JP2007198222A - クラスタブロック及び圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明の課題は、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減し、ターミナルの損傷をできるだけ防止することにある。
【解決手段】本発明に係るクラスタブロック70は、クラスタボディ60,160および3以上のリード線接続部材80を備える。クラスタボディには、所定の一点G,Oからリード線接続部材の特定点Pまでの距離が略等距離となるようにリード線接続部材挿入孔65が形成される。
【選択図】図6
【解決手段】本発明に係るクラスタブロック70は、クラスタボディ60,160および3以上のリード線接続部材80を備える。クラスタボディには、所定の一点G,Oからリード線接続部材の特定点Pまでの距離が略等距離となるようにリード線接続部材挿入孔65が形成される。
【選択図】図6
Description
本発明は、圧縮機において電動機とターミナルピンとの接続に用いられるクラスタブロックに関する。また、本発明は、そのクラスタブロックを介して電動機とターミナルピンとが接続される圧縮機にも関する。
従来、圧縮機において、短絡や地絡などが発生するとターミナルへ導電物が付着し、トラッキング現象の発現によりターミナルが破損するという問題があった。しかし、近年、電動機とターミナルとをクラスタブロックを介して接続するようになって、この問題は解消されつつある(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−163575号公報
しかし、圧縮機において、電動機の焼損などによって電動機とリード線とが溶断されると、リード線同士が接触して短絡が生じる場合がある。リード線同士が短絡すると、リード線に大電流が流れ、リード線自体が発熱する。そして、このような状態のリード線がクラスタボディに接触すると、樹脂製のクラスタボディは、その熱によって変形したり、融解したり、焼損したりするおそれがある。このようにクラスタボディが損傷すると、ターミナルへの導電物の付着を許し、ひいてはターミナルの損傷につながる。
本発明の課題は、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減し、ターミナルの損傷をできるだけ防止することにある。
第1発明に係るクラスタブロックは、クラスタボディおよび3以上のリード線接続部材を備える。クラスタボディには、所定の一点からリード線接続部材の特定点までの距離が略等距離となるようにリード線接続部材挿入孔が形成される。リード線接続部材挿入孔には、リード線接続部材が挿入される。なお、ここにいう「リード線接続部材の特定点」とは、リード線接続部材上の一点であって、全てのリード線接続部材に共通する位置に設けられる点である。
このクラスタブロックでは、所定の一点からリード線接続部材の特定点までの距離が略等距離となるように、クラスタボディにリード線接続部材挿入孔が形成される。このため、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第2発明に係るクラスタブロックは、クラスタボディおよび3以上のリード線接続部材を備える。クラスタボディには、所定の一点からリード線接続部材の特定点に延びる仮想線同士がなす角度が略均等となるようにリード線接続部材挿入孔が形成される。リード線接続部材挿入孔には、リード線接続部材が挿入される。
このクラスタブロックでは、所定の一点からリード線接続部材の特定点に延びる仮想線同士がなす角度が略均等となるように、クラスタボディにリード線接続部材挿入孔が形成される。このため、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第3発明に係るクラスタブロックは、第1発明または第2発明に係るクラスタブロックであって、リード線接続部材挿入孔は、リード線接続部材の特定点が相互に略等間隔に位置するように形成される。
このクラスタブロックでは、リード線接続部材挿入孔が、リード線接続部材の特定点が相互に略等間隔に位置するように形成される。このため、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士をできるだけ遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第4発明に係るクラスタブロックは、第1発明から第3発明のいずれかに係るクラスタブロックであって、リード線接続部材挿入孔は、点対称に形成される。
このクラスタブロックでは、リード線接続部材挿入孔が点対称に形成される。このため、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士をできるだけ遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第5発明に係るクラスタブロックは、第1発明から第4発明のいずれかに係るクラスタブロックであって、リード線接続部材挿入孔は、孔軸線が相互に交差する。
