JP2007181333A - スライド構造体用の給電装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高コスト化することなく、足踏み等による破損を防止することができるスライド構造体用の給電装置を提供する。
【解決手段】ベース2と前記ベース2にスライド自在に設けられたスライド構造体1とに亘って配索されたるワイヤハーネス3と、前記ワイヤハーネス3を保持するとともに、前記スライド構造体1に取り付けられて前記スライド構造体1のスライドに応じて前記ワイヤハーネス3を回動させる回動保持部材6と、前記回動保持部材6若しくは前記ワイヤハーネス3の少なくとも一方に対して下方への所定の力が加わったときに、前記回動保持部材6が外れるように、前記回動保持部材6を着脱自在に前記スライド構造体1に固定するホルダ9と、を有することを特徴とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、自動車のスライドドア等のスライド構造体に搭載され、スライド構造体の補機等に常時給電を行うためのスライド構造体用の給電装置に関するものである。
図6及び図7は従来のスライドドア用の給電装置の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このスライドドア用の給電装置61は、自動車のスライドドア62に設けられた横長のガイド部材63と、ガイド部材63のレール部にスライド自在に係合したスライダ64と、スライダ64に垂直な軸部で水平方向に揺動自在に支持された首振り部材65(図7)と、ガイド部材63の内側に略U字状に屈曲して配索され、首振り部材65から車両ボディ(図示せず)にかけて屈曲自在に配索されたキャタピラ状のハーネス外装部材66とを備えるものである。
スライドドア62と車両ボディとの間(渡り部)において外装部材66はチューブ67で覆われている。外装部材66とスライダ64の内側に複数本の電線(ワイヤハーネス)68(図7)が挿通されている。
図6の状態からスライドドア62を矢印A方向(車両後方)に開くことで、スライダ64がガイド部材63に沿って前方に相対移動しつつ、ワイヤハーネス68が外装部材66と共にガイド部材63内で略J字状に伸長する。スライドドア62の開閉に伴ってワイヤハーネス68が外装部材66と共に伸縮することで、ハーネス余長が吸収される。
特開2003−25850号公報(図2,図4)
しかしながら、上述したように給電装置61のように首振り部材65を有している場合、スライドドア62が開かれると、首振り部材65がスライドドア62に対して垂直な状態となるため、首振り部材65の端部とチューブ67がスライドドア62と車両ボディとの間(渡り部)に露出した状態となり、乗員の乗り降りの際に足で踏まれて破損する可能性があった。そして、該破損状況によっては給電装置61が機能しなくなる可能性があるため、首振り部材65を保護部材等で保護することも考えられるが、保護部材等を設けると給電装置61の構造が複雑化するとともに、高コスト化するという懸念もあった。
なお、上記した各懸念点は自動車のスライドドア62に限らず、例えば自動車以外の車両等のスライドドアや加工機械等のスライドドア等といったスライド構造体に上記給電装置を適用した場合にも生じ得るものである。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、高コスト化することなく、足踏み等による破損を防止することができるスライド構造体用の給電装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載のスライド構造体用の給電装置は、ベースと前記ベースにスライド自在に設けられたスライド構造体とに亘って配索されるワイヤハーネスと、前記ワイヤハーネスを保持するとともに、前記スライド構造体に取り付けられて前記スライド構造体のスライドに応じて前記ワイヤハーネスを回動させる回動保持部材と、前記回動保持部材若しくは前記ワイヤハーネスの少なくとも一方に対して下方への所定の力が加わったときに、前記回動保持部材が外れるように、前記回動保持部材を着脱自在に前記スライド構造体に固定するホルダと、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明のスライド構造体用の給電装置によれば、回動保持部材を着脱自在にスライド構造体に固定するホルダを設けているので、回動保持部材若しくはワイヤハーネスの少なくとも一方が踏まれるなどして下方へ所定の力が加わると、回動保持部材はホルダから外れてスライド構造体に対する固定を解除することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載のスライド構造体用の給電装置において、前記ホルダが、前記回動保持部材を着脱自在とする着脱部を有し、前記着脱部が、前記回動保持部材の外側面に係止することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明のスライド構造体用の給電装置によれば、ホルダの着脱部が、回動保持部材の外側面に係止するので、回動保持部材若しくはワイヤハーネスの少なくとも一方に下方へ所定の力が加わると、着脱部と回動保持部材との係止を解除することができる。
