JP2007183426A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】操作用レバー94は、回転軸の周りに揺動可能に構成されており、操作用レバー94の回転軸に沿う方向である矢印E方向の動きを規制する規制形状部90d,90eをカバー90に一体的に形成した。
【選択図】図24
Description
この形式の画像形成装置、特に複数の像担持体を有する多色の画像形成装置において、例えばドラム状の感光体(以下、「感光体ドラム」という)からなる像担持体等を備え画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された複数の像担持体ユニット(プロセスカートリッジ)を、画像形成装置本体に装着される際に正確に位置決めすることは、色ズレを始めとする画像の位置ズレを防止する上で重要な課題となっていて、さまざまな方式が提案され、実用化されている(例えば、特許文献1ないし6参照)。
そこで、本願出願人は、特願2005−332015号(平成17年11月16日特許出願)にて、上記問題点を解消できる新規な画像形成装置等に係る技術を提案した。
後述する第2の比較例を示す図8ないし図11、図17、図30及び図31を参照して、諸問題点を説明する。図8ないし図11において、符号1Yないし1BKは像担持体としての感光体ドラム、帯電ローラ等を有する帯電手段としての帯電装置、現像ローラ等を有する現像手段としての現像装置及びクリーニングブレード等を有するクリーニング手段としてのクリーニング装置等で構成されるプロセスカートリッジ(像担持体ユニット)を、符号7は画像形成装置本体を、符号16は感光体ドラムの支持軸を、符号17は感光体ドラムの支持軸16を回転自在に支持する軸受を、符号15は感光体ドラムを支持するための、支持軸16と軸受17とから構成される担持体支持部材を、符号70はプロセスカートリッジ1Yないし1BKを担持体支持部材15を介して、画像形成装置本体7に対して着脱し位置決めするための開閉自在な位置決めユニットを、それぞれ示す。
図30は、操作用レバー94を裏側から見た図であり、これを参照して操作用レバー94の操作によるスライド部材41Aのスライド動作を説明する。
操作用レバー94には、前記案内溝94bと、操作用レバー94の基端部である回転軸94aと、実際に手動操作する部位である取手部94cとが設けられており、操作用レバー94を回転軸94aを中心として矢印K方向のように所定角度回動、すなわち揺動させることで、案内溝94bによりスライド部材41Aのピン93をほぼ水平方向に移動させ、スライド部材41Aを同方向にスライドさせる。
加えて、特にフルカラーの画像形成装置等においては、位置決め保持部材32Aを左右方向(水平方向)に長尺に製作する傾向となり、これに対応して位置決め保持部材32Aの画像形成装置本体7への位置決め精度を向上するためには、各位置決め孔35a,35b及び各位置決めピン36a,36bも位置決め保持部材32Aにおける左右方向(水平方向)にできるだけ長い距離をもって設定する必要がある。位置決めユニット70の軽量化およびコストを考慮すると、位置決め保持部材32Aは例えば板金等で、カバー90は樹脂等で形成するのが一般的であるため、位置決めユニット70及びカバー90は左右方向(水平方向)の両端部で僅かに反る傾向があり、各位置決め孔35a,35bと各位置決めピン36a,36bとの嵌合状態が中途半端な状態となってしまい、図示しないロック装置を作動させることが困難になるという第2の問題点があった。
すなわち、第1の目的は、不慣れな操作者でも操作用レバー94の操作性・作業性向上が図れる画像形成装置を提供することにある。第2の目的は、不慣れな操作者が操作しても、位置決め孔と位置決めピンとの嵌合状態が中途半端な状態となってしまうことのない画像形成装置を提供することにある。第3の目的は、不慣れな操作者が操作しても、不要な力が操作用レバーに加わることを防ぎ、これにより操作用レバーの破損が防止できる画像形成装置を提供することにある。第4の目的は、不慣れな操作者や不特定者による操作用レバーの誤操作により、位置決めユニットの不測の位置決め解除を防止できる画像形成装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、像担持体及び該像担持体を支持する担持体支持部材を備えた少なくとも一つの像担持体ユニットと、該少なくとも一つの像担持体ユニットを前記担持体支持部材を介して、画像形成装置本体に対して着脱し位置決めするための開閉自在な位置決めユニットと、前記画像形成装置本体に設けられ、前記位置決めユニットが前記画像形成装置本体に対して閉じられるとき、前記保持部材を前記画像形成装置本体に対して位置決めするための位置決め手段と、前記保持部材に設けられ、前記位置決め手段と嵌合する被位置決め手段とを有し、前記位置決めユニットは、前記画像形成装置本体に対し閉じられて所定の取付位置に位置決めされるとき、前記少なくとも一つの像担持体ユニットの前記担持体支持部材が保持される少なくとも一つの開口した保持部を備えた保持部材と、該保持部上の前記担持体支持部材を押圧し位置決めする押圧手段と、該押圧手段を挟んで前記保持部材に対向して設けられたカバー部材と、前記押圧手段を操作する操作手段とを具備し、前記少なくとも一つの像担持体上の像は直接的又は間接的にシート状記録媒体に転写される画像形成装置であって、前記操作手段は、前記保持部材の長手方向の中央近傍に対向する位置の前記カバー部材に配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、操作手段を、保持部材の長手方向の中央近傍に対向する位置のカバー部材に配置したので、片手でのセット時に力を加えるべき場所に自然と手が置かれる。