このクラスタブロックでは、リード線接続部材挿入孔の孔軸線が相互に交差する。このため、このクラスタブロックは、リード線接続部材の長さを調節することによって更にリード線同士を遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第6発明に係るクラスタブロックは、第1発明から第4発明のいずれかに係るクラスタブロックであって、リード線接続部材挿入孔は、孔軸線が相互に平行である。
このクラスタブロックでは、リード線接続部材挿入孔の孔軸線が相互に平行である。このため、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士をできるだけ遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第7発明に係る圧縮機は、電動機、3以上のリード線、およびクラスタブロックを備える。リード線は、電動機から延びている。クラスタブロックは、リード線接続部材およびクラスタボディを有する。リード線接続部材には、リード線が接続される。クラスタボディには、所定の一点からリード線接続部材の特定点までの距離が略等距離となるようにリード線接続部材挿入孔が形成される。リード線接続部材挿入孔には、リード線接続部材が挿入される。
この圧縮機では、所定の一点からリード線接続部材の特定点までの距離が略等距離となるように、クラスタボディにリード線接続部材挿入孔が形成される。このため、この圧縮機では、リード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、この圧縮機では、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第8発明に係る圧縮機は、電動機、3以上のリード線、およびクラスタブロックを備える。リード線は、電動機から延びている。クラスタブロックは、リード線接続部材およびクラスタボディを有する。リード線接続部材には、リード線が接続される。クラスタボディには、所定の一点からリード線接続部材の特定点に延びる仮想線同士がなす角度が略均等となるようにリード線接続部材挿入孔が形成される。リード線接続部材挿入孔には、リード線接続部材が挿入される。
この圧縮機では、所定の一点からリード線接続部材の特定点に延びる仮想線同士がなす角度が略均等となるように、クラスタボディにリード線接続部材挿入孔が形成される。このため、この圧縮機では、リード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、この圧縮機では、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第1発明に係るクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第2発明に係るクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第3発明に係るクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士をできるだけ遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第4発明に係るクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士をできるだけ遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第5発明に係るクラスタブロックは、リード線接続部材の長さを調節することによって更にリード線同士を遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第6発明に係るクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士をできるだけ遠ざけることができる。したがって、このクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。その結果、このクラスタブロックは、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第7発明に係る圧縮機では、リード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、この圧縮機では、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
第8発明に係る圧縮機では、リード線同士で短絡が起こる確率を低減することができる。したがって、この圧縮機では、ターミナルの損傷をできるだけ防止することができる。
ここでは、図1〜図10を用いて本発明の実施の形態に係る圧縮機1について説明する。
〔圧縮機の構造〕
本発明の実施の形態に係る圧縮機1は、図1および図2に示されるように、主に、本体ケーシング10、一部が本体ケーシング10の外側に突出した状態で本体ケーシング10に固定されるターミナル20、本体ケーシング10に収容される圧縮ポンプユニット40、および本体ケーシング10に収容されターミナル20に接続される電動機50から構成されている。
本発明の実施の形態に係る圧縮機1は、図1および図2に示されるように、主に、本体ケーシング10、一部が本体ケーシング10の外側に突出した状態で本体ケーシング10に固定されるターミナル20、本体ケーシング10に収容される圧縮ポンプユニット40、および本体ケーシング10に収容されターミナル20に接続される電動機50から構成されている。
