JP2007188165A - 拡張カード及びデバイス - Google Patents

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Abstract

【課題】どのような機能の拡張カードであっても、本体側はファームを変更せずとも拡張側の情報を扱うことができるようにする。
【解決手段】拡張側の情報は全て拡張カードに持つようにし、拡張カード自身と拡張カードが持つ情報は以下のように抽象化して表現する。拡張カードは関連する情報を全てカード内に持ち、その全てをインスタンスまたは属性として表現する。
【選択図】図7

Description

本発明は、拡張カードによって拡張機能を提供するデバイスと、拡張カードに関する。
組み込み機器のようなデバイスにおいて、拡張カードを装着することにより機能を拡張するものが存在する(例えば、特許文献1)。拡張カードを装着する際に従来のデバイスは、使用可能な拡張カードをあらかじめ想定したファームウェアを搭載していて、想定外の拡張カードはその拡張カードに対応したファームウェアを入れ替えることによって拡張カードをデバイスにインストールしていた。
特開平09−006709号公報
しかしながら、上記従来の方法では、以下の問題点が発生していた。
(1)新規に拡張カードが開発されるたびに、既存のデバイスのファームウェアを修正する作業が発生していた。
(2)新規の拡張カードを保有している既存デバイスで使用したいユーザは、新規拡張カード対応版のファームウェアをメーカから取り寄せ、更新しなくてはならない。その際、更新に失敗し、今まで使用していたデバイスが立ち上がらなくなってしまうような障害も発生していた。
(1)、(2)を避けることを考えて新規の拡張カードを開発する場合は、既存デバイスの仕様に合わせる必要が発生し、本来必要でない機能が必要になることがあった。
本発明は、上述の問題点に着目してなされたものであって、どのような機能の拡張カードであっても、デバイスのファームウェアを変更せずとも拡張カード上の情報を扱うことができる拡張カード及びデバイスの提供を目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、次の手段を講じる。
拡張側の情報は全て拡張カードに持つようにする。拡張カード自身と拡張カードが持つ情報は以下のように抽象化して表現する。これにより、どのような機能の拡張カードであっても以下の表現から外れないため、本体側はファームを変更せずとも拡張側の情報を扱うことができる。
拡張カードは関連する情報を全てカード内に持ち、その全てをインスタンスまたは属性として表現する。
インスタンスは、拡張カードで共通に持つ属性を格納するインスタンスである共通属性Boxインスタンスと、拡張カード毎に固有の属性を格納するインスタンスである固有属性Boxインスタンスと、前記共通属性Box及び前記固有属性Box以外のインスタンスである通常インスタンスとから構成される。
通常インスタンスは、Card、Function及びServiceSetのうちの少なくとも1つから構成される。
共通/固有属性Boxインスタンスは0個以上の属性を保持するものである。
共通属性BoxインスタンスはMainGeneric、CardGeneric、FunctionGeneric及びServiceSetGenericのうちの少なくとも1つから構成される。
固有属性BoxインスタンスはServiceSetExtensionから構成される。
また、デバイスは、拡張側のインスタンスおよび属性を獲得し、前記インスタンスまたは前記属性に従ってUI画面へ表示する。表示する際は、インスタンスの階層構成に従ってUI画面を切り替える。デバイスは、ユーザからのUI画面による指示によって、拡張カードのインスタンスおよび属性の参照または設定を行う。
上述の構成を、改めて以下(1)、(2)に整理して示す。
(1)関連する情報を持ち、その全てをインスタンスまたは属性として表現する拡張カードであって、
インスタンスは、
拡張カードで共通に持つ属性を格納するインスタンスである共通属性Boxインスタンスと、
拡張カード毎に固有の属性を格納するインスタンスである固有属性Boxインスタンスと、
前記共通属性Box及び前記固有属性Box以外のインスタンスである通常インスタンスとから構成され、
通常インスタンスはCard、Function及びServiceSetのうちの少なくとも1つから構成され、
共通/固有属性Boxインスタンスは0個以上の属性を保持し、
共通属性BoxインスタンスはMainGeneric、CardGeneric、FunctionGeneric及びServiceSetGenericのうちの少なくとも1つから構成され、
固有属性BoxインスタンスはServiceSetExtensionから構成される、
ことを特徴とする拡張カード。
(2)拡張側のインスタンスおよび属性を獲得する手段と、
前記インスタンスまたは前記属性に従ってUI画面を表示し、UI画面を表示する際は、インスタンスの階層構成に従ってUI画面を切り替える手段と、