また、複数の位置決め手段と被位置決め手段がある場合にも、カバー部材を介して保持部材の中央を押すことが有効であり、その場合にもセット時に力を加えるべき場所に自然と手が置かれる。以上より、機器に詳しくない操作者に対してもセットのしやすい状態を作ることができる(請求項1)。
同図に示す画像形成装置は、フルカラー画像を形成するタンデム式の画像形成装置構成である。この画像形成装置は、画像形成装置本体7内に装着・配置された第1ないし第4のプロセスカートリッジ1Y,1C,1M,1BKと、これらのプロセスカートリッジに対向して配置された中間転写体としての中間転写ベルト2とを有する。中間転写ベルト2は、無端ベルトであり、駆動ローラ及び従動ローラを備えた複数のローラ3,4,5に巻き掛けられている。各プロセスカートリッジ1Yないし1BKは、像担持体としてのドラム状の感光体(以下、「感光体ドラム」という)6Y,6C,6M,6BKを有し、その各感光体ドラム上にそれぞれ異なった色のトナー像が形成され、その各トナー像が中間転写ベルト2に順次転写される。
各プロセスカートリッジ1Yないし1BKは、後述する位置決めユニットの開閉方向とほぼみなせる各感光体ドラム6Yないし6BKの回転軸(図示せず)の長手方向に画像形成装置本体7に対して着脱自在に構成されている。
図2は、プロセスカートリッジ1Yの感光体ドラム6Yと、その感光体ドラム6Yを支持する担持体支持部材15を示す部分断面図であり、この図にはプロセスカートリッジ1Yの他の構成要素の図示は省略してある。ここに示した担持体支持部材15は、図3にも示すように、回転軸である支持軸16と、その支持軸16に取り付けられた例えば玉軸受より成る軸受17とを有し、感光体ドラム6Yは、その両端部に固定されたフランジ18,19を介して、支持軸16に固定支持されている。また、支持軸16は、図示していない軸受を介して、図1に示したカートリッジケース14Yに回転自在に組み付けられている。
次に、プロセスカートリッジ1Yないし1BKを画像形成装置本体7に装着する際の位置決め構成及び動作について説明するが、後述するように本発明の実施形態は図2ないし図7に示す位置決め構成(以下、「第1の比較例」という)と、図8ないし図18に示す位置決め構成(以下、「第2の比較例」という)とに対して、上述の目的を達成するための改良を加えたものであるため、細部にわたって詳しく説明する。
図2における符号Fは、画像形成装置の手前側を示し、符号Rは画像形成装置の奥側、すなわち後側を示している。プロセスカートリッジ1Yと他のプロセスカートリッジ1C,1M,1BKとは、後述するように、その前後方向、換言すれば支持軸16の長手方向に着脱可能に画像形成装置本体7に装着されている。画像形成装置本体7を構成するフレーム33は、その手前側に配置された前側板28と、図3にも示すように、奥側に配置された後側板29と、これらの側板28,29が固着された底板30(図3)とを有する。
フレーム33と位置決め保持部材32の周りには、図示していない外装カバーと、これに支持された前カバー(図示せず)とが位置するようになっている。
また、位置決め保持部材32(位置決めユニット65)が、フレーム33に対して位置決めされた所定の取付位置を占めたとき、位置決めピン36a,36bに形成されている図示しない溝に、位置決めユニット65側に設けられた図示しないロック機構・装置のロック爪が係合することによって固定されるようになっている。これは、後述する第2の比較例を示す図8等における位置決めユニット70でも同様である。
位置決め孔35aと位置決め孔35bとは、図において左右の形成位置を区別するためのもので同一の形状・寸法であり、同様に位置決めピン36aと位置決めピン36bとも同一の形状・寸法であり、例えば鋼材等の金属で形成されている。
他のプロセスカートリッジ1C,1M,1BKの各支持軸16の奥側の端部も、上述した内容と全く同様にして後側板29に位置決めされ、かつその各支持軸16と感光体ドラム6C,6M,6BKが上述した内容と同様にして回転駆動される。
図4は前述のように各プロセスカートリッジ1Yないし1BKを画像形成装置本体の奥側に押し込んで、位置決め保持部材32を閉位置に回動し、その位置決め保持部材32に形成された位置決め孔35a,35bを前側板28に突設された位置決めピン36a,36bに嵌合して、位置決め保持部材32を所定の取付位置に位置決めしたときの様子を示す図であって、図2の矢印IV方向に見た図である。この図4と図2及び図6から判るように、位置決め保持部材32には、スライド部材41が配置されている。