以下、本体ケーシング10、ターミナル20、圧縮ポンプユニット40、および電動機50についてそれぞれ詳述する。
(1)本体ケーシング
本体ケーシング10は、図1に示されるように、主に、略円筒形状の胴体ケーシング部12、胴体ケーシング部12の上部を覆う上蓋部11、および胴体ケーシング部12の下部を覆う底蓋部13から構成されている。なお、ここで、上蓋部11、胴体ケーシング部12、および底蓋部13は、順に溶接され、一体化されている。
本体ケーシング10は、図1に示されるように、主に、略円筒形状の胴体ケーシング部12、胴体ケーシング部12の上部を覆う上蓋部11、および胴体ケーシング部12の下部を覆う底蓋部13から構成されている。なお、ここで、上蓋部11、胴体ケーシング部12、および底蓋部13は、順に溶接され、一体化されている。
胴体ケーシング部12には、図2〜4に示されるように、ターミナル20を固定するための平面部14が形成されている。なお、この平面部14は、円筒形状の鋼板材をプレス加工などして得られる。つまり、結果として、胴体ケーシング部12には、長手方向Dlの一部に、平面部14と、部分円筒部15と、平面部14と部分円筒部15とを繋ぐ繋ぎ部16とから成る異形部分17が形成されることになる(図2〜4参照)。
(2)圧縮ポンプユニット
圧縮ポンプユニット40は、主に、固定スクロール41、可動スクロール42、ハウジング43、オルダムリング44、およびクランク軸45等の構成部品から構成されるスクロール型の圧縮ポンプユニットである。
圧縮ポンプユニット40は、主に、固定スクロール41、可動スクロール42、ハウジング43、オルダムリング44、およびクランク軸45等の構成部品から構成されるスクロール型の圧縮ポンプユニットである。
(3)電動機
電動機は、図1に示されるように、主に、胴体ケーシング部12の円筒部分に固定されるリング形状の固定子51と、固定子51の中央に収容される略円柱状の回転子55とから構成されている。
電動機は、図1に示されるように、主に、胴体ケーシング部12の円筒部分に固定されるリング形状の固定子51と、固定子51の中央に収容される略円柱状の回転子55とから構成されている。
固定子51は、主に、固定子鉄心52と、固定子鉄心52の複数の歯部に巻回されるコイル53とから構成される。そして、固定子鉄心52の圧縮ポンプユニット40側およびその反対側には、コイルエンド53aが形成されている。そして、図4に示されるように、この圧縮ポンプユニット40側のコイルエンド53aの特定の位置(以下、この位置をリード線引き出し位置という)Pdからは、3本のリード線54が延びている(なお、説明の都合上、図4では1本しか図示していない)。なお、これらリード線54それぞれは絶縁樹脂被覆層により覆われている。そして、これらリード線54それぞれは、図6〜9に示されるようなクラスタボディ60に差し込まれている燐青銅製のコネクタクリップ80(図5参照)に接続される。なお、本実施の形態では、クラスタボディ60にコネクタクリップ80を差し込んだものをクラスタブロック70と称する。
コネクタクリップ80は、図5に示されるように、主に、リード線接続部84、溶断部82、ターミナルピン差込部81、及び係止爪85から構成されている。リード線接続部84は、図5に示されるように、第1圧着部84aおよび第2圧着部84bを有しており、2点でリード線54を接続する。ここで、第1圧着部84aはリード線54の先端に露出している金属線を圧着し、第2圧着部84bはリード線54の金属線を被覆している絶縁被覆層の上からリード線54を圧着する。なお、ここで、リード線接続部84は、リード線54の先端部がターミナルピン21の長手方向と平行な方向に沿ってリード線引き出し位置Pd側からターミナル20側に向かって伸びるようにリード線54を接続する。ターミナルピン差込部81は、ターミナルピン21を差し込む孔(以下、ターミナルピン差込孔という)を有しており、リード線接続部84の反対側に設けられている。そして、このターミナルピン差込部81にターミナルピン21が差し込まれ、本体ケーシング10外側に存在する外部電源から電気が供給されると、ターミナルピン21、コネクタクリップ80、およびリード線54を通じてコイル53に電気が供給されるようになっている。溶断部82は、リード線接続部84とターミナルピン差込部81との間に形成されており、開口83の開き具合によりその溶断速度が決定されている。なお、本実施の形態では、溶断部82は、断面積が0.4〜2.0mm2とされるように開口83の大きさが決定されている。係止爪85は、クラスタボディ60に設けられている係止穴64(後述)に嵌め込まれる爪であって、コネクタクリップ80をクラスタボディ60に固定する役割を担う。なお、本実施の形態において、溶断部82は、絶縁シール部23から3mm以上離されている。