ユーザからのUI画面による指示によって、拡張カードのインスタンスおよび属性の参照または設定を行う手段とを有することを特徴とするデバイス。
本発明によれば、デバイス側のファームを変更せずに、各種拡張カードの情報にアクセス、および操作を行うことが可能である。
また、拡張側における情報を、各々の機能に左右されることなく、効率的に保持することが出来る。
さらに、拡張側はデバイス側のUIのイメージを意識しないため、デバイス側の仕様に左右されずに、必要最小限の情報で良い。
さらに、また、デバイス側は機種やVersionUPによってUIの表現能力が変わることもあるが、拡張カード内の情報はデバイスの仕様を意識していないため、各々のデバイスの仕様で矛盾無く表現することができる。
本発明は以下に詳述するように、拡張スロットI/Fを有するデバイスと、拡張スロットI/Fに挿入して使用する拡張カードに関するものである。
Printerや複合機のような組み込み機器デバイスにおいて、拡張カードを装着することにより機能を拡張するものが存在する。拡張カードを装着する際に従来のデバイスは、使用可能な拡張カードをあらかじめ想定したファームウェアを搭載していて、想定外の拡張カードはその拡張カードに対応したファームウェアを入れ替えることによって拡張カードをデバイスにインストールしていた。
しかし、上記従来の方法では、以下の問題点が発生していた。
(1)新規に拡張カードが開発されるたびに、既存のデバイスのファームウェアを修正する作業が発生していた。
(2)新規の拡張カードを保有している既存デバイスで使用したいユーザは、新規拡張カード対応版のファームウェアをメーカから取り寄せ、更新しなくてはならない。その際、更新に失敗し、今まで使用していたデバイスが立ち上がらなくなってしまうような障害も発生していた。
(1)、(2)を避けることを考えて新規の拡張カードを開発する場合は、既存デバイスの仕様に合わせる必要が発生し、本来必要でない機能が必要になることがあった。
本発明は上記問題点を鑑み、拡張カードに関する新しい情報管理方法について、特に拡張無線LANカードの情報を設定・参照するデバイスのパネルの情報表示・設定の方法を例に挙げて説明する。しかし、本発明の用途はパネルに限定されるものもしくは拡張無線LANカードに限定されるものではなく、本発明を使用すれば拡張無線LANカードを装着したデバイスのパネルは本実施例のように実装可能であるというもので、あくまで例として挙げているものであり、デバイスの機能や拡張カードの機能に制限されるものではない。
図1は、本実施例のデバイスと拡張カードシステムが動作可能な構成を示す図である。
図1において、110は単機能プリンタ(以下SFP(SingleFunctionPrinter)と呼ぶ)、111は複合機(以下MFP(Multi Function Printer)と呼ぶ)、130はPCであり、それぞれ無線LANのアクセスポイント(以下AP(AccessPointと呼ぶ)101が形成する無線LAN102に接続されている。また、AP101とPC120はLAN100に接続されている。SFP110、MFP111はPC130から無線LAN102を介して印刷ジョブを受信し印刷処理を行う。また、SFP110、MFP111はPC130から設定および操作要求を受信し、要求に従った動作を行うことにより、リモートからの機器の設定および操作が可能である。同様に、SFP110、MFP111はPC120からLAN100および無線LAN102を介して印刷ジョブを受信し印刷処理を行う。加えてPC130の場合と同様に、SFP110、MFP111はPC120から設定および操作要求を受信し、要求に従った動作を行うことにより、リモートからの機器の設定および操作が可能である。
140はファイアウォールであり、LAN100を外部のインタネット150に接続する。またLAN100はファイアウォール140、インタネット150を介してさらに別のネットワーク160に接続される。
図2は、一般的なパーソナルコンピュータの内部構成を示した図であり、図1におけるPC120、PC130の内部構成はこのようになっている。PC200は、ROM202もしくはハードディスク(HD)211に記憶された、あるいはフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FD)212より供給される各種ソフトウェアを実行するCPU201を備え、システムバス204に接続される各機器を総括的に制御する。203はRAMで、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。205はキーボードコントローラ(KBC)で、キーボード(KB)209や不図示のポインティングデバイス等からの指示入力を制御する。206はCRTコントローラ(CRTC)で、CRTディスプレイ(CRT)210の表示を制御する。207はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、種々のアプリケーション、編集ファイル、ユーザファイル等を記憶するハードディスク(HD)211およびフロッピー(登録商標)ディスクコントローラ(FD)212とのアクセスを制御する。208はネットワークインタフェースカード(NIC)で、LAN220を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。