請求項3記載の発明は、請求項2に記載のスライド構造体用の給電装置において、前記着脱部が、前記ホルダから下方に向かって延びた弾性変形自在のアームと、前記アームの下端部から前記回動保持部材に向かって凸でかつ前記回動保持部材の外側面に係止する係止突起と、を有することを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明のスライド構造体用の給電装置によれば、着脱部が、アームの下端部に形成した係合突起を回動保持部材の外側面の1箇所のみに係止するので、回動保持部材若しくはワイヤハーネスの少なくとも一方に下方へ所定の力が加わると、係合突起と回動保持部材の外側面との係合を解除することができる。
以上説明したように請求項1に記載した本発明のスライド構造体用の給電装置によれば、回動保持部材若しくはワイヤハーネスの少なくとも一方が踏まれるなどして下方へ所定の力が加わると、回動保持部材はホルダから外れてスライド構造体に対する固定を解除することができるため、足踏み等による回動保持部材の破壊を防止することができる。従って、回動保持部材の破壊によって給電装置が機能しなくなることを防止することができる。また、ホルダのみで対応することができるため、高コスト化することもない。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、回動保持部材若しくはワイヤハーネスの少なくとも一方に下方へ所定の力が加わると、着脱部と回動保持部材との係止を解除することができるため、足踏み等に応じて回動保持部材をホルダから確実に外すことができ、回動保持部材の破壊を確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の効果に加え、回動保持部材若しくはワイヤハーネスの少なくとも一方に下方へ所定の力が加わると、係合突起と回動保持部材の外側面との係合を解除することができるため、足踏み等に応じて回動保持部材をホルダから確実に外すことができ、回動保持部材の破壊を確実に防止することができる。
以下、本発明に係るスライド構造体用の給電装置の一実施の形態を、図1乃至図5の図面を参照して説明する。
図1乃至図5において、給電装置10は、自動車のベースとしての車体2と該車体2にスライド自在に設けられたスライド構造体としてのスライドドア1とに亘って配索(配線)されたドア側のワイヤハーネス3と、該ワイヤハーネス3を回動自在に保持する回動保持部材6と、該ワイヤハーネス3を収容して保護するプロテクタ9と、を有している。
スライドドア1は、例えばワンボックスカーや一部の乗用車等の自動車のスライドドアであり、その内部には、パワーウインドモータやドアロックユニットやスピーカーと言った各種補機が設けられている。各種補機は、後述するワイヤハーネス3の一端側に設けられたコネクタ(図示せず)に接続されており、ワイヤハーネス3を介して車体2側からの給電を得ている。
また、ワイヤハーネス3の他端側は、コネクタを介して車体側ワイヤハーネスのコネクタにコネクタ接続されている。ワイヤハーネス3は、スライドドア1のインナパネルに設けられるプロテクタ(図示せず)と共にスライドドア1に配索されている。
先ず、上記各構成を詳細に説明し、次いでスライドドア1の開閉時の作用を説明する。
スライドドア1は、図3に示すように、車体2に対してスライド自在に取り付けられている。そのスライド方向は、車体2の前後方向Aに沿ってスライドするようになっている(但し、スライドドア1を開く際に一旦、車体2の側方へ引き出される。閉じる場合はこの逆)。スライドドア1には、車体2側にインナパネルが設けられている。また、スライドドア1の下端には、車体2の下部に設けられるレール(不図示)に対してスライド自在に係合するヒンジローラが設けられている。
ワイヤハーネス3は、周知であるように、複数の電線18と、該電線の端部などに取り付けられたコネクタなどを備えている。電線は、導電性の芯線と該芯線を被覆する絶縁性の合成樹脂からなる被覆部とを備えている。電線は、所謂被覆電線である。コネクタは、導電性の端子金具と絶縁性のコネクタハウジングとを備えている。端子金具は、電線の端部などに取りつけられかつ該電線の芯線と電気的に接続する。コネクタハウジングは、箱状に形成されかつ端子金具を収容する。