クラスタボディ60は、樹脂一体成形品であるが、図6〜9に示されるように、主に、1枚の略正三角形を呈する基板61と、基板61上に立設される3つのコネクタクリップ収容部62とから形成されていると言える。コネクタクリップ収容部62には、コネクタクリップ80のターミナルピン差込部81および溶断部82の一部分を収容するためのコネクタクリップ収容孔65が形成されている(図8および図9参照)。また、コネクタクリップ収容部62は、基板61の重心Gを中心として点対称に配置されている。つまり、コネクタクリップ収容部62にコネクタクリップ80が収容された状態において、クラスタボディ60の重心Gからコネクタクリップ80の特定点P(ここでは、開口83を形成する縁のリード線接続部84に最も近い点としている)(図5参照)までの距離は全て等しく、重心Gからそれら特定点Pに伸びる仮想線同士がなす角度は全て均等となり、それら特定点P間の距離も全て等しくなる。また、本実施の形態において、3つのコネクタクリップ収容孔65の孔軸線Lは、相互に交差し、正三角形を形成する。また、基板61のうちコネクタクリップ収容部62が立設される位置には、板厚方向Dt2に貫通する円形のターミナルピン挿入口63と方形の係止穴64とがコネクタクリップ収容部62の長手方向(あるいは孔軸線L)に沿って並ぶように形成されている。そして、コネクタクリップ収容部62には、ターミナルピン差込孔がターミナルピン挿入口63と一致して連続孔を形成するようにターミナルピン差込部81が差し込まれる。なお、コネクタクリップ収容部62の長手方向の長さは、コネクタクリップ80のうちターミナルピン差込部81と溶断部82の一部分のみが収容される長さとなっている。つまり、コネクタクリップ80のうち溶断部82の一部分およびリード線接続部84は、コネクタクリップ収容部62の外部、つまりクラスタボディ60の外部に配されることになる。
(4)ターミナル
ターミナル20は、図10に示されるように、主に、ターミナルピン21、ターミナルボディ22、および絶縁シール部23から構成されている。ターミナルボディ22は、主に、円筒部22aと、円筒部22aの片側の開口を塞ぐ円形蓋部22bとから構成されている。そして、この円形蓋部22bには、3つターミナルピン挿通孔が設けられている。なお、このターミナルピン挿通孔は、正面視において、それらの中心を結ぶと正三角形となるように配されている。ターミナルピン21は、ターミナルピン挿通孔に挿通され、絶縁シール部23によりターミナルボディ22に固定される。このような構造を取ることにより、3つのターミナルピン21は相互に絶縁されることになる。
ターミナル20は、図10に示されるように、主に、ターミナルピン21、ターミナルボディ22、および絶縁シール部23から構成されている。ターミナルボディ22は、主に、円筒部22aと、円筒部22aの片側の開口を塞ぐ円形蓋部22bとから構成されている。そして、この円形蓋部22bには、3つターミナルピン挿通孔が設けられている。なお、このターミナルピン挿通孔は、正面視において、それらの中心を結ぶと正三角形となるように配されている。ターミナルピン21は、ターミナルピン挿通孔に挿通され、絶縁シール部23によりターミナルボディ22に固定される。このような構造を取ることにより、3つのターミナルピン21は相互に絶縁されることになる。
〔圧縮機の特徴〕
本発明の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ収容部62が基板61の重心Gを中心として点対称に形成されているため、コネクタクリップ80は、特定点P間の距離が全て等しくなるように配置される。このため、この圧縮機1では、リード線54同士が相互に遠ざかっている。したがって、この圧縮機1では、リード線54同士で短絡が起こる確率が低減されている。その結果、この圧縮機1では、ターミナル20の損傷をできるだけ防止することができる。
本発明の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ収容部62が基板61の重心Gを中心として点対称に形成されているため、コネクタクリップ80は、特定点P間の距離が全て等しくなるように配置される。このため、この圧縮機1では、リード線54同士が相互に遠ざかっている。したがって、この圧縮機1では、リード線54同士で短絡が起こる確率が低減されている。その結果、この圧縮機1では、ターミナル20の損傷をできるだけ防止することができる。
〔変形例〕
(A)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、スクロール型の圧縮ポンプユニット40が採用されたが、これに代えて、ロータリー型やスイング型など他の型式の圧縮ポンプユニットが採用さされてもかまわない。
(A)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、スクロール型の圧縮ポンプユニット40が採用されたが、これに代えて、ロータリー型やスイング型など他の型式の圧縮ポンプユニットが採用さされてもかまわない。
(B)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、開口83の開き具合により溶断部82の溶断速度が決定されていたが、これに代えて、溶断部をくびれ形状とし、そのくびれ具合により溶断部の溶断速度を決定してもよい。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、開口83の開き具合により溶断部82の溶断速度が決定されていたが、これに代えて、溶断部をくびれ形状とし、そのくびれ具合により溶断部の溶断速度を決定してもよい。