スライド部材41には、水平方向に長い複数の長孔42が形成され、その各長孔42に段付ねじ43が相対的に摺動可能に挿入され、その各段付ねじ43は位置決め保持部材32に螺着されている。これにより、スライド部材41は、図4に示した第1の位置と図5に示した第2の位置との間を水平方向にスライド・移動可能に位置決め保持部材32に支持される。
また、スライド部材41の上部のフランジ部の下側面は各押圧部材44が水平方向に移動するとき、その押圧部材44を案内するガイド面50として機能する。このように、スライド部材41には、各押圧部材44用のガイド面50が形成されている。
このように、各押圧部材44は、ばね52により付勢された状態で、スライド部材41に移動可能に支持され、スライド部材41が第1の位置にあるとき、ばね付勢された押圧部材44は、スライド部材41に設けられたストッパ49により規制されて、担持体支持部材15に接触することが禁止されるのである。このため、操作者が手操作にて、位置決め保持部材32を図2に示した開位置から図4に示した閉位置に揺動したとき、各軸受17は、各押圧部材44に干渉することなく、各取付穴37に嵌入することができる。
各押圧部材44が停止した後も、各ばね52の付勢力に抗してスライド部材41を第2の位置へ向けて移動させると、各押圧部材44に形成された長孔48の各端部61が各ストッパ49から離れ、各押圧部材44は各ストッパ49による規制から解除される。
上述のとおり、押圧手段は、各担持体支持部材15に対応して設けられ各保持部上の各担持体支持部材15と非接触である非押圧位置と各保持部(2つの面45,46)上の各担持体支持部材15を押圧し位置決めする押圧位置との間で移動可能な複数の押圧部材44と、各押圧部材44を押圧位置に移動する向きに付勢する付勢手段としての引張ばね52と、各押圧部材44を移動可能に支持すると共に、非押圧位置に対応した第1の位置と押圧位置に対応した第2の位置との間で移動可能に位置決め保持部材32に支持された単一のスライド部材41と、スライド部材41を第1の位置と第2の位置との間で移動させる移動手段(図示せず)とから主に構成されている。
さらに、図7に示すように、各押圧部材44の楔形部53のなす角度をθとすると、この角度θが大き過ぎると、その楔形部53をガイド面50と軸受17の間に圧入させるのに大きな力が必要となり、操作性が低下する。逆にこの角度θが小さすぎると、押圧部材44の作動ストロークが徒らに大きくなり、やはり操作性が低下する。かかる観点から、この角度θを5°ないし45°、特に15°ないし20°に設定することが好ましい。
プロセスカートリッジは、プロセスカートリッジ1Yないし1BKに限らず、例えば感光体ドラム6Yないし6BKと、帯電手段としての帯電装置11Y、現像手段としての現像装置9Y及びクリーニング手段としてのクリーニング装置10Yのうちの少なくとも一つとの組合せからなるものであってもよい。また、プロセスカートリッジは、4個のプロセスカートリッジ1Yないし1BKでフルカラー画像形成を行えるものに限らず、上記感光体ドラムと、上記帯電手段及び上記現像手段のうちの少なくとも一つとの組合せからなる少なくとも一つ以上のプロセスカートリッジであってもよい。これは、後述する第2の比較例、各実施形態及び変形例等でも同様である。
図8ないし図18に、第2の比較例を示す。第2の比較例は、図1ないし図7に示した第1の比較例としての画像形成装置と比較して、位置決めユニット65に代えて、図8ないし図11及び図17等に示す位置決めユニット70を用いる点が主に相違する。上記相違点以外は、図1ないし図7に示した画像形成装置とほぼ同様である。
位置決め保持部材32A、スライド部材41A及び各押圧部材44Aは、第1の比較例と同様に、板材としての板金で後述の各部等が一体的に形成されているので、非常に安価に、かつ、所定の強度や耐摩耗性・耐久性を確保して形成することができるという利点・効果も奏するものである。
図9に示すように、開口した取付穴77には、各プロセスカートリッジ1Yないし1BKの自重によって担持体支持部材15が保持される保持部としての2つの面78,79を備えた舌片80,81が一体的に形成されている。2つの面78,79を備えた舌片80,81は、ほぼ鉛直線を中心としてその両側にほぼ等しい角度(約45°)をもって互いにほぼ直交するように形成されている。これは、丸棒状の軸の芯出しに用いられるVブロックの2つの面と同様の機能を発揮するものである。
図7に示した第1の比較例と同様に、2つの面78,79が、プレス成形時の切り起こし加工によって成形された舌片80,81によって形成されていると、その舌片80,81の基部に丸みが形成されるので、位置決め保持部材32Aを図8に示した矢印D方向に揺動させて閉位置にするとき、丸みの部分が軸受17に摺接することになり、その軸受17に傷が付けられる不具合を防止できる。
当然のことながら、フレーム33に対する位置決め保持部材32Aの寸法精度や、位置決め保持部材32Aの各取付穴77の2つの面78,79のピッチや各部の寸法精度は、各感光体ドラム6Yないし6BKを画像形成装置本体7に対して位置決めするために所定の精度範囲(公差)内に設定されていることは言うまでもない。