回動保持部材6は、ワイヤハーネス3を保持する保持部7と、該保持部7が保持しているワイヤハーネス3を回動自在に回動部8と、保持部7と回動部8を支持する基部60と、を有している。
基部60は、矩形板状の基板部61と、基板部61の上側及び左上側の縁部から立設し、かつ、保持部7を保持する保持壁62と、下側壁63と、を有しており、合成樹脂によって一体的に形成している。保持壁62は、その端部に設けられて保持部7の側壁に係止する係止部62aと、上側に設けられてワイヤハーネスを挿通する孔62bと、を有している。係止部62aは、保持部7の側壁から突出しており、後述する収容部99に係合する構成となっている。
保持部7は、合成樹脂によって矩形箱状、かつ、上下に分割可能に形成している。保持部7は、基部60の孔62bと同心に形成され、ワイヤハーネス3を垂直方向に挿通する挿通孔71を有している。保持部7は、挿通行71を挿通したワイヤハーネス3に係合する係合部(図示せず)を、その内面に形成しており、この係止部でワイヤハーネス3を係止することで、ワイヤハーネス3の垂下部分を保持する構成になっている。保持部7の側壁には、後述するプロテクタ9の係止突起95bが係止する係合凹部72を形成している。
回動部8は、保持部7の挿通孔71と同心に中空環状の軸部(図示せず)を有し、軸部は、基部60の下側壁63の内面の環状の溝部(図示せず)に回動自在に係合している。あるいは、基部60の上下の保持壁62と下側壁63の内面に挿通孔71と同心に中空環状の軸部(図示せず)を突設し、軸部を回動部8の上下の壁面の環状の溝部(図示せず)に回動自在に係合させてもよい。
回動部8は、図2に示すように、環状の軸部の内側に同心の垂直ハーネス挿通孔81と、該垂直ハーネス挿通孔81に連通し、かつ、回動部8の水平方向に延びる水平ハーネス挿通孔82と、を有している。垂直ハーネス挿通孔81は断面円形に形成され、水平ハーネス挿通孔82は後述のコルゲートチューブ(蛇腹チューブ)15に対応して断面縦長の平形ないし長円形状に形成されている。
回動部8は、上下に分割可能に形成され、分割した状態で各ハーネス挿通孔にワイヤハーネス3を挿通可能であり、上下の分割された回動部8は、ボルト又は係止爪と係合凹部等の係止手段で相互に固定される。回動部8の先端8aは車体2側を向き、車体2の前後方向に首振り自在な構成となっている。つまり、スライドドア1のスライドに応じてワイヤハーネス3を車体2の前後方向に回動自在である。
回動部8の水平ハーネス挿通孔82内には、合成樹脂製の保護チューブであるコルゲートチューブ15の一端部が保持固定される。コルゲートチューブ15は、周方向の凹溝と凸条(図示せず)とをチューブ長手方向に交互に配列したもので、良好な屈曲性を有する既存のものである。回動部8の水平ハーネス挿通孔82の内周面にリブ(図示せず)が突設され、リブに断面長円形のコルゲートチューブ15の凹溝が係合固定されている。コルゲートチューブ15の断面は、楕円形状となっており、通常の断面が円形のものよりも、コルゲートチューブ15の薄型化や、特定方向へ倒れにくい構成としている。このように、コルゲートチューブ15は、回動部8のリブで車体2の前後方向Aに回動自在に保持される。
コルゲートチューブ15の他端部は、車体2側のハーネス固定具16に回動部8におけると同様のリブ(図示せず)で固定され、ワイヤハーネス3がハーネス固定具16から複数本の電線部分として車体2側(電源側)のワイヤハーネス(図示せず)にコネクタ等で接続される。
ハーネス固定具16は、複数のボルト等で車両ボディに不動に固定されている。ワイヤハーネス3回動部8からハーネス固定具16にかけて水平に配索される。ワイヤハーネス3はコルゲートチューブ15を含んだ総称としてもよく、車体2側のハーネス固定具16を含んでスライド構造体用の給電装置10と総称してもよい。
プロテクタ9は、請求項中のホルダであり、例えばインナパネルに取り付け固定されるプロテクタ本体91と、プロテクタ本体91に係合するカバー92とで構成されている。また、プロテクタ9は、湾曲部20の移動範囲を考慮してその大きさが極力小さくなるように形成されている。プロテクタ本体91及びカバー92は、合成樹脂により形成されている(金属薄板をプレス加工して形成することも可能)。
プロテクタ本体91は、図2又は図5に示される如く、基板部92の縁部に立設する第一湾曲壁93及び第二湾曲壁94と、回動保持部材6を着脱自在とする着脱部95と、を有している。第二湾曲壁94の一端(上方側の端部)には第一ハーネス取出口32が、第一湾曲壁93及び第二湾曲壁94の各他端(下方側の端部)には第二ハーネス取出口33が形成されている。
