JP2007198432A - スラスト軸受用保持器 - Google Patents

スラスト軸受用保持器 Download PDF

Info

Publication number
JP2007198432A
JP2007198432A JP2006015243A JP2006015243A JP2007198432A JP 2007198432 A JP2007198432 A JP 2007198432A JP 2006015243 A JP2006015243 A JP 2006015243A JP 2006015243 A JP2006015243 A JP 2006015243A JP 2007198432 A JP2007198432 A JP 2007198432A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
pocket
cage
thrust bearing
guide surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2006015243A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunobu Takeda
和伸 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NSK Ltd filed Critical NSK Ltd
Priority to JP2006015243A priority Critical patent/JP2007198432A/ja
Publication of JP2007198432A publication Critical patent/JP2007198432A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Rolling Contact Bearings (AREA)

Abstract

【課題】保持器と転動体のコロとが容易にばれない(外れない)ようにして、組みばらし性を向上すること。
【解決手段】保持器5から転動体のコロ4が容易にはずれないことを特徴とする。保持器5と転動体のコロ4は、ばれることがなく、その組みばらし性を向上させることができる。ポケット7の形状をR形状(円弧形状)にし、ポケット7にパチンしろ部(コロ挿入部10とコロ案内面8との境界部10a)を設けて、パチンしろ部10aより転動体のコロ4を挿入する。すなわち、保持器5のポケット7は、コロ4に対向するコロ案内面8を有し、コロ案内面8は、ポケット7に挿入されたコロ4を保持して、パチンしろ部10aにより、コロ4がポケット7から不用意に抜け出ないような形状に形成してある。
【選択図】図3