なお、本実施例においては、LAN220は、PC120の場合は図1におけるLAN100と同じものであり、PC130の場合は図1における無線LAN102に該当する。
図3において、300は、本発明プログラムが稼動するMFPまたはSFPの内部構成の一例であり、図1における110、111と同等である。デバイス300は、ROM302もしくはハードディスク(HD)311に記憶された、あるいはフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FD)312より供給される各種プログラムを実行するCPU301を備え、システムバス304に接続される各機器を総括的に制御する。303はRAMで、CPU301の主メモリ、ワークエリア等として機能する。305はユーザインタフェースコントローラ(UIC)で、ユーザインタフェース(UI)309への表示、ユーザインタフェース(UI)309からの指示入力を制御する。ファンクションコントローラ(FUNCC)306は各デバイス特有の機能であるファンクション(FUNC)310を実現/制御する。モノクロプリンタであればモノクロプリントエンジンコントローラとモノクロプリントエンジン、カラープリンタであればカラープリントエンジンコントローラとカラープリントエンジン、MFPであればデバイス300は各機能のファンクションコントローラ(FUNCC)306とファンクション(FUNC)310をそれぞれ持つ。307はディスクコントローラ(DKC)で、ブートプログラム、本発明の動作を行うプログラム、種々のアプリケーション、データファイルを記憶するハードディスク(HD)311およびフロッピー(登録商標)ディスクコントローラ(FD)312とのアクセスを制御する。308は拡張スロットコントローラであり、拡張スロットI/F320に装着される拡張カード321とシステムバス304の中継制御を行う。拡張カードは各カードによってデバイス300に対して提供する機能がそれぞれ異なり、例としてあげると、無線LAN機能、データ暗号機能、PDL(PrintDataLanguage)制御機能などがある。すなわち、デバイス300は種々の拡張カードを装着することにより、それぞれの拡張カードが提供する機能を得ることができる。図3の拡張カード321は無線LAN機能を提供する拡張無線LANカード(WLAN NIC)であり、アンテナ(AT)322を通して無線LAN330(WLAN)に接続し、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。なお、本実施例においては、無線LAN330は図1における102に該当する。
図4は図3の拡張無線LANカード321の構成を例として表したものである。拡張無線LANカード400は図3のデバイス300に装着され、デバイス300を無線LAN330へ接続する機能を提供する。
拡張無線LANカード400は、ROM402に記憶された各種プログラムを実行するCPU401を備え、システムバス404に接続される各機器を総括的に制御する。403はRAMで、CPU401の主メモリ、ワークエリア等として機能する。405は拡張スロットコントローラ(EXPC)で、拡張無線LANカード400を拡張スロットI/F420に接続し、図3のデバイス300と双方向にデータをやりとりする。406は無線LANコントローラであり、アンテナ(AT)407を介して拡張無線LANカード400を無線LAN(WLAN)430へ接続し、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。
なお、本実施例においては、無線LAN430は図1における102に該当する。拡張スロットI/F420は図3の320に該当する。
図5は一般的な無線LANアクセスポイントの内部構成を示した図であり、図1におけるAP101の内部構成はこのようになっている。
アクセスポイント500は、ROM502に記憶された各種プログラムを実行するCPU501を備え、システムバス504に接続される各機器を総括的に制御する。503はRAMで、CPU501の主メモリ、ワークエリア等として機能する。505はLANコントローラ(LANC)で、LAN510を介して、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。506は無線LANコントローラ(WLANC)で、アンテナ(AT)507を介してアクセスポイント500を無線LAN(WLAN)530へ接続し、ネットワークプリンタ、他のネットワーク機器あるいは他のPCと双方向にデータをやりとりする。
なお、本実施例においては、無線LAN530は図1における102に該当する。
