JP6882060B2 - 情報処理装置、ドライバのインストール方法およびプログラム - Google Patents
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Description
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらに限定する趣旨のものではない。
図1は、本実施形態における情報処理システムの構成例を示すブロック図である。本実施形態の情報処理システム1は、コンピュータ100と、デバイス200、400とから構成される。図1に示される通り、コンピュータ100およびデバイス200が属するサブネットワークAと、デバイス400が属するサブネットワークBとは、ルータ300を介して接続されている。コンピュータ100は、PC(パーソナルコンピュータ)やタブレットなどの情報処理装置である。デバイス200、400は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、スキャナ等の周辺機器またはそれらの複合機能を備える装置である。デバイス200、400は、TCP/IPプロトコルに対応すると共に、Microsoft Windows OS標準のネットワークプロトコルであるWSD(Web Services on Devices)にも対応している。なお、情報処理システム1の構成は一例であり、図1の情報処理システム1の構成に限定されるものではない。例えば、サブネットワークAおよびサブネットワークBそれぞれに属するコンピュータ、デバイスの数は図1の情報処理システム1の構成に限定されず、複数であってもよい。
図2は、本実施形態におけるコンピュータ100のハードウェア構成例を示すブロック図である。コンピュータ100は、CPU101、RAM102、ROM103、グラフィックコントローラ104、表示部105、補助記憶装置106を含んで構成される。さらに、コンピュータ100は、外部接続インタフェース107(以下インタフェースは「I/F」と記す)、ネットワークI/F108を含み、各構成部はバス109を介して通信可能に接続されている。CPU101は演算回路からなり、コンピュータ100を統括制御する。CPU101はROM103または補助記憶装置106に記憶されたプログラムをRAM102に読み出し、種々の処理を実行する。ROM103は、コンピュータ100の制御に用いられるBIOSなどのシステムソフトウェアなどを記憶する。グラフィックコントローラ104は、表示部105に表示させるための画面を生成する。表示部105は、LCD(液晶ディスプレイ)などによって構成され、グラフィックコントローラ104によって生成された画面を表示する。また、表示部105は、タッチスクリーン機能を有していてもよい。その場合、表示部105を介して入力を受け付けたユーザ指示を、コンピュータ100への入力として扱うことも可能である。補助記憶装置106は記憶領域としての機能を有し、OS(オペレーティングシステム)、種々のデバイスを制御するためのデバイスドライバ、種々の処理を実行するアプリケーションプログラムなどを記憶する。補助記憶装置106は記憶装置の一例であり、HDD(ハードディスクドライブ)以外にもSSD(ソリッドステートドライブ)などにより構成することができる。補助記憶装置106に記憶されているデバイスドライバには、デバイス200、400を含む種々のデバイスを制御するために用いられるドライバソフトウェアが含まれる。このようなドライバソフトウェアとは、例えば、スキャナドライバ、プリンタドライバ、ファクシミリドライバなどである。外部接続I/F107は、コンピュータ100に種々の機器を接続するためのインタフェースである。例えば、外部接続I/F107を介して、キーボード、マウスなどのポインティングデバイスを接続することができる。ネットワークI/F108は、CPU101の制御に基づいてデバイス200、400とネットワークを介して通信を行う。
図3は、本実施形態におけるデバイス200、400のハードウェア構成例を示すブロック図である。デバイス200、400は、CPU201、RAM202、ROM203、グラフィックコントローラ204、表示部205、操作部206を含んで構成される。さらに、デバイス200、400は、ネットワークI/F207、印刷部208を含み、各構成部はバス209を介して通信可能に接続されている。CPU201は演算回路からなり、デバイス200、400を統括制御する。CPU201はROM203に記憶されたプログラムをRAM202に読み出し、種々の処理を実行する。ROM203は、デバイス200、400の制御に用いられるプログラムやデータを記憶する。グラフィックコントローラ204は、表示部205に表示させるための画面を生成する。表示部205は、LCD(液晶ディスプレイ)などによって構成され、グラフィックコントローラ204によって生成された画面を表示する。操作部206は、タッチパネルやハードウェアキーなどによって構成され、ユーザ指示を受け付けることができる。ネットワークI/F207は、CPU201の制御に基づいて外部デバイスとネットワークを介して通信を行う。印刷部208は、コンピュータ100から送信された印刷ジョブや、デバイス200、400自身が読み取った画像データに基づいて、用紙などの記録媒体に文字や画像を形成する。なお、図3に示されるデバイス200、400の構成は、デバイス200、400がプリンタである場合の構成である。デバイス200、400がスキャナである場合、デバイス200、400は、用紙などの記録媒体上に形成されている文字や画像を読み取る読取部を更に有することになる。