また、位置決め保持部材32Aの担持体支持部材保持部分32bから、位置決め保持部材32Aの揺動支点(図8及び図9に示すヒンジピン34参照)へ嵌合する形状32cまでを一体構造で形成している。そして、上記形状32c部分と担持体支持部材保持部分32bまでを絞り形状32dで成形したフランジでつないでいる。これにより、位置決め保持部材32Aの揺動支点から担持体支持部材保持部分32bにかけてより強度を確保することができる。
上述したとおり、スライド部材41Aは、図6等に示したスライド部材41と比較して、移動手段92を構成するピン93が植設されている点、及びストッパ49を除去し、切り曲げ形状41aを形成されている点が主に相違する。
図12、図13、図16等において、スライド部材41Aのウエブ内面に二点鎖線で示す扇状ないし丸は、図の簡明化を図るために、位置決め保持部材32Aの図示を省略し、取付穴77及び担持体支持部材15の軸受17が仮想的に存在する状態を投影して示している。
スライド部材41Aの切り曲げ形状41aの、ばね71を係止するための係止角度としての曲げ角度θ2は、図14に示すようにスライド部材41Aの摺接移動面に対して45°以上に設定されている。曲げ角度θ2が45°未満であると、ばね71の引っ掛け形状71bがスライド部材41Aの切り曲げ形状41aと押圧部材44Aとの間で挟まれやすくなり、押圧部材44Aの動きが悪くなってしまうので好ましくない。
ばね71のU字部の開口側両端間の幅である曲げ形状71a,71bの曲げ内同士の幅W1は、U字部の最大幅W2よりも小さくなっている。当然、引っ掛かるようにフック形状となっている。W1<W2とすることで、ばね71のテンションによって、ばね71が図16に矢印で示す上方に移動しないようにすることができる。
ばね71の荷重やばね定数は、本比較例では4本使用するのでそれらの合計の荷重と操作力との関係を考慮して、また共振などを避けるように設定されるものであることは言うまでもない。
本比較例によれば、曲げ角度θ2を45°以上とすることで、ばね71の引っ掛け形状71bが、スライド部材41Aの切り曲げ形状41aと押圧部材44aとの間で挟まれることなく、押圧部材44Aの動きをスムーズにすることができる。
また、本比較例によれば、ばね71のU字部の開口側曲げ内の幅W1を、U字部の最大幅W2よりも小さくする(W1<W2)ことで、ばね71のテンションによって、ばね71が図16に矢印で示す上方に移動しないようにすることができる。
この往復運動変換手段は、スライド部材41Aに植設されたピン93と、カバー90にほぼ水平方向に長く形成されピン93が挿通される長孔90bと、カバー90に形成された孔90cを挿通してねじ95で締結固定され操作用レバー94の揺動中心軸となる回転軸94aと、ピン93が嵌入される操作用レバー94の基部に形成された案内溝94bと、操作用レバー94の実際に操作力を加える部位である取手部94cとから主に構成されている。
操作用レバー94による矢印K方向の往復揺動運動は、ピン93が案内溝94bに沿って移動しつつ、かつ、回転軸94aのねじ95を中心としてピン93が長孔90b内のほぼ水平方向に沿って移動するように案内規制されることで、スライド部材41Aのほぼ水平直線運動に変換される。
図10は、図8に示すように、各プロセスカートリッジ1Yないし1BKを画像形成装置本体7の矢印Gで示す奥側の方向に押し込んで、位置決め保持部材32Aを閉位置に揺動し、その位置決め保持部材32Aに形成された位置決め孔35a,35bを前側板28(図2及び図3参照)に突設された位置決めピン36a,36bに嵌合して、位置決め保持部材32Aを所定の取付位置に位置決めしたときの様子を示す図であって、第1の比較例と同様に図2を借りて説明すると同図の矢印IV方向に見た図である。
スライド部材41Aには、水平方向に長い複数の長孔42が形成され、その各長孔42に段付ねじ43が相対的に摺動可能に挿入され、その各段付ねじ43は位置決め保持部材32Aに螺着されている。これにより、スライド部材41Aは、図10に示す第1の位置と図11に示した第2の位置との間を水平方向にスライド・移動可能に位置決め保持部材32Aに支持される。
一方、各軸受17に対応して、各押圧部材44Aがそれぞれ設けられており、各押圧部材44Aはスライド部材41Aに対して、ガイド面50に摺接・案内されながら、また長孔44bに嵌入している切り曲げ形状41aに案内されつつ、所定のストロークを水平方向に移動することができる。
このように、各押圧部材44Aは、ばね71により付勢された状態で、スライド部材41Aにスライド・移動可能に支持され、スライド部材41Aが第1の位置にあるとき、ばね付勢された押圧部材44Aは、スライド部材41Aに設けられた切り曲げ形状41aにより規制されて、担持体支持部材15に接触することが禁止されるのである。このため、操作者が手操作にて、位置決め保持部材32Aを前記開位置から図10に示した閉位置に揺動したとき、各軸受17は、各押圧部材44Aに干渉することなく、各取付穴77に嵌入することができる。
各押圧部材44Aが停止した後も、各ばね71の付勢力等に抗してスライド部材41Aを第2の位置へ向けて移動させると、各押圧部材44Aに形成された長孔44bの各端部が各切り曲げ形状41aから離れ、各押圧部材44Aは各切り曲げ形状41aによる規制から解除される。