図6は、本発明のデバイスと拡張カードが拡張無線LANカードの場合のモデル図である。デバイス610は拡張スロットI/F PHY611を有し、拡張カード620と物理的に結合する。拡張スロットI/F L2(612)と拡張スロットI/F L4/L3(613)は、拡張カード620上の拡張スロットI/F L2(625)と拡張スロットI/F L4/L3(626)に対応するものであり、拡張スロットI/F PHY611、612、613、625、626を使用して、デバイス610のアプリケーション619、拡張カード620のアプリケーション629間で双方向にデータをやりとりする。TCP/IP/Eathernet(登録商標)(615)は、拡張スロットI/F L2(612)と拡張スロットI/F PHY(611)を介して、拡張カードのWLAN MAC(622)、WLAN PHY(621)を使用して、無線LANに対するアクセスをアプリケーション619およびデバイス610のユーザに対して提供する。拡張カード620上のWLAN MAC(622)、WLAN PHY(621)は無線LANプロトコルのレイヤ2、レイヤ1の機能を提供するものであり、拡張カード620が拡張無線LANカードである場合の特有の機能である。情報データベース627は、拡張カードで保持する情報であり、アプリケーション619やデバイス610のユーザは、613、612、611、625、626、629を介して情報データベースにアクセスする。618はUserI/Fであり、UserはこのUserI/F618を操作することにより、拡張カード620上の情報データベース627を設定および参照することができる。
図7は、拡張カード上に持つ情報データベースの構成の一例である。拡張側の情報データベース700は全て拡張カード上に持つようにする。
拡張カード自身と拡張カードが持つ情報は図7の701〜772のように抽象化して表現することにより、どのような機能の拡張カードであっても図7の表現方法から外れないため、デバイスはファームを変更せずとも拡張カードの機能に依存した情報も扱うことができる。
拡張カードはCard Objectとして表現され、1枚の拡張カードにつき1つのCardインスタンス701が存在する。
Cardインスタンス701は1個以上、最大m個のFunctionインスタンスを持つ。図7の例では710、711がFunctionインスタンスである。
Functionインスタンス710は1個以上、最大n個のService Setインスタンスを持つ。図7の例では750、751がServiceSetインスタンスである。
Functionインスタンス710は1個のMainGenericAttributeBoxインスタンス720を参照できる。
Functionインスタンスは1個のCardGenericAttributeBoxインスタンス730を参照できる。
MainGenericAttributeBoxインスタンス720とCardGenericAttributeBoxインスタンス730はカードに一つしか存在しない。各Functionから情報を参照する事が出来る。
Functionインスタンス710は1個のFunctionGenericAttributeBoxインスタンス740を持つ。
ServiceSetインスタンス750のTypeが例えばL2(Layer2)である場合、ServiceSetインスタンス750は1個のL2 GenericAttributeBoxインスタンス760と0個以上、最大p個のL2 ExtensionAttributeBoxを持つことができる。図7の場合、ServiceSetインスタンス750は3つのL2 ExtensionAttributeBoxインスタンス770、771、772を持つ。
L2 ExtensionAttributeBoxインスタンスは複数持つことによって属性をグループ分けすることが可能である。
各AttributeBoxは複数の属性が格納される箱であり、そのインスタンスはID(cookie)で識別される。1つのBoxには最大でq個の属性を格納する事が出来る。
Attribute(属性)には次のようなものがある。
・Generic Attribute
各拡張カード共通のものを表現する。
・Extension Attribute
各拡張カード固有のものを表現する。
各拡張カード共通の情報とは、例えば、製品シリーズ名、Versionなどがある。各拡張カード固有の情報としては、例として拡張無線LANカードの場合、WEPKey設定項目およびその設定値、SSID設定項目およびその設定値などがある。
図7の例でいえば、インスタンス720、730、740、760がGenericAttributeインスタンス、インスタンス770、771、772がExtensionAttributeインスタンスとなる。
また、GenericAttributeは一例として、次の要素からなる。
ExtensionAttributeは一例として、次の要素からなる。