Description

本発明は、例えば、鉄鋼用の圧延機に使われるスラスト軸受用保持器に関する。
例えば、鉄鋼用の圧延機に使われるスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)は、図5(a)に示すように、平板に多数のポケットを有する構造をしている。
すなわち、図5(a)に示すように、フラット軸受は、互いに積層配置された一対の軌道盤(図示略)と、各軌道盤間に介装された多数の転動体であるコロ4(図6)と、各コロ4を収容するポケット7が多数設けられた板状の保持器5と、を備えている。
このフラット軸受は、各軌道盤の積層方向に対して平行な回動軸線を中心として、各軌道盤が相対的にスラスト回動する。
保持器5は、回動方向外側端面が回動軸線に対する同心円に沿った凸状円弧面5aとされ、回動方向内側端面が回動軸線に対する同心円に沿った凹状円弧面5bとされた平面略扇形状となっている。
このようなフラット軸受は、保持器5の凸状円弧面5aおよび凹状円弧面5bを、それぞれ、外側鍔部(図示略)や旋回案内ピン(図示略)等の摺接面に摺接させながら、各軌道盤が相対的にスラスト回動する。なお、このフラット軸受の用途は、小さな角度で反復して回動するものが主である。
保持器5のポケット7では、図5(b)又は図6に示すように、コロ案内面8の形状がストレート(平坦)である。その幅寸法は、図5(b)又は図6に示すように、(α)である。
転動体のコロ4の組み方は、まず、下軌道盤の上に、保持器5をおき、そのポケット7の中に転動体のコロ4を上部から置いていくという方法で、保持器5は、単に転動体のコロ4を等配させるだけである。
なお、図5(a)は、従来例に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の平面図であり、(b)は、そのポケットの拡大図である。
図6は、図5(a)(b)に示した従来例に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の部分断面図である。
特願2004−346751号
しかしながら、図5及び図6に示した従来例に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器では、組みばらしの際に、転動体のコロ4が保持器5のポケット7から容易に抜けるので、作業が非常に煩雑であった。
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであって、保持器と転動体のコロとが容易にばれない(外れない)ようにして、組みばらし性を向上することができる、スラスト軸受用保持器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係るスラスト軸受用保持器は、互いに積層配置された一対の軌道盤の間に、転動体のコロを転動自在に介装したスラスト軸受に装着して、転動体のコロを等配するスラスト軸受用保持器に於いて、
前記保持器のポケットに、パチンしろ部が設けてあることを特徴とする。
好適には、前記保持器のポケットは、コロに対向するコロ案内面を有し、
当該コロ案内面は、前記ポケットに挿入されたコロを保持して、コロがポケットから不用意に抜け出ないような形状に形成してある。
また、好適には、前記コロ案内面は、
一方側の端部が、ポケットからコロの脱落を防ぐ突出縁部となっており、
他方側の端部が、コロの外径寸法となる直径より僅かに小さな間隔を隔てて形成されたコロ挿入部を有している。
さらに、好適には、前記コロ案内面は、前記突出縁部と前記コロ挿入部との間が略円弧状に形成してある。
本発明によれば、保持器と転動体のコロとが容易にばれない(外れない)ようにして、組みばらし性を向上することができ、組みばらしのときに、転動体のコロが四方に散乱することを防ぐことができる。
以下、本発明の実施の形態に係るスラスト軸受用保持器を図面を参照しつつ説明する。
(第1実施の形態)
図1(a)は、本発明の第1実施の形態に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の平面図であり、(b)は、そのポケットの拡大図である。
図2(a)は、本発明の第1実施の形態の変形例に係る分割タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の平面図であり、(b)は、そのポケットの拡大図である。
図3は、図1(a)(b)及び図2(a)(b)に示した一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の部分断面図である。
図1(a)及び図2(a)に示すように、フラット軸受は、互いに積層配置された一対の軌道盤(図示略)と、各軌道盤間に介装された多数の転動体であるコロ4(図3)と、各コロ4を収容するポケット7が多数設けられた板状の保持器5と、を備えている。
このフラット軸受は、各軌道盤の積層方向に対して平行な回動軸線を中心として、各軌道盤が相対的にスラスト回動する。
保持器5は、回動方向外側端面が回動軸線に対する同心円に沿った凸状円弧面5aとされ、回動方向内側端面が回動軸線に対する同心円に沿った凹状円弧面5bとされた平面略扇形状となっている。
このようなフラット軸受は、保持器5の凸状円弧面5aおよび凹状円弧面5bを、それぞれ、外側鍔部(図示略)や旋回案内ピン(図示略)等の摺接面に摺接させながら、各軌道盤が相対的にスラスト回動する。なお、このフラット軸受の用途は、小さな角度で反復して回動するものが主である。
さて、本実施の形態では、大略的には、保持器5から転動体のコロ4が容易にはずれないことを特徴とする。保持器5と転動体のコロ4は、ばれることがなく、その組みばらし性を向上させることができる。図3に示すように、ポケット7のコロ案内面8形状をR形状(円弧形状)にし、ポケット7にパチンしろ部(コロ挿入部10とコロ案内面8との境界部10a)を設けて、パチンしろ部(コロ挿入部10とコロ案内面8との境界部10a)より転動体のコロ4を挿入する。
すなわち、保持器5のポケット7は、コロ4に対向するコロ案内面8を有し、コロ案内面8は、ポケット7に挿入されたコロ4を保持して、パチンしろ部(コロ挿入部10とコロ案内面8との境界部10a)により、コロ4がポケット7から不用意に抜け出ないような形状に形成してある。