当然のことながら、フレーム33に対する位置決め保持部材32Aの寸法精度や、位置決め保持部材32Aの各取付穴77の2つの面78,79のピッチや各部の寸法精度は、各感光体ドラム6Yないし6BKを画像形成装置本体7に対して位置決めするために所定の精度範囲(公差)内に設定されていることは言うまでもない。
本比較例によれば、本比較例の特徴的な前述した構成を除く第1の比較例と同様の構成を有する部分については、第1の比較例と同様の利点・効果を奏することは言うまでもない。すなわち、位置決めユニット70が画像形成装置本体7に対して閉じられるとき、開口した取付穴77の2つの面77,79(保持部)上にプロセスカートリッジ1Yないし1BK(像担持体ユニット)の自重によって軸受17(担持体支持部材15)が保持された後、押圧手段によって2つの面77,79上の軸受17が押圧されて位置決めされるので、簡単な位置決め構成によってプロセスカートリッジ1Yないし1BKを画像形成装置本体7に対して正しく位置決めすることができると共に、その操作性を向上してコストダウンを図れる画像形成装置を提供できるものである。
図19を参照して、第1の実施形態を説明する。図19は、第1の実施形態における画像形成装置を、第1及び第2の比較例のそれと比べて、やや詳しく表したものである。
図19において、符号26aは、排紙部の排紙トレイを、符号66は、原稿の画像等を読み取るスキャナ部を、符号67は、操作部としての操作パネルを、符号68は、現像剤としての色の異なるトナーを収納しているトナーボトル収納部を、符号69は、操作者の前面に対向して設けられトナーボトル収納部68および位置決めユニット70等を覆う画像形成装置本体7に対して開閉自在に構成された前カバーを、それぞれ示す。
押し位置標識は、押し位置表示用突起部96a,96bに限らず、例えば、突起部(凸部)とは逆の凹形状や、「押す」又は「PRESS」という文字表示・刻印や、「手の平での押すマーク表示」刻印や、そられのラベル貼り付けなどであってもよい。
押し位置表示用突起部96a,96bは、操作者によって確実に押されて、位置決め孔35a,35bと位置決めピン36a,36bとの嵌合が確実に助勢される点から、位置決め保持部材32Aの位置決め孔35a,35bから、長手寸法W32の1/5以内に配置されていることが好ましい。
押し位置表示用突起部96bは、操作者によって確実に押されて、位置決め孔35bと位置決めピン36bとの嵌合が確実に助勢される点から、位置決め保持部材32Aの位置決め孔35bから、長手寸法W32の1/5以内に配置されていることが好ましい。
また、本変形例によれば、位置決め保持部材32Aの位置決め孔35bと位置決めピン36bとの嵌合部の近傍において、第1の実施形態における押し位置表示用突起部96b(押し位置標識)を設けたものと同様の利点・効果を奏する。
図21に示す変形例は、図20に示した変形例と比較して、操作用レバー94に代えて、その回転軸(図示せず)を中心に遠心方向両側に延長されている操作用レバー98を用いている点のみ相違する。この相違点以外は、図21に示した変形例1は図20に示した変形例と同様である。
本変形例によれば、図20に示した変形例と同様の効果を奏する他、操作用レバー98が前記回転軸を中心に遠心方向両側(各半径方向)に延長されているので、スライド部材41Aのスライド操作をする際に、操作用レバー98の取手部を引っ張ってしまっても前記回転軸の反対側の取手部が突っかかりとなるため、操作用レバー98を折ってしまう方向に力が掛かりにくく、操作用レバー98が壊れにくいという利点・効果を奏する。
この構成例としては、例えば図17及び図18を借りて説明すると、操作用レバー94の揺動範囲は、回転軸94aを通る垂直線(ほぼ鉛直線)に対して左右の揺動角度θ3=45度以内である。
本構成例によれば、操作手段が保持部材の揺動中心から遠ざかる方向に延長され、かつ、その揺動範囲(可動範囲)が延長方向に限られているので、操作手段のレバー比が有効な位置にレバー先端を配置でき、機器に詳しくない人間に対してもセットのしやすい状態を作ることができる。さらに、操作手段の可動範囲が鉛直方向から左右に45度以内の場合には、右利き左利きどちらでも回しやすい状態となり、多くのユーザ・操作者に対応できる。
図8、図22及び図23に示すように、画像形成装置本体7のフレーム33に対してプロセスカートリッジ1Yないし1BKを、前側板28に設けられた位置決めピン36a,36bと、位置決め保持部材32Aに設けられた位置決め孔35a,35bとの嵌合によって位置決めする構成において、位置決めピン36aと位置決め孔35aとをスライド部材41Aによって嵌合・固定する際に使用する操作手段としてのレバー97aの回転軸(図示せず)は、位置決め保持部材32Aの位置決め孔35aより、X3離れた場所に設けられ、位置決めピン36bと位置決め孔35bをスライド部材41Aによって嵌合・固定する際に使用するレバー97bの回転軸(図示せず)は、位置決め保持部材32Aの位置決め孔35bより、X4離れた場所に設けられている。
位置決め保持部材32Aの位置決め孔35a,35bを位置決めピン36a,36bに嵌合・固定するための2つのレバー97a,97bを設けられた構成において、レバー97aとレバー97bの固定状態は、図21に示すようにカバー90の中央方向に揺動に、解放状態は図22のように図21に示したとそれぞれ反対方向である。なお、本例の固定状態と解放状態の組合せは、逆でも構わない。
