボール
A ベアリング
B ベアリング

Claims (8)

  1. ワークが載置されるテーブルが具備せしめられ、設置面に設置されるテーブル装置であって、前記テーブルを所定方向に駆動せしめる駆動機構が設けられ、更に、前記駆動機構による駆動に起因して前記テーブルに生じるローリングを吸収する第一揺動吸収機構と、前記駆動機構による駆動に起因して前記テーブルに生じるピッチングを吸収する第二揺動吸収機構と、前記駆動機構による駆動に起因して前記テーブルに生じる上下動を吸収する上下動吸収機構とが設けられていることを特徴とするテーブル装置。
  2. 請求項1記載のテーブル装置において、前記駆動機構は、前記テーブルを第一方向aに駆動せしめる第一駆動機構と、前記テーブルを前記第一方向aと直交する第二方向bに駆動せしめる第二駆動機構とから成るものであることを特徴とするテーブル装置。
  3. 請求項2記載のテーブル装置において、前記第一揺動吸収機構若しくは前記第二揺動吸収機構のいずれか一方は、前記第一駆動機構による駆動に起因してテーブルに生じるローリングを吸収すると共に前記第二駆動機構による駆動に起因してテーブルに生じるピッチングを吸収するように構成され、他方は、前記第一駆動機構による駆動に起因してテーブルに生じるピッチングを吸収すると共に前記第二駆動機構による駆動に起因してテーブルに生じるローリングを吸収するように構成されていることを特徴とするテーブル装置。
  4. 請求項1〜3いずれか1項に記載のテーブル装置において、前記駆動機構はボールネジであり、前記第一揺動吸収機構は、ボールネジのボールナットに設けられ、軸体に被嵌されたベアリングであり、前記第二揺動吸収機構は、前記軸体と連結される連結体に設けられ、前記テーブルを支持する支持体と連設される連結軸体に被嵌されたベアリングであり、前記上下動吸収機構は、前記連結軸体に設けられ前記支持体に摺動自在に被嵌された摺動体であることを特徴とするテーブル装置。
  5. 請求項4記載のテーブル装置において、前記第一揺動吸収機構及び前記第二揺動吸収機構は、夫々前記軸体及び前記連結軸体の回転を許容すると共に該軸体及び連結軸体の軸方向への移動を阻止するように構成され、前記上下動吸収機構は、前記摺動体の軸方向への移動を許容すると共に該摺動体に対する前記支持体の回転を阻止するように構成されていることを特徴とするテーブル装置。
  6. 請求項4,5いずれか1項に記載のテーブル装置において、前記上下動吸収機構は、ボールが配設される溝が形成された前記支持体と、該支持体に被嵌され前記ボールが配設される溝が形成された摺動体とから成ることを特徴とするテーブル装置。
  7. 請求項4〜6いずれか1項に記載のテーブル装置において、前記支持体には、該支持体と前記設置面との間隔を一定に保持する間隔保持機構が設けられていることを特徴とするテーブル装置。
  8. 請求項7記載のテーブル装置において、前記間隔保持機構はエアーベアリングであることを特徴とするテーブル装置。
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