(C)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ80が燐青銅から製造されていたが、コネクタクリップ80は、黄銅から製造されていてもよい。このようにすれば、溶断部82の溶断速度を早めることができる。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ80が燐青銅から製造されていたが、コネクタクリップ80は、黄銅から製造されていてもよい。このようにすれば、溶断部82の溶断速度を早めることができる。
(D)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、固定子51が胴体ケーシング部12の円筒部分に固定されていたが、固定子51は、下部に別途設けられる下部ハウジング(図示せず)に固定されていてもよい。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、固定子51が胴体ケーシング部12の円筒部分に固定されていたが、固定子51は、下部に別途設けられる下部ハウジング(図示せず)に固定されていてもよい。
(E)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ80は、コネクタクリップ80がターミナルピン21に完全に嵌め込まれた状態において溶断部82が絶縁シール部23から3mm以上離れるように形成されていた。しかし、コネクタクリップ80は、コネクタクリップ80がターミナルピン21に完全に嵌め込まれた状態において溶断部82が絶縁シール部23(後述)から5mm以上離れるように形成されていてもよいし、6mm以上離れるように形成されていてもよい。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ80は、コネクタクリップ80がターミナルピン21に完全に嵌め込まれた状態において溶断部82が絶縁シール部23から3mm以上離れるように形成されていた。しかし、コネクタクリップ80は、コネクタクリップ80がターミナルピン21に完全に嵌め込まれた状態において溶断部82が絶縁シール部23(後述)から5mm以上離れるように形成されていてもよいし、6mm以上離れるように形成されていてもよい。
(F)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、ターミナルピン21が3本あるターミナル20が採用されたが、ターミナルピン21の数は特に限定されることなく、ターミナルピン21が4本以上あるターミナルが採用されてもかまわない。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、ターミナルピン21が3本あるターミナル20が採用されたが、ターミナルピン21の数は特に限定されることなく、ターミナルピン21が4本以上あるターミナルが採用されてもかまわない。
(G)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、基板61の形状が略正三角形のクラスタボディ60が採用されたが、図11に示されるような円盤状の基板161を有するクラスタボディ160が採用されてもよい。かかる場合、コネクタクリップ収容部62は、基板161の中心Oを中心として点対称に配置される。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、基板61の形状が略正三角形のクラスタボディ60が採用されたが、図11に示されるような円盤状の基板161を有するクラスタボディ160が採用されてもよい。かかる場合、コネクタクリップ収容部62は、基板161の中心Oを中心として点対称に配置される。
(H)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、孔軸線Lが相互に交差するクラスタボディ60が採用されたが、孔軸線が相互に平行であるクラスタボディ60が採用されてよい。かかる場合、コネクタクリップのリード線接続部は、リード線54の先端部が相互に平行になるように形成されるのが好ましい。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、孔軸線Lが相互に交差するクラスタボディ60が採用されたが、孔軸線が相互に平行であるクラスタボディ60が採用されてよい。かかる場合、コネクタクリップのリード線接続部は、リード線54の先端部が相互に平行になるように形成されるのが好ましい。
(I)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ80の開口83を形成する縁のリード線接続部84に最も近い点を特定点Pと設定したが、特定点Pは、3つのコネクタクリップ80において共通する位置にある限り、どこに設定してもかまわない。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、コネクタクリップ80の開口83を形成する縁のリード線接続部84に最も近い点を特定点Pと設定したが、特定点Pは、3つのコネクタクリップ80において共通する位置にある限り、どこに設定してもかまわない。
(J)
先の実施の形態に係る圧縮機1では、胴体ケーシング部12に平面部14が形成され、そこにターミナル20が固定されていたが、上蓋部11に平面部が形成され、そこにターミナル20が固定されるようにしてもかまわない。