すなわち、第1、第2の比較例や第1の実施形態等の画像形成装置のうちで単一のプロセスカートリッジ(単色)で構成される画像形成装置において、前記保持部材を磁力によって固定する磁力固定手段(マグネットキャッチ等)近傍の前記保持部材長手方向の距離の1/5以内に、前記保持部材を押す位置の押し位置標識を設けたことを特徴とするものであってもよい。
この構成例によれば、磁力固定手段(マグネットキャッチ部)と押し位置標識とを近づけて構成したため、磁力固定手段(マグネットキャッチ部)に確実にセットすることが可能となった。
この構成例によれば、上述と同様の効果に加えて、4個のプロセスカートリッジ(像担持体ユニット)の位置決めを正確にすることができたため、カラー画像形成装置に重要な各色の重ね合わせが可能となった。
この構成例によれば、テコの原理により、位置決めとロック機能をかねた位置決め溝と取付位置に、より大きな力を加えることが可能となるため、より確実に位置決めとセットすることが可能となった。
この構成例によれば、左右両方の手を利用するように表示したため、手をはさむような安全対策と、保持部材が撓んでセットできないような不具合を無くすことが可能となった。
この構成例によれば、片手で左右の位置決めと、ロック機構を兼ねた位置決め手段の位置決め溝にセットすることが可能となった。
この構成例によれば、コストアップすることなく押し位置の表示が可能となった。
この構成例によれば、手の形に合うような形状を作り出すことが可能となり、押す方向、場所をより一層間違えずに押すことが可能となった。
図24を参照して、第2の実施形態を説明する。第2の実施形態は、上述した第3の問題点を解決するためになされたものであり、操作用レバー94が図17及び図30に示したものと同様に回転軸94a(図24では省略)の周りに揺動可能に構成されており、カバー90に、操作用レバー94の回転軸94aに沿う矢印E方向、すなわち回転軸94aに沿う矢印E方向の動きを規制する規制手段としての規制形状部90d,90eを一体的に設けたことを特徴とする。この特徴点以外は、第2の比較例や第1の実施形態と同様である。
加えて、操作用レバー94Aの取手部94cの先端部に切欠溝94dが設けられているので、規制形状部90f,90gの大きさを小さくすることができる。これにより、操作者が操作用レバー94Aを操作する際にカバー90の規制形状部90f,90gに手が当たることを防ぐことができ、操作感を向上させることができる。
加えて、各々の規制形状部90h,90iが操作用レバー94の揺動範囲も規制しているので、操作者が操作用レバー94を揺動させすぎてこれを破損させることを未然に防ぐことができる。
加えて、位置決め保持部材32Aのカバー90には、操作用レバー94が矢印E方向に動かないように規制形状部90jが操作用レバー94の揺動範囲の全域に設けられているので、操作者が、操作用レバー94の揺動操作途中でこれを矢印E方向に引っ張っても、操作用レバー94が破損しないという効果も奏する。
加えて、位置決め保持部材32Aのカバー90には、操作用レバー94が矢印E方向に動かないように規制形状部90k,90l,90mが断続的に設けられていて、かつ、規制形状部90k,90l,90mの互いに隣る隙間が操作用レバー94の幅Lbよりも狭く形成されているので、操作者が、操作用レバー94の揺動操作途中でこれを矢印E方向に引っ張っても、操作用レバー94が破損しないという効果も奏する。
不慣れな操作者や不特定者による誤操作により、図30ないし図32に示した操作用レバー94が操作されることによって、図8に示した位置決めユニット70によるプロセスカートリッジ(像担持体ユニット)1Yないし1BKの位置決めが不意・不測に解除されたり、不十分となったりするという第4の問題点を解決するための第3の実施形態を説明する。
押圧手段は、操作手段としての操作用レバー94,94Aと接続しており、ここでは図32に示す操作用レバー94Aが矢印K方向(上下)に揺動することで位置決めの着脱が可能となる。図32に示した操作用レバー94Aは、図25に示した操作用レバー94Aをさらに具体化したものである。図32において、90pは、操作用レバー94Aの矢印K方向の揺動範囲を画定するための、カバー90に一体的に形成された凹部を示す。
従って、本実施形態によれば、位置決めユニットの操作用レバー94B(操作手段)を、例えば異形ねじ98等を用いて固定することで、不用意な押圧(位置決め)解除を防止することができる。
図34に示す操作用レバー94Aを固定する固定手段として、ねじ取付孔99aを備えた固定部材99を用いて、操作用レバー94Aをして位置決めユニット70のスライド部材41Aを第2の位置(押圧状態)を占めさせた状態で、分離独立して固定するものである。
同様に、図35に示す操作用レバー94Aを固定する固定手段として、ねじ取付孔99aを備えた固定部材99Aを用いて、操作用レバー94Aをして位置決めユニット70のスライド部材41Aを第2の位置(押圧状態)を占めさせた状態で、分離独立して固定するものである。