図4は、本実施形態におけるコンピュータ100のソフトウェア機能構成を示すブロック図である。図4に示される各ブロックの機能は、CPU101がアプリケーション(ドライバインストーラ)110のプログラムコードをRAM102に読み出して実行することにより実現される。
図5は、本実施形態におけるドライバインストーラの処理手順を示すフローチャートである。図5に示されるフローチャートの処理は、CPU101がアプリケーション110のプログラムコードをRAM102に展開し実行することにより行われる。以下の各記号Sは、フローチャートにおけるステップであることを意味する。これらは図6以降のフローチャートについても同様である。
図6は、本実施形態における印刷キューの生成手順(S600)の詳細を示すフローチャートである。以下、図6を参照して詳細に説明する。
実施形態1によれば、デバイスに関連付けて生成された、OSが提供する汎用ドライバ(Inboxドライバ)の印刷キューを削除しつつ、デバイスの製造元が提供するドライバ(Outboxドライバ)の印刷キューを生成することができる。しかし、実施形態1の手法では、以下のユースケースにおいて問題が発生する。すなわち、複数のOutboxドライバが既にインストールされており、これら複数のOutboxドライバのうち一部を更新する場合、非更新対象のOutboxドライバの印刷キューが削除されてしまう。実施形態2のドライバのインストール手法は、上記問題に鑑み、非更新対象のOutboxドライバの印刷キューを保持しつつ、更新対象のOutboxドライバを更新することができる。以下、実施形態1と共通する部分については説明を簡略化ないし省略し、以下では本実施形態に特有な点を中心に説明する。
S601〜S605は、実施形態1と同じため説明を省略する。
S701において、S606の判定結果が補助記憶装置106などの記憶領域に記憶される。すなわち、PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられている印刷キュー名が、S605〜S702の処理ループごとに記憶される。S701で記憶された印刷キュー名は、後述のS703の判定処理において参照される。
S702において、S607の判定結果が補助記憶装置106などの記憶領域に記憶される。すなわち、登録されたドライバ(例えば、Outboxドライバ)と一致すると判定された印刷キュー名が、S605〜S702の処理ループごとに記憶される。S702で記憶された印刷キュー名は、後述のS703の判定処理において参照される。全ての印刷キューについて処理が完了している場合(S605:YES)、S703に移行し、対象デバイスをOSのデータベースから削除するか否かが判定される。
S608〜S611は、実施形態1と同じため説明を省略する。S611の処理を完了すると、本フローチャートを終了し、再び図5のフローチャートに復帰する。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100・・コンピュータ
200・・デバイス
400・・デバイス
110・・アプリケーション(インストーラ)
111・・デバイス検出部
112・・TCP/IPデバイス検索部
113・・WSDデバイス検索部
114・・UUID取得部
115・・Inboxドライバ検出部
116・・WSDデバイス登録部
Claims (12)
- 情報処理装置であって、
デバイスの製造元が提供するドライバを登録する登録手段と、
前記デバイスのUUIDと前記情報処理装置の印刷ポート名とを用いてPnP−X IDを取得する取得手段と、
前記情報処理装置にインストール済みのドライバの印刷キューが、前記PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられており、かつ、前記印刷キューに対応するドライバが前記登録されたドライバと一致しない場合、前記印刷キューを削除する削除手段と、
前記登録されたドライバの印刷キューをWSD通信ポートに割り当てて生成する生成手段と、を有する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 情報処理装置であって、
デバイスの製造元が提供するドライバを登録する登録手段と、
前記デバイスのUUIDと前記情報処理装置の印刷ポート名とを用いてPnP−X IDを取得する取得手段と、
前記PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられている印刷キューが少なくとも1つ以上存在し、かつ、前記印刷キューに対応するドライバが、いずれも前記登録されたドライバと一致しない場合、前記印刷キューを削除する削除手段と、