先の実施の形態に係る圧縮機1では、胴体ケーシング部12に平面部14が形成され、そこにターミナル20が固定されていたが、上蓋部11に平面部が形成され、そこにターミナル20が固定されるようにしてもかまわない。
本発明に係るクラスタブロックは、圧縮機においてリード線同士で短絡が起こる確率を低減することができるという特徴を有し、ターミナル保護に有効である。
1 圧縮機
50 電動機
54 リード線
60,160 クラスタボディ
65 コネクタクリップ収容孔(リード線接続部材挿入孔)
70 クラスタブロック
80 コネクタクリップ(リード線接続部材)
G 重心(所定の一点)
L 孔軸線
P 特定点
O 中心(所定の一点)
50 電動機
54 リード線
60,160 クラスタボディ
65 コネクタクリップ収容孔(リード線接続部材挿入孔)
70 クラスタブロック
80 コネクタクリップ(リード線接続部材)
G 重心(所定の一点)
L 孔軸線
P 特定点
O 中心(所定の一点)
Claims (8)
- 3以上のリード線接続部材(80)と、
所定の一点(G,O)から前記リード線接続部材の特定点(P)までの距離が略等距離となるように、前記リード線接続部材を挿入するための前記リード線接続部材挿入孔(65)が形成されるクラスタボディ(60,160)と、
を備える、クラスタブロック(70)。 - 3以上のリード線接続部材(80)と、
所定の一点(G,O)から前記リード線接続部材の特定点(P)に延びる仮想線同士がなす角度が略均等となるように、前記リード線接続部材を挿入するための前記リード線接続部材挿入孔(65)が形成されるクラスタボディ(60,160)と、
を備える、クラスタブロック(70)。 - 前記リード線接続部材挿入孔は、前記リード線接続部材の特定点が相互に略等間隔に位置するように形成される、
請求項1または2に記載のクラスタブロック。 - 前記リード線接続部材挿入孔は、点対称に形成される、
請求項1から3のいずれかに記載のクラスタブロック。 - 前記リード線接続部材挿入孔は、孔軸線(L)が相互に交差する、
請求項1から4のいずれかに記載のクラスタブロック。 - 前記リード線接続部材挿入孔は、孔軸線が相互に平行である、
請求項1から4のいずれかに記載のクラスタブロック。 - 電動機(50)と、
前記電動機から延びる3以上のリード線(54)と、
前記リード線を接続するためのリード線接続部材(80)と、所定の一点(G,O)から前記リード線接続部材の特定点(P)までの距離が略等距離となるように、前記リード線接続部材を挿入するためのリード線接続部材挿入孔(65)が形成されるクラスタボディ(60,160)とを有するクラスタブロック(70)と、
を備える、圧縮機(1)。 - 電動機(50)と、
前記電動機から延びる3以上のリード線(54)と、
前記リード線を接続するためのリード線接続部材(80)と、所定の一点(G,O)から前記リード線接続部材の特定点(P)に延びる仮想線同士がなす角度が略均等となるように、前記リード線接続部材を挿入するためのリード線接続部材挿入孔(65)が形成されるクラスタボディ(60,160)とを有するクラスタブロック(70)と、
を備える、圧縮機(1)。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006016748A JP2007198222A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | クラスタブロック及び圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006016748A JP2007198222A (ja) | 2006-01-25 | 2006-01-25 | クラスタブロック及び圧縮機 |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2007198222A true JP2007198222A (ja) | 2007-08-09 |
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Family Applications (1)
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JP (1) | JP2007198222A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105322685A (zh) * | 2014-07-30 | 2016-02-10 | 大金工业株式会社 | 压缩机 |
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2006
- 2006-01-25 JP JP2006016748A patent/JP2007198222A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN105322685A (zh) * | 2014-07-30 | 2016-02-10 | 大金工业株式会社 | 压缩机 |
CN105322685B (zh) * | 2014-07-30 | 2018-01-05 | 大金工业株式会社 | 压缩机 |
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