従って、本変形例によれば、位置決めユニットの操作用レバー94A(操作手段)を、操作用レバー94Aと分離独立した固定部材99,99A(独立した固定手段)を用いることで、操作を自由に行える用途の機種にも幅広く対応できる。
本例では、第2の比較例や第1及び第2の実施形態等の画像形成装置において、前記固定手段が操作手段上方に位置することを特徴としている。
図34及び図35に示した変形例において、さらに、操作用レバー94Aと分離独立した固定部材99,99Aとの配置構成が、固定部材99,99Aを上方に位置づけることで、着脱時の落下防止と締結時の仮位置合わせになる。また、それより以前に両者の外観に連続性を持たせて一体感を演出し、官能的に動作しないものと認識させる効果を得るものである。
従って、本例によれば、独立構成とした固定手段の着脱時の紛失を抑制することができる。
本例では、一部上述したように、第2の比較例や第1及び第2の実施形態等の画像形成装置において、操作手段と該操作手段を固定する固定手段とが、連続形状の外観をなすことを特徴としている。
従って、本例によれば、装置知識のない者に対し操作手段を動作しないものと認識させ、不測の誤操作を防止することができる。
本例では、第2の比較例や第1及び第2の実施形態等の画像形成装置において、前記固定手段の着脱時に、専用工具を用いるように構成したことを特徴としている。
図33に示した操作用レバー94B(固定手段)の締結、図34及び図35に示した固定部材99,99Aに特殊な例えば汎用性のない異形ねじ98を用いて、対応する工具を指定された作業者が従事するようにすれば、上述の保守管理がより強化徹底される。
従って、本例によれば、固定手段の着脱を特定作業者が従事するよう限定することで、不測の作業による装置への不具合を防止することができる。
本例では、第2の比較例や第1及び第2の実施形態等の画像形成装置において、位置決めユニットの固定手段の配置部近傍に、装置に関する情報を記載することを特徴としている。本例では、さらに、固定手段下に隠れていた例えば操作手段や像担持体の取扱方法等の新たな情報を操作者へ提示することで次作業への注意等を促すことができる。
従って、本例によれば、操作手段の確実な作業や機内内部の像担持体などの扱い等、確実な機内作業を実現できる。
本例では、第2の比較例や第1及び第2の実施形態等の画像形成装置において、前記固定手段による操作手段の固定状態を検知する手段を有することを特徴としている。
従って、本例によれば、像担持体等の機内作業後、確実に作業前の状況に復帰できる。
本例では、第2の比較例や第1及び第2の実施形態等の画像形成装置において、前記固定手段が位置決めユニット全体を拘束することを特徴としている。
図37に示すように、固定部材99が押圧手段を構成するスライド部材41Aをも、例えば異形ねじ98等を介して固定する構成にすることで、位置決めユニット70全体が拘束されて、想定外の外力によりスライド部材41Aとカバー90を含む位置決めユニット70本体との分断破壊する事態が抑制・防止される。図37において、符号90qは、カバー90に形成された固定部材99固定用の異形ねじ98の挿通孔を、符号41Aaは、異形ねじ98と螺合するめねじ孔を、それぞれ示す。
従って、本例によれば、前記固定手段が全ての位置決めユニット内の動作に係る構成を固定することで、位置決めユニット全体の安全、品質が維持できる。
また、本発明は、例えば特開2001−222207号公報(特許文献6)記載の像担持体ユニットの位置決め方式を用いた画像形成装置等にも適用できる。
6Y,6C,6M,6BK 感光体ドラム(像担持体)
7 画像形成装置本体
15 担持体支持部材
16 支持軸(回転軸)
17 軸受
32A 位置決め保持部材(保持部材)
35a,35b 位置決め孔(被位置決め手段、位置決め凹部)
36a,36b 位置決めピン(位置決め手段、位置決め凸部)
41A スライド部材(押圧手段を構成、可動部材)
44A 押圧部材(押圧手段を構成)
77 取付穴(開口)
78,79 面(保持部)
49 ストッパ
50 ガイド面(ガイド部)
53 楔形部
70 位置決めユニット
71 U字状のばね(押圧手段を構成)
90 カバー(カバー部材)
90d〜90m 規制形状部(規制手段)
92 移動手段
94,94A,94B 操作用レバー(操作手段、操作部材)
96a,96b 押し位置表示用突起部(押し位置標識)
99,99A 固定部材(固定手段)
P 転写紙(シート状記録媒体の一例)
Claims (10)
- 像担持体及び該像担持体を支持する担持体支持部材を備えた少なくとも一つの像担持体ユニットと、該少なくとも一つの像担持体ユニットを前記担持体支持部材を介して、画像形成装置本体に対して着脱し位置決めするための開閉自在な位置決めユニットと、前記画像形成装置本体に設けられ、前記位置決めユニットが前記画像形成装置本体に対して閉じられるとき、前記保持部材を前記画像形成装置本体に対して位置決めするための位置決め手段と、前記保持部材に設けられ、前記位置決め手段と嵌合する被位置決め手段とを有し、前記位置決めユニットは、前記画像形成装置本体に対し閉じられて所定の取付位置に位置決めされるとき、前記少なくとも一つの像担持体ユニットの前記担持体支持部材が保持される少なくとも一つの開口した保持部を備えた保持部材と、該保持部上の前記担持体支持部材を押圧し位置決めする押圧手段と、該押圧手段を挟んで前記保持部材に対向して設けられたカバー部材と、前記押圧手段を操作する操作手段とを具備し、前記少なくとも一つの像担持体上の像は直接的又は間接的にシート状記録媒体に転写される画像形成装置であって、