基板部27は、スライドドア1の取り付け面に沿うように形成されており、その面には係止部材(図示せず)が突出形成されている。係止部材には、例えばスリットを挟んで一対の爪部材が形成されている。係止部材はいわゆるクリップである。プロテクタ本体91をスライドドア1に取り付けようとすると、上記一対の爪部材は近接方向に弾性変形してスライドドア1の孔(不図示)に嵌合する。プロテクタ本体91は係止部材によりスライドドア1に仮係止され、その後の作業がスムーズに行われる。
第一湾曲壁93は、基板部27に対して直交するように立設されている。また、正面視略C字状に湾曲形成されている。湾曲方向は、各端部が車体2の前方側になるように形成されている。
第二湾曲壁94は、基板部92に対して直交するように立設されている。また、第一湾曲壁28よりも曲率半径が大きくなるように湾曲形成されている。第二湾曲部94は、ワイヤハーネス3の一端を上方に導出する。
第一ハーネス取出口32は、ドア側ワイヤハーネス3を取り出すのに十分な大きさに形成されている。第二ハーネス取出口33は、第一ハーネス取出口32よりも幅広く開口してスライドドア1の移動に伴うワイヤハーネス3の往復移動を許容するようになっている。また、第二ハーネス取出口33は、スライドドア1の下方を向いて開口形成されている。
着脱部95は、回動保持部材6の保持部7における外側面の1箇所のみに係止するように形成している。着脱部95は、1本のアーム95aと、該アーム95aの下端部に設けられた係止突起95bと、を有している。
アーム95aは、プロテクタ本体91の第一湾曲壁93の端部から下方に向かって延びるとともに、弾性変形自在に形成している。アーム95aの弾性力は、回動保持部材6を保持する上で十分な強度となっている。係止突起95bは、アーム95aの下端部から回動保持部材6に向かって凸でかつ回動保持部材6の外側面の係合凹部72に係止するように形成している。係止突起95bは、断面が略三角形状に形成している。
カバー92は、基板部91に対面するカバー側基板部96と、第一湾曲壁93及び第二湾曲部94に沿う第一側壁97と、回動保持部材6に当接する第二側壁98と、回動保持部材6を収容する収容部99と、を有している。カバー側基板部96と第一側壁97とは、第一ハーネス取出口32及び第二ハーネス取出口33の形成に寄与している。
第二側壁98は、アーム95aと対向するように形成しており、アーム95aとの間で回動保持部材6を挟持可能な構成となっている。収容部99は、回動保持部材6の保持壁62を挿通し、かつ、その係止部62aが係止するように形成している。つまり、アーム95aとの間で回動保持部材6を挟持することで、回動保持部材6をプロテクタ9に着脱自在に固定し、プロテクタ9を介して車体2に固定される構造となっている。また、アーム95aの係止突起95bが、回動保持部材6の外側面の係合凹部72に係止していることから、プロテクタ9は回動保持部材6が落下しないように保持している。
次に、上述した供給装置10の本発明に係る回動保持部材6のプロテクタ9に対する組み付け例を以下に説明する。なお、組み付け作業については、プロテクタ9をスライドドア1に取り付けた状態でも、取り付けていない単品の状態でもよい。
まず、ワイヤハーネス3の一端側が第一ハーネス取出口32、他端側が第二ハーネス取出口33からそれぞれ導出されるように、プロテクタ9にワイヤハーネス3が配索される。そして、ワイヤハーネス3に回動保持部材6の保持部7及び回動部8が装着されると、基部60に対して保持部7固定され、かつ、回動部8は回動自在に固定される。そして、回動保持部材6は、アーム95aと第二側壁98とで挟持されるように装着され、かつ、アーム95aの係止突起95bが回動保持部材6の係合凹部72に係止するように、プロテクタ9に装着される。
このように回動保持部材6をプロテクタ9に組み付けることで、回動保持部材6は、スライドドア1に取り付けられてスライドドア1のスライドに応じてワイヤハーネス3を回動させることができる。
次に、スライドドア1がドア開状態のときに、ワイヤハーネス3若しくは回動保持部材6の少なくとも一方が、踏まれたときに下方に所定の力が加わったときの給電装置10の動作例を以下に説明する。なお、本形態では、所定の力を乗員等に踏まれたときに加わる力である場合について説明するが、押される、荷物等の物が落下するなどによる力を所定の力とすることもできる。