GenericAttributeに「設定値の範囲」、「R/W種別」、「属性名表示メッセージ」の要素が無いのは、デバイス側はその属性の性質を既知のものとして扱うことが可能であるからである。逆に、ExtensionAttributeに前記2種の要素が用意される理由は、拡張側の機能に特有の属性であり、今後、どのような拡張側の機能が追加になったとしても、デバイス側のファームの変更無しに対応するためである。
図8は、デバイスのパネル表示項目の階層構造と、拡張カード上の情報データベースの構成との関係の一例を示したものである。まず、デバイスのパネル表示項目の大項目として<拡張カード 設定・参照>項目が用意される。その中で、デバイスに装着されているカードの数がm+1であったとすると、パネル表示の項目として<カード0>から<カードm>まで表示される。<カード0>から<カードm>は各カードが保持する図7のCardインスタンス701に対応している。図8ではそのうち<カードm>について一例として図示している。<カードm>は<機能0>から<機能n>を持っているが、これは<カードm>のCardインスタンス701がFunctionインスタンス710を0からnまで持っていることに対応している。図8ではそのうち<機能n>ついてのみ図示している。<機能n>は<一般設定>、<カード一般設定>、<機能一般設定>を項目として持つが、これはそれぞれMainGenericAttributeBoxインスタンス720、CardGenericAttributeBoxインスタンス730、FuctionGenericAttributeBoxインスタンス740に対応している。また、<機能n>はさらに<サービスセット0>から<サービスセットp>まで項目として持っているが、これはFunctionインスタンス710が持つServiceSetインスタンス750に対応している。図8の例ではFunctionインスタンス710がServiceSetインスタンス750を0からpまで持っているため、図8のように<サービスセット0>から<サービスセットp>まで表示される、ということである。さらに、図8では<サービスセットp>について詳細に図示しているが、<サービスセットp>は<サービス設定:L2>を表示項目として持ち、<サービス設定:L2>はさらに<サービス設定 一般>と、<サービス設定 拡張0>から<サービス設定 拡張q>を持つ。これは<サービスセットp>に該当するServiceSetインスタンス750のTypeがL2として表現されており、<サービス設定 一般>は前記<サービスセットp>に該当するServiceSetインスタンス750が保持するL2 GenericAttributeBoxインスタンス760に該当し、<サービス設定 拡張0>から<サービス設定 拡張q>はL2 ExtensionAttributeBoxインスタンス770が0からqまで存在する、ということに由来している。図8の例では<サービス設定 拡張q>に該当するL2 ExtensionAttributeBoxインスタンス770がAttributeとしてWepKey、SSIDを持つために、<サービス設定 拡張q>の表示項目として、WepKey、およびSSIDが列挙されている。
図9は、デバイスと拡張カードの情報データベースの設定・参照のシーケンス図である。デバイス901がGenericAttributeを獲得する場合は、get‐attributeメッセージ910を拡張カードへ送信し、拡張カード902はその要求を受けてget‐attributeResponseメッセージ911を返信する。デバイス901がGenericAttributeを設定する場合は、set‐attributeメッセージ920を拡張カード902へ送信し、拡張カード902はその要求を受けて指定されたattributeを指定された値に設定し、その結果をset‐attributeResponseメッセージ921を返信する。同様にExtensionAttributeの獲得は、get‐exAttributeメッセージ930を拡張カード902へ送信し、拡張カード902はその要求を受けてget‐exAttributeResponseメッセージ931を返信する。デバイス901がExtensionAttributeを設定する場合は、set‐exAttributeメッセージ940を拡張カード902へ送信し、拡張カード902はその要求を受けて指定されたattributeを指定された値に設定し、その結果をset‐exAttributeResponseメッセージ941を返信する。
図10は、GenericAttributeの実際のパネル表示の一例を示している。パネル表示は拡張側からの情報データベースから獲得したGenericAttributeに従って表示する。図10は、図8の<一般設定>の製造会社名の表示について説明する。獲得した属性は、MainGenericAttributeBoxが持つGenericAttributeであるattribute‐fuctoryであることから、デバイス側にとってGenericAttributeであるこの属性の性質は、属性名称が「製造会社名」で、R/W種別が「ReadOnly」であることは既知であり、get‐attribuetResponseのattribute‐valueより、その属性値が「XXX株式会社」であることが分かる。そのため、表示パネル1000は、1010に「製造会社名」を表示し、1020に文字列1030「XXX株式会社」を表示し、入力手段をパネルに表示せず、「OKボタン」1090のみを表示する。
