JP2007176232A - リンク式ドアのハーネス配索構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアの開閉機構やワイヤハーネスの余長吸収機構を簡素化・低コスト化すると共に、ドア開閉時におけるワイヤハーネスの余長を車両ボディ側で噛み込み等なく確実に吸収できるようにする。
【解決手段】ドア1を車両ボディ4に回動自在に支持するリンクアーム2に沿ってワイヤハーネス14をドア側に配索させたリンク式ドアのハーネス配索構造であって、ワイヤハーネスをリンクアームから、車両ボディに形成されたロッカー部8に沿って屈曲自在に配索し、ドアの開閉時にロッカー部内で屈曲させることでその余長を吸収するようにした。ロッカー部8にワイヤハーネスを屈曲させつつ収容する凹部27aを設けた。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車のドアを一対のリンクアームで開閉自在に支持し、リンクアームに沿って給電用のワイヤハーネスを配索したリンク式ドアのハーネス配索構造に関するものである。
図4は、従来のリンク式ドアのハーネス配索構造の一形態を示すものである(特許文献1参照)。
このリンク式ドア62は略L字状の一本の支持アーム71で車両ボディ70にスイング自在に支持されたものである。支持アーム71はドア62の自重を支えるべく、高い剛性を有している。
支持アーム71とは別に前後一対のリンクアーム65,66が平行に設けられ、各リンクアーム65,66の基端は車両ボディ70に回動自在に軸支され、各リンクアーム65,66の先端はスライダ64に回動自在に軸支され、スライダ64はドア側の水平なガイドレール63にスライド自在に係合している。
ハーネス支持構造として、車両ボディ側からワイヤハーネス68が前側のリンクアーム66の外側面に沿って配索され、ホルダ72でリンクアーム66に固定され、ドア側のガイドレール内のスライダ64に続くキャタピラ状の外装部材69に沿って略U字ないしJ字状に屈曲しつつドア内に導入されて、ドア内の補機や電装品に接続されている。図4で向かって右側が車両前側である。
補機等としては、例えばパワーウィンドモータやドアロックユニット、スピーカ、ドア開閉駆動装置等が挙げられる。これらの補機に常時給電を行うべく、ドア62の開閉ストロークを吸収する機構としてリンクアーム65,66とガイドレール63とスライダ64と外装部材69が採用されている。外装部材69はガイドレール63の下側の収容ケース67で受けられている。
ドア62の全閉時に、支持アーム71やリンクアーム65,66は前方に伸長し、スライダ64はガイドレール63の前端側に移動し、ワイヤハーネス68の一方は外装部材69の屈曲動作で収容ケース67内に収容される。ワイヤハーネス68はリンクアーム66と共に回動する。
ドア62の全開時に、リンクアーム65,66は図4のドア半開状態を維持し、支持アーム71が後方に伸長し、スライダ64がガイドレール63の後端側に移動し、ワイヤハーネス68は外装部材69と共に後方へ長く引き出される。
特開平10−175483号公報(図5,図9)
しかしながら、上記従来のリンク式ドアのハーネス配索構造にあっては、支持アーム71の他に一対のリンクアーム65,66を必要とするために、構造が複雑化、高コスト化するという問題があった。また、ワイヤハーネス68の余長吸収を行うべく、ガイドレール63やスライダ64やキャタピラ式の外装部材69等を必要とするために、これによっても構造が複雑化、高コスト化するという問題があった。さらに、ドア62を開閉した際に、リンクアーム66の基端側(車両ボディ70側)でワイヤハーネス68が弛んだり引っ張られたりするために、車両ボディ側においてワイヤハーネス68がリンクアーム66等に噛み込んだりしないように配慮しなければならないという問題があった。また、リンクアームや車両ボディ側においてワイヤハーネスが露出して配索されているために、ワイヤハーネスが乗員や外部との干渉等で傷みやすいという懸念があった。