図3に示すように、スライドドア1が前方に閉じたドア閉状態から、スライドドア1が後方にスライドされてドア開状態になると、回動保持部材6の回動部8及びワイヤハーネス3は、図1及び図2に示すように車体2に向かった状態となる。この状態で回動保持部材6の回動部8及びワイヤハーネス3の少なくとも一方が乗員によって踏まれると、回動保持部材6には下方への力が加わることになり、該下方への力によってアーム95aの係止突起95bと回動保持部材6の係合凹部72との係止が解除されて、回動保持部材6は図5及び図6に示すようにプロテクタ9から外れることになる。
また、外れた回動保持部材6は、プロテクタ9のアーム95aと第二側壁98とで挟持され、かつ、アーム95aの係止突起95bが回動保持部材6の係合凹部72に係止するように、プロテクタ9に装着することで復元することができる。
以上説明した本発明のスライド構造体用の給電装置10によれば、回動保持部材6若しくはワイヤハーネス3の少なくとも一方が踏まれるなどして下方へ所定の力が加わると、回動保持部材6はプロテクタ(ホルダ)9から外れてスライドドア1に対する固定を解除することができるため、足踏み等による回動保持部材6及びプロテクタ9の破壊を防止することができる。従って、回動保持部材6の破壊によって給電装置10が機能しなくなることを防止することができる。また、プロテクタ9のみで対応することができるため、高コスト化することもない。
また、着脱部95が、回動保持部材6の外側面の1箇所のみに係止するので、回動保持部材6若しくはワイヤハーネス3の少なくとも一方に下方へ所定の力が加わると、着脱部95と回動保持部材6との係止を解除することができる。
さらに、回動保持部材6若しくはワイヤハーネス3の少なくとも一方に下方へ所定の力が加わると、係止突起95bと回動保持部材6の外側面の係合凹部72との係止を解除することができるため、足踏み等に応じて回動保持部材6をプロテクタ9から確実に外すことができ、回動保持部材6の破壊を確実に防止することができる。
なお、上述した本最良の形態では、ホルダがプロテクタ9の場合うについて説明したが、本発明はこれに限定するものではなく、例えば箱状の小型ホルダなど種々異なる形態とすることができる。
また、上述した本形態では、スライドドア1に取り付けられた補機に給電する給電装置10について説明したが、本発明は、ベースとしての車体2の天井に対してスライド自在なルーフパネルに取り付けられた補機に給電する給電装置に適用してもよい。また、給電装置10は、自動車以外に適用することもできる。
なお、上述した本発明のスライド構造体用の給電装置10は、本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明に係るスライド構造体用の給電装置を示すスライド構造体開き時の斜視図である。 図1中のスライド構造体用の給電装置を示すカバー取り外し時の斜視図である。 スライド構造体のドア開時とドア閉時との関係を示す図である。 本発明に係るスライド構造体用の給電装置から回動保持部材が外れた状態を示す斜視図である。 図4中のスライド構造体用の給電装置を示すカバー取り外し時の斜視図である。 従来のスライド構造体用の給電装置の一形態を示す斜視図である。 同じく従来の給電装置の要部を示す斜視図である。
符号の説明
1 スライドドア(スライド構造体)
2 車体(ベース)
3 ワイヤハーネス
6 回動保持部材
9 プロテクタ(ホルダ)
10 給電装置
95 着脱部
95a アーム
95b 係止突起

Claims (3)

  1. ベースと前記ベースにスライド自在に設けられたスライド構造体とに亘って配索されるワイヤハーネスと、
    前記ワイヤハーネスを保持するとともに、前記スライド構造体に取り付けられて前記スライド構造体のスライドに応じて前記ワイヤハーネスを回動させる回動保持部材と、
    前記回動保持部材若しくは前記ワイヤハーネスの少なくとも一方に対して下方への所定の力が加わったときに、前記回動保持部材が外れるように、前記回動保持部材を着脱自在に前記スライド構造体に固定するホルダと、
    を有することを特徴とするスライド構造体用の給電装置。
  2. 前記ホルダが、前記回動保持部材を着脱自在とする着脱部を有し、
    前記着脱部が、前記回動保持部材の外側面に係止することを特徴とする請求項1に記載のスライド構造体用の給電装置。
  3. 前記着脱部が、前記ホルダから下方に向かって延びた弾性変形自在のアームと、前記アームの下端部から前記回動保持部材に向かって凸でかつ前記回動保持部材の外側面に係止する係止突起と、を有することを特徴とする請求項2に記載のスライド構造体用の給電装置。
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