一方、図11は、拡張属性の実際のパネル表示の一例を示している。パネル表示は拡張側からの情報データベースから獲得したAttributeに従って表示する。図11は、図8の<サービス設定 拡張q>のSSIDの表示について説明する。ExtensionAttributeBoxが持つExtensionAttributeであることから、デバイスにとってはget‐exAttributeResponseに表示されている情報が全てであり、これ以外には無い。まず、attribute‐nameにより属性名称が「attribute‐ssid」であることが、attribute‐typeより属性の型がattribute‐type‐character、つまり文字列型であることがデバイスに伝えられている。同様に、R/W種別はread−write‐type、属性値の範囲は0〜32文字、属性値は「SYSDEV‐NET」、属性表示メッセージは「SSID」であることがデバイスが認識できる。そのため、表示パネル1100は、1110に「SSID」を表示し、1120に文字列1130「SYSDEV‐NET」を表示し、「入力ボタン」1190と「キャンセルボタン」1191を表示する。「入力ボタン」1190を押下すると、文字列型の入力画面へ遷移し、「キャンセルボタン」1191を押下すると1つ前の画面へ遷移する。
図12は、記憶媒体の一例であるCD−ROMのメモリマップを示す図である。9999はディレクトリ情報を記憶してある領域で、以降のインストールプログラムを記憶してある領域9998および本発明を実現するプログラムを記憶してある領域9997の位置を示している。9998は、本発明を実現するプログラムをインストールするためのプログラムを記憶してある領域である。9997は、本発明を実現するプログラムを記憶してある領域である。本発明を実現するプログラムが印刷デバイス300にインストールされる際には、まずインストールプログラムを記憶してある領域9998に記憶されているインストールプログラムがシステムにロードされ、CPU301によって実行される。次に、CPU301によって実行されるインストールプログラムが、本発明を実現するプログラムを記憶してある領域9997から本発明を実現するプログラムを読み出して、ハードディスク311に格納する。上記例では印刷デバイスにインストールすることに対して説明したが、対象は図4の拡張カード400に対しても同様である。図4の場合は本発明を実現するプログラムをROM402に格納することになる。
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダなど)から構成されるシステムあるいは統合装置に適用しても、ひとつの機器からなる装置に適用してもよい。
また、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM,CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
なお、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体から、そのプログラムをパソコン通信など通信ラインを介して要求者にそのプログラムを配信する場合にも適用できることは言うまでもない。
本発明の効果として、以下の事項が挙げられる。
デバイス側のファームを変更せずに、各種拡張カードの情報にアクセス、および操作を行うことが可能である。
拡張側における情報を、各々の機能に左右されることなく、効率的に保持することが出来る。
拡張側はデバイス側のUIのイメージを意識しないため、デバイス側の仕様に左右されずに、必要最小限の情報で良い。
デバイス側は機種やVersionUPによってUIの表現能力が変わることもあるが、拡張カード内の情報はデバイスの仕様を意識していないため、各々のデバイスの仕様で矛盾無く表現することができる。
本実施例のシステム構成を示す図 一般的なパーソナルコンピュータの内部構成を示した図 一般的な画像形成装置の内部構成を示した図 一般的な拡張カードの内部構成を示した図 一般的なアクセスポイントの内部構成を示した図 本発明を構成する機能モデル図 本発明を実現する情報データベースの構成図 本発明を実施したデバイスのパネル表示の階層構造の一例を示す図 本発明を実施した情報の取得・設定シーケンスの一例を示す図 本発明を実施したパネル表示の一例を示す図 本発明を実施したパネル表示の一例を示す図 本発明のプログラムの記憶媒体におけるメモリマップの一例を示す図
符号の説明
100 LAN
101 無線LANのアクセスポイント(AP)
102 無線LAN
110 単機能プリンタ(SFP)