具体的には、コロ案内面8は、一方側の端部が、ポケットからコロの脱落を防ぐ突出縁部8aとなっており、その幅寸法は、図1(b)、図2(b)又は図3に示すように、(β)である。他方側の端部が、コロの外径寸法となる直径より僅かに小さな間隔を隔てて形成されたコロ挿入部10を有している。コロ挿入部10とコロ案内面8との間に、パチンしろ部(境界部10a)が形成してある。
コロ案内面8は、突出縁部8aとコロ挿入部10との間が略円弧状に形成してある。即ち、保持器5のポケット7では、図1(b)、図2(b)又は図3に示すように、コロ案内面8の形状が略円弧形状である。
以上から、本実施の形態によれば、保持器5と転動体のコロ4とが容易にばれない(外れない)ようにして、組みばらし性を向上することができ、組みばらしのときに、転動体のコロ4が四方に散乱することを防ぐことができる。
(第2実施の形態)
図4(a)は、本発明の第2実施の形態に係り、スラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の断面図であり、(b)は、その作用図である。
フラット軸受は、互いに積層配置された一対の軌道盤20,30と、各軌道盤間20,30に介装された多数の転動体であるコロ4と、各コロ4を収容するポケット7が多数設けられた板状の保持器5と、を備えている。
ポケット7には、図4(a)に示すように、コロ4の転動面4aと対向する位置に、コロ案内面8が形成されている。
コロ案内面8は、転動面4aに沿って総型形状をもつ加工工具を用いて、設計形状と同じ輪郭をもつ円弧状に加工されており、その曲率半径Rは、転動面4aの曲率半径より僅かに大きい。
コロ案内面8は、軸方向Xにおける一方側の端部が、ポケット7からコロ4の脱落を防ぐ突出縁部8aとなっている。
また、コロ案内面8の他方側の端部には、コロ4の外径寸法となる直径より僅かに小さな間隔Dを隔てて形成されたコロ挿入部10を有する。
ここで、このコロ挿入部10は、コロ4の転動面4aを接触させて圧入した際に、その内径となる間隔Dが弾性変形して間隔Dを通過可能に形成されている。
そのため、ポケット7にコロ4を組み込む際には、コロ挿入部10が設けられた側からコロ4を圧入して組み込み可能になっている。
そして、この保持器5では、隣接するポケット7毎に、コロ4を組み込む方向が逆向き(矢印XとX)になるように構成されている。
すなわち、コロ4の並び方向で隣接するポケット7は、軸方向Xの方向で隣接するポケット7毎に、ポケット7の全体形状が逆向きになるように交互に形成されている。
さらに、コロ4の転動面4aと突出縁部8aとの軸方向Xでの距離をAとして、コロ挿入部10とコロ案内面8との境界部10aと、転動面4aとの軸方向Xでの距離をBとしたとき、常時B>Aとなるように、コロ案内面8の曲率半径Rと間隔Dとがそれぞれ設定されている。
また、この保持器5では、コロ案内面8は、転動面4aに沿って総型形状をもつ加工工具を用いて加工されている。
そのため、コロ案内面8を設計形状と同じ輪郭をもつように容易に加工可能であり、コロ転動面として最適の形状にすることができる。
また、この保持器5によれば、ポケット7は、コロ4の外径寸法より内径寸法が小さく且つその内径が弾性変形してポケット7内にコロ4を挿入可能なコロ挿入部10を有して形成されている。
そのため、組立の際には、コロ4を、コロ挿入部10から押し込むだけで、ポケット7内に容易に組み込むことができる。したがって、組立工数を削減することができる。
また、この保持器5では、隣接するポケット7毎にコロ4を組み込む方向が逆になるように構成されている。例えば、図4(b)に示すように、保持器5が重力により図中下方に移動して、突出縁部8aと転動面4aが接触した場合、上述した距離A(図4(a)参照)は、ゼロとなる。すなわち、保持器5は距離Aだけ下方に移動した状態となる。また、隣接したポケット7では、距離Bは保持器5の移動距離だけ短くなっているが、上述のように、B>Aであるため、常にB>0となる。すなわち、転動面4aとコロ挿入部10とは接触しない。したがって、コロ挿入部10は摩耗することがなく、間隔Dは、長期の運転時間を経た後であっても維持される。そのため、コロ4は、ポケット7から脱落することがなく、保持器5の案内を安定した状態に維持することができる。また、突出縁部8aと転動面4aは、接触角度が極めて小さいため、摩耗が起こりにくい。このように、このコロ軸受によれば、隣接するポケット7毎に、コロ4を組み込む方向が逆になるように構成されているため、安定した状態で長期にわたり使用することができる。したがって、コロ軸受を取り付ける向きがどのような方向であっても、安定した運転状態を維持することができる。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されず、種々変形可能である。
(a)は、本発明の第1実施の形態に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の平面図であり、(b)は、そのポケットの拡大図である。 (a)は、本発明の第1実施の形態の変形例に係る分割タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の平面図であり、(b)は、そのポケットの拡大図である。 図1(a)(b)及び図2(a)(b)に示した一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の部分断面図である。 (a)は、本発明の第2実施の形態に係り、スラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の断面図であり、(b)は、その作用図である。 (a)は、従来例に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の平面図であり、(b)は、そのポケットの拡大図である。 図5(a)(b)に示した従来例に係る一体タイプのスラスト軸受用保持器(フラット軸受用保持器)の部分断面図である。
符号の説明
4 転動体のコロ
4a 転動面
5 板状の保持器
5a 凸状円弧面
5b 凹状円弧面
7 ポケット
8 コロ案内面
8a 突出縁部
10 コロ挿入部
10a 境界部