本発明は、上記した点に鑑み、ドアの開閉機構やワイヤハーネスの余長吸収機構を簡素化・低コスト化すると共に、ドア開閉時におけるワイヤハーネスの余長を車両ボディ側で噛み込み等なく確実に吸収することができ、それに加えてワイヤハーネスの保護を確実に行うことのできるリンク式ドアのハーネス配索構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、ドア1を車両ボディ4に回動自在に支持するリンクアーム2,3に沿ってワイヤハーネス14を該ドア側に配索させたリンク式ドアのハーネス配索構造であって、該ワイヤハーネスは、該リンクアームから、該車両ボディに形成されたロッカー部8に沿って屈曲自在に配索され、該ドアの開閉時に該ロッカー部内で屈曲されることでハーネス余長が吸収されることを特徴とする。
上記構成により、ドアが一対のリンクアームで車両ボディに支持され、一対のリンクアームがドアの支持とワイヤハーネスの配索経路との両方を荷担する。そして、ドアの開閉時にリンクアームの揺動に伴って発生するハーネス余長は車両ボディ側においてワイヤハーネスが屈曲することで吸収される。ワイヤハーネスの屈曲部は車両ボディのロッカー部内で乗員等といった外部との干渉等なく安全に保護される。
請求項2に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、請求項1記載のリンク式ドアのハーネス配索構造において、前記ロッカー部8に前記ワイヤハーネスを屈曲させつつ収容する凹部27aを設けたことを特徴とする。
上記構成により、ドアの閉じ時にワイヤハーネスが車両ボディ側で屈曲し、そのワイヤハーネスの屈曲部がロッカー部の凹部内に進入して、ロッカー部との擦れ等の干渉なく大きな屈曲半径でスムーズに湾曲する。
請求項3に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、請求項1又は2記載のリンク式ドアのハーネス配索構造において、前記リンクアーム2に長形のハーネスプロテクタ11を設け、該ハーネスプロテクタ内に前記ワイヤハーネスを挿通させたことを特徴とする。
上記構成により、リンクアームに沿うワイヤハーネスがハーネスプロテクタ内で外部との干渉なく安全に保護される。
請求項4に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、請求項1〜3の何れかに記載のリンク式ドアのハーネス配索構造において、前記ドア側にハーネスプロテクタ47を設け、前記リンクアームに沿う前記ワイヤハーネスをドア側の該ハーネスプロテクタに挿通させたことを特徴とする。
上記構成により、リンクアームからドアに配索されたワイヤハーネスがドア側のハーネスプロテクタ内で外部との干渉等なく安全に保護される。
請求項5に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、請求項1〜4の何れかに記載のリンク式ドアのハーネス配索構造において、前記ロッカー部において前記ワイヤハーネスにコルゲートチューブ24を装着したことを特徴とする。
上記構成により、ロッカー部内でワイヤハーネス(複数本の電線)がロッカー部の内面で擦れたりすることがコルゲートチューブによって防止される。また、コルゲートチューブによってワイヤハーネスに良好な屈曲性が付与される。コルゲートチューブは周方向の凹溝と凸条をチューブ長手方向に交互に配列した既存の保護チューブである。
請求項6に係るリンク式ドアのハーネス配索構造は、請求項1〜5の何れかに記載のリンク式ドアのハーネス配索構造において、前記ドアと前記ロッカー部とにそれぞれ防水グロメット17,23を設け、前記ワイヤハーネスを各防水グロメットを経てドア側と車両ボディ側とに導入したことを特徴とする。
上記構成により、ドア側と車両ボディ側とにおいてワイヤハーネスを伝って水滴がドア内や車両ボディ内に浸入することが防止される。
請求項1記載の発明によれば、一対のリンクアームでドアの支持とワイヤハーネスの配索経路との両方を担うことで、構造が簡素化・低コスト化される。また、ドアの開閉に伴うワイヤハーネスの余長を車両ボディ側で発生及び吸収させることで、ハーネス余長吸収構造が簡素化・低コスト化される。