111 複合機(MFP)
120、130 PC
140 ファイアウォール
150 インタネット
160 ネットワーク
300 デバイス
308 拡張スロットコントローラ
320 拡張スロットI/F
321 拡張無線LANカード(拡張カード)
322 アンテナ
330 無線LAN
700 情報データベース
701 Cardインスタンス
710、711 Functionインスタンス
720 MainGenericAttributeBoxインスタンス
730 CardGenericAttributeBoxインスタンス
740 FunctionGenericAttributeBoxインスタンス
750、751 ServiceSetインスタンス
760 L2 GenericAttributeBoxインスタンス
770、771、772 L2 ExtensionAttributeBoxインスタンス

Claims (4)

  1. 関連する情報を持ち、その全てをインスタンスまたは属性として表現する拡張カードであって、
    インスタンスは、
    拡張カードで共通に持つ属性を格納するインスタンスである共通属性Boxインスタンスと、
    拡張カード毎に固有の属性を格納するインスタンスである固有属性Boxインスタンスと、
    前記共通属性Box及び前記固有属性Box以外のインスタンスである通常インスタンスとから構成され、
    通常インスタンスはCard、Function及びServiceSetのうちの少なくとも1つから構成され、
    共通/固有属性Boxインスタンスは0個以上の属性を保持し、
    共通属性BoxインスタンスはMainGeneric、CardGeneric、FunctionGeneric及びServiceSetGenericのうちの少なくとも1つから構成され、
    固有属性BoxインスタンスはServiceSetExtensionから構成される、
    ことを特徴とする拡張カード。
  2. Cardのインスタンスは拡張カード自身を表現し、拡張カード内で唯一であり、0個以上の前記Functionのインスタンスを持ち、
    Functionのインスタンスは拡張カードが実現する機能を表現し、0個以上の前記ServiceSetを持ち、前記MainGenericインスタンスを参照でき、前記CardGenericインスタンスを参照でき、1個の前記FunctionGenericインスタンスを持ち、
    ServiceSetのインスタンスは拡張カードの機能が提供するサービスを表現し、1個のServiceSetGenericのインスタンスを持ち、0個以上のServiceSetExtensionを持ち、
    MainGenericは各種カードの基本的な特徴を表す属性を保持するものであり、拡張カード内で唯一であり、
    CardGenericは各種カードの基本的な特徴のうち、各カード固有な特徴を表す属性を保持するものであり、拡張カード内で唯一であり、
    FunctionGenericは拡張カードが実現する機能に関する属性を保持するものであり、各Functionのインスタンスがそれぞれ唯一に持ち、
    ServiceSetGenericは拡張カードの機能が提供するサービスに関する基本的な属性を保持するものであり、各ServiceSetのインスタンスがそれぞれ唯一に持ち、
    ServcieSetExtensionは拡張カードの機能が提供するサービスに関する、各サービス固有な属性を保持するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の拡張カード。
  3. 属性は、
    本属性を識別する識別子であるクッキーと、
    本属性の名称である属性名称と、
    本属性の型である属性の型と、
    本属性の設定可能な値の範囲である設定値の範囲と、
    本属性が持つ現在の値である設定値と、
    本属性を表す名前の文字列を識別する識別子である属性名表示メッセージIDと、
    のうちの少なくとも1つから構成されることを特徴とする請求項1に記載の拡張カード。
  4. 拡張側のインスタンスおよび属性を獲得する手段と、
    前記インスタンスまたは前記属性に従ってUI画面を表示し、UI画面を表示する際は、インスタンスの階層構成に従ってUI画面を切り替える手段と、
    ユーザからのUI画面による指示によって、拡張カードのインスタンスおよび属性の参照または設定を行う手段とを有することを特徴とするデバイス。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015228573A (ja) * 2014-05-30 2015-12-17 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置、画像形成方法、及び制御プログラム

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