前記操作手段は、前記保持部材の長手方向の中央近傍に対向する位置の前記カバー部材に配置されていることを特徴とする画像形成装置。 - 前記操作手段は、前記被位置決め手段近傍に対向する位置の前記カバー部材に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 像担持体及び該像担持体を支持する担持体支持部材を備えた少なくとも一つの像担持体ユニットと、該少なくとも一つの像担持体ユニットを前記担持体支持部材を介して、画像形成装置本体に対して着脱し位置決めするための開閉自在な位置決めユニットと、前記画像形成装置本体に設けられ、前記位置決めユニットが前記画像形成装置本体に対して閉じられるとき、前記保持部材を前記画像形成装置本体に対して位置決めするための位置決め手段と、前記保持部材に設けられ、前記位置決め手段と嵌合する被位置決め手段とを有し、前記位置決めユニットは、前記画像形成装置本体に対し閉じられて所定の取付位置に位置決めされるとき、前記少なくとも一つの像担持体ユニットの前記担持体支持部材が保持される少なくとも一つの開口した保持部を備えた保持部材と、該保持部上の前記担持体支持部材を押圧し位置決めする押圧手段と、該押圧手段を挟んで前記保持部材に対向して設けられたカバー部材とを具備し、前記少なくとも一つの像担持体上の像は直接的又は間接的にシート状記録媒体に転写される画像形成装置であって、
前記被位置決め手段近傍に対向する位置の前記カバー部材に、該被位置決め手段と前記位置決め手段との嵌合を助勢するための押し位置標識を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 像担持体及び該像担持体を支持する担持体支持部材を備えた少なくとも一つの像担持体ユニットと、該少なくとも一つの像担持体ユニットを前記担持体支持部材を介して、画像形成装置本体に対して着脱し位置決めするための開閉自在な位置決めユニットと有し、該位置決めユニットは、前記画像形成装置本体に対し閉じられて所定の取付位置に位置決めされるとき、前記少なくとも一つの像担持体ユニットの前記担持体支持部材が保持される少なくとも一つの開口した保持部を備えた保持部材と、該保持部上の前記担持体支持部材を押圧し位置決めする押圧手段と、該押圧手段を挟んで前記保持部材に対向して設けられたカバー部材と、前記押圧手段を操作するための操作手段とを具備し、前記少なくとも一つの像担持体上の像は直接的又は間接的にシート状記録媒体に転写される画像形成装置であって、
前記操作手段は、回転軸の周りに揺動可能に構成されており、
前記カバー部材に、前記操作手段の前記回転軸に沿う方向の動きを規制する規制手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記規制手段は、前記回転軸の中心から前記操作手段の先端部までの間で最も離れた位置に設けられていることを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
- 前記操作手段の先端部には、切欠形状が設けられており、
前記規制手段は、前記切欠形状に係合する形状を備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。 - 前記規制手段は、前記操作手段の揺動範囲を規制する形状を備えていることを特徴とする請求項4又は5記載の画像形成装置。
- 前記操作手段の揺動範囲を規制する形状は、該操作手段の揺動範囲の全域に亘り設けられていることを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 前記規制形状は、前記操作手段の揺動範囲内に断続的に設けられており、互いに隣る前記規制形状の隙間は、前記操作手段の幅よりも狭いことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
- 像担持体及び該像担持体を支持する担持体支持部材を備えた少なくとも一つの像担持体ユニットと、該少なくとも一つの像担持体ユニットを前記担持体支持部材を介して、画像形成装置本体に対して着脱し位置決めするための開閉自在な位置決めユニットとを有し、該位置決めユニットは、前記画像形成装置本体に対し閉じられるとき、前記少なくとも一つの像担持体ユニットの前記担持体支持部材が保持される少なくとも一つの開口した保持部を備えた保持部材と、該保持部上の前記担持体支持部材を押圧し位置決めする押圧手段と、該押圧手段を操作する操作手段とを具備し、前記少なくとも一つの像担持体上の像は直接的又は間接的にシート状記録媒体に転写される画像形成装置であって、
前記操作手段の動きを固定する固定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
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