Claims (4)

  1. 互いに積層配置された一対の軌道盤の間に転動体のコロを転動自在に介装したスラスト軸受に装着して、転動体のコロを等配するスラスト軸受用保持器に於いて、
    前記保持器のポケットに、パチンしろ部が設けてあることを特徴とするスラスト軸受用保持器。
  2. 前記保持器のポケットは、コロに対向するコロ案内面を有し、
    当該コロ案内面は、前記ポケットに挿入されたコロを保持して、コロがポケットから不用意に抜け出ないような形状に形成してあることを特徴とする請求項1に記載のスラスト軸受用保持器。
  3. 前記コロ案内面は、
    一方側の端部が、ポケットからコロの脱落を防ぐ突出縁部となっており、
    他方側の端部が、コロの外径寸法となる直径より僅かに小さな間隔を隔てて形成されたコロ挿入部を有していることを特徴とする請求項2に記載のスラスト軸受用保持器。
  4. 前記コロ案内面は、前記突出縁部と前記コロ挿入部との間が略円弧状に形成してあることを特徴とする請求項3に記載のスラスト軸受用保持器。
JP2006015243A 2006-01-24 2006-01-24 スラスト軸受用保持器 Withdrawn JP2007198432A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015243A JP2007198432A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 スラスト軸受用保持器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006015243A JP2007198432A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 スラスト軸受用保持器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007198432A true JP2007198432A (ja) 2007-08-09

Family

ID=38453231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006015243A Withdrawn JP2007198432A (ja) 2006-01-24 2006-01-24 スラスト軸受用保持器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007198432A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009017168A1 (ja) 2007-07-31 2009-02-05 Ntt Docomo, Inc. 移動通信システムにおける基地局装置及び方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009017168A1 (ja) 2007-07-31 2009-02-05 Ntt Docomo, Inc. 移動通信システムにおける基地局装置及び方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3039087B2 (ja) 保持器付自動調心ころ軸受
JP5613649B2 (ja) クロスローラー軸受
WO2006057258A1 (ja) 保持器付自動調心ころ軸受及び自動調心ころ軸受用保持器の製造方法
JP2006242284A (ja) 鍔付円筒ころ軸受
JP4591386B2 (ja) スラストころ軸受
JP2007100738A (ja) ころ軸受
JP2007024292A (ja) 回転支持部
JP2004028342A (ja) スラストころ軸受
JP2007198432A (ja) スラスト軸受用保持器
JP2009275722A (ja) 転がり軸受
JP2007170539A (ja) スラスト受け機構
JP2006153200A (ja) ころ軸受用保持器およびころ軸受
CN108884865B (zh) 多列圆筒滚子轴承
JP2006275285A (ja) スラスト円筒ころ軸受
JP2006183718A (ja) 転がり軸受
JP2008064287A (ja) 揺動軸受
JP2008064230A (ja) スラスト軸受
JP2014043900A (ja) 転がり軸受
JP4311977B2 (ja) スラスト玉軸受
JP2019168084A (ja) 円筒ころ軸受用保持器および円筒ころ軸受
JP2006250189A (ja) 保持器及び転がり軸受
JP2006170370A (ja) スラストころ軸受
JP2008064286A (ja) 揺動軸受
JP4254162B2 (ja) フラット軸受
JP2006194369A (ja) 自動調心ころ軸受用保持器及び自動調心ころ軸受とその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20090407