さらに、ワイヤハーネスの屈曲部が車両ボディのロッカー部内で保護されることで、ワイヤハーネスの引っ掛かり等が防止されて、給電の信頼性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、ロッカー部の凹部にワイヤハーネスの屈曲部が進入することで、ワイヤハーネスがスムーズに屈曲し、ワイヤハーネスの屈曲部に無理な応力等が作用することが防止され、ワイヤハーネスの屈曲耐久性が向上し、ドアへの常時給電の信頼性が向上すると共に、車両の幅方向にワイヤハーネスの配索経路(スペース)が拡大されて、ロッカー部等の車両幅方向のコンパクト化が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、リンクアームに沿うワイヤハーネスがハーネスプロテクタ内で外部との干渉なく安全に保護されることで、ドアへの常時給電の信頼性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、リンクアームからドアに配索されたワイヤハーネスがドア側のハーネスプロテクタ内で外部との干渉等なく安全に保護されることで、ドアへの常時給電の信頼性が向上する。
請求項5記載の発明によれば、リンクアームから車両ボディ側に配索されたワイヤハーネスがコルゲートチューブ内でロッカー部等との干渉なく安全に保護されることで、ドアへの常時給電の信頼性が向上すると共に、コルゲートチューブでワイヤハーネスの屈曲性が高まり、余長吸収性が向上する。
請求項6記載の発明によれば、ドア側と車両ボディ側とにおいてワイヤハーネスを伝って水滴がドア内や車両ボディ内に浸入することが防水グロメットで防止されることで、ドア内や車両ボディ内の補機等の品質が良好に維持される。
図1〜図3は、本発明に係るリンク式ドアのハーネス配索構造の一実施形態を示すものである。図1と図2,図3とでは車両の前後を逆(ドア側と車両ボディ側とを逆)にして示している。
図1の如く、このリンク式ドア1は、前後一対の平行なリンクアーム2,3で車両ボディ4にスイング(回動)自在に支持されたものである。一対のリンクアーム2,3は鉄やアルミ合金等の金属材で高い強度及び剛性を存して形成されている。
各リンクアーム2,3の先端部はドア側のリンクブラケット5に軸部7で回動自在に支持され、各リンクアーム2,3の基端部は車両ボディ側のリンクブラケット6に軸部7で回動自在に支持されている。両リンクブラケット2,3は平行に配置され、前後一対のリンクアーム2,3と左右一対のリンクブラケット5,6とで平行四辺形のリンク機構が構成されている。車両ボディ側のリンクブラケット6はロッカー部8の内側に配置されている。
図1で向かって左側が車両前側、右側が車両後側であり、図1で実線がドア1の全開状態(図2参照)、鎖線がドア1の全閉状態(図3参照)である。ドア1の全開時に一対のリンクアーム2,3は開いた状態で斜め後方に延びて、ドア1の前側に乗降用の開口9が形成され、ドア1と車両ボディ4との間に渡り空間10が形成され、ドア1の全閉時に各リンクアーム2,3は閉じた状態で前側に倒れ、ドア1と車両ボディ4は密着する。ドア1の開閉時に各リンクアーム2,3は常に平行で、各リンクブラケット5,6は常に平行で、平行四辺形状を維持する。
前側のリンクアーム2の外側面(前側の側面)に合成樹脂製の長形で矩形筒状のハーネスプロテクタ11が水平に配設されている。ハーネスプロテクタ内にワイヤハーネス(複数本の絶縁丸型電線)14が挿通され、ハーネスプロテクタ11の先端の開口からワイヤハーネス14の一方の部分14aがドア側に導出され、ハーネスプロテクタ11の基端の開口からワイヤハーネス14の他方の部分が車両ボディ側に導出されている。
ワイヤハーネス14の一方の部分14aは、ドア側のハーネスプロテクタ47の垂直部15に沿って垂直に立ち上げられ(立ち上げ部を14a1で示す)、ハーネスプロテクタ47の水平部16に沿って水平に配索されつつ、水平部16から上向きに導出されて、合成ゴム製の弾性の防水グロメット17を経てドアインナパネル1aの内側に配索されている。ハーネスプロテクタ47は係止クリップ58(図2)等でドアに固定されている。
ドア1の開閉に伴って、ドア側のハーネスプロテクタ47側でワイヤハーネス14が立ち上げ部14a1を支点に前後に揺動すると共に、立ち上げ部14a1が周方向に捩れ動作を行って、各リンクアーム2,3の回動に対応する。ドア側のハーネスプロテクタ47においてワイヤハーネス14は弛みなくしっかりと固定されている。