前記登録されたドライバの印刷キューをWSD通信ポートに割り当てて生成する生成手段と、を有する
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記削除手段は、前記デバイスの管理に用いられるデータベースから前記デバイスを示す情報が削除されることに応じて、前記デバイスに関連付けられたドライバの前記印刷キューを削除することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記生成手段は、前記データベースに前記デバイスを示す情報が登録されることに応じて、前記登録されたドライバの印刷キューを前記WSD通信ポートに割り当てて生成することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記取得手段は、情報処理装置のOSが提供する機能であるポートモニタから前記PnP−X IDを取得することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置へのドライバのインストール方法であって、
デバイスの製造元が提供するドライバを登録する登録ステップと、
前記デバイスのUUIDと前記情報処理装置の印刷ポート名とを用いてPnP−X IDを取得する取得ステップと、
前記情報処理装置にインストール済みのドライバの印刷キューが、前記PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられており、かつ、前記印刷キューに対応するドライバが前記登録されたドライバと一致しない場合、前記印刷キューを削除する削除ステップと、
前記登録されたドライバの印刷キューをWSD通信ポートに割り当てて生成する生成ステップと、を有する
ことを特徴とするドライバのインストール方法。 - 情報処理装置へのドライバのインストール方法であって、
デバイスの製造元が提供するドライバを登録する登録ステップと、
前記デバイスのUUIDと前記情報処理装置の印刷ポート名とを用いてPnP−X IDを取得する取得ステップと、
前記PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられている印刷キューが少なくとも1つ以上存在し、かつ、前記印刷キューに対応するドライバが、いずれも前記登録されたドライバと一致しない場合、前記印刷キューを削除する削除ステップと、
前記登録されたドライバの印刷キューをWSD通信ポートに割り当てて生成する生成ステップと、を有する
ことを特徴とするドライバのインストール方法。 - 情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、
デバイスの製造元が提供するドライバを登録する登録手段と、
前記デバイスのUUIDと前記情報処理装置の印刷ポート名とを用いてPnP−X IDを取得する取得手段と、
前記情報処理装置にインストール済みのドライバの印刷キューが、前記PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられており、かつ、前記印刷キューに対応するドライバが前記登録されたドライバと一致しない場合、前記印刷キューを削除する削除手段と、
前記登録されたドライバの印刷キューをWSD通信ポートに割り当てて生成する生成手段と、を有する情報処理装置として機能させるためのプログラム。 - 情報処理装置として機能させるためのプログラムであって、
デバイスの製造元が提供するドライバを登録する登録手段と、
前記デバイスのUUIDと印刷ポート名とを用いてPnP−X IDを取得する取得手段と、
前記PnP−X IDが取得された印刷ポートに割り当てられている印刷キューが少なくとも1つ以上存在し、かつ、前記印刷キューに対応するドライバが、いずれも前記登録されたドライバと一致しない場合、前記印刷キューを削除する削除手段と、
前記登録されたドライバの印刷キューをWSD通信ポートに割り当てて生成する生成手段と、を有する情報処理装置として機能させるためのプログラム。 - 前記削除手段は、前記デバイスの管理に用いられるデータベースから前記デバイスを示す情報が削除されることに応じて、前記デバイスに関連付けられたドライバの前記印刷キューを削除することを特徴とする請求項8または9に記載のプログラム。
- 前記生成手段は、前記データベースに前記デバイスを示す情報が登録されることに応じて、前記登録されたドライバの印刷キューを前記WSD通信ポートに割り当てて生成することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。
- 前記取得手段は、情報処理装置のOSが提供する機能であるポートモニタから前記PnP−X IDを取得することを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載のプログラム。
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