ワイヤハーネス14の他方の部分14bはハーネスプロテクタ11から車両ボディ4のロッカー部8に沿って余長をもって前向きに水平に配索され、ロッカー部8の側面の孔部22から車両ボディ内に配索され、孔部22において合成ゴム製の弾性の防水グロメット23で保持され、ハーネスプロテクタ11から防水グロメット23までの間で合成樹脂製の屈曲自在なコルゲートチューブ24で保護されている。コルゲートチューブ24は周方向の凹溝と凸条とをチューブ長手方向に交互に配列して、良好な屈曲性を有するものである。
ワイヤハーネス14の他方の部分14bは、ドア1の全開時にハーネスプロテクタ11からロッカー部8にかけて実線の如く大きな半径でなだらかに屈曲し、ドア1の全閉時にハーネスプロテクタ11からロッカー部8にかけて鎖線の如く比較的小さな半径で折り返されつつ屈曲し(図3で折り返し部を26、屈曲部を25で示す)、それによってハーネス余長を吸収する。
図2,図3に示す如く、車両ボディ4のロッカー部8の側壁13には、ワイヤハーネス14を屈曲させた状態で収容するための湾曲状の凹部27aが形成されている。凹部27aによってワイヤハーネス14の屈曲部25とロッカー部8の側壁13との干渉が防止され、ロッカー部内の車両幅方向の限られたスペース内でワイヤハーネス14の屈曲部25を大きな屈曲半径で無理なく収容可能となっている。
ロッカー部8は金属材で断面略コの字状に形成され、上下の壁部29と内側の側壁13とで構成され、三方の壁部で囲まれた車両長手方向の水平な溝部27を有している。溝部27内に車両ボディ側のリンクブラケット6が配置され、垂直な軸部7で揺動自在に支持されている。ロッカー部8の側壁13には凹部27aの前方で水平な孔部22が設けられ、孔部22に防水グロメット23が嵌着されている。
図2,図3の如く、ドア1のインナパネル1a(一部を示す)はドア底部1bから垂直に立ち上げられている。ワイヤハーネス14はロッカー部8の水平な溝部27から前側のリンクアーム2の前側面のハーネスプロテクタ11を通ってドア側のハーネスプロテクタ47で揺動自在に固定されつつ捩り自在に立ち上げられて(立ち上げ部を符号14a1で示す)、インナパネル1aに沿って配索されている。インナパネル1aにはドアトリム(図示せず)が装着され、ドア側のハーネスプロテクタ47はインナパネル1とドアトリムとの間に位置する。
車両ボディ側のロッカー部8の溝部27内で凹部27aの後側にヒンジブラケット6が配置固定され、ヒンジブラケット6は後側のリンクアーム3に対する傾斜状のストッパ壁28を有している。
図2のドア全開時に、凹部27aの後端位置(リンクブラケット6の前端位置)から前方にワイヤハーネス14のコルゲートチューブ部分24が延び、凹部27aに沿って進入可能に位置し、コルゲートチューブ部分24はロッカー部8の孔部22において弾性の防水グロメット23を経て車両ボディ内に配索され、孔部22において防水グロメット23で防水されている。
前後一対の等しい長さのリンクアーム2,3は剛性の高い金属材で矩形筒状に形成され、車両ボディ4へのドア1の支持と、車両ボディ4からドア1へのワイヤハーネス14の配索との両方の役目を果たしている。各リンクアーム2,3は軸部7で左右のリンクブラケット5,6に回動自在に支持されている。各リンクアーム2,3の長手方向の軸部間距離は同一である。一例としてリンクアーム2,3の開閉角度は120゜程度である。
前側のリンクアーム2の前側面にハーネスプロテクタ11が配設されている。なお、一対のリンクアーム2,3を閉じた際に両リンクアーム2,3の間に隙間ができる場合は、ハーネスプロテクタ11を前側のリンクアーム2の後壁面又は後側のリンクアーム3の前壁面に配置することも可能で、スペース的に問題がなければ、前側又は後側のリンクアーム2,3の上壁面又は下壁面にハーネスプロテクタ11を配置することも可能である。
図2の如く、ドア1に断面コの字状のリンクブラケット5が固定され、ドア側のハーネスプロテクタ47の中間の水平部16がリンクブラケット5の上壁面に配置されて、係止クリップ58等でドアインナパネル1aに固定され、ドア側のプロテクタの下側の垂直部が前側のリンクアーム2の軸部7よりも前側で前側のリンクアーム2に沿ってリンクブラケット5の内側に位置し、ドア側のハーネスプロテクタ47の上側の垂直部54がリンクブラケット5の上方で垂直方向に延びている。
図2のドア全開時に、ワイヤハーネス14はドア側のハーネスプロテクタ47で固定されつつ、前向きに首を振った状態に支持され、ハーネスプロテクタ11で前側のリンクアーム2に沿って斜め前方に真直に配索され、ハーネスプロテクタ11から車両ボディ4のロッカー部8にかけて大きな屈曲半径で滑らかに湾曲している。ワイヤハーネス14はロッカー部8側に引っ張られている。
図2のドア全開から図3の如くドア1を前方に閉じることで、ワイヤハーネス14はドア側のハーネスプロテクタ47で固定されつつ、軸部7の前方において後向きに首を振った状態に支持され、リンク側のハーネスプロテクタ11内でワイヤハーネス14は前側のリンクアーム2に沿って斜め後向きに位置する。
ワイヤハーネス14はリンク側のハーネスプロテクタから車両ボディ側に導出された部位で略U字ないしJ字状に折り返して屈曲される(折り返し部26に続く屈曲部を符号25で示す)。このワイヤハーネス14の屈曲動作でワイヤハーネス14の余長が吸収される。
また、図3のドア全閉状態から図2のドア全開状態にかけて、ワイヤハーネス14はリンク側のハーネスプロテクタ11から車両ボディ側に導出された部分(符号14cで示す部分)が大きな屈曲半径で無理なくなだらかに湾曲しつつ余長吸収される。
このように、ワイヤハーネス14をドア側において固定しつつ車両ボディ側においてワイヤハーネス14の余長を発生及び吸収させるようにしたから、ハーネス余長吸収構造が簡素化・低コスト化される。
なお、上記実施形態においては、車両ボディ側のローカー部8内でワイヤハーネス14をコルゲートチューブ24のみで覆って保護したが、例えば図3のワイヤハーネス14の折り返し部26や屈曲部25において合成ゴム製の弾性チューブ(図示せず)を用いたり、屈曲部25に続く傾斜状の真直部分30にハーネスプロテクタ(図示せず)を用いたり、ハーネスプロテクタに続いて短いコルゲートチューブを用いたりして、ワイヤハーネス14に良好な屈曲性を付与しつつワイヤハーネス14をロッカー部8との干渉等から保護することも可能である。
本発明に係るリンク式ドアのハーネス配索構造の一実施形態を示す斜視図である。 リンク式ドアのハーネス配索構造を示すドア全開状態の平面図である。 リンク式ドアのハーネス配索構造を示すドア全閉状態の平面図である。 従来のリンク式ドアのハーネス配索構造の一形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ドア
2,3 リンクアーム
4 車両ボディ
8 ロッカー部
11 リンク側のハーネスプロテクタ
14 ワイヤハーネス
17,23 防水グロメット
24 コルゲートチューブ
27a 凹部
47 ドア側のハーネスプロテクタ

Claims (6)

  1. ドアを車両ボディに回動自在に支持するリンクアームに沿ってワイヤハーネスを該ドア側に配索させたリンク式ドアのハーネス配索構造であって、該ワイヤハーネスは、該リンクアームから、該車両ボディに形成されたロッカー部に沿って屈曲自在に配索され、該ドアの開閉時に該ロッカー部内で屈曲されることでハーネス余長が吸収されることを特徴とするリンク式ドアのハーネス配索構造。
  2. 前記ロッカー部に前記ワイヤハーネスを屈曲させつつ収容する凹部を設けたことを特徴とする請求項1記載のリンク式ドアのハーネス配索構造。
  3. 前記リンクアームに長形のハーネスプロテクタを設け、該ハーネスプロテクタ内に前記ワイヤハーネスを挿通させたことを特徴とする請求項1又は2記載のリンク式ドアのハーネス配索構造。
  4. 前記ドア側にハーネスプロテクタを設け、前記リンクアームに沿う前記ワイヤハーネスをドア側の該ハーネスプロテクタに挿通させたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のリンク式ドアのハーネス配索構造。
  5. 前記ロッカー部において前記ワイヤハーネスにコルゲートチューブを装着したことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のリンク式ドアのハーネス配索構造。
  6. 前記ドアと前記ロッカー部とにそれぞれ防水グロメットを設け、前記ワイヤハーネスを各防水グロメットを経てドア側と車両ボディ側とに導入したことを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載のリンク式ドアのハーネス配索構造。
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